JPS6171417A - 磁気粒子を磁気的に無配向化する装置 - Google Patents

磁気粒子を磁気的に無配向化する装置

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JPS6171417A
JPS6171417A JP60194717A JP19471785A JPS6171417A JP S6171417 A JPS6171417 A JP S6171417A JP 60194717 A JP60194717 A JP 60194717A JP 19471785 A JP19471785 A JP 19471785A JP S6171417 A JPS6171417 A JP S6171417A
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magnetically
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JP60194717A
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ジエームス フオリイ
フオワズ ハバル
ジヨン エツチ.リーヒイ,ジユニア
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    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/842Coating a support with a liquid magnetic dispersion
    • G11B5/845Coating a support with a liquid magnetic dispersion in a magnetic field
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D2252/00Sheets
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D3/00Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
    • B05D3/20Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by magnetic fields
    • B05D3/207Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by magnetic fields post-treatment by magnetic fields

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録媒体の分野に関し、特に、磁気記録
ディスク、特に可撓形ディスクの製造に使用されるべき
、磁気記録媒体層内の針状磁気粒子を無配向化する装置
および方法に関する。
[従来の技術] 非磁性支持材上にコーティングされた、結合剤内に分散
せしめられた非等方性針状磁気粒子を含む磁性層を有す
る磁気記録媒体は、本技術分野においては公知である。
縦方向に記録して行く様式のオーディオおよびビデオ記
録テープにおいては、磁気粒子を支持材に実質的に平行
になるように、読取/書込ヘッドを通過するテープの運
動方向に整列せしめ、記録密度および信号出力を最大な
らしめることが望ましい。
しかし、もしそのような配向化されたテープ媒体が可撓
形すなわちフロッピー記録ディスクの製造に用いられれ
ば(例えば、ディスクはテープ媒体ウェブから打抜いて
製造される)、そのディスクが示す信号出力レベルの変
動は許容しえないものとなる。そのねりは、回転するデ
ィスク上の整列粒子の配向がディスクの半径方向にのみ
移動するディスク駆動装置の記録ヘッドに対し、絶えず
変化するからである。すなわち、低撮幅の入力信号が円
形記録トラック上に記録された後に読取られる時、それ
は配向された粒子がヘッドと同方向になる所に180°
離れた2つの最大値を有し、配向された粒子がヘッドに
直角になる最大値から90’離れた所に2つの最小値を
有する正弦波形をもつことになる。
この問題を克服するために、磁気記録ディスクの製造に
は、2つの相異なる形式の記録媒体が用いられている。
一方の形式においては、粒子がディスクの回転軸の回り
に円形に配向せしめられ、従って記録トラックに沿った
配向を与えられている。他方の形式においては、粒子は
意図的に無配向化され、粒子の乱雑な方向分布が実現さ
れているので、ディスク駆動装置のヘッドは、ディスク
が完全に1回転する間に、全く顕著な粒子の整列方向に
遭遇することはない。粒子を無配向化する必要は、粒子
がコーティング工程のために一般にある程度配向される
という事実から生じる。これは、コーティング装置を通
過するウェブの移動方向−粒子が機械的に整列、せしめ
られる傾向がある、ウェブコーティングにおいて特にい
えることである。
結合材内に分散せしめられた針状磁気粒子を用いた磁気
記録媒体は、一般に、流動性の磁性顔料すなわちペイン
ト層を非磁性器材上にコーティング、すなわち塗布する
ことによって形成されるが、その際、磁性層はペイント
がまだ流動的である間に磁界を作用せしめられることに
より、場合に応じて粒子を配向化または無配向化され、
その後、ペイントは乾燥されて結合剤は少なくとも部分
的に固化され、内部の粒子位置が固定される。また、結
合剤が完全に固化される前に、媒体はカレンダにかれら
れるか、または他の処理を受け、それによって磁性層の
表面の平滑さが増大せしめられる。
磁性ペイントは、通常、非等方針状磁気粒子、結合剤、
および他の随意の添加剤(例えば、潤滑剤、研摩剤、帯
電防止剤、分散剤、など)を十分な予の溶剤中へ分散さ
せ、コーティング工程が容易に行なわれるような適宜の
流動状態にしたものである。配向かまたは無配向化を行
なうための磁界は、ペイントがまだ流動的である間に印
加されるので、磁気粒子はペイント内で印加された磁界
に応答して物理的に移動し回転して、所望の配向または
無配向状態になる。
近年、磁気ディスク媒体はデータの記録密度の増加とい
う点で、署しく改善された。磁性層の組成および処理の
改良により記録トラックに沿っての線ビット密度(単位
長あたりのビット数)が増大せしめられ、また、ヘッド
を記録トラックに対して位置決めするディスク駆動機構
およびサーボ技術の制度が高くなることによりトラック
密度(単位長あたりのトラック数)が増大せしめられた
のである。
使用される磁気粒子を小さくすれば、線ビット密度はさ
らに改善されるものと期待される。しかし、ディスク内
の隣接する逆向きの磁気領域による自己減磁を防止する
ためには、磁気粒子の保磁力を高め、磁性層を薄くしな
くてはならない。また、ヘッドと媒体との距離、ヘッド
の弾みおよび[1t2落、を最小限にするためには、表
面の仕上をできるだけ平滑にすることが極めて重要であ
る。
表面を平滑に仕上げるために役立つ要因は多数存在する
。これらの要因のうちには、磁性層の塗niを受ける非
磁性支持材の表面仕上、ペイント分散の一様性の程度、
および製造工程における諸段階、が含まれる。
ウェアコーティング装置は、流動性のペイント層が通常
、磁性ペイントの塗布に使用されるコーティング装置の
特定の形式による微細なきめを示すという点で、平滑性
に対してはややマイナスの影響を与える傾向を有する。
例えば、ドクターおよびスロット押出形コーティング装
置においては、コーティング方向に沿った縦方向の小さ
い条線を生じやすく、また、グラビアロールコーティン
グにおいては、点模様のきめを生じやすい。
磁気粒子を配向化または無配向化するための磁界の印加
は、もしその磁界がペイント内の磁気粒子を表面にきず
ができるほど強く動かすならば、表面の平滑性に悪影響
を及ぼす。磁気粒子の保磁力が増すほど、粒子を動かず
のに強い磁界が必要になる。
一方、乾燥後のカレンダ処理は平滑性に対しプラスの作
用を及ぼす、、ツなわら、それによって、磁性層は結合
剤が完全に固化する前に平滑なロール表面に押付けられ
、表面の凹凸を平滑化される。
円形の粒子配向を有する記録ディスク媒体は、無配向の
粒子から成る媒体よりもある程度高レベルの信号出力を
与えるが、高速度の量産が容易でないので、ずっと高価
なものになる。
例えば、円形の粒子配向を有するディスクを製造する1
方法においては、ディスク基板を回転支持体上に取付け
、磁性層を吹付け、または塗布し、次に、結合剤が固化
する前に流動層に磁界を作用させて粒子に配向を与える
。このようなディスクは一度に1つしか作れないので、
その製造経費はどうしても割高になる。
英国特許第GB1416495号に開示されている他の
方法においては、連続的な支持ウェブ上に磁性層のコー
ティングを行ない、ウェブ上の相次ぐディスク領域に対
して円形磁界を印加してそれぞれの領域において円形の
粒子配向を実用し、乾燥および固化の後それぞれの領域
からディスクを押し抜く、という諸段階を用いている。
この方法でも製造経費は割高になる傾向がある。そのわ
けは、粒子に配向を与える場所では、ウェブを比較的徐
々に停止または移動させないと品質が損われるため、一
定時間内に1qられるコーティングされたウェブのmは
極めて限られたちのになるからである。また、押抜かれ
るディスクの回転軸を粒子の円形配列の軸と確実に一致
させるために、厳しい工程公差が要求されるので、さら
に余分の経費が必要になる。
一方、無配向粒子から成る媒体は、比較的大きい、経済
的なウェブ速度で磁性層が支持材上にコーティングされ
うるため、経済的に製造される可能性を有する。また、
ディスク押法きダイスは、ウェブ上の円形の粒子配向領
域に位置合せする必要がないので、押抜き工程は大きい
媒体搬送速度で行なうことができ、そのため製造経費は
減少する。さらに、無配向粒子から成る媒体は、配向粒
子から成るビデオまたはオーディオテープの製造装置と
本質的に同じ装置により、単に粒子の配向化装置を変え
るだけで、製造されうるので、そのための経済性をも有
する。
流動性磁性層内に存在する針状磁気粒子を、その層の乾
燥および/または固化の前に磁気的に無配向化する装置
および方法は、本技術分野においては公知である。
例えば、米国特許第4.338.643号には、ウェブ
にコーティングされた磁気記録媒体が開示されているが
、そこでは、移動ウェブ上の流動性磁性層内の磁気粒子
は、まず磁界によって相隣る5mmの条帯から成る杉綾
模様をなすように配向を与えられ、相隣る条帯内の粒子
はウェブの移動方向に対し相異なる方向の配向を有する
ようにされる。配向化磁界から離れると、相隣る条帯内
の磁気粒子は条帯の境界において相互に作用しあい、時
間が経過すると、磁性層が固化する前に粒子はほとんど
乱雑な状態になる。
上)ホの杉綾模様は、コーティングされたばかりのウェ
ブを、固定された永久磁石の配列の上を通過させること
によって形成される。これらの永久磁石は協働して、ウ
ェブの移動方向に対し相異なる所定角に整定されたさま
ざまな磁界成分を有する静磁界を作る。高度に配向化さ
れた粒子が相互作用して乱雑に再分布するためにはある
特定されない期間が必要であるから、結合剤の少なくと
も部分的な固化を促進するためのペイントの乾燥または
放射線照射などの後の製造段階を、配向化段階の直後に
行なうことはできないので、この方法も経済的な大m生
産には適さない。
米国特許第4.208.447号および第4,271.
782号は、それぞれウェブにコーティングした媒体内
の磁気粒子を磁気的に無配向化する方法および装置に関
するもので、まだ流動状態にある磁性ペイントを有する
ウェブを固定された永久磁石の配列の上を通過せしめる
ようになっているが、これらの永久磁石が協働して形成
する静磁界は、ウェアの移動方向に強度を減じ、かつ、
方向が交互に逆転する磁界部分を含んでいる。最善の結
果を得るためには、永久磁石の平面的な配列を、流動性
ペイント層の平面に対し正確な間隔J3よび傾斜で配置
しなければならず、この条件を、大m生産の場面におい
て経済的に維持することは困難である。
上述の粒子無配向化の方法は、いずれも複雑な靜磁界を
使用し、その中でまだ流動的である磁性層を前進させる
ことによって粒子分布を再編成するという共通の特徴を
もっている。
前述のように、動作特性および信頼性の点から、磁性層
の表面をできるだけ平滑にすることは、極めて重要であ
る。流動性磁性層をして無配向化用の静磁界内を通過眩
しめても、コーティング装置によって誘発された表面の
きめを顕著に平滑化することはできず、ある場合には、
磁界はさらにきめを増加させて表面の品質をさらに劣化
させる。
[発明の目的と要約] 侵に明らかになるように、本発明は、ウェアにコーティ
ングされた記録媒体内の磁気粒子を磁気的に無配向化す
る装置お−よび方法を提供する。本発明において用いら
れる無配向化磁界は静磁界ではなく、流動性コーティン
グの平面内において、この平面に実質的に垂直な軸の回
りに回転せしめられる。この方法は、効果的に粒子を無
配向化するだけでなく、予期しなかったことであるが、
コーティング装置によって誘発されたきめを平滑化する
ことによって、磁性層の表面の品質を改善する。
従って、本発明は、高品質の磁気記録媒体の製造を容易
にする装置および方法を提供することを −目的とする
もう1つの目的は、非磁性支持材上に担持されている磁
気記録層の平滑性を改善する装置および方法を提供する
ことである。
さらにもう1つの目的は、磁気記録ディスクの製造に用
いられる記録媒体の磁性層内の磁気粒子を磁気的に無配
向化する方法を提供することである。
ざらにもう1つの目的は、この粒子の無配向化の方法を
容易に実行しうる装置を提供することである。
さらにもう1つの目的は、磁気記録媒体の経済的大量生
産に適する、粒子の無配向化の方法を提供することであ
る。
さらにもう1つの目的は、例えば磁性層の平滑性および
SN比を含め、改善された物理的特性および磁気記録特
性を有する磁気記録媒体を製造するのに有効な方法およ
び装置を提供することである。
本発明のその他の諸口的は、一部は自明のものであり、
一部は後述によって明らかにされる。
本発明は、記録媒体、特に磁気記録ディスクの製造に使
用される媒体、の磁性層内の磁気粒子を無配向化する装
置および方法を提供する。
この装置は、記録媒体の製造中に、非し1性支持材上に
担持されている流動性磁性層を一平面内において前進ぽ
しめるように該非磁性支持材が移動している時、流動性
磁性層内の磁気粒子を磁気的に無配向化するために使用
される。
この装置は、流動層の平面内へ侵入する磁界であって該
平面に実質的に垂直な回転軸の回りに配置された該磁界
を形成する構造と、該磁界を回転させて磁気粒子と磁気
的に相互作用せしめ磁性層内の粒子を無配向化するため
の回転装置と、を有する。
図示されている実施例においては、流動性磁性層を担持
している移動支持材のすぐ下に置かれた回転自在の円板
上に配列された永久磁石によって磁界が形成される。こ
れらの永久磁石は平面的な配列をなしており、ある磁石
においてはN極が流#J層に面し、池の磁石においては
S極が流動層に面している。これらの磁石は協働して複
数の局部磁界から成る複合磁界を形成する。局部磁界の
少なくともあるものは、流動性磁性層の平面に対して相
異なる磁界方向を有する。
この装置が使用される時は、薄い磁性層を形成するため
に直線的に移動する非磁性支持材上に流動性磁性顔料を
塗布するコーティング部のすぐ近くの下流位置に配置さ
れる。永久磁石は、磁性層の平面に実質的に平行な磁石
平面内に配置されている。円板は、支持材の線速度に関
連したある範囲内の速度で回転せしめられ、それによっ
て磁気粒子は効果的に無配向化される。回転磁界が磁気
粒子と相互作用すると、顔料を流れさせ、磁性層の外表
面を平滑化するという有利な結果が得られる。回転磁界
の印加後、磁性層は乾燥され、その中の無配向化された
粒子は固定される。
この装置および方法は、平滑化の特徴を利用して、ビデ
オテープなどの、配向された粒子から成る磁気媒体を製
造するのにも用いられる。この場合は、回転磁界は流動
層を平滑化するために印加され、次にこの層はちつと下
流で配向化磁界を作用せしめられて粒子を整列せしめら
れる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しつつ、本発明を実施例について
詳述する。
本発明は、特に可撓形すなわちフロッピーディスクを製
造するのに用いられるように設計された、ウェアにコー
ティングされた磁気記録媒体の磁性層内の非等方性磁気
粒子、を磁気的に無配向化する装置および方法を提供す
る。この無配向化の方法は磁性層の平滑性を改茜すると
いう利点をも有し、この特徴は、配向化された磁気テー
プのような他の形式の磁気媒体の製造にも利用されうる
第1図には、ある良さの可撓形磁気記録媒体10の平面
図が示されており、その上に点線で示されている円形領
域12は、そこから公知のダイス押抜き技術によって、
可撓形記録ディスク14が押抜かれることを示している
。ディスク14は、後にプラスチックまたは紙の外被内
に包装され、コンピュータに関連するディスク駆動装置
に用いられる、ディジタルデータ記録ディスクとして販
売される。
第2図に示されているように、媒体10は、可撓性の非
磁性シー゛トすなわちウェア支持材16を有し、その両
面には薄い磁気記録層18および20が後着されている
支持材16は、好ましくは、磁気記録技術の分野で公知
の、ポリエチレンテレフタラート(P E、 T ’)
または他の適宜の非磁性基材によって形成された可撓性
プラスチックフィルムとする。
磁性層18および20は同じもので、データはディスク
14の両面に記録されるようになっており、今後磁性層
18について説明することは、磁性層20に対しても同
様に成立することである。
優に詳述されるように、層18は、最初流動性の磁性ペ
イン1−または顔料として用意されて支持材16上にコ
ーティングされ、後に乾燥硬化される。
このようなペイントは、一般に、コーティング工程に適
した流動状態を実現するために十分な量の溶剤内に分散
せしめた、非等方性針状磁気粒子(例えば、ガンマ酸化
第二鉄)、随意の添加剤、および結合剤から成る。
本発明の装置および方法の1機能は、届18および20
内の針状磁気粒子22(第1図に、極めて大きく拡大し
て示しである)の分布を、これらの層がまだ流動状態に
ある間に磁気的に整え、少なくとも統計的に見たとき大
多数の粒子の長手次元を実質的に支持材16の平面およ
びその上の対応する磁性層に実質的に平行にし、粒子の
長手次元に一致する方向を磁性層の平面内において相互
に本質的に無配向的にすることである。すなわち、粒子
は、磁性層平面内の任意に仮定された直線に対して実質
的に乱雑な粒子方向分布をなすよう、意図的に無配向化
される。このようにして粒子が無配向化されると、ディ
スク14上の層18および20は、ディスク14がディ
スク駆動装置内において回転する時、はとんど一様な磁
気的特性を示す。そのわけは、読取/書込ヘッドが、円
形の記録トラックに沿ってなんら顕著な粒子の整列方向
に遭遇しないからである。従って、定振幅信号が円形ト
ラックの全長に沿って記録され、後に読取られる時、角
変位の関数としての出力信号レベルの変動(変調)は最
小になる。
本発明の粒子を無配向化する方法は、好ましくは、第3
図に示されている、ウェアにコーティングされた媒体1
0を製造する工程の一部として実施される。
非磁性可撓形支持材16は、操出リール24から、コー
ティング部26、粒子無配向化部28、乾燥部30を含
む複数の相次ぐ加工部を経て、巻取リール32まで進む
。繰出リール24および巻取リール32は駆動i構(図
示されていない)により回転駆動され、それによって支
持材16は製造経路に沿って縦方向(矢印の方向)に、
例えば30.48−304.8m/a+in  (10
0−1000ft/min >の範囲内の一定線速度で
前進する。
コーティング部26においては、支持材16の上部表面
に薄い流動性磁性ペイント層18が塗布される。このコ
ーティングは、ドクター、グラビアロール、またはスロ
ット押出形コーティング装置などの、任意の適宜のコー
ティング装置によって塗布されうる。通常、磁性ペイン
トは、分散された針状磁気粒子、重合体結合剤、潤滑剤
、研摩粒子、分散剤、帯電防止材、および溶剤から成る
層18がまだ流動状態にある間に、支持材16は無配向
化部28を通過する。無配向化W28は、W!J18に
回転磁界を作用させることによって粒子22を磁気的に
無配向1ヒする。この磁界は、粒子22を流動性ペイン
ト中で物理的に移動させることによって、第1図に示さ
れている所望の乱雑な分布を効果的に実現する。支持材
16は、無配向化部28の次に乾燥部30を通過する。
乾燥部30においては、ペイントは通常蒸発によって加
熱されることによって溶剤を蒸発せしめられ、それによ
り結合剤は少なくとも部分的に固化されて、層18内の
磁気粒子22の位置を無配向化部28の磁界によって与
えられた配置に固定する。図には示されていないが、支
持材16は通常追加の加工部をも通過し、それらの加工
部においては(例えばカレンダ装置によって)図18の
表面の平滑性が増大せしめられ、次に重合体結合剤が硬
化(交差結合)せしめられて、層18がディスク駆動装
置の読取/書込ヘッドに接触した時摩耗に抵抗しうるよ
うに結合剤は十分に硬化せしめられる。
結合剤内で用いられている交差結合方式の形式により、
固化は、上昇させた温度において媒体を「老化」させる
ことによって化学的に、または層18を適宜の形式の透
過性放射、例えば電子ビームにより照射することによっ
て行なわれる。
第211性層20は後に支持材16の反対側の面に同じ
工程を用いて形成され、第2図に示されているような媒
体10が製造される。
非磁性支持材16は、例えば、ポリエステル(例えばポ
リエチレンテレフタラート)、ボリオレフン、ポリ炭酸
エステル、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、
セルロース誘導体のような重合体のフィルム、または、
銅、アルミニウム、亜鉛のような非磁性金属フォイル、
から成る適宜の可撓材であればよい。
非等方性針状磁気粒子22は、ガンマ F13203、ガンマFe2O3とFe3O4との混合
結晶、コバルトでドープされたガンマFezO3または
Fe3O4、CrO2)さまざまなフェライト(バリウ
ムフェライトなど)、フ工り磁性金属元素または合金(
Go 、FO−Co 。
Fe  −Go  −Ni  、  Fa  −Go 
 −B、  Fc  −Ot。
−Cr−B、Mn −si 、Mn−AJ!、など)、
または窒化鉄であればよい。
重合体結合剤としては、例えば、ポリウレタン、エポキ
シ樹脂、ポリエステル、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニ
ルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデンなど、およ
びこれらの混合物が用いられる。結合剤はさらに、場合
により化学的に、または放射によって誘発される交差結
合を容易ならしめるための、1つまたはそれ以上の硬化
剤を含む。
磁性ペイント内の他の添加剤としては、カーボンブラッ
クまたはグラファイトなどの帯電防止剤、融解アルミナ
、炭化シリコン、または酸化クロムなどの研摩粒子、脂
肪酸エステルまたは有機シリコン化合物などの潤滑剤、
および、レシチンまたは燐酸エステルなどの分散剤、ま
たはさまざまな分散剤の組合わせ、がある。
磁性ペイントは、通常磁気記録用の組成を、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノンなどの有機溶剤内に分散さ
せることによって形成される。媒体は、支持材16上に
1つの磁性層のみを有するか、または支持材16と磁性
層との間に(接着剤などの)追加のコーティング層を有
するか、または磁性層を被覆する潤滑層などの追加層を
有する。
図示されている実′施例における粒子無配向化装置34
は、円形または環形に配列された棒状永久磁石38(第
4図参照)を上部に有する非磁性円板36を備えた円板
装置35と、円板装置35を回転させるために出力軸4
2を円板36の下側に連結された圧縮空気発動+140
と、を含む。
円板装置35は、コーティング部26の下流のすぐ近く
に配置され、まだ流動状態にある層18を上部に有する
移動支持材16の下面に接近せしめられて、円板36の
平面が支持材16の平面に実質的に平行になり、円板の
回転軸44が支持材16およびその上部の層18の平面
に実質的に垂直になるようにされる。後に明らかにされ
るように、このようにして位置調整装置34により、環
形に配列された磁石38によって形成された磁界は層1
8の平面内に侵入せしめられ、回転円仮装「t35によ
って軸44の回りに回転せしめられて、磁気粒子22を
磁気的に無配向化する。乱雑な粒子分布と、層18の外
表−面の平滑性との実現に関し、最良の結果を得るため
には、後に詳述されるように円板装置35の回転速度と
移動支持材16の線速度とを関連せしめる。
第4図、第5図、第6図に最もよく示されているように
、円板36は、好ましくは非磁性金属(例えばアルミニ
ウム)または高速度回転に耐えうる高強度強化プラスチ
ック材によって形成された、剛性円形部材とする。円板
ボデー内に、その上部平表面46・からある深さで、?
!2*の等間隔の半径方向に延長する空洞48が、円板
の回転軸44の回りに対称的に環状配列をなして形成さ
れている。それぞれの空洞48は内部に、第6図に示さ
れている細長い直方体状の永久f41石38を1つ収容
しうるようになっている。それぞれの磁石38は、対応
する空洞48内に、上部平磁極面50(場合により、北
極はN、南(本はSで示されている)が上部円板表面4
6に平行で、かつ該表面46と同じ高さになるか、また
はそれよりもやや低くなるように置かれる。上部11極
面50は、円板表面46に平行な共通の磁石平面内にあ
るものと考えてよい。
円板装置35の構造の代表的な例を示すために、記録媒
体10は直径13.34cn+(5,25インチ)の可
撓形ディスク14の製造に用いられるものと仮定する。
この場合、磁性層18は幅19.05cm<7.5イン
チ)ノ可撓形支4116上の中央部の幅13.97cm
(5,5インチ)のコーティング帯域に塗布される。通
常、支持材16の厚さは0.038−0.102mm(
1,5−4ミル)、ペイントの流動性コーティングの厚
ざtよ1.5−8ミクロンで、乾燥、表if1処理、お
よび硬化後のコーティングの厚さは0.5−3ミクロン
である。
この応用に適する円板装置35は、通常、直径22.8
6cm(9インチ)、厚さ1.27cm(0,5インチ
)のアルミニウム円板36と、その上に環状に配列され
た20個の永久捧磁石38と、を有する。
第6図に示されている磁石38は、好ましくは、希土類
元素とコバルトとの金属間化合物である材料によって作
られる。例えば、磁石38は、ニュージV−ジー州フェ
アフィールドのRecoma。
l nc、から発売されているRECOMA20という
磁石のような、サマリウム・コバルト化合物(Sm C
o s )の磁石であればよい。これは、高レベルの残
留磁気(9,000ガウス)と保磁異強度(8,500
エルステツド)とを有する焼結磁石である。図示されて
いる実施例においては、磁石38の寸法は、長さ!=3
.81cm(1,5インチ)、幅w =1.27cm(
0,5インチ)、高さh =0.635cm(0,25
インチ)である。
細長い空洞48は磁石38よりわずかに大きく、等間隔
の半径方向直線(相隣る直線間の角度は18°)を中心
としている。11I!ilの磁石38が、それぞれの対
応空洞48内の中央に配置される。
空洞48は、中心軸44に近い方の磁石38の端部が6
.99cn+(2,75インチ)の半径方向距離にくる
ように、半径方向直線に沿って配置される。磁石38の
長さは、磁石の配列の外径がコーティング帯域の幅より
大になるように選択される。
もし磁石の配列が全コーティング帯域に重なっていなけ
れば、磁界によってコーティング帯域の外縁部に筋が発
生せしめられる。
図示されている実施例においては、空洞48の深さは、
+i11石38が内部に置かれた時に、上部磁極表面5
0が円板の上部表面46の約0.79−1.5811I
Ill(約1/32−1/16インチ)下方にあるよう
になっている。磁石38は、好ましくは非磁性接着剤5
2)例えばイリノイ州シカゴのMe Master −
Carr 5upply Co 、から発売されている
、低融点の非磁性金属合金であるCerro  A11
oy  No、8921に12によって空洞48内に保
持される。第5図に最もよく示されているように、好ま
しくは■字形のくぼみ、すなわち切欠き54を空洞48
の側壁56に設け、接着剤を円板ボデーに機械的に固定
して、保持力を増大せしめる。合金は融解されて空洞4
8内に注入され、上部磁極表面50を被覆し、円板の上
部表面46ど同じ高さにされる。この接着剤が固化した
後、もし過剰部分、が表面46上に突出していれば、そ
れを研摩または研削することによって除去し、実質的に
平面的な上部表面46を有する円板装置35を仕上げる
粒子無配向化装置34は、円板の上部表面46が支持材
16の平面に実質的に平行で、かつそれから約6.35
mm(約174インチ)の距離にあるように、移動支持
材16の下・に冒かれる。従って、磁石平面は、磁性層
18の平面に実質的に平行になっている。
20gの磁石38は円板36上に、同種の磁極表面の対
が交互に並ぶように配列される。すなわち、環状に配列
された磁石は、上向きのN極を有する2つの相次ぐ腎1
石38と、それに続く上向きの344を有する2つの相
次ぐ磁石38と、の反復系列から成る。
磁石38は、十分な磁石強度と高い配列密度とを有する
ので、それぞれの磁石38から出る磁束は両隣りのもの
と相互作用する。全体としては、これらの磁束の相互作
用すなわち結合は、円板軸44を中心とする環状の形を
もった複雑な磁界を形成する。本発明にとって特に関心
がもたれるのは、粒子無配向化装置が第3図に示されて
いる無配向化部28の加工位置に置かれた時、円板の上
部表面46の上方空間へ広がり移動支持材16上の流動
性磁性層18の平面内に侵入する磁界部分である。
磁気技術分野に精通した者ならばわかるように、協働す
る複数の個々の永久磁石から発生する複合磁界を正確に
測定または解析する°ことは極度に困難である。そのわ
けは、磁石強度、個々の磁石の形状、配列の幾何学的条
件、を含む多くの変数が存在するからである。現在のと
ころ、環状に配列された磁石38から発生する複合磁界
の正確な性質、およびその磁界が直線的に移動する磁性
層18の平面内で回転する時磁気粒子22とどのような
相互作用を行なうか、は正確には理解さ゛れていない。
しかし、第7図を参照しつつ、この複合磁界の方向的特
徴について一般的な考察を行なうことにする。
第7図は、円板装置35の、軸44からある半径方向距
離にありほぼ磁石38の長さと交わる円形経路に沿って
の、鉛直断固面である。磁石38は半径方向の直線に沿
って配置されているので、相隣る磁石の対抗面間の距離
は、半径方向距離が増すのに伴って増加する。このため
、複合磁界は、軸44からの半径方向距離の関数として
変化する。
第7図において、磁石38aのN極は円板表面46の近
くにあり、S極は円板36のボデー内で下に向いている
。次のく右側の)1i石38bは、344が上になり、
逆向きになっている。次の磁石38CもS極が上になっ
ているが、その次の磁石38dは再び逆向きになってN
 14が上になっている。磁石の向−きのこの系列は、
4磁石から成るグループを磁石の配列に沿って反復して
いる。図示されている実施例においては、配列内にこの
ようなグループが5つある。
磁石38は相互作用の結果、点線の磁束線で表わされて
いるような、全体的磁界の局部部分を形成する。磁石3
8aの上部のN極から出る磁束の一部は隣接する次の磁
石38bの上部のS極に結合して、円板表面46上の空
中に円板表面46に平行な顕著な水平成分を有する局部
磁界を形成する。磁界の方向を通常の標準様式に従って
NからSに向かうように示すと、この局部磁界は表面4
6に平行で右向きの矢印F4で示される。磁石38aお
よび38bの下部l1f1極の間の帰路内には、逆向き
の磁束による結合が同様に存在するが、主たる関心は円
板の上方空間内へ広がり、移動支持材16上の磁性層1
8と相互作用する複合磁界の部分にある。磁石380お
よび38dの対も同様に逆極性の引きあう上部磁極を有
するが、これらの磁極は逆の順になっているので、相互
作用の結果左向きの水平な矢印F10によって示される
逆向きの局部磁界を形成する。
磁石38bおよび380は、上部に同極性の反発しあう
S極を有し、これらの磁石は結合して円板表面46に垂
直な強い鉛直成分を有する上部および下部の局部磁界を
形成する。円板表面46の上方へ延びる上部局部磁界は
、鉛直下方に向いた磁界方向矢印F7によつ、て示され
ている。同様にして、磁石38aは左側の上部lit&
極が同じN極である磁石38と相互作用し、また磁石3
8dは右側の上部磁極が同じN極である磁石38と相互
作用して、それぞれ鉛直上方に向いた磁界方向矢印FI
J5よびF1aによって示される鉛直方向の局部磁界を
形成する。
交互に並ぶ鉛直方向および水平方向の局部磁界の間には
、方向の移行領域が存在する。すなわち、上方に向かう
局部磁界F1と右方に向かう水平方向磁界F4との間に
おいて、局部磁界の方向は磁界方向矢印F2およびF3
により順次水されているように、次第に下方へ傾斜して
右向きになる。
同様にして、局部磁界成分がF4からF7になるまでの
方向の移行は、磁界方向矢印F5およびF6によって示
されており、以下同様である。
円板装置35が(例えば第4図で見て軸44の回りに時
計回りに)回転する時、もし環状に配列された磁石38
により形成された複合磁界の方向性を、円板表面46の
やや上方にあり、かつ軸44の右方へ磁石38の移動経
路内までの半径方向距離にある固定点から観察すれば、
磁界方向はそれぞれの41i!1石のグループが固定観
察点を通過するのに伴い、周期的に変化する。磁石38
aが近づくと、局部磁界は顕著な鉛直方向となり、円板
表面46から見て上向きになる。磁石38aが通過する
と、局部磁界は次第に傾斜して、磁石38aおよび38
bの間の間隙上に示されたく第7図における右向きの)
水平方向のものになる。
次の磁石3811上の移行領域においては、局部磁界の
方向は水平方向から次第に下向きになり、磁石38bお
よび38cの間の間隙上においては鉛直下向きになる。
この点までに、磁界方向は、磁石平面に対し180°回
転したことになる。磁界方向の回転は、磁石38cおよ
び38dが観察点を通過して、磁石38dの次の間隙上
において新しい磁界方向の回転サイクルが開始されるま
でに、さらに連続して180°行なわれる。このように
して、磁石配列中のそれぞれの4磁石のグループが観察
点を通過する時、局部磁界の方向はそれぞれの4磁1石
のグループの長さ上において360゜回転し、複合磁界
の局部磁界成分は、このサイクルの進行中おける90°
の間隔において鉛直から水平へ変化し、180°の間隔
においては向きを180°変える。
図示されている円板装置35は、4磁石38のグループ
を5つ含んでいるので、局部磁界の方向の360°の周
期的変化は、円板装置35が仮定された観察点を通過し
て順次行なう72°の回転毎に生じる。後述するように
、第4図に示されている円板装置35は単に例示的なも
のであり、所望の粒子無配向化および/または表面平滑
化の様能を有する、永久磁石の磁界形成のための幾何学
的配列には多くの変形が存在する。
使用に際しては、粒子無配向化装置34は、第3図示さ
れているように、円板36の上部表面46が移りJ支持
材16および流動性磁性618の平面に実質的に平行に
なるように配置される。上述の特定の円板装置35にお
いては、環状に配列された磁石38により確定された合
成磁界を、支持材16の上面上の流動性磁性層18の平
面内へ十分に侵入させるためには、円板表面46を好ま
しくは支持材16の下面下約6.35mm(約174イ
ンチ)の位置に配置すべきことがわかった。支持材16
と図示の円板装@35との間の間隔は、極めて重要な影
響をもつわけではないが、円板装置35が異なった強度
、寸法、および/または幾何学的配列の磁石38を用い
たものになって変化した時には、上下に移動させる調節
が必要になる。
最善の無配向化の結果を得るためには、流動性磁性層1
8内の粒子22が回転磁界内を移動する線速度と、粒子
22が受ける局部磁界の方向の変化速度によって定まる
複合磁界の回転速度との間にある関連が必要であること
がわかった。大ざっばにいえば、磁界から出て行く粒子
がミリ秒を単位として測定される程度の時間の間、それ
ぞれの相次ぐ局部磁界の影響を受けるような速度で、複
合磁界をウェアの線速度に対して回転させれば最善の結
果が得られる。
例えば、第4図に示さ、れている特定の円板装置35を
用い、ウェア支持材16を30.48n/min  (
100ft/min ) (7)線速11 テ前進すセ
ル時は、好ましくは円板装置35を800回転回転毎R
PM)以上、最も好ましくは11000RPで回転さぼ
れば、最善の粒子無配向化J3よび表面平滑化の結果が
得られる。
直接、または適宜の歯車またはベルト伝動装置を経て、
円板装置35を回転駆動づ゛る発動機40は、変速形の
もので、当該技術分野において公知の発#J機速度制御
装置く図示されていない)により制御される。
一般的にいって、任意の与えられた幾何学的構造を有す
る円板装置において、もしウェブ支持材16の線速度が
かなり減少せしめられたならば、それに応じて円板装置
の角速度を増加さ仕れば所望の結果が1qられる。逆に
、もしウェブの速度がかなり増加せしめられたならば、
それに比例して円板装置の回転速度を減少させなくては
ならない。
あるいは、円板36を(例えば図示されている円板36
の2倍の直径をもつように)大きく作り、それに応じて
配列内の磁石38の数を40111ilに増加させても
よい。この場合には、円板装置35の回転速度を半分に
(500RPMに)減少させれば同じ結果が得られる。
そのわけは、粒子が受ける磁界方向の変化速度が木質的
に同じになるからである。
前述のように、流動性磁性層18がコーティング装置2
6によって移動支持材16上に塗布される時、層18の
上部表面は通常完全に平滑にはならず、使用された特定
のコーティング装置の形式に特徴的な、望ましくないy
lmな表面のきめを生じるのがふつうである。層18が
回転する複合磁界内を通過すると、磁気粒子22が無配
向化されるぽかに、流動的な層に流れが発生せしめられ
るため、表面のきめが減少し、層18の表面の平滑性が
かなり改善されることがわかった。
層18内の粒子無配向化の度合は、完成されたディスク
14の1つの円形トラックにあらかじめ記録された定振
幅信号の変調レベルを測定することによって評価される
測定の基準を作るために、コーティング部と乾燥部との
間において無配向化磁界の作用を受けない記録媒体10
が製造された。この媒体から作られたディスク14上に
J3いて測定された変調は、約20%のビークビーク値
をもっていた。これは、コーティング装置によって生ぜ
しめられた粒子の成械的整列によるものと考えられる、
ウェブの移動方向への粒子配向の度合を示している。
さまざまな市販の13.34cn+(51/4インチ)
の磁気記録ディスクが測定され、グループとしての平均
変調はビークビーク値で約11%であることがわかった
本発明の粒子無配向化方法により無配向化された媒体1
0から作られたディスク14における平均変調は、ビー
クビーク値で8%であった。この変調レベルは、低保磁
力(300エルステツド)の粒子および高保磁力(約6
50エルステツド)粒子の双方におけるものである。
粒子無配向化部28が、流動性磁性層18の平面内へ侵
入づる多方向静磁界を発生する装置を含む場合の媒体1
0からムディスクが作られた。この静磁界は、移動ウェ
ブ下の固定板上に、米国特許第4.208.447号お
よび第4.271゜782号の教示に従って配列された
永久磁石によって形成された。層18内に低保磁力(3
00エルステツド)の粒子を用いた媒体から作られたデ
ィスクは、ビークビーク値で約8%の変調を示した。し
かし、層18内に高保磁力の粒子を用いたディスクは、
粒子無配向化の度合が低く、測定された変調はビークビ
ーク値で約20%であった。
゛ データの記録および読取りの誤りを少なくするため
には、変調信号を減少させることのほかに、ディスク1
4のSN比(S/N)を高くすることが強く所望される
S/Nに関しては、回転磁界による粒子の無配向化が極
めて良い結果を与えることがわかった。
この特徴の可能な1つの説明を述べると、回転磁界が粒
子を極めてよく無配向化するほかに、コーティング工程
において層18に発生μ・しめられた表面のきめを平滑
化する−ためにそのようになるのである。、磁気記録技
術に粘通する者のよく知るように、表面の平滑性が増す
とSN比は改善される。
例をあげると、磁性層18内に300エルステツドの粒
子を用いてディスクが作られた。媒体10に無配向化磁
界を作用させない場合のS/Nの測定値は61.8(I
 Bであった。静磁界によって粒子を無配向化した場合
のS/Nの測定値は59.7d Bに減少した。しかし
、円板装置35を用い、回転磁界によって無配向化を行
なった場合には、S/Nは66.7d Bに改善された
S/Nの相対的測定値は、対応する表面の平滑性の測定
値と良い相関関係にある。光沢計を用いて、1回カレン
ダにかけた後の磁性層18の上部表面の平滑性を測定し
てみると、無配向化を行なわなかった媒体の光沢の測定
値は88から111までの範囲内にあった。静磁界の作
用を受けた媒体の測定値は60から93までの範囲内に
あり、回転磁界の作用を受けた媒体の測定値は9つから
124までの範囲内にあった。カレンダにかける前にお
いてさえ、回転磁界は極めてよい仕上りの表面を与える
ことが観察された。
回転磁界の表面平滑化作用は、配向された粒子から成る
磁性媒体の製造にも有利に適用されうる。
例えば第8図には、はとんどの点で第3図と同様なビデ
オテープの製造ラインが示されているが、異なっている
点は、粒子無配向化部28の回転磁界装置34と、乾燥
部30との間に粒子配向化部70が追加されている点で
ある。
この場合には、円板装置35によって形成された回転磁
界は主として、コーティング装置によって誘発された流
動性磁性層18のきめを平滑化づ。
るために印加される。もちろん、回転磁界を印加すれば
、粒子の無配向化もされるが、粒子は後に、さらに下流
の粒子配向化部70において、本技術分野において公知
のようにして磁性層平面内に浸入する配向化磁界により
整列せしめられる。幸い、無配向化部28において得ら
れた表面平滑化の利点は、配向化部70における配向化
磁界によって著しくは影響されないことがわかった。
前述のように、第4図における磁石の幾何学的配列は、
単に例示的な1実施例のものに過ぎない。
多くの他の変形も用いられうる。N、N、S、S極が上
になった、図示された磁石の順序とは異なる、配列内の
それぞれの相次ぐ磁石38が極性を変えてN、S、N、
S、等となる順序に、磁石38を配列することもできる
。個々の磁石または磁石グループの間の幾何学的関係の
ほかに、磁石38の数、寸法、強度、および磁石間の間
隔も変えることができる。もちろん、そのような幾何学
配置を変える毎に、磁石を取付【プである非磁性台部材
の回転速度を調節して、移動する磁性層18内の粒子2
2の線速度と、”磁界方向の変化速度との間に所望の関
係を実現する必要を生じることが多い。
磁石の配列は必ずしも環状である必要はなく、@44の
回りに完全な円を形成する代わりに、円板のパイ形セク
ターを占有するようにしてもよい。
この場合に、所望の無配向化および/または平滑化効果
を実現するためには、円板をずっと高速度で回転させな
ければならない。
最も簡単な形式の円板装置(第9図の35Aに示されて
いる)は、非磁性円板72と、外方へ広がる磁界を形成
するための、円板の上部表面76に形成された空洞内に
置かれた単一の永久磁石72とを有する。この場合、磁
石74は側面を下にし、磁極面を円板表面76に垂直に
して置かれ、磁束線で図示された磁界を発生する。この
場合も、粒子の無配向化を行なうのに、第4図に示され
た前述の円板装置35におけるよりも高い円板回転速度
が必要になる。
図示された実施例においては、回転磁界を発生させるの
に永久磁石38の配列を物理的に回転させたが、回転磁
界は、適宜の制御回路によっである位相関係で駆動され
る定置配列された電磁石を用い、磁気的に回転磁界効果
を発生させても実現されうる。
上述の装置および方法に対しては、本発明の精神および
範囲を逸脱することなく、ある他の改変を施1こともで
きるので、以上の説明に含まれ、あるいは添付図面に示
さ−れている全ての事項は、単なる例示的なもので限定
的な意味をもつものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、磁気記録ディスク製造の皿部材となる、ある
長さの磁気記録媒体の平面図、第2図は、磁気記録媒体
の縦断面図、第3図は、本発明の磁気粒子無配向化装置
を含む、無配向記録媒体の製造ラインの説明図、第4図
は、無配向化装置の一部をなず円板装置の平面図、第5
図は、円板装置の一部の断面図、第6図は、円板装置に
使用される永久磁石の斜視図、第7図は、円板装置上の
磁石によって形成される複合磁界の方向的特徴の説明図
、第8図は、いくつかの点で第3図に類似しているが、
配向された記録媒体を作るための粒子配向化部の追加に
よって改変された製造ラインの説明図、第9図は、無配
向化装置の一部をなす円板装置の別の実施例の斜視図で
ある。 符号の説明 10・・・・・・可撓形磁気記録媒体、16・・・・・
・非磁性可撓形支持材、18.20・・・・・・磁性層
、22・・・・・・非等方性針状磁気粒子、26・・・
・・・コーティング部、28・・・・・・粒子無配向化
部、30・・・・・・乾燥部、34・・・・・・粒子無
配向化装置、35・・・・・・回転円板装置、36・・
・・・・非磁性円板、38・・・・・・永久磁石、40
・・・・・・圧縮空気発a機、44・・・・・・円板回
転軸、46・・・・・・円板上部表面、48・・・・・
・空洞、50・・・・・・上部磁極面、70・・・・・
・粒子配向化部。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持材が移動せしめられることにより1平
    面内において前進している該非磁性支持材上に担持され
    た流動性磁性層内の磁気粒子を磁気的に無配向化する装
    置において、前記磁性層の前記平面内に侵入する磁界で
    あつて該平面に実質的に垂直な回転軸の回りに配置され
    た該磁界を形成する装置と、該磁界を該回転軸の回りに
    回転させることにより該回転磁界が磁気的に前記粒子と
    相互作用して前記磁性層内において該粒子を無配向化す
    るようにする装置と、を備えている、磁気粒子を磁気的
    に無配向化する装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記回転磁界と
    前記磁気粒子との前記磁気的相互作用が前記磁性層の表
    面の平滑化の働きをも有する、磁気粒子を磁気的に無配
    向化する装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、前記磁界が複数
    の局部磁界によつて構成される複合磁界であり、少なく
    ともある該局部磁界が前記流動性磁性層の前記平面に対
    し相異なる磁界方向を有する、磁気粒子を磁気的に無配
    向化する装置。
  4. (4)特許請求の範囲第3項において、少なくともある
    前記局部磁界が前記平面に実質的に平行な顕著な磁界方
    向を有し、他の前記局部磁界が前記平面に実質的に垂直
    な顕著な磁界方向を有し、該平行な磁界方向を有する該
    局部磁界と該垂直な磁界方向を有する該局部磁界とが順
    次交互に前記複合磁界内に配列されている、磁気粒子を
    磁気的に無配向化する装置。
  5. (5)特許請求の範囲第4項において、相次ぐ前記平行
    な磁界方向を有する前記局部磁界の磁界方向が逆向きに
    なつており、相次ぐ前記垂直の磁界方向を有する前記局
    部磁界の磁界方向が逆向きになつている、磁気粒子を磁
    気的に無配向化する装置。
  6. (6)特許請求の範囲第4項において、前記局部磁界が
    順次グループをなして前記回転軸の回りに配置され、そ
    れぞれの該グループが該グループの長さ上において磁界
    方向を360°変えるように構成されている、磁気粒子
    を磁気的に無配向化する装置。
  7. (7)特許請求の範囲第1項において、前記磁界が前記
    軸の回りに実質的に対称的に配置された、複数の相次ぐ
    局部磁界によつて構成された複合磁界であり、該局部磁
    界の方向が前記磁性層の前記平面に対し相異なつている
    、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  8. (8)特許請求の範囲第7項において、前記複合磁界が
    環状をなし複数の相次ぐ前記局部磁界のグループから構
    成されており、それぞれの該グループが該グループの長
    さ上において磁界方向を360°変えるように構成され
    ている、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  9. (9)特許請求の範囲第1項において、前記磁性層を担
    持している前記非磁性支持材が一定の線速度で移動せし
    められ、前記磁界が複数の相次ぐ局部磁界により構成さ
    れる複合磁界であり且つ少なくともある該局部磁界が前
    記磁性層の前記平面に対して相異なる磁界方向を有し、
    前記磁性層内の前記磁気粒子がミリ秒を単位として測定
    される程度の時間の間それぞれの相次ぐ前記局部磁界の
    影響を受けるように、前記磁性層の前記線速度に関連せ
    しめられた範囲内の回転速度で前記磁界を回転せしめる
    べく前記磁界の前記回転装置が構成されている、磁気粒
    子を磁気的に無配向化する装置。
  10. (10)特許請求の範囲第9項において、前記回転磁界
    と前記流動性磁性層内の前記磁気粒子との磁気的相互作
    用が該流動性磁性層の外表面に対し平滑化効果をも及ぼ
    す、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  11. (11)特許請求の範囲第1項において、前記磁界形成
    装置が非磁性台部材上に配列して取付けられた複数の永
    久磁石を含み、該磁石の外側磁極面が磁石平面内に配列
    されていて前記磁界が該磁石平面から該方へ広がつてお
    り、前記永久磁石の協働によつて形成された複合磁界が
    前記磁性層の前記平面内へ侵入するように前記台部材が
    前記磁石平面を該磁性層の該平面に実質的に平行に保ち
    つつ前記回転軸の回りに回転するようになつている、磁
    気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  12. (12)特許請求の範囲第11項において、前記永久磁
    石が前記回転軸の回りに対称的に環状に配列されている
    、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  13. (13)特許請求の範囲12項において、前記永久磁石
    が細長い棒磁石であり、それぞれの該棒磁石の長手方向
    が前記回転軸に一致した中心から放射状に等間隔に延び
    る半径方向直線の対応する1つに沿つて配置されている
    、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  14. (14)特許請求の範囲第13項において、少なくとも
    ある前記永久磁石が同極性の外側磁極面を有し、他の前
    記永久磁石がそれらと逆極性の外側磁極面を有するため
    に、前記複合磁界が前記磁性層の前記平面に対して変化
    する磁界方向を有している、磁気粒子を磁気的に無配向
    化する装置。
  15. (15)特許請求の範囲第14項において、前記棒磁石
    の前記環状配列が4磁石から成るグループの連続配列と
    して構成され、該4磁石グループが同極性の外側磁極面
    を有する第1対の相次ぐ2磁石と、それらと逆極性の外
    側磁極面を有する第2対の次の相次ぐ2磁石とから成る
    、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  16. (16)特許請求の範囲第15項において、それぞれの
    前記4磁石グループがその長さ上において磁界方向を3
    60°回転するようになつている、磁気粒子を磁気的に
    無配向化する装置。
  17. (17)特許請求の範囲第12項において、前記非磁性
    台部材が円板であり、前記永久磁石が該円板の上部表面
    に形成された対応空洞内に配置されており、前記磁界の
    前記回転装置が該円板の上部表面を前記磁性層の前記平
    面に実質的に平行かつそれに面するようにして該円板を
    前記回転軸の回りに回転させる装置を含んでいる、磁気
    粒子を磁気的に無配向化する装置。
  18. (18)非磁性支持体が移動せしめられることにより1
    平面内において前進している該非磁性支持材上に担持さ
    れた流動性磁性層内の磁気粒子を磁気的に無配向化する
    装置において、該流動性磁性層の近くに前記平面に対し
    実質的に平行に配置された非磁性円板であつて該平面に
    実質的に直角な回転軸の回りに回転自在である該非磁性
    円板と、該円板上の少なくとも1つの永久磁石を含み前
    記磁性層の前記平面内へ侵入する磁界を形成する装置と
    、該磁界が前記回転軸の回りに回転し前記粒子と磁気的
    に相互作用して前記磁性層内の該粒子を無配向化するよ
    うに前記円板を回転させる装置と、を備えている、磁気
    粒子を磁気的にに無配向化する装置。
  19. (19)特許請求の範囲第18項において、前記磁界を
    形成する前記装置が前記回転軸の回りに同心的環状配列
    をなして置かれた複数の永久磁石を含んでいる、磁気粒
    子を磁気的に無配向化する装置。
  20. (20)特許請求の範囲第19項において、ある前記磁
    石が1極性の前記平面に面する磁極面を有し、他の前記
    磁石が逆極性の前記平面に面する磁極面を有する、磁気
    粒子を磁気的に無配向化する装置。
  21. (21)特許請求の範囲第20項において、前記配列が
    4磁石から成るグループの繰返しによつて構成され、そ
    れぞれの該グループが相次ぐ2つの同極性の前記磁極面
    を有する磁石と、それらに続きそれらと逆の極性をもつ
    た相次ぐ2つの同極性の前記磁極面を有する磁石を含ん
    でいる、磁気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  22. (22)特許請求の範囲第19項において、前記配列内
    の相隣る磁石が相互作用して前記磁界の局部部分を形成
    し、前記円板を回転させる前記装置が該磁界を前記平面
    内で前進する前記磁性層の線速度に関連した角速度で回
    転させることによつて該磁界を出て行く前記粒子をして
    それぞれの前記局部分の影響をミリ秒を単位として測定
    される程度の時間の間受けしめるようになつている、磁
    気粒子を磁気的に無配向化する装置。
  23. (23)特許請求の範囲第18項において、前記回転磁
    界より下流にあたる位置に置かれ前記無配向化された粒
    子を磁気的に配向化する装置をさらに含んでいる、磁気
    粒子を磁気的に無配向化する装置。
  24. (24)磁気記録媒体の製造方法であつて、磁気粒子、
    結合剤、および溶剤を含む組成の流動性磁性顔料を準備
    する段階と、該顔料を直線的に移動する非磁性支持材上
    にコーティングし該移動支持材により1平面に沿つて前
    進せしめられる流動性磁性層を該支持材上に形成する段
    階と、該磁性層がまだ流動性を間に前記平面内に侵入し
    且つ該平面に実質的に垂直な軸の回りに回転する回転磁
    界を印加することにより前記流動性磁性層内の前記粒子
    を磁気的に無配向化する段階と、該磁性層を乾燥させて
    前記結合剤を少なくとも部分的に固定させることにより
    該磁性層内の該無配向化された粒子の位置を固定する段
    階と、を含む磁気記録媒体の製造方法。
  25. (25)特許請求の範囲第24項において、前記回転磁
    界が複数の局部磁界によつて形成された複数磁界であり
    、少なくともある該局部磁界が前記平面に対して相異な
    る磁界方向を有している、磁気記録媒体の製造方法。
  26. (26)特許請求の範囲第25項において、前記回転磁
    界を出る前記粒子がそれぞれの前記局部磁界の影響をミ
    リ秒を単位として測定される程度の時間の間受けるよう
    に前記支持材の線速度に関連せしめられた範囲内の回転
    速度で前記磁界が回転せしめられる。磁気記録媒体の製
    造方法。
  27. (27)特許請求の範囲第26項において、前記回転磁
    界と前記粒子との相互作用が前記磁性層の外表面に対し
    平滑化効果を及ぼす、磁気記録媒体の製造方法。
  28. (28)特許請求の範囲第27項において、前記流動性
    磁性層が前記回転磁界内を通過した後、かつ該磁性層が
    乾燥される前に、前記粒子を配向化する磁界を該磁性層
    に印加する段階をさらに含んでいる、磁気記録媒体の製
    造方法。
JP60194717A 1984-09-04 1985-09-03 磁気粒子を磁気的に無配向化する装置 Pending JPS6171417A (ja)

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