JPS6171120A - 冷間圧延機出側設備におけるブライドル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この明細書で述べる技術は、冷間圧延機の最終スタンド
を経て巻取りリールに至る間の出側設備１の一貫として
配設ぎれるブライドル装置に関し、とくにその装置にお
けるブライドルロールの形状に関しての提案である。

（従来の技術） 従来の冷間圧延機出側設備の巻取り技術とじては、冷間
圧延機の最終スタンド？経たス）　ＩＪツブはデフレク
タロールを介して原則的に（ゴそのまま巻取るのが普通
の実施形態である。

こうした従来の巻取り技術にあっては、圧延張力と巻取
張力とを兼用しているのが一般的な形式であるが、この
形式の場合、圧延性優先の観点から上記張力をある程度
高い値に設定するのが普通であって、とくに板厚の小ざ
い薄物のストリップにおいては、この傾向が顕著である
。これは例えば、かかる張力が小ざいと、タンデムミル
のワークロールとストリップとの間でストリップやチャ
タリングが発生し、製品の品質に悪い影響を与えるため
である。

（発明が解決しようとする問題点） このように、フィル巻取りより圧延性を優先下あと、フ
ィルは必要以上に高い張力で巻取ったものになるため、
テンションリールより取出すときに、コイル内巻部が座
屈した変形フィルが発生ずる。この現象は板厚の小ぎい
薄物材に顕著にみられ、製品の品質に悪影響を及ばずこ
とになる。

一方では最終スタンドとブライドルとの張力を高めに設
定するとストリップの破断な起し易い傾向があった。

そこで、本発明はストリップやチャタリングの発生を阻
止すると同時にストリップ破断に対しても著効を示す技
術について提案することを目的とすへ。

（問題点を解決するための手段） 圧延性を阻害することなくかつ巻取りコイルの座屈やス
トリップの破断を起丁ことのない有効な手段として、本
発明は、冷間圧延機最終スタンドと巻取りリールとの間
にブライドル装置ご配置し、この装置のブライドルロー
ルごストリップの幅方向中央部よりも両側縁部の方が小
どくなるようなりラウンないしはそれに類似する形状に
したことを特徴とする冷間圧延機出側設備におけるブラ
イドル装置について提案する。

上述の両側縁部側の張力を小ぎくする形状としては、ブ
ライドルロールに凸クラウンもしくはブライドルロール
のネック部分にテーパーを付したものとする〇 （作用） 例えば、薄物のストリップの場合、圧延性およびコイル
巻取り形状の両方ともに満足ざぜるためには、冷間圧延
機の最終スタンドとテンションリールとの間に張力を制
御できる張力制御装置として、例えばテンションブライ
ドルロール等を介在させることが有効である（これにつ
いては本発明者らの先に提案した特願昭５８−２１６０
９号にも明らかにした）。要するに、巻取張力とコイル
形状とについて検討した結果、テンションブライドルロ
ールの設置に着目したのである。

ざらに、本発明者らは上記テンションブライドルロール
の形状についても検討し、次のような結掬を得た。

−ｆｆ的なブライドルロールは、スキンパスミル等の前
後に設置することが多いが、ストリップの形状に悪影響
を与えないように、フラットな形：第２図−（ａ）とし
てしする。この理由を才、まずスキンパスミル出側の板
面形状は、冷間圧延機出側の形状に比較して平坦度が極
めて良好であること、一方焼鈍後であるために降伏点が
圧延後に比べて低く、ブライドルロールにクラウンをつ
けるとその影響を受けや丁く、形状が悪化しやずいこと
によるものである。

一方で冷間圧延機（コールドタンデムミル）の場合、圧
延終了後も焼鈍−スキンパス−精製と通過工程があり、
連続焼鈍の場合は炉内を通過する間に形状が矯正される
し、スキンパスでも形状が矯正され、精製ラインではざ
らにレペラーにより形状が矯正される。また冷間圧延直
後のス）　ＩＪツブは加工硬化しており、ブライドルロ
ールのクラウンの影響は極めて少ない。心しろ、張力レ
ベルが上がることにより、ストリップの破断回数が増加
する問題点？招く。

そこで本発明においては、第２図（ｂ）に示すように、
ブライドルロールに積極的に凸クラウンを付与せしめる
こととしたのである。

また、母板欠陥（ハゲ、耳荒など）は、ストリップのエ
ツジ部−（幅方向の両側縁部）に発生しやすい上に、同
じような欠陥が板中央と板端にあった場合でも板端の欠
陥のほうが切欠き効果号もたらし、ス）　ＩＪツブの破
断に結びつきや丁い。この・　ため、ストリップのエツ
ジ部に強い張力がかかることはストリップの破断に対し
て非常に不利であ−。

す、ブライドルロールを凸クラウンにしたり、ネック部
寄りにテーパーを団子ことが有効となる。

（実施例） 第１図は本発明の実施態様であり、ストリップは、図示
のコールドタンデムミル２で冷間圧延され、その最終ス
タンド２ａを経て本発明のブライドル装置８を通ってテ
ンションリール４によって巻取られ、コイルになる。

本発明においては、上記ブライドル装置３のブライドル
ロール３ａに、ストリップ１の幅方向中央部よりも両側
縁部の張力の方が小びくなるように、ｉ２図−（ｂ　）
に示すような凸クラウンご付与する。このようなロール
形状に下ると、ストリップ１のエツジ部は張力が小ぎい
ために欠陥部クラックが進展しにくく破断ち抑制される
。

また、本発明の別の実施態様として第２図（Ｃ１に示す
ように、コールドタンデムミル２で処理される最小板巾
ストリップ１のエツジ部に相当丁墨ブライドルロールの
両端部分をテーパー状に加工したものでも、凸クラウン
の場合と同様の効果が得られる。

例えばコールドタンデムミル２の最終スタンド２ａとブ
ライドル装置４間の張力を、９　ｋｇ／ｆｉｆｉ”、巻
取張力を一次張力７　ｋｇ　／　ｍｒｘ”　、二次張力
５〜／１１１１２のテーパー張力制御を行ったときの例
を従来例とともに第３図で比較する。

なお、ブライドル装置３のなかった時は、−次張力９に
９／謁２、二次張カフ、５１Ｃ９／鵡２の制御しかでき
なかった。ところがフロントロールを用いた比較例のブ
ライドル装置３を設置した場合についてみると、最終ス
タンド出側の張力レベルが高くなり、コイル変形は防止
できたものの最終スタンド２ａでのストリップ破断は約
５割増となった。

一方、本発明にかかるテーパー状ブライドルロールａａ
ｅ有するブライドル装置を使用した結果、コイル変形防
止とともにストリップの破断回数をもとのレベル以下に
下げることができた。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、コイルのｆ形やス
トリップの破断が無くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、冷間圧延機の最終スタンドと巻取り　　　・
リールとの間にブライドル装置ご配設した本発明装置の
路線図、 第２図の（ａ）は、通常の７ラツトブライドルロールの
正面図、同図の（ｂｌはクラウン付ブライドルロールの
正面図、同図の（Ｃ１はテーパーネック付ブライドルロ
ールの正面図、 第３図は最終スタンド出側での３ケ月間の破断回数につ
き本発明と従来例とを比較して示すグラフである。 １・・・ストップミル　　　　２・・・コールドタンデ
ムミル２ａ・・・コールドタンデムミルの最終スタンド
３、・・ブライドル装置　　８ａ・・・ブライドルロー
ル４・・・テンションリール 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷間圧延機最終スタンドと巻取りリールとの間にブ
   ライドル装置を配置し、この装置のブライドルロールを
   ストリツプの幅方向中央部よりも両側縁部の方が小さく
   なるようなクラウンないしはそれに類似する形状にした
   ことを特徴とする冷間圧延機出側設備におけるブライド
   ル装置。