JPS618388A - 熱転写記録材料 - Google Patents

熱転写記録材料

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JPS618388A
JPS618388A JP59129608A JP12960884A JPS618388A JP S618388 A JPS618388 A JP S618388A JP 59129608 A JP59129608 A JP 59129608A JP 12960884 A JP12960884 A JP 12960884A JP S618388 A JPS618388 A JP S618388A
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関根 幹也
Toshihiko Matsushita
松下 壽彦
Sadao Morishita
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (5)産業上の利用分野 本発明は画像保存性全向上させた熱転写記録材料に関す
る。さ争に詳しくは、基材の片面に加熱時転写可能な熱
溶融性インク層を設けた転写シートと、該転写シートか
らの転写像を受ける受像シートを組み合わせてなる熱転
写記録材料において。
@転写シートと接する受像シート面に紫外線吸収剤、お
よび/または酸化防止剤全含有する塗工層を設けること
により、画像1呆存性會向上させた熱転写記録材料に関
する。
CB)  従来技術 近年、カーラープリンターやカラーファクシミリの開発
が盛んに行なわれ、カラー記録への関心が高まってきて
いる。特に、熱転写記録は、装置の様構が簡単なため保
守が容易で、かつ価格および維持費が低いこと、また低
エネルギーで鮮明な菌濃度の記録ができること、および
多色のインクシートラ用いることによシ比較的容易にカ
ラー記録が可能であること等から、最近注目を集めてい
る。
カラーの溶融型熱転写記録の特徴として、画像保存性の
良いことがよく挙けられる。しかしながら、カラーの溶
融型熱転写記録の画像保存性献昇華型熱転写記録やイン
クジェット記録のそれより優れているものの、その印字
サンプルを太陽元や紫外線に長期間曝露す−ると退色ま
たは黒変が認められ、耐光性については実用上充分とは
言い難い。
カラーの溶融型熱転写記録では、インク層中に含有され
ている色材として、色再現性の観点より有機顔料や染料
が多く用いられている。これらの有機顔料や染料が紫外
線により酸化劣化し、退色または黒変が起ると考えられ
る。
Ic)  発明の目的 本発明は上記の事情會鑑みてなされたもので、画像保存
性全向上させた熱転写記録材料を提供すること全目的と
する。
(2)発明の構成 即ち、本発明は、基材の片面に加熱時転写可能な熱溶融
性インク層を設けた転与シートと、該転写シートからの
転写像ケ受ける受像シート?!−組み合わせてなる熱転
写記録材料において、該転写シートと接する受像シート
面に紫外線吸収剤、および/または酸化防止剤全含有す
る受像層?設けることにより、画像保存性全向上させた
熱転写記録材料全提供できた。
本発明において、受像シートの転写像を受ける面に塗設
された受像層に含有される紫外線吸収剤および酸化防止
剤の融点は50〜150℃が好ましい。融点が50℃よ
り低いものは受像シートのべたつきやブロッキング音引
き起こす。また、150℃よシ高いものは、熱ヘッドに
よる加熱では溶融し難いため、転写したインク層と完全
に混らず、効果が著しく低下する。本発明において用い
られる紫外線吸収剤および酸化防止剤の例を以下に挙げ
るが、これらが本発明會何ら限定するものではない。
紫外線吸収剤 p−tert  −プチルフェニルサリシレートおよび
p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫
外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、  2.
2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、 
2.2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾ
フェノン、および2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−
スルホベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−、)’チルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3
′、5′−ジ・tert−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3′−1ert、
−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3′、5′−
ジ・tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾールおよび2−(2’−ヒドロキシ−4′−オク
トキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤、エチル−2−シアノ−3,3′
−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫
外線吸収剤、および、ニッケルージプチルジチオカルバ
メート、ベンゾエートタイプのクエンチャ−およびヒン
ダードアミン等の紫外線安定剤。
酸化防止剤 2.6−ジ・tert−ブチル−p−クレゾール、ブチ
ル化ヒドロキシアニゾール、ステアリル−β−(3,5
−ジ・tert−ブチ゛ルー4−ヒドロキシフェニル)
グロピオネー)、2.2’−メチレン−ビス−(4−メ
チル−6−tert−ブチルフェノール)、2.2′−
メチレン−ビス−(4−エチル−5−tert、−ブチ
ルフェノール)、およびテトラキス−(メチレン−3−
(3’、 5’ −ジ・ter、t−7’チル−4′−
ヒドロキシフェニル)グロピオネート)メタン等のフェ
ノール系酸化防止剤、ジミリスチルチオジグロビオネー
トおよびジステアリルチオジグロピオネート等の硫黄系
酸化防止剤、およびリン系酸化防止剤以上のような紫外
線吸収剤および酸化防止剤に、たとえばポリビニルアル
コール、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、でん
粉、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルピロリド/、スチ
レン・ブタジェン共重合体系ラテックス類および酢酸ビ
ニル系共重合体系ラテックス類などの適当なバインダー
の1種以上を併用することができる。更に必要に応じ分
散剤、消泡剤、増白剤あるいはタルク、クレー、でん粉
粒子などの充填剤、およびワックス類等の助剤を添加し
た水分散性塗液上、受像シートの基材に塗布することに
よp1本発明の受像層を形成することができる。
なお、上記の塗液においてバインダーの使用量は、用い
られる紫外線吸収剤および酸化防止剤とバインダーの種
類により異なるが、一般に紫外線吸収剤および酸化防止
剤の1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%である
。また、受像シートの基材としては紙、プラスチックフ
ィルム、合成紙を用いることができる。
上記塗液の受像シート基材への塗工は、エアーナイフコ
ーター、ロールコータ−、ブレードコーターおよびバー
コーター等の通常用いられている塗工機で行なうことが
できる。
紫外線吸収剤および酸化防止剤の塗布量は、転写シート
上のインク層に含まれる顔料および/または染料の10
〜500重量%が好ましい。10重量%以下では十分な
効果會得ることができず、また500重量重量上では経
済性に問題が生じる。
上記のようにして塗工した受像層を有する本発明の受像
シートと組み合せて用いられる転写シー転写シート基材
としては厚さ3〜25μで密度0゜9〜1.4t/cd
のプラスチックフィルム(ポリエステル、ポリイミド、
セロ7ア/等)や紙(コンデンサー紙、合成紙、ラミネ
ート紙等)が用いられる。
該基材上に設けられた加熱時転写可能なインク層は顔料
および/または染料ケ熱可融性物質に含有させたもので
ある。一般にカラーの溶融型熱転写記録では、色再現性
のため有機顔料や染料が用いられる。本発明では、有機
顔料および染料の場合に対しその効果が顕著であるが、
無機顔料の場合に対しても同様の効果荀示す。
有機顔料としては、アゾ顔料(モノアゾ、ビスアゾ、縮
合アゾ顔料)、染色レーキ顔料(酸性染料レーキ、塩基
性染料レーキ、媒染染料レーキ顔料)、ニトロ顔料、ニ
トロソ顔料、フタロシアニン顔料、高級顔料(建染染料
系顔料、金属錯塩顔料、ペリレン顔料、イノイ/トリ/
/顔料、キナクリドン顔料)などt挙げることができる
。さらに具体的に例示すると、アゾ顔料としてはノーン
ザエローG(C,1,11680,以下カッコ内はC,
1,A全示す)、ハ/ザエ口−B(12710)、ピラ
ゾロンレッドB(21120)、パーマネントレッドR
(1208,5)、レーキレッドe(15585)、フ
゛リリアントカーミン6B (15850)、ノく一マ
ネントカーミ7FB(12490)(以上モノアゾ顔料
)、ベンジジンエロー〇(21090)、ベンジジンエ
ロー〇R(21100)、パーマネントエローへ0R(
20040)(以上ビスアゾ顔料)、クロモフタルイエ
ロー、クロモフタルレッド(以上縮合アゾ顔料)などが
ある。染色レーキ顔料としてハウキノリンエローレーキ
(47005)、エオシンレーキ(45380)、アル
カリブルーレーキ(42750A、42770A)(以
上酸性染料レーキ顔料)、ローダミンレーキB (45
170)、メチルバイオレットレーキ(42535)、
ビクトリアブルーレーキ(44045)、マラカイトグ
リーンレーキ(42000)(以上塩基性染料レーキ顔
料)、、アリザリンレーキ(58000)(媒染染料レ
ーキ顔料)などがある。ニトロ顔料としてナフトールエ
ロー8(10316)、ニトロソ顔料としてピグメント
グリーンB(10006)、ナフトールグリーンB(1
0020)、フタロシアニン顔料としては、無金属フタ
ロシアニップル−(74100)、フタロシアニンブル
ー(74160)、フタロシアニングリーン(7426
0)などがある。
高級顔料としては、アンスラピリミジンエロー(684
20)、インダンスレ/ブリリアントオレンジGK(5
9305)、インダンスレンブル゛−R8(69800
)、チオインジゴレッドB(73300)(以上建染染
料系顔料)、ニッケルアゾエロー(12775)(金属
錯塩顔料)、ペリレンレッド(71140)、ベリレン
スカーレット(71137)(以上ペリレン顔料)、イ
ノインドリノンエロー(インインドリノン顔料)、キナ
クリドンレッドY(46500)、キナクリドンマゼン
タ(73915)などがある。
染料としては、ニトロン染料、ニトロ染料、アゾ染料、
アゾ染料(モノ、ビス、トリス、テトラキスアゾ染料)
、スチルペ/アゾ染料、ケイイミン(ジフェニルメタン
)染料、トリフェニルメタン染料、キサンチン染料、ア
クリジン染料、キノリ/染料、メチン拳ポリメチ/染料
、チアゾール染料、イ/ダミン1イ、/ドフェノール染
料、アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料、硫化
染料、アミノケトン・オキシケトン染料、アントラキノ
ン染料、インジゴイド染料、フタロシアニン染料などを
挙げることができる。さらに具体的に例示すると、ニト
ロン染料としてはモーダントゲリーン4(C,1,10
005、以下カッコ内はC,1,At示す)、ニトロ染
料としてはデイスノく一ズイエロー14 (10340
)、アゾ染料としてはダイレクトレッド28 (221
20)、スチルベンアゾ染料としてはダイレクトオシ/
シフ1 (40205)、ケイイミン(ジフェニルメタ
ン)染料としてはベーシックイエロー2 (41000
)、トリフェニルメタン染料としてはベーシックブルー
1 (42025)、キサンチン染料としてはアシッド
レッド52 (45100)、アクリジン染料としては
ベーシックオレンジ23 (46075)、キノリ/染
料としてはアシッドイエロー2 (47010)、メチ
ン・ポリメチン染料としてはデイスノく−ズイエローa
1(48000)、チアゾール染料としてはダイレクト
イエロー59 (49000)、イ/ダミン・インドフ
ェノール染料としてはソルベントブルー22 (497
05)、アジン染料としてはアシッドブルー59 (5
0315)、オキサジン染料としてはモーダンドブルー
10 (51030)、チアジン染料としてはベーシッ
クブルー9 (52015)、アミノケトン・オキシケ
トン染料としてはノ(ットレッド33 (56050)
、アントラキノン染料としてはアシッドブルー45 (
63010)、インジゴイド染料としてはバットブルー
41 (73040)、フタロシアニン染料としてはダ
イレクトブルー86 (74180)などがある。
無機顔料としては、酸化物、硫化物、セレン化物、フェ
ロシアン化物、クロム酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩などt
挙げることができる。さらに具体的に例示すると、酸化
物としてはベンガラ(C,I。
77491、以下カッコ内はC,1,Aを示す)、コバ
ルトブルー(77346)、鉛丹(77578)、コバ
ルトグリーン、attpロム(77288)、 セルリ
アンブルー(7736B)、ビリジアン(77289)
、および黄色醸化鉄(77492)、硫化物としては、
カドミウムエロー(77199)、銀朱(77766)
、セレン化物としてはプルシアンブルー(77510と
77520)、クロム酸塩としては、クロムエロー(7
7600)、クロムバーミリオン(77605)、ジン
ククロメート(77955)、クロム酸バリウム(77
955)、ケイ酸塩としてはウルトラマリン(7700
7)、  リン酸塩としてはコバルトバイオレットディ
ープ(77360)、マンガフバイオレット(7774
2)などがある。
熱可融性物質としては融点が50〜150℃のパラフィ
ンワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス、
ポリエチレンワックス、合成ワックス、固体脂肪酸、固
体アミド等が用いられる。
更に上記のイ/キ層中に必要に応じて、石油樹脂、ポリ
酢酸ビニル、ポリスチレン、スチレ/−ブタジェン共重
合体、セルロースエーテル類、セルロースエステル類お
よびアクリル系樹脂等の熱可塑性高分子物質、または鉱
物油、動物油、植物油等の油状物質および可塑剤等を柔
軟剤として添  ・加することもできる。
転写シート基材への上記のインク層の塗工は、一般のホ
ットメルトコーテイ/グやブルベントコーティングによ
って行なわれるが、水系塗液として塗工することも可能
である。
以上の本発明の熱転写盤記録シートでは、受像シート上
に紫外線吸収剤および/または酸化防止剤を含有する受
像層が設けられているため、耐光性の極めて優れ九転写
像會得ることができる。
以下に本発明を更に具体的に説明するために実施例を示
すが、もちろん本発明がこれらに画定されるものではな
い。また実施例中の部およびチは重量部または重量%に
示す。
−(6)実施例 実施例1 第1表に示す組成のイエロー、マゼンタおよびシアンの
インクを調製した。
これらのイ/り全、厚さ13μ、密度0.90 f/d
のコンデンサー紙にホットメルトコーターで4゜02〜
塗布して、転写シートを得た。
別に、p−tert−プチルフェニルサリシレート25
Py!″3%メチルセルロース水溶液75fと共にボー
ルミルで24時間分散し、受像層の塗液上寿た。
これt坪量559/lr?の普通紙に固型分塗布量が1
 t/lr?となるように塗布乾燥し、スーパーカレン
ダーで処理して受像シートを得た。
転写シートのインク層面と受像シートの受像層面全台わ
せ、転写シートの裏面から、松下電子部品製ファクシミ
リ試験機會用い、パルス巾2.0m冠9、電圧16.O
Vで、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色を印字し
た。
表1  インク組成 実施例2 実施例1のp−tert−プチルフェニルサリシレート
にかえて2−ヒドロキシ−4−メトキシベンシフエノン
會用い、以下実施例1と同様の手順にて受像シートを作
製し、印字上行りた。
実施例3 実施例1のp−tert、−ブチルフェニルサリシレー
トにかえて2−(2’−ヒドロキシ−4′−オクトキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール25 ft−5襲メチル
セルロース75Fと共にボールミルで24時間分散し、
受像層の撒水を得た。これ七実施例1と同様の手順にて
受像シー)1−作製し、印字を行った。
5!施例4 実施例1のp−tert、−プチルフェニルサリシレー
トに変えて、2.6−シーtert、−ブチル−p−ク
レゾールを用い、以下実施例1と同様の手順にて受像シ
ートを作製し、印字を行った。
比較例 実施例1の受像シートのかわりに普通紙を用い、実施例
1と同様の手順にて印字を行りた。
以上のようにして得た印字サンプルを太陽元下およびス
ガ試験機株式会社製キセノン aングライフ フェード
メータHAL−25X−HCL内に放置し、経時的な吸
光度変化全マクベス濃度計にて測定した。反射濃度の残
存率は次式より求めた。
すなわち、残存率は100チ以下であると退色を、10
(1以上であると黒変全表わしている。
測定結果を表2に示した。これより明らかに本発明の記
録画像は保存性に優れていることがわかる。
表2 太陽光、キセノンラ/プ光下の残存率本発明の受
像シート上に記録された画像は、従来の普通紙に記録さ
れたものに比べ保存性が著しく向上しておシ、カラーの
溶融上熱転写記録の利点?さらに高める上で本発明の工
業的意義は極めて高いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基材の片面に加熱時転写可能な熱溶融性インク層を設け
    た転写シートと、該転写シートからの転写像を受ける受
    像シートを組み合わせてなる熱転写記録材料において、
    該転写シートと接する受像シート面に紫外線吸収剤、お
    よび/または酸化防止剤を含有する塗工層を設けたこと
    を特徴とする熱転写記録材料。
JP59129608A 1984-06-22 1984-06-22 熱転写記録材料 Granted JPS618388A (ja)

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JP59129608A JPS618388A (ja) 1984-06-22 1984-06-22 熱転写記録材料

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