JPS615239A - 複写機の変倍装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複写機の変倍装置に関し、更に詳しくは解像力
低下を補正する手段を設けた縦横独立変倍機能付き複写
機の変倍装置に関する。

従来の技術 従来提案され市販されている変倍機能付き複写機は全て
面積変倍であり、縦横独立変倍機能を有する複写機はあ
まりポピユラーなものではない。

この理由として考えられるのは、拡大あるいは縮小コピ
ーを得たい場合にも多くの場合縦横同率倍率のコピーを
得れば充分であり、縦横具ｔ５る倍率のコピーの需要が
ほとんどなかったからであると考えられる。しかし最近
複写機の需要が拡大するにつれ、縦横具なる倍率の変倍
機能付き複写機を提供して、複写機の用途の拡大を計る
動きもでてきた。従来提案された縦横独立変倍機能を有
する複写機に於いては、原稿走査速度と感光体周速度と
の差（変倍率）により解像力が著しく低下してしまうと
いう問題点があった。

発明の目的 よって本発明は、縦横独立変倍時の解像力低下を補正す
るために、縦横独立変倍時のみ解像力低下補正手段が連
動しで作動される変倍装置を提供することを目的とする
。

発明の構成 本発明によれば、縦横独立変倍機能を有づるスリット露
光型複写機に於いて、縦横独立変倍設定に連動して作動
する原稿走査と像面移動との速度差による解像ツノ低下
を補正する手段を設けたことを特徴とする複写機の変倍
装置が提供される。この解像力低下補正手段は最も一般
的には光学系のスリット幅を狭くすることにより達成さ
れる。

実施例 以下本発明を図面に示す実施例に阜い【詳細に説明する
ことにり“る。本発明は、ＦＡ稿定走査速度感光体周速
度との差による解像力低下を補正する手段を有する変倍
装置に関するものＣあり、解像力性能を左右づ−る露光
スリット幅を縦横独立変倍時のみ小さくするように構成
したものである。ここで原稿走査速度・・Ｖ　　感光体
周速度−Ｖｌ、Ｓ　ゝ 露光スリット幅−Ｗ、解像力−ｎ１とづ−ると原稿走査
速度と感光体周速度との速度差による解像力性能（ＭＴ
Ｆ）は次式であたえられる。

第１図のグラフを参照すると明らかなように、解像力性
能（Ｍ　１−１＝　）をある限定値、例えば５０％に設
定したとき、解像力ｎはスリット幅Ｗを小さくすること
により上昇する。但しスリット幅を狭くすると画像光量
が低下するため、光量増加又は複写スピード低減又は双
方の併用による対処が必要となってくる。

次に第２図を参照して本発明の変倍装置制御システムを
説明する。まず縦横等しい拡大縮小の場合、即ち面積変
倍の場合について説明Ｊると、倍率設定スイッチ２を押
すことによりライン４を介して光学走査系制御回路６が
ＯＮ作動され、これにより光学走査用駆動装置８が駆動
さ、れ（選定された面積倍率を提供するようにレンズを
移動する。

この面積変倍の場合には、縦横夫々等しい倍率で変倍す
るので解像力の低下はほとんど起こらない。

しかし縦横独立変倍の場合には縦と横とで変倍率が異な
るので解像）〕の著しい低１７が見られる。次にこれに
ついて説明する。まず倍率８９定スイツヂ２を押して縦
横独立変倍を選択すると、ライン９を介して信号が縦横
独立変倍用解像力補正制御系１０に入力される。この補
正制御系１０は露光量制御回路１２、スリット幅制御回
路１４、走査系外速度制御回路１６とから構成される。

露光量制御回路１２は露光ランプ１８の露光量を増加Ｊ
るように制御する。露光ランプ１８の露光量増加は例え
ば露光ランプ印加電流の増加、又は追加ランプの点灯、
あるいは露光ランプの反射板角度変更等により達成され
る。スリット幅制御回路１４からは、スリット幅を狭く
するためにスリット板移動用ソレノイド２０を駆動Ｊる
ための信号が出される。スリッｌ〜板の移動はソレノイ
ドにかえてＬ−−タで行なってもよい。さらに解像力の
低下を補正するためには複写機全体のスピードダウンを
計ればよいので、走査系外速度制御回路１６からの指令
によりメインモータ２２の回転速度を落としてやる。更
に倍率設定スイッチ９からの信号は光学走査系制御回路
６にも入力され光学走査用駆動装置８を駆動して選定さ
れた変倍率となるようにレンズの移動を行なう。この光
学走査用駆動装置としてはサーボモータを採用し′Ｃ倍
率を無段階に切替るのが望ましいが複数の変倍用クラッ
チを採用して複数段に倍率を切替るように構成し−（も
よい。以上説明したように本発明によると・縦横独立変
倍を選択すると、スリン１〜幅制御回路１４により感光
体側スリット幅を狭めると同時に、速度制御回路１６に
より走査系外の速度を落とし、かつ露光量制御回路１２
により露光ランプの光量を増加させるように構成したの
で解像力の低下を最小限に押えることができる。

次に第３図を参照すると、この図はスリット幅制御、走
査系外速度制御、及び露光量制御のあるなしに応じたコ
ピー質を比較したものであり、これら３つの制御の組み
合わヒを適当に選ぶことによりコストにみあった望まし
い解像力の補正を得ることができる。ｌノかしこの図か
らもあきらかなように、スリット幅の制御は、解像力の
補正にとって必要不可欠なものである。

発明の効果 本発明によると縦横独立変倍選定「、１に解像力補正手
段を連動して作動させて、縦横独立変倍時の解像力低下
を最小限に押えるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はスリット幅と解像力との関係を承りグラフ、第
２図は本発明の変倍装置の制御用ブロック回路図、第３
図は各々の解像力補正制御とコピー質との関係を示す組
み合わせ図である。 ２は倍率設定スイッチ、１２は露光爪制御回路、１４は
スリット幅制御回路、１６は走査系外速度制御回路であ
る。 第１図 スリット幅　（Ｗ）□

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）縦横独立変倍機能を有するスリット露光型複写機
   に於いて、縦横独立変倍設定に連動して作動する原稿走
   査と像面移動との速度差による解像力低下を補正する手
   段を設けたことを特徴とする複写機の変倍装置。
2. （２）前記補正手段がスリット幅を狭くする手段から構
   成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   複写機の変倍装置。