JPS6181776A - 藍藻類の製造方法 - Google Patents

藍藻類の製造方法

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JPS6181776A
JPS6181776A JP20181884A JP20181884A JPS6181776A JP S6181776 A JPS6181776 A JP S6181776A JP 20181884 A JP20181884 A JP 20181884A JP 20181884 A JP20181884 A JP 20181884A JP S6181776 A JPS6181776 A JP S6181776A
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spirulina
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blue
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折谷 隆志
Keiichi Uchida
内田 啓一
Hiromi Tanaka
博己 田中
Takahisa Sugiyama
杉山 孝久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヨウ素成分の富化された藍藻類、特にスピルリ
ナ、の製造方法に関するものである。
スピルリナ(Spirulina)は藍藻類に一属する
青緑色の藻類であり、らせん糸状に細胞が連続した構成
を有する。その大きさは種類により異なるが通常、細胞
の直径約5〜lO用、らせんの直径約20〜60痔、ら
せんの長さ約200〜500終である。代表的なスピル
リナはアフリカや中南米の塩湖に育成し、古くから塩湖
周辺の住民の食糧に供されていたちのである。近年、そ
の増殖速度や先の利用効率が通常の栽培植物に比べて極
めて高いこと、および多早のタンパク質を含み(乾燥重
量の約60%以上)、ビタミンやミネラル等の含有9も
高いことなどより食糧や飼料として注目されている。現
在、スピルリナは健康食品や飼料として市販されており
、また、スピルリナより抽出された色素などの成分が食
品なとの添加物として使用されている。同様の用途に使
用されているクロレラに比較すると細胞壁がセルロース
ではなく多t[!i類であるため消化が良いこと、クロ
レラが微細なCn細胞であるに対してスピルリナがらせ
ん糸状体であるので培養液からの分離が容易であること
などの特徴を右している。スピルリナの人工培養は種々
研究検討されているか、旧記のような特徴を有する他の
藍藻類についてもその人工培養が研究検討されている。
一ノj、最近健康食品としていわゆるヨード卵か注目さ
れているように、ヨウ素成分はヨウ素成分の不足による
甲状線機能能低下症等の治療に使用されるばかりでなく
、成長促進、高庇圧やアレルギ一体質の改善、各種疾、
用の治療に有効であることが認められるようになってい
る。
従って、ヨウ素成分を含むスピルリナなどの藍藻!r1
はスピルリナ本来の特徴に加えてヨウ素成分による効i
終が発1車されるものと期待される。
しかし、通’、弓’Iのスピルリナには認めうる程度の
ヨウ素成分は含まれていす、従ってヨウ素成分の富イヒ
か必要と考えられる。しかし、従来藍藻類その他の藻類
のヨウ素成分を富化する方法は知られていず 特にヨウ
素が殺菌剤として使用されているようにヨウ素成分か藍
藻類の培養にに1していかなる影7があるかも検討され
たことはなかった。
本発明者はヨウ素成分が富化されたスピルリナ類書るべ
く研究検討を行なった結果、ヨウよイオンやヨウ素酸イ
オンの存在する培養液中でスピルリナを培養することに
よりヨウ素成分が富化されたスピルリナを得ることがで
きること、およびこれらイオンの存在がスピルリナの生
育に悪影響を与えず比較的高濃度のイオンを含む培養液
中でもスピルリナは順調に生育することを見い出した。
しかも、ヨウ素イオンは単にスピルリナに吸収あるいは
吸71された状態にあるものではなく、スピルリナ中で
固定されておりスピルリナの洗浄等によってヨウ素成分
の減少はほとんどないことを確認した。本発明はこのヨ
ウ素成分が富化されたスピルリナ等の藍藻類の製造方法
に関するものであり、fillち、ヨウ素イオン/また
はヨウ素酸イオンを約0.1ρpii以上含む培養液中
で藍藻類を培養することを特徴とするヨウ素成分が富化
された藍藻類の製造方法、である。
ヨウ素イ才//またはヨウ素酸イオン(以下・:1者を
ヨウ素イオン等という)の培養液中の儂:隻は約01p
pm以上である限り特に限定されな1、・か、II:度
か高い程藍藻類に含まれるヨウ素成分の1別i)は晶く
なる。しかし、ある程度以上の濃度と、すると藍藻類中
のヨウ素成分の割合はほぼ 産°となり、またイオン濃
度か極めて高濃度とな5と藍藻類の生育に支障を来たす
おそれがあることなとの理由により、好ましくはこれら
イオンの1n度は約 1〜5000ρpIIlの範囲で
あり、」テ二こ杓 I〜1000ρpI11か11)も
適当である。ヨウ素r才/等を含む培養液は培養液に水
溶性のヨウ化物、ヨウ素酸塩、その能のヨウ素イオン等
を′!:成しうる化合物やヨウ素そのものを添加する二
とにより得られる。ヨウ、剪イオン源としては たとえ
ばヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カルシウ
ム、ヨウ化水素、などがあり ヨウ素酸イオ/源として
は、たとえばヨウ、!−酸カリ向ム、ヨウ素酸ナトリウ
ム、ヨウ素酸カル/ウム、ヨウ素酸などがある。また、
ヨウ素イオン等を含む天然かん木を用いてヨウ素イオ7
′等を含む培養液を製造することもできる。
7(発明における藍藻類としては前記スピルリナであり
、以下藍Y 2nとしてスピルリナを代表させて説明す
る。人工培養されているスピルリナとしてはスピルリナ
・プラテンシス(S、platensis)とスピルリ
ナ・マキシマ(S 、max ima)  の2種があ
り、本発明におけるスピルリナとしてはこの2Miか好
ましい。しかし、これらに限られるものではなく、池の
スピルリナ、たとえばスピルリナ昏つルトテマキノで(
S、ultramazima)  [特公昭57−55
12号公報参照]、スピルリナ会メジャー(S、maj
or)などを用いることもできる。
本発明において、スピルリナの培養は人工培養あるいは
半人工培養[特公昭58−5687号公報参照]で行な
われる。培:r&液には前記ヨウ素イオン等を除いて通
常知られている組成の培養液2用いることができる。培
養液としては通常無機栄養源を含む培養液が使用され、
場合にょってはさらに糖などの有機栄養源を添加するこ
ともできる[特公昭55−7211号公報参照]。無機
f五源としては毛炭酸塩、炭酸塩、炭酸ガスなどの炭素
源、リン酸411などのリン源、硝酸塩なとの窒素源、
カリウム塩などのカリウム公(などの1t!!、ナトリ
ウム、カルンウム、マグネシウム、該、マンガン、その
他の金属源や非金属元素源か適宜使用さ机る。最も重要
な栄養源は重炭酸ナトリウムであり1通常約10./1
以上の濃度で使用される。培養液のpHは約8〜12に
保つことか+?であり、培養液のpHがこの範囲外とな
るおそれがある場合には酸やアルカリでPHをこの範囲
に調整することが望ましい、また、培らl中に一部の栄
養源が不足するおそれが生じた場合はそれを追加するこ
とが好ましい、たとえば、炭酸ガスを使用する場合は炭
酸ガスを培養液に吹き込みながら培養を行なうことが好
ましい。また、培養には先に照射が必要であり、太陽光
は勿論人工光を照射しつつ培養を行なうことかできる。
培養tgL度は約15〜40℃の範囲であって、特に約
30〜35°Cが適当であり、また培養液の均一化方法
としては液の循環や通気攪拌が適当である。
培養終了後、藻体は通常濾過や遠心分離により培養液か
ら分離される。その後洗浄脱水を行ない、スプレードラ
イ法等により乾燥を行なって粉状の藻体が粗製品として
得られる。この粗製品はそのまま健康食品や食品添加物
として使用でき、またタン白質などを抽出分離して種々
の用途に使用することもできる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 以下の表1に示したスピルリナ用培地1500国2ヲ2
5001112のエルレンマイヤーフラスコに分注し、
ゲージ圧 IJ/crn”の圧力下120℃15分間。
滅菌処理し、次に無菌条件下でミリポアフィルタ−(H
A O,45ALm)を通じて調整したヨウ化カリウム
溶液をヨウ素イオン濃度として0゜20、100.10
0OPPfflになるように培地に添加し。
次いでスピルリナプラテンシス(Spirulir+a
p1atensIs)を接種し、306Cで6000ル
ンクスの光!!<4 Q重下120時間回転培養を行な
った。その経時、’、!+なスピルリナ中増殖は第1図
に示すようにヨウ素濃度が0〜I000ppmにおいて
もほとんど回等であり、ヨウ素濃度の浮いによる増殖阻
害は認められなかった。
ノドζ盾終了後、辿・0分跡により藻体を十分洗浄し、
藻体内に取込まれているヨウ素量のIII定を’fjな
った。
ヨウ素量の414定は、スピルリナをりσム酸−が1素
酸−過塩素酸混液による酸化分解を行ない、その分解液
をチオシアン酸鉄(III)ヨウ素接触反応法によりヨ
ウ素含量の定量を行なった。その結果は表2に示す様に
、ヨウ素取込量は培地ヨウ41二度に依存せず約IOp
pm 1tll後のヨウ、1.かスピルリナ中に取込ま
れた。
表I  スピルリナ?#I培地組成 N aHcO316、8g K、 HPOa        0 、5gN aNo
、4       2 、5 gK2SOa     
    1.0gNaC11,0g Mg SOa ・7H700、2g (aC17・2H700,04g Fe5Oa ll7H700、Ol gN a2EDT
A ・2H200、08gAc、sol*      
1.0社 *rA’、  s o  (コ H3BO32、86g MnC1,*4H701,81g ZnS○4−7H,00,22g Cu5()4・5H700、08g Na7 Mob40 、021 g !・(留水  12 CH2SO41滴 友2 スピSレリナのヨウ素取込量 ′、ビ施例2 高ヨウ素濃度しベIしにおける増殖阻害を確認するため
、実施例1と同様に調整した培地へ、ヨウ化カリウム溶
液(これも同様に調整)をヨラ素イ十ン儂度として I
、 l0cI0.2500.5000゜l000Qpp
、nになるよう添加し、次いでスピルリナプラテンシス
を接触し、30℃、 1130時間回転培養を行なった
。光照射は64時間までは3000ル。
クス 以後は6000ルツクスで一定とした。実施L!
A1に示したように、ヨウ素濃度が1000ρpIl以
ドでは経11!i的なスピルリナの増殖はほとんど回茅
であるか、これ以上の濃度においては、第21・1に示
すようにヨウ素濃度が高まるに従って増殖量gか現われ
、110000ppではスピルリナの増殖は認められな
かった。
培養終了後は増殖が認められたスピルリナについて、実
施例1と同様な方法で藻体内に取込まれているヨウ素量
の測定を行なった。その結果1表3に示す様に、ヨウ素
取込み量は lOppm前後で培地のヨウ素濃度に依存
しなかった。
表3 スピルリナのヨウ素取込量
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1におけるスピルリナの経時的増殖量を
示すグラフであり、第2図は同に〈実施例2におけるス
ピルリナの経時的増殖H,+を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヨウ素イオンおよび/またはヨウ素酸イオンを約0
    .1ppm以上含む培養液中で藍藻類を培養することを
    特徴とするヨウ素成分が富化された藍藻類の製造方法。 2、培養液中のヨウ素イオンまたは/またはヨウ素酸イ
    オンの濃度が約1〜5000ppmであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項の方法。 3、藍藻類がスピルリナであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項の方法。
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