JPS6181724A - 乗用芝刈機の動力伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は乗用芝刈機の走性用効力及びカッタ駆動用動力
を得るための動力伝達装置に関するものである。

（従来の技術） 車体の下方にカッタを備え、エンジン動力でカッタを駆
動して芝刈作業を行い、且つ車輪を駆動して走行移動し
、乗員が搭乗して運転操作する乗用芝刈機は実用に供さ
れている。

（発明が解決しようとする問題点） ところでこの種芝刈機は芝の刈り取り高さを調整できる
ことが望ましく、従ってカッタを上下に調整する必要が
あるが、カッタの動力伝達系をカッタの上下によって上
下動させるようにした場合には構造が複雑化すること、
一方、移動用の車輪駆動系とカッタ駆動系を別系統の動
力伝達系で構成しているものが多いがこれによると動力
伝達系が複雑化すること、部品点数も多くなること等改
善の余地があり、でき得れば簡素な、部品の少ない動力
伝達系でカッタの駆動、移動の夫々を満足させたいし、
以上を図りつつ夫々の作動の円滑、確実を図りたいし、
これにより機俺性に優れ、真に有用な乗用芝刈機を安価
に得たい。

（発明の目的） 本発明の目的とする処は、自動車と同様に操作員が乗っ
て芝刈作業を行う乗用芝刈機において全形のコンパクト
化を図りつつ車輪及びカッタの駆動を行う動力伝達系を
筒素化し、且つカッタの上下鋼ｆｆ１（刈り高さａＩ整
）を行いつつ簡素な伝達系で動力の円滑、確実な伝達を
行い得るようにした乗用芝刈機の動力伝達装置を提供す
るにある。

（閤題点を解決するための手段） 以上の技術課題の解決を図り、併せて以上の目的を達成
するための本発明は、車体の前後方向の略中央部のシー
トの下にエンジンを設け、エンジン出力軸を車体下方に
垂下するとともに、後輪の車軸後方に変速装置及び後輪
の伝！！ｌＩ装置を設け、変速装置から垂下した被動軸
に上下二段にプーリを設けて該プーリを後車軸よりも後
方に配設し、上部プーリを前記エンジン出力軸に設けた
プーリとベルトを介して連結し、下方プーリを車体の前
後方向中央部下方に設けた上下高さ調整回部なるカッタ
の駆動用プーリとベルトを介して連結するようにした。

（実施例） 次に本発明の好適一実施例を添付図面に従って詳述する
。

第１図は要部を破断した説明的な側面図、第２図は説明
的平面図である。

乗用芝刈機（１）のフレーム（２）は前後方向に延びる
左右二本のメインフレームメンバ（２０１）。

（２０１）を備え、前端部及び後端部にクロスメンバ（
２０３）、（２Ｇ４）を備え、中間のクロスメンバは他
の部分の関係上省略した。かかるフレーム（２）の側方
及び上を覆うように車体外観をなすカバー（３）が設け
られ、カバー（３）は前部の起立したフロント力ｚ＜−
（３ｏ１）　、前後方向中間部のシートカバー及びエン
ジンカバーをなす中間カバー（３ｏ３）　、　これの下
端部とフロントカバー（３０１）下端部間をつなぐフロ
ア部（３０２）　、中間カバー（３０３）から後方に延
出されたりャカバー（３００等からなる。フレーム（２
）の左右のメンバ（２０１）　、　（２０２）の中（４
部には上方にシートポストメンバ（２０５）が起設され
。

第２図では説明の便宜上片側のメンバを省略した。

以上のフレーム（２）の前後には左右に二輪の走行輪を
なす前輪（４）、（４）が、又駆動輪をなす後輪（５）
、（５）が設けられ、前輪（４）、（４）が小径で、後
輪（５）、（５）が大径である。車輪（４）、（４）は
フロント力／＜　−（３０１）　内に縦設したハンドル
コラム＜８０１）内のハンドルシャツ）　（８０２）を
回転操作する丸ハンドル（８０３）で左右に走行され、
操舵を行い、これにより走行機構（６）を構成する。

フレーム（２）の前後方向の略中央部で車幅方向の略中
央部にはエンジン（７）が配設され、エンジンの周囲及
び上方はカバー（３０３）で覆われ、エンジン（７）の
上方にはシー）　（３０）が配設されている。エンジン
（７）はクランクシャフト縦このバーチカルエンジンを
実施例では用い、これの出力軸（７０１）をエンジン（
７）に垂下する。

後車輪（５）、（５）間でこれの上方であって後車軸（
５０１）の後上方には変速装置をなすミッションケース
（８）を配設し、ミッションケース（８）の下方をリダ
クションケース（９）とし、後車輪（５０１）を横貫架
設する。ミッションケース（８）から下方に入力軸（１
１）を垂下縦設し、入力軸（１１）は後車輪（５０１）
よりも後方に位置し、該軸（５０１）と直交する方向に
垂下配設され、入力軸（１１）の中間部には上部プーリ
（１０）を固設する。入力軸（１１）の上端部に駆動へ
ベルギヤ（Ｉｌｌ）を、又ミック、ンケース（８）内に
はこれと噛合する被動ベベルギヤ（８０１）を設け、こ
れにより入力軸（１１）への入力を変速機構に伝え、リ
ダクションケース（９）内の不図示の伝動機構を介して
後車輪（５０１）を駆動する。かかる上位の変速装ｆｆ
ｌ　（８）はフレームメンバ（２０１）　。

（２０２）の後端とその後端が略一致し、メンバ（２０
１）　、　（２０２）の後端から後方に構成機器は突出
せず、後端には後述するステイ（２９）　、（２９）の
みが設けられている。

エンジン（７）の垂下された出力ｉｄ＋（７０１）下部
はＷＩＡｔｈプーリ（１２）を固設し、該プーリ（１２
）は前記ミッションケース（８）の上部プーリ（１０）
と同レベルに配設され、プーリ（１２）と（１１）との
間にはベル）（＋３）を巻回装着し、ベル）　（１３）
の中間部をテンションローラ（１４）で押圧する０以上
によりエンジン（７）の出力は変速装置に入力され、後
者軸（５）。

（５）を駆動し、後述する如くカッタを駆動する。

入力軸（１１）の下端部にはカッタ駆動用の下部プーリ
（１５）を固設し、一方、車体前後方向の中間部下方に
はカー、夕のハウジングをなすカッタデツキ（ｔｅ）を
設ける。カッタデツキ（１６）は下方に開放されたカバ
ー状をなし、第２図で明らかな如く平面視大径の円形を
なし、上片（ｌｅｔ）　、周片（１８２）からなり、そ
の外径は後輪（５）、（５）の外側面間と略同じで、車
幅方向の外側端部（１８３）は一方の後輪（５）の外側
面（ｓｏ２）と略同−レハルとして外側端部（１８３）
が外側面から突出しないか、突出したとしても僅かとな
るようにする。カッタデー、キ（１Ｂ）の一方の外側端
部（１８３）の反対側には排出ダクト（１８４）を設け
、ダクト（１８４）は実施例では右側とし、車体前後方
向の略中央部に外側方（右外方）開口し、ダクト（１８
４）の前壁（ｔＳＳ）は後外方に傾斜し、実施例では後
述するカッタ（１７）を第２図中時計方向（右回り）と
し、前壁で刈り取った芝を後外方に排出する。そしてダ
クト（１８４）の開口部をなす端縁（１８Ｂ）は前後方
向に直線状をなし、この側の後輪（５）の外側面（５０
３）と略同しか、これより内側に臨ませる。そして周［
（１８２）の前部左右にはブラケッ）　（１８７）、（
１Ｂ？）を介して小径のガイド転輪（ｌ［１８）、（１
４１１１）を付設した。

カッタデツキ（１６）内にはカッタ（１７）を配設、カ
ッタ（１７）の駆動軸（１７１）上部をカッタデツキ（
１Ｂ）上に縦通させて臨む如くしたホルダ（１７２）を
介して上方に突出せしめ、上端部にプーリ（１８）を固
設し、プーリ（１Ｂ）を既述の入力軸（１１）の下部プ
ーリ（１５）にベル）　（１９）を介して連結する。

これによりカッタ（１７）はエンジン出力でプーリ（１
５）、（１Ｂ）を介して回転駆動され、駆動輪（５）。

（５）により移動を併せ芝刈作業を行う、カッタ（１７
）ハブ−ＩＪ（＋２）、へ＋７ド（１３）、　プーリ（
１０）ニ、Ｊ：る入力軸（１１）の回転駆動がプーリ（
１５）により直接伝えられる。そしてカッタ用プーリ（
１日）はカッタデツキ（１日）が車体前後方向の中央部
で出力軸（７０１）よりも前方であり、又プーリ（１５
）は後車輪（５０１）よりも後方であるためプーリ（１
５）、（１Ｂ）間のスパンが長い、従ってカーＩり（１
７）の芝刈り取り高さ調整のため上下に高さを！ｌ！！
を行った場合、デツキ（１Ｂ）と−緒にプーリ（１８）
の高さも上下し、一方、プーリ（１５）の高さは変われ
ないが、プーリ（１５）、（１８）のスパンが長いこと
からベルト（ｌｆｌ）の角度変化が可及的に小さく、外
れたり、動力伝達が不確実となったり、ベルトが偏摩耗
することを防【卜することができる。ｖＪってプーリ（
１８）が上下しても動力伝達の確実性を保証し、併せて
ベルトの寿命、耐久性を向上させる。

ところで力１タデツキ（ｔｅ）の上下調整機構に言及す
ると、デツキ（１Ｂ）の前部に設けたブラケット（２１
１）をジヨイント（２１２）　、　　リンク（２１３）
を介してフレーム（２）の前端部に垂下したブラケット
（２０８）　’に支持せしめる。一方、デツキ（１６）
の後部上にはブラケット（２１４）を起設し、これをリ
ンク（２１５）　、ガイドストッパ機構（２１Ｂ）及び
−側方に設けたし八−（２１７）に連結し、レバー（２
１？）の操作でデツキ（１Ｂ）を上下させる。

エンジン（７）の−側方でシー）　（３０）の下方、例
えば左側方には前部に燃料供給袋２１（２２）を設け、
供給袋Ｍ　（２２）は気化器を含む供給部（２２１）　
、　この上に配設されたエアクリーナ（２２２）を備え
、外側方にエンジン回転機を調整するスロットルレバー
（２２３）を配設し、レバー（２２３）を摘んで回動さ
せ、スロットル調整を行う、エンジン（７）の−側方で
供給装置（２２）の後方に燃料貯溜装置をなす燃料タン
ク（２３）を配設し、タンク（２３）はエンジン（７）
のこの側方の中間部から後部に、更に後方に送出される
。このようにエンジン（７）（７）−（１１ニ燃料供給
系をなす供給袋ｆｆｌ　（２２）及び燃料タンク（２３
）を前後方向に設けたため、エンジン−側方の空間を無
駄なく利用し、車幅を小さく抑えることができ、又前後
に配設したため燃料送給用の配管が極めて短くてすみ、
燃料送給の円滑化と配管が大幅に筒易化する。更に燃料
供給装ｆｆｌ　（２２）をデツキ（１Ｂ）の排出ダク）
　（１８４）の対して反対側に設けたため芝及び排出に
伴う塵埃の影響から保護される。

エンジン（７）の他側方、図では右側に排気管（２４）
を臨ませ、管体（２４１）はエンジン（７）のこの側の
前部から後外方に延出され、エンジン（７）のこの側の
外側方中間部迄延出され、後端部をマフラ（２５）に連
結し、マフラ（２５）はエンジン（７）のこの側の外側
方中間部乃至後部に亘゛って配設され、マフラ（２５）
とエンジン（７）の出線側面との間にはクリアランスが
存する。かかる排気管（２０及びマフラ（２５）お囲む
ようにダクト（２Ｂ）を設け、エンジン（７）に付設し
た不図示のファンによる冷却風をダク）　（２Ｂ）に流
し、排気管（２４）及びマフラ（２５）を冷却するとと
もにダクー）　（２６）で外部と排気系を遮断し、従っ
てシート（３Ｇ）下方で乗員の腰の下１足の後方に排気
系があっても遮熱が確実である。そして排気系をエンジ
ン（７）の−側方に設けて燃料供給系と掘り分けたため
、燃料供給系の熱的保護を図ることができ、又エンジン
−側に排気系を設けたためスペース利用上有利で且つ左
右に振り分けたため車幅を小さくでき、且つ、後側方に
排気管（２４）を延出したため、管長を確保し、更に後
方に変速装置を含む動力伝達装置及び後述するニンジン
後方に設けたバッテリ（２７）等の機器に干渉すること
がなく、エンジン後方のスペースの有効利用を図ること
ができ、この結果車体の前後方向の長さを短くでき、車
幅の抑制と併せコンパクト化が図れる。

ところでバッテリ（２７）はエンジン（７）の後方でミ
ッションは−ス（８）の前方の空間に設けられ、この間
のスペースを有効に利用した。

既述のカッタ調整用レバー（２７）を左側に、又スロッ
トルレバー（２２３）をこの側に設けたが、反対側にチ
ェンジレバー（２Ｂ）に配設し、この側の後方でエンジ
ン（７）外側方で実施例ではマフラ（２５）のと方にシ
フトパターンプレー）　（２８１）を設け、これで位置
決め操作されるロッド（２８２）でミッションケース（
８）のシフトレバ−（２８３）を前後に揺動させて変速
を行い、以上で変速操作系を構成する。

又フレームのメイフレームメンパ（２ｏｚ）　、（２０
２）の後端部には左右に離間してステイ（２９）　、（
２９）を設け、これにより後端部を下にして立てた状態
で格納回走とし、又ステイ（２９）、（２９）の下端部
（２９１）を後輪（５）の接地面よりも上位とし、前上
傾で作業する場合に下端部（２９１）の設置で前上傾か
らの更なる傾斜を防【ヒする。モしてステイ（２９）、
（２９）はりャバンパとしても機能する。

（発明の効果） 以上で明らかな如く本発明によれば、先ず。

カッタの伝動系と併せ車輪の駆動系をベルト・プーリの
動力伝達系とし、且つカッタ、車輪の動力伝達−次軸を
共通化し、−軸で車輪駆動用変速装置の入力とカッタへ
の出力軸を兼ね、これを上下に配したプーデで解決した
ため動力伝達系が極めて簡素化され、エンジンからのプ
ーリベルトの一系統で二系統の動力を得てこの種芝刈機
の要部である移動、カッタｗＩＡ勤を簡素化し、コスト
ダウンを図り、この種芝刈機の実用性、有用性を高める
ことができる。

次に、変速入力用、カッタ駆動用のプーリを後車輪の車
軸よりも後方としたため、特にカッタ駆動用の出力側プ
ーリとカッタ駆動用の入力側プーリとがエンジン出力用
プーリとこれらプーリとを近づけてこの間の長さを短く
しつつカッタの入、出力プーリのスパンを長く設定する
ことがでさ、従ってカッタの上下調整を行ってもプーリ
間に嵌装されたベルトの角度変位が少なく、ベルト、プ
ーリにより伝動の確実、円滑を図り、又角度変位が少な
いことによりベルトの偏彦耗を抑制しベルトの耐久性を
向上させることかでさ、芝刈機能上世れた、有用な動力
伝達系を簡素な構成で得ることができる。

更に付言すれば、シート下方で車体の前後方向の略中央
部に重量物であるエンジンを配設し、従って車体前後方
向略中央部に乗員の体重、エンジンを含んで重量がかか
り、コンパクトな乗用芝刈機を実現しつつｉｔバランス
に優れたものが得られる。

本発明は以上の如き多大の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部を
破断した説明的側面図、第２図は説明的平面図である。 尚図面中（１）は芝刈機、　（４）、（５）は車輪　、
（７）はエンジン、（３０）はシー）、（７０１）はエ
ンジン出力軸、　（８）、（θ）は変速装置及び伝動装
置、（５０１）は車軸、　（１１）は被動軸、（ｔｏ）
　、（１５）及び（１２）はプーリ、（１７）はカッタ
、（１Ｂ）はカッタのプーリ、（１９）はカッタ駆動用
ベルトである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体の前後に走行輪及び駆動輪の四輪を備え、車体の略
   中央部下方に芝刈用カッタを備え、カッタ及び駆動輪を
   エンジンで駆動するようにした乗用芝刈機において、車
   体の前後方向の略中央部にシートを設けてこの下にエン
   ジンを配設し、エンジンの出力軸を車体下方に垂下し、
   後輪の車軸後方に変速装置及び後輪の伝動装置を配設し
   、変速装置から垂下した被動軸に上下二段にプーリを設
   けて該プーリを後車輪よりも後方に配設し、上部プーリ
   を前記エンジン出力軸に設けたプーリとベルトを介して
   連結するとともに、下部プーリを上下高さ調整可能なる
   前記カッタの駆動用プーリとベルトを介して連結するよ
   うにしたことを特徴とする乗用芝刈機の動力伝達装置。