JPS6163706A - 溶融紡糸方法 - Google Patents

溶融紡糸方法

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JPS6163706A
JPS6163706A JP18450584A JP18450584A JPS6163706A JP S6163706 A JPS6163706 A JP S6163706A JP 18450584 A JP18450584 A JP 18450584A JP 18450584 A JP18450584 A JP 18450584A JP S6163706 A JPS6163706 A JP S6163706A
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JP
Japan
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spinning
spinneret
polymer
melt
melt viscosity
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JP18450584A
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JPH028042B2 (ja
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Kenji Nose
能勢 健治
Mineo Uozumi
魚住 峰男
Masakazu Fujita
正和 藤田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性ポリマーを溶融紡糸する方法に関し
、更に詳しくは、高溶融粘度、高粘着度の熱可塑性ポリ
マーを安定に溶融紡糸する方法に関する。
(従来の技術) 溶融粘度の大きい熱可塑性ポリマーを紡糸口金ノズルか
ら溶融吐出すると、吐出されたポリマーが急激に膨む、
いわゆるベーラス効果という現象が顕著になる。第2図
は従来の紡糸方法におけるベーラス効実現象を模式的に
示した要部拡大断面図であり、紡糸口金1に穿設したノ
ズル2から吐出された溶融ポリマー3は、大きく膨張し
、紡糸口金表面4と接触し易い状態となる。特にポリマ
ーの粘着度が高いと、極めて短時間のうちに、ノズル2
から吐出された溶融ポリマー3が紡糸口金表面4に粘着
し、ニーイング、ベンディング現象が多発して、紡糸断
糸が起こり、安定な紡糸を行えず、また、延伸工程にお
いて、ローラへの単糸巻き付きくラップ)の発生率が高
くなるという問題があった。
かかる問題点を解消するために、例えば、紡糸口金面の
清掃を頻繁に行う方法が採用されるが、この方法では清
掃の都度生産を中止しなければならないので、生産効率
が悪く、しかも作業が繁雑であるという欠点がある。ま
た、清掃を頻繁に行っても、依然として、安定な紡糸は
望めない。更に、第3図に示すように、紡糸口金1に穿
設したノズル2の吐出側エツジ5をシャープ(R10μ
以下)に形成しておくと、吐出溶融ポリマー3が紡糸口
金表面4に接触し難くなり、ニーイング、ベンディング
現象を防止することができる。しかしながら、この場合
は、紡糸をつづけているうちに、エツジ5が摩耗して、
第2図のように丸(なってしまい、結局は、ニーイング
、ベンディングが多発して、安定な紡糸が行えないこと
になってしまう。また、ノズル2の吐出側エツジ5をシ
ャープにした時は、エツジ5の周辺に劣化ポリマーが付
着し易くなり、これが紡糸安定性を阻害する原因になる
という新たな問題も生じてくる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる従来法の欠点を解消し、ノズルエツジ
の状態によらず、高溶融粘度、高粘着度の熱可塑性ポリ
マーを安定に溶融紡糸することのできる方法を提供せん
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、溶融紡糸条件下における溶解粘度が1350
ポイズ以上、粘着度が200以上である熱可塑性ポリマ
ーを、吐出側表面の粗度が0.3〜3.0sになるよう
に梨地加工した紡糸口金を用いて紡糸することを特徴と
する溶融紡糸方法である。
本発明において溶融紡糸に供する熱可塑性ポリマーは、
熔融紡糸条件下における熔融粘度が1350ポイズ以上
で、かつ粘着度が200以上のものである。ここで、粘
着度とは、140℃に加熱したプレート上に4 m X
 4 mmの熱可塑性ポリマーチップを2,000粒置
装て、20分間放置した後、該プレートをひっくり返し
た際に、プレートに粘着して、落下せずに残ったチップ
の粒数で表した値であり、この値が大きいほど粘着性が
高いことを示す。このような、高溶融粘度、高粘着性Q
熱可塑性ポリマーとしては、例えば、5価のリン化合物
とアルカリ土類金属化合物とを含有するポリエステル、
スルホン酸金属塩の基を主鎖中に含有する変性ポリエス
テルなどを挙げることができる。
第1図は、本発明に使用する紡糸口金の一例を示す要部
拡大断面図であり、1は紡糸口金、2はノズル、3は吐
出された溶融ポリマー、4′は梨地加工された紡糸凸金
表面を示す。梨地加工された紡糸口金表面4′の粗度は
、0.3〜3゜0sとすることが必要である。梨地粗度
が0.3s未満では、鏡面に近くなり、ベンディング、
ニーイングを防止する効果がなくなる。一方、梨地粗度
が3.O3を超えると、ノズル周辺に欠落部分ができて
、更には粗度のバラツキが大きくなり、かえって溶融ポ
リマーの吐出状態が不安定になり、紡糸断糸が多くなり
不適当である。
(作用) 第1図において、紡糸口金1のノズル2から吐出された
、高溶融粘度、高粘着性の溶融ポリマー3は、ベーラス
効果によって大きく膨張し、紡糸口金表面4′に接触す
る。しかし、紡糸口金表面4′が0.3〜3.O3に梨
地加工されていて、溶融ポリマーとの接触面積が小さく
なるため、溶融ポリマーが紡糸口金表面4′に粘着せず
、長時間にわたって溶融紡糸を継続しても、ベンディン
グ、ニーイング現象は起こらず、安定な紡糸を行うこと
ができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1゜ テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール6
0部とを、酢酸カルシウム1水塩0.06部の存在下で
エステル交換反応させ、得られた反応生成物に、リン酸
ジエステルカルシウム塩と酢酸カルシウムとの混合溶液
9.88部を添加し、次いで二酸化アンチモン0.04
部を添加して重合を行い、極限粘度0.64のポリマー
を得た。このポリマーは下記紡糸条件下での溶融粘度が
1500ポイズ、粘着度が240であった。
このポリマーを常法によりチップ化、乾燥して、孔径0
.3 Iim、ランド長0.6mm 、ノズル孔のポリ
マー吐出部の曲率半径25μmの円形ノズルを36個穿
設した紡糸口金から紡糸温度290°C1紡糸速度11
00m/分で熔融紡糸し、次いで常法により、延伸倍率
3.5倍で延伸して、75デニール/36フイラメント
の糸条を得た。その際、紡糸口金のポリマー吐出側表面
の粗度を第1表に示すように、種々変更し、それぞれ1
o日間にわたって紡糸工程でのベンディング発生率、紡
糸断糸率及び、延伸工程でラップ発生率を測定した。そ
の結果を第1表に示す。
なお、ベンディング発生率は、16錘を2回/日チェッ
クし、発生ホール/(16錘X 36 HX2回×10
日)で示す。
溶融粘度は紡糸口金の背圧より、ハーゲンポアーズの式
を用いて算出した。
η=πa4 Δp/8Cl a:ノズル半径、l二うンド長 Q:吐出量、 Δp:ノズル圧損 第1表 第1表からも明らかなように、紡糸口金の表面粗度が0
.3 s未満のとき又は3.0 、sを越えるときは、
ベンディング発生率、紡糸断糸率が高くなり、紡糸工程
が不安定になり、更に延伸工程でのラップ発生率も増大
するが、表面粗度を0.3〜3.O3としたときは、ベ
ンディング発生率、紡糸断糸率共に低く、安定した紡糸
を行うことができ、延伸工程でのラップ発生率も低い。
実施例2 5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2.8モル%共重
合した極限粘度0.50、下記紡糸条件下での溶融粘度
145oポイズ、粘着度260のポリエチレンテレフタ
レートチップを常法により乾燥して、孔径0.3n+i
の円形ノズルを48個穿設した紡糸口金から紡糸温度2
88℃、紡糸速度1100m/分で溶融紡糸し、次いで
常法により、延伸倍率3.37倍で延伸して、100・
デニール/48フイラメントの糸条を得た。その際、紡
糸口金のポリマー吐出側表面の粗度を第2表に示すよう
に、種々変更し、それぞれ、10日間にわたって紡糸工
程でのベンディング発生率、紡糸断糸率、及び延伸工程
でのラップ発生率を測定した。その結果を第2表に示す
第2表 第2表からも明らかなように、紡糸口金の表面粗度が0
.3〜3.O3の範囲内にあるときは、ベンディング発
生率、紡糸断糸率が低く、紡糸工程が安定しており、延
伸工程でのラップ発生率も低いことがわかる。
比較例1 実施例1において紡糸口金表面粗度をO(鏡面)とし、
かつ第3図に示すように、吐出側エツジをシャープに形
成したノズルを穿設した紡糸口金を用いて、紡糸を行っ
たところ、紡糸開始から15日を経過した頃からベンデ
ィング、ニーイングが多発しはじめ、次第に紡糸断糸が
増加し、30日目にはまった(紡糸することができな(
なった。この紡糸口金のノズルを観察すると、その吐出
側エツジが摩耗して、第2図に示すように丸くなってい
ることがわかった。
(発明の効果) 本発明によれば、溶融粘度、粘着度が高い熱可塑性ポリ
マーを溶融紡糸する場合でも、ベンディング、ニーイン
グがほとんど発生せず、紡糸断糸も少な(、極めて安定
な紡糸を長期間にわたって行うことができ、更に、延伸
工程でのランプ発生率も非常に低いという効果を奏する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用する紡糸口金の一例を示す要部
拡大断面図、第2図及び第3図は従来方法において使用
していた紡糸口金の例を・示す要部拡大断面図である。 1−一−−−−紡糸口金、 2−・・−ノズル、 3・〜・−吐出された溶融ポリマー、 4′−・−梨地加工された紡糸口金表面、R・−−−一
・曲率半径。 第1図 第2図    第3図 手続補正書 昭和59年10月3日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融紡糸条件下における溶融粘度が1350ポイ
    ズ以上、粘着度が200以上である熱可塑性ポリマーを
    、吐出側表面の粗度が0.3〜3.0sになるように梨
    地加工した紡糸口金を用いて紡糸することを特徴とする
    溶融紡糸方法。
JP18450584A 1984-09-05 1984-09-05 溶融紡糸方法 Granted JPS6163706A (ja)

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JPH028042B2 JPH028042B2 (ja) 1990-02-22

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