JP2005240534A - 鋼管仮施設工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
壁体の支柱として鋼管を使用して設置費及び時間を節減し、前記鋼管を効率よく配置し鋼管の形状及び機能を改善して壁体を安全に支持する鋼管仮施設工法を提供する。
【解決手段】
甕壁又は掘削壁に沿って壁体(100)を造成し、前記壁体(100)に腹起こし(130)を設置する壁体造成工程と、前記腹起こし(130)に鋼管(210)を結合手段(240)で結合させ、隣接した壁体(100)間を連結させるコーナー鋼管支柱設置段階、及び対向する壁体(100)間を連結させる中央鋼管支柱設置段階からなる鋼管支柱設置工程と、前記鋼管(210)の側面に所定間隔で垂直にポストパイル(300)を打ち込んで鋼管(210)間を連結させるポストパイル設置工程とを含んでなる。
【選択図】
図2

Description

本発明は、建築工事又は土木工事の際、地下甕壁又は掘削壁を支持するための仮施設工法に関し、より詳しくは支柱としての機能及び形状が改善された鋼管を使用して安全で構造の簡単な鋼管仮施設工法に関するものである。
一般に、建築工事又は土木工事においては、地下甕壁を築造するかあるいは掘削施工を行わなければならない。このような地下甕壁築造又は掘削施工に際しては、安全のために必ず土止め工事を先行しなければならないので、この土止め工事のための仮施設が必要となる。
このような土止め工事のための仮施設工法は、一般につぎのような過程からなる。図1は従来のHビームによるHビーム仮施設の概略斜視図である。同図に示すように、まず甕壁又は掘削壁に沿ってHビーム20を立てて打ち込み、Hビーム20間に土留板30又は土留壁を完成した後、これらの水平支持力を補完するため、横に腹起こし40を取り付けて、腹起こし40の結合された壁体10を作る。その後、掘削空間に一定間隔で縦横にHビーム20を打ち込み、これらを連結して支柱の役割をすることにより、前記壁体10が荷重によって崩壊しないようにする。
しかし、このような工程による壁体の支柱として使用されたHビーム20は一般に嵩高くて重く、縦横に二重、三重、又はそれ以上に設置されるため、掘削空間が非常に複雑になって事故の危険があるだけでなく、多量のHビーム20が必要で、Hビーム20の設置及び解体のための時間と人件費が増加するため、非生産的で非経済的であるという問題点がある。
また、掘削空間が広い場合、前記Hビーム20を長く連結して使用することになるが、これは連結の不確実性をもたらすおそれがあり、掘削空間の形態が多様な場合は、Hビーム20が前記腹起こし40に密着するように結合されない場合があるため、甕壁の荷重により前記壁体10が内側に傾いて崩壊する危険がある。
このような問題点を解決するため、従来は前記Hビーム20と腹起こし40間を無理に溶接して結合させるか、あるいはコンクリートで連結して腹起こし40とHビーム20を接着させていた。しかし、これによっても、前記腹起こし40とHビーム20間の連結部が甕壁の荷重を支えるのには結合箇所が足りず、不足分は作業者が一つ一つ連結して作業しなければならなくて非常に煩雑で、分解作業時にもかなりの時間がかかるという問題点があった。
本発明は前記のような問題点を解決するためになされたもので、壁体の支柱として鋼管を使用して設置費及び時間を節減し、前記鋼管を効率よく配置し鋼管の形状及び機能を改善して壁体を安全に支持する鋼管仮施設工法を提供することを目的とする。
前記のような目的を達成するため、本発明は、甕壁又は掘削壁に沿って壁体を造成し、前記壁体に腹起こしを設置する壁体造成工程と、前記腹起こしに鋼管を結合手段で結合させ、隣接した壁体間を連結させるコーナー鋼管支柱設置段階、及び対向する壁体間を連結させる中央鋼管支柱設置段階からなる鋼管支柱設置工程と、前記鋼管の側面に所定間隔で垂直にポストパイルを打ち込んで鋼管間を連結させるポストパイル設置工程とを含んでなる鋼管仮施設工法を提供する。
前記鋼管支柱設置工程は、鋼管の両端部に形成されたフランジをネジで互いに結合させることで鋼管の長さを調節することを含むことが好ましい。
前記鋼管支柱設置工程は、前記腹起こしに結合される鋼管の端部に形成されたフランジの端面に前記結合手段を設け、この結合手段を前記腹起こしに密着して結合することを含むことが好ましい。
前記結合手段は油圧ジャッキからなることが好ましい。
前記油圧ジャッキは、両端部に形成されたフランジと、一端部が球状に形成されたピストンと、前記ピストンを受容するシリンダと、一端部のフランジに結合され、内部に前記ピストンの一端部の形状に対応する形状の受容穴が形成され、油圧ジャッキの押し付け方向を可変させる球状受容部と、前記シリンダの他端部と前記他端部のフランジ間に結合されるヒンジ部とからなることが好ましい。
前記腹起こしに結合される前記油圧ジャッキの端部のフランジはクリップにより固定されることが好ましい。
前記鋼管支柱設置工程は、前記鋼管の外周面に安全歩行部をさらに形成することを含むことが好ましい。
前記鋼管支柱設置工程は、前記鋼管の上面に引掛け部をさらに形成することを含むことが好ましい。
前記鋼管の側面に、上下に展開及び折畳される手すりがさらに形成されることが好ましい。
前記鋼管支柱設置工程は、補助支柱を前記鋼管の端部側外周面に結合し、前記腹起こしに結合する補助支柱設置段階をさらに含むことが好ましい。
前記補助支柱は、中央部が分岐された“V”字形に形成され、中央部で前記鋼管の端部側を取り囲んだ形で固定され、端部が前記腹起こしに結合されることが好ましい。
前記ポストパイル設置工程は、前記ポストパイルの側面に形成された三角支持部に鋼管を載置させ、U形バンドで前記鋼管と前記三角支持部を結合させることを含むことが好ましい。
本発明は、仮施設の壁体の支柱として鋼管を使用して設置費及び時間を節減し、前記鋼管の効率的な配置により仮施設の構造を非常に単純にするだけでなく、壁体を安全に支持できるようになり、事故を予防できる利点がある。
又、鋼管の形状及び機能を改善することにより、壁体と鋼管間の角度が90°でなくても前記壁体に同一圧力を加えることができるので、崩壊の危険が少なく、仮施設の構造が全体として安全になり、更に、仮施設の設置の煩雑さを改善する効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図2は本発明の鋼管仮施設工法による鋼管仮施設を示す平面図、図3は本発明の鋼管仮施設工法による鋼管間の結合状態を示す側面図、図4は本発明の鋼管仮施設工法による鋼管の斜視図、図5は本発明のコーナー鋼管支柱設置段階による鋼管と腹起こしの結合状態を示す断面図、図6は本発明の中央鋼管支柱設置段階による鋼管と腹起こしの結合状態を示す断面図、図7は本発明の補助支柱設置段階による補助支柱、中央鋼管支柱、及び腹起こし間の結合状態を示す断面図、図8は本発明による鋼管仮施設工法のポストパイルと鋼管の結合状態を示す断面図、図9は本発明による鋼管仮施設工法による仮施設の部分斜視図である。
本発明による鋼管仮施設工法は、大きくは壁体造成工程、鋼管支柱設置工程、及びポストパイル設置工程からなる。
まず、壁体造成工程について説明する。
前記壁体造成工程は、甕壁又は掘削壁に沿って壁体100を造成し、前記壁体100に腹起こし130を設置することからなる(図2参照)。
前記壁体100は一般に甕壁又は掘削壁が崩壊することを第一次に防ぐためのもので、Hビームと土留板を用いる方法、シートパイル(sheet pile)による方法、CIP、SCW及び地下連続壁による方法など、公知の多様な方法で造成することができる。
本発明の実施例においては、前記壁体造成工程として、Hビームと土留管を用いる方法を例として挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、前記のいずれの方法も採用可能である。
前記Hビーム及び土留板を用いる方法による前記壁体造成工程は、一般に、甕壁又は掘削壁に沿ってサイドパイル110を立てて一定間隔で打ち込み、前記サイドパイル110間に土留板120を下から順次挿入して積層し、腹起こし130を設置することからなる。
前記サイドパイル110はHビームを垂直に地面上に打ち込んで形成し、前記Hビーム間に、四角形状に形成された土留板120を挿入する。そして、前記サイドパイル110が上下に動かないようにするため、前記サイドパイル110を互いに連結する腹起こし130を設置する。前記腹起こし130はHビームから形成されるか、あるいは四角鋼管パイルからなり、Hビーム又は四角鋼管パイルが横になった状態で結合され、これにより腹起こし130の結合された壁体100が出来上がる。
このように出来上がった壁体100は、甕壁の荷重変化にも崩壊しないようにするため、壁体100に設置された腹起こし130を互いに連結する支柱が必要になる。
つぎに、前記鋼管支柱設置工程について説明する。
前記鋼管支柱設置工程は、前述したように、前記壁体100が崩壊しないように、支柱を設置する工程であって、支柱として鋼管210を使用する。
公知の鋼管は鋼鉄からなり、円筒状に形成されたものである。前記鋼管210が支柱の役目をしながら掘削空間内に設置されるため、作業者が必要に応じて掘削空間のどの地点にも容易に移動できなければならないし、安全でなければならない。したがって、前記鋼管210の円筒形状を改善して、前記鋼管210の外周面に安全歩行部212をさらに形成することが好ましい(図3、図4参照)。
前記安全歩行部212は“L”字形の鉄板又はアングル材などから形成し、互いに対面するように、前記鋼管210の外周面上側に結合して、前記鋼管210の上面を平面状にすることで、作業者の移動を便利で安全にする。
また、前記鋼管210の上面には引掛け部213を多数設けることが好ましい。これらは鋼管210の運搬の便宜のために設けたものである。前記引掛け部213は線状鋼などを取っ手状に形成して溶接で接合させたもので、前記引掛け部213にクレーンのフック又はロープを連結して所望の場所に運搬することができる。
また、前記鋼管の側面には、上下に折り畳まれる手すり214をさらに設けることが好ましい(図4参照)。これは、前記鋼管上で歩行する作業者が手すり214を握りながら安心して移動できるようにするためのものである。
前記手すり214は、前記安全歩行部212の側面に取り付けられ、細長く形成され、両端部に結合孔214bが形成された手すりバー214aと、前記手すりバー214aの一端部に形成された結合孔214bを介して前記安全歩行部212の側面に固定される回動ピン214cと、前記手すりバー214aの他端部の折り畳み位置に対応する前記安全歩行部212の側面に設けられる保持具214dとからなる。
前記手すりバー214aは板状又は円筒状に細長く形成され、両端部に結合孔214bが形成されている。前記手すりバー214aは、作業者が使用しない場合は、前記安全歩行部212の側面に並んで横になり、使用時には、立設される。前記手すりバー214aは、作業者の必要に応じて、前記安全歩行部212の側面に所定間隔で、かつ多様な数で形成できる。
そして、前記結合孔214bは貫通孔に形成されるもので、一端部の結合孔214bは後述する回動ピン214cが結合される孔であり、他端部の結合孔214bはロープなどが挿入される孔である。
前記回動ピン214cは前記手すりバー214aの一端に形成された結合孔214bを介して前記安全歩行部212の側面に固定されるので、前記回動ピン214cを介して前記手すりバー214aが上下に回動できる。
前記保持具214dは前記手すりバー214aの他端部に対応する位置に設けられ、前記安全歩行部212の側面に固定されている。前記保持具214dは断面“L”字形又は断面“一”字形に形成されるので、前記手すりバー214aを使用しないときは、前記安全歩行部212の側面に並んで横になる。この際、前記保持具214dは前記手すりバー214aが下方に無断で下がることを防止するものである。
このように構成される鋼管は、前記引掛け部213により運搬が便利になり、両端部に形成されたフランジ211により隣接鋼管又はほかの結合対象物に結合できるので、建築工事又は土木工事に当たって、仮施設の施工の際、支柱として容易に使用することができ、作業者は前記安全歩行部212の上面を踏んで所望の場所に容易に安全に移動することができる。
また、前記鋼管が高所に設置された場合、作業者の安全をさらに図るため、前記手すり214を提供して、作業者が前記手すり214を握りながら移動できるようにする。
前記手すり214を使用しようとする場合は、前記保持具214dにかかり前記安全歩行部212の側面に並んで横になっている前記手すりバー214aを前記回動ピン214cを中心に回転させて立て、前記手すりバー214aの他端部に形成された結合孔214bと隣接手すりバー214aの結合孔214bにロープなどを連結することで、前記手すりバー214aが立てられた状態を維持するようにする。前記ロープは壁体などに所定高さで結ばれており、作業者がほかの場所に移動する場合には、前記手すりバー又はロープを握りながら安全に移動することができる。
そして、前記鋼管支柱設置工程は、前記鋼管210を前記腹起こし130に結合手段240で結合し、隣接壁体100間を連結するコーナー鋼管支柱設置段階と、対向する壁体100間を連結する中央鋼管支柱設置段階とからなる(図2、図5、図6参照)。
前記コーナー鋼管支柱設置段階は、掘削空間の甕壁などに沿って形成された壁体100と壁体100が連結された部位、つまりコーナー部位で、前記鋼管210を前記隣接壁体100の腹起こし130に結合することで、コーナー鋼管支柱220を設置することになる。
前記コーナー鋼管支柱220は隣接壁体100間を連結する関係で、相対的に短い鋼管210が要求されるので、壁体100の荷重によっても鋼管210の変形又は曲がりは発生せず、隣接壁体100が荷重を互いに反対方向に伝達するので、前記壁体100が崩壊するおそれはなくなる。
そして、前記中央鋼管支柱設置段階は、対向する壁体100間を連結するもので、前記コーナー鋼管支柱220の間で行われる。前記中央鋼管支柱230は、前記コーナー鋼管支柱220に比べ、鋼管支柱200が長く形成される。対向する壁体100間の距離が大きければ、鋼管210を相互連結して使用することができる。
前記鋼管210は、必要に応じて、相互連結して長さを調節することができる。この際、長さ調節の便宜のため、前記鋼管210の両端部にフランジ211を形成して、ネジで相互結合できるようにする(図2〜図4参照)。
ここで、鋼管支柱200と腹起こし130間の堅固な結合のために所定の結合手段240が必要となる。前記結合手段240は、前記腹起こし130に結合される鋼管210の端部に形成されたフランジ211の端面に設けて、前記腹起こし130に密着するように結合することが好ましい(図5、図6参照)。
即ち、前記鋼管210の他端部に形成されたフランジ211はほかの鋼管210のフランジ211と結合され、前記鋼管210の一端部に形成されたフランジ211には結合手段240が連結され、この結合手段240は前記腹起こし130に結合される(図2〜図6参照)。
特に、コーナー鋼管支柱220の設置においては、前記腹起こし130と前記鋼管210間の角度が90°でないので、鋼管210と腹起こし130の結合時に必ず空間が生じる。これを補完するため、前記結合手段240を油圧ジャッキ241から構成することが好ましい(図5参照)。
前記油圧ジャッキ241の両端部にはフランジ241aが設けられる。その一端部のフランジ241aは前記腹起こし130に結合され、他端部のフランジ241aは前記鋼管210のフランジ211にネジで結合される。ここで、前記腹起こし130は横になり、前記腹起こし130、つまりHビーム又は四角鋼管パイルにはネジ結合孔を形成することが容易でないので、前記油圧ジャッキ241の一端部のフランジ241aと前記腹起こし130はクリップ250で結合することが好ましい(図5、図6参照)。
前記クリップ250はその両端部に多少の弾性を有するように形成し、その両端部間に油圧ジャッキ241のフランジ241aと前記腹起こし130を挟支し、前記クリップ250の一端部に形成されたネジ結合孔を介してネジを締結することにより、堅固に結合させる。
そして、前記油圧ジャッキ241は、一端部が球状に形成されたピストン241bと、前記ピストン241bを受容し、一方側から油圧を提供するシリンダ241cと、前記一端部のフランジ241aに結合され、内部に前記ピストン241bの一端部の形状と対応する形状の受容穴241d′が形成され、油圧ジャッキの押し付け方向を調節する球状受容部241dと、前記シリンダ241cの他端部と前記他端部のフランジ241a間に結合されるヒンジ部241eとからなる。
即ち、前記シリンダ241cに供給された油圧により、前記腹起こし130と前記鋼管210間の距離に比例するように前記ピストン241bが外側に移動すると、前記ピストン241bの球状の一端部が前記球状受容部241dの受容穴241d′の内面を加圧して、前記鋼管210と前記腹起こし130間に力を伝達することにより、腹起こし130と前記鋼管210が密着しているのと同様の効果が得られる。
また、前記腹起こし130と前記鋼管210が互いに90°の角度をなしていない場合にも、前記ピストン241bの一端部が球状に形成されているので、前記受容穴241d′内で力の方向に自由に回転して加圧方向を自由に調節することができる。即ち、鋼管210と腹起こし130間の角度にかかわらず、密着結合させるような役割をする。
また、前記鋼管支柱設置工程は、補助支柱260を前記鋼管210の端部側外周面に結合し、これら補助支柱260を前記腹起こしに結合させる補助支柱設置段階をさらに含むことが好ましい(図7参照)。前記補助支柱260はHビーム、断面円形鋼管、断面四角形鋼管で構成しても、前述したような外周面に安全歩行部212を形成した鋼管で構成してもよい。
ここで、前記補助支柱260は、二つの鋼管が結合されている形態と類似して中央部が分離された“V”字形に形成し、中央部が前記鋼管などの端部側外周面を取り囲んで固定されるように形成し、前記腹起こしと前記端部が結合されるように形成することが好ましい。
即ち、前記補助支柱260は、前記腹起こし130に隣接したコーナー鋼管支柱220又は中央鋼管支柱230の端部の両側に“V”字形に結合して、前記壁体による荷重を支持するようにする。
前記補助支柱260の中央部は分離可能に形成され、分離された部分の補助支柱260の形状は結合対象の形状に対応するように形成される。即ち、前記コーナー鋼管支柱220又は前記中央鋼管支柱230を取り囲むように結合されるので、これに対応するように形成される。前記補助支柱260は、分離された状態で、前記コーナー鋼管支柱220又は中央鋼管支柱230を両側で取り囲み、分離部の端部に沿って溶接するか、あるいはフランジを形成しネジで結合させる。
このように中央部が前記コーナー鋼管支柱220又は中央鋼管支柱230に結合された補助支柱260は“V”字形に分岐し、両側端部が腹起こしにそれぞれ結合される。前記腹起こしには、溶接などにより結合されるか、あるいは前述したような結合手段の油圧ジャッキ241により同一方式で結合される。
このように、壁体を直接支える支柱の数を増加させることにより、前記壁体がさらに堅固に固定される。そして、前記補助支柱260は、前記中央鋼管支柱230が多数で連結されて横縦に長く形成される場合が多いので、一般に前記中央鋼管支柱230と腹起こし220間を連結する。
結合される鋼管支柱と腹起こし間の間隔が大きい場合には補助支柱260を連結して使用することができ、補助支柱間の連結は溶接により行うか、あるいは端部にフランジを設けネジで結合して行う。
つぎに、前記ポストパイル設置工程を説明する。
前記ポストパイル設置工程は、前記鋼管210の側面に所定間隔で垂直にポストパイル300を打ち込んで前記鋼管210間を連結させる工程である(図8、図9参照)。
前記ポストパイル300はHビームで形成されるもので、掘削空間が深い場合、多層に形成された鋼管支柱200の間隔を維持させるとともに、鋼管支柱200全体が水平方向に動くことを防ぎながら鋼管支柱200を堅固に結合させる。
前記ポストパイル設置工程は、前記ポストパイル300の側面に設けられた三角支持部310に前記鋼管210を載置し、前記鋼管210と前記三角支持部310の安定した結合のため、U形バンド320で結合させる。
前記三角支持部310は板材からなり、上面は前記鋼管210が安定に載置できるように平らに形成され、端部は前記ポストパイル300に溶接又はネジで結合されている。
前記U形バンド320は線状鋼又はワイヤー結束して形成したもので、前記鋼管210を取り囲み、ネジ部が形成された端部が前記三角支持部310に形成された通孔を通過した後、下側からネジで結合されることで、前記鋼管210を前記三角支持部310に固定させることになる。
本発明は、仮施設の壁体の支柱として鋼管を使用して設置費及び時間を節減し、前記鋼管の効率的な配置により仮施設の構造を非常に単純にするだけでなく、壁体を安全に支持できるようになり、事故を予防できる利点がある。
又、鋼管の形状及び機能を改善することにより、壁体と鋼管間の角度が90°でなくても前記壁体に同一圧力を加えることができるので、崩壊の危険が少なく、仮施設の構造が全体として安全になり、更に、仮施設の設置の煩雑さを改善する効果がある。
従来のHビームによるHビーム仮施設を示す概略斜視図である。 本発明の鋼管仮施設工法による鋼管仮施設を示す平面図である。 本発明の鋼管仮施設工法による鋼管間の結合状態を示す側面図である。 本発明の鋼管仮施設工法による鋼管の斜視図である。 本発明のコーナー鋼管支柱設置段階による鋼管と腹起こしの結合状態を示す断面図である。 本発明の中央鋼管支柱設置段階による鋼管と腹起こしの結合状態を示す断面図である。 本発明の補助支柱設置段階による補助支柱、中央鋼管支柱、及び腹起こし間の結合状態を示す断面図である。 本発明による鋼管仮施設工法のポストパイルと鋼管の結合状態を示す断面図である。 本発明による鋼管仮施設工法による仮施設の部分斜視図である。
符号の説明
10 壁体
20 Hビーム
30 土留板
40 腹起こし
100 壁体
110 サイドパイル
120 土留板
130 腹起こし
200 鋼管支柱
210 鋼管
211 フランジ
212 安全歩行部
213 引掛け部
214 手すり
214a 手すりバー
214b 結合孔
214c 回動ピン
214d 保持具
220 コーナー鋼管支柱
230 中央鋼管支柱
240 結合手段
241 油圧ジャッキ
241a フランジ
241b ピストン
241c シリンダ
241d 球状受容部
241d′ 受容穴
241e ヒンジ部
250 クリップ
260 補助支柱
300 ポストパイル
310 三角支持部
320 U形バンド

Claims (12)

  1. 甕壁又は掘削壁に沿って壁体(100)を造成し、前記壁体(100)に腹起こし(130)を設置する壁体造成工程と、
    前記腹起こし(130)に鋼管(210)を結合手段(240)で結合させ、隣接した壁体(100)間を連結させるコーナー鋼管支柱設置段階、及び対向する壁体(100)間を連結させる中央鋼管支柱設置段階からなる鋼管支柱設置工程と、
    前記鋼管(210)の側面に所定間隔で垂直にポストパイル(300)を打ち込んで鋼管(210)間を連結させるポストパイル設置工程とを含んでなることを特徴とする鋼管仮施設工法。
  2. 前記鋼管支柱設置工程が、鋼管(210)の両端部に形成されたフランジ(211)をネジで互いに結合させることで鋼管(210)の長さを調節することを含むことを特徴とする請求項1に記載の鋼管仮施設工法。
  3. 前記鋼管支柱設置工程が、前記腹起こし(130)に結合される鋼管(210)の端部に形成されたフランジの端面に前記結合手段(240)を設け、この結合手段(240)を前記腹起こし(130)に密着して結合することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管仮施設工法。
  4. 前記結合手段(240)が油圧ジャッキ(241)からなることを特徴とする請求項3に記載の鋼管仮施設工法。
  5. 前記油圧ジャッキ(241)が、
    両端部に形成されたフランジ(241a)と、
    一端部が球状に形成されたピストン(241b)と、
    前記ピストン(241b)を受容するシリンダ(241c)と、
    一端部のフランジ(241a)に結合され、内部に前記ピストン(241b)の一端部の形状に対応する形状の受容穴(241d′)が形成され、油圧ジャッキの押し付け方向を可変させる球状受容部(241d)と、
    前記シリンダ(241c)の他端部と前記他端部のフランジ(241a)間に結合されるヒンジ部(241e)とからなることを特徴とする請求項4に記載の鋼管仮施設工法。
  6. 前記腹起こし(130)に結合される前記油圧ジャッキ(241)の端部のフランジ(241a)がクリップ(250)により固定されることを特徴とする請求項5に記載の鋼管仮施設工法。
  7. 前記鋼管支柱設置工程が、前記鋼管(210)の外周面に安全歩行部(212)をさらに形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の鋼管仮施設工法。
  8. 前記鋼管支柱設置工程が、前記鋼管(210)の上面に引掛け部(213)をさらに形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の鋼管仮施設工法。
  9. 前記鋼管の側面に、上下に展開及び折畳される手すり(214)がさらに形成されることを特徴とする請求項7又は8に記載の鋼管仮施設工法。
  10. 前記鋼管支柱設置工程が、補助支柱(260)を前記鋼管の端部側外周面に結合し、前記腹起こし(130)に結合する補助支柱設置段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の鋼管仮施設工法。
  11. 前記補助支柱(260)が、中央部が分岐された“V”字形に形成され、中央部で前記鋼管の端部側を取り囲んだ形で固定され、端部が前記腹起こし(130)に結合されることを特徴とする請求項10に記載の鋼管仮施設工法。
  12. 前記ポストパイル設置工程が、前記ポストパイル(300)の側面に形成された三角支持部(310)に鋼管(210)を載置させ、U形バンド(320)で前記鋼管(210)と前記三角支持部(310)を結合させることを含むことを特徴とする請求項1に記載の鋼管仮施設工法。
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