JPH04218050A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPH04218050A
JPH04218050A JP6979891A JP6979891A JPH04218050A JP H04218050 A JPH04218050 A JP H04218050A JP 6979891 A JP6979891 A JP 6979891A JP 6979891 A JP6979891 A JP 6979891A JP H04218050 A JPH04218050 A JP H04218050A
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JP
Japan
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water
acrylamide
meth
parts
acid
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Application number
JP6979891A
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English (en)
Inventor
Osamu Nanba
修 難波
Kazunori Kanda
和典 神田
Chitoshi Kawaguchi
川口 千敏
Masaharu Arimatsu
有松 正治
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱溶融成形可能な水現像
性感光性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷版、レリーフ版またはレジストパタ
ーンを形成するための水で現像可能な感光性樹脂組成物
は公知である。この感光性樹脂組成物は通常ポリビニル
アルコールを水に溶解し、次いでモノマー及び光重合開
始剤を添加して調製される。また、感光性樹脂版は、適
当な基板上にこの樹脂組成物を塗布し、次いで水を蒸発
することにより得られる。
【0003】しかし、この方法では、水分の蒸発のため
の乾燥工程を必要とし、大がかりな装置と場所および時
間を必要とする。また、感光性樹脂組成物に添加するモ
ノマー成分は低分子量、低沸点のものが多く、乾燥時に
モノマーの飛散がおこり、組成比が変化したり、或は大
気汚染等の問題がおこる。  更に製版性に於いて、一
般的なビニル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合
性モノマーのみを用いると、感光性樹脂組成物中の溶存
酸素による露光時の重合阻害を受け易く、細かい画線が
再現されにくくなるという問題がある。この問題を回避
する為、所謂全面前露光を行なって溶存酸素を除去する
という方法もあるが、今度は工程が煩雑になるという新
たな問題を生ずる。
【0004】更に又、硬化物の物性に於いては、高硬度
のもの(これは、フレキソ版母型どり用パターンプレー
トに用いる場合、好適に用いられる。)は脆性が大きく
、カケたり割れたりする欠点を有する。又、低硬度のも
の(これは、印刷板に優れた印刷性能を付与するために
要求される。)は、ポリビニルアルコールのビニルエス
テル単位のケン化度を下げればよいが、ビニルエステル
単位のケン化度を下げると水溶性が劣り、水現像性が十
分でないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は乾燥工程を必
要としない、熱溶融成形可能な感光性樹脂組成物であっ
て、水現像性を有し、しかも硬化時に前露光が不要で、
更に硬化後の硬化物は置き版性が良好で、且つ適度な硬
度とゴム弾性を有するものから強靭で高硬度のものまで
製造出来る感光性樹脂組成物を提供することを、目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(I)
  ビニルエステル90〜99.9モル%とイオン性親
水基含有重合性単量体0.1〜10モル%との共重合体
を鹸化して得られる、ビニルエステル単位のケン化度6
0〜75モル%、熱溶融流動開始温度95〜170℃を
有する水溶性又は水分散性ポリビニルアルコール系共重
合体、(II)  (i)N−メチロール(メタ)アク
リルアミドまたはN−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミドおよび(ii)モノアルコール、多価アルコー
ル、アミド、ハロアルキルアミド、芳香族化合物、尿素
類およびそれらの混合物から成る群から選択される化合
物を、酸触媒の存在下に反応させることにより得られる
重合性化合物、及び(III)  光重合開始剤を含有
する熱溶融成形可能な水現像性感光性樹脂組成物を提供
する。
【0007】また、本発明は(i)N−メチロール(メ
タ)アクリルアミドまたはN−アルコキシメチル(メタ
)アクリルアミドおよび(ii)モノアルコール、多価
アルコール、アミド、ハロアルキルアミド、芳香族化合
物、尿素類およびそれらの混合物から成る群から選択さ
れる化合物を、酸触媒の存在下に反応させることにより
得られる重合性化合物を提供する。
【0008】本発明の感光性組成物に用いられるポリビ
ニルアルコール系共重合体(I)を得るに際し、ビニル
エステルとしてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、安息香酸ビニル等が使用できるが、酢酸ビニ
ルが好んで用いられる。
【0009】イオン性親水基含有重合性単量体は上記ビ
ニルエステルと共重合し得るエチレン性不飽和基とイオ
ン性親水基、例えばカルボキシル基の塩、スルホン酸基
の塩、リン酸基の塩等のアニオン性基や、アンモニウム
基等のカチオン性基等のイオン性基を含む化合物をいう
。そのような単量体の例としては、(メタ)アクリル酸
塩、イタコン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、無水マ
レイン酸、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸塩、
(メタ)アリルスルホン酸塩、(メタ)アクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウムクロリド等が挙げられ
る。 イオン性親水基含有重合性単量体はポリビニルアルコー
ル系共重合体の水溶性および該重合体と重合性モノマー
との相溶性に大きく影響する。上記のうち、好ましいイ
オン性親水基含有重合性単量体としては(メタ)アクリ
ル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、2−アクリルアミ
ドプロパンスルホン酸、(メタ)アクリルスルホン酸等
の塩が挙げられる。
【0010】共重合体中における、上記イオン性親水基
含有重合性単量体の含有量は溶融性および水溶性のバラ
ンスから0.1〜10モル%が好適である。より好まし
くはイオン性親水基含有重合性単量体を0.2〜7モル
%用いる。上記単量体が0.1モル%より低い場合は、
得られた組成物の水現像性が悪く、10モル%をこえる
と組成物の固形保持性が不良となり使用できない。
【0011】本発明のポリビニルアルコール系共重合体
(I)は、上記共重合体を通常の方法により鹸化して得
られる。本発明のポリビニルアルコール系共重合体に要
求される性能としては、■得られる組成物の溶融粘度が
適当であること、■重合性モノマーとの相溶性が良好な
こと、■水溶性であること、■得られる感光性樹脂板の
寸法安定性(組成物の固形保持性)が良好なこと等が挙
げられるが、これらの要求性能を満足するには、該共重
合体の熱溶融流動開始温度が95〜170℃で、鹸化度
が60〜75モル%であることが必要であり、また、重
合度については、平均重合度が1000以下、好ましく
は700以下、さらに好ましくは500以下で100以
上であることが望ましい。平均重合度が1000を超え
るものは溶融粘度が高すぎるために不適当であり、一方
、100未満のものは重合性モノマーの保持力に乏しく
使用しにくい。また、鹸化度はラジカル共重合可能な単
量体単位の含量にもよるが、60〜75モル%にあるも
のが重合性モノマーとの相溶性にもすぐれ使いやすく、
75モル%を超えると、熱溶融流動開始温度が高くなり
すぎるために、又重合性モノマーIIまたは開始剤(I
II)との相溶性が劣るために不適当であり、60モル
%未満では樹脂板の寸法安定性が悪くなる傾向にあり使
用できない。
【0012】尚、本発明のポリビニルアルコール系共重
合体の溶融流動開始温度は、含水率3重量%のポリビニ
ルアルコール系共重合体を、直径1mm、長さ1mmの
ノズルを付けたフローテスターで、50kgの荷重下、
6℃/分で昇温して溶融吐出させたときの流動開始温度
を示すものである。また、本発明でいうところの水溶性
とは、25℃で1重量%濃度になるようにポリビニルア
ルコール系共重合体を水に溶解させたときに完全溶解ま
たは分散する状態を示すものをいう。また、平均重合度
(P)はポリビニルアルコール系共重合体の極限粘度[
η]を水中30℃で測定し、次に示す粘度式より算出し
たものである。
【0013】
【数1】
【0014】本発明で使用する重合性化合物(II)は
(i)N−メチロール(メタ)アクリルアミドまたはN
−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド(例えば、
N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド)および(
ii)モノアルコール、多価アルコール、アミド、ハロ
アルキルアミド、芳香族化合物、尿素類およびそれらの
混合物から成る群から選択される化合物を、酸触媒の存
在下に反応させることにより得られる。この化合物(i
i)としてはモノアルコール(e.g.メタノール、エ
タノール、プロパノール、ステアリルアルコール等)、
多価アルコール(e.g.(ポリ)エチレングリコール
、(ポリ)プロピレングリコール、ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリト
ール、トリメチロールプロパン、ポリビニルアルコール
等)、アミド類(アクリルアミド、前記(メタ)アクリ
ルアミド誘導体(i)(尚、この場合(メタ)アクリル
アミド誘導体(i)の自己縮合も含まれる)、ハロアル
キルアミド、スルホンアミド等)、芳香族化合物(e.
g.ハイドロキノン、フェノチアジン、フェノール、安
息香酸等)、尿素類(尿素等)が挙げられる。本発明に
用いる重合性化合物は具体的には
【化1】
【0015】または
【化2】 で表わされる化合物である。好ましい重合性化合物(I
I)は多価アルコールとN−アルコキシメチルメタクリ
ルアミドとの反応生成物である。多価アルコールとして
は好ましくはポリエチレングリコール[HO−(CH2
CH2O)m−H]およびポリプロピレングリコール[
HO−(CH(CH3)CH2O)m−H]が挙げられ
る(式中、mは1〜14、好ましくは1〜5の整数であ
る)。重合性化合物の合成反応は酸触媒の存在下に行わ
れる。酸触媒の例としては無機酸(例えば、硫酸、塩酸
、リン酸、塩化アンモニウム等)、有機酸(例えば、ギ
酸、酢酸、コハク酸、フタル酸、フマル酸、マレイン酸
、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸
、アルキルベンゼンスルホン酸等)が挙げられる。酸触
媒としては酸性イオン交換樹脂を用いてもよい。イオン
交換樹脂の場合、反応終了後、濾過することにより簡単
に系外に取り出せる。酸触媒はまた重合性の基を有する
のが好ましい。そのような酸触媒はメタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸およびその無水物、フマル酸、(メ
タ)アクリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、スチレン
−p−スルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、アクリルアミドメタンスルホン酸、
2−アミドホスホキシエチルアクリレート、アリルスル
ホン酸、メタアリルスルホン酸等が挙げられる。酸触媒
は必要に応じて反応終了後塩基で中和する。 塩基の例としては無機塩基水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウム等;アミン、例えばプロピル
アミン、トリエチルアミン、ジプロピルアミン、ブチル
アミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、3−アミ
ノプロパノール、1,2−ビス−(3−アミノプロピル
)エタン、1,4−ジアミノブタン、N−アミノエチル
ピペラジン、ピペリジンおよびピペリジン誘導体が挙げ
られる。この塩基はまた重合性の基を有してもよく、例
えばジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノメチ
ル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレート等を包含する。好ましくは酸および塩
基の両者に重合性の基を有する。重合性基の存在は組成
物の硬化時にマトリックス中に取込まれ、耐水性を向上
する。反応は通常重合禁止剤(e.g.ヒドロキノン、
メトキシフェノールおよびメチルヒドロキノン)の存在
かつ撹拌下30〜120℃で1〜50時間実施される。 この重合性化合物(II)は本発明の光重合性組成物中
に配合した場合、硬化時間を短縮し、しかも柔軟性や硬
度の設定を容易にする。
【0016】従来の水溶性の高い光重合性不飽和単量体
である2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどは、上
述の如く光重合に際して酸素の影響を受けるため、表面
をおおわずに空気と接触させて光照射すると、空気と接
触している表面は硬化せずに内部だけが硬化し、物性的
には硬くてもろいという欠点がある。しかし、本発明に
使用する重合性化合物(II)は、光硬化速度が非常に
速いため酸素の影響を受けにくく、空気と接触している
面でも光硬化し、かつ強靭でわれにくいという特徴を有
している。この重合性化合物(II)は他の用途、特に
樹脂設計などに有用であり、単独で種々の用途に展開で
きる。
【0017】光重合開始剤(III)について格別の制
限はないが、通常は芳香族ケトンが使用される。芳香族
ケトンとしては分子中に芳香環およびカルボニル基を有
する化合物が使用され、その具体例としては、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−メチルベ
ンゾイン、2−メチルアントラキノン、9−フルオレノ
ン、ベンジル、ベンジルメチルケタール、アセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン
、ベンゾフェノン、フェニル−2−チエニルケトン、p
−ジメチルアミノベンゾフェノン、p,p’−テトラメ
チルジアミノベンゾフェノンなどが挙げられる。これら
の化合物には任意にシアノ基、ニトロ基、メトキシ基、
スルホン酸基、フォスフィン酸基またはその塩もしくは
エステルなどの置換基が存在していてもよい。そのよう
なものの例としては2,6−ジメトキシベンゾイル−ジ
フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメ
チルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、
2,4,6−トリメチルベンゾイル−フェニルフォスフ
ィン酸のエチルエステル、2,4,6−トリメチルベゾ
イル−フェニルフォスフィン酸のナトリウム塩等が挙げ
られる。
【0018】本発明の感光性樹脂組成物は必要に応じ重
合性化合物(II)に加えて他の重合性モノマー(IV
)を含んでもよい。重合性モノマー(IV)は重合性二
重結合を1分子につき少なくとも1つ有している化合物
であって、その具体例としてはメチルアクリレート、エ
チルアクリレート、n−プロピルアクリレート、β−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシプロピル
アクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリ
エチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレング
リコールジアクリレート、メトキシポリエチレングリコ
ールモノアクリレート、エトキシポリエチレングリコー
ルモノアクリレート、グリセロールジアクリレート、ペ
ンタエリスリトールジアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテト
ラアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、n−プロピルメタクリレート、β−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、β−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポ
リエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジメタクリレート、メトキシポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、エトキシポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、グリセロールジメタク
リレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチ
ロールメタンテトラメタクリレート、アクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、n−ブトキシメチルア
クリルアミド、イソブトキシアクリルアミド、n−t−
ブチルアクリルアミド、メチレンビス(アクリルアミド
)、エチレンビス(アクリルアミド)、プロピレンビス
(アクリルアミド)、メタクリルアミド、N−メチロー
ルメタクリルアミド、n−ブトキシメチルメタクリルア
ミド、イソブトキシメタクリルアミド、n−t−ブチル
メタクリルアミド、メチレンビス(メタクリルアミド)
、エチレンビス(メタクリルアミド)、プロピレンビス
(メタクリルアミド)またはこれらの混合物などを挙げ
ることができる。 具体的な重合性モノマー(IV)の選択は、使用するポ
リマーの種類に応じて相溶性を考慮してこれを行えばよ
い。 必要に応じ、両者間の相溶性を補助するため、適宜の溶
剤、たとえば水または高沸点アルコール(たとえばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、トリエチレングリコール、ブタンジオール、
トリメチロールプロパン、テトラメチロールエタン、グ
リセロール、ジグリセロール)が配合されてもよい。
【0019】上記必須成分(I)、(II)、(III
)および(IV)の配合割合は通常、ポリビニルアルコ
ール系共重合体(I)100重量部に対して、ビニル基
含有重合性単量体(II)は5〜250重量部、特に1
0〜200重量部、光重合開始剤(III)は0.01
〜30重量部、特に0.02〜25重量部が好ましい。 さらに他の重合性モノマー(IV)0.5〜100重量
部、好ましくは0.5〜50重量部が望ましい。重合性
化合物(II)が5重量部より少ないと強靭な版ができ
ない。良好な画像が得られない。200重量部より多い
と水現像性が得られない。版の取り扱い性や保存性が低
下する。画像再現性が低下する。重合開始剤(III)
が0.01重量部より少ないと光硬化せず画像が得られ
ない。30より多いと得られた画像の強靭性が低下し、
厚さ方向で均一な物性を有する版が得られない。必要に
応じて加えられる重合性化合物(IV)が100重合性
より多いと、版強靭性が得られず、版の保存性が低下す
る。また画像再現性も低下する。上記必須成分に加え、
必要に応じ重合禁止剤(例えば、2,6−ジ−t−ブチ
ル−p−クレゾール、ヒドロキノン、p−メトキシフェ
ノール)、染料(例えばローズベンガル、エオシン、メ
チレンブルー、マラカイトグリーン)などが配合されて
もよい。
【0020】本発明の感光性樹脂組成物は特定のポリビ
ニルアルコール系共重合体(I)を用いているので、熱
溶融成形により加工できる。熱溶融成形は通常押出機で
行われる。この方法によれば、大がかりな乾燥工程を必
要とせず、工程が短縮され、生産コストが大幅に低下す
る。熱溶融成形に際し、可塑剤的に水を少量使用しても
よいが、その使用量は従来の使用量と大幅に相違する。 樹脂中の水の含有量は10重量部以下、好ましくは3〜
8重量部(組成物の総重量基準)が好ましい。本発明の
組成物は熱溶融成形によらない従来の方法によっても加
工できる。
【0021】得られた光重合性樹脂組成物を適宜の支持
体上に押出成形することにより樹脂版材が得られる。樹
脂の膜厚は特に限定されないが、例えば0.4〜3.0
mmが好ましい。支持体としては通常、金属(例えばア
ルミニウム、亜鉛、鉄)、プラスチック(例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ナイロン、セルロースアセテート、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアク
リロニトリル、ポリ塩化ビニル)、ガラスなどが使用さ
れる。必要に応じこれら支持体の表面に予めエッチング
、電解酸化、コロナ放電などの前処理を施してもよく、
接着剤層、ハレーション防止層などの薄層を設けてもよ
い。
【0022】上記の樹脂版材を使用して画像を形成せし
めるには、自体常套の方法を採用すればよい。例えば該
樹脂版材の表面に必要に応じ適宜のフィルムあるいは被
膜層を介して画像フィルム(ネガフィルムまたはポジフ
ィルム)を密着させ、露光する。露光後適宜の現像液、
具体的には水等により未露光部分を除去することにより
画像を形成することができる。
【0023】露光に際しては、種々の活性光線源を使用
することができ、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀
灯、キセノン灯、メタルハライドランプ、紫外線蛍光灯
などが例示される。その他タングステン灯、白色蛍光灯
、可視光レーザーなどが使用されてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、特定の変性ポリビニル
アルコールを用いて熱溶融成形可能な感光性樹脂組成物
が得られる。この組成物を用いれば、乾燥工程を必要と
せず、乾燥のための大がかりな装置は必要なく、工程数
を減少できる。また、乾燥工程で発生する低沸点モノマ
ーの蒸発による環境汚染も防止できる。本発明の感光性
樹脂組成物は水で現像できる。
【0025】また、本発明で得られたビニル基含有重合
性単量体(II)を用いることにより、重合が迅速に行
われ、製版時に全面前露光なしで細かい画像を再現する
ことができる。得られたレリーフは低硬度の版ではゴム
弾性があり、かつ強靭であり、又、硬度の版においては
、曲げても割れない強靭なものが得られる。さらにこの
版を長期間保存しても、割れることがなく曲げてもやは
り割れることはない。また、本発明に使用している重合
化合物(II)はポリビニルアルコール(I)以外のバ
インダー樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂
、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニル樹脂、フッ
素樹脂、アミノ樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、およびそれらの変性樹脂と
組合わせて活性エネルギー線硬化性組成物とすることも
可能である。更に重合化合物(II)は他のエチレン性
不飽和基を有するモノマーと組み合わせてオリゴマーや
ポリマーとすることも可能である。
【0026】(実施例)以下に実施例を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。ただし部は重量部を表わす。 (ポリビニルアルコール系共重合体の調製)製造例1   還流冷却器、撹拌器、温度計、窒素導入管および後
添加液の仕込口とポンプを備えた重合缶に酢酸ビニルを
500g、メタノールを1950g、イタコン酸を0.
22gを仕込んだ。重合液を撹拌しつつ、系内を窒素置
換して、恒温槽により加熱した。60℃に達したところ
で、2,2−アゾビスイソブチロニトリル2.3gをメ
タノール50gとともに添加して重合を開始した。重合
開始時点より、重合系にイタコン酸の脳と10%のメタ
ノール溶液51.9gを重合系中のイタコン酸と酢酸ビ
ニルの比が一定となるよう、5時間にわたって添加した
。重合開始5時間後にメタノール1200gを添加しな
がら冷却して重合を停止した。重合停止直前の重合系の
固形分濃度は13.9%であっり、酢酸ビニルの重合率
は70%であった。このものにメタノールの蒸気を導入
しつつ未反応の酢酸ビニルをメタノールと共沸させて留
去し、酢酸ビニルを除去することで、酢酸ビニルとイタ
コン酸の共重合体の濃度40%のメタノール溶液を得た
。このもの500gを40℃に加温後、水酸化ナトリウ
ム2.2gをメタノール165gに溶解した液を加えて
、ケン化反応を行った。得られたゲル状物と粉砕後、酢
酸メチル/メタノール=6/4(重量比)の混合液で十
分洗浄した後乾燥して、ポリビニルアルコール系共重合
体を得た。このものをNMRで分析したところ、イタコ
ン酸ユニットの含量は1.0モル%であり、また酢酸ビ
ニルユニットのケン化度は73.2モル%であった。ま
た、このものを完全にケン化し、30℃の水中で極限粘
度を求め、計算式より算出した重合度は330であった
。さらにこのポリビニルアルコール系共重合体の熱溶融
流動開始温度をフローテスターで測定したところ150
℃であった。
【0027】製造例2   参考例1と同様の反応器中に酢酸ビニル1800部
、メタノール3500部、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸ナトリウム塩1部を仕込み、撹
拌下に窒素置換した後、内温を60℃に昇温した。反応
器中に2,2’−アゾビスイソブチロニトリル24部を
メタノール150部とともに添加して重合を開始した。 重合時間3時間の間に、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸ナトリウム塩11部を含むメタノ
ール溶液35部を重合系の固形分濃度に応じて系に連続
的に滴下した。重合停止時の系内の固形分濃度は23.
3%であった。メタノール蒸気の導入により、未反応の
酢酸ビニルを追い出した後、共重合体の65%メタノー
ル溶液を得た。この共重合体をNMR分析したところ2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナト
リウム塩単位の含有量は0.35モル%であることがわ
かった。該共重合体メタノール溶液100部に2Nの水
酸化ナトリウムのメタノール溶液11部を加え40℃で
30分ケン化した。得られた白色ゲルを粉砕器にて粉砕
し、酢酸メチル/メタノール=8/2(重量比)の混合
液で洗浄後乾燥した。得られたポリビニルアルコール系
共重合体を参考例1と同様に分析した結果、ビニルエス
テル単位のケン化度61モル%、重合度=350、熱溶
融流動開始温度は101℃であった。
【0028】(ビニル基含有重合性単量体の調製)製造
例3   N−メトキシメチルアクリルアミド(日東理研工業
(株)製,以下「N−MMA」と記す。)230gr(
2モル)、エチレングリコール62gr(1モル)、ア
ンバーリスト15(強酸性イオン交換樹脂;オルガノ(
株)製)10gr、及びP−メトキシフェノール0.1
grを三つ口フラスコに仕込み攪拌しながら50℃に加
熱して5時間反応させた。反応終了後アンバーリスト1
5を濾過除去し、一晩暗所にて静置した後さらに濾過し
、液状反応生成物を得た。この反応生成物中の各成分を
高速液体クロマトグラフ(島津製作所(株)製カラム:
Shim−pack  CLC−ODS)により分離し
、NMRおよびIRで分析したところ、ジエーテル化物
、モノエーテル化物、メトキシメチルアクリルアミド、
メチレンビスアクリルアミド、アクリルアミド等である
ことが判った。この生成物10grに2−ヒドロキシ−
2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、0.3
grを溶解し、直径6.5cmの丸缶に注いだ。これを
3kWの高圧水銀灯で70cmの距離から露光したとこ
ろ3秒で表面まで硬化し、強靭で硬い硬化物が得られた
【0029】製造例4〜7   表−1に示す配合にて製造例3に準じて重合性単量
体溶液を合成した。このものを製造例3と同様に処理し
た結果を表−1に示す。
【表1】
【0030】比較製造例1   製造例の合成に於いて更にケン化度を下げて55m
ol%のポリビニルアルコール(C)を得た。この樹脂
は重合度360、2アクリルアミド2メチルプロパンス
ルフォネートナトリウム0.35mol%中和、熱溶融
流動開始温度90℃であった。
【0031】実施例1   参考例1で調製したポリビニルアルコール系共重合
体(ビニルエステル単位のケン化度73.2モル%重合
度330、イタコン酸ナトリウム変性1mol%)40
重量部、純水6重量部をニーダーに入れ、温度80〜8
5℃で30分間混練した。一方、P−メトキシフェノー
ル0.05部、及び2,2’−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン0.5部を前記参考例3で合成した重
合性単量体30部に溶解した。得られた溶液を上記混合
物に添加し、80℃で30分間混練した後、混合物を2
軸押し出し機を用いて80℃で連続的に供給、混練、脱
泡して、ハレーション防止剤を塗布した厚さ0.3mm
の処理鉄板上に1.0mmの厚さに吐出した。次いで、
カバーフィルムをラミネートした。この感光性樹脂版材
の感光性表面にテスト用ネガフィルム(直径各々170
μm、200μm、250μm、320μm、660μ
mの独立点を含む。)を真空密着させ、65Wケミカル
ランプにて5cmの距離から1分20秒露光を行った。 次いでブラシ溶出機(水温40℃)で1分50秒かけて
未露光部分を洗い出して現像処理し、30分間90℃の
乾燥機中で乾燥させて凸版を得た。
【0032】この結果、直径200μmの独立点が残存
した。さらにこの版の硬度を測定したところ、ショアー
D硬度計で85゜あるにもかかわらず、手で180゜に
折り曲げても版は割れず、硬くて強靭で、もろさの少な
いレリーフが得られた。6ケ月経った後も、折り曲げて
も割れることはなかった。
【0033】実施例2   表−2に示すように、重合性モノマーとして、参考
例3で調製したものを20重量部とエチレングリコール
ジメタクリレート(モノマーA、NKエステル2G:新
中村化学工業(株)製)10重量部の混合物を用いる以
外は実施例1と同様に生板作製と製版を行なった結果、
表−2に示すように、250μmの独立点が残存した。 又、ショアーD硬度計で85゜を示し、手で折り曲げて
みると90゜まで割れなかった。
【0034】実施例3   表−2に示すように、重合性モノマーとして参考例
4で調製したものを30重量部用いた以外は実施例1と
同様に生板作製と製版を行なった。その結果、表−2に
示すように170μmの独立点が残存した。又硬度はシ
ョウーDで83゜あるにもかかわらず180゜手で折り
曲げても割れることはなかった。
【0035】実施例4   表−2で示すように、重合性単量体として参考例5
で調製したものを用いる以外は実施例1と同様に生板作
製および製版を行った。その結果、表−2に示すように
、170μmの独立点が残存した。又、ショアーD硬度
は85゜あるにもかかわらず、手で180゜折り曲げて
も割れなかった。
【0036】実施例5   表−2に示すように、参考例2で作成したポリビニ
ルアルコール系共重合体(ビニルエステル単位のケン化
度61モル%、重合度350、スルホン酸ナトリウム変
性0.35mol%)40重量部、重合性単量体として
参考例3で製造したものを用いる以外は実施例1と同様
にして感光性樹脂版(生板)を作成し、製版を行った。 その結果、表−2に示す通り、残存独立点は直径200
μm以上で、硬度はショアーDで83゜であった。又、
手で180゜に折り曲げても版は割れなかった。6ケ月
経った後、折り曲げても割れることはなかった。
【0037】比較例1   表−2に示すように、重合性単量体として参考例1
で調製した重合性単量体の代わりにエチレングリコール
ジメタクリレート15重量部、N−ビニル−2−ピロリ
ドン(和光純薬)15重量部を用いる以外は実施例1と
同様に生板作製および製版を行なった。その結果、表−
2に示す通り、残存独立点は500μm以上で、しかも
サイドエッチされたドット形状であった。又、硬度はシ
ョアーDで85゜あったが、手で90゜折り曲げると細
かく割れた。
【0038】比較例2   実施例1においてポリビニルアルコール(A)のか
わりにケン化度75mol%、重合度300、イオン性
親水基含有重合性モノマーを含まないで熱溶融流動開始
温度153℃のポバールNK−03(日本合成化学(株
)製ポリビニルアルコール)を使用して実施例1と同様
に光硬化性プレートを作った。その結果は表−2に示す
【0039】比較例3   実施例1においてポリビニルアルコールとして比較
製造例1でのポリビニルアルコール(C)を用いて同様
に評価した。その結果は表−2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】製造例8   還流冷却器、撹拌器、温度計、窒素導入管および後
添加液の仕込口とポンプを備えた反応容器にN−メチロ
ールアクリルアミド50.6部とブタノール148部を
入れパラトルエンスルフォン酸でpH3.0に調整し還
流下で反応を開始する。留出液は静置槽により層分離し
て生成する水槽は除去し、n−BuOH層は系内に戻し
反応する。約4時間で反応終了した。反応後ジメチルア
ミノプロピルメタクリルアミドで中和し、減圧によりn
−ブタノールを除去しn−ブトキシメチルアクリルアミ
ド75部を得た。
【0042】製造例9   実施例1と同様の装置を用いてN−メチロールアク
リルアミド202部、ジプロピレングリコール134部
、トルエン134部を加え、p−トルエンスルホン酸で
pHを3に調整し、95℃で10時間反応させた。反応
終了後、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドで中
和し減圧によりトルエンを除去し反応混合物312部を
得た。得られた反応混合物50部にトリメチロールプロ
パントリアクリレート10部、およびベンゾインメチー
ルエーテル3部を加えて紫外線硬化塗料組成物を調整し
た。本組成物を冷延鋼板に20μとなる様に塗布し紫外
線を照射したところ硬くて強靭な膜が得られた。そのエ
ンピツ硬度は2H以上であり、40℃でのヒューミディ
ティ試験では5日間で塗板に錆など発生が認められなか
った。
【0043】製造例10   実施例1で使用した反応容器にN−メトキシメチル
アクリルアミド(日東理研工業(株)製、以下「N−M
MA」と記す。)230部(2モル)、エチレングリコ
ール62部(1モル)、トルエン120部、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸0.27部
を入れpHを3.2にし、更にp−メトキシフェノール
0.1部を仕込み撹拌しながら90℃に加熱して10時
間反応させた。 反応終了後ジメチルアミノメチルメタクリルアミドを添
加して、pHを7.1に調整し、一晩暗所にて静置した
後、さらに濾過し、減圧蒸留してから液状反応生成物を
得た。この反応生成物196gを得た。この反応生成物
中の各成分を高速液体クロマトグラフ(島津製作所(株
)製カラム:Shim−pack  CLC−ODS)
により分離し、NMRおよびIRで分析したところ、ジ
エーテル化物、モノエーテル化物、メトキシメチルアク
リルアミド、メチレンビスアクリルアミド、アクリルア
ミド、その他等であり、その比率は60/20/13/
3/2/2wt%であった。この生成物10部に2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、0.3部を溶解し、直径6.5cmの丸缶に注いだ
。これを3kWの高圧水銀灯で70cmの距離から露光
したところ3秒で表面まで硬化し、強靭で硬い硬化物が
得られた。
【0044】製造例11   実施例10で使用した反応容器にN−エトキシメチ
ルアクリルアミド258部、トルエン200部、ジプロ
ピレングリコール134部、p−メトキシフェノール0
.01部を入れ、リン酸約0.7部を添加してpHを3
.2にしてから撹拌しながら110℃に加熱し10時間
反応させた。反応終了後ジメチルアミノメタクリルアミ
ドを添加してpHを7.2に調整し同様にして液状反応
生成物315部を得た。実施例3の方法によりこの反応
生成物の硬化性をチェックしたが3秒で表面まで硬化し
、強靭で硬い硬化物が得られた。次に、参考例2で作成
したポリビニルアルコール系共重合体(ビニルエステル
単位のケン化度61モル%、重合度350、スルホン酸
ナトリウム変性0.35mol%)40重量部、および
合成した重合性単量体を用いる以外は実施例3と同様に
して感光性樹脂版(生板)を作成し、製版を行った。そ
の結果、残存独立点は直径200μm以上で、硬度はシ
ョアーDで83°であった。また、手で180°に折り
曲げても版は割れなかった。6ケ月経った後、折り曲げ
ても割れることはなかったし支持体の腐食も全く観察さ
れなかった。
【0045】製造例12   実施例8と同様の装置を用いてN−エトキシメチル
アクリルアミド248部とトルエン134部、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸約1部を
入れpHを2.1に調整し、95℃で反応を行った。反
応終了後ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドで中
和しトルエンを除去し2−N,N’−メチレンビスアク
リルアミドを184部を得た。
【0046】製造例13   実施例8と同様の装置を用いてN−メチロールアク
リルアミド101部と尿素15部を20部の水に溶解さ
せ、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸2.5部を入れ、80℃で2時間反応を行った。反
応終了後ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドで中
和してモノマー反応混合物を得た。
【0047】製造例14   実施例8と同様の装置を用いてN−メチロールアク
リルアミド101部とハイドロキノン110部を入れ、
2−アミドフォスホキシエチルアクリレートを約0.5
部入れ、pHを3.3に調整し70℃で20時間反応を
行い、反応終了後ラウリルアミンで中和してモノマー反
応混合物を得た。
【0048】製造例15   N−メチロールアクリルアミド101部、N−エト
キシメチルアクリルアミド129部用いる以外は製造例
13と同様に行った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (I)  ビニルエステル90〜99
    .9モル%とイオン性親水基含有重合性単量体0.1〜
    10モル%との共重合体を鹸化して得られる、ビニルエ
    ステル単位のケン化度60〜75モル%、熱溶融流動開
    始温度95〜170℃を有する水溶性又は水分散性ポリ
    ビニルアルコール系共重合体、(II)  (i)N−
    メチロール(メタ)アクリルアミドまたはN−アルコキ
    シメチル(メタ)アクリルアミドおよび(ii)モノア
    ルコール、多価アルコール、アミド、ハロアルキルアミ
    ド、芳香族化合物、尿素類およびそれらの混合物から成
    る群から選択される化合物を、酸触媒の存在下に反応さ
    せることにより得られる重合性化合物、及び(III)
      光重合開始剤を含有する熱溶融成形可能な水現像性
    感光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  (i)N−メチロール(メタ)アクリ
    ルアミドまたはN−アルコキシメチル(メタ)アクリル
    アミドおよび(ii)モノアルコール、多価アルコール
    、アミド、ハロアルキルアミド、芳香族化合物、尿素類
    およびそれらの混合物から成る群から選択される化合物
    を、酸触媒の存在下に反応させることにより得られる重
    合性化合物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013503244A (ja) * 2009-08-31 2013-01-31 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ポリマーの製造方法、電極のコーティング並びに関連ポリマー及び電極
JP2013073056A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及び画像形成装置
WO2020050255A1 (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 株式会社クラレ ポリビニルアルコール樹脂の製造方法、及びポリビニルアルコール樹脂

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