JPS6152555B2 - - Google Patents

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JPS6152555B2
JPS6152555B2 JP617381A JP617381A JPS6152555B2 JP S6152555 B2 JPS6152555 B2 JP S6152555B2 JP 617381 A JP617381 A JP 617381A JP 617381 A JP617381 A JP 617381A JP S6152555 B2 JPS6152555 B2 JP S6152555B2
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JP
Japan
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memory cell
erase
data
gate
line
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Application number
JP617381A
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English (en)
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JPS57120297A (en
Inventor
Fujio Masuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP617381A priority Critical patent/JPS57120297A/ja
Priority to US06/320,937 priority patent/US4437174A/en
Publication of JPS57120297A publication Critical patent/JPS57120297A/ja
Publication of JPS6152555B2 publication Critical patent/JPS6152555B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3468Prevention of overerasure or overprogramming, e.g. by verifying whilst erasing or writing
    • G11C16/3477Circuits or methods to prevent overerasing of nonvolatile memory cells, e.g. by detecting onset or cessation of current flow in cells and using the detector output to terminate erasing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/14Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3468Prevention of overerasure or overprogramming, e.g. by verifying whilst erasing or writing

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はデータの電気的消去が可能なプログ
ラマブルROMに好適な半導体記憶装置に関す
る。
EP−ROM(Erasable Programable−ROM)
は製造後にデータの書き込みあるいは消去が可能
であり、これを大きく別けると紫外線消去型のも
のと電気的消去型のものの2つになる。このうち
紫外線消去型のEP−ROMは1つのメモリセルを
1つのトランジスタで構成することができるため
に高集積化が可能であり、現在までに32Kビツト
および64Kビツトの集積度を持つものが開発され
ている。しかしながらこの紫外線消去型のものは
紫外線を通すパツケージを必要とするため、価格
が高価となる。一方、電気的消去型のものは(こ
れを特にE2P−ROM(Electrically Erasable P
−ROM)と称する)、1つのメモリセルを最低2
つのトランジスタで構成するために、集積度をあ
まり高くすることはできず、現在までに16Kビツ
トの集積度を持つものまでしか発表されていな
い。しかしこの電気的消去型のものはパツケージ
として安価なプラスチツクが使用可能なため、製
造コストを低くすることができるという利点をも
つている。
このうち第1図は、1980年2月、ISSCCにお
いて発表された、1つのメモリセルを2つのトラ
ンジスタで構成した従来のE2P−ROMの1つの
メモリセル部分を示す構成図である。図において
1はデイジツト線、2は選択線、3はデータプロ
グラム線であり、デイジツト線1と接地電位点と
の間には、ビツト選択用のMOSトランジスタ4
とデータ記憶用でコントロールゲートとフローテ
イングゲートを持つ二重ゲート型のMOSトラン
ジスタ5とが直列接続されている。そして上記一
方のMOSトランジスタ4のゲートは上記選択線
2に接続され、他方のMOSトランジスタ5のコ
ントロールゲートは上記データプログラム線3に
接続される。
このような構成でなる従来のE2P−ROMには
次のような欠点がある。
第1図から明らかなように、1つのメモリセ
ルを2つのトランジスタによつて構成している
ため、紫外線消去型のものに比較して素子数は
2倍、集積度は1/2となり、集積化するには不
利である。
データの書込みおよび消去の際に正負両極性
の電圧が必要であり、印刷配線板等に実装した
場合、電気的にデータの書き換えを行なうため
には、正負両極性の電源が必要である。
ワード単位、全ビツト単位で同時にデータを
消去するのが困難である。
短時間で全ビツトのデータを消去するのが困
難である。
5ボルト単一電源でデータを消去することが
不可能である。
この発明は上記のような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、上記従
来の欠点を除去することができるとともに、特に
1ビツト毎にデータの消去が可能であり、しかも
データ消去時に浮遊ゲートから電子を余分に排出
し過ぎることのない半導体記憶装置を提供するこ
とにある。
以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明
する。第2図aないしdはこの発明に係る半導体
記憶装置のメモリセル4ビツト分を示すものであ
り、第2図aはパターン平面図、第2図bは同図
aの−′線に沿う構造断面図、第2図cは同
図aの−′線に沿う構造断面図、第2図dは
同図aの−′線に沿う構造断面図である。第
2図において11はP型シリコンからなる半導体
基板であり、この基板11の表面にはゲート絶縁
膜12a,12b,12c,12dが一定の間隔
でXYマトリクス状に配置形成されている。さら
に上記基板11の表面には、図中上下方向に隣り
合う2個所のゲート絶縁膜12aと12c、12
bと12dを対とし、このゲート絶縁膜対相互間
にはフイールド絶縁膜13が形成されている。ま
たこのフイールド絶縁膜13上には、Pあるいは
Asを含むポリシリコンからなる第1層目の導電
体層14が形成されている。さらに上記各ゲート
絶縁膜12a,12b,12c,12d上には、
ポリシリコンからなる第2層目の導電体層15
a,15b,15c,15dそれぞれが互いに分
離して形成されている。そして図中第1層目の導
電体層14に対して左側に位置している2箇所の
第2層目の導電体層15a,15cの各右側端部
は、絶縁膜16を介して上記第1層目の導電体層
14の左側端部と重なり合つている。また導電体
層14に対して右側に位置している2箇所の第2
層目の導電体層15b,15dの各左側端部は、
上記絶縁膜16を介して導電体層14の右側端部
と重なり合つている。さらにまた図中左右の方向
に隣り合う第2層目の導電体層15a,15b上
にはこれを覆うように絶縁膜17を介して、この
両導電体層15a,15bとほぼ同じ幅に設定さ
れたポリシリコンからなる第3層目の導電体層1
8Aが形成されると共に、これと同様に図中左右
の方向に隣り合う第2層目の導電体層15c,1
5d上にはこれを覆うように、上記絶縁膜17を
介して、この両導電体層15c,15dとほぼ同
じ幅に設定されたポリシリコンからなるもう一つ
の第3層目の導電体層18Bが形成されている。
そしてまた、図中上下方向に隣り合う2箇所のゲ
ート絶縁膜12aと12cとの間の基板11の表
面領域には、N+型半導体層19Aが形成され、
これと同様に2箇所のゲート絶縁膜12bと12
dとの間の基板11の表面領域には、N+型半導
体層19Bが形成されている。さらに各ゲート絶
縁膜12a,12b,12c,12dに対して、
上記N+型半導体層19Aあるいは19B形成側
とは反対側の基板11の表面領域には、連続した
N+型半導体層19Cが形成されている。また上
記第3層目の導電体層18A,18B上には、絶
縁膜20を介してAlからなる第4層目の導電体
層21A,21Bが形成されていて、このうちの
一方の導電体層21Aと前記N+型半導体層19
Aとがコンタクトホール22Aによつて接続さ
れ、他方の導電体層21Bと前記N+型半導体層
19Bとがもう1つのコンタクトホール22Bに
よつて接続されている。そして前記N+型半導体
層19Cは基準電位点たとえば接地電位点に接続
されている。
また第2図aにおいて記号ABCDに付して示す
破線で囲こまれた領域はこの半導体記憶装置の1
ビツト分のメモリセルを示し、このメモリセルは
第2図bから明らかなように、第2層目の導電体
層15をフローテイングゲート(浮遊ゲート)、
第3層目の導電体層18をコントロールゲート
(制御ゲート)、第1層目の導電体層14をイレー
スゲート(消去ゲート)とするMOSトランジス
タから構成され、さらに第2図bに示す2ビツト
分をみた場合、上記コントロールゲートとイレー
スゲートはそれぞれ共通であり、イレースゲート
に関して左右対称に構成された一対のMOSトラ
ンジスタから構成されている。そして上記コント
ロールゲートは絶縁膜を介して半導体基板11上
に設けられ、またフローテイングゲートとイレー
スゲートは上記コントロールゲートと基板11に
よつて挾まれた絶縁膜内に並設された構成となつ
ている。またイレースゲートはフイールド絶縁膜
13上に形成されているため、各フローテイング
ゲートとイレースゲートとの重なり合つている部
分はフイールド領域内に存在することになる。さ
らに第2図bに示すように、上記重なり合つてい
る部分において、第2層目の導電体層15すなわ
ちフローテイングゲートが、第1層目の導電体層
14すなわちイレースゲートの上部に位置し、基
板11と導電体層14との間の距離が基板11と
導電体層15との間の距離よりも短かくなつてい
る。
第3図は上記第2図に示す半導体記憶装置の等
価回路図である。図において31,32は前記第
4層目の導電体層21A,21Bからなるデイジ
ツト線、33,34は前記第1層目の導電体層1
4が延長されて形成された消去線、35,36は
前記第3層目の導電体層18A,18Bが延長さ
れて形成された選択線である。またM1〜M4は
メモリセルであり、各メモリセルはコントロール
ゲートCG、フローテイングゲートFG、イレース
ゲートEG、ドレインDおよびソースSから構成
され、メモリセルM1,M2のドレインDは上記
一方のデイジツト線31に、メモリセルM3,M
4のドレインDは他方のデイジツト線32に、そ
してすべてのメモリセルのソースSは接地電位点
にそれぞれ接続される。
次に上記第3図に示す等価回路を用いて、この
発明の半導体記憶装置の作用を説明する。いま、
第3図中のメモリセルM1に注目すると、初期状
態ではこのメモリセルM1のフローテイングゲー
トFGには電子が注入されておらず、そのしきい
電圧VTHは低い状態になつている。
このメモリセルM1にデータを書き込む場合に
は、選択線35に正極性の高電圧たとえば+20ボ
ルトを、デイジツト線31に正極性の高電圧たと
えば+20ボルトをそれぞれ印加することにより、
メモリセルM1のソースSからドレインDに向つ
て熱電子の流れが生じ、ソース・ドレイン間すな
わちチヤネル領域からこの熱電子がフローテイン
グゲートFGに注入される。これによつてこのメ
モリセルM1のしきい電圧VTHが上昇する。なお
このデータ書き込みの時、消去線33には高電圧
たとえば+20ボルトのパルスを印加するか、ある
いは+5ボルト、0ボルトの直流電圧を印加して
もよいし、あるいは開放にしてもよい。
次にこのメモリセルM1からデータを読み出す
場合には、選択線35が選択されてメモリセルM
1のコントロールゲートCGに高レベル信号(+
5ボルト)が印加される。この高レベル信号が印
加された時、しきい電圧VTHが低くければ、この
メモリセルM1はオンし、一方のデイジツト線3
1からメモリセルM1を通り接地電位点に向つて
電流が流れる。一方、上記高レベル信号が印加さ
れた時、しきい電圧VTHが高ければ、このメモリ
セルM1はオフとなり電流は流れない。この時、
メモリセルM1を介して電流が流れる状態を論理
“1”レベル、電流が流れない状態を論理“0”
レベルとすれば、この装置は記憶装置として使用
することができる。またフローテイングゲート
FGは前記したように、その周囲を絶縁膜によつ
て取り囲まれ他とは絶縁分離されているので、こ
こにいつたん注入された電子は通常の使用状態に
おいては外に逃げることができず、したがつてデ
ータ不揮発性の記憶装置として使用することがで
きる。
また一度書き込まれたデータを消去する場合に
は、選択線35およびデイジツト線31それぞれ
を0ボルトに設定し、消去線33に高電圧たとえ
ば+40ボルトのパルス電圧を印加する。このよう
な電圧を印加することにより、メモリセルM1の
フローテイングゲートFGとイレースゲートEGと
の間にフイールドエミツシヨン(電界放出)が生
じて、いままでフローテイングゲートFGに蓄積
されていた電子がイレースゲートEGおよび消去
線33を介して外部に排出される。この結果、こ
のメモリセルM1のしきい電圧VTHは、初期状態
と同様に低い状態に戻る。
このように上記半導体記憶装置では、通常の二
重ゲート型のMOSトランジスタのフローテイン
グゲートに対してイレースゲートを並設して1ビ
ツト分のメモリセルを構成するようにしたので、
次のような種々の効果を得ることができる。
1つのメモリセルを1つのトランジスタで構
成することができ、しかもデータの電気的消去
が行なえる。したがつて電気的消去型のEP−
ROMとして紫外線消去型と同程度の集積度を
もつものが実現できる。またパツケージとして
安価なプラスチツクのものが使用できるため低
コストである。
データの書き込み、消去および読み出しを単
一極性の電源で行なうことができる。すなわ
ち、書き込み時には+20ボルト、消去時には+
5ボルトの正極性の電源があればよく、また+
5ボルトの電圧から昇圧回路によつて+20ボル
ト、+40ボルトを得るようにすれば電源は+5
ボルトの一つで済ませることもできる。したが
つて印刷配線等に実装した状態でデータの書き
込み、消去および読み出しが可能である。
ビツト選択用のトランジスタがないので、ワ
ード単位、全ビツト単位で同時にデータを消去
することができる。
データ消去の際フイールドエミツシヨンを利
用しているので、短時間で消去が可能である。
3層のポリシリコン構造を形成するのみで他
のプロセスを必要としないので、通常のシリコ
ンゲートプロセスを用いて製造が可能である。
次に第2図に示す半導体記憶装置を製造するた
めの製造方法の一例を、第4図aないしeに示す
パターン平面図および第5図aないしeに示すそ
れらの−′線に沿う断面図を用いて説明す
る。まず、第4図aおよび第5図aに示すように
P型シリコンからなる半導体基板11の表面に光
触刻法により絶縁膜を1μm成長させてフイール
ド絶縁膜13,13′を形成し、さらに第4図a
中の針線を付した領域にPあるいはAsをインプ
ランテーシヨン法あるいは拡散法によつて拡散
し、N+型半導体層19c′を形成する。上記拡散
終了後、上記フイールド絶縁膜13,13′形成
領域以外の領域の基板11表面を露出させた後、
ここに熱酸化法によつて、前記ゲート絶縁膜12
を構成するための1000〜2000Åと比較的膜厚の薄
い熱酸化膜23を形成する。次に基板11の全体
に6000Åの厚みのポリシリコンを成長させ、これ
にPあるいはAsをドーピングした後、光触刻法
によつて第4図bの実線領域に第1層目の導電体
層14を形成する。ここで隣り合うフイールド絶
縁膜13′上には上記第1層目の導電体層14を
形成していない例を示しているが、これは必要に
応じて形成してもよい。次に上記第1層目の導電
体層形成後、第4図cおよび第5図cに示すよう
に、熱酸化法によつて500Åの厚さの絶縁膜16
を成長させ、さらにこれに続いてCVD法により
5000Åの厚さのポリシリコン膜を成長させ、これ
を光触刻法を適用してフローテイングゲートとし
て第2層目の導電体層15a,15b,15c,
15dを形成する。ここで第5図cには、図から
明らかなようにフローテイングゲートとなる導電
体層15a,15bのフイールド絶縁膜13上に
延在する一方側の端部のみが絶縁膜16を介して
第1層目の導電体層14と少なくとも一部が重な
り合う例を示した。そして導電体層15a,15
bの他端については導電体層14と重なり合つて
いない。フローテイングゲート形成後、第4図d
および第5図dに示すように、熱酸化法によつて
1000〜2000Åの厚さの絶縁膜17を形成し、その
上にポリシリコンを堆積形成しこれに光触刻法を
適用してコントロールゲートとなる第3層目の導
電体層18A,18Bを形成すると同時に第2層
目の導電体層15a,15b,15c,15dを
セルフアラインにより形成する。次に第4図e中
の斜線を付した領域にPあるいはAsを拡散して
N+型半導体層19A,19B,19Cを形成す
る。さらに第4図eおよび第5図eに示すよう
に、基板11全体に絶縁膜20およびAl膜を連
続して堆積形成し、このAl膜に光触刻法を適用
して第4層目の導電体層21A,21Bを形成す
ると共に、コンタクトホール22A,22Bによ
つて上記N+型半導体層19A,19Bにそれぞ
れと接続することにより半導体記憶装置は完成す
る。
第6図aないしcはこの発明に係る半導体記憶
装置の他の構成を示すものであり、第6図aはパ
ターン平面図、第6図bは同図aの−′線に
沿う構造断面図、第6図cは同図aの−′線
に沿う構造断面図である。
第6図において111はP型シリコンからなる
半導体基板であり、この基板111の表面にはゲ
ート絶縁膜112a〜112fが一定の間隔で
XYマトリクス状に配置形成されている。さらに
上記基板111の表面には、図中上下方向に隣り
合う各箇所のゲート絶縁膜112aと112d、
112bと112e、112cと112fを対と
し、このゲート絶縁膜対相互間にはフイールド絶
縁膜113,113′が形成されている。また上
記1箇所のフイールド絶縁膜113上には、Pあ
るいはAsを含むポリシリコンからなる第1層目
の導電体層114が形成されている。さらに上記
各ゲート絶縁膜112a〜112f上には、ポリ
シリコンからなる第2層目の導電体層115a〜
115fそれぞれが互いに分離して形成されてい
る。そして図中第1層目の導電体層114に対し
て左側に位置している2箇所の第2層目の導電体
層115b,115cの各右側端部は、絶縁膜1
16を介して上記第1層目の導電体層114の左
側端部と重なり合つている。また導電体層114
に対して右側に位置している2箇所の第2層目の
導電体層115c,115fの各左側端部は、上
記絶縁膜116を介して導電体層114の右側端
部と重なり合つている。さらにまた図中左右の方
向に隣り合う第2層目の導電体層115a,11
5b,115c上には、これを覆うように絶縁膜
117を介して、これら各導電体層115a,1
15b,115cとほぼ同じ幅に設定されたポリ
シリコンからなる第3層目の導電体層118Aが
形成されると共に、これと同様に図中左右の方向
に隣り合う第2層目の導電体層115d,115
e,115f上には、これを覆うように上記絶縁
膜117を介して、これら各導電体層115d,
115e,115fとほぼ同じ幅に設定されたポ
リシリコンからなるもう1つの第3層目の導電体
層118Bが形成されている。そしてまた、図中
上下方向に隣り合う2箇所のゲート絶縁膜112
aと112dとの間の基板111の表面領域には
N+型半導体層119Aが形成され、また2箇所
のゲート絶縁膜112bと112eとの間の基板
111の表面領域にはN+型半導体層119B
が、同様に2箇所のゲート絶縁膜112cと11
2eとの間の基板111の表面領域にはN+型半
導体層119Cが形成されている。さらに各ゲー
ト絶縁膜112a〜112eに対して、上記N+
型半導体層119A,119B,119C形成側
とは反対側の基板111の表面領域には、連続し
たN+型半導体層119Dが形成されている。ま
た上記第3層目の導電体層118A,118B上
には、絶縁膜120を介してAlからなる配線層
121A,121B,121C,121Dが形成
されていて、このうち1つの配線層121Aと前
記N+型半導体層119Aとがコンタクトホール
122Aによつて接続され、配線層121Bと
N+型半導体層119Bとがコンタクトホール1
22Bによつて接続され、配線層121Cと前記
第1層目の導電体層114とがコンタクトホール
122Cによつて接続され、また配線層121D
とN+型半導体層119Cとがコンタクトホール
122Dによつて接続されている。そして前記
N+型半導体層119Dは基準電位点たとえば接
地電位点に接続されている。
また第6図aにおいて記号ABCDを付して示す
破線で囲こまれた領域はこの半導体記憶装置の1
ビツト分のメモリセルを示し、このメモリセルは
第2層目の導電体層115をフローテイングゲー
ト(浮遊ゲート)、第3層目の導電体層118を
コントロールゲート(制御ゲート)、第1層目の
導電体層114をイレースゲート(消去ゲー
ト)、N+型半導体層119Bをドレイン、N+型半
導体層119DをソースとするMOSトランジス
タから構成され、さらに第6図bに示す2ビツト
分をみた場合、上記コントロールゲートとイレー
スゲートはそれぞれ共通であり、イレースゲート
に関して左右対称に構成された一対のMOSトラ
ンジスタから構成されている。そして上記コント
ロールゲートは絶縁膜を介して半導体基板111
上に設けられ、またフローテイングゲートとイレ
ースゲートは上記コントロールゲートと基板11
1によつて挾まれた絶縁膜内に並設された構成と
なつている。またイレースゲートはフイールド絶
縁膜113上に形成されているため、各フローテ
イングゲートとイレースゲートとの重なり合つて
いる部分はフイールド領域内に存在することにな
る。さらに第6図bに示すように、上記重なり合
つている部分において、第2層目の導電体層11
5すなわちフローテイングゲートが、第1層目の
導電体層114すなわちイレースゲートの上記に
位置し、基板111と導電体層114との間の距
離が基板111と導電体層115との間の距離よ
りも短かくなつている。また第6図aから明らか
なように、前記第1層目の導電体層114は4ビ
ツトのメモリセルに対して1箇所だけ設けられ、
この各1箇所の導電体層114は1箇所のコンタ
クトホール122Cで前記配線層121Cと接続
されている。
上記第6図に示す半導体記憶装置の等価回路図
は前記第3図に示すものと同様であり、その作用
も同様であるので説明は省略する。
また上記第6図の装置では前記第2図の装置の
もつ〜の効果の他に、次の〜の効果も得
ることができる。
イレースゲート(第1層目の導電体層14)
を構成するポリシリコンによつて配線をするの
ではなく、Alからなる配線層21Cによつて
消去線を配線形成するようにしたので、この消
去線と基板との間の絶縁膜の厚さを比較的厚く
することができ、したがつて消去線に高い電圧
を印加してもリークが発生することはない。
イレースゲートと配線層21Cとを接続する
コンタクトホールは、メモリセル4ビツトに1
箇所設ければよいので、1ビツト当りのコンタ
クト数は1/4であり高集積化が可能である。
データ書き込み時には熱電子の注入を、消去
時にはフイールドエミツシヨンをそれぞれ利用
するため、フローテイングゲートの周囲の絶縁
膜は比較的厚いものが使用でき、不揮発特性す
なわちデータ保持特性は良好となる。
次に第6図に示す半導体記憶装置を製造するた
めの製造方法の一例を、第7図aないしeに示す
パターン平面図および第8図aないしeに示すそ
れらの−′線に沿う断面図を用いて説明す
る。まず、第7図aおよび第8図aに示すよう
に、P型シリコンからなる半導体基板111の表
面に光触刻法により絶縁膜を1μm成長させてフ
イールド絶縁膜113,113′を形成する。な
おこのとき、フイールド絶縁膜113,113′
間には膜厚の薄い絶縁膜123が形成されてい
る。次に基板111の全面に6000Åの厚みにポリ
シリコンを成長させ、これにPあるいはAsをド
ーピングした後、光触刻法によつて第7図b中実
線で示すように上記1箇所のフイールド絶縁膜1
13上に第1層目の導電体層114を形成する。
ここで隣り合うフイールド絶縁膜113′上には
上記導電体層114を形成していない例を示して
いるが、これは必要に応じて形成してもよい。次
に第1層目の導電体層114形成後、第7図cお
よび第8図cに示すように、熱酸化法によつて
500Åの厚さの酸化膜を成長させて前記ゲート絶
縁膜112a〜112fおよび絶縁膜116を形
成し、さらにこれに続いてCVD法により5000Å
の厚さにポリシリコンを成長させ、これを光触刻
法を適用してフローテイングゲートとしての第2
層目の導電体層115a〜115fを形成する。
ここで第8図cには、図から明らかなように、フ
ローテイングゲートとなる導電体層115b,1
15cのフイールド絶縁膜113上に延在する一
方側の端部のみが絶縁膜116を介して第1層目
の導電体層114と少なくとも一部が重なり合う
例を示した。そして導電体層115b,115c
の他端については導電体層114と重なり合つて
いない。フローテイングゲート形成後は、第7図
dおよび第8図dに示すように、熱酸化法によつ
て1000Å〜2000Åの厚さの絶縁膜117を形成
し、その上にポリシリコンを堆積形成し、これに
光触刻法を適用してコントロールゲートとなる第
3層目の導電体層118A,118Bを形成する
と同時に第2層目の導電体層115a〜115f
をセルフアラインにより形成する。次に第7図e
中の斜線を付した領域にPあるいはAsを拡散し
てドレインとなるN+型半導体層119A,11
9B,119CおよびソースとなるN+型半導体
層119Dそれぞれを形成する。さらに第7図e
および第8図eに示すように、基板111全体に
絶縁膜120およびAl膜を連続して堆積形成
し、このAl膜に光触刻法を適用して配線層12
1A,121B,121C,121Dを形成す
る。なおこのとき予めコンタクトホール122
A,122B,122C,122Dを開孔してお
き、コンタクトホール122A,122B,12
2DそれぞれによつてN+型半導体層119A,
119B,119Cと配線層121A,121
B,121Dそれぞれを、コンタクトホール12
2Cによつて第1層目の導電体層114と配線層
121Cとを接続することによりこの半導体記憶
装置は完成する。
ところで前記第3図に示す等価回路において、
データを消去する場合にフローテイングゲート
FGから電子を排出し過ぎると、そのメモリセル
はエンハンスメント型ではなくデイプレツシヨン
型になる。
第9図は一般のMOSトランジスタの特性を示
すもので、横軸にはゲート電圧(第3図ではコン
トロールゲートCGの電圧に相当)VGを、縦軸に
は√D(ただしIDはドレイン電流)をそれぞれ
とつたものである。第9図中の特性曲線イはデー
タの書き込みを行なわないときのものでありエン
ハンスメント型の特性となつている。また第9図
中の特性曲線ロはこのエンハンスメント型のもの
にデータの書き込みを行なつてしきい電圧を上昇
させた場合のものである。そしてこの特性曲線ロ
のものから正常に消去を行なつた場合には元のエ
ンハンスメント型の特性曲線イに戻ることにな
る。しかしながら特性曲線ロの状態で消去し、そ
のフローテイングゲートFGから電子が過剰に排
出されると、特性曲線イの状態を通り越してデイ
プレツシヨン型の特性曲線ハに移行してしまう。
ここで第3図において一つのメモリセルたとえ
ばメモリセルM1のデータを読み出す場合、デイ
ジツト線31が選択されてここに高レベル信号が
印加されると共に選択線35が選択されてここに
高レベル信号が印加され、このときこのメモリセ
ルM1に電流が流れるか否かによつてデータが読
み出される。一方、このとき選択線36は非選択
状態であるため、低レベルに設定されている。そ
して仮にメモリセルM2がデイプレツシヨン型に
なつていれば、このメモリセルM2は非選択であ
るにもかかわらずオンし、電流が流れるため、選
択されているメモリセルM1からのデータの読み
出しは不可能になる。
第10図はこの発明に係る半導体記憶装置の一
実施例を示すもので、前記第2図または第6図に
示す半導体記憶装置を用いて、データ消去の際に
各メモリセルがデイプレツシヨン型にならず常に
エンハンスメント型に戻るようなM×Nビツトの
半導体記憶装置を構成したものである。図におい
てM11,………M1M,………MN1,………MNM
は、列方向にM個、行方向にN個マトリクス状に
配置形成された各1ビツトのメモリセルであり、
これら各メモリセルはコントロールゲートCG、
フローテイングゲートFG、イレースゲートEG、
ドレインDおよびソースSから構成される。そし
て同一列に配置された各M個のメモリセルのドレ
インDは、N本の各デイジツト線41〜41N
それぞれに共通接続されている。また上記N本の
デイジツト線41〜41Nは、列アドレスが入
力されデータ読み出し時、データ書き込み時、デ
ータ消去時およびデータ消去検出時にその列アド
レスに応じてN本の出力線42〜42Nのうち
の一つを選択し、この選択した出力線のみから高
レベル信号たとえば+5、+20ボルトを出力し、
選択しない残りの出力線すべてから低レベル信
号、たとえば0ボルトを出力する列デコーダ43
の各出力線42〜42Nに、それぞれ各MOSト
ランジスタ44〜44Nを介して接続されてい
る。そしてすべてのメモリセルのソースSは接地
されている。
同一行に配置された各N個のメモリセルのコン
トロールゲートCGは、M本の各行線45〜4
Mそれぞれに接続されている。さらに上記行線
45〜45Mは、行アドレスが入力されデータ
読み出し時あるいはデータ書き込み時にその行ア
ドレスに応じて一つの出力端を選択し、この選択
した出力端のみから高レベル信号を出力し、選択
しない残りの出力端すべてから低レベル信号を出
力する行デコーダ46の出力端に、信号CVprpg
をゲート入力とするMOSトランジスタ47
47Mを介して接続されている。また行線45
〜45Mは信号prpgをゲート入力とするMOSト
ランジスタ48〜48Mを介して昇圧回路49
〜49Mに接続されている。
上記各昇圧回路49〜49MはそれぞれMOS
トランジスタT1〜T4およびコンデンサC1から構
成される、ブートストラツプを利用した昇圧回路
であり、たとえば+40ボルトの消去電圧VE
MOSトランジスタT1,T2による降下分を補償し
ている。
また同一列に配置された各M個のメモリセルの
イレースゲートEGは、N本の各消去線50
50Nそれぞれに共通接続されている。さらにこ
のN本の消去線50〜50Nは、MOSトランジ
スタ51〜51Nを介して消去電圧VE供給端子
に接続されていると共にデータ消去検出信号EC
を各ゲート入力とするMOSトランジスタ52
〜52Nを介して接地されている。また上記MOS
トランジスタ51〜51Nのゲートは、前記列
デコーダ43の各出力線42〜42Nの電圧を
昇圧する電圧昇圧回路U1〜UNの昇圧電圧出力端
に接続されている。
また図においてSAは、列デコーダ43が一つ
の出力線42を選択している際にこの出力線42
の電流の流れの有無を検出するセンスアンプであ
り、このセンスアンプSAの検出出力はラツチ回
路Lによつて保持される。そして上記電圧昇圧回
路U1〜UNの昇圧電圧出力端は、上記ラツチ回路
Lの保持出力をゲート入力とするMOSトランジ
スタ53〜53Nを介して接地されている。
次に上記のような構成の装置の動作を説明す
る。まずデータ書き込み時は、信号CVprpgは高
レベル、信号prpgは低レベルである。したが
つてMOSトランジスタ47〜47Mがオン、
MOSトランジスタ48〜48Mがオフ、また
MOSトランジスタ44〜44Nがオンするた
め、行デコーダ46の出力が行線45〜45M
に入り、列デコーダ43の出力がデイジツト線4
〜41Nに入る。このためたとえばメモリセ
ルM1Mが選択されると、行線45Mが高レベルと
なり、さらにデイジツト線41が高レベルとな
つてメモリセルM1Mにプログラム電圧がかかり、
このメモリセルM1MのフローテイングゲートFG
に電子が注入される。この結果、メモリセルM1M
のしきい電圧が上昇してデータの書き込みが完了
する。
次にメモリセルたとえばM1Mのみのデータ消去
を行なう場合を説明する。データ消去をする場合
には、一つのメモリセルに対してデータ消去とデ
ータ消去検出とが交互にそれぞれ複数回行なわれ
る。このうちデータ消去期間には信号CVprpg
低レベル、信号prpgは高レベル、信号ECは低
レベル、消去電圧VEは+40ボルトにそれぞれ設
定される。ここでたとえばメモリセルM1Mが選択
された場合は昇圧回路49〜49M内のMOSト
ランジスタT3のうち昇圧回路49M内のそれのみ
がオンするから、このMOSトランジスタT3およ
びMOSトランジスタ48Mを介して行線45M
みが低レベルとなり、他の行線45〜45M-1
はほぼ+30ボルトになる。一方、信号CVprpg
低レベルなので、MOSトランジスタ44〜4
Nはオフし、列デコーダ43からの出力は各電
圧昇圧回路U1〜UNを介してMOSトランジスタ5
〜51Nのゲートに入る。ここでメモリセル
1Mが選択されたのであるから、列デコーダ43
の出力線42のみの信号が高レベルであり、
MOSトランジスタ51がオンし、またMOSト
ランジスタ52〜52Nはすべてオフしている
ため、消去線50のみに+40ボルトの消去電圧
Eが印加される。したがつて第1列目のM個の
メモリセルM11〜M1MのイレースゲートEGに+40
ボルトの消去電圧が印加される。ところがメモリ
セルM11〜M1M-1のコントロールゲートCGはほぼ
+30ボルトに設定されているので、各メモリセル
においてコントロールゲートCGとフローテイン
グゲートFGとの間の容量を大きくしておくこと
により、フローテイングゲートFGの電位は高く
なり、これらのメモリセルM11〜M1M-1のフロー
テイングゲートFGからの電子の排出は行なわれ
ない。またメモリセルM1Mのコントロールゲート
CGの電位は低レベルすなわち0ボルトであるの
で、コントロールゲートCGとフローテイングゲ
ートFGとの間の容量が大きくても、フローテイ
ングゲートFGの電位は0ボルト近くにあり、消
去線50に印加した+40ボルトの電圧がフロー
テイングゲートFGとイレースゲートEGとの間に
直接かかり、メモリセルM1Mのフローテイングゲ
ートFGの電子のみがフイールドエミツシヨンに
より抜きとられる。
メモリセルM1Mに対するデータ消去が一定期間
経過すると、次にこの同一メモリセルに対してデ
ータ消去検出が行なわれる。このデータ消去検出
期間では、信号CVprpgおよび信号prpgは共に
高レベル、信号ECは高レベル、VEは0ボルトに
それぞれ設定される。このときMOSトランジス
タ47〜47M,48〜48Mはすべてオン
し、VEも0ボルトになつているため、すべての
行線45〜45Mは0ボルトになる。また列デ
コーダ43の出力線42のみの信号が高レベル
であり、MOSトランジスタ44〜44Nはすべ
てオンしているためデイジツト線41のみが高
レベルになる。このときMOSトランジスタ52
〜52Nはすべてオンしているので、すべての
消去線50〜50Nは0ボルトに設定されてい
る。この結果、データ消去が行われたメモリセル
1Mを含む同一列内の各メモリセルMのソース
S、ドレインD間には所定電位差がそれぞれ与え
られる。ここで、上記デイジツト線41にはメ
モリセルM1M以外のメモリセルも接続されている
が、メモリセルM1M以外のメモリセルではデータ
書込みが行われて閾値電圧が高い状態にされてい
るか、もしくは予めデータ消去が行われ、デプレ
ツシヨン型に移行し始める前、すなわちコントロ
ールゲートCGの電位が0Vのときにはオンしない
エンハンスメント型の状態にされている。このた
め、メモリセルM1M以外のメモリセルが接続され
ている状態でセンスアンプSAにより電流を検出
することにより、メモリセルM1Mの消去状態を検
出することができる。すなわち、このメモリセル
1Mのデータが十分に消去されていなければセン
スアンプSAによつて電流は検出されず、ラツチ
回路Lの出力は低レベルとなる。
上記データ消去検出が終了すると、次に同一の
メモリセルM1Mに対して一定期間データ消去が行
なわれる。そしてこの二回目のデータ消去でメモ
リセルM1Mが十分に消去され、コントロールゲー
トCGの電位が0ボルトでもオンするデイプレツ
シヨン型に移行し始めるような状態になると、こ
の次のデータ消去検出時にセンスアンプSAによ
つてメモリセルM1MのソースS、ドレインD間電
流が検出され、ラツチ回路Lの出力は高レベルに
なる。ラツチ回路Lの出力が高レベルになると
MOSトランジスタ53〜53Nはオンするた
め、電圧昇圧回路U1〜UNの昇圧電圧出力端は接
地される。この結果、この後のデータ消去期間で
はMOSトランジスタ51〜51Nはオフしたま
まであり、消去線50の消去電圧VEが印加さ
れないので、メモリセルM1Mのフローテイングゲ
ートFGからの電子の排出は行なわれない。すな
わちこのメモリセルM1Mのデータ消去を行なう場
合、過剰に電子を排出することはなく、常にエン
ハンスメント型に戻すことができる。また他のメ
モリセルのデータ消去を行なう場合には、ラツチ
回路Lをリセツトして、上記と同様に行なわれ
る。
このように上記実施例によれば1ビツト毎にデ
ータの消去が行なえしかもメモリセルがデイプレ
ツシヨン型に移行する前にフローテイングゲート
FGからの電子の排出を、MOSトランジスタ53
〜53Nをオンさせることによつて中止(禁
止)するようにしたので、メモリセルは常にエン
ハンスメント型に戻すことができる。また余分に
消去することがないので、消去時に無駄な電力を
消費しない。
第11図は第10図の電圧昇圧回路U1〜UN
一つを具体的に示したものであり、この回路もブ
ートストラツプを利用したものである。この回路
では、入力INにたとえば+5が与えられると、
出力Outに+45ボルトが出力される。したがつて
データ消去時、たとえば第10図の列デコーダ4
3の出力線42が選択されると、MOSトランジ
スタ51のゲート入力は+45ボルトとなり、+
40ボルトの消去電圧VEはそのまま消去線50
に出力される。
なおこの発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえばデータ消去検出時に信号
CVprpgprpgを共に高レベルにして行線45
〜45Mを0ボルトに設定する場合を説明した
が、これは行線45〜45Mを、信号ECをゲー
ト入力とするMOSトランジスタそれぞれで接地
して、データ消去検出時にこれらのMOSトラン
ジスタをオンさせて行線45〜45Mを0ボル
トに設定してもよい。またデータ消去検出時に行
線45〜45Mの電位を、各メモリセルの初期
のしきい電圧、たとえば+1.5ボルトに設定する
ようにしてもよい。
以上説明したようにこの発明によれば、従来の
欠点を除去することができると共に、特に1ビツ
ト毎のデータの消去が可能でありしかもデータ消
去時に浮遊ゲートから電子を余分に排出し過ぎる
ことのない半導体記憶装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のE2P−ROMの1つのメモリセ
ル部分の構成図、第2図aないしdはこの発明に
係る半導体記憶装置で用いられるメモリセルの第
1の実施例の構成を示すものであり、第2図aは
パターン平面図、第2図bは同図aの−′線
に沿う構造断面図、第2図cは同図aの−′
線に沿う構造断面図、第2図dは同図aの−
′線に沿う構造断面図、第3図は第2図に示す
装置の等価回路図、第4図aないしeおよび第5
図aないしeはそれぞれ上記第2図に示す装置を
製造するための製造方法の一例を説明するための
もので、第4図aないしeはパターン平面図、第
5図aないしeは第4図aないしeの各−′
線に沿う断面図、第6図aないしcはこの発明に
係る半導体記憶装置で用いられるメモリセルの第
2の実施例の構造を示すものであり、第6図aは
パターン平面図、第6図bは同図aの−′線
に沿う構造断面図、第6図cは同図aの−′
線に沿う構造断面図、第7図aないしeおよび第
8図aないしeはそれぞれ上記第6図に示す装置
を製造するための製造方法の一例を説明するため
のもので、第7図aないしeはパターン平面図、
第8図aないしeは第7図aないしeの各−
′線に沿う断面図、第9図は一般のMOSトラン
ジスタの特性図、第10図はこの発明に係る半導
体記憶装置の一実施例の構成図、第11図はその
一部の詳細図である。 11,111……半導体基板、12,112…
…ゲート絶縁膜、13,113……フイールド絶
縁膜、14,114……第1層目の導電体層(イ
レースゲート)、15,115……第2層目の導
電体層(フローテイングゲート)、16,11
6,17,117,20,120,123,2
4,124……絶縁膜、18,118……第3層
目の導電体層(コントロールゲート)、19,1
19……N+型半導体層、21……第4層目の導
電体層、121……配線層、22,122……コ
ンタクトホール、31,32……デイジツト線、
33,34……消去線、35,36……選択線、
M1,M2,M3,M4……メモリセル、CG…
…コントロールゲート(制御ゲート)、FG……フ
ローテイングゲート(浮遊ゲート)、EG……イレ
ースゲート(消去ゲート)、D……ドレイン、S
……ソース、41……デイジツト線、43……列
デコーダ、45……行線、46……行デコーダ、
49……昇圧回路、50……消去線、U……電圧
昇圧回路、SA……センスアンプ、L……ラツチ
回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1ビツトのメモリセルが、半導体基体上に絶
    縁膜を介して設けられる制御ゲート、この制御ゲ
    ートと上記基体によつて挟まれた上記絶縁膜内に
    設けられる消去ゲート、上記絶縁膜内に上記消去
    ゲートと並設されその端部が絶縁膜を介して消去
    ゲートの少なくとも一部と重なり合つている浮遊
    ゲート、ソースおよびドレインから構成され、複
    数のメモリセルが行方向および列方向にマトリク
    ス状に配置形成されたメモリマトリクスと、上記
    メモリマトリクス内のメモリセルの制御ゲートを
    行毎に共通化する行線と、上記メモリマトリクス
    内のメモリセルの消去ゲートを列毎に共通化する
    消去線と、選択されたメモリセルが有る上記行線
    の電位をデータ消去時に低レベルに設定する手段
    と、選択されたメモリセルが有る上記消去線にデ
    ータ消去時に高レベルの消去電圧を印加する手段
    と、データ消去検出時に上記各行線の電位を低レ
    ベルに設定する手段と、データ消去時に選択され
    たメモリセルを含む同一列内の各メモリセルのソ
    ース、ドレイン間に、データ消去検出時に所定電
    位差を与える手段と、データ消去検出時に上記各
    メモリセルのソース、ドレイン間に流れる電流を
    検出し、この電流が検出された際にこのメモリセ
    ルが有る消去線への消去電圧の印加を禁止する手
    段とを具備し、一つのメモリセルに対してデータ
    消去およびデータ消去検出を交互に行なうように
    したことを特徴とする半導体記憶装置。
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