JPS6149782B2 - - Google Patents

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JPS6149782B2
JPS6149782B2 JP15588177A JP15588177A JPS6149782B2 JP S6149782 B2 JPS6149782 B2 JP S6149782B2 JP 15588177 A JP15588177 A JP 15588177A JP 15588177 A JP15588177 A JP 15588177A JP S6149782 B2 JPS6149782 B2 JP S6149782B2
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JP
Japan
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lens
grid
electron
electron lens
aperture
Prior art date
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JP15588177A
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English (en)
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JPS5488062A (en
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Tsunenari Saito
Masahiro Kikuchi
Akio Oogoshi
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS5488062A publication Critical patent/JPS5488062A/ja
Publication of JPS6149782B2 publication Critical patent/JPS6149782B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、単色又はカラーテレビジヨン受像管
のような陰極線管に適用する単ビーム型電子銃に
係わる。
従来の例えば赤、緑及び青に対応して、夫々単
ビーム型電子銃が設けられて成る電子銃型のカラ
ー陰極線管に用いられる電子銃は、その主電子レ
ンズとして、バイポテンシヤル型レンズ、ユニポ
テンシヤル型レンズ、トライポテンシヤル型レン
ズ、或いはユニポテンシヤル型レンズを2つ組合
せたペリオデイツク型レンズが用いられる。
第1図は、バイポテンシヤル型主電子レンズ系
による単ビーム型電子銃の電極構成を示すもの
で、この場合、軸心0上にカソードK、第1グリ
ツドG1,第2グリツドG2,第3グリツドG3及び
第4グリツドG4が順次配列され、第4グリツド
G4に高電圧の陽極電圧VAが与えられ、第3グリ
ツドG3にフオーカス電圧VFが与えられて両電極
G3及びG4によつてバイポテンシヤル型の主電子
レンズが構成される。
第2図は、ユニポテンシヤル型主電子レンズ系
による単ビーム型電子銃の電極構成を示すもの
で、この場合、軸心0上にカソードK、第1グリ
ツドG1,第2グリツドG2,第3グリツドG3,第
4グリツドG4及び第5グリツドG5が順次配列さ
れ、第3グリツドG3及び第5グリツドG5に高電
圧VAが与えられ、第4グリツドG4にフオーカス
電圧VFが与えられて第3グリツドG3〜第5グリ
ツドG5によつてユニポテンシヤル型の主電子レ
ンズが構成される。
また、第3図は、トライポテンシヤル型主電子
レンズ系による単ビーム型電子銃の電極構成を示
すもので、この場合、軸心0上にカソードK,第
1グリツドG1〜第6グリツドG6が順次配列さ
れ、第6グリツドG6に高電圧VAが与えられ、第
4グリツドG4にフオーカス電圧VFが与えられ、
第3グリツドG3及び第5グリツドG5に中間電圧
Mが与えられ、第3グリツドG3〜第5グリツド
G5に第1のユニポテンシヤル型電子レンズが、
また第5グリツドG5及び第6グリツドG6によつ
て第2のバイポテンシヤル型の電子レンズが形成
され、両者の合成による主電子レンズが構成され
る。
第4図は、ベリオデイツク型主電子レンズ系を
有する単ビーム型電子銃の電極構成を示し、この
場合、軸心0上にカソードK,第1グリツドG1
〜第8グリツドG8が配列され、第3,第5及び
第7グリツドG3,G5及びG7に陽極電圧VAが与え
られ、第4及び第6グリツドG4及びG6にフオー
カス電圧VFが与えられ、第3グリツドG3〜第5
グリツドG5に第1のユニポテンシヤル型の電子
レンズが、また第5グリツドG5〜第7グリツド
G7に第2のユニポテンシヤル型の電子レンズが
形成され両者の合成による主電子レンズが構成さ
れる。
尚、第1図ないし第4図に示す電子銃におい
て、第2グリツドG2及び第3グリツドG3によつ
てプリフオーカス電子レンズが構成されている。
ところが、上述した従来の各種電子レンズ系に
おいては、収差が大きく、殊にビーム電流が大き
くなると、球面収差が大きくなりビームスポツト
がブルーミングしてしまう。このブルーミング現
象は、陰極線管の再生画像を著しく悪化させる。
本発明は、上述した単ビーム型電子銃におい
て、その収差を少なくするものである。
即ち、本発明においては、前述したプリフオー
カス電子レンズ系と、主電子レンズ系とを有する
単ビーム型電子銃において、特にその主電子レン
ズ系を、互に分離された前後の電子レンズ作用領
域と、後段の電子レンズ作用領域とより構成し、
前段の電子レンズ作用領域による電子レンズの口
径を、後段のそれより小に選定する。
先ず、本発明の理解を容易にするために、第5
図を参照して、更にユニポテンシヤル型の電子レ
ンズについて考祭するに、従来の単ビーム型電子
銃のユニポテンシヤル型電子レンズは、第5図に
示すように、高圧VAが与えられる高圧側電極G3
及びG5の直径と、フオーカス電極G4の直径と
が、ほぼ同径に選ばれるか、或いは、第6図に示
すように高圧電極G3及びG5がフオーカス電極G4
と対向する側において小径となされて電子ビーム
の通路に対しての外部からの電界の乱れをシール
ドするようになすが、いずれの場合においても、
フオーカス電極G4の直径をD,長さをlとする
とき、l/Dの値は0.5〜2.0の範囲に選ばれてい
る。第5図に示したような各電極G3〜G5が同径
に選ばれたユニポテンシヤル型電子レンズにおい
てl/Dの値を変化させた場合の球面収差特性を
計算から求めると、第7図に示すようになる。こ
の図において横軸は、焦点距離fと、レンズ口径
Dの比を、縦軸は、球面収差係数CSをとつたも
のである。これより明らかなようにl/D≡γと
し、f/D=ζとすると、同一のζ値で、γが大
きいほど球面収差係数CSは小となる。実際上レ
ンズ口径Dは、陰極線管管体のネツク径によつて
制限されるので結局、一定の焦点距離fにおい
て、電極G4の長さlが長いほど球面収差が小さ
いことになる。しかしながら、一方、γ=2.0以
上では収差の減少は飽和してくるので、より小さ
い収差となすには、同一γにおいて、焦点距離f
を小さくすることが望まれる。ところが、一般に
電極G4の長さl,即ちγを大とすると、焦点距
離fを小さくすることができない。これについ
て、第8図を参照して説明する。今、ユニポテン
シヤル型の電子レンズにおいて、これを第3グリ
ツドG3及び第4グリツドG4間に形成されるレン
ズ(Lens1)と、第4グリツドG4及び第5グリツ
ドG5間に形成されるレンズ(Lens2)とに分離し
て考察する。そして、各レンズ1及び2の各物焦
点距離をf1及びf2とし、像焦点距離をf1′及びf2′と
し、物焦点をF1及びF2,像焦点をF1′及びF2′とす
る。そしてレンズ1像焦点からレンズの物焦点ま
での間隔F1′→F212≡Cとすると両レンズの
合成焦点距離f′は、 f′=f′・f′/−C ……(1) で与えられる。
一般に電子レンズ系では、C<0であるから、
f′>0となる。そして、前述したように球面収差
を小さくするために電極G4の長さl,したがつ
てレンズ1及び2間の距離Lを大とすると、|C
|は小となる。したがつて(1)式から合成焦点距離
f′は大となつてしまう。このように焦点距離fは
大となるので、第7図について説明したようにl
を十分大に且つfを十分小として、収差を十分小
さくするということができない。また、fが大と
なることによつて結像状態が変ることになる。し
たがつてlを大にした場合においてfを一定に即
ちこれを小に保持するには、(1)式より明らかなよ
うに、レンズ1及び2の像焦点距離f1′及び(又
は)f2′を小さくすることが要求される。しかし
ながら、後段のレンズL2と陰極線管の螢光面ま
での距離Qは、陰極線管のフアンネル部の基部に
配置される水平、垂直偏向手段との関係から、そ
の焦点距離f2′を小さくすることはできない。そ
こで、前段のレンズ1の焦点距離f1′を小さくす
ることが望まれることになる。
そして、この焦点距離f1′を小さくする方法と
しては、第3グリツドG3に印加する陽極電圧VA
と、第4グリツドG4に印加するフオーカス電圧
Fとの比、VA/VFを大とする方法があるが、
この場合、第3グリツドG3に第5グリツドG5
は独立の高圧を印加することは、別の高圧配線を
必要とし、高圧の絶縁、シールドの問題から、実
用上可成りの煩雑さを招来する。
本発明においては、このような欠点を招来する
ことなく、前段のレンズ系の焦点距離f1′を小と
する方法をとる。
第9図を参照して本発明の一例を説明するに、
図示の例では、カソードK,第1グリツドG1
第5グリツドG5より成る電極構成を有する単ビ
ーム型電子銃に適用した場合である。この場合に
おいても、第3グリツドG3と第5グリツドG5
は、高圧の例えば陽極電圧VAが印加され、第4
グリツドG4にはこれより十分低い電圧のフオー
カス電圧VFが与えられる。
本発明においても、第3グリツドG3と第4グ
リツドG4とによつて減速型の前段の電子レンズ
(Lens1)が構成され、第4グリツドG4と第5グ
リツドG5とによつて加速型の後段の電子レンズ
(Lens2)が構成されるが、特に本発明において
は、前段の電子レンズ1と、後段の電子レンズ2
とを、各電子レンズ作用領域が分離されるように
電極G4の長さlを設定し、更に、前段の電子レ
ンズ1のレンズ口径を、後段の電子レンズ2のレ
ンズ口径より小に選定する。即ち第3グリツド
G3及び第4グリツドG4の各対向端部の直径D1
を、第4グリツドG4及び第5グリツドG5の各対
向端部の直径D2より小に、即ちD1とD2の比D1
D2をkとするとき、k<1とする。また、上述
したように前段及び後段レンズの電子レンズ作用
領域を互に分解するには、第4グリツドG4内へ
の第3グリツドG3及び第5グリツドG5による電
界の侵入が、グリツドG4の、第3及び第5グリ
ツドG3及びG5との対向部の開口径D1及びD2とほ
ぼ等しいことから、小径部の長さl1と大径部の長
さl2が夫々l1>D1,l2>D2の関係に、したがつ
て、第4グリツドG4の長さlが、l>D1+D2
関係になるように選ぶ。
今、第10図に、前段及び後段のレンズ系を等
径とした場合(即ちk=1)を実線図示の光学系
として示し、この時に、このレンズ系によつて陰
極線管の螢光面S上に結像が生ずるようにしたと
する。図においてP0は物点、即ちクロスオーバー
ポイントにおけるカソード像で、P1は前段のレン
ズLens1による虚像、即ち後段レンズLensの物点
を示し、P2は螢光面S上に結像されたLens2の像
を示す。この状態で本発明において前段レンズ
Lens1の口径D1を小さくしてその焦点距離f1′を小
さくしたときに、結像関係に変化が生じないよう
に、即ち、螢光面S上に結像がなされるようにす
るには、前段のレンズLens1,及び物点P0の位置
を夫々破線図示のように所要の距離だけ、移動さ
せる。Lens1の径を小さくする事を光学的に考え
るとLens1,2の像倍率は一定としているので
Lens1の結像関係を像倍率を一定として縮小した
ことになる。つまり、Lens1によつて生ずる球面
収差量よりも縮小率だけ小さくなることが期待で
きる。具体的には、前段レンズlens1の口径D1
小さくすると共に両レンズLens1及び2間の距離
Lを大とし、カソードKの位置をずらす。今、レ
ンズ系全体の倍率MをM=12に選定し、レンズ
Lens2から像点P2までの距離QをQ=50×D2とし
た場合において、後段のレンズLens2から物点P0
までの距離をOとすると、この距離Oと、距離L
のVF/VAを一定としたときの両レンズの口径比
kに対する関係は、第11図中実線及び破線で示
す関係となる。この場合、後段のレンズLens2の
口径D2は6mmとした場合であるが、第11図に
おいて縦軸はこの口径D2を単位として、即ちD2
=1として表示したものである。
第12図は、レンズ系全体の倍率MをM=−8
とし、Q=50×D2とした場合の、VF/VAに対
する球面収差係数CSの関係の計算結果を示すも
ので、同図中、曲線10〜13は夫々両レンズの
口径比kをk=1.0,0.8,0.6,0.4に選定した場
合の各計算結果を示す。尚、各曲線10〜13
に、カツコ内に示す数値は、距離Lの値(D2
単位とする)を示す。第12図において縦軸は、
係数CSとD2の比で表わしたものである。
第13図は、第12図と同様の球面収差係数の
曲線であるが、この場合は、M=−10,Q=50×
D2とした場合で、曲線20〜24は、k=1.0,
0.8,0.6,0.4,0.3とした場合である。
第12図及び第13図より明らかなように、前
段及び後段のレンズ系の口径比kが小さくなるほ
ど即ち前段のレンズ系の口径D1が後段のレンズ
系の口径D2に比し、小となるほど収差が改善さ
れることが判る。
上述したように本発明構成によれば、十分収差
の小さい電子銃を構成することができる。
尚、第9図に示した例はカソードKと第1〜第
5グリツドより成る電子銃に本発明を適用した場
合であるが、他の各種電子銃、例えば第3図及び
第4図の構成を有するものに本発明を適用して同
様の効果を奏せしめ得ることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は夫々従来の電子銃の各例
の構成図、第5図、第6図及び第8図は夫々本発
明の説明に供する主電子レンズ部の電極構成図、
第7図は焦点距離とレンズ口径との比に対する球
面収差係数の関係を示す曲線図、第9図は本発明
による単ビーム電子銃の一例を示す構成図、第1
0図はその説明図、第11図は前段及び後段のレ
ンズのその口径比と両者間距離L及び後段レンズ
と物点距離Oとの関係を示す図、第12図及び第
13図は夫々球面収差を示す曲線図である。 Kはカソード、G1〜D8は第1〜第8グリツド
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブリフオーカス電子レンズ系と、主電子レン
    ズ系とを有する単ビーム型電子銃において、上記
    主電子レンズ系が分離された前段の電子レンズ作
    用領域と、後段の電子レンズ作用領域とにより構
    成され、前段の電子レンズ作用領域による電子レ
    ンズ系の電子レンズ口径を上記後段の電子レンズ
    作用領域の電子レンズ口径より小にしたことを特
    徴とする単ビーム型電子銃。
JP15588177A 1977-12-24 1977-12-24 Single-beam type electron gun Granted JPS5488062A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15588177A JPS5488062A (en) 1977-12-24 1977-12-24 Single-beam type electron gun

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JP15588177A JPS5488062A (en) 1977-12-24 1977-12-24 Single-beam type electron gun

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Publication Number Publication Date
JPS5488062A JPS5488062A (en) 1979-07-12
JPS6149782B2 true JPS6149782B2 (ja) 1986-10-31

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JP15588177A Granted JPS5488062A (en) 1977-12-24 1977-12-24 Single-beam type electron gun

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