JPS6146006Y2 - - Google Patents

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JPS6146006Y2
JPS6146006Y2 JP18735882U JP18735882U JPS6146006Y2 JP S6146006 Y2 JPS6146006 Y2 JP S6146006Y2 JP 18735882 U JP18735882 U JP 18735882U JP 18735882 U JP18735882 U JP 18735882U JP S6146006 Y2 JPS6146006 Y2 JP S6146006Y2
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JP
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vent
ventilation
branch box
damper
heater
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JP18735882U
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JPS5989719U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用空調装置のサイドデフロ
スタ能力を向上させるようにした、自動車用空調
装置に関する。
従来、例えば、第10図に示すデフロスタノズ
ル9は、仕切壁90を用いてウインドシールドの
曇りを除去するフロントデフロスタ91と、サイ
ドウインドガラスの曇りを除去するサイドデフロ
スタ92から成つているが、このサイドデフロス
タ92とは別に、通風分岐箱2のベント通風口2
3から、冷温またはエアミツクスされた風供給用
の左右のサイドベント5,5を利用してサイドウ
インドガラスに温風を供給し、左右のサイドベン
ト5,5にサイドデフロスタ92の役目を兼ねさ
せて、サイドデフロスタサイドデフロスタ能力の
向上を図つたものがある。
しかし、この第10図のものにおいてサイドデ
フロスタ能力を十分発揮させるためには、ベント
ダンパ230とセンタベントダンパ41とを連動
させて開閉する機構が必要であつたり、あるい
は、上述のベントダンパ230とセンタベントダ
ンパ41の他に新たにダンパを追加したり、その
ダンパを作動させるリンクが必要となる等、構造
が複雑になりコストアツプとなる問題点があつ
た。
この考案は、ヒータケースに続く通風分岐箱に
新たにダンパ等を追加しないで、通風分岐箱のベ
ント通風口に、センタベントと左右のサイドベン
トに連通される簡単な構造の三方分岐箱を新たに
連結して、センタベントならびに左右のサイドベ
ントに導通させ、この三方分岐箱をベントダンパ
により選択開閉することによつて、左右のサイド
ベントをサイドデフロスタとしても兼用して使用
できるようにし、十分なサイドデフロスタ能力を
具備させることを目的としている。
このような目的を達成するため、この考案の自
動車用空調装置は、ヒータユニツトHUの空気流
れ下流域のヒータケース1に形成した通風分岐箱
2のベント通風口23に、さらに三方分岐箱3が
取付けてあり、この三方分岐箱3には、センタベ
ント通風路30と左右のサイドベント通風路3
1,31とを区画する2枚の仕切板7,7を間隔
をおいて設けてあり、通風分岐箱2に備えられて
そのベント通風口23を開閉するベントダンパ8
は、三方分岐箱3の上述2枚の仕切板7,7と共
同してセンタベント通風路30のみ閉塞するよう
形成してあり、ヒートモード時ならびにデフモー
ド時に、ベントダンパ8が三方分岐箱3の2枚の
仕切板7,7と共同してセンタベント通風路30
のみを閉塞することにより、ヒータケース1内か
ら送られる温風を左右のサイドベント通風路3
1,31に供給して、サイドウインドガラスの曇
りを積極的に除去するとともに、ベントモード時
には、ベントダンパ8が通風分岐箱2のベント通
風口23を全面開口するよう回動されて、ヒータ
ケース1内から送られる冷温風を、三方分岐箱3
のサイドベント通風路31,31ならびにセンタ
ベント通風路30に供給するようにしたことを特
徴としている。
この考案による自動車用空調装置によれば、セ
ンタベント通風路と左右の各サイドベント通風路
とを区画する2枚の仕切板を設けた三方分岐箱
を、ヒータケースに続く通風分岐箱のベント通風
口に導通させ、ヒートモード時ならびにデフモー
ド時には、ベントダンパが三方分岐箱の仕切板と
共同して、左右の各サイドベントをサイドデフロ
スタとしても兼用して使用できるようにしたか
ら、 (i) ヒータケースに続く通風分岐箱内に新たなダ
ンパ追加、あるいはダンパ連動用リンク設定の
必要がなくなり、コストが低減できる。
(ii) ベントダンパが三方分岐箱の仕切板に当接し
て、センタベント通風路を選択閉塞させる簡単
な構造であるから、左右の各サイドベント通風
路への温風供給の信頼性が高く、ヒート及びデ
フモード時のサイドウインドガラスの曇りを除
去して十分な視認性が確保でき、サイドデフロ
スタ能力が著しく向上する。
という効果がある。
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図ないし第9図は、この考案の実施例を示
しており、フアンF(第2図参照)と熱交換器H
を内蔵させたヒータユニツトHUの空気流れ下流
域のヒータケース1には、デフロスタ吹き出し口
21、ヒータ通風口22ならびにベント通風口2
3をそれぞれ開口させた通風分岐箱2が形成して
あり、この通風分岐箱2には、第1図に示すよう
に、デフロスタ吹き出し口21を開閉するデフロ
スタダンパ210とヒータ通風口22を開閉する
ヒータダンパ220が備えてあり、それぞれの軸
210a及び220aを中心に、図示しないリン
ク機構により選択して開閉されるようになつてい
る。
そして、第3図に斜視図で示した通風分岐箱2
のベント通風口23には、第4図に示す三方分岐
箱3が導通して取付けられるようになつており、
この三方分岐箱3には、第1図図示のセンタベン
ト4に連通されるセンタベント通風路30と、左
右の各サイドベント5,5にダクト50,50に
よりそれぞれ連通されるサイドベント通風路3
1,31が備えられており、さらに、この三方分
岐箱3には、通風分岐箱2のベント通風口23に
連通させる風流入口6が形成されている。
この風流入口6は、第4図の三方分岐箱3を縦
割断面で示した第3図からもつとも分るように、
間隔をおいて設けられた2放の仕切板7,7によ
り、センタベント流入口60とサイドベント流入
口61,61に区画されており、これら2放の仕
切板7,7がセンタベント流入口60から給入さ
れる風を矢印A方向にセンタベント通風路30に
区画分流し、また、サイドベント流入口61,6
1から給入される風をそれぞれ矢印B方向に、サ
イドベント通風路31,31に向け区画分流させ
るようになつている。
一方、通風分岐箱2のベント通風口23を開閉
するよう通風分岐箱2内に設けたベントダンパ8
は、第6図から分るように、軸8a中心に図示し
ないリンク機構により開閉されるようになつてお
り、このベントダンパ8は、上述2放の仕切板
7,7により区画された三方分岐箱3のセンタベ
ント流入口60のみを開閉する大きさに形成され
ており、従つて、このベントダンパ8は、三方分
岐箱3のサイドベント流入口61,61を開閉し
ないよう、ベントダンパ8の軸8a近傍において
軸保持片80,80を残し、三方分岐箱3の仕切
板7,7の幅方向寸法に合わせた切欠き81が形
成されており、このため、ベントダンパ8により
通風分岐箱2のベント通風口23を閉じると、第
6図に示すように、三方分岐箱3のサイドベント
流入口61,61に合致する大きさのサイドベン
ト通気口230,230が開口形成されて、ヒー
タケース1内から送られる温風が、これらの各サ
イドベント通気口230,230から三方分岐箱
3の各サイドベント流入口61,61を経て、第
5図の矢印B方向に左右のサイドベント5,5に
向け供給されるようになつている。
つぎに、上述自動車用空調装置の作用について
説明する。
第7図に示すヒートモード時には、デフロスタ
ダンパ210はデフロスタ吹き出し口21を半開
とし、ヒータダンパ220はヒータ通風口22を
全開にしており、そして、ベントダンパ8は、三
方分岐箱3のセンタベント流入口60を閉塞して
いるから、ヒータケース1内から送風される太矢
印で示す温風は、通風分岐箱2のデフロスタ吹き
出し口21、ヒータ通風口22のそれぞれに流入
すると同時に、細矢印で示す温風は、通風分岐箱
2の各サイドベント通気口230,230から三
方分岐箱3の各サイドベント流入口61,61を
経て左右のサイドベント5,5に供給される。
第8図に示すデフモード時には、デフロスタダ
ンパ210はデフロスタ吹き出し口21を全開と
し、ヒータダンパ220はヒータ通風口22をほ
ぼ全閉としており、そして、ベントダンパ8は、
第7図のヒートモード時と同じように三方分岐箱
3のセンタベント流入口60を閉塞しているか
ら、ヒータケース1内から送風される太矢印で示
す温風は、通風分岐箱2のデフロスタ吹き出し口
21に流入すると同時に、細矢印で示す温風は、
通風分岐箱2の各サイドベント通気口230,2
30から三方分岐箱3の各サイドベント流入口6
1,61を経て左右のサイドベント5,5に供給
される。
なお、第1図及び第4図に示す51,51はサ
イドベントダンパであつて、第7図及び第8図の
各モード時に、左右の各サイドベント5,5に温
風供給が不必要なときは、サイドベントダンパ5
1,51を破線から実線位置まで回動させると、
各サイドベント5を選択的に閉じることができ
る。
また、第9図に示すベントモード時には、デフ
ロスタ吹き出し口21及びヒータ通風口22が、
ともにそれぞれのダンパ210及び220により
全閉となるが、ベントダンパ8は、その軸8aを
中心に回動して通風分岐箱2のベント通風口23
を完全に開くから、ヒータケース1内から送風さ
れる細矢印で示される冷温風は、通風分岐箱2の
ベント通風口23から三方分岐箱3のセンタベン
ト流入口60ならびに各サイドベント流入口6
1,61を経て、センタベントならびに左右の各
サイドベント5,5に供給されるのである。
なお、第1図に示す41はセンタベントダンパ
であつて、第9図のベントモード時に、センタベ
ント4に冷風の供給が不必要なときは、センタベ
ントダンパ41を破線から実線位置まで回動させ
てセンタベント4を閉じるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図はこの考案のヒータユニツトの概略構成図、第
3図は第2図の矢視の斜視図、第4図はこの考
案要旨の三方分岐箱を含む右ベント斜視図、第5
図は第4図の−線断面図、第6図は第3図に
相当する要部詳細図、第7図は、ヒートモード時
の各ダンパの作動ならびに冷温風またはエアミツ
クスされた風供給経路を示す第1図の要部摘出
図、第8図は、デフモード時の各ダンパの作動な
らびに冷温風またはエアミツクスされた風供給経
路を示す第1図の要部摘出図、第9図は、ベント
モード時の各ダンパの作動ならびに冷温風または
エアミツクスされた風供給経路を示す第1図の要
部摘出図、第10図は従来装置を示す第1図相当
の断面図である。 F……フアン、H……熱交換器、HU……ヒー
タユニツト、1……ヒータケース、2……通風分
岐箱、21……デフロスタ吹き出し口、210…
…デフロスタダンパ、210a……軸、22……
ヒータ通風口、220……ヒータダンパ、220
a……軸、23……ベント通風口、230……サ
イドベント通気口、3……三方分岐箱、30……
センタベント通風路、31……サイドベント通風
路、4……センタベント、41……センタベント
ダンパ、5……サイドベント、50……ダクト、
51……サイドベントダンパ、6……風流入口、
60……センタベント流入口、61……サイドベ
ント流入口、7……仕切板、8……ベントダン
パ、8a……軸、80……軸保持片、81……切
欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フアンと熱交換器とを内蔵させたヒータユニツ
    トの空気流れ下流域のヒータケースには、デフロ
    スタ吹き出し口、ヒータ通風口ならびにベント通
    風口をそれぞれ開口させた通風分岐箱が形成して
    あり、この通風分岐箱内には、デフロスタ吹き出
    し口を開閉するデフロスタダンパとヒータ通風口
    を開閉するヒータダンパが備えてあつて、通風分
    岐箱のベント通風口にはさらに三方分岐箱が取付
    けてあり、この三方分岐箱には、センタベント通
    風路と左右のサイドベント通風路とを区画する2
    枚の仕切板を間隔をおいて設けてあり、、通風分
    岐箱に備えられてそのベント通風口を開閉するベ
    ントダンパは、三方分岐箱の上述2放の仕切板と
    共同してセンタベント通風路のみ閉塞するよう形
    成してあることを特徴とする自動車用空調装置。
JP18735882U 1982-12-10 1982-12-10 自動車用空調装置 Granted JPS5989719U (ja)

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JP18735882U JPS5989719U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 自動車用空調装置

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JP18735882U JPS5989719U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 自動車用空調装置

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JPS5989719U JPS5989719U (ja) 1984-06-18
JPS6146006Y2 true JPS6146006Y2 (ja) 1986-12-24

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JP18735882U Granted JPS5989719U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 自動車用空調装置

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JPH058167Y2 (ja) * 1985-09-30 1993-03-02

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JPS5989719U (ja) 1984-06-18

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