JPS6148292B2 - - Google Patents
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- JPS6148292B2 JPS6148292B2 JP52003610A JP361077A JPS6148292B2 JP S6148292 B2 JPS6148292 B2 JP S6148292B2 JP 52003610 A JP52003610 A JP 52003610A JP 361077 A JP361077 A JP 361077A JP S6148292 B2 JPS6148292 B2 JP S6148292B2
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- circuit
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- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 11
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- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Description
本発明は、フエーズ.ロツク.ループ又はコス
タス.ループ等の位相同期ループのデイジタル化
等に用いられるデイジタル位相同期ループに関す
る。 近年のデイジタル技術の発展に伴つて、従来ア
ナログ回路で組まれていた位相同期ループもデイ
ジタル化してLSI化を実現するものもでてきた。 第1図にデイジタル.フエーズ.ロツク.ルー
プの構成を示す。 入力10はサンプリングされた系列x(n)で
ある。出力19は正弦波をサンプリングした系列
y(n)となつている。掛算回路11は位相比較
器の役目を果すもので、サンプリング間隔Tとし
て x(n)=sin(ωcnT+θ) y(n)=cos(ωcnT) とすれば、掛算回路11の出力12の系列z
(n)は z(n)=x(n)・y(n) =sin(ωcnT+θ)cos(ωcnT) =1/2{sin(2ωcnT+θ)+sinθ}…(1) となる。デイジタル.ロー.パスー.フイルタ1
3は上式のキヤリアの2倍周波数成分の減少させ
ると共に、ループの特性を決定する。 このフイルタは例えば H(z)=K2/1−K1Z−1 のような簡単なものでもよい。(この時は14に2
ωcの成分が多く混入する)フイルタの出力w
(n)とする。加算器15、位相指定メモリ1
6、正弦波発生器18でデイジタルVCOを構成
している。正弦波発生器18は位相指定メモリ1
6によつて指定された位相17に相当する正弦波
の振幅値を出力する。例えば360゜の位相を32等
分したとする。位相指定メモリが「15」を指定し
たならば18の出力はcos(360゜×15/32)の値を出
力 するようにする。17の位相指定v(n)は v(n)=v(n−1)+C+w(n−1) となる。CはVCOの中心周波数を指定し、w
(n−1)はVCOの制御信号になる。例えば制御
信号が常に0なら、時間T毎に位相指定がCずつ
増加するので、中心周波数F0は F0=C/32・1/T となる。VCO制御電圧w(n)が正の場合には
位相が速く進むので、VCOの発振周波数を高く
することに相当する。w(n)が負の時にはその
逆である。従つて(1)式でθ>0ならローパス.フ
イルタ13で直流分1/2sinθが強調されるので、 VCO制御信号が正となり、VCOの出力は位相進
み方向に制御される。θ<0ならその逆になる。 DSB波形からキヤリア成分を抽出するループに
コスタス.ループがある。コスタス.ループのブ
ロツク図を第2図に示す。 入力20をDSB波形A(t)cos(ωct+θ)
とする。VCO29の出力30をsin(ωct)とす
ると、位相比較器21Aの出力22AのeA
(t)は eA(t)=A(t)cos(ωct
+θ)sin(ωct) =1/2A(t){−sinθ+sin(2ωct+θ)}
… (2) VCO出力30は90゜移相器31を通つて出力
32として−cos(ωct)を得る。位相比較器2
1Bの出力22BのeB(t)は eB(t)=−A(t)cos(ωct
+θ)cos(ωct) =−1/2A(t){cosθ+cos(2ωct+θ)}
… (3) LPF23Aと23Bはキヤリアの2倍の周波数
2ωcによる変調成分をカツトするもので、出力
24Aと25BのhA(t)とhB(t)は hA(t)=−1/2A(t)sinθ hB(t)=−1/2A(t)cosθ 乗積回路25の出力g(t)は g(t)=hA(t)・hB(t) =1/4A(t)2sinθcosθ =1/8A(t)2sin2θ…(4) よつてA(t)20であるから、LPF27を
通せばVCO制御信号28としてsin2θに比例す
る値を得られるので、VCOの出力を入力とロツ
クさせることができる。コスタス.ループはロツ
ク位相に180゜の曖昧さを持つている。このコス
タス.ループも第1図のフエーズ.ロツク.ルー
プのようにデイジタル化可能であることはいうま
でもない。 さて、上記のようなデイジタル位相同期ループ
では、指定された位相の正弦波の値を発生する正
弦波発生器が必要である。この正弦波発生時は
ROM(Read Only Memory)で構成するのが簡
単である。例えば360゜の位相を32等分し、その
各々の位相に相当する正弦波の振幅値をROMに
記憶しておけば、位相はROMの番地に相当し、
番地を指定すれば、それに相当する位相における
正弦波の値が読み出せる。このROMの番地数を
少なくすると、位相同期ループで抽出された出力
に大きなジツタを含むことになるので好ましくな
い。又、番地数を多くすることはROMの容量を
増すことになる。このROMの容量を増すことは
LSI化する場合には非常に好ましくない。本発明
は、出力のジツタを増すことなく、ROMの容量
を1/4程度に減らすことのできる波形発生器に関
するものである。 ROMに記憶する正弦波の函数としてcosθを選
ぶとすると、三角函数の次の関係に注目する。 cosθ=cos(−θ)=cos(360゜−θ) cosθ=−cos(180゜−θ) 上記の換算を用いれば、0゜〜90゜の範囲の位
相をROMに記憶しておけばよい。 つまり、 0゜≦θ<90゜の場合、位相θに相当する番地
を読み出す。 90゜≦θ<180゜の場合、位相(180゜−θ)に
相当する番地を読み出し、出力の極性を反
転。 180゜≦θ<270゜の場合、位相(θ−180゜)
に相当する番地を読み出し、出力の極性を反
転。 270゜≦θ<360゜の場合、位相(360゜−θ)
に相当する番地を読み出す。 以上のような関係に注目して、ROM読み出し
番地を換算する。ここでは360゜を32等分する例
で説明する。32個の番地は5ビツトで表わされ
る。5ビツトで表わされた番地と、位相関係が第
3図のようになつていたとする。第3図では番地
nと位相θは次式の関係になつている。 θ=360/32×n(度) しかし、このような関係では換算を用いたとし
ても0番地から8番地までの9種類の番地の
ROMは必要であるし、又、番地の換算も、例え
ば、15番地、17番地、31番地が1番地を参照する
ことになり、15番地と17番地は出力の極性を反転
することになる。この4個の番地の2進表示を比
べてみる。 1番地 00001 15〃 01111 17〃 10001 31〃 11111 17番地から1番地へ換算するには下3ビツトは
そのままでよいが、15番地、31番地から1番地へ
換算するには下3ビツトは0,1を反転して、1
を加算せねばならない。 本発明はこれらの従来の波形発生器の問題点、
即ち9種類の番地が必要であること、番地の換算
が複雑であることの二つの不都合を除去した波形
発生器で構成され、しかも、簡単な構成であるデ
イジタル位相同期ループを提供することを目的的
とする。本発明では番地nと位相θの関係を第4
図に示すようにする。即ち次式に示すように0.5
のオフセツトを与える θ=360/32×(n+0.5)(度) こうすれば、0゜〜90゜の範囲に入るのは0番
地から7番地までの8種類の番地であるので、8
種類の番地のROMで済み、第3図に示した従来
の波形発生器よりも1番地少なくてよい。又、番
地の換算においても、例えば14番地、17番地、30
番地が1番地に換算されるが、この4個の番地の
2進表示を比べてみる。 1番地 00001 14〃 01110 17〃 10001 30〃 11110 17番地から1番地へ換算するには下3ビツトは
そのままで、14番地、30番地から1番地へ換算す
るには下3ビツトの0,1を反転するだけでよ
い。15番地、17番地の場合には、出力の極性を反
転しなければならないが、この場合、ROMの出
力ですぐに極性反転しなくてもよい。第1図掛算
回路11の後で極性反転(−1を掛ける)補正を
すればよい。第1図位相指定メモリ16より5ビ
ツトの番地情報を取つたとする。ROMは0〜7
までの8個の番地(3ビツト表示)である。この
時の位相指定メモリからの5ビツトのMSBと
2′ndMSBの組み合せにより、次のような操作を
すればよい。
タス.ループ等の位相同期ループのデイジタル化
等に用いられるデイジタル位相同期ループに関す
る。 近年のデイジタル技術の発展に伴つて、従来ア
ナログ回路で組まれていた位相同期ループもデイ
ジタル化してLSI化を実現するものもでてきた。 第1図にデイジタル.フエーズ.ロツク.ルー
プの構成を示す。 入力10はサンプリングされた系列x(n)で
ある。出力19は正弦波をサンプリングした系列
y(n)となつている。掛算回路11は位相比較
器の役目を果すもので、サンプリング間隔Tとし
て x(n)=sin(ωcnT+θ) y(n)=cos(ωcnT) とすれば、掛算回路11の出力12の系列z
(n)は z(n)=x(n)・y(n) =sin(ωcnT+θ)cos(ωcnT) =1/2{sin(2ωcnT+θ)+sinθ}…(1) となる。デイジタル.ロー.パスー.フイルタ1
3は上式のキヤリアの2倍周波数成分の減少させ
ると共に、ループの特性を決定する。 このフイルタは例えば H(z)=K2/1−K1Z−1 のような簡単なものでもよい。(この時は14に2
ωcの成分が多く混入する)フイルタの出力w
(n)とする。加算器15、位相指定メモリ1
6、正弦波発生器18でデイジタルVCOを構成
している。正弦波発生器18は位相指定メモリ1
6によつて指定された位相17に相当する正弦波
の振幅値を出力する。例えば360゜の位相を32等
分したとする。位相指定メモリが「15」を指定し
たならば18の出力はcos(360゜×15/32)の値を出
力 するようにする。17の位相指定v(n)は v(n)=v(n−1)+C+w(n−1) となる。CはVCOの中心周波数を指定し、w
(n−1)はVCOの制御信号になる。例えば制御
信号が常に0なら、時間T毎に位相指定がCずつ
増加するので、中心周波数F0は F0=C/32・1/T となる。VCO制御電圧w(n)が正の場合には
位相が速く進むので、VCOの発振周波数を高く
することに相当する。w(n)が負の時にはその
逆である。従つて(1)式でθ>0ならローパス.フ
イルタ13で直流分1/2sinθが強調されるので、 VCO制御信号が正となり、VCOの出力は位相進
み方向に制御される。θ<0ならその逆になる。 DSB波形からキヤリア成分を抽出するループに
コスタス.ループがある。コスタス.ループのブ
ロツク図を第2図に示す。 入力20をDSB波形A(t)cos(ωct+θ)
とする。VCO29の出力30をsin(ωct)とす
ると、位相比較器21Aの出力22AのeA
(t)は eA(t)=A(t)cos(ωct
+θ)sin(ωct) =1/2A(t){−sinθ+sin(2ωct+θ)}
… (2) VCO出力30は90゜移相器31を通つて出力
32として−cos(ωct)を得る。位相比較器2
1Bの出力22BのeB(t)は eB(t)=−A(t)cos(ωct
+θ)cos(ωct) =−1/2A(t){cosθ+cos(2ωct+θ)}
… (3) LPF23Aと23Bはキヤリアの2倍の周波数
2ωcによる変調成分をカツトするもので、出力
24Aと25BのhA(t)とhB(t)は hA(t)=−1/2A(t)sinθ hB(t)=−1/2A(t)cosθ 乗積回路25の出力g(t)は g(t)=hA(t)・hB(t) =1/4A(t)2sinθcosθ =1/8A(t)2sin2θ…(4) よつてA(t)20であるから、LPF27を
通せばVCO制御信号28としてsin2θに比例す
る値を得られるので、VCOの出力を入力とロツ
クさせることができる。コスタス.ループはロツ
ク位相に180゜の曖昧さを持つている。このコス
タス.ループも第1図のフエーズ.ロツク.ルー
プのようにデイジタル化可能であることはいうま
でもない。 さて、上記のようなデイジタル位相同期ループ
では、指定された位相の正弦波の値を発生する正
弦波発生器が必要である。この正弦波発生時は
ROM(Read Only Memory)で構成するのが簡
単である。例えば360゜の位相を32等分し、その
各々の位相に相当する正弦波の振幅値をROMに
記憶しておけば、位相はROMの番地に相当し、
番地を指定すれば、それに相当する位相における
正弦波の値が読み出せる。このROMの番地数を
少なくすると、位相同期ループで抽出された出力
に大きなジツタを含むことになるので好ましくな
い。又、番地数を多くすることはROMの容量を
増すことになる。このROMの容量を増すことは
LSI化する場合には非常に好ましくない。本発明
は、出力のジツタを増すことなく、ROMの容量
を1/4程度に減らすことのできる波形発生器に関
するものである。 ROMに記憶する正弦波の函数としてcosθを選
ぶとすると、三角函数の次の関係に注目する。 cosθ=cos(−θ)=cos(360゜−θ) cosθ=−cos(180゜−θ) 上記の換算を用いれば、0゜〜90゜の範囲の位
相をROMに記憶しておけばよい。 つまり、 0゜≦θ<90゜の場合、位相θに相当する番地
を読み出す。 90゜≦θ<180゜の場合、位相(180゜−θ)に
相当する番地を読み出し、出力の極性を反
転。 180゜≦θ<270゜の場合、位相(θ−180゜)
に相当する番地を読み出し、出力の極性を反
転。 270゜≦θ<360゜の場合、位相(360゜−θ)
に相当する番地を読み出す。 以上のような関係に注目して、ROM読み出し
番地を換算する。ここでは360゜を32等分する例
で説明する。32個の番地は5ビツトで表わされ
る。5ビツトで表わされた番地と、位相関係が第
3図のようになつていたとする。第3図では番地
nと位相θは次式の関係になつている。 θ=360/32×n(度) しかし、このような関係では換算を用いたとし
ても0番地から8番地までの9種類の番地の
ROMは必要であるし、又、番地の換算も、例え
ば、15番地、17番地、31番地が1番地を参照する
ことになり、15番地と17番地は出力の極性を反転
することになる。この4個の番地の2進表示を比
べてみる。 1番地 00001 15〃 01111 17〃 10001 31〃 11111 17番地から1番地へ換算するには下3ビツトは
そのままでよいが、15番地、31番地から1番地へ
換算するには下3ビツトは0,1を反転して、1
を加算せねばならない。 本発明はこれらの従来の波形発生器の問題点、
即ち9種類の番地が必要であること、番地の換算
が複雑であることの二つの不都合を除去した波形
発生器で構成され、しかも、簡単な構成であるデ
イジタル位相同期ループを提供することを目的的
とする。本発明では番地nと位相θの関係を第4
図に示すようにする。即ち次式に示すように0.5
のオフセツトを与える θ=360/32×(n+0.5)(度) こうすれば、0゜〜90゜の範囲に入るのは0番
地から7番地までの8種類の番地であるので、8
種類の番地のROMで済み、第3図に示した従来
の波形発生器よりも1番地少なくてよい。又、番
地の換算においても、例えば14番地、17番地、30
番地が1番地に換算されるが、この4個の番地の
2進表示を比べてみる。 1番地 00001 14〃 01110 17〃 10001 30〃 11110 17番地から1番地へ換算するには下3ビツトは
そのままで、14番地、30番地から1番地へ換算す
るには下3ビツトの0,1を反転するだけでよ
い。15番地、17番地の場合には、出力の極性を反
転しなければならないが、この場合、ROMの出
力ですぐに極性反転しなくてもよい。第1図掛算
回路11の後で極性反転(−1を掛ける)補正を
すればよい。第1図位相指定メモリ16より5ビ
ツトの番地情報を取つたとする。ROMは0〜7
までの8個の番地(3ビツト表示)である。この
時の位相指定メモリからの5ビツトのMSBと
2′ndMSBの組み合せにより、次のような操作を
すればよい。
【表】
以上のことを考慮して第1図18,11の辺り
を図示すると第5図のようになる。40,41,
42a,42b,42cは第1図位相指定メモリ
16からの5ビツトの番地指定信号である。前記
したように2′ndMSB41が“1”の時は下3ビ
ツトを1,0反転して、ROMの番地指定とすれ
ばよい。43a,43b,43cはそのための
XOR(排他的論理和)回路である。換算された
番地指定信号44a,44b,44cがROMの
読み取り番地になる。ROM45は8個の番地に
それぞれの位相θに相当したcosθの値を例えば
8ビツトで記憶しており、44a,44b,44
cにより指定された番地の値を46に出力する。
ROM45に記憶されている内容はすべて正の値
なので符号ビツトは必要ない。掛算回路48は、
入力47とROM出力46を掛算する回路であ
る。掛算回路48の出力49は入力47の表示の
仕方及び掛算回路48の形態により、負数の表わ
し方が異なつてくる。それにより極性変換回路の
態様も変わつてくる。50はXOR回路で、40
と41のうち、どちらか一方が“1”で、他方が
“0”の時、出力51を“1”にして極性変換回
路を働かせ、掛算回路出力49に(−1)を掛け
て、出力53を出す。(−1)を掛ける操作は負
数の表示の仕方が符号・大きさ表示の場合は符号
ビツトのみを反転すればよい。1の複数表示の場
合は全ビツトを反転すればよい。2の複数表示の
場合には全ビツト反転して、LSB(最下位ビツ
ト)に、11を加算しなければならない。勿論、こ
のとき上位ビツトへの桁上げはあり得る。 第6図aは符号・大きさ表示の場合の極性変換
回路で、60は第5図の掛算回路48の出力49
に、61は同じく第5図の51に、66は同じく
第5図の53に対応している。62は符号ビツト
のタイミングのみ“1”になる信号で、61の極
性反転信号が“1”であると63でアンドを取ら
れ、64は符号ビツトのタイミングのみ“1”に
なるので、XOR65により、60の符号ビツト
のみ反転して66となつて出力される。第6図b
は1の複数表示の場合で、70は第5図の49
に、71は同じく51に、73は同じく53にそ
れぞれ相当する。71の極性反転信号が“1”で
あると72のXORにより70の全ビツトが反転
され73となる。第6図cは2つの複数表示の場
合で、80は第5図の49に、81は同じく51
に、85は同じく53にそれぞれ相当する。80
はLSBよりMSBへ順番に入つてくるとする。8
1が“1”であるとXOR82により80が全ビ
ツト反転され83となる。88はLSBのタイミン
グで“1”を出す信号でOR回路90、AND回路
92を通して、81が“1”の時は、93にLSB
のタイミングで“1”が出力される。84は半加
算器であり、83と93を加算する。もし桁上げ
信号86が“1”になれば、1ビツト、シフト、
レジスタ87を通して、1ビツト遅延し、93に
1ビツト上位のタイミングで“1”が現らわれ、
桁上げが行なわれることになる。 以上のようにすれば極性変換回路が構成できる
が、この様な演算によく使用されるる2の複数表
示の場合が複雑となつている。しかし、実際は例
えば第5図の47と46がそれぞれ10ビツトで表
わされているとすると、49では20ビツトの長さ
になり、そのLSBは46及び47の量子化誤差よ
りもはるかに小さいものとなる。又、53は次の
演算のために10ビツトに丸められる場合が多い。
従つて、2の複数表示の場合に、(−1)を掛け
るために全ビツト反転して、LSBに“1”を加え
るが、この“1”の加算を省略しても殆んどさし
つかえない。従つて2の複数表示の場合でも極性
変換回路は第6図bでも実用上さしつかえない。 以上説明したように本発明によれば、ROMの
容量を少なくできるとともに番地の換算が非常に
簡単な波形発生器で構成され、しかも極正反転回
路をも簡単な構成で実現され、全体として簡単な
構成のデジタル位相同期ループが得られる。
を図示すると第5図のようになる。40,41,
42a,42b,42cは第1図位相指定メモリ
16からの5ビツトの番地指定信号である。前記
したように2′ndMSB41が“1”の時は下3ビ
ツトを1,0反転して、ROMの番地指定とすれ
ばよい。43a,43b,43cはそのための
XOR(排他的論理和)回路である。換算された
番地指定信号44a,44b,44cがROMの
読み取り番地になる。ROM45は8個の番地に
それぞれの位相θに相当したcosθの値を例えば
8ビツトで記憶しており、44a,44b,44
cにより指定された番地の値を46に出力する。
ROM45に記憶されている内容はすべて正の値
なので符号ビツトは必要ない。掛算回路48は、
入力47とROM出力46を掛算する回路であ
る。掛算回路48の出力49は入力47の表示の
仕方及び掛算回路48の形態により、負数の表わ
し方が異なつてくる。それにより極性変換回路の
態様も変わつてくる。50はXOR回路で、40
と41のうち、どちらか一方が“1”で、他方が
“0”の時、出力51を“1”にして極性変換回
路を働かせ、掛算回路出力49に(−1)を掛け
て、出力53を出す。(−1)を掛ける操作は負
数の表示の仕方が符号・大きさ表示の場合は符号
ビツトのみを反転すればよい。1の複数表示の場
合は全ビツトを反転すればよい。2の複数表示の
場合には全ビツト反転して、LSB(最下位ビツ
ト)に、11を加算しなければならない。勿論、こ
のとき上位ビツトへの桁上げはあり得る。 第6図aは符号・大きさ表示の場合の極性変換
回路で、60は第5図の掛算回路48の出力49
に、61は同じく第5図の51に、66は同じく
第5図の53に対応している。62は符号ビツト
のタイミングのみ“1”になる信号で、61の極
性反転信号が“1”であると63でアンドを取ら
れ、64は符号ビツトのタイミングのみ“1”に
なるので、XOR65により、60の符号ビツト
のみ反転して66となつて出力される。第6図b
は1の複数表示の場合で、70は第5図の49
に、71は同じく51に、73は同じく53にそ
れぞれ相当する。71の極性反転信号が“1”で
あると72のXORにより70の全ビツトが反転
され73となる。第6図cは2つの複数表示の場
合で、80は第5図の49に、81は同じく51
に、85は同じく53にそれぞれ相当する。80
はLSBよりMSBへ順番に入つてくるとする。8
1が“1”であるとXOR82により80が全ビ
ツト反転され83となる。88はLSBのタイミン
グで“1”を出す信号でOR回路90、AND回路
92を通して、81が“1”の時は、93にLSB
のタイミングで“1”が出力される。84は半加
算器であり、83と93を加算する。もし桁上げ
信号86が“1”になれば、1ビツト、シフト、
レジスタ87を通して、1ビツト遅延し、93に
1ビツト上位のタイミングで“1”が現らわれ、
桁上げが行なわれることになる。 以上のようにすれば極性変換回路が構成できる
が、この様な演算によく使用されるる2の複数表
示の場合が複雑となつている。しかし、実際は例
えば第5図の47と46がそれぞれ10ビツトで表
わされているとすると、49では20ビツトの長さ
になり、そのLSBは46及び47の量子化誤差よ
りもはるかに小さいものとなる。又、53は次の
演算のために10ビツトに丸められる場合が多い。
従つて、2の複数表示の場合に、(−1)を掛け
るために全ビツト反転して、LSBに“1”を加え
るが、この“1”の加算を省略しても殆んどさし
つかえない。従つて2の複数表示の場合でも極性
変換回路は第6図bでも実用上さしつかえない。 以上説明したように本発明によれば、ROMの
容量を少なくできるとともに番地の換算が非常に
簡単な波形発生器で構成され、しかも極正反転回
路をも簡単な構成で実現され、全体として簡単な
構成のデジタル位相同期ループが得られる。
第1図はデイジタル・フエーズ・ロツク・ルー
プの回路構成例、第2図はコスタス.ループを説
明するための回路構成図、第3図は一般的な位相
分割例、第4図は本発明による位相分割例、第5
図は本発明を利用した場合の一部の回路実施例、
第6図は本発明を利用した場合の他の部分の回路
実施例である。 45…ROM、48…掛算回路、52…極性変
換回路、84…半加算器、87…1ビツトシフト
レジスタ。
プの回路構成例、第2図はコスタス.ループを説
明するための回路構成図、第3図は一般的な位相
分割例、第4図は本発明による位相分割例、第5
図は本発明を利用した場合の一部の回路実施例、
第6図は本発明を利用した場合の他の部分の回路
実施例である。 45…ROM、48…掛算回路、52…極性変
換回路、84…半加算器、87…1ビツトシフト
レジスタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 正弦波又は余弦波の一周期を4n等分し、そ
れぞれ90/n(i+0.5)(度)(i=0〜n−1の
整 数)のn種の位相に相当する正弦波又は余弦波の
値を予め記憶する記憶回路と、指定された位相が
0゜〜90゜、90゜〜180゜、180゜〜270゜、270゜
〜360゜のどの範囲にあるかに従つて、前記記憶
回路の読み出し番地を前記n種の位相の一つにな
るように換算する手段と、前記指定された位相が
前記のどの範囲にあるかに従つて前記記憶回路か
ら読み出された値及び外部入力との掛算を行う掛
算回路と、この掛算回路により得られた値に対し
て前記範囲に応じて極性反転を施す極性反転回路
と、この極性反転回路により得られた値に基づい
て前記指定された位相を制御する回路とを具備し
て成ることを特徴とするデイジタル位相同期ルー
プ。 2 少なくとも極性反転回路においては、この補
数表現を採用し、極性反転を全ビツト反転により
実行することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のデイジタル位相同期ループ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP361077A JPS5389348A (en) | 1977-01-18 | 1977-01-18 | Digital phase synchronizing loop |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP361077A JPS5389348A (en) | 1977-01-18 | 1977-01-18 | Digital phase synchronizing loop |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5389348A JPS5389348A (en) | 1978-08-05 |
JPS6148292B2 true JPS6148292B2 (ja) | 1986-10-23 |
Family
ID=11562249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP361077A Granted JPS5389348A (en) | 1977-01-18 | 1977-01-18 | Digital phase synchronizing loop |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5389348A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731251A (en) * | 1980-07-31 | 1982-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Converter of signal waveform |
JPH07193564A (ja) * | 1993-12-25 | 1995-07-28 | Nec Corp | クロック再生装置および再生方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4852454A (ja) * | 1971-10-29 | 1973-07-23 |
-
1977
- 1977-01-18 JP JP361077A patent/JPS5389348A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4852454A (ja) * | 1971-10-29 | 1973-07-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5389348A (en) | 1978-08-05 |
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