JPS63177125A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPS63177125A
JPS63177125A JP881387A JP881387A JPS63177125A JP S63177125 A JPS63177125 A JP S63177125A JP 881387 A JP881387 A JP 881387A JP 881387 A JP881387 A JP 881387A JP S63177125 A JPS63177125 A JP S63177125A
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vinyl ester
copolymer
mol
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Koichi Kimoto
木本 浩一
Yasushi Umeda
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Nippon Paint Co Ltd
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • G03F7/032Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders
    • G03F7/033Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders the binders being polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱溶融成形可能な水現像性感光性樹脂組成物に
関する。
(従来技術およびその問題点) 印す11版、レリーフ版またはレジストパターンを形成
するための水で現像可能な感光性樹脂組成物は公知であ
る。一般にこれらの感光性樹脂組成物は水溶性または水
分散可能なポリビニルアルコール、重合性モノマーおよ
び光重合開始剤の混合物から得られる。
この組成物は光の照射により、重合して潜像イメージを
形成し、光のあたらなかった部分を水等により洗い流し
て現像レリーフを形成し、使用されろ。
この感光性樹脂組成物は、通常ポリビニルアルコールを
水に溶解し、次いてモノマーを添加し、基板上に塗布後
、水を蒸発することにより得られる。
この方法では水分の蒸発のための乾燥工程を必要とし、
大がかりな装置と場所および時間を必要とする。また、
感光性樹脂組成物に添加するモノマー成分は低分子量、
低沸点のものが多く、乾燥時にモノマーの飛散がおこり
、環境汚染の問題がおこる。
また、ポリビニルアルコールのケン化度が高いものを使
用した場合には、現像されたレリーフが硬く、割れる等
の欠点を有するので、硬度を低くする必要がある。低硬
度の付与はポリビニルアルコールのビニルエステル単位
のケン化度を下げればよいが、ビニルエステル単位のケ
ン化度を下げると水溶性が劣り水現像が困難となる。
一方、印刷の見地からは低硬度は優れた印刷性能のため
に必要な性能の一つであり、これもおろそかにできない
。また、レリーフの弾性も優れた印刷性能のために必要
な性能の−っでらある。
従って、低硬度とゴム弾性と水溶性の3者を備えること
を必要とする。
(発明の目的) 本発明は乾燥工程を必要としない、熱溶融成形可能な感
光性樹脂組成物であって、高い相溶性と水溶性を汀し、
しかも硬化時に適度な硬度とゴム弾性を有するしのを提
供する。
(発明の措成) 即ち、本発明は、(イ)ビニルエステル90〜99.9
モル%とイオン性親水基含有重合性単量体0.1〜10
モル%との共重合体をケン化して得られろビニルエステ
ル単位のケン化度50〜70モル%、熱溶融流動開始温
度60−130℃を有するポリビニルアルコール系共重
合体、(ロ)式; %式%() [式([)中、   R4 I   I YニーOf(、−0−C−C=CH,、0C(CF(1
)po oまたは−0R5但しN UtIs R3およ
びR4は同一または異なって、それぞれ水素原子または
メチル基、R2は水酸基を有する炭素数1〜5のアルキ
レン基、R6は水酸基を有する炭素数1〜5のアルキル
基、nは4〜23の整数、mは0または1、およびpは
1〜5の整数を示す。] を有し、かつ少なくとも2個の遊離水酸基を有する重合
性モノマー、および (ハ)光重合開始剤 を含有する溶融成形可能な水現像性感光性樹脂組成物を
提供する。
成分(イ) 本発明の感光性組成物に用いられるポリビニルアルコー
ル系共重合体(イ)を得るに際し、ビニルエステルとし
てはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安
息香酸ビニル等が使用できるが、酢酸ビニルが好んで用
いられる。
イオン性親水基含有重合性単量体は上記ビニルエステル
と共重合し得ろエチレン性不飽和基とイオン性親水基、
例えばカルボキシル基またはその塩、スルホン酸基また
はその塩、リン酸基またはその塩等のアニオン性基や、
アミノ基またはアンモニウム基等のカチオン性基等のイ
オン性基を含む化合物をいう。そのような単量体の例と
しては、(メタ)アクリル酸またはその塩、イタコン酸
またはその塩、マレイン酸またはその塩、フマル酸また
はその塩、無水マレイン酸、2−アクリルアミドプロパ
ンスルホン酸またはその塩、(メタ)アリルスルホン酸
またはその塩、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメ
チルアンモニウムクロリド等が挙げられる。イオン性親
木基含有重合性単量体はポリビニルアルコール系共重合
体の水溶性および該重合体と重合性モノマーとの相溶性
に大きく影響する。上記したらののうち、好ましいイオ
ン性親木基含有重合性単量体としては(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、無水マレイン酸、2−アクリルアミド
プロパンスルホン酸、(メタ)アクリルスルホン酸が挙
げられる。
共重合体中における、上記イオン性親水基含有重合性単
量体の含有量は溶融性および水溶性のバランスから0.
1−10モル%が好適である。より好ましくはイオン性
親水基含有重合性Lit体を0.2〜7モル%用いる。
上記単量体が0.1モル%より低い場合は、得られた組
成物の溶融性が悪く、10モル%をこえると組成物の固
形保持性か不良となり使用できない。
本発明のポリビニルアルコール系共重合体(イ)は、上
記共重合体を通常の方法によりケン化して得られる。本
発明のポリビニルアルコール系共重合体に要求される性
能としては、■得られろイI成物の溶融粘度が適当であ
ること、■重合性モノマーとの相溶性が良好なこと、■
水溶性であること、■得られる感光性樹脂板の寸法安定
性(組成物の固形保持性の耐熱クリープ性)が良好なこ
と等か挙げられるが、これらの要求性能を満足するには
、該共重合体の熱溶融流動開始温度が60°C〜130
℃で、ケン化度が50〜70モル%Cめることが必要で
あり、また、重合度については、平均重合度り月OOO
以下、好ましくは700以下、さらに好ましくは500
以下で100以上であることが望ましい。すなわち、平
均重合度が1000を超えろものは溶融粘度が高すぎる
ために不適当てあり、一方、100未満のものは重合性
モノマーの保持力に乏しく使用しにくい、また、ケン化
度はラジカル共重合可能な単量体単位の含量にもよるが
、50モル%から70モル%にあるものが重合性モノマ
ーとの相溶性にもすぐれ使いやすく、70モル%を超え
ると、熱溶融流動開始温度が高くなりすぎるために不適
当てあり、50モル%未満ては樹脂板の寸法安定性が悪
くなる傾向にあり使用できない。
なお、本発明のポリビニルアルコール系共重合体の溶融
流動開始温度は、含水率3重量%のポリビニルアルコー
ル系共重合体を、直径1mm、長さ1mmのノズルを付
けたフローテスターで、50kgの荷重下、6℃/分で
昇温して溶融吐出させたときの流動開始温度を示すもの
であり、まf二、本発明でいうところの水溶性とは、2
5℃i重量%濃度になるようにポリビニルアルコール系
共重合体を水に溶解さけたときに完全溶解または分散す
る状態を示すものをいう。また、平均重合度(β)はポ
リビニルアルコール系共重合体の極限粘度Fη]を水中
30℃で測定し、粘度式より算出したものである。
成分(ロ) 本発明に用いる重合性モノマーは、前記式(1)に示さ
れろ化合物であり、かつ水酸基を少なくとも2個有する
ことを要する。従って、式(+)を満足しても水酸基が
1または0個のものは省かれる。
この化合物の例としては以下の乙のが挙げられろCI。
CIl、                     
   CH31I C11、=C−COOCII 、 C11−CIl t
o −(CIl t CIl to) 9 C1l 2
CIICII 、0COC=CIl !l      
           jCI+3 また、上記化合物の末端水酸基をアクリル酸またはメタ
クリル酸でエステル化した(メタ)アクリル酸エステル
誘導体であってよい。
上記特殊なモノマーに他の一般的なモノマ一種を加えて
らよい。
分子内に重合性二重結合を有する他のモノマーの具体例
としてはメチルアクリレート、エチルアクリレート、n
−プロピルアクリレート、β−ヒドロキシエチルアクリ
レート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリ
コールモノアクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート
、メトキシボリエヂレングリコールモノアクリレート、
エトキシポリエチレングリコールモノアクリレート、グ
リセロールジアクリレート、ペンタエリスリトールジア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピル
メタクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート
、β−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリ
コールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
メタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリ
レート、メトキノポリエチレングリコールモノメタクリ
レート、エトキシポリエチレングリコールモノメタクリ
レート、グリセロールジメタクリレート、ペンタエリス
リトールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラメタ
クリレート、アクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、n−ブトキシメチルアクリルアミド、イソブト
キシアクリルアミド、n−t−ブチルアクリルアミド、
メチレンビス(アクリルアミド)、エチレンビス(アク
リルアミド)、プロピレンビス(アクリルアミド)、メ
タクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、n
−ブトキンメチルメタクリルアミド、イソブトキシメタ
クリルアミド、n−t−プチルメククリルアミド、メチ
レンビス(メタクリルアミド)、エチレンビス(メタク
リルアミド)、プロピレンビス(メタクリルアミド)ま
fこはこれらの混合物などを挙げることか出来る。
具体的な重合性モノマーの選択は、使用するポリマーの
種類に応して相溶性を考慮してこれを行えばよい。必要
に応じ、両者間の相溶性を補助するため、適宜の溶剤、
たとえば水あるいは高沸点アルコール(たとえばエチレ
ングリコール、ジエヂレングリコール、プロピレングリ
コール、トリエチレングリコール、ブタンジオール、ト
リメチロールプロパン、テトラメチロールエタン、グリ
セロール、ジグリセロール)が配合されてもよい。
成分(ハ) 光重合開始剤(ハ)について格別の制限はないが、通常
は芳香族ケトンが使用される。芳香族ケトンとしては分
子中に芳香環およびカルホ゛ニル基を有する化合物が使
用され、その具体例としては、ベンゾイン、ペンゾイン
メヂルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル、α−メチルベンゾイン、2−
メチルアントラキノン、9−フルオレノン、ベンノル、
ベンジルメチルケタール、アセトフェノン、2.2−ジ
メトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ベンゾフェノ
ン、フェニル−2−チェニルケトン、p−ジメチルアミ
ノベンゾフェノン、p、p’−テトラメチルジアミノベ
ンゾフェノンなどが挙げられる。
これらの化合物には任意にシアノ基、ニトロ基、メトキ
シ基、スルホン酸基、フォスフイン酸またはその塩もし
くはエステルなどの置換基が存在してぃでもよい。その
ようなものの例としては2゜6−シメトキシベンゾイル
ージフエニルフオスフインオキサイド、2,4.6−ド
リメチルベンゾイルーノフエニルフオスフインオキサイ
ド、2,4.6−ドリメチルベンゾイルーフエニルフオ
スフイン酸のエチルエステル、2,4.6−ドリメチル
ベンゾイルーフエニルフ士スフィン酸のナトリウム塩等
が挙げられる。
その他 上記必須成分(イ)、(ロ)および(ハ)の配合割合は
通常、重合性モノマー(ロ)100重量部に対して光重
開始剤(ハ)0.01〜!0重量部およびポリビニルア
ルコール系共重合体(イ)50〜300uf1部である
が、好ましくは(ハ)が0.02〜5重量部、(イ)が
60〜250重量部が望ましい。
上記必須成分に加え、必要に応じ重合禁止剤(たとえば
2.6−ジーt−ブチル−p−クレゾール、ヒドロキノ
ン、p−メトキシフェノール)、染料(たとえばローズ
ベンガル、エオシン、メチレンブルー、マラカイトグリ
ーン)などが配合されてらよい。
本発明の感光性樹脂組成物は特定のポリビニルアルコー
ル共重合体(イ)を用いているので、熱溶融成形により
加工できる。熱溶融成形は通常押出機で行なわれる。こ
の方法によれば、大がかりな乾燥工程を必要とせず、工
程が短縮され、生産コストが大幅に低下する。熱溶融成
形に際し、可塑剤的に水を少量使用してらよいが、その
使用量は従来の使用量と大幅に相違ずろ。本発明の組成
物は熱溶融成形によらない従来の方法によって加工でき
る。
得られた光重合性樹脂組成物を適宜の支持体−Lに押出
成形することにより、樹脂版材か得られる。
支持体としては通常、金属(たとえばアルミニウム、亜
鉛、鉄)、プラスチック(たとえばポリエチレンテレフ
タレート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、
ナイロン、セルロースアセテート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル
、ポリ塩化ビニル)、ガラスなどが使用される。必要に
応じこれら支持体の表面に予めエツチング、電解酸化、
コロナ放電などの前処理を施してもよく、接着剤層、ハ
レーンヨン防止層などの薄層を設けてもよい。
上記の樹脂版材を使用して画像を形成せしめるには、自
体常套の方法を採用すればよい。たとえば該樹脂版材の
表面に必要に応じ適宜のフィルムあるいは被膜層を介し
て画像フィルム(ネガフィルムまたはボッフィルム)を
密着させ、露光する。
露光後適宜の現像液、具体的には水により未露光部分を
、除去ずろことにより画像を形成することかできる。
露光に際しては、種々の活性光線源を使用することがで
き、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノン
灯、メタルハライドランプ、紫外線蛍光灯などを例示さ
れる。その他タングステン灯、白色蛍光灯、可視光レー
ザーなどが使用されてしよい。
(発明の効果) 本発明によれば、特定の変性ポリビニルアルコールを用
いて熱溶融成形可能な感光性樹脂組成物が得られる。こ
の組成物を用いれば、乾燥工程を必要とせず、乾燥のた
めの大がかりな装置を必要なく、工程数を減少できる。
また、乾燥工程で発生ずる低沸点モノマーの蒸発による
環境汚染も防止できる。本発明の感光性樹脂組成物は水
で現象できる。
また、本発明では特殊な重合性モノマ一種を用い、感光
性樹脂組成物により高い水溶性を付与するとともに、露
光により得られた硬化フィルムに高いゴム弾性を付与す
る。
本発明の組成物は種々の像形成材料、例えばレジスト等
に用いることができろ。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明にさらに詳細に説明する。
ただし、部とあるは重量部を表わす。
−参考例1 撹拌器、温度計、滴下ロートおよび還流冷却器を付した
反応容器中に酢酸ビニル2+50fl<メタノール19
50部、イタコン酸59および2.2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル75部を仕込み、系内を窒素置換後、内
温を60℃まで加熱昇温し重合を開始した。さらに重合
時間5時間の間にイタコン酸+05fFを含むメタノー
ル溶液305部を重合系の固型分濃度の測定値に応じて
重合系内のイタコン酸と酢酸ビニルのモノマー比が一定
になるように滴下した。重合停止時の系内の固型分濃度
は31%であった。メタノール蒸気を導入しなから加熱
して、未反応の酢酸ビニルを追い出した後、共重合体の
65%メタノール溶液を得た。
この共重合体はイタコン酸単位を5モル%と酢酸ビニル
単位を95モル%含有することが核磁気共鳴(NMR)
分析により確認された。この共重合体のメタノール溶液
100部を40℃にし、撹拌下に2Nの水酸化ナトリウ
ムのメタノール溶液23容量部添加してよく混合し、ケ
ン化した。30分後、得られた白色のゲルを粉砕器にて
粉砕し、酢酸メチル/メタノール−7/3(重量比)で
充分洗浄した後乾燥してポリビニルアルコール系共重合
体aを得た。該共重合体のビニルエステル単位のケン化
度をNMR分析によりもとめたところ57モル%であっ
た。また水溶液中の極限粘度測定によりもとめた重合度
は380てあった さらにこのポリビニルアルコール系共重合体aの熱溶融
流動開始温度をフローテスターで測定したところ98℃
であった。
参考例2 参考例1と同様の反応器中に酢酸ビニル1800部、メ
タノール3500部、2−アクルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸ナトリウム塩1部を仕込み、撹拌下に
窒素置換した後内温を60℃に昇温した。反応器中に2
.2′  −アゾビスイソブチロニトリル24部をメタ
ノール+ 50 部とと乙に添加して重合を開始した。
重合時間3時間の間に、2−アクルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸ナトリウム塩11部を含むメタノー
ル溶液35部を重合系の固型分濃度に応じて系に連続的
に滴下した。重合停止時の系内の固型分etIfは23
.3%であった。メタノール蒸気の導入により、未反応
の酢酸ビニルを追い出した後、共重合体の65%メタノ
ール溶液をえた。この共重合体をNMR分析したところ
2−アクルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナト
リウム塩単位の含有量は0.35モル%であることがわ
かった。
該共重合体メタノール溶、1fLtooiに2Nの水酸
化ナトリウムのメタノール溶液11部を加え40℃で3
0分ケン化した。得られた白色ゲルを粉砕器にて粉砕し
、酢酸メチル/メタノール=8/2(重量比)の混合液
で洗浄後乾燥した。
得られたポリビニルアルコール系共重合体すを参考例1
と同様に分析した結果、ビニルエステル単位のケン化度
61モル%、重合度−350、熱溶融流動開始温度はt
ot’cであった。
参考例3 撹拌機とコンデンサーと温度調整器を備えた2σコルベ
ン中に、キシレン370gと構造式が主成分である2官
能工ポキシ化合物(共栄社油脂化学工業株式会社からエ
ボライト400Eとして市販)526g、メタクリル酸
86g、純水1B9お−よびテトラブチルアンモニウム
クロライド!9を仕込み、撹拌しながら温度を上げ、還
流状態を30分維持した。その後、室温まで温度を冷却
した。
得られた光重合性ビニルモノマーの分析結果は、NMR
,11Nとから前記重合性モノマー([lI)であるこ
とが確認された。その酸価は0.56であり、粘度は2
00 cpsであった。
参考例4 キシレン410g、参考例3で挙げた2官能工ポキシ化
合物526g、アクリル酸72り、純水1B9およびテ
トラブチルアンモニウムクロライド1gを仕込む以外は
、参考例3と同様の操作を行ない前記重合性モノマー(
II)を得た。酸価は0゜59、粘度は170cpsで
あった。
参考例5 キシレン330g、参考例3で挙げた2官能工ポキシ化
合物526g、アクリル酸144g、テトラブチルアン
モニウムクロライド1gを仕込む以外は参考例3と同様
の操作を行ない前記重合性モノマー(■)を得た。
参考例6 撹拌機とコンデンサーと温度調整器を備えた2σコルベ
ン中に、構造式 %式% が主成分であるポリエチレングリコールモノメタクリレ
ート化合物(日本油脂株式会社からブレンマーPE35
0として市販)964g、グリシドール(ダイセル化学
工業株式会社製)148gおよびジメチルベンジルアミ
ン119を仕込み、空気を吹き込みながら撹拌し、12
0℃〜140℃まで温度を上げ、1時間維持した。その
後、室温まで温度を冷却した。
得られた光重合性ビニルモノマーの分析結果は、NMR
,IRとから前記重合性モノマー(■)であることが確
認された。その酸価は0.10であり、粘度は150c
psてあっ1こ。
参考例7 ポリエチレングリコールモノアクリレート化合物936
g、グリシドール148gおよびジメチルベンジルアミ
ンttgを仕込む以外は、参考例6と同様の操作を行い
前記重合性モノマー(V[)を得た。酸価は0.12、
粘度は130cpsてあった。
実施例1 ポリビニルアルコール共重合体a(ビニルエステル単位
のケン化度57モル%、重合度380)100重量部、
エチレングリコール15重量部、純水10重量部をニー
ダ−に入れ、温度80〜85℃で30分間混合した。
p−メトキシフェノール0.1部、2.6−ジーを一ブ
チルーp−クレゾール0.4部、2.2゛−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン3部を前記参考例3で合
成した重合性モノマー([[) I 00部に溶解した
。得られた溶液を上記の混合物に添加し80℃で30分
混練し、混合物を2軸押用機を用いて80℃で連続的に
供給、混合、脱泡し、ハレーション防止剤を塗布した厚
さ0 、2 mypの処理鉄板上に0.5g肩の厚さに
吐出した。次いで、カバーフィルムをラミネートした。
この感光性樹脂版材の感光性表面にテスト用ネガティブ
フィルムCl50tQ3%、5%、10%、20%網点
、直径100μ、200μ、独立点、幅40μ、60μ
細線部あり)を真空密着させ、3部w高圧水銀灯を70
cxの距離から照射した。
照射時間は前露光4秒、主露光26秒であった。
この露光済み版材に対し、40℃の中性水をスプレー現
像装置から圧力4kg/cがで1分間吹き付けて現像を
行なった。未露光部分、すなわ″ち、未硬化部分が水中
に溶出してレリーフが得られた。
このようにして得られたレリーフ版を100℃で2分間
乾燥したところ、3%網点、直径100μ、独立点、幅
40μ細線の脱落がみられなかった。
この版材を、バング−タック校正刷機(パンダークック
社製)を用いて印刷したところ、ベタ部の濃度が1.2
0(マクベス反射濃度計で測定)で、かっペタ部のツブ
シの良い紙面が得られた。
尚、この版けを作製するにあたり用いた2軸押用機吐出
物を、2*4のスペーサーを用い、フレキソプレス機で
2mm厚の感光性樹脂板を作製した。
この板を3部w高圧水銀灯で5分間露光した。2C11
角に切り取り、12mmの厚みになるように重ね合わ仕
て硬度、弾性を測定したところ、硬度が50°(20℃
で測定)、反発弾性値が27%(JISK−6301法
、20℃で測定)を有する柔軟性のある板であった。
実施例2〜6および比較例1〜3 表−1に示すポリビニルアルコール共重合体と重合性モ
ノマーの組合せにより、実施例1と同様に感光性樹脂版
材を得、同様の実験を行なった。
製版条件および実験結果を表〜lに示す。
比較のために、下記の3種の重合性モノマー80部と前
記参考例で得られたポリビニルアルコール共重合体10
0部との組合せで同様の実験を行なった。結果を表−1
に示す。
*1比較例1の重合性モノマー; 式 %式% : で表わされろ化合物 *、比較例2の重合性モノマー; ポリグリセリンとメタクリル酸との反応により得られる
モノマー *、比較例3の重合性モノマー; 式C11*=C1l−Co−0−(CH2C1120)
ecOcH=cLを有する化合物 特許出願人 日本ペイント株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ)ビニルエステル90〜99.9モル%とイオ
    ン性親水基含有重合性単量体0.1〜10モル%との共
    重合体をビニルエステル単位のケン化してられるケン化
    度50〜70モル%、熱溶融流動開始温度60〜130
    ℃を有する水溶性または水分散性のポリビニルアルコー
    ル系共重合体、(ロ)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式( I )中、 X:▲数式、化学式、表等があります▼ Y:−OH、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または−OR_5 但し、R_1、R_3およびR_4は同一または異なっ
    て、それぞれ水素原子またはメチル基、R_2は水酸基
    を有する炭素数1〜5のアルキレン基、R_5は水酸基
    を有する炭素数1〜5のアルキル基、nは4〜23の整
    数、mは0または1、およびpは1〜5の整数を示す。 ] を有し、かつ少なくとも2個の遊離水酸基を有する重合
    性モノマー、および (ハ)光重合開始剤 を含有する熱溶融成形可能な水現像性感光性樹脂組成物
    。 2、ビニルエステルが酢酸ビニルである特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 3、イオン性親水基含有重合性単量体が2−アクリルア
    ミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウムである
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4、ポリビニルアルコールのビニルエステル単位のケン
    化度が55〜68モル%である特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 5、成分(イ)、(ロ)、(ハ)の配合割合が(ロ)1
    00重量部に対し、(ハ)が0.01〜10重量部、(
    イ)が50〜300重量部である特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH021859A (ja) * 1988-06-13 1990-01-08 Toyobo Co Ltd 感光性樹脂組成物

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