JPS6163547A - 光学ガラスフアイバ用被覆材料 - Google Patents

光学ガラスフアイバ用被覆材料

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JPS6163547A
JPS6163547A JP59186216A JP18621684A JPS6163547A JP S6163547 A JPS6163547 A JP S6163547A JP 59186216 A JP59186216 A JP 59186216A JP 18621684 A JP18621684 A JP 18621684A JP S6163547 A JPS6163547 A JP S6163547A
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optical glass
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meth
component
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Hiroshi Ishihara
石原 浩志
Nobuyuki Yoshizawa
吉沢 信幸
Mitsuo Yoshihara
吉原 三男
Keichu Morikawa
森川 敬忠
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Nitto Denko Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野1 この発明は光伝送用の光学ガラスファイバを被覆するた
めの光学ガラスファイバ用被覆材料に関するものである
[従来技術1 光伝送用媒体として使用される光学ガラスファイバは通
常その直径が200p以下であり、また材質的に脆いた
めその表面に傷が発生しやすく、この傷が応力集中源に
なり外部から応力が加わった場合に容易に破断してしま
う。このため、一般に光学ガラスファイバの表面にはプ
ラスチック被覆が施されており、これによって光学ガラ
スファイバの製造直後の初期強度の維持および耐久性の
向上がはかられている。
上記プラスチック被覆の材料、つまり光学ガラスファイ
バ用被覆材料としては種々のものが提案されており、た
とえば特開昭58−223638号公報には、イ)高分
子鎖中にアミド、尿素、ウレタンから選ばれた1種以上
の基を含み、これらの基の間の結合がポリアルキレンポ
リエーテル、ポリアルキレンポリサルファイド、ポリア
ルキレンポリエステルから選ばれた1種以上の構造を含
み、かつこの高分子鎖の末端にモノエチレン性不飽和重
合性基を結合したオリゴマー、口)そのホモポリマーの
ガラス転移温度が10°C以下のモノエチレン性不飽和
モノマーおよび79強い水素結合を形成し得るモノエチ
レン性不飽和モノマーからなる組成物が、放射線硬化に
より柔軟さと強靭さとを兼ね備えかつ硬化速度が大きい
ためすぐれた光学ガラスファイバ用被覆材料として提案
されている。
しかしながら、この組成物を放射線便化して形成される
硬化被膜は上記すぐれた特徴を有するものの耐熱性およ
び耐湿性に劣る傾向がみられ、たとえばこの硬化被膜に
より被覆された光学ガラスファイバが高温下あるいは高
湿下にさらされると上記の硬化被膜が劣化して柔軟性が
低下することがある。このため、この劣化後、特に上記
光学ガラスファイバが低温になったときにマイクロベン
ディングにより伝送特性が損なわれるおそれがあった。
〔発明の目的および概要〕
そこで、この発明者らは、耐熱性および耐湿性にすぐれ
るとともに柔軟性と強靭性とを満足しうる硬化被膜を形
成することができ、しかも硬化性の良好な光学ガラスフ
ァイバ用被覆材料を提供することを目的として鋭意検討
した結果、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、a)分子両末端に重合性炭素−
炭素二重結合を有する鎖状飽和炭化水素ポリマー、b)
 1分子中に少なくとも1個の重合性炭素−炭素二重結
合を有する化合物、C)分子中に第3級アミンを含有し
かつ重合性炭素−炭素二重結合を有する化合物およびΦ
重合開始剤からなる光学ガラスファイバ用被覆材料に係
るものである。
[発明の効果] この発明の光学ガラスファイバ用被覆材料によれば、光
学ガラスファイバを被覆する被膜として満足しうる柔軟
性および強靭性を有する硬化被膜を形成することができ
る。しかも、上記被覆材料によれば、高温下や高湿下に
おいても上記の柔軟性が低下することのない硬化被膜つ
まり耐熱性および耐湿性にすぐれた硬化被膜を形成する
ことができる。また、上記被覆材料は、光学ガラスファ
イバの生産性の面から必要とされる硬化性を満足しうる
ものである。
これらの効果は、上記被覆材料を上記C成分、b成分、
C成分およびC成分の組み合わせとしたことによって得
られるものである。分子両末端に重合性炭素−炭素二重
結合を有する鎖状飽和炭化水素ポリマーであるC成分は
、上記被覆材料を硬化させて形成される硬化被膜に柔軟
性を与え、かつこの硬化被膜を耐熱性および耐湿性にす
ぐれたものとしている。
このC成分は通常固形あるいは高粘度であるため、この
C成分さ、1分子中に少なくとも1個の重合性炭素−炭
素二重結合を有する化合物である液状のb成分および分
子中に第3級アミンを含有しかつ重合性炭素−炭素二重
結合を有する化合物である液状のC成分とを混合するこ
とによって、上記被覆材料は光学ガラスファイバ用被覆
材料として適当な粘度に調整されている。
上記C成分は後述のように上記被覆材料において重要な
成分であるが、このC成分を単独で上記粘度調整のため
に使用すると硬化破膜の柔軟性が低下して硬くなるとい
う欠点がある。上記す成分はこの欠点を解消するために
重要であり、このb成分の使用によって硬化被膜の柔軟
性を光学ガラスファイバを被覆する被膜として満足しつ
る程度に維持できかつ上記被覆材料の粘度を適度に調整
しうる。
上記C成分は、重合開始剤であるC成分によって上記被
覆材料に付与される硬化性をさらに高めて光学ガラスフ
ァイバ用被覆材料として必要とされる速硬化性を上記被
覆材料に与えるとともに、硬化被膜に必要とされる強じ
ん性を与えている。
[発明の構成] 上記のC成分における重合性炭素−炭素二重結合として
は例えばアクリロイル基やメタクリロイル基があげられ
る。このC成分は例えば次のようにして得られる。すな
わち、分子両末端に水酸基を有する鎖状飽和炭化水素ポ
リマーに有機ジイソシアネートを反応させてこのポリマ
ーの分子両末端にインシアネート基を導入し、さらにこ
れにヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応さ
せる。これにより分子両末端に(メタ)アクリロイル基
を有する鎖状飽和炭化水素ポリマーが得られる。
また、上記鎖状飽和炭化水素ポリマー、有機ジイソシア
ネートおよびヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
を反応器中に一度に投入して上記反応を1段階で行われ
るようにしてもよい。
上記の分子両末端に水酸基を有する鎖状飽和炭化水素ポ
リマーとしては、直鎖状であっても一部分枝を有するも
のであってもよく、そ、の数平均分子量(ポリスチレン
を基準物質としたGPC法による)は通常200−10
,000程度、より好ましくは1,000〜3. OO
O程度である。このポリマーの具体例としては例えば次
式のものがあげられる。
HO(−CH2→i0H・・・(I) HO(−CH2−CH+−OH−(InH2 H3 (ただし、両式中、nは通常10〜700の整数である
) また、上記のジイソシアネート化合物としては、一般的
に分子量170〜1,000程度のものが用いられ、具
体的にはトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、イン
ホロンジイソシアネート、ビス(インシアネートメチル
)シクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、1・6−ヘキサンジイソシアネートなどがあげ
られる。
また、上記のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
としては一般的にアルキル基の炭素数2〜10程度のも
のが用いられ、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートなどがあげられる。
次に、b成分としては一般的に分子量150以上、好ま
しくは150〜1,500程度のものが用いられ、特に
C成分の分子量の1/2以下の分子量を有するものが好
適である。中でも重合性炭素−炭素二重結合である(メ
タ)アクリロイル基を1分子中に1個以上、好ましくは
1〜3個有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが
好ましい。なお、このb成分は分子内に第3級アミンを
含有しないものである。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルの具体例とし
ては、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、カルピトール(メタ)アクリレ
ート、ラウリル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、テトラフルフリル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、1・6−ヘキサンゲリ
コールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
ジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(
メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレートなどがあげられる。
C成分は1分子中に通常1個の3級アミンと通常1個の
例えばビニル基、(メタ)アクリロイル基などの重合性
炭素−炭素二重結合を有する化合物であり、分子量90
〜500程度のものが好適である。その具体例としては
例えばN−ビニルピロリドン、N−N−ジメチル(メタ
)アクリルアミド、N−N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N−N−ジメチルアミノプロピル(
メタ)アクリレートなどをあげることができる。
この発明の光学ガラスファイバ用被覆材料における上記
C成分、b成分およびC成分の配合91合としては、こ
れら3成分の合計量中す成分が通常5〜60重量%、好
ましくは10〜50重量%の範囲内、C成分が通常3〜
30重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲内で、か
つb成分とC成分との合計量が通常20〜60重量%つ
まりC成分が通常80〜40重量%となるようにするの
がよい。
上記C成分の配合割合が少なすぎると上記被覆材料を硬
化させて形成される硬化被膜の柔軟性、耐熱性および耐
湿性が不充分となるため好ましくなく、またこの配合割
合が多すぎると上記被覆材料の粘度が高すぎるとともに
硬化性および上記硬化被膜の強靭性が不充分となるため
好ましくない。
上記す成分の配合割合が少なすぎると上記被覆材料の粘
度調整のためにC成分の配合割合が多くなりすぎて上記
硬化被膜の柔軟性が低下し硬くなるため好ましくない。
また、上記す成分の配合割合が多すきるとC成分による
硬化被膜の柔軟性、耐熱性および耐湿性への効果を確保
するためにC成分の配合割合が少なくなりすぎて上記被
覆材料の硬化性および上記硬化被膜の強靭性が不充分と
なるため好ましくない。
C成分の重合開始剤としては光重合開始剤が好ましく、
この光重合開始剤としては、一般に紫外線硬化型塗料の
開始剤、増感剤として用いられている各種のものが使用
できる。例えばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル
、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピル
エーテル、ベンゾインブチルエーテル、2−メチルベン
ゾイン、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、ベンジル
、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケター
ル、アントラキノン、メチルアントラキノン、2・2−
ジェトキシアセトフェノン、2−メチルチオキサントン
、2−イソプロピルチオキサントン、アントラセンなど
、またこれらとアミン類などの少量の増感助剤と併用し
たものなどをあげることができる。
また、この発明の被覆材料は、C成分として上記の光重
合開始剤の代りにあるいは光重合開始剤とともに熱重合
開始剤を用いることによって加熱硬化させることもでき
る。上記熱重合開始剤としては、三級ブチルパーオクト
エートや三級ブチルバーヒバレートなどのパーエステル
、ビス−(4−三級ブチルシクロヘキシル)−パーオキ
シジカルボネートの如き過炭酸エステル、ベンゾイルパ
ーオキシドの如きジアシルパーオキシド、ジー三級ブチ
ルパーオキシドやジクミルパーオキシドの如きジアルキ
ルパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシド、メチ
ルエチルケトンパーオキシド、クメンヒドロパーオキシ
ドなどのヒドロパーオキシドおよびこれらと2−エチル
ヘキサン酸やナフテン酸のコバル)−II塩の如き金属
促進剤との組合せなどの過酸化物系重合開始剤が挙げら
れ、その他アゾ化合物なども使用できる。
これら重合開始剤の使用量としては、上記のC成分、b
成分およびC成分の合計1100重量部に対して通常1
〜10重量部程度である。この量が少なすぎると硬化性
を満足できないため好ましくない。また所定量を超えて
用いてもそれ以上の硬化速度の向上は望めず、実用上上
記範囲内とするのがよい。
上記のC成分、b成分、C成分およびC成分からなるこ
の発明の光学ガラスファイバ用被覆材料は、光学ガラス
ファイバ表面に均一に塗布しうるように、25°Cにお
ける粘度(ブルックフィールド粘度計による)が通常1
,000〜10,00(Jセンチボイズ(cps)の範
囲にあるのがよい。
この被覆材料を用いて光学ガラスファイバを被覆するに
は、紡糸された光学ガラスファイバの表面に、紡糸工程
に引き続く工程において上記被覆材料を通常10〜20
0μ程度の厚みで塗布し、その後光照射ないしは加熱に
よって、好ましくは光照射によって上記被覆材料を硬化
させる。光照射の光源としては通常200〜450 n
m程度の波長の光を発生する高圧水銀ランプ、超高圧水
銀ランプなどが用いられる。
なお、上記の如くして得られた光フアイバー被覆体に、
さらに外層としてエポキシアクリレート、ウレタンアク
リレートなどの紫外線硬化皮膜、ポリエチレン、ナイロ
ンのような熱可塑性樹脂皮膜の如き強じん性を有する皮
膜を形成することもできる。
〔実施例〕
以下にこの発明の実施例を記載する。なお以下において
部とあるのは重量部を意味する。また数平均分子量は前
述したGPC法により測定し、粘度はブルックフィール
ド粘度計により25℃で測定した。
実施例1 撹拌機、温度計、冷却器を備えた3gの四つロフラスコ
に、分子両末端に水酸基を有する前記式(Jで表わされ
る鎖状飽和炭化水素ポリマー(数平均分子量1,000
)1モル、トリレンジイソシアネート2モル、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート2モルおよびこれら3成分に
対して200重量ppmのジブチルチンジラウレートを
加え、60〜〜70 ’Cで反応させた。この反応は赤
外線吸収スペクトルにおけるインシアネート基の2,2
70c+++”の特性吸収帯が消失するまで行い、これ
によって分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和
炭化水素ポリマー(粘度150,0OOcps ;50
’C)を得た。
この分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化
水素ポリマー60部、ポリエチレングリコール/ニルフ
ェノールモノアクリレート30部、N−ビニルピロリド
ン10部、ベンゾフェノン5部およびジエチルアミノエ
タノール3部を溶解混合し、この発明の光学ガラスファ
イバ用被覆材料(粘度5,200cps;25℃)を得
た。
実施例2 分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素
ポリマー(実施例1と同じもの)60部1、t? IJ
エチレングリコールノニルフェノールモノアクリレート
30部、N−N−ジメチルアクリルアミド10部、ベン
ゾフェノン5部、ジエチルアミノエタノール3部を溶解
混合してこの発明の光学ガラスファイバ用被覆材料(粘
度6,600;25°C)を得た。
実施例3 分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素
ポリマー(実施例1と同じもの)80部、イソノニルア
クリレート10部、N−ビニルピロリドン10部、ベン
ゾフェノン5部、ジエチルアミノエタノール3部を溶解
混合してこの発明の光学ガラスファイバ用被覆材料(粘
度8,800 cps ;25°C)を得た。
実施例4 実施例1と同様の四つロフラスコに、分子両末端に水酸
基を有する前記式(I)で表わされる鎖状飽和炭化水素
ポリマー(数平均分子量2,000)1モル、トリレン
ジイソシアネート2モノペ 2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート2モルおよびこれら3成分に対して200重
fippmのジブチルチンジラウレートを加え、60〜
70°Cで反応させた。
この反応は赤外線吸収スペクトルにおけるインシアネー
ト基の2.270 am−”の特性吸収帯が消失するま
で行い、これによって分子両末端にメタクリロイル基を
有する鎖状飽和炭化水素ポリマー(粘度700.0OO
cps;50’C)を得た。
この分子両末端にメタクリロイル基を有する鎖状飽和炭
化水素ポリマー60部、ポリエチレングリコール/ニル
フェノールモノアクリレート30部、N−ビニルピロリ
ドンICI、ベンゾフェノン5部、ジエチルアミノエタ
ノール3部を溶解混合してこの発明の光学ガラスファイ
バ用被覆材料(粘度10,400 cps ;25°C
)を得た。
実施例5 分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素
ポリマー(実施例1と同じもの)30部、分子両末端に
メタクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素ポリマー(
実施例4と同じもの)30部、ポリエチレングリコール
/ニルフェノールモノアクリレ−) 3 ON、N−N
−ジメチルメタクリルアミド10部、ベンゾフェノン5
部およびジエチルアミノエタノール3部を溶解混合して
この発明の光学ガラスファイバ用被覆材料(粘度8,9
00cps;25°C)を得た。
比較例1 分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素
ポリマー(実施例1と同じもの)50部、ポリエチレン
グリコールノニルフェノールモノアクリレート50@、
ベンゾフェノン5部、ジエチルアミノエタノール3部を
溶解混合して比較のための光学ガラスファイバ用被覆材
料(粘度9,500CβS;25°C)を得た。
比較例2 分子両末端にメタクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水
素ボリア〜(実施例4と同じもの)50部、ポリエチレ
ングリコール/ニルフェノールモノアクリレート50部
、ベンゾフェノン5部およびジエチルアミノエタノール
3部を溶解混合して比較のための光学ガラスファイバ用
被覆材料(粘度20,000 cps ; 25°C)
を得た。
比較例3 分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素
ポリマー(実施例1と同じもの)50部、N−ビニルピ
ロリドン50部、ベンゾフェノン5部およびジエチルア
ミノエタノール3部を溶解混合して比較のための光学ガ
ラスファイバ用被覆材料(粘度?、000cps ;2
5°C)を得た。
比較例4 分子両末端にアクリロイル基を有する鎖状飽和炭化水素
ポリマー(実施例1と同じもの)70部、N−N−ジメ
チルアクリルアミド30部、ベンゾフェノン5部および
ジエチルアミノエタノール3部を溶解混合して比較のた
めの光学ガラスファイバ用被覆材料(粘度1,825 
cps ;25℃)を得た。
比較例5 実施例1と同様の四つロフラスコに、分子両末端に水酸
基を有するポリプロピレングリコール(数平均分子量1
,000)1モル、トリレンジイソシアネート2モル、
2−ヒドロキシエチルアクリレート2モルおよびこれら
3成分に対して200重ffippmのジブチルチンジ
ラウレートを加え、60〜70’Cで反応させた。この
反応は赤外線吸収スペクトルにおけるイソシアネート基
の2.270tyn−’の特性吸収帯が消失するまで行
い、これによって分子両末端にアク1〕ロイル基を有す
るポリプロピレングリコール(粘度50,000cps
;50°C)を得た。
この分子両末端にアクリロイル基を有するポリプロピレ
ングリコール60部、ポリエチレングリコールノニルフ
ェノールモノアクリン−1−3ON、N−ビニルピロリ
ドン10部、ベンゾフェノン5部およびジエチルアミノ
エタノール3部を溶解混合し、比較のための光学ガラス
ファイバ用被覆材料(粘度3,700 cps ; 2
5°C)を得た。
上記の実施例1〜5および比較例1〜5で得られた光学
ガラスファイバ用被覆材料の特性を次のようにして調べ
、その結果を下記の表に示した。
く硬化性〉 上記被覆材料をガラス板上に厚さ100μに塗布し、次
いでこの塗膜に高圧水銀ランプ(80W/鍋m、  2
灯)を用いコンベアスピード10m/分で光照射した。
この光照射後塗膜の表面の硬化状態を指触により調べて
上記表面の粘着性が全くないものを硬化性が良好である
(○)とし、上記表面に粘着性のあるものを硬化性が不
良である(×)とした。
〈硬 度〉 上記被覆材料をガラス板上に厚さ2 mmに塗布し、次
いでこの塗膜に高圧水銀ランプ(80W/鍋、2灯)を
用い光照射して表面の粘着性がなくなるまで硬化させて
試験片を作成し、この試験片における硬化塗膜の硬度を
ショアA型硬さ試験機により測定した。
く引張弾性率、伸び〉 上記被覆材料を離型処理したガラス板上に厚さ0、3 
amに塗布し、次いでこの塗膜に高圧水銀ランプ(80
W/cm、  2灯)を用いコンベアスピード10m/
分で3回通過させて光照射して硬化フィルムを形成し、
このフィルムを剥離してJIS−に−6301に準拠し
ダンベル3号を使用して引張弾性率および伸びを測定し
た。
く耐熱性〉 上記の硬度測定に用いたき同様の試験片を100°Cの
熱風乾燥機中で1力月間放置したのち、この試験片にお
ける硬化塗膜の硬度をショアA型硬さ試験機により測定
した。
〈耐湿性〉 上記の硬度測定に用いたと同様の試験片を80°Cの温
水中に1力月間浸漬したのち、この試験片における硬化
塗膜の硬度をショアA型硬さ試験機により測定した。
試験例1 50m/分の速度で紡糸した直径125μの光学ガラス
ファイバの表面に、この紡糸工程に引き続く工程におい
て、実施例1で得られた光学ガラスファイバ用被覆材料
を塗布し、次いでこれに高圧水銀ランプ(80W/cr
n)で光照射して硬化させ硬化被膜を形成した。
被覆後の光学ガラスファイバの直径は約250pであり
、表面は均一であった。また、この被覆後の光学ガラス
ファイバの破断強度は6 Kqであり、−50℃まで伝
送損失の増加は認められなかった。
しかも、この被覆後の光学ガラスファイバは120℃で
約1. OO0時間放置したのちにおいても、また80
°Cの温水中に約1,000時間放置したのちにおいて
も一50℃まで伝送損失の増加はほとんど認められずす
ぐれた耐熱性および耐湿性を示した。
試験例2 試験例1と同様にして光学ガラスファイバ表面に、実施
例4で得られた光学ガラスファイバ用被覆材料を用いて
硬化被膜を形成し被覆した。被覆後の光学ガラスファイ
バの直径は約250μであり、表面は均一であった。ま
た、この被覆後の光学ガラスファイバの破断強度は5 
Kgであり、−50°Cまで伝送損失の増加は認められ
なかった。しかも、この被覆後の光学ガラスファイバは
120°Cで約1,000時間放置したのちにおいても
、また80°Cの温水中に約1,000時間放置したの
ちにおいても、−50°Cまで伝送損失の増加はほとん
ど認められずすぐれた耐熱性および耐湿性を示した0 試験例3 試験例1と同様にして光学ガラスファイバ表面に、比較
例5で得られた光学ガラスファイバ用被覆材料を用いて
硬化被膜を形成し被覆した。被覆後の光学ガラスファイ
バの直径は約260pであり、表面は均一であった。ま
た、この被覆後の光学ガラスファイバの破断強度は6に
9であり、−50°Cまで伝送損失の増加は認められな
かった。
この被覆後の光学ガラスファイバは、120’Cで約1
,000時間放置したのちおよび80°Cの温水中で約
1,000時間放置したのちでは、−30°Cで伝送損
失の増加が認められ耐熱性および耐湿性が不充分であっ
た。
以上の結果から明らかなように、この発明の光学ガラス
ファイバ用被覆材料は硬化性が良好であり、またこの被
覆材料を硬化させて形成される硬化被膜は柔軟性および
強靭性を満足し、しかも高温下または高湿下にさらされ
ても柔軟性が低下しない。このため、この硬化被膜によ
って被覆された光学ガラスファイバは高温下または高湿
下にさらされたのちに低温下に置かれても伝送損失が増
加せず良好な耐熱性および耐湿性を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)a)分子両末端に重合性炭素−炭素二重結合を有す
    る鎖状飽和炭化水素ポリマー、b)1分子中に少なくと
    も1個の重合性炭素−炭素二重結合を有する化合物、c
    )分子中に第3級アミンを含有しかつ重合性炭素−炭素
    二重結合を有する化合物およびd)重合開始剤からなる
    光学ガラスフアイバ用被覆材料。
JP59186216A 1984-09-05 1984-09-05 光学ガラスフアイバ用被覆材料 Granted JPS6163547A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01255812A (ja) * 1988-04-06 1989-10-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 海底光ファイバケーブル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251157A (ja) * 1984-05-28 1985-12-11 Nitto Electric Ind Co Ltd 光学ガラスフアイバ用被覆材料

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