JPS626703A - 光沢むらを防止したステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
光沢むらを防止したステンレス鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS626703A JPS626703A JP14527585A JP14527585A JPS626703A JP S626703 A JPS626703 A JP S626703A JP 14527585 A JP14527585 A JP 14527585A JP 14527585 A JP14527585 A JP 14527585A JP S626703 A JPS626703 A JP S626703A
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- Japan
- Prior art keywords
- surface roughness
- rolling
- stainless steel
- uneven gloss
- work rolls
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ステンレス鋼板を調質圧延するときに発生す
る光沢むらを防止し、美麗な表面を有するステンレス鋼
板を製造する方法に関するものである。
る光沢むらを防止し、美麗な表面を有するステンレス鋼
板を製造する方法に関するものである。
近年、冷延鋼板の表面品質に対する要求は、厳しさを増
しており、特にステンレス鋼板の様に表面に塗装を施す
ことなく使用されるものについては表面光沢の均一性が
重要視され、光沢むらは商品価値を低下させる要因とな
っていた。
しており、特にステンレス鋼板の様に表面に塗装を施す
ことなく使用されるものについては表面光沢の均一性が
重要視され、光沢むらは商品価値を低下させる要因とな
っていた。
ステンレス冷延鋼板は、熱延板を冷間圧延し、焼鈍し、
調質圧延して製品板が製造される。熱延板と製品板の板
厚差が大きい場合は、冷間圧延と焼鈍を繰返し行うこと
もあり、調質圧延前の焼鈍は最終焼鈍と呼ばれている。
調質圧延して製品板が製造される。熱延板と製品板の板
厚差が大きい場合は、冷間圧延と焼鈍を繰返し行うこと
もあり、調質圧延前の焼鈍は最終焼鈍と呼ばれている。
このような製造工程において、光沢むらは冷間圧延工程
及び調質圧延工程において発生する。特に表面粗さがＲ
ａで０．３μｍ以下のワークロールで圧下率が２憾以上
の調質圧延を行う場合に発生頻度が高い。
及び調質圧延工程において発生する。特に表面粗さがＲ
ａで０．３μｍ以下のワークロールで圧下率が２憾以上
の調質圧延を行う場合に発生頻度が高い。
冷間圧延時に発生する光沢むらは、冷間圧延の後段パス
、最終焼鈍、酸洗あるいは調質圧延により、ある程度修
復可能であるが、調質圧延時は材質上の点から圧延・臂
ス回数が制限されるため修復困難であシ、また調質圧延
後は直接製品となり、後工程がないことから一度光沢む
らが発生すると、修復の機会がないまま製品となり、商
品価値を著しく損なうことがあった。
、最終焼鈍、酸洗あるいは調質圧延により、ある程度修
復可能であるが、調質圧延時は材質上の点から圧延・臂
ス回数が制限されるため修復困難であシ、また調質圧延
後は直接製品となり、後工程がないことから一度光沢む
らが発生すると、修復の機会がないまま製品となり、商
品価値を著しく損なうことがあった。
従来は、この調質圧延時に発生する光沢むらを防止する
有効な技術は見当たらず、光沢むらの発生した製品につ
いては、級落ちとするか、あるいは別の用途に振シ向け
る以外になかった。
有効な技術は見当たらず、光沢むらの発生した製品につ
いては、級落ちとするか、あるいは別の用途に振シ向け
る以外になかった。
本発明は、調質圧延時に発生する光沢むらを防止するこ
とによって美麗な表面を有するステンレス鋼板を得るこ
とを目的とする。
とによって美麗な表面を有するステンレス鋼板を得るこ
とを目的とする。
本発明は、ステンレス鋼板を冷間圧延し、最終焼鈍し、
酸洗し、ついで表面粗さがＲａで０．３μｍ以下のワー
クロールを用いて圧下率２憾以上の調質圧延を行う製造
法において、前記冷間圧延時の最終パスを表面粗さがＲ
ａで０．２５μｍ以下であり、かつ前記調質圧延時のワ
ークロール表面粗さ以下であるワークロールによって圧
延することを特徴とする。
酸洗し、ついで表面粗さがＲａで０．３μｍ以下のワー
クロールを用いて圧下率２憾以上の調質圧延を行う製造
法において、前記冷間圧延時の最終パスを表面粗さがＲ
ａで０．２５μｍ以下であり、かつ前記調質圧延時のワ
ークロール表面粗さ以下であるワークロールによって圧
延することを特徴とする。
本発明は光沢むらの発生原因を調査した結果、光沢むら
は鋼板表面の反射率の不均一さによるものであり、これ
は第１図に示す如く鋼板表面の結晶粒界の深さの差によ
シ生じるものであることを見出した。即ち結晶粒界の深
い部位（第１図（ｂ））は乱反射される率が高くなり反
射率が低下するため目視では光沢が劣って見える。逆に
結晶粒界の浅い部位（第１図（ａ））は乱反射される率
が低くなシ反射率が向上するため光沢が良い。この結晶
粒界深さの差は調質圧延前には見られないことより調質
圧延時の潤滑状態の差（油膜厚さの不均一）により生じ
るものと考えた。調質圧延時の油膜厚さの均一性はワー
クロールの表面粗さ及び被圧延材の表面粗さに支配され
、また被圧延材の表面粗さは冷間圧延時の最終パスのワ
ークロールの表面粗さに支配される。
は鋼板表面の反射率の不均一さによるものであり、これ
は第１図に示す如く鋼板表面の結晶粒界の深さの差によ
シ生じるものであることを見出した。即ち結晶粒界の深
い部位（第１図（ｂ））は乱反射される率が高くなり反
射率が低下するため目視では光沢が劣って見える。逆に
結晶粒界の浅い部位（第１図（ａ））は乱反射される率
が低くなシ反射率が向上するため光沢が良い。この結晶
粒界深さの差は調質圧延前には見られないことより調質
圧延時の潤滑状態の差（油膜厚さの不均一）により生じ
るものと考えた。調質圧延時の油膜厚さの均一性はワー
クロールの表面粗さ及び被圧延材の表面粗さに支配され
、また被圧延材の表面粗さは冷間圧延時の最終パスのワ
ークロールの表面粗さに支配される。
このため、本発明者は調質圧延及び冷間圧延時の最終パ
スのワークロールの表面粗さを各種変化させて実験を繰
シ返した結果、冷間圧延時の最終パスのワークロールの
表面組さがＲａで０．２５１Ｒｎ以下であり、かつ調質
圧延時のワークロールの表面粗さ以下であるときに調質
圧延時の光沢むら発生が防止でき美麗表表面を有するス
テンレス鋼板を安定して製造できることを明らかにした
。
スのワークロールの表面粗さを各種変化させて実験を繰
シ返した結果、冷間圧延時の最終パスのワークロールの
表面組さがＲａで０．２５１Ｒｎ以下であり、かつ調質
圧延時のワークロールの表面粗さ以下であるときに調質
圧延時の光沢むら発生が防止でき美麗表表面を有するス
テンレス鋼板を安定して製造できることを明らかにした
。
本発明において、表面粗さがＲａで０．３μｍ以下のワ
ークロールで圧下率２憾以上の調質圧延を行うステンレ
ス鋼板の製造に限定したのは、同範囲において光沢むら
の発生頻度が高く、また光沢むらの有害性が大きいため
である。
ークロールで圧下率２憾以上の調質圧延を行うステンレ
ス鋼板の製造に限定したのは、同範囲において光沢むら
の発生頻度が高く、また光沢むらの有害性が大きいため
である。
冷間圧延における最終パスのワークロールの表面粗さを
Ｒａで０．２５μｍ以下に限定したのは、Ｒａで０．２
５μｍを超える表面粗さでは調質圧延時の光沢むら防止
効果が顕著に見られないためである。
Ｒａで０．２５μｍ以下に限定したのは、Ｒａで０．２
５μｍを超える表面粗さでは調質圧延時の光沢むら防止
効果が顕著に見られないためである。
また冷間圧延の最終パスのワークロールの表面粗さを調
質圧延時のワークロールの表面粗さ以下に限定したのは
、冷間圧延の最終パスのワークロールの表面粗さがＲａ
で０．２５μｍ以下であっても調質圧延時のワークロー
ルの表面粗さが冷間圧延時の最終ｔ４スのワークロール
の表面粗さより小さいと、調質圧延時に光沢むらが発生
するためである。
質圧延時のワークロールの表面粗さ以下に限定したのは
、冷間圧延の最終パスのワークロールの表面粗さがＲａ
で０．２５μｍ以下であっても調質圧延時のワークロー
ルの表面粗さが冷間圧延時の最終ｔ４スのワークロール
の表面粗さより小さいと、調質圧延時に光沢むらが発生
するためである。
尚、本発明における表面粗さＲ１とは、ＪＩＳＢＯ６０
１に規定されている中心線平均粗さを示す。
１に規定されている中心線平均粗さを示す。
また圧下率とは、圧延前後の板の厚さの差を圧延前の板
の厚さで除した百分率である。
の厚さで除した百分率である。
また、本発明において、冷間圧延工程に入るときのステ
ンレス鋼板は、熱間圧延され焼鈍され或いは焼鈍されて
ない熱延板でもよく、また、冷間圧延され焼鈍された冷
延板でもよい。
ンレス鋼板は、熱間圧延され焼鈍され或いは焼鈍されて
ない熱延板でもよく、また、冷間圧延され焼鈍された冷
延板でもよい。
冷間圧延の最終ノクスを本発明法のように限定した表面
粗さのワークロールを用いて圧延することによシ、これ
を最終焼鈍し、酸洗し、調質圧延するとき、ステンレス
鋼板とワークロールの間の油膜厚さが均一となり、製品
板の光沢むらを防止することができる。
粗さのワークロールを用いて圧延することによシ、これ
を最終焼鈍し、酸洗し、調質圧延するとき、ステンレス
鋼板とワークロールの間の油膜厚さが均一となり、製品
板の光沢むらを防止することができる。
熱間圧延され、焼鈍され、脱スケールされた板厚４．０
簡の５ＵＳ３０１ステンレス鋼板を、合計圧下率５４係
の冷間圧延を行い、１０８０℃で最終焼鈍し、酸洗した
後、圧下率１９．５１の調質圧延を行った。
簡の５ＵＳ３０１ステンレス鋼板を、合計圧下率５４係
の冷間圧延を行い、１０８０℃で最終焼鈍し、酸洗した
後、圧下率１９．５１の調質圧延を行った。
冷間圧延および調質圧延は、いずれもゼンジミア圧延機
を用いて行い、圧延油はミネラル油を使用した。冷間圧
延時の最終パスのワークロールの表面粗さと、調質圧延
時の最終・臂スのワークロールの表面粗さを各種変化さ
せたときの調質圧−後の製品板の光沢むら発生状況を調
査した結果、第１表に示すように、本発明の条件範囲で
は光沢むらのないステンレス鋼板が得られた。第１表中
の◎は光沢むら発生なしく発生率ＯＳ）、○以光沢むら
発生殆どなしく発生率５チ以下）、×は光沢むら発生（
発生率５チ超）を表している。
を用いて行い、圧延油はミネラル油を使用した。冷間圧
延時の最終パスのワークロールの表面粗さと、調質圧延
時の最終・臂スのワークロールの表面粗さを各種変化さ
せたときの調質圧−後の製品板の光沢むら発生状況を調
査した結果、第１表に示すように、本発明の条件範囲で
は光沢むらのないステンレス鋼板が得られた。第１表中
の◎は光沢むら発生なしく発生率ＯＳ）、○以光沢むら
発生殆どなしく発生率５チ以下）、×は光沢むら発生（
発生率５チ超）を表している。
本発明によれば、調質圧延時に発生する光沢むらを防止
することができ、常に美麗な表面品質を有するステンレ
ス鋼板を製造することができ、製品品質および歩留を著
しく向上させることができる。
することができ、常に美麗な表面品質を有するステンレ
ス鋼板を製造することができ、製品品質および歩留を著
しく向上させることができる。
第１図は調質圧延後の冷延鋼板表面の金属組織を示す顕
微鏡写真（（＆）が光沢良好部、伽）が光沢不良部）で
ある。
微鏡写真（（＆）が光沢良好部、伽）が光沢不良部）で
ある。
Claims (1)
- ステンレス鋼板を冷間圧延し、最終焼鈍し、酸洗し、つ
いで表面粗さがＲａで０．３μｍ以下のワークロールを
用いて圧下率２％以上の調質圧延を行う製造法において
、前記冷間圧延時の最終パスを表面粗さがＲａで０．２
５μｍ以下であり、かつ前記調質圧延時のワークロール
表面粗さ以下であるワークロールによって圧延すること
を特徴とする光沢むらを防止したステンレス鋼板の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14527585A JPS626703A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 光沢むらを防止したステンレス鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14527585A JPS626703A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 光沢むらを防止したステンレス鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS626703A true JPS626703A (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=15381367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14527585A Pending JPS626703A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 光沢むらを防止したステンレス鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS626703A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0375384A2 (en) * | 1988-12-23 | 1990-06-27 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for pre-processing stainless steel strip intended to be cold-rolled |
| KR20010047689A (ko) * | 1999-11-23 | 2001-06-15 | 이구택 | 냉간압연강판, 표면광택도가 우수한 주석도금강판 및 그제조방법 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5482347A (en) * | 1977-12-15 | 1979-06-30 | Kawasaki Steel Co | Cold rolling of steel belt |
| JPS5713362A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-23 | Mitsubishi Electric Corp | Acceleration detector |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14527585A patent/JPS626703A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5482347A (en) * | 1977-12-15 | 1979-06-30 | Kawasaki Steel Co | Cold rolling of steel belt |
| JPS5713362A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-23 | Mitsubishi Electric Corp | Acceleration detector |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0375384A2 (en) * | 1988-12-23 | 1990-06-27 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for pre-processing stainless steel strip intended to be cold-rolled |
| EP0375384A3 (en) * | 1988-12-23 | 1992-01-15 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for pre-processing stainless steel strip intended to be cold-rolled |
| KR20010047689A (ko) * | 1999-11-23 | 2001-06-15 | 이구택 | 냉간압연강판, 표면광택도가 우수한 주석도금강판 및 그제조방법 |
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