JPH1169264A - 液晶プロジェクタ - Google Patents

液晶プロジェクタ

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JPH1169264A
JPH1169264A JP9223725A JP22372597A JPH1169264A JP H1169264 A JPH1169264 A JP H1169264A JP 9223725 A JP9223725 A JP 9223725A JP 22372597 A JP22372597 A JP 22372597A JP H1169264 A JPH1169264 A JP H1169264A
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JP
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zoom
mode
control
brightness
lamp
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JP9223725A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kanamori
孝浩 金森
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶プロジェクタズームレンズのズーム比デー
タを用いて、任意のスクリーン明るさに制御可能な液晶
プロジェクタの提案を目的とする。 【解決手段】ズーム駆動メカニズムを電気駆動するズー
ム駆動部16と、ズーム操作指令に基づきズーム駆動部
を制御するズーム制御部15と、投射画像のブライトネ
スを調整する制御端子を有するブライトネス調節器6
と、ズーム制御部よりのズーム比率データを基にブライ
トネス調整器の制御を行うブライトネス制御部7と、ズ
ーム比率、ブライトネス調整などの操作を行う操作部1
7と、操作部の操作入力に基づきズーム制御部、ブライ
トネス制御部などの制御指令を出す制御部18とで構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の技術分野】ズームレンズの比率を変えても、
スクリーン画像の明るさを任意に制御可能な液晶プロジ
ェクタに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来技術の液晶プロジェクタにおいて、
液晶プロジェクタとスクリーンとの距離と、スクリーン
サイズとの整合性を確保する目的で、投射光学部にズー
ムレンズが設置されている。ズームレンズのズーム比を
変えると、スクリーンサイズは該ズーム比に比例して拡
大・縮小する、一方スクリーン画像の明るさはズーム比
の二乗分の一の比率で変化する。投射部の光量が一定で
あることから、スクリーン画像は、ズーム比の二乗倍の
スクリーン面積比に反比例した明るさになる。特定のシ
ーンを拡大表示する場合、ズームレンズを用いてプレゼ
ンテーションを行っている。この拡大表示の例として、
宇宙船が太陽に向かって航行するような想定で、宇宙船
が現在点から太陽の1/2の距離に達した時の太陽は、
直径が2倍、明るさが4倍になる筈である。一方、液晶
プロジェクタではズーム比を2倍にするとスクリーン上
の太陽画像の直径は2倍になるが、その明るさは1/4
になり臨場感もしくは、事実と異なるプレゼンテーショ
ンになる。第2の例として、蝋燭の炎の拡大表示の場
合、明るさをほぼ一定に保ちたいにも関わらず、ズーム
比率の二乗分の1の明るさとなる等の問題点が発生す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記問題点に鑑み、本
発明は液晶プロジェクタズームレンズのズーム比データ
を用いて、任意のスクリーン明るさに制御可能な液晶プ
ロジェクタの提案を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】ズーム駆動メカニズムを
電気駆動するズーム駆動部と、ズーム操作指令に基づき
ズーム駆動部を制御するズーム制御部と、投射画像のブ
ライトネスを調整する制御端子を有するブライトネス調
節器と、ズーム制御部よりのズーム比データを基にブラ
イトネス調整器の制御を行うブライトネス制御部と、ズ
ーム比、ブライトネス調整などの操作を行う操作部と、
操作部の操作入力に基づきズーム制御部、ブライトネス
制御部などの制御指令を出す制御部とで構成する。
【0005】さらに、ブライトネス制御部を、ブライト
ネス調整器の制御を行うブライトネス制御器と、前記操
作部よりの制御指令により、ブライトネス制御器の制御
モードおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定
モード用の固定電圧源と、ブライトネス比例モード用の
前記ズーム制御部よりのズーム比データに比例した制御
電圧を演算出力する比例演算器とで構成する。
【0006】さらに、ブライトネス制御部を、ブライト
ネス調整器の制御を行うブライトネス制御器と、操作部
よりの制御指令により、ブライトネス制御器の制御モー
ドおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定モー
ド用の固定電圧源と、二乗モード用の前記ズーム制御部
よりのズーム比データの二乗の制御電圧を演算出力する
二乗演算器とで構成する。
【0007】さらに、ブライトネス制御部を、ブライト
ネス調整器の制御を行うブライトネス制御器と、操作部
よりの制御指令により、ブライトネス制御器の制御モー
ドおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定モー
ド用の固定電圧源と、四乗モード用の前記ズーム制御部
よりのズーム比データの四乗の制御電圧を演算出力する
四乗演算器とで構成する。
【0008】さらに、ブライトネス制御部を、ブライト
ネス調整器の制御を行うブライトネス制御器と、操作部
よりの制御指令により、ブライトネス制御器の制御モー
ドおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定モー
ド用の固定電圧源と、演算関数およびパラメータを記憶
している関数メモリと、関数モード用の前記ズーム制御
部よりのズーム比データを前記関数メモリよりの関数に
基づき関数演算出力する関数演算器とで構成する。さら
に、ブライトネス制御部の制御モードを、固定モード
と、比例モード、二乗モード、四乗モード、もしくは、
関数モードなどの複数モードとの組み合わせで構成す
る。
【0009】さらに、コントラスト調整器に制御端子
と、ズーム制御部よりのズーム比データを基にコントラ
スト調整器の制御を行うコントラスト制御部とを追加設
置する。さらに、コントラスト調整器に制御端子と、入
力画像信号レベルを検出するレベル検出器と、レベル検
出器の検出信号種別によりレベル検出レベルを補正演算
出力する補正演算器と、ズーム制御部よりのズーム比率
データと補正演算器出力の組み合わせデータを基にコン
トラスト調整器の制御を行うコントラスト制御部とを追
加設置する。さらに、レベル検出器を、平均値検出型の
レベル検出器、もしくは、ピーク値検出型のレベル検出
器とする。
【0010】さらに、ズーム制御部に、投射光学部にあ
るズーム駆動メカニズムの変移量を検出するズーム検出
器を追加設置する。さらに、ズーム検出器を、前記ズー
ムレンズのズーム調整駆動軸などの回転量を検出する回
転検出器、もしくは、ズームレンズのズーム調整シャフ
トなどの直線移動量を検出する直線検出器とする。
【0011】さらに、ズーム駆動メカニズムを電気駆動
するズーム駆動部と、ズーム操作指令に基づき前記ズー
ム駆動部を制御するズーム制御部と、光源用メタルハラ
イドランプなどの高輝度放電型のランプと、ズーム制御
部よりのズーム比データを基にランプに供給する電力を
駆動制御するランプ駆動部と、ズーム比、ブライトネス
調整などの操作を行う操作部と、操作部の操作入力に基
づきズーム制御部、ランプ駆動部などの制御指令を出す
制御部とで構成する。
【0012】さらに、ランプ駆動部を、ランプに供給す
る電力を制御入力により制御出力するランプ出力部と、
ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器と、操作部
よりの制御指令により、ランプ制御器の制御モードおよ
び制御信号を選択するモード選択器と、固定モード用の
固定電圧源と、輝度比例モード用の前記ズーム制御部よ
りのズーム比データに比例した制御電圧を演算出力する
比例演算器とで構成する。
【0013】さらに、ランプ駆動部を、ランプに供給す
る電力を制御入力により制御出力するランプ出力部と、
ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器と、操作部
よりの制御指令により、ランプ制御器の制御モードおよ
び制御信号を選択するモード選択器と、固定モード用の
固定電圧源と、輝度二乗モード用の前記ズーム制御部よ
りのズーム比データの二乗に比例した制御電圧を演算出
力する二乗演算器とで構成する。
【0014】さらに、ランプ駆動部を、ランプに供給す
る電力を制御入力により制御出力するランプ出力部と、
ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器と、操作部
よりの制御指令により、ランプ制御器の制御モードおよ
び制御信号を選択するモード選択器と、固定モード用の
固定電圧源と、輝度四乗モード用の前記ズーム制御部よ
りのズーム比データの四乗に比例した制御電圧を演算出
力する四乗演算器とで構成する。さらに、ランプ駆動部
を、ランプに供給する電力を制御入力により制御出力す
るランプ出力部と、ランプ出力部の入力を制御するラン
プ制御器と、操作部よりの制御指令により、ランプ制御
器の制御モードおよび制御信号を選択するモード選択器
と、固定モード用の固定電圧源と、演算関数およびパラ
メータを記憶している関数メモリと、関数モード用の前
記ズーム制御部よりのズーム比データを関数メモリより
の関数に基づき関数演算出力する関数演算器とで構成す
る。さらに、ランプ制御器の制御モードを、固定モード
と、比例モード、二乗モード四乗モード、もしくは、関
数モードなどの複数モードとの組み合わせで構成する。
さらに、ランプ出力部を制御出力電流を制御する電流制
御型増幅器もしくは電流制御装置とする。
【0015】さらに、ランプ駆動部に、ランプの輝度を
検出する輝度検出器と、輝度検出器の検出したアナログ
値をディジタルデータに変換するA/Dと、該データと
ズーム制御部よりのズーム比データとを比較演算し、差
分値を演算出力する比較演算器とを追加設置する。さら
に、輝度検出器を、フォトダイオードを検出手段、もし
くは、フォトトランジスタを検出手段とする。
【0016】
【発明の実施の形態】操作部に、ズーム比率を換ても投
射画像のブライトネスを任意に制御するブライトネス制
御モードを設け、ブライトネス制御部は、該制御モード
時、ズーム制御部よりのズーム比データに比例したブラ
イトネスとなるよう、ブライトネス調整器を制御する。
さらに、ブライトネス制御モード時、モード選択器はブ
ライトネス制御器入力として、比例演算器出力、二乗演
算器出力、四乗演算器出力、もしくは、関数演算器出力
を選択する。さらに、ズーム制御部よりのズーム比デー
タに比例したコントラストとなるようコントラスト調整
器を制御する。
【0017】さらに、操作部に、ズーム比を換ても投射
画像のブライトネスを任意に制御する輝度制御モードを
設け、ランプ駆動部は、該制御モード時、ズーム制御部
よりのズーム比データに比例したランプ輝度となるよ
う、ランプの輝度を制御する。さらに、輝度制御モード
時、モード選択器はブライトネス制御器入力として、比
例演算器出力、二乗演算器出力、四乗演算器出力、もし
くは、関数演算器出力を選択する。
【0018】
【実施例】図1は本発明による液晶プロジェクタの第1
の実施例の要部ブロック図、図2は本発明による液晶プ
ロジェクタの第2の実施例の要部ブロック図、図3は本
発明による液晶プロジェクタの第3の実施例の要部ブロ
ック図、図4は本発明による各種ブライトネス制御部の
要部ブロック図、図5は本発明による各種ランプ駆動部
の要部ブロック図である。図1において、入力標準カラ
ーテレビ信号1aはY−C分離部2でY信号(輝度信号)
とC信号(カラー信号)に分離され、マトリックス回路
3でRGBのカラー信号に変換される。コンピュータな
どからの入力RGB信号1と前記標準カラーテレビ信号
とはSW(スイッチ回路)4で選択入力される。選択入
力されたRGB信号は、コントラスト調整器5でコント
ラスト調整され、さらにブライトネス調整器6でブライ
トネス(明るさ)調整され、変換部8に入力される。変
換部8はLCD表示のための階調処理、走査線方式をか
らマトリックス型へのコンバート処理、スキャン周波数
変換処理などマトリックス型ディスレイ表示に必要な変
換処理などを行う。駆動部9は、変換部9出力を入力と
して、LCD13に駆動出力する。液晶プロジェクタ光
学系を説明する。メタルハライドランプなどの高輝度光
源11よりの光は集光レンズおよびスプリッターなどの
集光光学部12で平行光線に変換され、単体もしくは複
数のLCDの背面部より入射する。LCD13では色毎
にLCDの光弁機能により光変調され、前面部より各色
光線として出射される。出射された光線はズームレンズ
などの投射光学部14をへてスクリーン20の反射面も
しくは背面に拡大投射される。前記光源11はランプ駆
動部10により電源駆動されている。
【0019】投射光学部14のズームレンズは、ズーム
駆動部16の駆動信号と図示していない駆動モータの回
転により、焦点調整、ズーム比調整などが行われる。ズ
ーム比調整は、操作部17よりのオペレータ操作入力に
より、制御部18がズーム制御部15にズームのアップ
もしくはダウンの制御指令を出す。ズーム制御部15は
該制御指令に基づき、所定のズーム比となるよう、制御
出力信号をズーム駆動部16経由で駆動モータに駆動出
力する。
【0020】以下本発明に関わる付加部分の説明を続け
る。ズーム制御部15は、前記制御出力信号を出力する
と共にブライトネス制御部7にズーム比データを出力す
る。制御部18は、予めシステムメモリ19内にプログ
ラム入力されている、ズーム比を変えてもブライトネス
が変わらないように制御するブライトネス制御モードを
有している。操作部17より該モードが操作入力される
と、制御部18はブライトネス制御部7に対し、ズーム
比に比例してブライドネスを変えるよう制御指令を出
す。ブライトネス制御部7は、該制御指令を受けると、
ブライトネスの起点を1/2程度に下げる。次いでズー
ム制御部15よりのズーム比データに比例してブライト
ネスが変わるよう、ブライトネス調整器6を制御する
為、LCD13表面部より投射される光量はズーム比に
比例して増減する。この結果、スクリーン上のブライト
ネスは、ズーム比による物理的な変化をブライトネス制
御部7の制御で相殺し、一定に保たれる。ブライトネス
の起点を1/2程度の下げたのは、ブライトネス制御の
ダイナミックレンジ確保を目的としたものである。
【0021】図4(イ)はブライトネス制御部の第1の
実施例を示す。ブライトネス制御部7はブライトネス調
整器6を調整制御するブライトネス制御器7aと、制御モ
ードをブライトネス一定のノーマルモードとズーム比に
比例の比例モードとを制御部18よりの制御指令により
選択するモード選択部7bと、固定電圧部7Cと、ズーム比
に比例した出力を演算する比例演算器7dとで構成され
る。ノーマルモードでは、モード選択器7bは、ブライト
ネス制御器7aの入力として固定電圧部7cを選択するた
め、ブライトネス調整器出力のブライトネスはズーム比
とは無関係に一定の値となる。一方比例モードでは、ブ
ライトネス制御器7aの入力として比例演算器7dを選択す
るため、ブライトネス調整器出力のブライトネスはズー
ム比に比例した値となる。ズーム比が2倍となると、ブ
ライトネス調整器出力は同じく2倍になり、スクリーン
上のブライトネスはルート1/2倍に低下するが、ブラ
イトネス調整器出力が固定の場合は該スクリーン上のブ
ライトネスが1/4倍に低下するのに比べ、ルート2倍
の改善効果が見られる。
【0022】(ロ)、および、(ハ)はブライトネス制
御部の第2、および、第3の実施例を示す。前記第1の
実施例の比例演算器7dを、ズーム比データの二乗制御電
圧を演算出力する二乗演算器7e、および、ズーム比デー
タの四乗制御電圧を演算出力する四乗演算器7fに置き換
えた。第2の実施例では二乗モード時、ブライトネス調
整器出力のブライトネスはズーム比の二乗倍になり、ス
クリーン上のブライトネスは変化しない。第3の実施例
では四乗モード時、ブライトネス調整器出力のブライト
ネスはズーム比の四乗倍になり、スクリーン上のブライ
トネスは2倍となる。これにより、従来問題となってい
た、拡大ズーム時のスクリーン上のブライトネスを一定
に保ばかりか、拡大率比例して明るくすることも出来
る。
【0023】(ニ)は前記第1の実施例の比例演算器7b
を、演算関数およびパラメータを記憶させている関数メ
モリ7hを伴い、ズーム比データと該関数メモリに記憶さ
れている関数で演算出力する関数演算器7gに置き換え
た。プレゼンテーションの目的および表示効果に合った
任意の関数を設定できる。
【0024】図2において、前述のブライトネス制御機
能を補助する目的で、コントラスト調整器6にコントラ
スト制御部5aを追加設置した。コントラスト制御部5a
は、ズーム比データと、入力画像をレベル検出器5bで検
出し、補正演算器5cでガンマー補正などの補正演算を行
った画像レベルデータとを基にコントラストの比例制御
を行い、ブライトネス制御機能を補助している。又レベ
ル検出器5bの方式は、画面の平均レベルを検出する手段
と画面のピーク値検出する手段とがプレゼンテーション
する画面の特性に応じて選択される。
【0025】一般に液晶プロジェクタに用いられるズー
ムレンズの駆動機構は、直流モータなどにより駆動され
ており、該モータの駆動制御が供給電源のON/OFF
制御となっている。この為、ズームレンズのズーム比を
正確に検知することが困難となる。ズーム検出器15a
は、ズームレンズの実際の動き量を検出する目的で設け
た。ズーム検出器15よりの出力データは、ズーム制御部
15のズーム比データとして出力される。ズーム検出器
15a は、ズームレンズの駆動機構の種類に対応して、ズ
ームレンズのズーム調整駆動軸などの回転量を検出する
回転検出器、もしくは、ズームレンズのズーム調整シャ
フトなどの直線移動量を検出する直線検出器などが選択
される。
【0026】図3は液晶プロジェクタの第3の実施例を
示し、スクリーン上のブライトネス制御手段を、ブライ
トネス調節器6およびコントラスト調節器5に換えて、
ランプ11の輝度を直接ランプ駆動部10で制御するこ
ととした。メタルハライドランプなどの高輝度放電型の
ランプの輝度は、ランプ放電電流に比例することを利用
して、スクリーン上のブライトネスの制御手段するもの
である。
【0027】図5(イ)はランプ駆動部10の第1の実
施例を示す。ランプ駆動部10はランプ出力部10b を調
整制御するランプ制御器10c と、制御モードをブライト
ネス一定のノーマルモードとズーム比に比例の比例モー
ドとを制御部18よりの制御指令により選択するモード
選択部10d と、固定電圧部10e と、ズーム比に比例した
出力を演算する比例演算器10f とで構成される。ノーマ
ルモードでは、モード選択器10d は、ランプ出力部10b
の入力として固定電圧部10e を選択するため、ランプ出
力部10b の駆動出力はズーム比とは無関係に一定の値と
なる。一方比例モードでは、ランプ出力部10b の入力と
して比例演算器10f を選択するため、ランプ出力部10b
の出力はズーム比に比例した値となる。
【0028】(ロ)、および、(ハ)は、ランプ駆動部
の第2、および、第3の実施例を示す。前記第1の実施
例の比例演算器10f を、ズーム比データの二乗制御電圧
を演算出力する二乗演算器10g 、および、ズーム比デー
タの四乗制御電圧を演算出力する四乗演算器10h に置き
換えた。第2の実施例では二乗モード時、ランプ出力部
10の出力はズーム比の二乗倍になり、スクリーン上のブ
ライトネスは変化しない。第3の実施例では四乗モード
時、ランプ出力部10の出力はズーム比の四乗倍になり、
スクリーン上のブライトネスは2倍となる。
【0029】(ニ)は前記第1の実施例の比例演算器10
d を、演算関数およびパラメータを記憶させている関数
メモリ10j を伴い、ズーム比データと該関数メモリに記
憶されている関数で演算出力する関数演算器10i に置き
換えた。プレゼンテーションの目的および表示効果に合
った任意の関数が設定できる。
【0030】再度、図3に戻り、実際のランプ発光輝度
を検出し所定の輝度になるよう制御する目的で、ランプ
駆動部10に、ランプの輝度を検出するフォトダイオー
ドやフォトトランジスなどの輝度検出器10k と、輝度検
出器の検出したアナログ値をディジタルデータに変換す
るA/D10m と、該データとズーム制御部よりのズーム
比データとを比較演算し、差分値を演算出力する比較演
算器10n とを追加設置した。輝度検出器10k で検出した
アナログの輝度信号はA/Dでデジタルデータに変換さ
れ、比較演算器10n に入力される。比較演算器10n は、
該デジタルデータとズーム制御部15よりのズーム比デ
ータとを比較演算し、差分信号を出力する。該差分信号
はランプ制御部に入力され、前記差分信号が0に成るよ
うランプ出力部10b を制御する。この追加設置により、
ランプの輝度制御の精度が向上する。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。操作部に、ズーム比を
換ても投射画像のブライトネスを任意に制御するブライ
トネス制御モードを設け、ブライトネス制御部は、ブラ
イトネス制御モード時、ズーム制御部よりのズーム比デ
ータに比例したブライトネスとなるよう、ブライトネス
調整器を制御した。さらに、モード選択器はブライトネ
ス制御器入力として、ブライトネス制御モード時には、
比例演算器出力、二乗演算器出力、四乗演算器出力、も
しくは、関数演算器出力を選択可能とした。さらに、ズ
ーム制御部よりのズーム比データに比例したコントラス
トとなるようコントラスト調整器を制御可能とした。
【0032】さらに、操作部17に、ズーム比率を換て
も投射画像のブライトネスを任意に制御する輝度制御モ
ードを設け、ランプ駆動部は、輝度制御モード時、ズー
ム制御部よりのズーム比データに比例したランプ輝度と
なるよう、ランプの輝度を制御した。さらに、モード選
択器はランプ制御器入力として、輝度制御モード時に
は、比例演算器出力、二乗演算器出力、四乗演算器出
力、もしくは、関数演算器出力を選択可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶プロジェクタの第1の実施例
の要部ブロック図である。
【図2】本発明による液晶プロジェクタの第2の実施例
の要部ブロック図である。
【図3】本発明による液晶プロジェクタの第3の実施例
の要部ブロック図である。
【図4】本発明による各種ブライトネス制御部の要部ブ
ロック図である。
【図5】本発明による各種ランプ駆動部の要部ブロック
図である。
【符号の説明】
1 入力RGB信号 2 Y−C分離部 3 マトリックス回路 4 SW 5 コントラスト調整器 5a コントラスト制御部 5b レベル検出部 5c 補正演算部 6 ブライトネス調整器 7 ブライトネス制御部 7a ブライトネス制御器 7b、10d モード選択器 7c、10e 固定電圧部 7d、10f 比例演算器 7e、10g 二乗演算器 7f、10h 四乗演算器 7g、10i 関数演算器 7h、10j 関数メモリ 8 変換部 9 駆動部 10 ランプ駆動部 10a ランプ制御部 10b ランプ出力部 10c ランプ制御器 10k 輝度検出器 10m A/D 10n 比較演算器 11 集光光学部 12 集光光学部 13 LCD 14 投射光学部 15 ズーム制御部 15a ズーム検出器 16 ズーム駆動部 17 操作部 18 制御部 19 システムメモリ 20 スクリーン

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源よりの光を集光光学部で集光し、入力
    画像信号により変換・駆動される光弁機能を有するLC
    D(液晶デイスプレイ素子)で光変調され、ズームレン
    ズおよびズーム駆動メカニズムを有する投射光学部で拡
    大出力し、スクリーン上に投射画像を表示出力する液晶
    プロジェクタにおいて、前記ズーム駆動メカニズムを電
    気駆動するズーム駆動部と、ズーム操作指令に基づき前
    記ズーム駆動部を制御するズーム制御部と、前記前記投
    射画像のコントラストを調整する制御端子を有するコン
    トラスト調整器と、前記投射画像のブライトネス(画面
    の明るさ)を調整する制御端子を有するブライトネス調
    節器と、前記ズーム制御部よりのズーム比データを基に
    ブライトネス調整器の制御を行うブライトネス制御部
    と、前記ズーム比、ブライトネス調整などの操作を行う
    操作部と、前記操作部の操作入力に基づき前記ズーム制
    御部、ブライトネス制御部などに制御指令を出す制御部
    とで構成し、前記操作部に、ズーム比を換ても投射画像
    のブライトネスを任意に制御するブライトネス制御モー
    ドを設け、前記ブライトネス制御部は、該操作モード
    時、前記ズーム制御部よりのズーム比データに比例した
    ブライトネスとなるよう、前記ブライトネス調整器を制
    御することを特徴とする液晶プロジェクタ。
  2. 【請求項2】前記ブライトネス制御部を、ブライトネス
    調整器の制御を行うブライトネス制御器と、前記操作部
    よりの制御指令により、前記ブライトネス制御器の制御
    モードおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定
    モード用の固定電圧源と、ブライトネス比例モード用の
    前記ズーム制御部よりのズーム比データに比例した制御
    電圧を演算出力する比例演算器とで構成し、前記モード
    選択器は、前記ブライトネス制御器入力として、通常、
    前記固定電圧源を選択し、ブライトネス比例モード時に
    は、前記比例演算器出力を選択することを特徴とする請
    求項1に記載の液晶プロジェクタ。
  3. 【請求項3】前記ブライトネス制御部を、ブライトネス
    調整器の制御を行うブライトネス制御器と、前記操作部
    よりの制御指令により、前記ブライトネス制御器の制御
    モードおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定
    モード用の固定電圧源と、二乗モード用の前記ズーム制
    御部よりのズーム比データの二乗の制御電圧を演算出力
    する二乗演算器とで構成し、前記モード選択器は、前記
    ブライトネス制御器入力として、通常、前記固定電圧源
    を選択し、二乗モード時には、前記二乗演算器出力を選
    択することを特徴とする請求項1に記載の液晶プロジェ
    クタ。
  4. 【請求項4】前記ブライトネス制御部を、ブライトネス
    調整器の制御を行うブライトネス制御器と、前記操作部
    よりの制御指令により、前記ブライトネス制御器の制御
    モードおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定
    モード用の固定電圧源と、四乗モード用の前記ズーム制
    御部よりのズーム比データの四乗の制御電圧を演算出力
    する四乗演算器とで構成し、前記モード選択器は、前記
    ブライトネス制御器入力として、通常、前記固定電圧源
    を選択し、四乗モード時には、前記四乗演算器出力を選
    択することを特徴とする請求項1に記載の液晶プロジェ
    クタ。
  5. 【請求項5】前記ブライトネス制御部を、ブライトネス
    調整器の制御を行うブライトネス制御器と、前記操作部
    よりの制御指令により、前記ブライトネス制御器の制御
    モードおよび制御信号を選択するモード選択器と、固定
    モード用の固定電圧源と、演算関数およびパラメータを
    記憶している関数メモリと、関数モード用の前記ズーム
    制御部よりのズーム比データを前記関数メモリよりの関
    数に基づき関数演算出力する関数演算器とで構成し、前
    記モード選択器は、前記ブライトネス制御器入力とし
    て、通常、前記固定電圧源を選択し、関数モード時に
    は、前記関数演算器出力を選択することを特徴とする請
    求項1に記載の液晶プロジェクタ。
  6. 【請求項6】前記ブライトネス制御部の制御モードを、
    固定モードと、比例モード、二乗モード、四乗モード、
    もしくは、関数モードとで構成することを特徴とする請
    求項2、3、4、もしくは5に記載の液晶プロジェク
    タ。
  7. 【請求項7】前記コントラスト調整器に制御端子と、前
    記ズーム制御部よりのズーム比データを基にコントラス
    ト調整器の制御を行うコントラスト制御部とを追加設置
    し、前記ズーム制御部よりのズーム比データに比例した
    コントラストとなるよう、前記コントラスト調整器を制
    御することを特徴とする請求項1に記載の液晶プロジェ
    クタ。
  8. 【請求項8】前記コントラスト調整器に制御端子と、前
    記入力画像信号レベルを検出するレベル検出器と、前記
    レベル検出器の検出信号種別によりレベル検出レベルを
    補正演算出力する補正演算器と、前記ズーム制御部より
    のズーム比データと前記補正演算器出力との組み合わせ
    データを基にコントラスト調整器の制御を行うコントラ
    スト制御部とを追加設置し、前記ズーム制御部よりのズ
    ーム比データを入力画像信号レベルで補正演算した値に
    比例したコントラストとなるよう、前記コントラスト調
    整器を制御することを特徴とする請求項1に記載の液晶
    プロジェクタ。
  9. 【請求項9】前記レベル検出器を、平均値検出型のレベ
    ル検出器とすることを特徴とする請求項8に記載の液晶
    プロジェクタ。
  10. 【請求項10】前記レベル検出器を、ピーク値検出型の
    レベル検出器とすることを特徴とする請求項8に記載の
    液晶プロジェクタ。
  11. 【請求項11】前記ズーム制御部に、前記投射光学部に
    あるズームレンズ駆動メカニズムの変移量を検出するズ
    ーム検出器を追加設置し、前記ズーム駆動部が駆動出力
    したズーム駆動メカニズムの変移量を検出し、該ズーム
    制御部のズーム比出力とすることを特徴とする請求項1
    に記載の液晶プロジェクタ。
  12. 【請求項12】前記ズーム検出器を、前記ズームレンズ
    のズーム調整駆動軸などの回転量を検出する回転検出器
    とし、前記回転量よりズーム比を演算出力することを特
    徴とする請求項11に記載の液晶プロジェクタ。
  13. 【請求項13】前記ズーム検出器を、前記ズームレンズ
    のズーム調整シャフトなどの直線移動量を検出する直線
    検出器とし、前記直線移動量よりズーム比を演算出力す
    ることを特徴とする請求項11に記載の液晶プロジェク
    タ。
  14. 【請求項14】光源よりの出力光を集光光学部で集光
    し、入力画像信号により変換・駆動される光弁機能を有
    するLCDで光変調され、ズームレンズおよびズーム駆
    動メカニズムを有する投射光学部で拡大出力し、スクリ
    ーン上に投射画像を表示出力する液晶ディスプレイにお
    いて、前記ズーム駆動メカニズムを電気駆動するズーム
    駆動部と、ズーム操作指令に基づき前記ズーム駆動部を
    制御するズーム制御部と、前記光源用メタルハライドラ
    ンプなどの高輝度放電型のランプと、前記ズーム制御部
    よりのズーム比率データを基に前記ランプに供給する電
    力を駆動制御するランプ駆動部と、前記ズーム比、ブラ
    イトネス調整などの操作を行う操作部と、前記操作部の
    操作入力に基づき前記ズーム制御部、ランプ駆動部など
    へ制御指令を出す制御部とで構成し、前記操作部に、ズ
    ーム比率を換ても投射画像のブライトネスを任意制御す
    る輝度制御モードを設け、前記ランプ駆動部は、該制御
    モード時、前記ズーム制御部よりのズーム比データに比
    例したランプ輝度となるよう、前記ランプの輝度を制御
    することを特徴とする液晶プロジェクタ。
  15. 【請求項15】前記ランプ駆動部を、前記ランプに供給
    する電力を制御入力により制御出力するランプ出力部
    と、前記ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器
    と、前記操作部よりの制御指令により、前記ランプ制御
    器の制御モードおよび制御信号を選択するモード選択器
    と、固定モード用の固定電圧源と、輝度比例モード用の
    前記ズーム制御部よりのズーム比データに比例した制御
    電圧を演算出力する比例演算器とで構成し、前記モード
    選択器は、前記ランプ制御器入力として、通常、前記固
    定電圧源を選択し、輝度比例モード時には、前記比例演
    算器出力を選択することを特徴とする請求項14に記載
    の液晶プロジェクタ。
  16. 【請求項16】前記ランプ駆動部を、前記ランプに供給
    する電力を制御入力により制御出力するランプ出力部
    と、前記ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器
    と、前記操作部よりの制御指令により、前記ランプ制御
    器の制御モードおよび制御信号を選択するモード選択器
    と、固定モード用の固定電圧源と、輝度二乗モード用の
    前記ズーム制御部よりのズーム比データの二乗に比例し
    た制御電圧を演算出力する二乗演算器とで構成し、前記
    モード選択器は、前記ランプ制御器入力として、通常、
    前記固定電圧源を選択し、輝度二乗モード時には、前記
    二乗演算器出力を選択することを特徴とする請求項14
    に記載の液晶プロジェクタ。
  17. 【請求項17】前記ランプ駆動部を、前記ランプに供給
    する電力を制御入力により制御出力するランプ出力部
    と、前記ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器
    と、前記操作部よりの制御指令により、前記ランプ制御
    器の制御モードおよび制御信号を選択するモード選択器
    と、固定モード用の固定電圧源と、輝度四乗モード用の
    前記ズーム制御部よりのズーム比データの四乗に比例し
    た制御電圧を演算出力する四乗演算器とで構成し、前記
    モード選択器は、前記ランプ制御器入力として、通常、
    前記固定電圧源を選択し、輝度四乗モード時には、前記
    四乗演算器出力を選択することを特徴とする請求項14
    に記載の液晶プロジェクタ。
  18. 【請求項18】前記ランプ駆動部を、前記ランプに供給
    する電力を制御入力により制御出力するランプ出力部
    と、前記ランプ出力部の入力を制御するランプ制御器
    と、前記操作部よりの制御指令により、前記ランプ制御
    器の制御モードおよび制御信号を選択するモード選択器
    と、固定モード用の固定電圧源と、演算関数およびパラ
    メータを記憶している関数メモリと、関数モード用の前
    記ズーム制御部よりのズーム比データを前記関数メモリ
    よりの関数に基づき関数演算出力する関数演算器とで構
    成し、前記モード選択器は、前記ランプ制御器入力とし
    て、通常、前記固定電圧源を選択し、関数モード時に
    は、前記関数演算器出力を選択することを特徴とする請
    求項14に記載の液晶プロジェクタ。
  19. 【請求項19】前記ランプ制御器の制御モードを、固定
    モードと、比例モード、二乗モード、四乗モード、もし
    くは、関数モードの複数モードの組み合わせとで構成す
    ることをことを特徴とする請求項15、16、17、も
    しくは18に記載の液晶プロジェクタ。
  20. 【請求項20】前記ランプ出力部を制御出力電流を制御
    する電流制御型増幅器もしくは電流制御装置とすること
    を特徴とする請求項14に記載の液晶プロジェクタ。
  21. 【請求項21】前記ランプ駆動部に、前記ランプの輝度
    を検出する輝度検出器と、前記輝度検出器の検出したア
    ナログ値をディジタルデータに変換するA/D(Analog
    Digital Converter)と、該データと前記ズーム制御部よ
    りのズーム比データとを比較演算し、差分値を演算出力
    する比較演算器とを追加設置し、該差分値をランプ制御
    器にフィードバックすることを特徴とする請求項14に
    記載の液晶プロジェクタ。
  22. 【請求項22】前記輝度検出器を、フォトダイオードに
    よる検出手段とすることを特徴とする請求項21に記載
    の液晶プロジェクタ。
  23. 【請求項23】前記輝度検出器を、フォトトランジスタ
    による検出手段とすることを特徴とする請求項21に記
    載の液晶プロジェクタ。
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