JPH07121401B2 - 圧延方法 - Google Patents

圧延方法

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JPH07121401B2
JPH07121401B2 JP6500088A JP6500088A JPH07121401B2 JP H07121401 B2 JPH07121401 B2 JP H07121401B2 JP 6500088 A JP6500088 A JP 6500088A JP 6500088 A JP6500088 A JP 6500088A JP H07121401 B2 JPH07121401 B2 JP H07121401B2
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rolling
plate
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box
roll
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JP6500088A
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Inventor
昌夫 三上
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属の圧延、特にボックス圧延を行う際に板端
部にバリが発生するのを防止する圧延方法に関するもの
である。
[従来の技術] 圧延機によって板の平圧延を行うと、ロールの曲りや偏
平等により第4図イに示すように板aの幅方向端部にエ
ッジドロップが生じると共に、幅方向に拘束されていな
いために幅流れが起こり、エッジドロップが大きくな
る。また板幅精度の低下及び板幅端の形状の悪化など製
品の品質が低下し、そのために歩留りの低下を来す問題
が生じる。
このため、従来より胴端部テーパーロールやエッジャー
により最終平圧延の前工程で板幅端部を盛り上げて(エ
ッジアップ)その後、平圧延を行いエッジドロップを減
少させることが実施されている。
しかし、エッジドロップを減少させたり板幅精度を向上
させる目的で上記エッジャーを用いて板の幅圧下を行っ
ても、板を薄くするための平圧延機にかけると、大きな
幅戻りが生じ、第4図ロに示すように板aの幅端部にや
はりエッジドロップを生じたり、板幅精度が低下したり
する。
このため、近年、第5図に示すように平圧延ロール1と
幅圧延ロール2を備えて板厚方向と板幅方向の両方から
同時に板3の圧延を行うボックス圧延装置4が提案され
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来のボックス圧延によって板の圧延を行
った場合、第6図に示すように板3の幅端部にバリ5が
発生し、このバリ5の折れ込み等による製品品質の悪化
が生じていた。このバリ5の発生は、平圧延ロール1と
幅圧延ロール2との間に生じる機械的隙間のために止む
を得ないこととされていた。
本発明は、上記従来の問題点に着目してなしたもので、
ボックス圧延時におけるバリの発生を防止して、矩形で
良品質の板を圧延成形することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記技術的課題を解決しようとしたもので、板
の幅端エッジ部に面取り部を形成した後、等速あるいは
異速によるボックス圧延を行って矩形の板を成形するこ
とを特徴とする圧延方法、に係るものである。
[作用] 従って、本発明では、まず穴型ロール等により板幅端エ
ッジ部に面取り部を形成した後、等速圧延または異速圧
延によるボックス圧延を行う。
[実 施 例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
ボックス圧延を行う際に発生する板幅端部のバリは板材
料が圧下力によって平圧延ロールと幅圧延ロールとの接
触部の隙間から流出しようとすることによって起こるの
で、前記バリの発生を防止するには、ボックス圧延に先
立ち板の幅端エッジ部を除去しておくことが効果的であ
る。
第1図は本発明の一例を示すもので、ボックス圧延に先
立ち、穴型ロール6による所要の圧延を行うことにより
板3の幅端エッジ部に所要の面取り部7を形成し、その
後面取り圧延された板3をボックス圧延装置4に導入し
て平圧延ロール1と幅圧延ロール2により板厚方向と板
幅方向の圧延を同時に行う。
この際、板3の幅端エッジ部に面取り部7が形成されて
いることにより、ボックス圧延によって板材料が平圧延
ロール1と幅圧延ロール2との隙間に向って流出しよう
とするのが防止され、よってバリの発生が防止される。
バリ発生量とエッジドロップ改善効果との関係を第2図
で更に説明する。
ここで、幅圧下量は圧延前の板幅と圧延後の板幅との
差、エッジドロップは板中央部と板端から5mm内側の板
厚との差、バリ部断面積はバリとして突出た部分の断面
積をバリの出る部分A,Bについて求めた値である。
面取りが無しではエッジドロップは幅圧下量を増せば改
善できるがバリは大きくなる。
これに対し面取り材を圧延するとエッジドロップ改善効
果は同等かむしろ優れ、かつ図中の最適圧延点で圧延す
ればバリ発生量もほぼ零でエッジドロップのない板を圧
延することができる。
なお面取りの形状は、A,Bおのおののバリ発生に対し最
も有効な形状に予成形することが望ましい。たとえば第
3図(イ)に示すように直線状の面取りとか第3図
(ロ)の曲線状面取りを圧延条件に応じて最適な形状に
決めれば良い。第2図に示した実験結果は第3図(イ)
の直線状の面取りをθ1とも46゜で行った場合を示
している。
また、面取り部7の大きさと、圧延ロールによる圧下力
の関係を好適に設定しないと、ボックス圧延後の板に面
取り部7が残ってしまったり、又は低減はされるが依然
としてバリが発生する等の問題が生じる。
上記面取り部7の大きさと圧下力の関係を常に適確に調
整、保持することは大変困難である。
このため、種々実験した結果、ボックス圧延時に、同時
に板厚方向の平圧延を異速圧延で実施することによりバ
リの発生を軽減できることを見出した。これはエッジド
ロップは圧下力が大きいほど大きくなるが異速圧延によ
る圧下力の低減効果によりエッジドロップ改善に要す幅
圧下量が少なくて済むからである。
すなわち、ボックス圧延時に、上下平圧延ロール1,1を
異速で回転させ、又必要に応じて幅圧延ロール2,2も異
速で回転させるようにして圧延を行う。
このように、ボックス圧延に先立って板3の幅端エッジ
部に面取り部7を形成することと、異速によるボックス
圧延との相互作用によって、ボックス圧延後に板幅端に
面取り部7が残らないような面取り部7の大きさと圧下
力の調整を行うのみで、厳密な調整を必要とすることな
しに、第4図ハに示すような断面矩形でバリの無い板を
圧延することができる。
尚本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得る。
[発明の効果] 上記したように、本発明によれば、板の幅端エッジ部に
面取り部を予め形成しておきボックス圧延を行うか更に
ボックス圧延を異速で行うことによって、断面矩形でバ
リの無い高品質の板を圧延することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は面取
り材と面取り無しの材料のボックス圧延時のエッジドロ
ップとバリ発生量を示す線図、第3図(イ)、(ロ)は
面取り加工形状例の説明図、第4図は圧延した板の形状
を示す線図、第5図はボックス圧延装置の説明図、第6
図は従来のボックス圧延を行った板の形状を示す説明図
である。 1は平圧延ロール、2は幅圧延ロール、3は板、4はボ
ックス圧延装置、6は穴型ロール、7は面取り部を示
す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板の幅端エッジ部に面取り部を形成した
    後、ボックス圧延を行って矩形の板を成形することを特
    徴とする圧延方法。
  2. 【請求項2】請求項1)の圧延方法において、ボックス
    圧延の平圧延を異速圧延で行う方法。
JP6500088A 1988-03-18 1988-03-18 圧延方法 Expired - Lifetime JPH07121401B2 (ja)

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JPH01237003A JPH01237003A (ja) 1989-09-21
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DE102015108305A1 (de) * 2015-05-27 2016-12-01 Thyssenkrupp Ag Vorrichtung zur spanlosen Kantenbearbeitung eines Blechs und Verfahren zur spanlosen Kantenbearbeitung eines Blechs

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JPH01237003A (ja) 1989-09-21

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