JPS6152868B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6152868B2
JPS6152868B2 JP9521479A JP9521479A JPS6152868B2 JP S6152868 B2 JPS6152868 B2 JP S6152868B2 JP 9521479 A JP9521479 A JP 9521479A JP 9521479 A JP9521479 A JP 9521479A JP S6152868 B2 JPS6152868 B2 JP S6152868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
oil
solvent
writing
colloidal silica
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9521479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5618666A (en
Inventor
Yukihiro Ugawa
Osamu Nishiwaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP9521479A priority Critical patent/JPS5618666A/ja
Publication of JPS5618666A publication Critical patent/JPS5618666A/ja
Publication of JPS6152868B2 publication Critical patent/JPS6152868B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、油性インキに係り、更に詳しくは、
樹脂、金属、ガラス等の非浸透性被筆記面に筆記
してもはじきのない濡れの優れた油性インキに関
する。 従来、油性インキを使用し、非浸透性被筆記面
に筆記した場合、特に非浸透性被筆記面が、シリ
コンオイル、汗、手垢などの油で汚れている場
合、著しいはじき現象が生じ、筆跡が均一に付着
しないという欠点があつた。 本発明は、上述する問題点を解消せんとするた
めになされたものであり、即ち、油溶性染料と、
該染料の溶剤と、樹脂からなる油性インキにおい
て、少なくともインキ全量に対して2〜30重量%
のSiO2を含むコロイダルシリカを含有せしめた
油性インキを要旨とするものである。 本発明は、油性インキ中に特定量のS1iO2を含
むコロイダルシリカを含有せしめることが特に肝
要であり、これにより非浸透性被筆記面との濡れ
を向上させ、はじき現象を防止せんとするもので
ある。油性インキ中に特定量のSiO2を含むコロ
イダルシリカを含有せしめると、なぜはじき現象
が防止できるのかは、定かでないが、コロイダル
シリカは、非浸透性被筆記面に比較的容易に付着
することと、非浸透性被筆記面に存在する凹部に
はいり込み、インキと非浸透性被筆記面の間にシ
リカの層を形成し、両者の中継ぎ的な役目をする
ことによりインキの濡れが向上するものと思考さ
れる。 次に各組成について説明する。 油溶性染料としては、一般の油性インキに使用
されているものならほとんどすべてが使用でき
る。一例を挙げると、C.I.ソルベントイエロー
2、同6、同14、同19、同21、同56、同61、C.I.
ソルベントオレンジ1、同5、同37、同40、C.I.
ソルベントレツド1、同3、同8、同23、同25、
同30、同81、同82、同109、C.Iソルベントバイオ
レツト8、同21、同27、C.I.ソルベントブルー
2、同11、同12、同25、同35、同36、同55、同
73、C.I.ソルベントグリーン3、C.I.ソルベント
ブラウン20、同37、C.I.ソルベントブラツク3、
同5、同7、同22、同23、C.I.アシツドブラツク
123、C.I.ベーシツクイエロー2の有機塩、C.I.ベ
ーシツクオレンジ2の有機塩、C.I.ベーシツクレ
ツド1の有機塩、同9の有機塩、C.I.ベーシツク
バイオレツト3の有機塩、C.I.ベーシツクブルー
7の有機塩、同26の有機塩、C.I.ベーシツクブル
ー7の有機塩、同26の有機塩、C.I.ベーシツクグ
リーン1の有機塩などがあり、、これらを単独も
しくは2種以上の混合物として使用できる。その
使用量は、インキ全量の1〜20重量%が好まし
い。 溶剤としては、被筆記面の使用材質並びに使用
される他の素材により適宜選択できるがその一例
としては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコ
ール、n−アミルアルコールなどの脂肪族アルコ
ール系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ
などのグリコールエーテル系溶剤、酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸アミルなどのエステル系溶剤、
トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤などが挙
げられ、これらの単独もしくは2種以上の混合物
を使用できる。この使用量は、インキ全量に対し
て50〜90重量%が好ましい。 樹脂は、筆記時染料を被筆記面に固着するため
使用せられるものであり、油溶性のものであれば
各種使用可能であるが、その一例としては、ガム
ロジン、マイレン酸変性ロジン、アルキツド樹
脂、アルキルフエノールノボラツク樹脂、ケトン
樹脂、アクリル樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化
水素系樹脂などが挙げられ、これらを単独もしく
は2種以上の混合物として使用できる。この使用
量は、被筆記面の種類などにより異なるが、イン
キ全量に対して2〜20重量%が好ましい。 コロイダルシリカは、インキの被筆記面への濡
れを向上させるために使用されるものであり、例
えば、日産化学工業(株)のメタノールシリカゾル、
スノーテツクス20、スノーテツクス40、スノーテ
ツクスN、スノーテツクスSなどのコロイイダル
シリカをメタノールに分散させた溶液が、挙げら
れる。コロイダルシリカ中におけるSiO2の量
は、特に重要でありインキ全量に対して2〜30重
量%である。即ち、2重量%以下の場合は、濡れ
の効果がなく、30重量%以上の場合では、インキ
の経時安定性が悪く、ゲル化し易いからである。
尚、コロイダルシリカの分散液として使用される
メタノールなどは、インキとした場合、インキ溶
剤として使用せられることとなる。 本発明のインキは、前記した組成物を混合撹拌
すれば、容易に得ることができるが、前記組成以
外に他の物質、例えば、染料の溶解度を向上させ
る為に脂肪酸などを添加したり、防錆効果を高め
る為に公知の防錆剤を添加することもできる。 以下本発明を更に実施例を挙げて説明するが実
施例中単に「部」とあるのは「重量部」を示すも
のとする。 実施例 1 C.I.アシツドブラツク123(オリエント化学工業
(株)製、バリフアーストブラツク#3804) 5部 ケトン樹脂(日立化成工業(株)製、ハイラツク
110H) 10部 変成アルコール(日本化成品(株)製、ソルミツクス
AP−2) 75部 メタノールシリカゾル(日産化学工業(株)製、
SiO230%含有品) 10部 上記成分を常温で30分間撹拌して黒色インキを
得た。 実施例 2 C.I.ソルベントブルー55(BASF社製) 5部 ガムロジン 10部 酢酸エチル 4部 メタノールシリカゾル(日産化学工業(株)製、
SiO230%含有品) 80部 ジシクロヘキシルアンモニウム塩(防錆剤)1部 実施例1と同様の方法で青色インキを得た。 比較例 1 実施例1のメタノールシリカゾルの代わりにそ
の分量だけ変性アルコールを増量し、実施例1と
同様の方法で黒色インキを得た。 比較例 2 実施例2のメタノールシリカゾル(SiO230%
含有品)の代わりにスノーテツクス40(SiO240
%含有品)を使用し、実施例1と同様の方法で青
色インキを得た。 以上、実施例1、2及び比較例1、2より得ら
れたインキを市販のサインペンと同様の筆記具に
充填し、シリコンで汚染したポリ塩化ビニルシー
トに筆記した際の筆跡状態を観察した結果を表−
1に示した。
【表】 以上で説明したように特定量のSiO2を含むコ
ロイダルシリカを使用したインキは、シリコンオ
イルで汚染された被筆記面でも均一に濡れ美しい
筆跡を得、はじきや散りのない優れたものであつ
た。 尚、本発明は、非浸透性被筆記面に対し、好適
なインキとして説明したが、紙、木材、布などの
浸透性被筆記面に使用しても従来のその種のイン
キと大差なく使用できるものであり、また筆記具
用インキとしてばかりでなく、粘度、導電率等を
考慮すれば印刷用インキ、記録計用インキ、スタ
ンプ用インキとしても好適なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油溶性染料と、該染料の溶剤と、樹脂からな
    る油性インキにおいて、少なくともインキ全量に
    対して2〜30重量%のSiO2を含むコロイダルシ
    リカを含有せしめた油性インキ。
JP9521479A 1979-07-25 1979-07-25 Oil-based ink Granted JPS5618666A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9521479A JPS5618666A (en) 1979-07-25 1979-07-25 Oil-based ink

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9521479A JPS5618666A (en) 1979-07-25 1979-07-25 Oil-based ink

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5618666A JPS5618666A (en) 1981-02-21
JPS6152868B2 true JPS6152868B2 (ja) 1986-11-14

Family

ID=14131490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9521479A Granted JPS5618666A (en) 1979-07-25 1979-07-25 Oil-based ink

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5618666A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2554109B2 (ja) * 1987-11-04 1996-11-13 株式会社ナード研究所 マーキングインク
JP4699000B2 (ja) * 2004-10-07 2011-06-08 パイロットインキ株式会社 油付着金属面用マーキングインキ組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5618666A (en) 1981-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5203913A (en) Erasable aqueous ink composition
CA1207999A (en) Ink composition for ink jet printing
JPS61174275A (ja) フレキソ印刷用インキ組成物
JP2516608B2 (ja) 感圧性化学記録材のための修正用組成物
DE69915631D1 (de) Tintenaufnahmeschichten sowie ein sie enthaltendes aufzeichnungsmedium
US2138836A (en) Material for transfer processes
JPH1095939A (ja) 水性ベースを主体とするインク混合物及びインク並びにこれを使用する方法
JPS6152868B2 (ja)
JPS6223793B2 (ja)
JPH0135028B2 (ja)
US2040075A (en) Transfer process
JPH02248474A (ja) ジェット印刷インキ組成物
JP3108541B2 (ja) 筆記用具用水性インキ組成物
JPS62174282A (ja) 油性インキ
JPS60231777A (ja) 筆記用インキによる筆跡の輪郭線形成方法
JPS63277287A (ja) 孔版印刷用インキ
JP2561099B2 (ja) マーキングインキ組成物
JPS61218670A (ja) インキ組成物
JPH0349309B2 (ja)
GB1417682A (en) Hectograph products and process
JPS5863764A (ja) 油性インキ
US2862444A (en) Hectograph process and solvent
JPS63194983A (ja) 熱溶融型感熱転写シ−ト
JPH0531899B2 (ja)
JP2979338B2 (ja) マーキングペン用インキ