JPS6149701A - 表面欠陥が少なく耐食性のすぐれたステンレス薄鋼板の冷間圧延方法 - Google Patents
表面欠陥が少なく耐食性のすぐれたステンレス薄鋼板の冷間圧延方法Info
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Classifications
-
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
-
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- B21B—ROLLING OF METAL
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- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/147—Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
-
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2267/00—Roll parameters
- B21B2267/10—Roughness of roll surface
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は表面性状のすぐれたステンレス薄鋼板の冷間圧
延方法に関するものである。
延方法に関するものである。
(従来の技術)
ステンレス鋼は耐食性がすぐれ、表面のメンテナンスが
不要なことで多くの分野で使用されている。その際表面
性状としては光沢や美麗さはもちろん、ミクロ的な欠陥
がないことが望まれる。このようなミクロ欠陥の解決に
ついては熱延コイル、メカニカルデスケーリングと酸洗
方法、コイル研削法及びゼンジミア圧延の条件等により
各種の改良がなされて来ている。
不要なことで多くの分野で使用されている。その際表面
性状としては光沢や美麗さはもちろん、ミクロ的な欠陥
がないことが望まれる。このようなミクロ欠陥の解決に
ついては熱延コイル、メカニカルデスケーリングと酸洗
方法、コイル研削法及びゼンジミア圧延の条件等により
各種の改良がなされて来ている。
ステンレス冷延鋼板表面のミクロ的な欠陥はすでに沢谷
等:(M鉄研究、第292号、1977.100頁)に
よシ、くわしく調査され、ミクロ的な欠陥の原因として
、(1)ピット状微小欠陥、(2)白筋模様、(3)ヒ
ートストリークを採υ上げ、これらはゼンジミア圧延に
おける圧延条件、特に゛油膜厚さ当量“の考え方でよく
整理出来、これら課題解決の操業技術を主に油膜厚さコ
ントロールについて示している。又光輝焼鈍仕上材でゴ
ールドダストと呼ばれる特有の欠陥については、冷延前
素材の表面を研削する方法が有効であるが省工程の要請
で省略が検討されて来た。特公昭49−16698号公
報、特公昭54−72728号公報、鉄と鋼(vol、
69 、A 13 、昭和58年9月、141頁)に述
べられている導り、冷間圧延前素材にi在する凹凸が冷
間圧延中にたおれ込むために生じ、その対策として、冷
間圧延前素材の粗度 R1n1Xt−30μmあるいは
25μm以下にする。あるいはショットピーニングで規
スケールした場合には表面を5〜40μm溶解除去する
方法等が知られている。特に後者のゴールドダストの原
因と考えられる冷間圧延時のたおれ込みや、かぶさシに
つ□いては、光輝焼鈍材ではゴールドダストとして現わ
れ1.又通常の焼鈍酸洗材では、かぶさ)部は発銹起点
になるのでステンレス鋼の表面にとっては極めて重要な
課題である。この課題に対しては従来冷間圧延前素材の
平滑化を指向し、粗度を規定し、あるいは重溶剤をする
方向で検討されて来たにすぎない。
等:(M鉄研究、第292号、1977.100頁)に
よシ、くわしく調査され、ミクロ的な欠陥の原因として
、(1)ピット状微小欠陥、(2)白筋模様、(3)ヒ
ートストリークを採υ上げ、これらはゼンジミア圧延に
おける圧延条件、特に゛油膜厚さ当量“の考え方でよく
整理出来、これら課題解決の操業技術を主に油膜厚さコ
ントロールについて示している。又光輝焼鈍仕上材でゴ
ールドダストと呼ばれる特有の欠陥については、冷延前
素材の表面を研削する方法が有効であるが省工程の要請
で省略が検討されて来た。特公昭49−16698号公
報、特公昭54−72728号公報、鉄と鋼(vol、
69 、A 13 、昭和58年9月、141頁)に述
べられている導り、冷間圧延前素材にi在する凹凸が冷
間圧延中にたおれ込むために生じ、その対策として、冷
間圧延前素材の粗度 R1n1Xt−30μmあるいは
25μm以下にする。あるいはショットピーニングで規
スケールした場合には表面を5〜40μm溶解除去する
方法等が知られている。特に後者のゴールドダストの原
因と考えられる冷間圧延時のたおれ込みや、かぶさシに
つ□いては、光輝焼鈍材ではゴールドダストとして現わ
れ1.又通常の焼鈍酸洗材では、かぶさ)部は発銹起点
になるのでステンレス鋼の表面にとっては極めて重要な
課題である。この課題に対しては従来冷間圧延前素材の
平滑化を指向し、粗度を規定し、あるいは重溶剤をする
方向で検討されて来たにすぎない。
こうして表面研削工程を省略す−と、冷間圧延前素材に
存在する表面の凹凸が冷間圧延途中に微小な倒れ込みと
なり、かぶさり状となって製品表面まで残存し、ゴール
ドダストと呼ばれる傷や、研磨性の低下、更にはミクロ
のかぶさ9部から発銹しやすくなる等の問題が生じ必ず
しも技術的な解決に至っていないのが現状である。
存在する表面の凹凸が冷間圧延途中に微小な倒れ込みと
なり、かぶさり状となって製品表面まで残存し、ゴール
ドダストと呼ばれる傷や、研磨性の低下、更にはミクロ
のかぶさ9部から発銹しやすくなる等の問題が生じ必ず
しも技術的な解決に至っていないのが現状である。
(発明が解決すべき問題点)。
本発明は冷間圧延時に凹凸部分が倒れ込んだりかぶさり
たシして前記、の如き表面欠陥を生じる問題点を解決し
ようとするものである。
たシして前記、の如き表面欠陥を生じる問題点を解決し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明はステンレス鋼の冷間圧延において表面粗さが中
心線平均粗さ(Ra,) 0.5μm以、下で、150
団φ以上の大径ロールで全圧下量の5部%以上を冷間圧
延し、次いで表面粗さが中心線平均粗さ(RajL)
0.2部m以下で100間φ以下の小径ロールで全圧下
駄の10係以上を境界潤滑条件で冷間圧延することを特
徴とするステンレス薄鋼板の製造法を要旨とする。
心線平均粗さ(Ra,) 0.5μm以、下で、150
団φ以上の大径ロールで全圧下量の5部%以上を冷間圧
延し、次いで表面粗さが中心線平均粗さ(RajL)
0.2部m以下で100間φ以下の小径ロールで全圧下
駄の10係以上を境界潤滑条件で冷間圧延することを特
徴とするステンレス薄鋼板の製造法を要旨とする。
以下本発明の詳細な説明する。
小径ロール(50,arLφ)による冷間圧延と大径口
τル(500,φ)による冷間圧延における表面疵の挙
動を詳細に検討した結果、小径ロール冷間圧延において
は鋼板表面部の変形が鋼板中心部の変形に比較して大き
くなることが判明し、圧延の進行と共に素材表面に存在
した凸部は倒れこみ、凹部はかぶさシを生ずることが判
りた。これに対して、大径ロールにて冷間圧延した場合
には、鋼板との接触面積が大きく、表面疵に対して圧着
作用が大きく作用し、圧延の進行と共に疵が浅くなシ、
小径のような倒れこみゃ、かぶさシは生じないことが判
明した。以上の傾向は更にロール径を、変えた場合に明
瞭となシ、150闘φ以上の大径である程かぶさ9にく
いことが確認され、この作用は圧下量が多い程有効で疵
深さが浅くなることが判った。この作用に対して特に大
径ロールの表面粗さは細かい程有効で、中心線平均粗さ
(Raa)0.5μm以下が好ましい。大径でなおかつ
表面粗さが細かいロー ルで冷間圧延すれば、素材に存
在した凹凸の倒れ込みや、かぶさυをお゛こさず、圧着
作用が大きくなることが判明した。大径ロールでもRが
0.5μmをこえるとかぶさシ傾向が現われる。
τル(500,φ)による冷間圧延における表面疵の挙
動を詳細に検討した結果、小径ロール冷間圧延において
は鋼板表面部の変形が鋼板中心部の変形に比較して大き
くなることが判明し、圧延の進行と共に素材表面に存在
した凸部は倒れこみ、凹部はかぶさシを生ずることが判
りた。これに対して、大径ロールにて冷間圧延した場合
には、鋼板との接触面積が大きく、表面疵に対して圧着
作用が大きく作用し、圧延の進行と共に疵が浅くなシ、
小径のような倒れこみゃ、かぶさシは生じないことが判
明した。以上の傾向は更にロール径を、変えた場合に明
瞭となシ、150闘φ以上の大径である程かぶさ9にく
いことが確認され、この作用は圧下量が多い程有効で疵
深さが浅くなることが判った。この作用に対して特に大
径ロールの表面粗さは細かい程有効で、中心線平均粗さ
(Raa)0.5μm以下が好ましい。大径でなおかつ
表面粗さが細かいロー ルで冷間圧延すれば、素材に存
在した凹凸の倒れ込みや、かぶさυをお゛こさず、圧着
作用が大きくなることが判明した。大径ロールでもRが
0.5μmをこえるとかぶさシ傾向が現われる。
以上のように、素材凹凸のかぶシ防止という点での大径
ロール効果を始めて明らかにしたが、一方、本発明者ら
の研究によると、大径ロールでは、水封「塑性と加工、
?、 (1%6) 66、P2S5.Jによって導入さ
れたノ4ラメ−ターである“′油膜厚さ当量”td は従来の小径ロール冷間圧延よりも、Uo 、UIが大
きくなシ、又かみ込み角度αが小さくなって、結果とし
て大径ロールではtdが大きくなシ、ビット状の微小欠
陥防止には不利となることを明らかにした。
ロール効果を始めて明らかにしたが、一方、本発明者ら
の研究によると、大径ロールでは、水封「塑性と加工、
?、 (1%6) 66、P2S5.Jによって導入さ
れたノ4ラメ−ターである“′油膜厚さ当量”td は従来の小径ロール冷間圧延よりも、Uo 、UIが大
きくなシ、又かみ込み角度αが小さくなって、結果とし
て大径ロールではtdが大きくなシ、ビット状の微小欠
陥防止には不利となることを明らかにした。
したがって、大径ロール冷間圧延で表面の凹凸を圧縮し
て浅くした後に、小径ロール冷間圧延でtdヲ小さくし
て、境界潤滑条件の冷間圧延を組合奢ることが有効な対
策となる。このような目的には100属φ以下の小径ロ
ールの冷間圧延で、特に上記の゛釉膜厚さ当t’tdを
小さくして境界潤滑条件で冷間圧延することは有効であ
る。
て浅くした後に、小径ロール冷間圧延でtdヲ小さくし
て、境界潤滑条件の冷間圧延を組合奢ることが有効な対
策となる。このような目的には100属φ以下の小径ロ
ールの冷間圧延で、特に上記の゛釉膜厚さ当t’tdを
小さくして境界潤滑条件で冷間圧延することは有効であ
る。
こ?)して、ステンレス鋼表面のミクロ欠陥であるかぶ
さりを防止し、かつビット状微小欠陥を防止するにはロ
ール表面の平均粗さが中心線平均粗さ(RaJL) 0
.5μm以下で150朋φ以上の大径ロールにて、全圧
下量の50チ以上冷間圧延した後、次いでロール表面の
平均粗さが中心線平均粗さ(Raa) 0.2μm以下
で100順φ以下の小径ロールで境界潤滑条件で全圧下
量の10%以上の冷間圧延の組合せが有効であることを
確めた。
さりを防止し、かつビット状微小欠陥を防止するにはロ
ール表面の平均粗さが中心線平均粗さ(RaJL) 0
.5μm以下で150朋φ以上の大径ロールにて、全圧
下量の50チ以上冷間圧延した後、次いでロール表面の
平均粗さが中心線平均粗さ(Raa) 0.2μm以下
で100順φ以下の小径ロールで境界潤滑条件で全圧下
量の10%以上の冷間圧延の組合せが有効であることを
確めた。
ロール径が150順φ以下では素材凹凸のかぶさシ防止
作用が不十分であフ、ロール径は大きい程望ましい。大
径ロールによる圧下配分としては全圧下量の50チ以下
では素材表面凹凸の圧縮作用が不十分であシ、圧下配分
を大きくする方が凹凸の圧縮には有効であるが、油膜厚
さが大きくなり、ビット状微小欠陥が助長されるので圧
下配分の上限は全圧下量の90%とした。大径ロールの
表面粗さは細かい程有効でR095μm以下とした。
作用が不十分であフ、ロール径は大きい程望ましい。大
径ロールによる圧下配分としては全圧下量の50チ以下
では素材表面凹凸の圧縮作用が不十分であシ、圧下配分
を大きくする方が凹凸の圧縮には有効であるが、油膜厚
さが大きくなり、ビット状微小欠陥が助長されるので圧
下配分の上限は全圧下量の90%とした。大径ロールの
表面粗さは細かい程有効でR095μm以下とした。
0.5μmをこえるとかぶさシ傾向を生じる。
その後100団φ以下の小径ロールにて境界潤滑条件で
冷延するが、1100Wφ以上ではビット状微小欠陥を
消滅させ得す、より小径ロールが望ましい。又小径の圧
下配分はピット状微小欠陥防止に最低全圧下駄の10チ
は必要で圧下配分は大きい程有効であるが、全圧下量の
50チを超えると効果は飽和する。小径ロールの表面平
均粗さは0、2μm以下が望ましい。
冷延するが、1100Wφ以上ではビット状微小欠陥を
消滅させ得す、より小径ロールが望ましい。又小径の圧
下配分はピット状微小欠陥防止に最低全圧下駄の10チ
は必要で圧下配分は大きい程有効であるが、全圧下量の
50チを超えると効果は飽和する。小径ロールの表面平
均粗さは0、2μm以下が望ましい。
なお、表面のかぶさシ防止に対する効果は、冷間圧延前
の素材の表面粗さが小さい程よシ大きく、最大高さ(R
ama工)が25μm以下であるとその効果は顕著であ
る。
の素材の表面粗さが小さい程よシ大きく、最大高さ(R
ama工)が25μm以下であるとその効果は顕著であ
る。
(実施例)
通常のSUS 430の熱延板をショツトブラスト後H
2SO4中ならびにHNO3中でデスケーリングし、表
面粗さHmaXを15μmとし、コイル研削工程を省略
して)ロール表面の平均粗さが0.2μmで、450m
φの大径ロールよシ成るタンデム冷間圧延ミルで、板厚
3+maから1縄まで冷間圧延し、次いでロール表面の
平均粗さが0.1μmで50mmφの小径ロールよシ成
るゼンジミアミルで、板厚111IIIIから0.5
tanまで冷間圧延した。比較法として、同様にデスケ
ーリングしたSUS 430の熱延板の3mコイルから
0.5 mmまで50rrtnφの小径ロールのゼンジ
ミアミルで冷間圧延した。その後側コイルとも通常の焼
鈍、酸洗工程を経て、調質圧延を行ない製品とした。こ
れら製品の表面特性、耐食性試験結果を表1に示した。
2SO4中ならびにHNO3中でデスケーリングし、表
面粗さHmaXを15μmとし、コイル研削工程を省略
して)ロール表面の平均粗さが0.2μmで、450m
φの大径ロールよシ成るタンデム冷間圧延ミルで、板厚
3+maから1縄まで冷間圧延し、次いでロール表面の
平均粗さが0.1μmで50mmφの小径ロールよシ成
るゼンジミアミルで、板厚111IIIIから0.5
tanまで冷間圧延した。比較法として、同様にデスケ
ーリングしたSUS 430の熱延板の3mコイルから
0.5 mmまで50rrtnφの小径ロールのゼンジ
ミアミルで冷間圧延した。その後側コイルとも通常の焼
鈍、酸洗工程を経て、調質圧延を行ない製品とした。こ
れら製品の表面特性、耐食性試験結果を表1に示した。
この結果、表面研削工程を省略した製造法としては、大
径ロール圧延と小径ロール圧延を組合せた本発明法は従
来の小径ロールのみによる比較法に対比して、製品表面
にかぶさシを生ずることなく1、シたがって発銹もみら
れなかりた。之に対して比較法では製品にかぶさ)を生
じ、その部分が発銹起点となった。又本発明による製品
の光沢やピット状ミクロ欠陥は比較法によるものと変ら
ずすぐれた特性を示した。
径ロール圧延と小径ロール圧延を組合せた本発明法は従
来の小径ロールのみによる比較法に対比して、製品表面
にかぶさシを生ずることなく1、シたがって発銹もみら
れなかりた。之に対して比較法では製品にかぶさ)を生
じ、その部分が発銹起点となった。又本発明による製品
の光沢やピット状ミクロ欠陥は比較法によるものと変ら
ずすぐれた特性を示した。
(発明の効果)
本発明は従来、普通鋼に使用されている大径の冷間圧延
機と、従来、ステンレス鋼用に使用されて来たゼンジミ
ア冷間圧延機のロール径とロール表面粗度の組合せで表
面性状のすぐれたステンレス鋼が得られることを初めて
明らかセしたもので、本発明によれば冷間圧延前のコイ
ル表面平削工程を省略してもすぐれた特性が得られるこ
とはもちろん、従来美麗なステンレス鋼表面は小径は−
ルであるゼンジミア圧延機によってのみ得られると考え
られていたが、高能率の大径のタンデムミルによっても
可能となるものであるからステンレス鋼の冷間圧延工程
の革新ともいうべきもので、産業上稗益するところが極
めて大である。
機と、従来、ステンレス鋼用に使用されて来たゼンジミ
ア冷間圧延機のロール径とロール表面粗度の組合せで表
面性状のすぐれたステンレス鋼が得られることを初めて
明らかセしたもので、本発明によれば冷間圧延前のコイ
ル表面平削工程を省略してもすぐれた特性が得られるこ
とはもちろん、従来美麗なステンレス鋼表面は小径は−
ルであるゼンジミア圧延機によってのみ得られると考え
られていたが、高能率の大径のタンデムミルによっても
可能となるものであるからステンレス鋼の冷間圧延工程
の革新ともいうべきもので、産業上稗益するところが極
めて大である。
Claims (2)
- (1)ステンレス鋼の冷間圧延において表面粗さが中心
線平均粗さ(R_a)0.5μm以下で、150mmφ
以上の大径ロールで全圧下量の50%以上を冷間圧延し
、次いで表面粗さが中心線平均粗さ(R_a)0.2μ
m以下で100mmφ以下の小径ロールで全圧下量の1
0%以上を境界潤滑条件で冷間圧延することを特徴とす
るステンレス薄鋼板の冷間圧延方法。 - (2)冷間圧延前の素材の表面粗さが最大高さ(R_m
_a_x)25μm以下である特許請求の範囲第1項記
載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16921184A JPS6149701A (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 表面欠陥が少なく耐食性のすぐれたステンレス薄鋼板の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16921184A JPS6149701A (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 表面欠陥が少なく耐食性のすぐれたステンレス薄鋼板の冷間圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6149701A true JPS6149701A (ja) | 1986-03-11 |
JPS643562B2 JPS643562B2 (ja) | 1989-01-23 |
Family
ID=15882260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16921184A Granted JPS6149701A (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 表面欠陥が少なく耐食性のすぐれたステンレス薄鋼板の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6149701A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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