JPS6332009Y2 - - Google Patents

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JPS6332009Y2
JPS6332009Y2 JP1985117646U JP11764685U JPS6332009Y2 JP S6332009 Y2 JPS6332009 Y2 JP S6332009Y2 JP 1985117646 U JP1985117646 U JP 1985117646U JP 11764685 U JP11764685 U JP 11764685U JP S6332009 Y2 JPS6332009 Y2 JP S6332009Y2
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JP
Japan
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power transmission
transmission device
pulley
engine
power
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JP1985117646U
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JPS6225222U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、芝生の刈取り等に利用するモアトラ
クター等の走行作業車の、作業機への動力伝達装
置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から走行作業車の前後輪間に搭載したモア
装置等の作業機を駆動する装置は、種々のものが
公知とされているのである。
例えば、第2図に示す如き従来技術が有つたの
である。
この場合には、エンジンのクランクシヤフトが
垂直軸であるので、該エンジンの垂直出力軸2
6′に出力プーリー30と作業PTOプーリー31
を固設して、出力プーリー30からは、後輪11
の駆動用の動力伝動装置2′から突出した入力軸
16′上の入力プーリー4′にVベルトにより動力
伝達し、また作業PTOプーリー31からは、作
業機の駆動プーリー6へ、方向変換プーリー32
を介して或る直接動力を伝えていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 機体フレーム17に支持されるエンジンEは比
較的高位置にあり、一方作業機Rは例えばモア装
置の如く地面に設置させることから低位置に吊持
される為作業PTOプーリー31と駆動プーリー
6との間には、機体上下方向に大きなギヤツプが
あり両プーリー31,6間に直接Vベルトを巻回
することは、Vベルトが捩れ、動力伝達に不安が
残るほか作業機を上下昇降する際にVベルトが脱
落することも予測されるのである。
第2図の如く方向変換プーリー32を用いれば
上記の不都合を解消しながら、両プーリー31,
6間の大きなギヤツプを埋めることができる。
しかしながら、2個一組の方向変換プーリーと
いう特別な部品が必要となり、またこれを支持す
る軸受部材を機体フレーム17内に設けなければ
ならず、されにVベルトも特別長いものが要求さ
れ、必然的にコスト高を招く結果となつていたの
である。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は従来の走行作業車における動力
伝達装置の複雑さを解消することにあり、次に該
目的を達成する為の構成を説明すると。
前後輪間に作業機Rを装備し、出力軸垂直型の
エンジンEを備えた走行作業車において、左右に
駆動車軸15を有する第1動力伝動装置2のケー
ス前部上面に第2動力伝動装置2aのケース下面
を設置して伝動連結すると共に、第2動力伝動装
置2aの入力軸16を機体上下方向に支持して、
その上端部・下端部を夫々ケース外へ延出させ
て、上端部にはエンジンEの動力を第1動力伝動
装置2側へ入力する入力回転体4を、下端部には
エンジンEの動力を作業機Rへ出力する出力回転
体5を設けたものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と、併せて考案
の作用を説明すると。
第1図は本考案の走行作業車の一例としてトラ
クターにモア装置を装着した状態の側面図、第2
図は従来のモアトラクターの側面図、第3図は第
1動力伝動装置と第2動力伝動装置部分の側面断
面図である。
まず、第3図より本考案の第1動力伝動装置と
第2動力伝動装置の構成を説明すると。
第2動力伝動装置2aは、一実施例として
HST式変速装置により構成されているのである。
機体上下方向に沿う入力軸16はHST式変速
装置の油圧ポンプ装置Pを駆動しており、また圧
油チヤージポンプ41も駆動している。
入力軸16の上端には入力回転体4として入力
プーリーが固設され、次に主クラツチ装置35が
介装されている。そして主クラツチ装置35は電
磁クラツチ装置にて構成されており、エンジンE
の回転の入力軸16への伝達を断接するのであ
る。
入力軸16の下端には第2動力伝動装置2aの
ケース下面より突出した部分に、PTOクラツチ
装置36と、出力回転体5としてPTOプーリー
が配置されているのである。PTOクラツチ装置
36は電磁クラツチ装置にて構成されており、断
接により作業機への動力を制御するのである。
37は軸受板とHST駆動に必要なバルブ類を
介在した油路板を兼用しており、油圧ポンプ装置
Pの圧油を該油路板37を介して油圧モーターM
に送油しているのである。油圧モーターMにより
出力軸44を駆動しているのである。
第2動力伝動装置2aは、HST式変換装置に
限らず、入力軸と出力軸とを配置した形態のもの
であればいかなるものを用いても構わない。
第2動力伝動装置2aのケース下面は第1動力
伝動装置2のケース前端よりも、その入力軸16
側を機体内方側に突出するように第1動力伝動装
置2の前部上面に固定されている。
第1動力伝動装置2の内部にはベベルギア3
9、カウンター軸38、後車軸15が配置されて
おり、出力軸44の下端にはベベルギア40が固
設され、該ベベルギア40により第1動力伝動装
置2に伝動連結し、ベベルギア軸39、カウンタ
ー軸38、後車軸15が減速駆動されているので
ある。
本考案においては、該動力伝動装置を第1図の
如く、後輪11部分の駆動用とするのは勿論のこ
と、前輪駆動として用いても構わない。
第1図において、ステアリングハンドル20の
前部のボンネツト内に垂直出力軸26を具備した
エンジンEを配置して、該垂直出力軸26を機体
フレーム17の間に突出している。
該垂直出力軸26に出力プーリー3を固設し
て、該出力プーリー3より、第2動力伝動装置2
aの入力軸16の上端に固定した入力回転体4で
ある入力プーリーにVベルトを巻回して動力を伝
達している。
そして、入力軸16の中間部にて第2動力伝動
装置2aが駆動され、その出力軸44より第1動
力伝動装置1を介して駆動車軸15が駆動され、
後輪11,11に伝達されるのである。前記入力
軸16の下端に出力回転体5であるPTOプーリ
ーを固設して、該PTOプーリーより、作業機R
であるモア装置の駆動プーリー6へVベルトが巻
回されて作業機Rの駆動が行われているのであ
る。9は運転席である。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、第2図に従す従来の垂直出力軸型エン
ジン用のモアトラクターの如く、垂直出力軸2
6′を延長して、PTOプーリー31を固設する必
要が無く、垂直出力軸26の強度と軸支持部の強
度を十分に取ることができるのである。
第2に、従来の如くPTOプーリー31より作
業機の駆動プーリー6まで動力を伝えるVベルト
を巻回する為に、方向変換プーリー32のような
中間プーリーが必要無く、両プーリー31,6間
の大きなギヤツプは、走行駆動を得る上で必要な
第2動力伝動装置2aの入力軸16をわずかに延
出させることで、第2動力伝動装置2aの上下方
向で占める幅でそのギヤツプを埋めることができ
るから、作業機への動力伝達構造を簡潔に構成す
ることが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトラクターにモア装置を装着
した状態の側面図、第2図は従来のモアトラクタ
ーの側面図、第3図は第1動力伝動装置と第2動
力伝動装置部分の側面断面図である。 E……エンジン、P……油圧ポンプ装置、M…
…油圧モーター、R……作業機(モア装置)、2
……第1動力伝動装置、2a……第2動力伝動装
置、4……入力回転体、5……出力回転体、6…
…モア駆動プーリー、15……後車軸、16……
入力軸、26……垂直出力軸、44……出力軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後輪間に作業機Rを装備し、出力軸垂直型の
    エンジンEを備えた走行作業車において、左右に
    駆動車軸15を有する第1動力伝動装置2のケー
    ス前部上面に第2動力伝動装置2aのケース下面
    を設置して伝動連結すると共に、第2動力伝動装
    置2aの入力軸16を機体上下方向に支持して、
    その上端部・下端部を夫々ケース外へ延出させ
    て、上端部にはエンジンEの動力を第1動力伝動
    装置2側へ入力する入力回転体4を、下端部には
    エンジンEの動力を作業機Rへ出力する出力回転
    体5を設けたことを特徴とする走行作業車の動力
    伝達装置。
JP1985117646U 1985-06-12 1985-07-30 Expired JPS6332009Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985117646U JPS6332009Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30
US07/306,223 US4882940A (en) 1985-06-12 1989-02-03 Power transmission mechanism for tractor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985117646U JPS6332009Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6225222U JPS6225222U (ja) 1987-02-16
JPS6332009Y2 true JPS6332009Y2 (ja) 1988-08-26

Family

ID=31003354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985117646U Expired JPS6332009Y2 (ja) 1985-06-12 1985-07-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6332009Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6219451Y2 (ja) * 1981-06-17 1987-05-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6225222U (ja) 1987-02-16

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