JPS6180244A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPS6180244A
JPS6180244A JP20457784A JP20457784A JPS6180244A JP S6180244 A JPS6180244 A JP S6180244A JP 20457784 A JP20457784 A JP 20457784A JP 20457784 A JP20457784 A JP 20457784A JP S6180244 A JPS6180244 A JP S6180244A
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JP
Japan
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group
polymer
pva
reactive silicon
polymerization
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Application number
JP20457784A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Terada
和俊 寺田
Toshiaki Sato
寿昭 佐藤
Junnosuke Yamauchi
山内 淳之介
Takuji Okaya
岡谷 卓司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/075Silicon-containing compounds

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用針1 本発明は写真製版および電子部品加工等に使用される感
光性組成物に関するものである。史に詳しくは、分子末
端に反応性の硅素基を含有するポリビニルアルコール系
重合体および感光剤を含有することを特徴とする感光性
組成物に関する。
B、従来の技術 従来写真製版および電子部品加工等に使用される感光性
組成物としては通常のポリビニルアルコールに増感剤と
して重クロム酸塩やジアゾニウム塩または水溶性アジド
を加えたもの、さらには光重合性のエチレン性不飽和化
合物を加えた感光性組成物が知られている。
感光性−ポリビニルアルコール系感光性組成物は得られ
る感光皮膜の性質が良好なこと、未感光部の洗浄除去す
なわち現像のだめの溶剤が水でよいため取扱いが簡便で
安全であること等から、広く使用されている。
また感光剤−ポリビニルアルコール系感光性組成物は通
常衣のような方法で感光材料として使用される。すなわ
ち感光剤とポリビニルアルコールの水溶液を写真製版用
の版材、電子部品用の基材、あるいはブラウン管のガラ
スパネル等に塗布乾燥して調整される。そして形成され
た感光性膜に光を照射し、露光部を水不溶化させしかる
後に水による現像を行ない未露光部を溶解除去して必要
な像を得る。
従って感光性組成物としては感光性が高いこと、現像性
が良好なこと、露光部の不溶化膜の基材への密着性がよ
く現像時にはがれることがないこと等が要求される。
ところが従来使用されてきたポリビニルアルコールの感
光性は重合度の高い方が高いが、水溶液粘度が非常に高
くなり、加工性が低下する欠点がある。そのため感光性
が必ず1〜も高くないため、増感剤である感光剤を比較
的多量に用いる必要がある。このため感光膜自体による
光吸収が強く、露光時に基材に近接した部分の感光膜へ
の光の到達量が少なく、光不溶化が不十分になるため現
像時に露光部の膜がけがれやすくなるという欠点がある
。また最も良好な増感剤の一つである重クロム酸塩は有
害物質である六価クロムを含むものであるので、その使
用量は少ないことが望ましい。さらに現像性を上けるた
めに、使用するポリビニルアルコールの重合度を小さく
することがあるが、重合度を小さくすることは感光膜自
体の強度低下を招く方向であり、従来使用されてきたポ
リビニルアルコールと感光剤の感光性組成物は満足すべ
きものでない。これらの欠点を克服するだめに種々のい
わゆる変性PVAを使用することも提案されているが必
ずしも満足のいく状態でないのが現状である。
C3発明が解決しようとする問題点 本発明は上記した従来の感光剤−ポリビニルアルコール
系感光性組成物の有する欠点を克服した感光性組成物、
すなわち現像性が良好でかつ感光皮膜強度が大でありか
つ不溶化膜の基材への密着性がよく現像時にはがれるこ
とのない感光剤−ポリビニルアルコール系感光性組成物
を提供しようとするものである。
D0問題真を解決するため−のチ摩 本発明者らは上記の感光性組成物について鋭意検討した
結果、分子末端に硅素基を有するポリビニルアルコール
系重合体(以下PVA系重合体と略記する。)および感
光剤を含有することを特徴とする感光性組成物が、上記
の諸欠点を解決した優れた性質を有することを見出し、
本発明を完成するに到ったものである。
本発明で用いられる分子末端に反応性の硅素基を有する
PVA系重合体としては下記Cr2式で示されるシリル
基を加水分解した反応性の硅素基を分子末端に有するP
VA系重合体をすべて包含するものである。
ただし、R1け戻素数1〜20の膨化水素基、より好ま
しくは戻素数1〜】0の膨化水素基であ1:> 、R2
は次素数1〜20のアルコキシ基、アシロキシ基、フェ
ノキシ基t iハアルキルフm、/キシ基であシ、nは
1〜3の整数である。
(ここでアルコキシ基、アシロキシ基、フェノキシ基、
アルキルフェノキシ基は酸素を含有する置換基を有して
いても良い。) まだここでnは3または2が好ましく、特に3のものが
硅素基の反応性が大きく好ましい。
上記シリル基をアルカリ、酸あるいは水のみで加水分解
することによりアルコキシ基、アシロキシ基、フェノキ
シ基、アルキルフェノキシ基は、比較的容易にOH基、
OM(Mはアルカリ金属あるいはアンモニウム基など)
となり反応性の硅素基となる5ここでPVA主鎖と反応
性硅素基の結合は特に制限はないが、加水分解や加熱に
より分解し難い基であることが望ましい。
本発明の分子末端に反応性硅素基を有するPVA系重合
体はビニルアルコール単位包含するものである。なお本
発明で訂う水溶性とは完全に水に溶解するもの以外に一
部不溶物を含むが水に分散できる水分散性のものも包含
する。しかし本発明の効果をより効率よく発揮させるた
めには感光剤との相溶性が良好であることが好ましくビ
ニルアルコール単位が50モル%以上、好ましくは60
モル%以上含む重合体が望ましい。
ビニルアルコール単位以外の成分単位については重合体
が水溶性もしくは水分散性であれば特に制限はない。例
えばビニルエステル単位、エチレン、プロピレン等のオ
レフィン単位、アクリル酸、メタクリル酸、またはその
塩、アミド、エステル等のビニル単位等が挙げられる。
本発明の分子末端に反応性の硅素基を有するPVA系重
合体の重合度は種々のものを用いることができるが、使
用する感光剤の種類や使用目的によって適宜選択される
。例えば感光剤が重クロム酸塩、テトラゾニウム塩、ジ
アジド化合物、ジアゾ樹脂等の単独あるいは混合物であ
る場合は、比較的重合度の高いPVA系重合体が適して
お如、感光剤がアセトフェノン等の光重合開始剤と光重
合開始剤の存在下で光重合し、高重合度体を形成するこ
とのできる化ツマ−との組合せである場合は、モノマー
との相溶性から比較的低重合度のPVA系重合体が通し
ている。
このような点から、重合度は50〜3000、好ましく
は50〜2000、より好ましくは50〜l (1(1
0である。
本発明の分子末端に反応性の硅素基を有するPVA系重
合体の製造法としては、シリル基を加水分解した反応性
の硅素基が分子末端に導入されたPVA系重合体かえら
れる方法であれば制限はない。例えば加水分解により本
発明の反応性の硅素基を与えるシリル基を含有するチオ
ール化合物共存下に酢酸ビニル等のビニルエステル類を
ラジカル重合し、えられる分子末端にシリル基を有する
ポリ酢酸ビニル等のポリビニルエステル類をけん化し、
ビニルエステル単位のけん化と同時にシリル基を加水分
解する方法、あるいはチオ酢酸共存下に酢酸ビニル等の
ビニルエステル類をラジカル重合し、えられるポリ酢酸
ビニル等のポリビニルエステル類をけん化することによ
りえられる末端にH8基を有するPVA系重合体にシリ
ル基を有するビニルモノマー例えばビニルトリメトキシ
シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ランなどを附加反応させメトキシシリル基を加水分解し
硅素基とする方法でも製造することができる。
特に前者の製造法が簡便で好ましいが、末端にシリル基
を効率良く導入するためには重合系中oシviv基を有
するチオール化合物のビニルエステルモノマーに対する
濃度をできるだけ一定に保持することが望ましい。該チ
オール化合物の連鎖移動定数が大きいため、例えば該チ
オール化合物とビニルエステルモノマーを混合し、その
まま該チオール化合物を後添加することなくバッチ重合
すると、該チオール化合物が急激に消費され、なくなっ
てしまい、重合率が進むに従い末端にシリル基を含まな
いポリビニルエステルが多量に副生ずる。従ってこれを
けん化したPVA系重合体についても分子末端に反応性
の硅素基を有しないPVA系重合体が多量に混入したP
VA系重合体しかえられず好ましくない。
従って分子末端に効率良く硅素基が導入されたPVA系
重合体をえるためには重合中に消費されるシリル基含有
チオール化合物を後添加にょシFillL、、ビニルエ
ステルモノマーに対−tl[1度を一定に保持すること
が好ましい。また連続重合法により一定の該チオール化
合物とビニルエステルを連続的に重合槽へ供給し重合溶
液を連続的に抜き取る方法も重合系中の該チオール濃度
を一定に保持することができ、分子末端にシリル基を効
率よく導入できるので好ましい。
末端にシリル基を有するチオール化合物としてはH8基
及び (It”)3− n   (R’は炭素数1〜」 一8i −(R2)n 20の炭化水素基、より好1しくけ炭素数1〜10の炭
化水素基、R2は炭素数1〜20のアルコキシ基、アシ
ロキシ基、フェノキシxtiuアルキルフェノキシ基、
(ここでアルコキシ基、アシロキシ基、フェノキシ基、
アルキルフェノキシ基は酸素を含有する置換基を有して
いてもよい)、nは1〜3の整数。〕を含む化合物が使
用される。
例えば3−(トリメトキシシリル)−プロピルメルカプ
タン、3−()リエトキシシリA/)プロピルメルカプ
タン、2−(トリメトキシシリル)エチルメルカプタン
、3−(ジメトキシ−メチルシリル)−プロピルメルカ
プタン、3−(モノメトキシ−ジメチルシリル)−プロ
ピルメルカプタン等が挙げらレル。
ビニルエステルの重合は通常のラジカル重合開始剤を用
いて行なわれる。重合に際しては重合系の粘度を下げる
目的で適当な溶媒を用いることができる。重合温度、時
間は適宜選択することができる。重合終了後未重合の残
存ビニルエステルモノマーを分離除夫した後、えられた
分子末端にシリル基を有するポリビニルエステルを常法
によシけん化する。通常メタノール等のアルコール中、
塩基性あるいは酸性触媒を加えけん化する方法が好まし
い。ビニルエステル単位のけん化度は触媒量、けん化時
間、温度等のけん化条件を適宜選択することにより制御
で基のR2が大部分加水分解され、 (R’)a −n
−S i −(OM )n (Mは水素、アルカリ金属またはアンモニウム樵等)と
なシ本発明の末端に硅素基を有するPVAがえられる。
この分解の割合はアルカリ量を多くすると大となる、 なおビニルエステルの重合時に共重合可能な不飽和単量
体を共存共重合させ、けん化することにより末端に反応
性の硅素基を有するPVA系共重合体をえることができ
る。例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、α−ヘキ
セン等のオレフィン、(メタ)アクリル酸、クロトン酸
、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽
和酸、およびそのアルカリエステル、アルカリ塩、(メ
タ)アクリルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミド
、アルキルビニルエーテル、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸含有単量体及
びそのアルカリ塩、トリメチル−2−(t−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルエチル)アンモニウム
クロリド等のカチオン性単量体があげられる。
さらにビニルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシ
シラン等のシリアし基含有不飽和単量体を少量共重合す
ることも出来る。しかしこの場合は得られるPVA系重
合体の水溶性が阻害されず、水溶性粘度の上昇がない程
度の共重合量にすることが好ましい。
なお本発明の分子末端に反応性の硅素基を有するPVA
系重合体に加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で
他の公知の感光性高分子物質、例えば通常のポリビニル
アルコール、ゼラチン、ニカワ等を併用することもでき
る。
次に本発明における感光性組成物の他成分である感光剤
としては、末端に硅素基を有するPVA系重合体と組合
せ使用した場合、光照射によシ該感光性組成物を水に対
し不溶化することのできる化合物を包含する。
例えば重クロム酸塩、テトラゾニウム塩、ジアジド化合
物、ジアゾ樹脂等の単独あるいは混合物、また光重合開
始剤例えばベンゾインのアルキルエーテル、6)−ブロ
ムアセトフェノン、a−ブロムイソブチロフェノン等と
光重合開始剤の存在下で光重合し、高重合体を形成する
ことのできる化ツマ−1例えば1〜2ヶ以上の水酸基を
有する低級アルカノールのアクリル酸またはメタクリル
酸のエステル、あるいは一方の側がエーテル化又はエス
テル化されたポリエチレングリコールのアクリル酸又は
メタアクリル酸のエステル、あるいは分子内に少くとも
1個の遊離水酸基を有し、かつ光重合可能な二重結合を
有するアクリルアミドまたはメタアクリルアミドの誘導
体等との混合物が挙げられる。これらの感光剤は水溶性
の化合物が好ましく、末端反応性の硅素紙を有するPV
A系重合体と相溶性のあるものが望ま1〜い。
望ましい感光剤としては、恵クロム酸塩、具体的ニは重
クロム酸アンモニウム、重クロム酸ナトリウム、重クロ
ム酸カリウム、重クロム酸リチウムまたはジフェニルア
ミン−4−ジアゾニウムクロリド・ホルマリン縮合樹脂
、ジメチルアニリン 4−ジアゾニウムクロリド−ホル
マリン縮合樹脂、2.5−ジメトキシフェニルモルホリ
ン−4−ジアゾニウム塩化亜鉛複塩・ホルマリン縮合樹
脂などのジアゾ樹脂、3,3/−ジメトキシジフェニル
−4,4′−ビスジアゾニウムクロリド塩化亜鉛複塩、
3.3’−ジエチルジフェニル−4,4′−ビスジアゾ
ニウムクロリド塩化亜鉛複塩、ジフェニル−4,4′−
ビスジアゾニウムクロリド塩化亜鉛複塩、N−エチル−
N −ベンジルアニリン−4−ジアゾニウムクロリド塩
化亜鉛複塩、N−ジメチルアニリン−4−ジアゾニウム
クロリド、3.3’−ジメトキシジフェニル−4,4’
−ビスジアゾニウムクロリド、3.3’−ジメトキシジ
フェニル−4,4′−ビスジアゾニウムサルフェート等
のテトラゾニウム塩、ジアゾニウム塩、6−アジド−2
−(4’−アジドスチリル)ベンズイミダゾール、4.
4’−ジアジドスチルベン−2,2′−シ人)V不ンア
ミド等のジアジド化合物、またはベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、α−メ
チルベンゾイン、ビバロイン、アントラキノン、1−ク
ロルアントラキノン、2−メチルアントラキノン、ω−
ブロムアセトノエノン、α−ブロムイソブチロフェノン
、1.4−ナフトキノン等の光重合開始剤と、末端に反
応性の硅素基を有するPVA系重合体と混合性を有する
光重合性の単量体例えばエチレングリコールアクリレー
ト、エチレングリコールメタクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールメタ
クリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート
、β−オギシプロピルメタクリレート、β−オキシエチ
ルメタクリレート、及びN−β−オキシエチルアクリル
アミド、N−オキシメチルアクリルアミド、N、N−ビ
ス(β−オキシエチル)アクリルアミド、N−α、αI
−ジメチルーβ−オキシエチルアクリルアミド、N−γ
−オキシプロピルアクリルアミド、N−P−オキシフェ
ニルアクリルアミド、N−β−オキシエチル−N′−メ
チルアクリルアミド、及びこれらに対応するメタアクリ
ルアミド誘導体の中から選ばれた少くとも一種の単量体
等との混合糸が挙げられる。
上記の光重合性の単量体の中では、エチレングリコール
メタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート
、N−β−オキシエ、チルメタアクリルアミド、N、N
’−ビス(β−オキシエチ)V )アクリルアミド、及
びN−ωα′αジーチルーβ−オキシエチルメタアクリ
ルアミドが特に好ましい。
更に、上記の光重合性の単量体の一部を、本発明の目的
を損なわない範囲内で、従来公知の光重合性単量体、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミド、nl−キシリ
レンビスアクリルアミド、P−キシリレンビスメタクリ
ルアミド、m−フェニレンビスアクリルアミド、エチレ
ンジアミンビスアクリルアミド、ヘキサメチレンジアミ
ンビスメタクリルアミド、等で置換スるのは何ら差しつ
かえない。
本発明の末端に反応性の硅素基を有するPVA系重合体
及び感光剤を含有することを特徴とする感光性組成物に
おいて、該PVA系重合体に対する該感光剤の添加景と
しては、感光剤が重クロム酸塩の場合には、感光剤/末
端に反応性の硅素基を有するPVA系重合体(重量比)
−0,1/100〜20/100が好ましく、史には1
/100〜10/100が特に好ましい。
また感光剤がテトラゾニウム塩、・ジアジド化合物、ジ
アゾ樹脂等の単独あるいは混合物の場合には、感光剤/
末端に反応性の硅素基を有するPVA系重合体(重量比
) = 1 / 100〜50/100が好1しく、更
には57100〜20/100が特に好ましい。
壕だ感光剤が光重合開始剤と、その存在t°で光重合し
高重合体を形成することのできるモノマーとの混合物の
場合には、感光剤/末端に反応性の硅素基を有するPV
A系重合体(重量比)=30/100〜400/100
が好ましく、更には50/100〜300/100が特
に好ましい。
本発明の感光性組成物においては、上記の感光剤の他に
公知の増感剤例えば酢酸ウラニル化合物などを適宜併用
することができる。また必要に応じ可塑剤、分散剤、消
泡剤等の添加剤あるいは例えばテレビブラウン管の蛍光
面作製の場合には蛍光体粒子、光硬化性塗料の場合には
顔料等が添加される。また貯蔵安定性を向上させる目的
で公知の熱重合防止剤あるいは貯械安定剤を含有しても
よい。
7、′ 、2・−″′ 2・′ //′ 7・″ 7、/ //′ /′ 2・″ 、/′ E 作用および発明の効果 本発明の末端に反応性の硅素基を有するPVA系重合体
および感光剤を含有することを特徴とする感光性組成物
を含む水溶液から形成された感光液を用いることによシ
、従来のPVA系重合体を使用する場合と比較して、下
記の特有の効果が得られる。
(1)  感光剤が重クロム酸塩、テトラゾニウム塩、
ジアジド化合物、ジアゾ樹脂等の単独あるいは混合物で
ある場合には、感度が高く、露光部の不溶化膜の基材へ
の密着性が良好に保たれかつ不溶化膜の強度が大きい。
(2)感光剤がアセトフェノン等の光重合開始剤と光重
合開始剤の存在下で光重合し、高重合度体を形成するこ
とのできる七ツマ−との組合せである場合は、+a+従
来のPVA系重合体よりも重合度の低いPVA系重合体
で高強度の版材が得られる。(b)シたがって感光液の
濃度を上げることができ、版材形成時の乾燥時間が短縮
できる。(C)現像時の洗出しが極めて容易であす、現
像時間の短縮がはかれるとともに、精細できれいな版材
が得られる。
これらの特有の効果が発現する卯由は十分には解明され
てないがいずれも末端に反応性の硅素基を有するPVA
系重合体の特異な反応性によると思われる。すなわち末
端の反応性の硅素基は水中では解離し、あまシ反応1−
7ていないが、乾燥等により水分が除去されるに従いP
VA系重合体の水酸基と反応し、又は硅素基同志の反応
が通行し高分子化架橋するものと考えられる。
このようにPVA系重合体の分子内に存在する硅素基は
末端の反応性硅素基に限らずPVA系重合体の水酸基と
の反応または硅素基同志の反応によって同様の効果を有
することが期待できるが、たとえば分子内にランダムに
反応性硅素基が存在する場合には、本発明の末端の反応
性硅素基に比べてPVA系重合体の水溶性の低下あるい
は水溶液の粘度上昇が大きく、本発明で得られる効果を
達成することはできない。
すなわち本発明のように末端に反応性硅素基を有するP
VA系重合体を用いることによってはじめて前記の如き
特有の効果が得られるのである。
以下本発明の感光性組成物について実施例をあげて説明
するが本発明はこれに何ら限定されるものではない。な
お部および%は特に指定しないかぎり重菫部、重量%を
意味する。
末端に硅素基を有するPVA系重合体の調整攪拌機、温
度計、チッ素ガス導入管、還流冷却器およびチオール化
合物添加装置を付【また反応容器中に酢酸ビニル240
0部、メタノール500部を仕込み、攪拌しながら系内
をチッ素置換した後、内温を60℃まで上げた。この糸
に3−()!Jメトキシシリル)プロピルメルカプタン
2.4 部を加え(チオールの初期添加と称することに
する。)、さらに2.2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル0.8フ部をメタノール100部に溶解した溶液を添
加し重合を開始した。重合開始後3時間にわたって連続
的に3−(1−リメトキシシリル)プロピルメルカプタ
ン27部(チオールの後添加と称することにする。)を
溶解したメタノール溶液80部を添加した。、3時間重
合を継続した後、重合を停止した。
この時点における系内固形分濃度は40.9%(重合率
51.0%)であった。
メタノール蒸気の導入により未反応の酢酸ビニル単量体
を追い出(7た後、シリ・ル基を末端に有するポリ酢酸
ビニルの40%メタノール溶液ヲ得り。
この重合体のメタノール溶液を40℃で攪拌しながら、
この中に酢酸ビニル単位に対して0.7モル%の水酸化
ナトリウムを溶解したメタノール溶液を添加してケン化
反応を行なった。得られた白色ゲルを粉砕し、メタノー
ルで十分に洗浄した後、乾燥して末端に反応性の硅素を
有するPVA系重合体を得た。酢酸ビニル単位のケン化
度は88.2モル%であった。また完全けん化(99,
2モル%)のPVAは1%水溶液の20℃における相対
粘度(ηrel )が1.263 [重合度216(接
円の式より算出)であった。この重合体を重合体(Al
とする。以下この方法と同様にしてチオールの添加基を
変えて重合度の異なる重合体fB)を合成した。
また比較として末端に硅素基のないPVAをチオールト
シて2−メルカプトエタノールヲ用いて合成し、重合体
(C1及び重合体+Dlを得た。重合条件および得られ
たPVA系重合体の性質を表1に示す。
(ト)完全けん化物での測定値 実施例1 表1の重合体(B)の3%水溶液に重クロム酸アンモニ
ウムを重合体(Blに対して3%になるように添加した
感光液をガラス板上に厚さ12μの皮膜状に塗布後乾燥
した。その後イーストマン・コダック社製のニュートラ
ルデンシティ−フィルターを密着させ、25c11の距
離に保った2KWメタルハライドランフ”を用いて30
秒間紫外線照射し、その後一定水量で1分間洗浄した。
感光性をこの時の感光度の残存した感光硬膜に対応する
露光量の相対値で示した。結果を表2に記す。
比較例1及び2 重合体fBlのかわりに重合体(Dl及びPVA−21
7(銖りラレ製 重合度1700、けん化度88モル%
)を用いる以外は実施例1と同様に試験した。
結果を表2に記す。
実施例2及び比較例3〜4 感光剤トしてジフェニルアミン−4−ジアゾニウムクロ
リド・ホルマリン縮合樹脂を用いる以外は実施例1及び
比較例1〜2と同様にして試験した。結果を表3に示す
表    3 実施例3 攪拌機をつけた溶解機に重合体(A)100部および純
水100部を加え90〜95℃で60分間攪拌溶解した
。溶解完了後温度を60℃に下げてベンゾイソプロピル
エーテル2.5部およびβ−オキシエチルメタクリレー
ト100部を30分間を要して滴下混合した。混合後減
圧下で脱泡してから表面処理した亜鉛板上に流延し、6
0℃で40分間乾燥して感光性樹脂板を得た。この樹脂
板は充分な強度を有していた。
次いで画線ネガフィルムを密着し25部Mの距離に保っ
た2KWメタルハライドランプを用いて1分間紫外線照
射し、その後一定水量でヌプレー水洗し凸版像を得た。
得られた版は充分な強度があり、精細できれいな版であ
った。
比較例5 重合体IA)のかわ漫に重合体1cIを用いた以外は実
施例3と同様にして感光性樹脂板および感光、現像して
凸版像を得た。感光性樹脂板の現像性および凸版像に関
する評価結果を表4に記した。
及び(ハ)凸版の強度     できるもの。(△)小
さな変形ですぐにひびの入るもの。
、    ’(X)乾燥した時にヒビ割れを生じやすい
亀の。
(ロ)現 像 性;水圧4 kg7d、35℃の温水ヌ
プレーの洗浄で (0)現像性が良好なもの。
(△) 〃  や覧劣るもの。
(×)〃   劣るもの。
に)廻1ぼり」i;(○)精細な画像が得られるもの。
(△)−:’;、@細さに欠ける画像となる(×)不鮮
明な画像となるもの。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記〔 I 〕式で示されるシリル基を、加水分解
    した反応性硅素基を分子末端に含有するポリビニルアル
    コール系重合体および感光剤を含有することを特徴とす
    る感光性組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔ただしR^1は炭素数1〜20の炭化水素基、R^2
    は炭素数1〜20のアルコキシ基、アシロキシ基、フェ
    ノキシ基、またはアルキルフェノキシ基、(ここでアル
    コキシ基、アシロキシ基、フェノキシ基またはアルキル
    フェノキシ基は酸素を含有する置換基を有していてもよ
    い。)より選ばれる基であり、nは1〜3の整数である
    。〕
JP20457784A 1984-09-28 1984-09-28 感光性組成物 Pending JPS6180244A (ja)

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