JPS6145752B2 - - Google Patents

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JPS6145752B2
JPS6145752B2 JP20608582A JP20608582A JPS6145752B2 JP S6145752 B2 JPS6145752 B2 JP S6145752B2 JP 20608582 A JP20608582 A JP 20608582A JP 20608582 A JP20608582 A JP 20608582A JP S6145752 B2 JPS6145752 B2 JP S6145752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
ropes
seam
arc periphery
center
Prior art date
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Expired
Application number
JP20608582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5996367A (ja
Inventor
Hideaki Masaki
Yukio Oonishi
Sadatake Kiuchi
Eiji Deguchi
Kenjiro Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP20608582A priority Critical patent/JPS5996367A/ja
Publication of JPS5996367A publication Critical patent/JPS5996367A/ja
Publication of JPS6145752B2 publication Critical patent/JPS6145752B2/ja
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼板製円錐構造の製作方法に関するも
のである。
ホツパやサイロの屋根などの中空状円錐構造を
製作する場合、従来法では、第1図に示すように
複数の扇状湾曲板40を一枚一枚溶接し、該円錐
構造を構成せしめていたが、材料歩留り、製作工
期、及び製作コスト等の面で問題がある上、溶接
部に亀裂が生じやすい等の不具合もあつた。
そこで本出願人は、この製作方法について全く
新たな観点から、特願昭56−10198号(特開昭57
−124580号)及び特願昭56−107031号(特開昭58
−9778号)を提案しており、これらは第2図で示
すように円錐を展開した平板の展開素体41の中
心付近あるいは周辺に吊り上げ用部材20を取り
付け、ここにロープ21等をかけクレーンで吊り
上げる方法をとつている。しかし、これらの方法
にも問題が残されており、継ぎ目の肌合せが難し
く時間がかかるという欠点がある。即ち、展開素
体41の中心付近を吊り上げる方法では、肌合せ
と溶接のために足場が必要となる。また肌合せ作
業はチエーンブロツク等を用いてきちんと端部を
合わせる必要があり、時間がかかると共に作業の
安全性についても問題がある。展開素体41外周
辺を吊り上げる方法では、足場が不要となり、安
全上大分改善されているが、肌合せ作業に手間が
かかる点が難点となつている。
更に本出願人は特願昭56−107030号(特開昭58
−9777号)の出願において第3図に示すように展
開素体41の弧周縁部に沿つて適当な係止具22
を用いてロープ21を巻回せしめると共に、該ロ
ープ21の両端部を夫々一方のあわせ目の弧周縁
部側から他方のあわせ目の弧周縁部側に延出せし
めて夫々そこで固定し、弧周縁部側略中央部Xか
ら該ロープ21を引張り上げる方法を提案してい
る。
しかし、この方法においても円錐構造の傾斜角
度が小さい場合、即ち第3図のように該展開素体
41の中心角αが大きい場合、ロープ21により
両端あわせ目42,43に作用する引張に力Fは
該あわせ目42,43を近づけるように作用する
が、反対に前記傾斜角が大きく中心角αが180゜
に近い場合は、第4図に示すように引張り力Fが
互いに打ち消し合い、あわせ目42,43を近づ
けて円錐形状に成形することは困難になるという
問題がある。
本発明は、前記した事情に鑑み研究を重ねて創
案されたもので、その目的とするところは、鋼板
製の中空状円錐構造物を材料歩留り良く、しかも
短期間で安全且つ安価に製作し、更に円錐構造の
傾斜角度の大小にかかわらず、該円錐構造物を簡
単に製作できる円錐構造の製作法を提供すること
にある。
この目的を達成するために本発明は、平板のま
ま円錐を展開した形状に接合し、これから直に素
材の自重によるたわみ変形とロープの絞りを利用
して円錐状に立体成形するようにしたものであ
る。即ち、本発明は円錐の各部分を構成する平板
を平面に展開して溶接し、得られた展開素体の弧
周縁部に沿つて適当な係止具を用いて2本のロー
プを夫々巻回せしめると共に、これらのロープの
両端部を夫々一方のあわせ目の弧周縁部側から他
方のあわせ目の弧周縁部側に延出せしめて夫々そ
こで固定し、そのうち1本のロープを前記展開素
体の弧周縁部側略中央部及びその反対のあわせ目
側から夫々反対の外方向に引張り、両端のあわせ
目が近づき始めたら、他のロープを弧周縁部側略
中央部からのみ外方向に引張ると共に、最初に引
張つたロープをゆるめ、円錐形状に成形して両端
のあわせ目を肌合せし溶接接続することを特徴と
している。
以下本発明を添付図面に基づいて説明する。
第5図は本発明に係る鋼板製円錐構造製作法の
一実施例を示すもので、まず、製作すべき円錐構
造の寸法に応じて、円錐の各部分を構成する平板
1,2,3の切断およびIまたはV開先を形成
し、それら平板1,2,3を溶接して第5図で示
すような傾斜角約60゜の円錐を展開したかたちの
展開素体4を作る。
この工程を詳述すると、本発明は、従来のごと
く円周を等分した扇形の小片群を切断したり、こ
れをプレス加工することは必要としない。第5図
のごとく展開した円錐を数個に平行分割したいわ
ゆる大割りの平板1,2,3を作るだけで十分で
ある。すなわち、たとえば2枚の長尺な鋼板a,
bを材料とし、1枚の長尺な鋼板bの各長辺端部
を切断して中心側の平板1を得ると共に、残る1
枚の長尺な鋼板aを利用して平板2,3を板取り
すればよく、これら各平板1,2,3の隣接線に
そつてIまたはV開先を形成し、またあわせ目
5,6を構成すべき平板1の端縁にV開先を形成
しておけばよいものである。
次いで、前工程で得られた各平板1,2,3を
現場に搬入し、ここで平面に展開し、そのまま定
盤の上で各平板1,2,3を溶接してさきに述べ
た展開素体4を得る。30は溶接線であり、この
溶接線は直線で、しかも母材が水平に配材され下
向き姿勢で溶接が行われるため自動溶接機の導入
により適切な能率向上を図り得る。
次に、第6図に示すように展開素体4の弧周縁
部に沿つて所定の間隔でロープ7a,7bを巻回
させるためのアイプレート8を設ける。本実施例
では各20゜のピツチで設けている。また同時にあ
わせ目5,6の弧周縁部近傍にロープ止具9を設
け、かつあわせ目5,6に沿つて適当数(図では
2個)のストロングバツク等の締結、具10を設
ける。そして第6図に示すように、ロープ7a,
7bの一端70,70をあわせ目6側のロープ止
具9に固定し、そこから前記あわせ目5の弧周縁
部側近傍にあるアイプレート8に延出せしめ、更
にアイプレート8にシヤクル等を用いて係止しな
がら弧周縁部に沿つて巻回せしめ、展開素体4の
弧周縁部の中央部Xに導く。該ロープ7a,7b
の他端71,71も同様にあわせ目5側のロープ
止具9に固定すると共に、反対側のあわせ目6の
弧周縁部側近傍にあるアイプレート8に延出せし
め、更にアイプレート8に係止しながら弧周縁部
に沿つて巻回せしめ、中央部Xに導く。このロー
プ7a,7bの巻回は、中央部Xを中心に夫々左
右に2本ずつ計4本のロープを用いて円環状に巻
回させても良い。
このようにして係止されたロープ7aの前記あ
わせ目5,6側を第6図に示すように、地表面又
は作業台上等に設置された金具11に掛止めると
共に、その反対側の前記中央部X側にある該ロー
プ7aをクレーン等の親フツク(図示せず)に引
掛け上方に引張り上げれば、該中央部X側のロー
プ7aと、金具11に掛止めされた側のロープ7
aとを反対に向いた外方向に引張ることになる。
以上のようにして展開素体4はその自重による
たわみと該引張り力によるロープ7aの絞りとに
よつて第7図に示すように次第に湾曲する。そし
て両端のあわせ目5,6が近づき始めたら、クレ
ーン等の子フツクによりロープ7bを略中央部X
側からのみ外方向に引張ると共に前記ロープ7a
をゆるめる。すると展開素体4はその自重により
次第に漏斗状の形状となる。尚図中12はストツ
パである。
以上のような操作により、最初にあわせ目5,
6の中心側Aが突合される。ロープ7bを更に引
けば展開素体4の外周はこのロープ7bにより絞
られることになるから次にあわせ目5,6の弧周
縁部側Bの突合せが行なわれる。突合せの調整は
ロープ7bの引き具合により行えば良い。突合せ
が終了したら仮付け溶接を行なつて肌合せし、そ
の後ロープ7bをゆるめる。以上の肌合せは第8
図に示すようにあわせ目5,6を地表面又は作業
台等に載せたままでできるので、肌合せ部が平ら
になつた状態でまず締結具10によつて仮止めさ
れる。仮止め後あわせ目5,6を溶接接続し、円
錐体構造を得る。この溶接作業もまたあわせ目
5,6が上記したように地表又は作業台等に載せ
て行なうことができるため、特別な治具等を必要
とせず極めて容易にかつ精度良く行える。このよ
うにして製作された円錐体構造は、第9図aに示
されるように円錐側面上方に吊上金具13,13
を取付け、そこに吊上げ補助ロープ14を結着す
る。そしてクレーン等の親フツクに前記のロープ
7bを、又、子フツクに補助ロープ14を引掛け
吊り上げる。その後、親フツクをロープ7bから
外し、同図bに示すように円錐体構造を反転させ
る。
尚、前述した展開素体4の中心部にロープをか
けて引上げる方法の場合5,6の弧周縁部側B
が、又展開素体4の弧周縁部にロープを巻回させ
て引上げる方法の場合中心側Aが、各開いた状態
となりこれらの突合せが困難となる欠点がある。
そのため、これらの肌合せが難しく治具等を用い
る必要があり、又あわせ目5,6の溶接作業も本
発明法に比較して難しい等の欠点がある。これに
対して、本発明方法の場合、あわせ目5,6の中
心側も弧周縁部側も開くことなく、完全な突合せ
が可能であり、しかもロープ7bの引き具合によ
り突合せ調整が可能である。又肌合せ及び溶接も
上記したように容易である。更に該展開素体4の
中心角が小さく180゜に近い場合でも容易に円錐
構造を得ることができる。
以上説明した本発明によるときは、円錐の各部
分を構成する平板を平面に展開して溶接し、得ら
れた展開素体の自重によるたわみとロープの絞り
とにより円錐形状に成形して、あわせ目を突合せ
て溶接する技法としたので、材料の歩留りを向上
できると共に、展開素体を得るための加工作業が
容易となる。さらに、プレス加工を省略できるた
め加工費の大幅な減少を図り得るうえに、平板の
まま展開円錐としたものを吊上げて直接円錐状に
成形するため、現場における成形工数と成形時間
を短縮できる。また、本発明法では上述したよう
に展開素体の自重によるたわみと、ロープによる
絞りを有効に活用することによつて該展開素体の
中心角が180゜に近い場合でも容易に円錐構造を
得ることが出来る。また材料は定盤等の作業台上
に接触せしめられたままロープによつて自動的に
その端部のあわせ目がひきよせられあわさるの
で、この間作業者が材料に近よる必要がなく安全
である。しかもあわせ目付近を作業台等に載せ、
平らになつた状態でその部分の突合せ、肌合せが
出来るため、該作業を現場で容易に行なうことが
でき、品質のよい円錐構造を得ることができる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の円錐構造製作方法を示す斜視
図、第2図は他の円錐構造製作方法を示す平面
図、第3図は更に円錐構造製作方法を示す斜視
図、第4図は第3図に示す方法による別態様の円
錐構造製作方法を示す斜視図、第5図は本発明方
法に係る展開素体製作時の板取りを示す平面図、
第6図は本発明の一実施例による成形工程開始の
状態を示す平面図、第7図は該成形工程の途中の
状態を示す平面図、第8図は成形工程終了期の肌
合せ及び溶接状況を示す斜視図、第9図a,bは
得られた円錐体構造の反転方法を示す説明図であ
る。 図中、1,2,3は平板、4は展開素体、5,
6はあわせ目、7はロープ、8はアイプレート、
11は金具を各示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円錐の各部分を構成する平板を展開して溶接
    し、得られた展開素体の弧周縁部に沿つて適当な
    係止具を用いて2本のロープを夫々巻回せしめる
    と共に、これらのロープの両端部を夫々一方のあ
    わせ目の弧周縁部側から他方のあわせ目の弧周縁
    部側に延出せしめて夫々そこで固定し、そのうち
    1本のロープを前記展開素体の弧周縁部側略中央
    部及びその反対のあわせ目側から夫々反対の外方
    向に引張り、両端のあわせ目が近づき始めたら、
    他のロープを弧周縁部側略中央部からのみ外方向
    に引張ると共に、最初に引張つたロープをゆる
    め、円錐形状に成形して両端のあわせ目を肌合せ
    し溶接接続することを特徴とする鋼板製円錐構造
    の製作方法。
JP20608582A 1982-11-26 1982-11-26 鋼板製円錐構造の製作方法 Granted JPS5996367A (ja)

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JP20608582A JPS5996367A (ja) 1982-11-26 1982-11-26 鋼板製円錐構造の製作方法

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JP20608582A JPS5996367A (ja) 1982-11-26 1982-11-26 鋼板製円錐構造の製作方法

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Publication Number Publication Date
JPS5996367A JPS5996367A (ja) 1984-06-02
JPS6145752B2 true JPS6145752B2 (ja) 1986-10-09

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ID=16517567

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JP20608582A Granted JPS5996367A (ja) 1982-11-26 1982-11-26 鋼板製円錐構造の製作方法

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JP (1) JPS5996367A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61150157A (ja) * 1984-12-25 1986-07-08 Canon Inc カセツト装填装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61150157A (ja) * 1984-12-25 1986-07-08 Canon Inc カセツト装填装置

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JPS5996367A (ja) 1984-06-02

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