JPH0623220Y2 - フロントモ−アを備えた集草機 - Google Patents

フロントモ−アを備えた集草機

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JPH0623220Y2
JPH0623220Y2 JP11850587U JP11850587U JPH0623220Y2 JP H0623220 Y2 JPH0623220 Y2 JP H0623220Y2 JP 11850587 U JP11850587 U JP 11850587U JP 11850587 U JP11850587 U JP 11850587U JP H0623220 Y2 JPH0623220 Y2 JP H0623220Y2
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JP
Japan
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grass
mower
wheel
duct
front wheel
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JP11850587U
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JPS6422219U (ja
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和夫 鮫島
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフロントモーアを備えた集草機に関するもので
ある。
(従来の技術) 車体の下腹部にモーアを装着すると共に、このモーアと
の間で車輪をはさんで車体後部に集草容器を装着し、モ
ーアで刈取った刈草をダクトを介して集草容器に収納す
るようにしたものが、実開昭60-94037号公報、米国特許
第4.393.645号明細書等で既に公知である。
また、モーアを車体の前方に装着して、これで刈取った
刈草をダクトを介して集草容器に案内収納するようにし
たフロントモーアも公知である。
(考案が解決しようとする問題点) この種のものでは、車輪の前後にモーアと集草容器とが
位置するため、その両者を接続するダクトは、車輪の外
側方を迂回するように設けており、ダクトが車体から大
きく外側方に張出す欠点があった。またダクトが外側方
に大きく張出した場合、障害物の近傍に走行する際に接
触等で損傷する惧れもあった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、ダクトの外側方へ
の張出しを防止してコンパクト化を図ると共に、ダクト
配設空間を良好に確保することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、車体6の前部に前車軸7を介して左
右一対の前輪8が装着されると共に前輪8より前方にモ
ーア2が装着され、車体6の後部に後車軸9を介して後
輪10が装着されると共に後輪10の上方に集草容器1
1が装着され、モーア2で刈取った刈草をダクト95を
介して集草容器11に案内収納するようにしたものにお
いて、前記前車軸7上に備えられた前輪デフケース43
が左右一方の前輪8の近傍に偏心配置され、前記ダクト
95が前輪デフケース43と他方の前輪8との間を通っ
て前後方向に配設されてなる点にある。
(作用) 本考案によれば、前輪8間にダクト95を配設するに際
し、前輪デフケース43が左右一方の前輪8の近傍に偏心
して配置されているので、前輪デフケース43と他側の前
輪8との間にダクト95配設用の空間が確保でき、良好
な配設が行なえる。
また前輪8間を通って前後方向にダクト95が配設される
ため、外側方への張出しもない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、第
1図乃至第4図において、1はフロントモーア2を備え
た集草機である。集草機1はフレーム3にエンジン4、
変速装置5等を取付けてフレーム構造型車体6を構成
し、車体6前部に前車軸7を介して左右一対の前輪8を
懸下し、車体後部に後車軸9を介して左右一対の後輪10
を懸下し、この後輪10の上方に集草容器11を搭載し、車
体6の略中央上方の前輪寄りに運転席13を配置し、フレ
ーム3の前端にハンドル装置12を配置している。
エンジン4はフレーム3に取付けられ、そのクランク軸
15は車体6の中心線から左寄りにずれている。またクラ
ンク軸15には大小2個のプーリ17,18が設けられてお
り、走行系動力とPTO系動力とが取出されている。19
はラジエータ、20はオイルクーラで、フレーム3に取付
けられている。
変速装置5はHST(静油圧トランスミッション)21と
ギヤ伝動機構22とを有し、前記エンジン4の右隣りに並
列状に配置され、フレーム3に取付けられている。
前記HST21は、本例ではラジアル型のポンプとモータ
とが一体となったものを使用しており、ポンプ軸23には
エンジン4の大プーリ17からベルトを介して伝動される
プーリ24と、冷却ファン25とが設けられており、モータ
軸26はギヤ伝動機構22のケーシング27内に突出してい
る。
ギヤ伝動機構22はケーシング27内に上下3段の軸28,29,
30が設けられており、第1軸28は後向きに突出して後輪
駆動用となっており、第3軸30は前向きに突出して前記
駆動用となっている。
第3軸30は前方へ突出してユニバーサルジョイント軸40
を介して又は直結で前輪デフ装置41のベルピニオン軸42
と連結されている。
前輪デフ装置41の前輪デフケース43はフレーム3側にボ
ルト固定されている。また、デフケース43は前記ケーシ
ング27と連結部材45を介して連結されている。47は連結
部材45に固定されたポンプ軸23用軸受部材である。
左右一対の前車輪7は外側部に前輪8が取付けられ、内
側部はデフケース43に支持されており、ベベルピニオン
軸42からベベルギヤ46及びデフ機構を介して動力が伝達
されている。
前記車輪デフ装置41は第3軸30と略同芯であり、従って
車体6の中心線16から右方へ片寄って配置されており、
エンジン前方を大きく開放している。即ち、前車軸7上
において、前輪デフケース43は左右一方の前輪8の近傍
に偏心配置されている。
前記前輪デフケース43にはPTO軸51が前後方向に貫通
支持されており、このPTO軸51の後部にはエンジン4
の小プーリ18からベルトを介して動力が伝達されるプー
リ52が設けられ、前部にはフロントモーア2へ動力を伝
達するためのユニバーサルジョイント軸53が設けられて
いる。54はPTO系のテンションクラッチである。
一方、第1軸28は後部に電磁式または機械式のブレーキ
55が設けられていて、前後輪8,10を同時に制動可能とな
っている。また、第1軸後端にはワンウェイクラッチ56
を介して伝動軸57が連結され、この伝動軸57は後輪ギヤ
装置58の入力軸59とユニバーサルジョイント60を介して
連動連結されている。前記ワンウェイクラッチ56は四輪
駆動で旋回して、後輪10が前輪8より旋回半径が大きく
なるときに、後輪10の高周速回転を許容する。
入力軸59に伝達された動力は、ベベルピニオン62、ベベ
ルギヤ63、ベベルピニオン軸64、後輪デフケース65内の
デフベベルピニオン66、デフベベルギヤ67、デフ機構を
通じて後車軸9側に伝達される。
70はステアリング用油圧シリンダで、両側に突出したピ
ストンロッド71の両端にチェーン72の両端が連結されて
いる。チェーン72はスプロケット73に巻掛けられてい
て、油圧シリンダ70の往復動によって後輪10を縦軸回り
に操向可能である。74はスプロケット73へのチェーン72
の巻掛けを確保するための2個の案内スプロケットであ
る。
集草容器11は左右後輪10の真上に位置してフレーム3上
に載置固定されている。
集草容器11は詳細には図示していないが、取付枠体にパ
ンチングメタル又は金網等で形成した籠を取付けて形成
され、取付枠体はフレーム3に対して着脱自在となって
いる。籠は収納草を放出するために開閉自在である。集
草容器11の幅は車体6の幅より大であるが、前輪8の幅
よりも小さく設定されている。
前記モーア2はモーアデッキ76に3本の縦軸77を支持
し、各縦軸77の下端にディスク78を取付け、このディス
ク78にカッタ79を枢軸80を介して揺動自在に枢支してお
り、ディスク78の回転により、カッタ79を遠心力で放射
方向に突出させて草を刈取るように構成されている。
3本の縦軸77には上部にスプロケット81が設けられ、中
央縦軸77の上端はモーアデッキ76に固定のギヤケース82
内に挿入されていて、入力軸83から動力伝達を受ける。
入力軸83は前輪デフケース43に支持されているPTO軸
51とユニバーサルジョイント軸53で連結されている。
84はテンションスプロケットで、このスプロケット84と
前記3縦軸77上のスプロケット81とにチェーン85が巻掛
けられており、PTO軸51からの動力で各ディスク78を
第1図矢印方向に回転駆動する。尚、3縦軸77への動力
伝達はギヤ伝動又はベルト伝動が適宜使用できる。
前記各ディスク78には上面に複数枚の羽根86が設けられ
ており、刈草をモーアデッキ76の背壁の略中央に設けら
れた草放出口87に送るブロアとなっている。
モーア2はフレーム3前部に枢支された2本のリンク88
によって車体6に連結されており、2本のリンク88とス
テップ板89又はフレーム3前端部との間に引上げ用油圧
シリンダ90が設けられており、集草機1を路上走行する
際にモーア2を上昇して保持し、刈取り作業時は伸縮自
由となる。
モーア2において、91は左右一対の接地輪、92は前中央
と後左右とに設けられたリミットゲージ輪を夫々示して
いる。
95はモーア2で刈取った刈草を集草容器11に案内収納す
るためのダクトで、前端が草放出口87に連結され、後端
が集草容器11の前面左上部に連結されている。即ち、ダ
クト95は草放出口87から左右の前輪8間で前車軸7の下
方を通って、前輪8の後方で車体6の側方に突出し、そ
こから上方へ立上って集草容器11に連結されている。こ
の際、前輪デフ装置41の前輪デフケース43が左右一方の
前輪8の近傍に偏心配置されているため、ダクト95の配
設空間を良好に確保でき、前輪デフケース43と他方の前
輪8間を通すことによって充分な地上高が確保できる。
尚、ダクト95はフレーム3外へ突出しているが前輪8及
び集草容器11の外側より内側に位置されている。
97は前輪8上方を覆う前輪フェンダで、両フェンダ97間
にはフロアシート98が固定されている。このフロアシー
ト98の前端がステップ板89と連結されている。ステップ
板89上にはHST用の前進と後進の変速ペダル99,100、
ブレーキペダル101が備えられている。
102は安全フレームである。
尚、ダクト95の途中、モーアデッキ76または集草容器11
等に独立駆動型或いはエンジン4から動力を得るブロア
を適宜設ける構成としてもよい。
またダクト95は運転席13の後を通して集草容器11の左右
一側に連結する構造であってもよく、運転席13の側方よ
りフェンダ97を貫通状として集草容器11の一側に連結す
る構造であってもよい。
さらに前輪デフケース43が右側に偏心した構造を示して
いるが、左側に偏心させた構造であってもよい。また前
輪デフケース43内に変速機構を組込んだミッション構造
としてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、車体の前部に前車軸を介して左右一対
の前輪が装着されると共に前輪より前方にモーアが装着
され、車体の後部に後車軸を介して後輪が装着されると
共に後輪の上方に集草容器が装着され、モーアで刈取っ
た刈草をダクトを介して集草容器に案内収納するように
したものにおいて、前記前車軸上に備えられた前輪デフ
ケースが左右一方の前輪の近傍に偏心配置され、前記ダ
クトが前輪デフケースと他方の前輪との間を通って前後
方向に配設されてなるものであり、従来のようにダクト
が前輪の外側方に大きく張出すこともなく、全体をコン
パクトに構成でき、ダクトの障害物との接触による損傷
も防止できる。また前輪デフケースが左右一方の前輪8
の近傍に偏心配置されているため、ダクトの配設空間を
良好に確保でき、充分な地上高を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示しており、第1
図は全体平面図、第2図は全体側面図、第3図は断面正
面図、第4図は駆動系を示す断面側面図である。 1……集草機、2……フロントモーア、6……車体、 7……前車輪、8……前輪、9……後車軸、10……後
輪、 11……集草容器、43……前輪デフケース、95……ダク
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(6)の前部に前車軸(7)を介して左右一
    対の前輪(8)が装着されると共に前輪(8)より前方にモー
    ア(2)が装着され、車体(6)の後部に後車軸(9)を介して
    後輪(10)が装着されると共に後輪(10)の上方に集草容器
    (11)が装着され、モーア(2)で刈取った刈草をダクト(9
    5)を介して集草容器(11)に案内収納するようにしたもの
    において、前記前車軸(7)上に備えられた前輪デフケー
    ス(43)が左右一方の前輪(8)の近傍に偏心配置され、前
    記ダクト(95)が前輪デフケース(43)と他方の前輪(8)と
    の間を通って前後方向に配設されてなることを特徴とす
    るフロントモーアを備えた集草機。
JP11850587U 1987-08-01 1987-08-01 フロントモ−アを備えた集草機 Expired - Lifetime JPH0623220Y2 (ja)

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JPS6422219U JPS6422219U (ja) 1989-02-06
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JP4507973B2 (ja) * 2005-05-02 2010-07-21 井関農機株式会社 乗用芝刈機

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