JPS6157377B2 - - Google Patents
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- JPS6157377B2 JPS6157377B2 JP53094375A JP9437578A JPS6157377B2 JP S6157377 B2 JPS6157377 B2 JP S6157377B2 JP 53094375 A JP53094375 A JP 53094375A JP 9437578 A JP9437578 A JP 9437578A JP S6157377 B2 JPS6157377 B2 JP S6157377B2
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- Japan
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- electrical contact
- resistance
- contact material
- internal oxidation
- welding resistance
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
本発明は電気接点材料に係り、特にAg−Sn合
金を内部酸化した電気接点材料の改良に関する。 Ag−Sn合金を内部酸化した電気接点材料は、
耐溶着性に優れているとされているが、今だ充分
とは云えないものである。 この為内部酸化による酸化Snの含有量を増や
してさらに耐溶着性を向上させることが考えられ
るが、Sn5.5w/o以上含んでいると内部酸化が困
難となるものである。従つて耐溶着性を一層向上
させることが不可能であつた。また耐消耗性につ
いても充分満足できるものではなかつた。即ち
Ag−Sn合金の内部酸化後の組織はSn酸化物が粒
界、或いは層状に析出していて、不均一な為耐消
耗性が劣るものであつた。 そこで本発明は、従来のAg−Sn合金を内部酸
化した電気接点材料を改善すべく鋭意攻究の結
果、As−Sn合金中にNiを添加することにより内
部酸化するSnの添加量を増加し、酸化Snを増や
して耐溶着性を向上させ、さらにMn、Biを少な
くとも1種以上添加することにより耐消耗性を向
上させた電気接点材料を見い出したものである。 本発明の電気接点材料は、Agに、Sn6〜15w/
o、Ni1.0〜20w/o、Mn、Biを少なくとも1種以
上0.01〜10w/oの範囲内で合計が30w/o以下添加
されて、内部酸化されたものである。 本発明の電気接点材料に於いて、Snの添加量
を6〜15w/oとしたのは、Sn6w/o未満では優れ
た耐溶着性が得られず、15w/oを超えるとNiの添
加によつても内部酸化が困難となるからである。
またNiの添加量を1.0〜20w/oとしたのは、Ni1.0
w/o未満ではSnを良好に内部酸化させることが困
難あり、20w/oを超えるとSnの内部酸化を促進さ
せるには多すぎるし、また合金の加工性が悪くな
るからである。さらにMn、Biの少なくとも1種
以上を添加する理由は、内部酸化後のSnの酸化
物を均一にして耐溶着性を改善させる為で、0.01
w/o未満では耐溶着性を改善させることができ
ず、10w/oを超えると内部酸化が困難となり、ま
た酸化後のAg中の酸化物の析出が大きすぎて耐
消耗性を阻害するからである。 然して上記各添加物の合計を30w/o以下とした
のは、30w/oを超えると内部酸化後のAg−酸化
物合金がもろくなり、耐消耗性を阻害するからで
ある。 次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭な
らしめる為にその具体的な実施例と従来例とによ
り作つた電気接点のインチング試験による消耗
量、溶着回数について述べる。 下表の左欄に示す成分組成のNo.1〜No.5の本
発明の実施例及びNo.6及び7の従来例は、夫々
溶解鋳造(或いは粉末冶金法)により板材を製作
し、ろう付けをし易くする為に片面に銀を圧着
し、圧延加工にて1.0mm厚の板になして7.5〓mmに
各々プレスで打抜き、700℃6気圧の酸素雰囲気
中で120時間内部酸化して得た電気接点材料であ
つて、これら電気接点材料を夫々銅合金台材にろ
う付してリレー用電気接点を作り、これらリレー
用電気接点を下記の試験条件にてインチング試験
を行つて耐消耗量、耐溶着回数を測定したところ
下表の右欄に示すような結果を得た。 インチング試験条件 接点寸法 7.5〓mm×1.0tmm 電 圧 230V 電 流 175A 力 率 0.84 通電時間 15Hz 開閉頻度 20回/分 試験回数 5万回
金を内部酸化した電気接点材料の改良に関する。 Ag−Sn合金を内部酸化した電気接点材料は、
耐溶着性に優れているとされているが、今だ充分
とは云えないものである。 この為内部酸化による酸化Snの含有量を増や
してさらに耐溶着性を向上させることが考えられ
るが、Sn5.5w/o以上含んでいると内部酸化が困
難となるものである。従つて耐溶着性を一層向上
させることが不可能であつた。また耐消耗性につ
いても充分満足できるものではなかつた。即ち
Ag−Sn合金の内部酸化後の組織はSn酸化物が粒
界、或いは層状に析出していて、不均一な為耐消
耗性が劣るものであつた。 そこで本発明は、従来のAg−Sn合金を内部酸
化した電気接点材料を改善すべく鋭意攻究の結
果、As−Sn合金中にNiを添加することにより内
部酸化するSnの添加量を増加し、酸化Snを増や
して耐溶着性を向上させ、さらにMn、Biを少な
くとも1種以上添加することにより耐消耗性を向
上させた電気接点材料を見い出したものである。 本発明の電気接点材料は、Agに、Sn6〜15w/
o、Ni1.0〜20w/o、Mn、Biを少なくとも1種以
上0.01〜10w/oの範囲内で合計が30w/o以下添加
されて、内部酸化されたものである。 本発明の電気接点材料に於いて、Snの添加量
を6〜15w/oとしたのは、Sn6w/o未満では優れ
た耐溶着性が得られず、15w/oを超えるとNiの添
加によつても内部酸化が困難となるからである。
またNiの添加量を1.0〜20w/oとしたのは、Ni1.0
w/o未満ではSnを良好に内部酸化させることが困
難あり、20w/oを超えるとSnの内部酸化を促進さ
せるには多すぎるし、また合金の加工性が悪くな
るからである。さらにMn、Biの少なくとも1種
以上を添加する理由は、内部酸化後のSnの酸化
物を均一にして耐溶着性を改善させる為で、0.01
w/o未満では耐溶着性を改善させることができ
ず、10w/oを超えると内部酸化が困難となり、ま
た酸化後のAg中の酸化物の析出が大きすぎて耐
消耗性を阻害するからである。 然して上記各添加物の合計を30w/o以下とした
のは、30w/oを超えると内部酸化後のAg−酸化
物合金がもろくなり、耐消耗性を阻害するからで
ある。 次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭な
らしめる為にその具体的な実施例と従来例とによ
り作つた電気接点のインチング試験による消耗
量、溶着回数について述べる。 下表の左欄に示す成分組成のNo.1〜No.5の本
発明の実施例及びNo.6及び7の従来例は、夫々
溶解鋳造(或いは粉末冶金法)により板材を製作
し、ろう付けをし易くする為に片面に銀を圧着
し、圧延加工にて1.0mm厚の板になして7.5〓mmに
各々プレスで打抜き、700℃6気圧の酸素雰囲気
中で120時間内部酸化して得た電気接点材料であ
つて、これら電気接点材料を夫々銅合金台材にろ
う付してリレー用電気接点を作り、これらリレー
用電気接点を下記の試験条件にてインチング試験
を行つて耐消耗量、耐溶着回数を測定したところ
下表の右欄に示すような結果を得た。 インチング試験条件 接点寸法 7.5〓mm×1.0tmm 電 圧 230V 電 流 175A 力 率 0.84 通電時間 15Hz 開閉頻度 20回/分 試験回数 5万回
【表】
上記表の右欄の示す数値で明らかなように本発
明による電気接点材料にて作つて各リレー用電気
接点は、従来の電気接点材料にて作つたリレー用
電気接点に比し、消耗量が著しく減少していて耐
消耗性に優れ、また溶着発生回数は零となつて耐
溶着性に優れていることが判る。 以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、耐
消耗性、耐溶着性に優れているので、従来のAg
−酸化Sn電気接点材料にとつて代わることので
きる画期的なものと云える。
明による電気接点材料にて作つて各リレー用電気
接点は、従来の電気接点材料にて作つたリレー用
電気接点に比し、消耗量が著しく減少していて耐
消耗性に優れ、また溶着発生回数は零となつて耐
溶着性に優れていることが判る。 以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、耐
消耗性、耐溶着性に優れているので、従来のAg
−酸化Sn電気接点材料にとつて代わることので
きる画期的なものと云える。
Claims (1)
- 1 AgにSn6〜15w/o、Ni1.0〜20w/o、Mn、
Bi、を少なくとも1種以上0.01〜10w/oの範囲内
で合計が30w/o以下添加されて、内部酸化された
電気接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9437578A JPS5521561A (en) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | Electric contact material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9437578A JPS5521561A (en) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | Electric contact material |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61125229A Division JPS62297428A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 電気接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5521561A JPS5521561A (en) | 1980-02-15 |
JPS6157377B2 true JPS6157377B2 (ja) | 1986-12-06 |
Family
ID=14108561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9437578A Granted JPS5521561A (en) | 1978-08-02 | 1978-08-02 | Electric contact material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5521561A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5760610A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electric contact material |
JPS58104141A (ja) * | 1981-12-17 | 1983-06-21 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
JPS58104145A (ja) * | 1981-12-17 | 1983-06-21 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
JPS58107445A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-27 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
JPS58110635A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-07-01 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
JPS58110634A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-07-01 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
CN1299307C (zh) * | 2004-12-08 | 2007-02-07 | 昆明贵金属研究所 | 银锡氧化物电工触头材料及其制备方法 |
US20220220580A1 (en) * | 2019-05-31 | 2022-07-14 | Omron Corporation | Contact material mainly composed of ag alloy, contact using the contact material, and electrical device |
CN115216665B (zh) * | 2022-06-29 | 2023-11-17 | 重庆科技学院 | 一种晶体振荡器合金电极及工艺 |
-
1978
- 1978-08-02 JP JP9437578A patent/JPS5521561A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5521561A (en) | 1980-02-15 |
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