JPS61502886A - 製造元封印付き折畳み箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 製造元封印付き折畳箱 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念による製造元封印付き折畳箱ならびにそ の製造方法に関する。

多数の品物を包装する場合、特に薬品を包装する場合に重要なことは、末端消費 者が品物を、製造工場から出た尤のままの状態で手（Ｃ入れることを保証するこ とにある。このことを保証するため、箱は製造元封印を有しており、つまり、製 造者から消費者に至る途中のすべての権限のない開側が認識できるように、箱は 閉じられる。

特に薬品用に適した製造元封印を形成する場合には、全体とし、′″Ｃ実現化が 困難である多くの要求を顧慮しなければならないニ ー製造元封印は模造に対してきわめて安全でなければならない。この理由から、 あまり高価でなく模造の危険のない品物には充分である多（の公知の箱を閉鎖す る方法は、薬品用には不充分である。

−それにも拘らず、箱′！ｉｌ−キツタリと（製造元封印の修復なしに）再び閉 じられるように、検査目的のだめ薬剤師による開封が可能でなければならない。

−包装時に製造元封印が実際上１００％確実に塗布されるか、もしくはその塗布 が制御可能でなければならない。

一製造元封印が箱の形状にできるだけわずかしか影響を及ぼさないようにする。

一包装の製造コスト全できるだけわずかしか高めないようにする。

一製造元封印を塗布する方法が、薬品を包装する際の通常の処理速度を減少せし めないように、行なわれなければならない。

薬品箱の公知の製造元封印は接着ラベルから成っており、該接着ラベルは通常直 方体の箱層の、側口部分の差し込み舌片が箱本体の対応する面の下方に差し込ま れる個所に貼られる。しかしながら製造元封印のこの形式は特に、箱の気づかれ ない開封および再閉鎖に対する安全性に関して充分に満足すべきものでない。

さらに、接着ラベルの塗布は薬品の包装時にきわめて高い費用を特徴とする特に 、特別な機械ユニットを包装系列内に組み込まなければならず、このことは著し い場所スペースと投資費用がかかることになる。この目的のために利用できる機 械ユニットは、必要とされる効率を達成できない。さらに、接着ラベルを有する ローラの不可避的な交換によシ遅延が生ずる。接着ラベル自体もまた著しく多（ の費用がかかる。さらに接着ラベルは折畳箱の形状に不都合な影響を及ぼす。

本発明の課題は、前記の要求を満たす、製造元封印付き折畳箱およびその製造方 法を提供することにある。

この課題は本発明の請求の範囲第１項記載の特徴により解決される。

本発明は主要６部分を、包装技術において箱の面接触する面を接着するために度 々用いられるような溶融接着剤材料が意外にも刻印としても使用できるという認 識を基礎としている。この場合、溶融接着剤材料が通常のように箱面上に塗布さ れて次いで別の箱面が接着剤層に圧着されるのではなくて、２つの重なり合う箱 面のうち上方の箱面が１つの切欠きを有しており、該切欠きに対して溶融接着剤 材料の噴流がノズルから向けられる。溶融接着剤は加熱された流動状態で、切欠 きの下に位置する下方の霜層の面上に広がり、この際に切欠きの縁部を浸して、 溶融接着剤は切欠きの縁部下の両箱層間のスリット内にまで侵入する。この場合 、溶融接着剤を塗布するだめのノズルは、切欠きの縁部をも浸すように向けられ ている。

切欠きの縁部は有利には波形に形成されている。波形形状の代シに縁部は、箱を 閉じる際の技術上の問題が生じない限り、鋸歯状にすることも可能である。直線 状の経過から偏倚したこのような形状によって、制印個所の比較的大きな保持能 力が得られ、かつ実際上それと判らないように側部個所を鋭利なナイフで開くこ とは不可能である。製造技術上この手段は有利である。何故ならば、射出ノズル の調整時に比較的大きな許容誤差が可能だからである。

溶融接着剤は種々の形式で合成することができる。

いずれの場合でも、室温時に固体であって、かつ接着するだめに加熱されるよう な材料である。この場合接着剤は液状Ｇてなる。接着剤は接着しようとする層上 に広がり、該層と接着接触を形成する特性を有している。

塗布後に接着部は、接着剤の硬化によって固定される。

本発明に関して特に、折畳箱用に用いられるラッカーと密接に結合し、これによ って特に良好な接着作用を有するような接着剤が適している。

さらに本発明にとって重要な点は、溶融接着剤利料の軟化温度が充分に高いこと にある。前記軟化温度は、封印個所全開けることのできる温度において箱に開い た跡がはっきりと示される程、高くなければならない。

有利には、塗布俊速やかに硬化する浴融接着剤材料が使用される。実用的な実施 例においては、折畳箱の後続の処理過程に不都合な影響を与えないだめ、硬化は 例えば約３秒間で行なわれる必要がある。

本発明の別のＭ要な特徴およびこれによって達成可能な利点は、図面に示す１実 施例の以下の説明から明らかである。第１図は本発明による折畳箱の裁断図、第 ２図は本発明による折畳箱の製法を実施するだめの装置を示す略示斜視図、第６ 図は第２図のｍ−ｍ線に沿った横断面図であり、第４図は第３図の折畳箱の角隅 部を示しており、該角隅部において封印個所がきわめて拡大して図示されてト・ る。

第１図には本発明による折畳箱２の裁断図が示されている。薬品包装産業で通常 の表示法では、箱の６つの側面はそれぞれ、前面４、背面６、左側面８、右側面 １０、下面１２、上面１４と称されている。さらに第１図からは、接着舌片１６ および４枚の防塵舌片１８が明らかである。箱は公知の形式で、接着舌片１６を 右側面１０の裏面に接着することによって成形される。

箱を閉鎖するため、蓋舌片としても示されている下面１２および上面１４は、そ れぞれ１つの差し込み舌片２０を有している。側面４，６および防塵舌片１８を 有する側面８，１０は箱本体１９を形成しており、差し込み舌片２０を有する側 面１２．１４は全体として側口部分として示されている。これまで述べた限りで は、箱は完全に従来の形式で構成されている。

本発明によれば箱は、製造元封印を形成するだめの少なくとも１つの切欠きを有 している。図面においては、前面４におよび背面６にそれぞれ切欠き２２および ２４が設けられている。これらの切欠きは細長い形状を有していて、かつ前面４ の縁部２６もしくは背面６の縁部２８に対して平行に延びている。縁部２６およ び２８は、箱を閉じる際に差し込み舌片２０がこの下に差し込まれる折畳箱の縁 部である。

本発明の有利な実施形状によれば、切欠き２２および２４の縁部は、図面から・ 明らかなように波形にされている。、実用的なものと示された実施例において、 切欠きは波形に最小１朋（値ａ）および最大２ｍｍ（値ｂ）だけ縁部２６もしく は２８から引き込められている。

形式で折畳箱を開くだめに役立つ。

第１図において破線で示された切欠きが折畳箱の別の２個所に示されており、該 切欠きは二者択一的に本発明による製造元封印の別の可能性を示すものである。

すなわち、例えば図面において符号３０で示されているように、１つの封印部分 １４の縁部に設けられた切欠きであり、または例えば符号３２で示された１つの 封印部分１２０面に設けられた切欠きである。このような切欠きはあまり有利で はないが、折畳箱２の裁断片における切欠き２２および２４の代りに、本発明に よる製造元封印用に設けることができる。すべての切欠きに共通に、切欠きは、 折畳箱が閉じられた場合に切欠きの後方に他の箱面が位置するような折畳箱の個 所に設けらねている。この場合前記個所は、切欠きおよび該切欠きの後方に位置 する箱面が互いに本発明により封印される場合、もはや封印全破らずに折畳箱を 開くことはできないように選択されている。切欠き３０および３２の後方ては箱 を閉じた際にそねぞれ防塵舌片１８が位置する。切欠き２２もしくは２４の後方 には差し込み舌片２０が位置する。

封印個所の堅牢度全改良するため有利な実施例によれば、切欠きの後方に位置す る面、つまり特に差し込み舌片２０内に裂は目２１が設けられている。

第２図は折畳箱を閉じた後の封印工程を示している。

２本の滑動レール３４が設げられており、該滑動レール上を箱２．　２’、２“ が図示されていない機構を用いて左側から右側へ搬送される。この除霜は保持体 ３６によって連行され、かつ平行に滑動レールに沿って移動せしめられる。第３ 図には折畳箱２，２′および２″が位置する処理個所が示されている。符号２で 示す折畳箱はすでに充填されかつ閉じられている。この箱は、発信器３７および 受信器３８を用いたライトバリヤにおける符号Ｓで示されたビームを通過走行す る。これによって、溶融接着剤を射出する直前の折畳箱の位置をきわめて正確に 規定することができる。

符号２′で示された折畳箱は処理位置に在り、この位置で溶融接着剤が溶融接着 剤射出ノズル４ｏおよび４２から切欠き２２および２４上に射出される。この場 合射出工程は、ライトバリヤ３７，３Ｂを用いた位置規定を出発点として、搬送 工程の方向で見て切欠きの最初の端部２７が射出ノズルの手前に位置した時に開 始され、かつ切欠き２２の他方の端部２９が射出ノズルの手前に位置する時に終 了されるように、制御されている。このことは射出ノズル４２および切欠き２４ に関しても同様である。

折畳箱２“は、溶融接着剤が硬化する位置で示されてい、。。０工程ケ助ユす、 だゎ、略、６棄れだ送風装置４８全設けることができ、この送風装置によって折 畳箱の相応した個所が冷却される。

第３図から明らかなように、前記有利な形式において差し込み舌片２０に対向す る縁部２６および２８に切欠き２２および２４を有する箱に溶融接着剤材料を射 出するだめの射出ノズルは、切欠き２２および２４を有する面４もしくは６に対 して角度αで傾斜している。この角度は有利には約５°〜６０°であって、特に 有利には２５°〜４０°であるが、実際は・特に６０°の角度調整が選ばれてい る。

図面には既述のように、本発明の特に有利な実施例が示されており、この場合切 欠きは規定された個所、つまり差し込み舌片２０に対向する縁部２６，２８に設 けられており、溶融接着剤材料の射出はきわめて簡単な形式で定置の射出ノズル ４０．４２から規定された角度で行なわれる。このような手段の組み合せによっ て、特に簡単な形式で特に確実な制印が達成される。

この方法は、全く通常の包装機械において折畳箱搬送路の適当な個所に溶融接着 剤射出ノズルを定置に取り付けるだけでよいのできわめて簡単であり、この場合 折畳箱２の閉じようとする各封印部分１２．１４用に溶融接着剤射出ノズル４０ ．４２が設けられている。

第４図には封印個所が詳細に図示されている。図面は特に溶融接着剤層５０の厚 さに関して誇張されている。重要なのは接着剤の粘性およびその他の特性、特に 拡散特性、およびコーティング工程時の射出ノズル４０．４２の調整が互いに調 和されて、図面に示すように旧印個所が単に切欠きの下方に位置する面（範囲５ １）を少なくとも縁部近くで覆うのではなくて、切欠きの縁部（個所５２）をも 浸しかつこの個所において硬化する点にある。この場合、工程条件は次のように して簡単に制御される。つまり、溶融接着剤が切欠きの縁部を著しく越えるので はなく、切欠きの場合によっては波形の輪郭に追従することによって制御される 。このことは形状上も特に有利である。図面からさらに判るように、溶融接着剤 は切欠きの縁部の下方（個所５３）、つまり差し込み舌片２０と面４との間にも 侵入し、これにより特に堅固な結合部が得られる。

しかしながら、前記の侵入が適当な手段によって回避されている場合にも、たと えわずかでも固定的な申し分のない製造元封印が得られる。

塗布された溶融接着剤材料の層厚さも、良好な封印個所に関して特に重要である 。実際には約１龍の層厚さが選ばれている。しかしながら、使用された溶融接着 剤材料に応じて約０．２朋〜２　ｍｘの別の層厚さを用いることもできる。

本発明をさらに説明するため以下の実施例が役立つ二通常のラッカーコーティン グを有する５　０Ｘ３２Ｘ８２ｍｍのサイズの折畳箱は、ドイツ連邦共和国リュ ーネブルク、フラー社「Ｆａ、Ｆｕｌｌｅｒ、Ｌｉｊｎｅｂｅｒｇ、ＢＲＤＪの 溶融接着剤ルナタツクｐ５４１３青ｒ　Ｌｕｎａｔａｃｋ　Ｐ５４１３ｂｌａｕ Ｊ（主成分：炭化水素樹脂、ＥＶＡ、’７ツクス）で封印される。塗布するため にはドイツ連邦共和国エルクラード、ノルドノン社「Ｆａ、Ｎｏｒｄｓｏｎ。

Ｅｒｋｒａｔｈ、　ＢＲＤ　Ｊの溶融接着剤−塗布装置モデル２２０２「Ｍｏｄ ｅｌｌ　２２０２　Ｊが用いられている。図示の実施例の切欠き２２および２４ と同様に成形および構成された箱内の切欠きは、ａ＝１ｍｍ、ｂ＝２ｍｒｘ、約 １５ｍｍの長さＬ（第１図）という寸法を有している。側口は最大毎分２８６折 畳箱の出力で行なわれる。接着剤は溶融接着剤−塗布装置内で１７０°Ｃに加熱 され、この際接着剤は約７００　ｍｐａｓｅｃ　（ミＩＪパスカル秒）の粘性を 得る。接着剤の塗布は０．２６ｍｍの直径のノズルから約３０バールの圧力で１ ｃｒ／Ｌの距離から行なわれる。

この場合に形成される封印層は約１朋の厚さであった。

一般的に、特に５００〜ｉ　５　Ｑ　Ｑ　ｍｐａｓｅｃの接着剤粘性、直径０． ２〜０．３５開のノズル、約２０〜６０バールの塗布圧が適している。塗布され る接着剤量は１ｍ９　／　ｍｍ３の大きさであるようにする。このことは、１朋 の層厚さの１１　／　ｃｍ３の接着剤密度の場合に相応している。比較的高い層 厚さは封印に関しては問題にはならないが、しかし包装の外観を損うのであまり 適していない。

国際調査報告

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．特に薬品を包装するための製造元封印付き折畳箱（２）であつて、箱本体（ １９）を閉鎖するための少なくとも１つの封印部分を備えた箱本体（１９）を有 しており、この場合、封印部分（１２，１４，２０）と箱本体との間に、箱の権 限のない開封を防止するための封印個所が設けられている形式のものにおいて、 箱本体（１９）にもしくは封印部分（１２，１４，２０）に切欠き（２２，２４ ，３０，３２）が設けられており、該切欠きの後方に折畳箱を閉じた際封印部分 の面（２０）もしくは箱本体の面（１８）が位置するような個所に、前記切欠き が位置しており、かつ封印部分（１２，１４，２０）と箱本体（１９）とを結合 して封印部を形成する、硬化した溶融接着剤材料から成る層（５０）が設けられ ていることを特徴とする、製造元封印付き折畳箱。
2. ２．溶融接着剤材料の軟化温度が、封印個所を開けることのできる温度に加熱す ると箱に認識可能な跡が残る程、高いことを特徴とする、請求の範囲第１項記載 の折畳箱。
3. ３．溶融接着剤材料（５０）が８０℃よりも大きい、有利には１００℃よりも大 きい軟化点を有していることを特徴とする、請求の範囲第１項または第２項記載 の折畳箱。
4. ４．前記切欠き（２２，２４，３０，３２）が少なくとも部分的に波形または鋸 歯状の縁部を有していることを特徴とする、請求の範囲第１項から第３項までの いずれか１項記載の折畳箱。
5. ５．前記切欠きの下方に位置する封印部分の面（２０）もしくは箱本体の面（１ ８）が裂け目（２１）を有していることを特徴とする、請求の範囲第１項から第 ４項までのいずれか１項記載の折畳箱。
6. ６．前記切欠き（２２，２４，３０）が細長い形状を有していて、かつ箱本体（ １９）の縁部（２６，２８）にまたは封印部分（１４）の縁部に、該縁部の長手 方向が切欠きとほぼ平行に延在するように設けられている、請求の範囲第１項記 載の折畳箱。
7. ７．前記切欠き（２２，２４）が封印部分（１２，１４）の差し込み舌片（２０ ）に対向する縁部に設けられていて、かつ該縁部（２６，２８）に対して０．５ −５ｍｍ、有利には１−３ｍｍだけ引き込められていることを特徴とする、請求 の範囲第６項記載の折畳箱。
8. ８．箱を開くため切欠き（２２，２４）を囲繞する裂開ミシン目（２３，２５） が設けられていることを特徴とする、請求の範囲第１項から第７項までのいずれ か１項記載の折畳箱。
9. ９．溶融接着剤材料が少なくとも０．５ｍｍの材料厚さｄで塗布されていること を特徴とする、請求の範囲第１項から第８項までのいずれか１項記載の折畳箱。
10. １０．硬化後に切欠きの縁部と切欠きの後方に在る面との間に結合部が形成され るように、溶融接着剤材料を加熱流動状態で射出ノズルを用いて切欠き（２２， ２４，３０，３２）および該切欠きの後方に在る面（２０，１８）に射出するこ とを特徴とする、請求の範囲第１項から第９項までのいずれか１項記載の折畳箱 を製造する方法。
11. １１．切欠きの範囲を射出後に空気で冷却することを特徴とする、請求の範囲第 １０項記載の方法。
12. １２．切欠き（２２，２４）に溶融接着剤を塗布する射出装置に対して相対的に 箱（２）を運動せしめて、該装置の射出ノズル（４０，４２）を、箱（２）と射 出装置との間の相対運動距離の一部において切欠きに沿つて移動せしめ、溶融接 着剤材料を射出ノズルから、切欠き（２２，２４）を有する面（４，６）の平面 に対して５−６０°有利には２５−４０°の角度αで射出し、さらに、接着剤材 料の射出を、切欠きの一端部（２７）が射出装置の射出ノズルに対向すると開始 し、かつ切欠きの他端部（２９）が射出ノズルに対向すると終了するように制御 することを特徴とする、請求の範囲第２項から第７項までのいずれか１項記載の 折畳箱を製造するための請求の範囲第１０項または第１１項記載の方法。