JPH0313863Y2 - - Google Patents

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JPH0313863Y2
JPH0313863Y2 JP18602784U JP18602784U JPH0313863Y2 JP H0313863 Y2 JPH0313863 Y2 JP H0313863Y2 JP 18602784 U JP18602784 U JP 18602784U JP 18602784 U JP18602784 U JP 18602784U JP H0313863 Y2 JPH0313863 Y2 JP H0313863Y2
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yoke
coil
magnet
objective lens
base
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はコンパクトデイスクプレーヤなどに装
備される光学式ピツクアツプ係り、特に対物レン
ズを補正動作させる機構部から外部へ発せられる
アコーステイツクノイズを減少させるノイズ防止
機構に関する。
〔技術的背景ならびに従来技術〕
コンパクトデイスクプレーヤなどに装備される
光学式ピツクアツプには、補正装置が設けられて
いる。この補正装置は、対物レンズを光デイスク
に近接離反する方向へ駆動して対物レンズから照
射されるレーザビームのスポツトの焦点を光デイ
スクの記録面に合わせるフオーカス補正装置と、
対物レンズを光デイスクの記録面に沿う方向へ駆
動してレーザビームのスポツトを記録面の情報ト
ラツクに追従させるトラツキング補正装置とがあ
る。
第5図は、上記補正装置のうちの、フオーカス
補正装置を示す正面図である。
対物レンズ1を保持する鏡筒2は支持部材3上
に設けられている。この支持部材3はベース7上
において、板ばねなどによつて、図示上下方向へ
動作自在に支持されている。支持部材3の両側に
は筒状のコイル4が固設されている。また、ベー
ス7にはコの字形状のヨーク5が、その自由端を
上に向けて固設されており、その一方の板部5a
はコイル4内に介入し、他の板部5bはコイル4
の外側に位置している。この外側に位置している
板部5bにはマグネツト6が保持されている。コ
イル4に電流が流されると、マグネツト6によつ
てコイル4を横断する方向へ形成される磁界と、
コイル4に流される電流とによつて、支持部材3
に対して上下方向への駆動力が作用する。支持部
材3は前記板ばねなどにて支持されながら、この
力によつて上下方向へ補正駆動され、光デイスク
10の記録面に対してレーザビームの焦点が常に
合わせられるように補正されるようになつてい
る。
〔従来技術の問題点〕
ところが、上記構造の光学式ピツクアツプの補
正装置では、再生動作中にアコーステイツクノイ
ズを発生する問題点がある。
以下、このノイズ発生原理を説明する。対物レ
ンズ1を補正駆動するためには、コイル4に高サ
イクルの周期の電流が流される。第6図の原理図
に示すように、このコイル4に流れる電流によつ
て、ヨーク5はコの字状の電磁石を構成すること
になる。すなわちヨーク5が上記電流によつて磁
化され、また、その極性もコイル4の電流に応じ
て高サイクルにて変化することになる。したがつ
て、ヨーク5の板部5aの極性の変化によつて、
この板部5aとマグネツト6とが互いに引合いあ
るいは反発し合つて、これを繰返すことになる。
その結果、ヨーク5の板部5aとマグネツト保持
側板部5bが振動し、音叉と同じ条件にてノイズ
を発することになる。
従来の光学式ピツクアツプにおいて、その動作
中のノイズを測定した結果を第7図の線図に示
す。この線図では、ノイズの周波数(Hz)を横軸
に、ノイズのレベル(dB)を縦軸にとつて示し
たものである。ノイズレベルは可聴域である約
7.6KHz程度の周波数位置にひとつのピークがあ
る。このピークとなるノイズが前記のヨーク5か
ら発せられるアコーステイツクノイズであり、こ
のノイズが生じるために、コンパクトデイスクプ
レーヤにて再生中の音楽の演奏に微妙な影響を与
えることになる。
〔本考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、簡単な構造にて、前記アコーステイ
ツクノイズの原因となる振動の発生を防止して、
ノイズの発生を有効に阻止できるようにした光学
式ピツクアツプのノイズ防止機構を提供すること
を目的としている。
〔本考案の構成〕
本考案によるノイズ防止機構は、対物レンズを
補正動作させる筒状のコイルと、このコイルに対
向するマグネツトと、このマグネツトを保持する
ヨークとが設けられている光学式ピツクアツプに
おいて、前記ヨークは、平行な2枚の板部と、こ
の板部と一体に形成され且つ各板部の端部どうし
を連結する連結部とによるコの字形状あるいはU
の字形状と成つており、上記両板部がコイルの一
部を挟んだ状態にて、各板部の自由端がベース上
に固定されていることを特徴としており、ヨーク
の各板部の自由端がベースに固着されていること
により、コイルの電流によるヨークの振動の発生
を防止できるようにしたものである。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第4図によつ
て説明する。
第1図は光学式ピツクアツプの主要部を示す正
面図、第2図はその右側面図、第3図はその平面
図、第4図はヨーク固定部分の拡大図である。
この光学式ピツクアツプは、コンパクトデイス
クプレーヤにおいて、光デイスク10に対向して
移動するスライダ(図示せず)上に搭載されてい
るものである。
図中の符号11はベースである。ベース11の
端部には板ばねによるフオーカスばね12が設け
られており、このフオーカスばね12によつて中
間部材13が片持ちにてY方向に微動自在に支持
されている。中間部材13は平面形状がコの字状
に構成されており、その内部にはフオーカスコイ
ル14が設けられている。このフオーカスコイル
14は各筒形状に巻かれて中間部材13内に固定
されているものである。
さらに中間部材13の先端内面13aにはトラ
ツキングばね15の下端が接着されている。この
トラツキングばね15は板ばねであり、その上端
には鏡筒16が支持されており、この鏡筒16に
対物レンズ17が保持されている。また、鏡筒1
6の両側面にはトラツキングコイル18が耳状に
固設されている。
上記フオーカスコイル14を駆動するための磁
気回路はヨーク21とマグネツト22とによつて
構成されている。ヨーク21は磁性材料によつて
形成されている。ヨーク21は、平行な2枚の板
部21a,21bと、両板部21a,21bの端
部を連結する連結部21cを有してコの字形状に
形成されている。ヨーク21はベース状にて連結
部21cを上に向けて取付けられている(第4図
参照)。また片方の板部21aはフオーカスコイ
ル14の内部に入れられ、その自由端21dはベ
ース11上の段差11aにて位置決めされ接着剤
によつて接着されている。また他方の板部21b
の内面にはマグネツト22が固着されており、そ
の自由端21eはベース11上にて固定ねじ23
によつて固定されている。
さらにトラツキングコイル18を駆動する磁気
回路はヨーク24とこれに保持されているマグネ
ツト25によつて構成されている(第3図参照)。
ヨーク24は耳状のトラツキングコイルを挟む形
状に形成されており、その内面にはマグネツト2
5が固着されている。
また、対物レンズ17の真下にはプリズム(図
示せず)が設けられており、このプリズムによつ
て、レーザダイオードやフオトダイオードやコリ
メートレンズなどの光学部材と、対物レンズ17
とが光学的に結ばれている。
次に、本考案の作用を説明する。
対物レンズ17の補正動作は、フオーカスコイ
ル14とトラツキングコイル18に流れる電流を
制御することによつて行われる。フオーカスコイ
ル14ではX方向に電流が流れているので、この
電流と、マグネツト22によつてフオーカスコイ
ル14を横断する方向へ形成される磁界とによつ
てフオーカスコイル14とこれと一体の中間部材
13がY方向へ微駆動される。このときフオーカ
スばね12が変形して、中間部材13などの上下
運動を許容する。また、トラツキングコイル18
の駆動部18aではY方向に電流が流れるので、
この電流と、マグネツト25によつて形成される
磁界とによつて、鏡筒16はX方向へ微駆動され
る。このときトラツキングばね15が変形して、
鏡筒16の補正動作を許容する。
上記の各補正動作において、中間部材13がY
方向へ駆動されると、対物レンズ17がデイスク
10に接離動作し、対物レンズ17から照射され
るレーザビームの焦点がデイスク10の記録面に
常に合わされるように補正される。また鏡筒16
がX方向へ微駆動されると、対物レンズ17から
照射されるレーザビームがデイスク10の記録面
上の情報トラツクを常に追跡するように補正され
る。
この補正動作の際には、フオーカスコイル14
に高サイクルの電流が流される。このフオーカス
コイル14の電流によつてヨーク21が磁化さ
れ、その極性が高サイクルにて変化する。第6図
にて説明したのと同様に、ヨーク21の板部21
aの極性が高サイクルにて変化すると、この極性
とマグネツト22の極性とによつて、板部21a
と21bが引合いまた反発し合おうとする。
ところが、このヨーク21の各板部21aと2
1bの自由端21d,21eはベース11上に固
定されているので、各板部21aと21bの引き
相と反発とによる振動は抑制される。したがつ
て、アコーステイツクノイズの発生は根本から阻
止されることになる。
なお、図の実施例では、ヨーク21の一方の自
由端21dが接着により、他方の自由端21eが
ねじ止めによつてベース11上に固定されている
が、この自由端21d,21eの両方をねじ止め
してもよい。またベース11の上面に凹部を2箇
所形成し、この凹部の各々に、自由端21dと2
1eを嵌着してもよい。
また、ヨーク21はUの字形状であつてもよ
い。
〔本考案の効果〕
以上のように本考案によれば、以下に列記する
効果を奏するようになる。
(1) 平行な2枚の板部と、この板部どうしを連結
する連結部とから成るヨークを使用し、各板部
の自由端をベース上に固定しているので、自由
端が拘束されて、アコーステイツクノイズの原
因であるヨークの振動が生じなくなる。よつて
ノイズの発生が防止され、コンパクトデイスク
の再生動作の際、高品質の音を保証できるよう
になる。
(2) 本考案では、ヨークを従来と同じコの字形状
などにでき、これを従来とは上下逆の向向きに
て固定すればよいので、構造が簡単であり、部
品数も従来のものと同じである。よつて製作コ
ストも安くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図は光学式ピツクアツプの主要部を示
す正面図、第2図はその右側面図、第3図は第1
図の平面図、第4図はヨーク固定部分の拡大図、
第5図は従来の光学式ピツクアツプを示す正面
図、第6図はアコーステイツクノイズの発生原理
を示す原理説明図、第7図は従来の光学式ピツク
アツプにおけるノイズのレベルを音の周波数との
関連で示す線図である。 10……光デイスク、11……ベース、12…
…フオーカスばね、13……中間部材、14……
フオーカスコイル、15……トラツキングばね、
16……鏡筒、17……対物レンズ、18……ト
ラツキングコイル、21……ヨーク、21a,2
1b……板部、21c……連結部、21d,21
e……自由端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対物レンズを補正動作させる筒状のコイルと、
    このコイルに対向するマグネツトと、このマグネ
    ツトを保持するヨークとが設けられている光学式
    ピツクアツプにおいて、前記ヨークは、平行な2
    枚の板部と、この板部と一体に形成され且つ各板
    部の端部どうしを連結する連結部とから成つてお
    り、上記両板部がコイルの一部を挟んだ状態に
    て、各板部の自由端がベース上に固定されている
    ことを特徴とする光学式ピツクアツプのノイズ防
    止機構。
JP18602784U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPH0313863Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18602784U JPH0313863Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JP18602784U JPH0313863Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JPS61101813U JPS61101813U (ja) 1986-06-28
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