JPS6154047A - 対物レンズ支持装置 - Google Patents

対物レンズ支持装置

Info

Publication number
JPS6154047A
JPS6154047A JP17406084A JP17406084A JPS6154047A JP S6154047 A JPS6154047 A JP S6154047A JP 17406084 A JP17406084 A JP 17406084A JP 17406084 A JP17406084 A JP 17406084A JP S6154047 A JPS6154047 A JP S6154047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parallel
objective lens
parallel plate
vibration
plate spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17406084A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuzo Mizunoe
克三 水ノ江
Junichi Yanai
純一 矢内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
Priority to JP17406084A priority Critical patent/JPS6154047A/ja
Publication of JPS6154047A publication Critical patent/JPS6154047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0932Details of sprung supports

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、回転する記録媒体上に記録または再生用の光
ビームを投射して、光学的に記録または再生を行なう光
メモリ装置の対物レンズ支持装置に関する。
〔発明の背景〕
近年、レーザ技術の進歩に伴い、レーザの光ビームを回
転する盤状の記録媒体(以下「光ディスク」と称する。
)上に投射して、光学的に映像や音声などの情報信号を
記録し、またはこのようにして記録された情報信号を再
生する光学的記録(再生)装置(以下単に「光メモリ装
置」と称する。)が数多く実用化されている。この光メ
モリ装置においては、光ディスクに螺旋状あるいは同心
円状に記録される情報トラックの半径方向の基準となる
ガイド溝に対物レンズを通して極めて微細な光スポット
を正しく集束させるために、その対物レンズを光軸方向
に変位させるフォーカシング機構と、光スポットとガイ
ド溝との相対的位置ズレ(光ディスクの半径方向へのズ
レ)を補正するトラッキング機構とが設けられ、トラッ
キングと対物レンズのフォーカシングとが自動的に行わ
れるように構成されている。
上記のようなトラッキングを光学的に行なうものも公知
であるが、装置が複雑で大形となる欠点があるので、対
物レンズを光軸方向とこれに直角な方向との2次元的に
変位させることによシ、小型、軽量化をはかった対物レ
ンズ駆動装置が、特開昭57−198851号公報など
によって開示され、既に公知である。例えば、第11図
に示すような公知の対物レンズ駆動装置において、対物
レンズ1を保持するレンズホルダ2にフォーカシングコ
イル3とトラッキングコイル4とが互いに直交するよう
に′設けられ、このレンズホルダー2は、中継部利5に
よって互いに直交する如く結合された2組の平行板ばね
6,7を介して、光軸方向(フォーカシング方向)およ
びこれと直角方向(トラッキング方向)に変位極可能に
光メモリ装置本体く支持されている。
フォーカシングコイル3とトラッキングコイル4とは、
それぞれ光メモリ装置本体に固設されたリング状の永久
磁石8,9と組み合わされて、それぞれリニアモータを
構成している。従って、フォーカシングコイル3が動作
すると、一方の平行板ばね6が柳んで、対物レンズ1け
光軸方向(矢印P・の方向・)・に変位し、トラッキン
グコイル4が動作すると、他方の平行板ばね7が撓んで
、対物レンズ1は光軸に直角なトラッキング方向(矢印
Tの方向)K変位する。この場合、対物レンズlけ平行
板ばね6,7の作用により平行移動する。
その際、対物レンズ1が光軸方向に変位すると、一方の
平行板ばね6がフォーカシング方向(矢印P方向)に力
を受けるので、レンズホルダー2と共に対物レンズ1は
平行板ばね6によって、フォーカシング方向に振動する
。また、対物レンズ1がトラッキング方向(矢印Tの方
向)に変位するときには他方の平行板はね7がトラッキ
ング方向(矢印Tの方向)に力を受けるので、平行板ば
ね7によって対物レンズlはレンズボルダ−2と共にト
ラッキング方向に振動する。
フォーカシング方向(矢印P方向)の振動については、
他方の平行板ばね7の矢印P方向の幅が広く、その方向
の板ばねの剛性がすこぶる大きいから、中継部材5は殆
んど変位しない。従って、フォーカシング方向の振動は
、実質的に一方の平行板はね6のみによる単調な振動と
なる。そのため、フォーカシング方向の振動に対しては
、一方の平行板ばね6の振動のみを考慮すればよく、フ
ォーカシングコイル3によるフォーカシング方向の強制
振動の周波数をtf)Y60Hz程度にすれば、自動制
御に悪い影響を与えることは無い。
一方、トラッキング方向(矢印T方向)に対物レンズ1
がレンズホルダー2と共に変位する場合(では、他方の
平行板ばね7が矢印T方向に撓み、中継部材5も同方向
に変位する。この場合、対物レンズ1.レンズホルダー
2およびコイル3,4の合計質量(以下単に「対物レン
ズ側質量」と略称する。)に対して、中継部材5の質量
が無視できない程度に大きいので、他方の平行板ばね7
の矢印T方向の振動に、一方の平行板ばね6による矢印
T方向の@動が加わり、寄生振動が発生して自動制御に
悪影響を及ばずことKなる。
一般K、振動系のばねの先端に設けられる物体の質量を
Mとし、そのばね定数をKとすると、固有振動数(共振
周波数)Fは次の式にて表わされろう F = (1/2π舅σ1(Hz )  ・= −−(
Itまた、このような振動系においては、その振動は時
間と共に#哀する。特K、速度に比例する粘性減衰は振
動(振幅)を小さくする上で有効である。
その粘性減衰係数をCとすれば、減衰時の共振周波数F
′は、 ””(1/2K)K/M−(C/(2M))! (Hz
)−・・−・(2)となり、その共振周波数rは、無減
衰時の共振周波数Fよりやや短くなるだけで、あまり変
化しない。
第12図は、第11図の従来装置における対物レンズl
のトラ、キング方向(矢印T方向)の運動を解析するた
めに、第11図をモデル化した図である。第12図中で
の符号の意味は次の通シである。
Ml:対物レンズ側質量 M!:中継部材5の僅板 KI!I;:平行板ばね6のトラ、キング方向(T)の
ばね定数 に、 t’ :平行板ばね7のトラッキング方向(T)
のばね定数 C,’T″:平行板ばね6による振動系のトラ、キング
方向の粘性減衰係数 Cxv :平行板ばね7による振動系のトラッキング方
向の粘性減衰係数 なお、tJX12圀において、平行板ばね6(ばね定数
KIT )に作用する慣性gtfはM、であり、平行板
ばね7(ばね定数Knt)K作用する慣性質量けMlと
にとの和(M+ + Mt )である。
上記第11図および第12図に示すトラッキング方向の
振動系において、トラッキングコイル4に加えられる電
流(入力)K対する対物レンズの変位(出力)の周波数
特性の線図(以下「ボード線図」と称する。)を第13
図および第14図に示す。なお、横軸の符号fはトラ、
キングコイル4に流れる電流(入力)の周波Vである。
第13図は、所定の大きさの電流に対する対物レンズ1
の変位量と周波数fとの関係を示し、第14図は、入力
(電流)K対する対物レンズlのトラッキング方向の位
相遅れと周波数fとの関係を示す。
いま、トラッキングコイルに流す電流を■とし、それに
応答する対物レンズ側の変位を:×とすると、両者は次
の式にて表わされる。
I=I。出2πft   ・・・・・・・・・・・・・
・・ (3)x=x@5in(2πf t + 1 )
 −−−−(4)ただし、tは時間、−は入力に対する
位相遅れである。
上記の笛13図および第14図のボード線図から明らか
なように、トラッキングコイル4に流す電流(入力)の
周波数fを次第に上げて行くと、変位量は、その周波数
が平行板ばね7のトラッキング方向の固有振動数にほぼ
等しい共振周波数f0に達したときに最大となり、さら
に、周波数fを上げて行くと、次第に低下する。しかし
、その周波数が平行板ばね6のトラッキング方向の固有
振動数にほぼ等しい共振周波数f□付近に来ると、変位
量が急激に増大する寄生振動を生じる。また、位相遅れ
デは第14図の如く、入力の周波数fが上ると急激に増
加して1809に近づくが、その周波数が平行板ばね6
の固有振動数にほぼ等しい共振周波数f1付近に来ると
逆に急激に約45°稈度戻される。
上記の如く、位相の戻シが多くなり、変位も急激に変化
すると、対物レンズ1を駆動するサーボ系は、指令に忠
実に従わなくなり、トラッキング追従がうまくできなく
なる。また、その変化の山が極端で、しかもその山が現
われる周波数fが制御帯域付近にあるときけ、ゲイン余
裕がとれず、発振の原因となる恐れが有る。
この寄生振動の周波数f、が、制御に悪影響を与えない
ようにするためKは、その寄生振動の山が20〜25 
I(Hz以上の高い周波数の位置にあるようKすること
が考えられる。この場合、一方の平行板はね6による撮
動系は、フォーカシング方向(矢印12m向)Kは60
Hz前梅の固有振動数を持ち、トラッキング方向にはほ
ぼ201Glz以上の固有振動数を持つように、トラッ
キング方向のばね定数に1↑をフォーカシング方向のば
ね定数の値にくらべて極めて大きくしなければならない
このような板ばねとしては、例えば第15図に示すよう
に、両端部分6Bと中間部分6Cの厚さと幅を充分に大
きくする一方、板ばね部分6Aの長さを短くして、一方
の平行板ばね6のフォーカシング方向のばね定数を変え
ることなく、トラッキング方向のはね定数KITO値を
大きくすることが考えられる。しかし、このような板ば
ねで一方の平行板はね6を構成した場合には、以下のよ
うな欠点が生じる。
+11  板はねの大きさと重量が大きくなるため、駆
動装貸の小型軽量化が困難である。
(2)可動部重量が増加し、制御性が劣化する。
(3)  板ばねの構造が複雑になり、製作が容易で無
いO 〔発明の目的〕 本発明は、従来装置の上記の欠点を解決し、互いに直交
する2組の平行板はねにより対物レンズを二次元的に変
位可能に支持する対物レンズ支持装置において、寄生振
動の悪影響を受けること無く極めて正確な制御をなし得
る対物レンズ支持装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するために、本発明は、弾性変形する
面が互いに直交するように第1平行板ばねと第2平行板
ばねとを中継部材を介して互いに連結すると共に、対物
レンズを保持し且つ可動コイル手段によってフォーカシ
ング方向とトラッキング方向とに電気的に駆動されるレ
ンズホルダーを第2平行板ばねが中継部材と第1平行板
ばねとを介して支持するようになし、そのレンズホルダ
ーと中継部材とを含む第2平行板はねの振動系の固有振
動数をf、とじ、中継部材を除く第1平行板はねの振動
系の、第2平行板ばねの弾性変形方向と同一方向におけ
る固有振動に帰因する寄生振動の振動数をf8とすると
き、 2f、<fl<6f0 となるように、第1平行板はねと第2平行板ばねとを構
成することを技術的要点とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図は本発明の実施例を示す正面図、第2図は第1図
の実施例の平面図で、第3図は第1図のA−A断面図で
ちる。また、第4図は第1図の実施例のレンズホルダー
支持部の拡大斜視図である。
対物レンズ11を保持する対物レンズ枠12は、第3図
に示す如くレンズホルダー13の上部に固設されている
。このレンズホルダー13の内部は空洞に形成され、下
部にはレーザ光束L(第3図参照)を対物レンズ11に
導く開口13Aが設けられている。また、そのレンズホ
ルダー13の上部と下部には、第3図中でそれぞれ左右
に突出した突出部13B、13(:が形成され、上部突
出部13Bの上面と下部突出部13Cの下面には、第2
図に示す如き枠状の板ばね14A、14Bの一端が小ね
じ15A、  I SA’、  15B、  15B’
によって固設されている。さらに、2枚の板ばね14A
14Bの他端には、第1図に示す如く中継部材16が小
ねじ15A’、15λt;  1sn’、tsB*’ 
 (ただし15B〃は図面には現われていない)によっ
て固設され、レンズホルダー13.2枚の板ばね14A
、14Bおよび中継部材16によって平行四辺形が形成
されている。この2枚の板ばね14Aおよび14Bをも
って、面方向の弾性変形によυ、レンズホルダー13を
対物レンズ11の光軸に沿うフォーカシング方向に変位
可能に支持する第1平行板ばねを構成する。
レンズホルダー13の中間部分は、光軸に垂直な断面が
ほぼ正方形になるように形成され、その中間部分の外周
には、フォーカシングコイル17が第4図に示す如く巻
かれ、その上に四辺形をなす2個のトラッキングコイル
18A、18Bが貼着されている。また、このフォーカ
シングフィル17とトラッキングコイル18A、18B
とは、この両コイル17,18A、18Bを内外から挾
むように設けられた2個の永久磁石19 A、 19B
と合板20上に固設され且つその永久磁石19 A。
19Bをそれぞれ支持する2個のヨーク21.22と共
にレンズホルダー13が第3図中で上下、左右にそれぞ
れ移動させるリニアモータを構成している。ただし、第
4図中では、トラッキングコイル18A、18Bを図示
するために、その永久磁石19A、19Bと一方のヨー
ク21とは、削除されている。
第2図に示すように、2個のヨーク21および22は、
レーザ光束が通る開口20Aを有する合板20上に、対
物レンズ11に対して対称的に配置され、それぞれのヨ
ーク21.22は、第1図に示す如く断面がU状に形成
されている。棟だ、それぞれのヨーク21.22の突出
した一方の立上り部21A、22Aには永久磁石19 
A、 19Bが固設され、他方の立上り部21B、22
Bは、第2図に示すように、レンズホルダー13に設け
られた矩形孔13D、13])’内を光軸方向に貫通し
て設けられている。一方のヨーク21の立上り部21B
と永久磁石19Aとの間および他方のヨーク22の立上
り部22Bと永久磁石19Bとの間のそれぞれの磁場内
に、前記矩形状のトラッキングコイル18A、18Bの
短辺部18aが光軸に平行に置かれ(第4図浴照)2個
の永久磁石19Aと19Bの間に露出する、トラッキン
グコイル18A、18Bの長辺部は、ヨーク21および
22の立上り部21B、22Bより外側の磁場外に設け
られている。
一方、中継部材16の両側面には、それぞれ板ばね24
A、24Bの一端が小ねじ23 B、 23B’によっ
て固設され、その板ばね24.A、24Bはレンズホル
ダー13の方に伸びて、その他端はヨーク22の一方の
立上り部22Aの両側面に小ねじ23A、23A’によ
って固設されている。とのコーク22の一方の立上り部
22A、2枚の板げね24A、24Bおよび中継部材1
6によって第2図に示すように平行四辺形が形成されて
いる。
その2枚の板ばね24A、248′Fr:もって、面方
向の弾性変形によりレンズホルダーを光軸に直角な方向
に変位可能に支持する第2平行板ばねが構成される。
なお、レンズホルダー13を7オーカシング方向(光軸
方向)に変位可能に支持する第1平行板はね14A、1
4Bの2枚の板はねは、トラッキング方向(第2図中で
上下方向)にもある程度振動し得るようにし且つレンズ
ホルダー13に倒れが生じないように、各板ばね14A
、14Bは、第2図に示す如く板の平面方向も2本並列
の枠状に形成されている。また、レンズホルダー13を
トラッキング方向に変位可能に支持する第2平行板ばね
24A、2413け、第4図に示すようKばね板14A
と14Bとの中間にあって、この第1板ばね14A、1
4Bに対し、中継部材16を介してレンズホルダー13
の方へ折り返す如く配置され、これによってレンズ駆動
装置の外形寸法を小さくしている。さらに、この第2平
行板ばね24A、24Bは、第1図および第40に示す
ように上下方向に長い肉抜き孔25ψが左右方向に多数
並列して形成され、これにより、フォーカシング方向に
は剛性が高く、シかもトラッキング方向には必要なはね
定数Kが得られるように構成されている。また、トラッ
キング方向の振動系の粘性減衰係数C!7を大きくする
ため、第2平行板ばね24A、24Bは、2枚の板ばね
の間に第2図に示すように弾性ゴム板等のダンピング部
材26を設けて、2枚の板ばね24A、24Bはこのダ
ンピング部材26を介して互いに接合されている。
さて、上記の実施例の構成は、原理的には、第1図に示
された従来の対物レンズ駆動装置と同様に、互いに直交
する方向に振動する2組の平行板ばねKよって対物レン
ズを二次元的に変位させるものであるから、第2平行板
ばね24A、24Bのトラッキング方向の振動の仙に、
第1平行板はね14A、14Bによるトラッキング方向
の寄生振動2生じる。この寄生振動は、第2平行板はね
24A、24Bを含む振動系の固有振動より極めて高い
振動数(例えば20 KHz以上)にすれば制御に悪影
響を及ぼさないようにできるが、実験の結果、その寄生
振動は、その振動数(周波数)flの値をトラッキング
方向の振動系の固有振動数(共振周波数)foの関係を
下記の不等式(5)に示す如く互いに近づけることによ
っても、制御性の危い二次元ぷ動装置を得ることができ
ることがわかった。
2f0〈 fI 〈 6f0 ・・・・・・・・・・・
・ (5)先ず、トラッキング方向の開毛Pfi 圏+
 tl toの#iに寄生振動の振動数flO値が近づ
けられる限界を考察する。
トラッキング方向の寄生振動は、第1.平行板ばね14
A、14Bを含む振動系の共振によって生じるが、その
共振周波数f、の値を低い周波数f、に近づけるために
は、第1平行板ばねl 4 A、 14Bの各板ばねの
第2図中で左右に平行な各月のそれぞれの幅を狭くして
、トラッキング方向の剛性を小さくする必要が有る。そ
の為、flがf、に近づけば近づく程、その幅は次第に
厚さに等しくなシ、それぞれの片はねじれ易くなる。従
って、レンズホルダー13に第3図中で左右にわずかに
アンバランスが有りても、そのレンズホルダー13は左
右に傾き、対物レンズ11の光軸を狂わせることになる
。このレンズホルダー13の傾きは、PLホfs〉2f
0であれば無視できることが実験によって確認された。
第5図および第6図にf、=2f、のときのボード線図
を示す。ここで、横軸fはトラ、キングコイル18A、
18Bに流れる電流(入力)の周波数である。第5図に
示すように、寄生振動の周波数らでの変位の持上りは小
さく、また、第6図に示すように位相もわずかに15°
程度戻るだけであるから、制御に全く影響を及ぼさない
次に、f、の値がf6の値から遠ざけることができる限
界について考察する。
第7図および第8図に、flO値をfoから除々に遠ざ
けたときの利得および位相の変化の様子をそれぞれ示す
。第7図に示す如く、周波数f、での利得は、f、の値
がf、から遠ざかる程大きく変化し、位相も第8図に示
す如く、f、の値がfoから遠ざかる程戻り量が大きく
なる。すなわち、トラッキング方向の第2平行板ばね2
4A、24Bを含む振動系の粘性減衰係数024T  
の周波数flへの動吸振効果が小さくなるのである。従
って、f4の値は、動吸振効果C□ア がおよぶ範囲、
あるいは周波数flでの変位量の変化が制御に影響を与
えない大きさによって制限される。
とのflの上限は、実験の結果、f(4f0程度であれ
ば制御に全く影響しないことがわかった。さらに、第9
図および第10図に、それぞれf1=6f0のときの変
位と位相のボード線図を示す。この場合、変位および位
相共に変化が大きく現われている。しかし、制御回路の
少しの改良によって電気系のトラッキング方向のゲイン
をディスクの偏心の周波数成分より高くし、あるいは、
駆動装置のゲインを高くして、同じ入力電圧九対して動
きが大きくなるような高感度の駆動装置を用いれば、f
□〈6f0程度までは、f、の周波数が高くても差支え
無い。
以上のことから2to< f*  < 6foKなるよ
うに第1平行板ばね14A、14Bおよび第2平行板ば
ね24A、24Bの形状および寸法を定めればよい。
第1図乃至第4図の実施例は上記の不等式に基づくよう
に設定したもので、フォーカシング用の第1平行板ばね
14A、14Bは、トラ、キング方向にもある程度振動
し易く且つレンズホルダー13の倒れが生じないように
1第2図および第4図に示す如く、上下の各板ばね14
Aおよび14Bのそれぞれが、長い2本並列のばね板で
形成されている。また、トラッキング用の第2平行板ば
ね24A、24Bは、第1平行板げねl 4 A、 1
4Bの中に第4図に示す如く折り返えすことにより、装
置の外形を小型にすると共に、各板ばね24Aおよび2
4Bの表面に多数のスリット状の肉抜き孔25を設けて
、フォーカシング方向には剛性が高く、トラッキング方
向に必要なばね定数が得られるような厚さに構成されて
いる。さらに、トラッキング方向の振動を早く減衰させ
るために、ダンピング部材26がその第2平行板ばね2
4人。
24Bの間に接合して設けられているり上記の実施例に
おいては、対物レンズ1がトラッキング方向に変位する
ときのみ、レンズホルダー13と中継部材16とが同時
に移動する如く構成されているので、寄生振動はトラッ
キング方向の移動に対して主として発生する。しかし、
もし、第4図において第1平行板ばね14A、14Bが
、レンズホルダー13と中継部材16の両側面に設けら
れ、第2平行板ばね24A、24Bが、中継部材16と
ヨークの立上り部22B上に上、下に固設される場合に
は、対物レンズ1のフォーカシング方向(光軸方向)の
移動の際にのみ、レンズホルダー13と中継部材16と
が同時にフォーカシング方向に移動するので、寄生振即
1けフォーカシング方向の移動に対して主として発生す
る。このよう々場合にも、フォーカシング方向に生じる
寄生振動の周波数f1とフォーカシング方向の振動系の
共振周波数(固有振動数)を前記(5)式の不等式を満
足するように構成すれば、良好な制御を行なうことがで
きる。
〔発明の効果〕
上記の如く、本発明によれば、第2平行板ばねの弾性変
形によりてレンズホルダーが移動する際に、生じる制御
に有害な寄生振動の振動数を極めて高いものにする必要
が無いので、レンズホルダーに直結する第1平行板ばね
の剛性を太きくする必要が無く、小型で軽量な対物レン
ズ駆動装置を得ることができる。さらに、第1平行板ば
ねと第2平行板ばねとの振動系は比較的低い固有振動数
を有するので、高い周波数像に2ける共振が無いため制
御性の良好な対物レンズ駆動装置が得られる利点が有る
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の正面図、第2図は第1図の実
施例の平面図、第3図は第1図のA−A断面図、第4図
は、永久磁石およびヨークの一部を除−)た第1図の実
施例のレンズホルダー支持部の斜視図、第5図および第
6図はそれぞれ、f、=2f、のときの変位と位相を示
すボード線図、第7図と第8図はf□の値がfoから次
第に遠ざかったときの変位と位相の変化をそれぞれ示す
ボード線図、第9図と第1θ図はf工=610のときの
変位と位相とをそれぞれ示すボード線図、第11図は従
来の対物レンズ駆動装置の一部破断斜視図、第12図は
第11図の振動解析モデル図、第13図と第14図は第
11図の従来装置における、トラッキング方向の振動系
の固有振動atoと寄生振動の振動数f、における変位
と位相とをそれぞれ示すボード線図、第15図は、寄生
振動の振動数を高くするための板ばねの一例を示す斜視
図である。 〔主要部分の符号の説明〕 11:対物レンズ  13:レンズホルダー14A、1
4B:第1平行板ばね 16:中継部材 19A、19B:永久磁石 21.22:ヨーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撓み方向が互いに直交するように第1平行板ばね
    と第2平行板ばねとを中継部材を介して互いに連結する
    と共に、対物レンズを保持し、且つ可動コイル手段によ
    って前記対物レンズの光軸に沿うフォーカシング方向と
    これに直角なトラッキング方向とに電気的に駆動される
    レンズホルダーを前記第2平行板ばねが前記中継部材と
    前記第1平行板ばねとを介して支持する如くなし、前記
    レンズホルダーと前記中継部材とを含む前記第2平行板
    ばねの振動系の固有振動数をf_0とし、前記中継部材
    を除く前記第1平行板ばねの振動系の、前記第2平行板
    ばねの撓み方向と同一方向における固有振動に帰因する
    寄生振動の振動数をf_1とするとき、 2f_0<f_1<6f_0 となる如く、前記第1平行板ばねと前記第2平行板ばね
    とを構成したことを特徴とする対物レンズ支持装置。
  2. (2)前記第1平行板ばね(14A、14B)を構成す
    る各板ばねは、トラッキング方向に直交する方向に長く
    並列して伸びた2本の帯状に形成され、前記第2平行板
    ばね(24A、24B)を構成する各板ばねは、弾性変
    形方向に対して直交する方向に伸びた多数のスリット状
    肉抜き溝(25)を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の対物レンズ支持装置。
JP17406084A 1984-08-23 1984-08-23 対物レンズ支持装置 Pending JPS6154047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17406084A JPS6154047A (ja) 1984-08-23 1984-08-23 対物レンズ支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17406084A JPS6154047A (ja) 1984-08-23 1984-08-23 対物レンズ支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6154047A true JPS6154047A (ja) 1986-03-18

Family

ID=15971917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17406084A Pending JPS6154047A (ja) 1984-08-23 1984-08-23 対物レンズ支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6154047A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0316846A2 (en) * 1987-11-13 1989-05-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0316846A2 (en) * 1987-11-13 1989-05-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4679904A (en) Lens driving device for an optical pickup unit with simplified construction
JPH0517616B2 (ja)
JPH0142053B2 (ja)
JPH03203032A (ja) 光学系移動装置
JPH07302430A (ja) 光ディスクプレーヤーの光ピックアップアクチュエーター
US5247503A (en) Optical recording and reproducing apparatus with separated high and low frequency servo signals
JPS6118812B2 (ja)
JPS60209935A (ja) 光学ヘツド装置
JPS58182140A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPS58182141A (ja) 光学式ディスク再生装置の対物レンズ保持装置
JP2793069B2 (ja) 光学系駆動装置
JPS6154047A (ja) 対物レンズ支持装置
JPH0256736A (ja) 光ピックアップヘッド
JPS61115247A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2595712B2 (ja) 光学的記録再生装置
JPH07201054A (ja) 光学式ピックアップ装置
JPS6076039A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPS60121540A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0237129Y2 (ja)
JPS624908Y2 (ja)
JPH0517614B2 (ja)
JPS58182139A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0313863Y2 (ja)
JP2001023200A (ja) 二軸アクチュエータ
JPS58182138A (ja) 対物レンズ駆動装置