JP2001098425A - 研磨用複合繊維 - Google Patents

研磨用複合繊維

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JP2001098425A
JP2001098425A JP27391899A JP27391899A JP2001098425A JP 2001098425 A JP2001098425 A JP 2001098425A JP 27391899 A JP27391899 A JP 27391899A JP 27391899 A JP27391899 A JP 27391899A JP 2001098425 A JP2001098425 A JP 2001098425A
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Katsunori Futai
克典 二井
Yoshiharu Okumura
由治 奥村
Toshiaki Kadota
敏明 門田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハー、液晶ガラス、ハードディス
ク基板などの精密研磨に適した研磨特性を有しながら、
なおかつ高強度であり、製糸性や製織、製編等の後加工
性にも優れる研磨用複合繊維を提供する。 【解決手段】 芯鞘型2成分複合繊維において芯鞘とも
熱可塑性ポリマーからなり、芯成分の比率が40〜95
重量%であり、芯成分に平均粒径0.1〜4.0μmの
無機粒子を10〜70重量%含有し、破断強度が2.1
cN/dtex以上であることを特徴とする研磨用複合
繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨用複合繊維に
関するものである。さらに詳しくは、半導体ウエハー、
液晶ガラス、ハードディスク基板などの精密研磨に適し
た研磨特性を有しながら、なおかつ高強度であり、製糸
性や製織、製編等の後加工性にも優れる研磨用複合繊維
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエハー、液晶ガラス、ハ
ードディスク基板などの精密研磨は、例えば特開平2−
232173号公報、特開平4−115875号公報に
開示されているように、ポリウレタンの発泡体からなる
研磨パッドと研磨粒子スラリーの組み合わせが用いられ
てきた。一方、特開昭60−21966号公報には粒状
研磨剤含有ポリマーからなる研磨層を、研磨剤を含有し
ないポリマーにより被覆した研磨用繊維が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらポリウレ
タンの発泡体からなる研磨パッドを用いた場合、高価な
研磨粒子スラリーを垂れ流すためコストが高いこと、気
泡の目詰まりを除去するためパッド表面を定期的に削り
更新する必要があることなどの問題があった。また、特
開昭60−21966号公報記載の研磨用繊維はせいぜ
い1.9cN/dtex程度の強度しか有さず、低強度
であるために製糸あるいは製織時に糸切れを発生しやす
く著しく生産性に劣るという問題があった。また、該特
許に記載があるように、第3成分を強化層として加える
ことで3.1cN/dtex程度に強度を向上すること
ができるが、このような複雑な断面形状をもつ3成分複
合繊維を安定に製糸することは極めて困難であるばかり
か、コストが高くなってしまうという問題もあった。
【0004】本発明はかかる従来技術の欠点を改良し、
研磨粒子スラリーを別途用意する必要が無く、目詰まり
の少ない研磨用複合繊維であって、従来にない高い強度
を有しながら、なおかつ製糸性および製織、製編等の後
加工性に優れ、比較的低コストな繊維を提供することを
その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の研磨用繊維は主として次の構成を有する。
すなわち、芯鞘型2成分複合繊維において芯鞘とも熱可
塑性ポリマーからなり、芯成分の比率が40〜95重量
%であり、芯成分に平均粒径0.1〜4.0μmの粒子
を10〜70重量%含有し、破断強度が2.1cN/d
tex以上であることを特徴とする研磨用複合繊維であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における熱可塑性ポリマー
としては、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリフェ
ニレンサルファイド、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どがあげられ、製糸性、コスト面からポリエステル、ポ
リアミドが好ましい。
【0007】研磨用途に使用する際に研磨粒子を繊維表
面に露出させるため鞘成分は溶剤等により除去される必
要がある。このため鞘成分は芯成分よりも溶剤に対する
溶解性が高いものが好ましく、たとえば繊維の表面処理
によく用いられる水酸化ナトリウム水溶液を溶剤として
用いる場合は、芯成分にポリアミド、鞘成分にポリエス
テルを用いることが好ましい。このように芯成分に溶剤
に不溶性のポリマーを用いた場合は、鞘成分除去の影響
が芯成分に影響しないため、鞘成分除去工程の時間およ
び温度管理の許容範囲が広く取れるという利点がある。
【0008】ポリアミドとしてはポリカプラミド、ポリ
ヘキサメチレンアジパミド、ポリテトラメチレンアジパ
ミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリデカミドな
どがあり、低コストなポリカプラミドが好ましい。ポリ
エステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレン2,6ナフタレー
ト、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリカプロラク
トン、ポリ乳酸、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフ
タレート、などがあり、低コストなポリエチレンテレフ
タレートが好ましい。また、芯成分と鞘成分に同一のポ
リマーを用いた場合、芯鞘ポリマー間の剥離の問題が無
いため製糸性の観点から好ましい。この場合は鞘成分溶
解時に芯成分の表面も若干溶解させることで研磨粒子の
露出量を大きくでき研磨特性がより向上するという利点
がある。
【0009】本発明の繊維は、研磨用途に用いる際には
研磨粒子が表面に露出する必要があるが、製糸工程、製
織工程あるいは製編工程等でローラーやガイドなど繊維
が接触する部分の損傷を防ぐために、研磨用途に適した
形態に加工するまでは研磨粒子が繊維表面に露出してい
ないことが好ましい。このため本発明の繊維は、実質的
に研磨粒子を含有しない鞘成分で研磨粒子を含有する芯
成分を完全に被覆した芯鞘型2成分複合繊維である必要
がある。芯成分の比率が大きいほど溶解除去する鞘成分
の量が減り処理時間も短縮化でき、また鞘成分除去後の
繊維間空隙が小さくなり布帛形態での平滑性に優れるた
め好ましいが、鞘成分の量が一定量より少なくなると鞘
成分が芯成分の表面全体を被覆することができなくなる
ため芯成分の比率には上限がある。このため芯成分の比
率は40〜95重量%である必要があり、60〜90重
量%がより好ましく75〜90重量%であることがさら
に好ましい。
【0010】芯成分に含まれる研磨粒子としては、研磨
対象となる素材に合わせて選べばよいが、例えば無機粒
子として、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化セリウ
ム、ダイアモンド、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素
(シリカ)、酸化ジルコニウム、シリコンカーバイトな
どがある。研磨粒子の平均粒径は目的とする研磨速度、
被研磨材表面の平滑度などに合わせて選ぶことができ
る。粒径が小さすぎるものは凝集性が高く繊維中では実
質的に大粒径となりかつ製造コストが極端に高くなって
しまう。一方、粒径が大きすぎると繊維化が困難になり
繊維径のバラツキ、糸切れなどにつながるため、平均粒
径は0.1〜4.0μmである必要がある。研磨性能と
製糸安定性のバランスの観点から平均粒径は0.3〜
3.0μmであることがより好ましく0.3〜1.5μ
mであることがさらに好ましい。芯成分への研磨粒子の
含有量は少なすぎると研磨性能が不足し、多すぎると繊
維化が困難となるため10〜70重量%である必要があ
る。研磨性能と製糸安定性のバランスから芯成分への研
磨粒子の含有量は15〜50重量%であることがより好
ましく15〜30重量%であることがさらに好ましい。
また、芯成分あるいは鞘成分には酸化チタン、炭化カル
シウム等に代表される艶消し剤や分散剤、可塑剤、劣化
防止剤等の第3成分を5%を上限として添加しても良
い。
【0011】本発明の研磨用複合繊維の単繊維繊度は目
的に応じて任意に設定できるるが、例えば研磨後の被研
磨材の表面をより高精度にしたい場合は0.5〜3dと
細く設定し、生産性も含めてより低コストに製造したい
場合は3〜10dと太く設定することができる。
【0012】本発明の特徴は、芯成分に研磨粒子を大量
に含有した2成分の熱可塑性ポリマーからなる芯鞘構造
複合糸でありながら、十分な破断強度を有する点にあ
る。すなわち、本発明の繊維は破断強度が2.1cN/
dtex以上であることが必要である。破断強度が2.
1cN/dtex未満では製糸あるいは製織、製編等の
繊維加工時に糸切れが多発し実質的に生産が困難にな
る。このため本発明の繊維の破断強度は2.6cN/d
tex以上であることがより好ましく3.5cN/dt
ex以上であることがさらに好ましく、4.4cN/d
tex以上であることが最も好ましい。本発明者らが鋭
意検討を行った結果、研磨用複合繊維の強度向上には芯
鞘それぞれのポリマーの分子量を特定の範囲とすること
が効果的であり、例えば芯成分にポリアミド、鞘成分に
ポリエステルを用いた場合、ポリアミドの分子量に対応
する硫酸相対粘度(ηr)を2.0以上とし、ポリエス
テルの分子量に対応する固有粘度(IV)を0.60以
上とすることで繊維の破断強度を2.1cN/dtex
以上にすることができることを見出した。それぞれのポ
リマー粘度を高くするほど研磨用複合繊維の破断強度も
高くなるが、ポリアミドについてはηrが4.5を、ポ
リエステルについてはIVが1.50を越えるとポリマ
ー溶融時の圧力が極端に高くなり、製造が困難になる。
【0013】芯成分ポリマーにポリアミド、鞘成分ポリ
マーにポリエステルを用いた場合、強度と製糸性のバラ
ンスの観点から、ポリアミドのηrは2.0〜4.5で
あることが好ましく、2.5〜4.0であることがより
好ましく、2.8〜3.8であることがさらに好まし
い。同様にポリエステルのIVは0.60〜1.50で
あることが好ましく、0.80〜1.40であることが
より好ましく、0.90〜1.20であることがさらに
好ましい。
【0014】芯成分ポリマーと鞘成分ポリマーを同一の
ポリマーとした場合、上述したように研磨粒子の露出量
を大きくでき、研磨速度を高めるために好ましい。例え
ば芯成分および鞘成分のポリマーとしてポリエステルを
用い、溶剤として水酸化ナトリウム水溶液を用いた場
合、鞘成分除去工程の管理を容易にするために、鞘成分
ポリエステルにはイソフタル酸やナトリウムスルホイソ
フタレート等を共重合し溶解速度を高くすることができ
る。この場合共重合量は0.5〜10重量%であること
が好ましい。また、研磨用複合繊維の強度を2.1cN
/dtex以上とするためにポリエステルのIVは0.
60〜1.50であることが好ましく、0.70〜1.
40であることがより好ましく0.80〜1.30であ
ることがさらに好ましい。芯成分ポリマーと鞘成分ポリ
マーのIVは同じであっても異なっていても良い。
【0015】本発明の研磨用複合繊維は織物、編物、あ
るいは植毛などいかなる形態に加工して研磨用途に用い
ても良いが、コストや研磨速度を要求される用途には織
物形態が、被研磨体のより高精度な平滑性が要求される
用途には植毛形態であることが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。なお、実施例中の物性は次の方法で測定した。 [硫酸相対粘度(ηr)]試料2.5gを98%硫酸25
ccに溶解し、オストワルド粘度計を用いて25℃で測
定する。 [固有粘度(IV)]試料8gをオルソクロロフェノール
100mlに溶解し、溶液粘度(ηrp)をオストワルド
粘度計を用いて25℃で測定し、次の近似式により固有
粘度(IV)を算出した。 IV=0.0242ηrp+0.2634 ただし、ηrp=(t×d)/(t0 ×d0 ) ここで、 t:溶液の落下時間(秒) t0:オルソクロロフェノールの落下時間(秒) d:溶液の密度(g/cc) d0:オルソクロロフェノールの密度(g/cc) [破断強度(cN/dtex)、破断伸度(%)](株)
オリエンテック社製“テンシロン”引張試験機タイプを
用い、試料長25cm、引張速度30cm/分の条件で
測定した。 [数平均分子量]試料の0.1%クロロホルム溶液のGP
C分析を行い、分子量1,000以下の成分を除く高分
子量成分の分散の数平均値を算出した。 [研磨性能]試作糸を用いて平織物を製織した後、濃度4
%、温度120℃の水酸化ナトリウム水溶液で250時
間処理することにより鞘成分を除去し、芯成分が露出し
た研磨布を作製した。試験研磨装置に、この研磨布とア
ルミニウム基板(表面は酸化膜)をセットし、水を流し
ながら5分間研磨を行った後アルミニウム基板の表面状
態を観察し、研磨速度、表面の平滑度を総合的に評価
し、A〜Cの3段階に分類した。 A:酸化膜が除去され鏡面状になっている B:酸化膜は除去されているが筋状の傷が残っている。 C:酸化膜が残っている。
【0017】(実施例1、比較例1〜2)芯成分とし
て、平均粒径0.5μmのアルミナ粒子を表1に示す含
有量でηr3.4のポリカプラミドに添加し溶融混練し
た後、3.0mmφの口金から吐出し、冷却カットして
得たチップを用意した。鞘成分としてIV1.25のポ
リエチレンテレフタレートを用意した。それぞれのポリ
マーを乾燥後、芯成分は280℃、鞘成分は295℃の
エクストルーダで溶融し、295℃の複合紡糸パック中
に導き、芯鞘複合紡糸口金より、芯/鞘複合比率が重量
比で80/20の芯鞘型2成分複合繊維として紡出し
た。紡糸口金には孔径0.6mmφの吐出孔が90個設
けられており、口金直下には長さ300mmの非加熱の
断熱筒を設置し、その下に長さ70cmのユニフロー型
チムニーを取り付け、25℃の冷風を糸条に直角に30
m/minの速度で吹き付け冷却した。引き続いて油剤
を付与した後1000m/minの速度で回転する引き
取りローラーにより糸条速度を制御した後、連続して
3.4倍に延伸した。延伸は5対のネルソン型ロール
(引き取りロール、供給ロール、第1延伸ロール、第2
延伸ロール、リラックスロール)により2段階で延伸
し、3%リラックスさせた後、実施例1の延伸糸を巻き
取った。このとき、各ロール温度は順に室温、90℃、
100℃、200℃、室温とした。リラックスロールか
ら巻き取り機までの間で、0.5MPaの圧縮空気を用
いてエア交絡を付与した。得られた延伸糸の糸条繊度が
320dtexとなるようポリマー吐出量を調整した。
比較例1、比較例2として芯/鞘複合比率のみを35/
65、97/3に変更した延伸糸を得た。なお、延伸倍
率は延伸時の糸切れが無いことはもちろん、毛羽の発生
がほとんど見られない倍率を選択した。また、実施例1
では破断伸度は22%であった。鞘成分のポリエチレン
テレフタレートは紡糸時に分子量低下をおこし、延伸糸
のIVは1.00であり、数平均分子量は鞘成分が30
000、芯成分が35000であった。表1からわかる
ように、実施例1の複合糸は強度に優れ、製糸性、製織
性も良好であり、研磨特性にも優れるものであった。一
方、比較例1の複合糸は強度は十分であったが、鞘成分
除去後の布帛の緻密性が劣り、研磨性能が低い結果とな
った。また、鞘成分除去工程の時間も実施例1に比べて
長い時間が必要であった。また、比較例2の複合糸は鞘
成分除去前から芯成分の露出が生じており、紡糸機への
ダメージを考慮し延伸を行うことができなかった。
【0018】
【表1】
【0019】(実施例2、比較例3)添加するアルミナ
粒子の平均粒径を2.2μmおよび5.0μmに変更し
た以外は実施例1と同様の方法で実施例2および比較例
3の複合糸を得た。実施例2は十分な強度を有している
が、被研磨面の平滑性の点で実施例1より若干劣るもの
であった。比較例3は強度が低く製糸および製織時に毛
羽の発生が著しく、安定な製造は困難であった。
【0020】(比較例4〜5)芯成分へのアルミナ粒子
の添加量を8重量%および75重量%に変更した以外は
実施例1と同様の方法で比較例4および5の複合糸を得
た。比較例4は研磨性能が不十分であり、比較例5は製
糸時の糸切れが著しく、破断強度も低く研磨布に加工す
ることができなかった。
【0021】(実施例3〜6)研磨粒子の種類および芯
成分への含有量を表1のように変更した以外は、実施例
1と同様の方法で実施例3、4、5および6の複合糸を
得た。いずれの複合糸も十分な破断強度を有しており、
研磨特性も良好なものであった。
【0022】(比較例6〜8)表1に記載したように、
実施例1に比べて、芯成分および鞘成分の分子量と研磨
粒子の含有量を変更することで比較例6、7、8の複合
糸を得た。いずれの糸も繊維の破断強度が低く製糸およ
び製織工程の通過性に問題があった。なお比較例8にお
いて芯成分のポリカプラミドの分子量が16000であ
り、鞘成分のポリエチレンテレフタレートの分子量が1
8000であった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、研磨粒子スラリーを別
途用意する必要が無く、かつ目詰まりの少ない研磨布帛
を得ることができ、従来に比べ研磨加工費用を大幅に低
減できる。また、2成分のポリマーからなるシンプルな
芯鞘複合構造とすることにより比較的低コストで製糸安
定性にも優れていながら、従来にない高い強度を有する
ことで、製織、製編等の後加工性にも優れる研磨用複合
繊維を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D01F 8/14 D01F 8/14 C Fターム(参考) 3C063 AA01 AB01 BA40 BB01 BB02 BB03 BB04 BB25 EE01 EE10 EE26 FF23 4L035 BB31 BB55 BB59 BB89 BB91 CC07 FF01 HH10 JJ03 JJ05 JJ07 KK01 KK05 4L041 AA18 AA19 AA20 BA02 BA05 BA21 BC20 BD20 CA06 CA21 CB02 CB04 CB05 CB25 DD01 DD14 DD21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯鞘型2成分複合繊維において芯鞘とも
    熱可塑性ポリマーからなり、芯成分の比率が40〜95
    重量%であり、芯成分に平均粒径0.1〜4.0μmの
    無機粒子を10〜70重量%含有し、破断強度が2.1
    cN/dtex以上であることを特徴とする研磨用複合
    繊維。
  2. 【請求項2】 芯成分ポリマーがポリアミドであり、鞘
    成分ポリマーがポリエステルであることを特徴とする請
    求項1記載の研磨用複合繊維。
  3. 【請求項3】 芯成分ポリマーが硫酸相対粘度(ηr)
    2.0〜4.5のポリアミドであり、鞘成分ポリマーが
    固有粘度(IV)0.60〜1.50のポリエステルで
    あることを特徴とする請求項1記載の研磨用複合繊維。
  4. 【請求項4】 芯成分ポリマー、鞘成分ポリマーともに
    ポリエステルであることを特徴とする請求項1記載の研
    磨用複合繊維。
  5. 【請求項5】 破断強度が2.6cN/dtex以上で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    研磨用複合繊維。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054910A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Toray Ind Inc 研磨布
JP2007185469A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Kowa Co Ltd ブラシロール
KR101129905B1 (ko) * 2004-05-11 2012-03-23 이노패드, 인코포레이티드 연마 패드

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