JPS6144969A - 接着性組成物およびこれを用いる光学部材の製造方法 - Google Patents

接着性組成物およびこれを用いる光学部材の製造方法

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JPS6144969A
JPS6144969A JP16723284A JP16723284A JPS6144969A JP S6144969 A JPS6144969 A JP S6144969A JP 16723284 A JP16723284 A JP 16723284A JP 16723284 A JP16723284 A JP 16723284A JP S6144969 A JPS6144969 A JP S6144969A
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optical
adhesive
epoxy resin
curing
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Toru Maruno
透 丸野
Kozaburo Nakamura
孔三郎 中村
Shigekuni Sasaki
重邦 佐々木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な接着性組成物であって、硬化物の屈折率
が制御可能でかつ未硬化時及び硬化物の緒特性が改良さ
fしたエポキシ樹脂系の接着性組成物および光通信方式
や各種光学機器等に用いる光学部材の製造に本発明の接
着性組成物を用いる光学部材の製造方法に関するもので
ある。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に接着性組成物としてはエポキシ系のものが知られ
ている。かかる接着性組成物は主成分であるエポキシ樹
脂、硬化剤等の種類により硬化時の屈折率、光学的な透
過損失、接着強度、可とう性、耐熱性が大きく異なる。
iた、未硬化時の粘度や脱泡性可使時間、硬化温度と硬
化時間、被着体への濡れ性も大きく異なる。従来から接
着強度、耐熱性の向上の九めにビスフェノールA系エポ
キシ樹@C以下DGEBAと略す)が使用され、充てん
剤やカップリング剤等の添加剤も併用されている。可と
り性向上の丸めには、ポリグリコール型エポキシ樹脂を
使用した接着性組成物も開発されている。また、未硬化
時の粘8度を低下させ、混合後の脱泡性を向上させる目
的で低粘度希釈剤を混合した接着性組成物や、可使時間
の長時間化を目的として酸無水物系硬化剤を使用した接
着性組成物、硬化mVLを低くし硬化時間を短くする目
的でアミン系硬化剤を用いた接着性組成物等が開発され
ている。しかしながらこれまでに開発されているこれら
の接着性組成物は屈折率が大きく、光通信線路(多く用
いられる石英ファイバやRK 7ガラス、 K2F、、
ガラス等の屈折率の小さい光学部材との屈折率マツチン
グをとることができないため、光学部材のは9合わせを
行った場合、端面での光信号の反射が増大して信号強度
の低下や発光素子の動作を不安定にする等の欠点があっ
た。
さらに、前述の従来技術のうちビスフェノールA系エポ
キシ樹脂を使用した場合には、未硬化時の粘度が高いと
いう欠点があり、充てん剤やカップリング剤の添加では
可とり性に劣り“光学的透過損失を小さく保つことが困
難であるという欠点があった。また、ポリグリコール型
エポキシ樹脂の使用では耐熱性、接着強度等に劣るとい
う欠点があり、低粘度希釈剤の添加でも耐熱性を損う可
能性がある等の欠点がある。特に、耐熱性と可とり性の
双方に優れた接着性組成物を得ることは非常に困難であ
った。
更にまた、接着性組成物を光学路中に導入する場合、硬
化物中に泡が残留していると透過光の散乱や反射が増加
し、透過損失が増大するため、硬化剤と混合し九時の脱
泡を完全に行っておく必要がある。しかし従来の接着性
組成物は硬化剤を混合した後の脱泡をポットライフ時間
内に行うことが困難なものが多く、小さな気泡を残した
まま光路中に導入するか、若しくは真空中で気泡を発生
しないように混合できる装置を必要とする等の欠点があ
った。
次に、光学部材を製造する場合に必要な屈折率整合方法
の従来技術について説明する。
従来、屈折率整合方法としては、シリコーンオイル等を
用いる方法が知られておシ1例えば光ファイバの接続に
おいて屈折率整合用として用いられていt。しかしなが
ら、この種の屈折率整合剤は液状であるため、その流出
を防止するための容器のシールが必要であるなど、工程
上及び作業上複雑であシ、長期信頼性を十分保証しうる
4のでなかった。
その点を従来技術による光ファイバと光ファイバの屈折
率整合方法を例にしてとり%第1図及び@2図に基づい
て説明する。すなわち第1囚は従来のV溝接続の模式断
面概略図であシ、第2図はその斜視図である。1m1図
にかいて符号IAは光フアイバ心線、IBは緊線、2は
V溝、3はエポキシ樹脂接着剤、4はマツチングオイル
%5は瞬間接着剤を示す。第2図においては符号IAは
光フアイバ心線%6A〜6Cはふた%7はV溝基盤を意
味する。第1図及びIK2図に示すように、まず光7丁
イバ素線と光フアイバ素線を成形品のV溝に沿わせてつ
き合せ、このつき合せ部分にシリコーン系のマツチング
オイルを滴下し、光フアイバt−成形品とアロンアルフ
ァ等の瞬間接着剤で仮留めする。しかる後、成形品に接
着剤を塗布し、硬化させる、この接着剤塗布及び硬化に
よりマツチングオイルの流出を防止しようとするもので
あつ交。しかしながら、仁の屈折率整合方法は作業工程
が複雑な上、歩留りも悪く、長期信頼性を十分保証でき
ないとめう欠点があった。このためマツチングオイルが
流出しない屈折率整合方法の出現が望まれていた。
また、光源としてレーザーダイオードを用いる場合には
、反射光がレーザーダイオード中に入ると)づズを発生
するため、反射減衰量を極めて小さくする必要があつ九
。この点を第3図に基づいて説明する。第3図はレーザ
ー光の光ファイバヘの入光概略図である。図中%IAは
第1図と同じ一1Bはガラスファイバ素m%8はレーザ
ーダイオード、9はナイロンコートを示す。第3図に示
すように入面角を0度がられずかにずらして、すなわち
カップリングを悪くしてでも反射光がレーザーダイオー
ド光源に戻らないようにしていた。この几め、透過光を
最大にすることができず、反射の極めて小さい屈折率整
合方法の出現が望まれてい念、 また、これらの問題を解決するため、接着剤を屈折率整
合剤として用いる方法が考えられhる。
しかし、前述のように従来の接着剤の多くは屈折率が高
く(屈折率n、s == 1−54〜1−60 ) %
石英ガラスファイバ’ ”D3= 1,461  やB
K 7ガラス(nD=1.−5164 )等の屈折率の
低い光学部材を多用する光学系に適用した場合には透過
損失と入力側への反射が大きく力るという欠点があった
。更に、これらの接着剤は、光学系に適用する場合に要
求される光学部材への濡れ性、光透過率%接着強度、耐
熱性をすべて満足することは困難である等の欠点があム
これらの特性を満足する新規な屈折率整合剤とこれを用
いた屈折率整合方法の開発が望まれていた。
また、光通信サービスを実現する上で長期信頼性に優れ
たLDモジュール%APDモジュール、光結合器等の光
部品の開発が必要であり、これらの光部品を組み立てる
上で電接着剤、ハンダ等の結合剤が用いられている。光
路以外の固定には接着剤、ハンダともに使用可能である
が、光路内の固定は透明性が必要であることから接着剤
の使用が不可欠である。光路内での固定に使用される接
着性組成物に対する要求特性は、結合する光学部材との
屈折率整合性に優れていることの他に。
1)光部品組立て時の半田耐熱性に優れること、21 
 @折率の経時変化が小さいこと、3)作業性が良いこ
と 等があげられる。
従来エポキシ系接着剤で上記の要求特性を満足させるた
めベルノックスMG−155(日本ベルノックス社製)
等が用いらnていた。
ベルノックスは主剤にDGEBAとポリグリコール型エ
ポキシ樹脂をあわせて使用することKより低粘度化と可
撓性を付与し、硬化剤に変性複素環式ポリアミンと変性
脂肪族ポリアミンとをあわせて使用することにより低粘
度化を図ったものである。
ベルノックスの配合比は主剤100部に対して硬化剤5
0重量部であり、硬化条件は室温8時間子60°08時
間である。
ベルノックスは以下の特徴と欠点を有している。
■ ベルノックスの硬化物の屈折率は通常のDGEBA
の硬化物より屈折率が小さい(ポリグリコール型の効果
)ため、石英やBK 7との屈折率整合性はDGBBA
硬化物より優れている。
シカシ、ベルノックスの硬化物の屈折率は石英やBK 
7より大きく、これらの光学部材との屈折率整合性が不
十分であることから接合端面での反射が大キく表り、こ
の反射光がLD光源に擾乱を与えてノイズを発生するな
どの問題がある1、このため、反射光の光源へのもどフ
を防止する目的で端面を斜研摩するなどの対策を施して
いた。その結果、LDと石英ファイバとの結合効鳥は低
下していた。
■ 従来、光部品の組立ては光路以外も接着剤で行って
いたが1組立て時間を短縮するため接着剤接合からハン
ダ接合(あるいは金属接合)への変更が行なわれておシ
、フェルールのフェルールホルダへのハンダ付けの際に
、ファイバ端面と反射防止ガラスとの接合に用いたベル
ノックス力1ら気泡が生じるという問題が発生し、ベル
ノックスがハンダ耐熱性に劣ることが判明しfc。
■ ベルノックスは硬化剤を2種類用いている友め、所
定の硬化条件で硬化させた後もさらに硬化が除々に進行
し1部品組立て後でも屈折率tはじめとする硬化物の緒
特性が変化することがわかったC 上記の屈折率整合性および耐熱性の同上、屈折率等の経
時変化の軽減は、長期にわたって信頼性を保証すること
が必須の光通信システムへ接着性組成物を適用するに際
して解決すべき問題であり、これらを満足する接着性紙
、:、vX、轡と光学部材の製造方法の開発が望まれて
いたう 〔発明の目的〕 本発明の目的は、これらの欠点のない接着性組成物を提
供し、かつ、この接着性組成物を用いた屈折率整合性、
作業性、長期信頼性に優れた光学部材の製造方法を提供
することにある。
〔発明の構成〕
本発明を概説すれば、本発明は接着性組成物およびこの
接着性組成物を用いた光学部材の製造方法の発明であり
、各々の構成について説明する。
接着性組成物 本発明者らは、屈折率整合性に優れ、かつ、低光損失で
、接着性、耐熱性、柔軟性、脱泡性、作業性等に優れた
接着性組成物を開発することを目的として、フッ素置換
基の効果によル低屈折率、低光損失で、かつ、接着性、
耐熱性の向上が期待できるフッ素化エポキシ樹脂、フッ
素化硬化剤、フッ素化反応性希釈剤に着目し、エポキシ
樹脂。
硬化剤、反応性希釈剤へのフッ素置換基の導入を行った
。また、低温硬化性(R,T、  〜60℃)や柔軟性
に優れる特徴を有する長鎖ポリアミド樹脂の硬化剤を上
記フッ素化エポキシ樹脂とあわせて用いることにより光
部品の組立てに好適である仁とも見い出し、さらに、フ
ッ素化希釈剤の合成および希釈剤の最適化を行うことに
より、脱泡性と作業性にも優れることを知見した。
すなわち、本発明を概説すれば、エポキシ樹脂と硬化剤
と反応性希釈剤とからなplこれらの少なくとも1種以
上がフッ素置換化合物である組成物(但し一エポキシ樹
脂がフッ素置換化合物で、硬化剤および反応性希釈剤が
フッ素置換されていない化合物よりなハかつ、組成物の
硬化後のフッ素原子含有量が12重重量以下のものを除
く)を主成分とする接着性組成物を要旨とするものであ
る。
すなわち、エポキシ樹脂、硬化剤、反応性希釈剤で構成
さする組成物のうち一種以上がフッ素原子を含有するた
め、このフッ素原子の効果によシ組放物が硬化し友後の
硬化物全体の屈折率を小さく、することができ、かつ−
フッ素原子を含有しないエポキシ樹脂、硬化剤、反応性
希釈剤等と併用するととにより硬化物中のフッ素原子含
量を変化させて硬化物の屈折率を制御できるようにした
ものである。
本発明に用いられるフッ素原子を含有するエポキシ樹脂
としては、例えば次の(1)弐に従ってヘキサフルオロ
アセトンとフェノールおよびエピクロルヒドリンから合
成されるビスフェノールAFのジグリシジルエーテル、
(2)式に従ってビスフェノールAF h ビスフェノ
ールA%エヒクロルヒドリンから合成されるコポリマー
、(31式に従って2゜2.3,3.4,4,5,5,
6,6,7.7−ドデカフルオロオクタン−1,8−ジ
オールとエピクロルヒドリンから合成されるジグリシジ
ルエーテル(以下FEp 3と略す)等を挙げることが
でき□る。また、フッ素原子を含有しないエポキシ樹脂
としては、例えばビスフェノールAのジグリシジにエー
テル(DGBBAと略す)%12’−ビスー(4−ヒド
ロヤシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパンのジグリ
シジルエーテル、ブタンジオールのジグリシジルエーテ
ル(BDODGEと略ス)%4.4′−ヒドロキシジフ
ェニルのジグリシジルエーテル、レゾルシンのジグリシ
ジルエーテル等があげられる。
また、フッ素原子を含有する硬化剤としては、例えば次
の14)式に従ってヘキサフルオロプロペンの3景体と
4−ヒドロキシ−1,2−フタル酸とから合成される多
フツ素化無水フタル酸(以下PFPA  と略す)や(
51式に従ってパーフルオログルタリルクロライドから
合成される2、2,3゜3.4.4−ヘキサフルオロペ
ンタンジアミン等が挙げられる。
フッ素原子を含有しなり硬化剤としては、例えばトリエ
チレンテトラミン等のアミン系化合物、ポリアミド樹脂
系化合物、無水メチルナジック酸等の酸無水物系化合物
等を挙げることができる。
こうした硬化剤の配合量は、接着強度、可とり性、耐熱
性、被着体への濡れ性に優れ、かつ低光損失で光学部材
とのマツチング性に優れt硬化物を得る観点から、エポ
キシ樹脂中に含まれるエポキシ基1当量に対して硬化剤
を0.8〜1当量とすることが望ましい。
本発明に用いられるフッ素原子を含有する反応性希釈剤
としては、例えはエポキシ樹脂の項で先述し友もののう
ち粘度の低いFEp 3や次の(6)式ニ従ってペンタ
フルオロフェノールとエピクロルヒドリンから合成され
るペンタフルオロフェニルグリシジルエーテル等が挙げ
られる。
フッ素原子を含有しない反応性希釈剤としては。
例えば、スチレンオキサイド、クレジルグリシジルエー
テル、シクロヘキセンビニルモノオキサイド等のモノエ
ポキシ化合物、ブタジェンオギサイド、ジグリシジルエ
ーテル、レゾルシンのジグリシジルエーテルおよび先述
のエポキシ個詣で低粘度のBDODGE等のジェポキシ
化合物、2.6−シブリシジルフェニルグリシジルエー
テル等のトリエポキシ化合物等が挙げられる。
なお、本発明において、必要に応じてベンジルジメチル
アミン、2−エチル−4−メチルイミダゾール等の硬化
促進剤を配合しても良い。かかる硬化促進剤の配合量は
エポキシ樹@100重量部に対して0.5〜2重景部と
することが好ましい。
その他、各種の変性剤、展伸剤、軟化剤等を適宜配合す
ることも可能である。
エポキシ樹脂に対する反応性希釈剤の効果について、粘
度、表面張力、フッ素含量を例にとって説明する。
第4図に前記反応式(1)における生成物であるビスフ
ェノールAFのジグリシジルエーテルのうちエポキシ当
量が290で式中の11が0.3のエポキシ樹1lIC
以下FE争と略す)に、反応性希釈剤としてBDODG
E  、FEp  3の2種を混合した場合のエポキシ
樹脂組成物の25℃での粘度を示す。
すがわち、第4図はBDODGE  、  FEp 3
の配合量、合(重堂係)(横軸)と粘度η25(cps
)(縦軸)との関係を示すグラフであり、Δ印はFBp
/BDODGE 、Ill印はFEp/FEp  3混
合エポキシ樹脂を意味する。
FEp のみの場合、25℃ではペースト状(粘度測定
不可能、2110,000cps  以上)であるため
硬化剤との均一混合が困難で、均一混合するためには加
熱操作を必要とする。この場合、加熱により硬化剤との
反応が促進されるため混合後の可使時間が短くなり、作
業性が著しく劣るという欠点がある。これに対して第4
図に示す希釈剤を混合したエポキシ樹脂組成物は粘度が
50,000センチボイズ(cpsl以下であり、常温
での硬化剤との混合が可能であり、また低粘度であるた
め微細構造部への充てんも可能となる等の特徴を有する
へまた必要に応じて希釈剤の量を変化させることにより
粘度を調整できるという特徴を有し、作業性を向上させ
られ、適用範囲も拡大できることは明らかである。
下記第1表には4種のフッ素化エポキシ樹脂組成物の粘
度、表面張力およびフッ素原子含有量を対照例の値とと
もに示した。
対照例は市販のDGEBA型エポキジェポキシ樹脂も一
般的な液状樹脂であるエピコート828(油化シェルエ
ポキシ社製)である。
接着性組成物の被着体への濡れ性は組成物の表面張力に
依存し、表面張力が小さいほど濡れやすい、本発明例の
4種の組成物は対象例に比べ表面張力が大幅に小さく、
被着体への濡れ性に優れていることが明らかである。ま
た反応性希釈剤の種類や添加量を変化させることによ〕
表面張力を小さく保ったまま粘度、フッ素原子含有量を
変化させられること本明らかである。また、硬化剤の種
類、量を変化させる仁とによりフッ素原子含有量を変化
させることが可能である。
光学部材の製造方法 本発明を概説すれば、作業時には流動性を保持し、硬化
後は固体化して流出しなくなることを特徴とする。前記
接着性組成物の発明項で示した接着性組成物を用いる屈
折率整合方法に関するものであり、その目的は作業性、
長期信頼性に優れた光学部材の製造方法を提供すること
にあって、エポキシ樹脂と硬化剤を主成分とする屈折率
整合性を混合、脱泡した後、光学部材の片面にコーティ
ングするか、あるいは光学部材の間に挿入し、その後硬
化させる光学部材の製造方法である。
本発明者らは、先に示したフッ素原子を含有するエポキ
シ樹脂系の接着性組成物をLDモジュール、光結合器等
の光部品や光学機器等に用いる光学部材の製造に適用し
て、屈折率整合性に優れ、かつ、透明性、ハンダ耐熱性
にも優れ、屈折率の経時変化を小さく保てることを見出
し、優れた光学部材の製造方法を発明するに至った。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により更に具体的に説明するが1本
発明はこれに限定されない、 実施例1 エポキシ樹脂としてFEp  、Flp 3,828の
3種を用い、硬化剤として無水メチルナジック酸(MN
A  )、  PFPA% ポリアミド樹脂系化合物(
商品名パーサミドV−140、ヘンケル日本社製]の3
種、希釈剤としてFKp 3  、  BGEの2種を
用いて硬化物中のフッ素原子含有量を変化させた硬化物
を作興し、硬化物中のフッ素原子含有量とナトリウムD
線(波長589.3111)を光源とした場合の屈折率
np の関係について検討し穴。結果を市販のエポキシ
系接着剤であるベルノックスの硬化物828とトリエチ
レンテトラばン(TTA)の硬化物および接着性に乏し
い熱可塑性ポリマーであるポリエチレン(PE)、ポリ
フッ化ビニル(PVF)、ポリビニリデンフロライド(
PV(IFI 、ポリトリプルオロエチレン(PTrF
E入ポリテトラプルオロエチレン(PTFE)の計7種
の結果とともに第5図に示す。第5図において横軸は硬
化物中のフッ素原子含有量(at憾)、縦軸は屈折率n
1)であり、O印はFEp と828の混合比を変化さ
せたエポキシ樹脂に硬化剤としてV−140をエポキシ
樹@100重量部に対して50重量部加えて60℃7時
間硬化させたもの、Δ印はエポキシ樹脂にFET+  
を用い硬化剤としてIVl[NAとPFPA の混合比
を変化させた組成物をエポキシ基1当量に対して00g
当量添加し150で15時間硬化させたもの0印はエポ
キシ樹脂にFET) 3を用い硬化剤としてMNAとP
PPAの混合比を変化させた組成物をエポキシ基1当量
に対して01g当量添加し、150 で15時間硬化さ
せたもの%Δ印はFBp どFEp  3の混合比を変
化させたエポキシ樹脂に硬化剤としてV−140をエポ
キシ樹脂100重量部に対して50重量部加えて60℃
で15時間硬化したもの1回はFBI)とBGE  を
重量比85:15で混合したエポキシ樹脂に硬化剤とし
てV−14(lエポキシ樹脂100重量部に対して50
重量部加えて60℃で     ゛15時間硬化させた
もの、◎印はエポキシ樹脂に828を用い硬化剤として
PF1’AとMNAの混合比を変化させ九配合物をエポ
キシ基1当量に対して00g当量加えて150℃で15
時間硬化させたものe印はベルノックスの主剤と硬化剤
を重量比2:1で混合して60℃で8時間硬化させたも
のおよび828とトリエチレンテトラミンヲ重量比10
:1で混合して100℃で2時間硬化させたもの%閘印
はPE  、PVF 、  PVdF  、  PTr
FE。
PTFE  の5mの熱可塑性ポリマーを意味する。
硬化物の屈折率nDは硬化物中のフッ素原子含有量に依
存し、フッ素原子含有量が多くなるほどnDは小さくな
ること%nD  とフッ素原子含有量の間にはほぼ直線
的な関係があることがわかる。
また、配合組成を変化させて、フッ素原子含有量を変化
させることによJ) np を1.415〜1.570
の間で任意に制御でき、石英やBK 7ガラスと完全に
屈折率マツチングをとることが可能な接着性組成物が得
られることは明らかである。さらに、光集積回路等の形
成において、光学ガラスよ)屈折率の小さな接着剤があ
れば光回路形成後クラッド被膜等に利用できる。本実施
例の接着性組成物は、通電光回路等に形成される石英や
BK 7ガラズ等の屈折率を大幅に下まわる屈折率を有
する硬゛ヒ化物が実現可能であ〕、光回路のクラッド被
膜や低屈折率注型材料等にも適用可能であることは明ら
かである、 なお、第5図中に示しtようにベルノックスと同鴇度以
下の屈折率を有する硬化物を得るためには、硬化物中の
フッ素原子含有量を12℃6以上とすることが望ましい
〔実施例2] FEpとFgp 3. FEpとBDODGE t−混
合したエポキシ81脂組成物に硬化剤としてポリアミド
基化合物(商品名パーサミドV−140.ヘンケル日本
社a)をエポキシ樹脂組成物100を置部に対tで50
重量部添加し、60℃にて15時間放置して硬化させた
場合の硬化物の波長1.3μmでの光損失とナトリウム
D線を光源とした場合の屈折率(nB3)のFEp 3
及びBDODGE 依存性について検討した結果を第6
図に示す。すなわち@6図はBDODGE 、  FB
p 3の配合割合(重@憾)(横軸)と硬化物の屈折率
nル3  あるいは光透過損失(係)(縦軸)との関係
を示すグラフであフ、Δ印はFET、のみを意味し、他
の印は第4図と同義である。測定はすべて23℃で行っ
た。光損失測定時の試料厚さは1鴎である。
光損失は添加量によらず約1憾と非常に小さいことがわ
かる。、33の検討結果から、 FED)とBDODG
E  =  FEp とFBp3を混合した組成物では
BDODGE  、FEp 3の混合量が多くなるほど
屈折率(nD)が小さくなることがわかっ九。
以上の結果からFEp 3 、BDODGEの添加量を
調整することにより、屈折率(nD” )を微調整する
ことが可能であることも明らかとなシ、光学部材をはり
合わせる場合の屈折率整合性が向上することが明らかと
なった。
〔実施例3〜7〕 エポキシ樹脂にFEp  、  FEp 3の2種を、
反応性希釈剤としてBDODGE  、FEp 3の2
種を、硬化剤としてV −140、PAPA  の2種
を添加し混合、脱泡し−C5種の接着性組成物を調整し
た。
なお、硬化剤としてPFPA  を用い友場合には、硬
化促進剤としてB DMA  を併用した。しかして得
られた各接着性組成物を実施例3〜6については60℃
で15時間、実施例7については150℃5時間加熱し
て硬化させた場合の波長1.3μmでの光損失とナトリ
ウムD線(波長589.3nynlを光源とじ喪場合の
屈折率(431%ポットライフ及び室温で混合した場合
の真空脱泡に要する時間、充てん性について検討した結
果を第2表に示す。比較例1はエピコート828とv−
140、比較例2は先述した市販の低粘度で可とり性の
エポキシ系光学用接着剤ベルノックスMG155(日本
ベルノックス社製)である。ここで第7図に充てん性の
検討装置の概略図を示す。第7図において(a)は縦断
面概略図、(b)は横断面概略図であ夛、符号10は接
着性組成物、11は内側ガラスパイプ、12は外側ガラ
スパイプそしてb  IA%IB、10は第3図と同義
である。長さが10鵡の2重ガラスパイプ(@7図中1
1.121を用意し、中心にガラスファイバを挿入した
場合の、ガラスファイバと内側パイプの間(約2. s
μm)及び外側パイプと内側パイプの間(約200μm
)への接着性組成物(笛7脚中10)の光てん性につい
て検討し穴。充てんの方法は外側パイプの中心に接着性
組成物を数滴滴下して内側パイプを挿入し、次に内側パ
イプの中心に接着性組成物を1滴滴下してガラスファイ
バを挿入することにより行った。充てん性の判断は、内
側、外側に分けて行い、完全に充てんできる場合に○、
充てんはできるが気泡の発生を伴うtjA会にΔ、充−
Cん不可能の場合に×の記号で示した。
実施例3〜7の屈折率は1.415〜1.528の範囲
にあり、比較例1.2より大幅に小さく、石英ファイバ
(n乙371.46 )やBK 7  +  nj”=
1.51641及びKZF  ガラス(nP=1.52
941@の光学部材をはり合せた場合のマツチング性に
優れていることは明らかである。
また、実施例3〜6は25℃でのポットライフが2〜2
,5時間と長くtかつ、25℃、3BHg条件下におい
て脱泡が5〜8分で容易に行えることから、作業性が向
上し、気泡による透過光の散乱や反射を軽減できろこと
は明らかで卆る。
更にまた、実施例3〜6は充てん性の検討結果より内側
、外側共に完全光てんが可能であり、比較例1〜2に比
べて充てん性に優れていることが明らかである。
次に実施例3〜7について、接着性組成物自体の硬化後
の透過度の波長依存性と硬化後の厚さ依存性を評べた結
果のうち実施例3の結果を比較例1と共KIES図及び
1@9図に示した。すガわち第8図は波長(nTn)(
横軸)と透過率(係)(縦軸)との関係を示すグラフで
あり、第9図は厚さく貼)(横軸)と透過率C憾)(縦
軸)との関係を示すグラフである。なお、第8図におけ
る実施例3、比較例1の試料の厚さは1uである。
第8図から明らかなごとく、実施例3.比較例1は共に
!S n n nm〜1600 nmの波長範囲での硬
化物自体の透過損失は5俤以下であp1光学用接着剤と
して優れていることがわかる。また第9図1から明らか
なごとく、実施例3.比較例1は共に硬化物の厚さを3
julにしても波長13110nm□ の光遼過損失が5チ以下と非常に小さく1光学出接着性
組成物として優れていることがわかる。なおも実施例4
〜7について本同様の結果が得られ、実施例3〜7はほ
ぼ同等の光透過率を有していることがわかる。
次に、実施例3〜7の屈折率整合剤の石英及び銅に対す
るせん断接着強度と、耐熱性を規定する因子であるガラ
ス転移温度(Tg)、及び可とり性を規定する因子であ
るヤング率について検討した結果f:lEa表に示す。
ここで比較例1〜2は第2表と同じである。比較例3は
従来から用いられている市販の光学用接着剤(商品名:
レンズボンドM62、サマーズ社@)である。
従来の光学用接着性組成物ではi、oxlo’榴f 7
cm 2程度のヤング率を有する硬化物を得ようとする
と、比較例2に示すようにTgが室温付近まで低下し、
耐熱性が損われる傾向があつ念。
しかし実施例ではヤング率が5− Z X I Q 3
に51 f/lrn”と最も低い実施例60Tgが41
℃であり、可とり性と耐熱性の双方に優れ良接着性組成
物が得られることは明らかである。
実施例、比較例はすべて石英に対するせん断接着強度が
大きく、光学部材のはり会わせ等に用いるのに十分なせ
ん断接着強度を有することがわかる。銅に対するせん断
接着強度は実施例3〜5がヤング率の小さい比較例2よ
p大きい。また、実施例3〜6のヤング率は比較例1.
3よりも小さく、かつ、実施例はヤング率を小さくした
ことに起因するTqの低下が小さい。以上の結果から、
実施例3〜6は比較例1〜3に比べ接着強度、耐熱性、
可とり性の三特性に優れた接着性組成物を与えることが
明らかである。
〔実施例8〕 FEpとBDODGE 、 FEpとFBp 3を混合
し九エポキシ樹脂組成物において、BDOD(J。
FEp  3の添加量を変化させ九場合の銅に対するせ
ん断接着強度について検討し九結果を第10図に示す。
すなわちICl3図はFEp  3及びBDODGEの
配合割合(重置部)(横軸)と硬化物のせん断接着強度
(kgf/cWI2)(縦軸)との関係を示すグラフで
ある。@10図において各年は゛第6図と同義である。
硬化剤にはパーサミドV−140をエボギシ樹脂組放物
ioo重量部に対して50重量部添加し、硬化条件は6
0’0.15時間とした。また測定は23℃、6596
相対湿度条件下で行った。BDODGEやFET) 3
を添加し穴場会には、多量に添加された場合でも接着強
度が大きいことがわかる。
以上の結果からh BGE  、1)(J 、AGE%
BDOIlcE %FEp3を添加したフッ素化エポキ
シ樹脂接着性組成物は接着強度も優れていることが明ら
かである。
〔実施例9〕 実施例3#6および比較例2.3を用いた複素弾性率の
測定結果を第11図に示す。
すなわち、第11図は温度C℃)(横軸)と貯蔵弾性率
(kgf/cmJおよび力学的tanδ (縦軸)との
関係を示したものであj)、t&nδがピークを示す温
度が硬化物のガラス転移温度Tgに相当する。
実施例3と比較例3の結果から、FEpによる接着性組
成物は室温付近での弾性率を小さくして可とり性にして
も耐熱性の尺度であるTgが高く、耐熱性と可とり性の
双方に優れた硬化物を与えることは明らかである。
実施例3よりさらに弾性率を小さくして可とり性にした
実施例6は、市販の可とう性光学用接着剤である比較例
2より可とり性に富み、かつTgは高く1耐熱性と可と
り性に優れ友硬化物を与えることは明らかである。
以上の結果から、フッ素化エポキシ樹脂FEp  eF
EI)  3に、よる接着性組成物は耐熱性と可とり性
の双方に優れた硬化物を与えることが明らかとなった。
〔実施例10〕 第12図はプリズムとプリズムの接合を示す模式図であ
る。第12図に示すようにプリズム(BK7ガラス)と
プリズム(BK7ガラス)の間に実施例3で示した接着
性組成物あるいは比較例1%2で示した接着剤を塗布し
、加熱、硬化後の光の反射率を求め、その結果を第13
図に示した。なお光源としてはナトリウムD線(589
,3nm )を用いた。すなわち第13図■はプリズム
の組合せ図であハ符号13はプリズム、14は接着性組
成物を示す。そして第13図は812図の場合における
接着性組成物厚(μm)(横軸)と反射率(鳴)(縦軸
)との関係を示すグラフである。
第13図から本発明による方法は屈折率の整合性に優れ
た光学部材の製造方法となっていることが明らかである
さらに、実施例1のf45図の結果より接着性組成物の
屈折率をBK 7ガラスの屈折率(nD==1.516
)に合わせることも可能であることは明らかであり一こ
の場合には反射率は0%となり完全に屈折率整合を行う
ことが可能である。
〔実施例111 第19及び第2図に示すように光ファイバと光ファイバ
を成形品のV溝に沿わせてつき合わせ、このつき合わせ
部分と成形品のふたに実施例3〜7のうち屈折率が石英
(1,46)と同等の実施例6および屈折率nDが1.
528の実施例3で示した接着性組成物あるいは比較例
1.2で示した接着剤を塗布し、加熱硬化後の光の反射
率を求め、その結果をgi4図に示した8すなわちgi
、i図は接着性組成物厚fμm>(横軸)と反射率(憾
)(縦軸)との関係を示すグラフである。なお光源とし
てはナトリウムD線(589,3nm)を用いた。実施
例6では完全にマツチングをとり反射率をOL4とする
ことが可能である。第14図から、本発明による方法は
マツチングオイルが流出することなく1作業性も容易て
長期信頼性に優れており、かつ屈折率の整合性に優れた
光学部材の製造方法となっていることが明らかである。
〔実施例12〕 筑15図に1つのプリズム系の模式図を示す。
図中の符号13.14は第12図と同義であるが、14
は反射防止膜または端面保護膜となっている。
第15図に示すようにプリズム(BK7ガラス)の表面
に実施例3〜7で示し良接着性組成物のうち屈折率の最
も小さい実施例7あるいは比較例1%2で示し友接着性
組成物を塗布し、加熱硬化後の光の反射率を求めその結
果をgi6図に示した。
なお光源としてはナトリウムD#!I (589,3n
m)を用いた。第16図は第15図の場合における接着
性組成物厚(μm  )(横軸)と反射率(係)(縦軸
)との関係を示すグラフである。第16図から本発明に
よる方法は、反射防止効果の優れた光学部材のl遣方法
となって騒ることが明らかである。
〔実施例13] 第17図にセルフォックレンズ系の模式図を示す。図中
の符号14は第12図と同義であり。
15はセルフォックレンズを意味する。gi7図に示す
ように、セルフォックレンズの入光面又ハ出光面に実施
例7で示した接着性組成物あるいは比較例1.2で示し
た接着剤を塗布し、加熱硬化後の光の反射率を求め、そ
の結果を第18図に示した。なお光源としてはナトリウ
ムD線(589,3nm)  を用いた。塩18図は第
17図の場合における接着性組成物厚(μm )(横軸
1と反射率(1)(縦軸)との関係を示すグラフであろ
う第18図から本発明忙よる方法は屈折率の整合性に優
れ九光学部材の製造方法となっていること−また翫セル
フォックレンズ端面の保護にも有用であることがわかる
〔実施例14〕 第19図(a)、(1はセルフォックレンズと光ファイ
バの接合を示す模式図である。第19図の符号IA、I
B、14.15は前記各図のとおりである。瀉19図(
a)に示すようにセルフォックレンズと光ファイバを実
施例3で示し良接着性組成物あるいは比較例1,2で示
しt接着剤により加熱硬化させて接合した場合の光の反
射率を求め、その結果を@20図に示し友。なお光源と
してはナトリウムD線(589,3nm)を用いた。す
なわち第20図は1119図(a)の場合における接着
性組成物厚(μml(横軸)と反射率(憾)(縦軸)と
の関係を示すグラフである。筑20図から本発明による
方法は屈折率の整合性が優れておV、かつ組成物厚を調
節することにょシ反射率を非常に小さくで勇ることがわ
かる。また、実施例13と第19図(A)を併用し、第
19図(1))のようにすれば、更に屈折率の整合性に
優れた光学部材め製造方法となることは明らかである。
〔実施例15コ 第21図はファイバ端面における端面処理の接合、を示
す模式図である。第21図の符号17はBK 7ガラス
板、18はフェルールであ、!ttlB−14は前図と
同義である。ファイバ素線を実施例5に示した接着性組
成物を用いてフェルールに固定し、その端面を研摩する
。その後、BK7ガラス板と研摩面を実施例5に示した
接着性組成物、あるいは比較例2で示した接着剤により
加熱硬化させて接合した場合の光の反射率を求めたとこ
ろ、実施例5に示し交接着性組成物では最大でo、 n
 4嘔以下であるが、比較例2に示した接着剤では最大
で0.13 %であつ九。すなわち、実施例5に示した
接着性組成物においては反射が極めて小さくなり、反射
光がレーザーダイオード光源にほとんど戻らなくなる九
め、ノイズを低減化することができる。
〔発明の効果〕 以上詳述した如く、本発明によれば硬化物の屈折率が制
御可能で、光ファイバ、光学レンズ等とのマツチング性
に優れ、かつ接着強度、可とり性。
耐熱性、被着体への濡れ性等の未硬化時及び硬化時の諸
物件が改善されたエポキシ樹脂系の接着性組成物を提供
できるという顕著な効果が奏せられる。またこれらの接
着性組成物を光通信方式や各種光学機器等に用いる光学
部材の製造に適用することによシ、屈折率整合性、耐熱
性、接着性等に優nた光学部材の製造方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のV溝接続の模式断面概略図、第2図はそ
の斜視図%IK3図はレーザー光の光ファイバへの入光
概略図、第4図は希釈剤配合割合と粘度の関係を示すグ
ラフ、第5因は硬化物中のフッ素原子含有量と屈折率の
関係を示すグラフ、第6図は混合エポキシ樹脂組成物の
配合割合と硬化物の屈折率および光透過損失との関係を
示すグラフ−IK7図(a) # (kl)は充てん性
の検討装置の概略図、第8図は透過率と波長の関係な示
すグラフ、第9図は厚さと透過率の関係を示すグラフ、
l@10図は接着性組成物の配合割合と硬化物のせん断
接着強度の関係を示すグラフ、第11図は温度と硬化物
の貯蔵弾性率および力学的tanδの関係を示すグラフ
、第12園はプリズムの組合せ図、@13.14.16
%18%20図はいずれも接着性組成物厚と反射率の関
係を示すグラフ、第22図はプリズムの光透過損失と環
境温度の関係を示すグラフ、第15図は1つのプリズム
系の模式図、鎮17図はセルフォックレンズ系の模式図
、そして第19図(a) 、 (b)はセルフォックレ
ンズと光ファイバの接合を示す模式図、そして第21図
はファイバ端面における端面処理の接合を示す模式図で
ある。 IA・・・・・・光フアイバ心線、IB・・・・・・光
ファイバ素線、2・・・・・・V溝%3・・・・・・エ
ポキシ樹脂接着剤%4・・・・・・マツチングオイル、
5・・・・・・瞬間接着剤、6A〜6C・・・・・・ふ
た、7・・・・・・V溝基盤、8・・・・・・レーザー
ダイオード、9・・・・・・ナイロンコート、10・・
・・・・屈折率整合剤% 11・・・・・・内側ガラス
パイプ、12・・・・・・外側ガラスパイプ、13・・
・・・・プリズム、14・・・・・・屈折率整合剤、1
5・・・・・・セルフォックレンズ。 1G・・・・・・偏光分離膜、17・・・・・・BK 
7ガラス板、1B・・・・・・フェルール。 $1図 第2図 C A 第3図 第4図 瘤釈制睡オ噌]右(W↑%) 第13図 橡乳咋f@卵4(λm) 第14図 凭11I■晩物慮(μm) 第19図 *sq″″′″”た“第21図 手続補正書(方式) %式% 1、 事件の表示 1門口59年特許願第167232号 2、 発明の名称 接着性組成物およびこれを用いる光学部材の製造方法3
、補正をする者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂と硬化剤と反応性希釈剤とからなり
    、これらの少なくとも1種以上がフッ素置換化合物であ
    る組成物(但し、エポキシ樹脂がフッ素置換化合物で、
    硬化剤および反応性希釈剤がフッ素置換されていない化
    合物よりなり、かつ組成物の硬化後のフッ素原子含有量
    が12重量%以下のものを除く)を主成分とする接着性
    組成物。
  2. (2)エポキシ樹脂と硬化剤と反応性希釈剤とからなり
    、これらの少なくとも1種以上がフッ素置換化合物であ
    る組成物(但し、エポキシ樹脂がフッ素置換化合物で、
    硬化剤および反応性希釈剤がフッ素置換されていない化
    合物よりなり、かつ、組成物の硬化後のフッ素原子含有
    量が12電量%以下のものを除く)を主成分とする接着
    性組成物を光学部材の片面にコーティングするか、ある
    いは光学部材の間に挿入するか、あるいは光学部材の周
    囲に注入したのち硬化させるかもしくは上記接着性組成
    物で光学部材を被覆しながら硬化させることを特徴とす
    る光学部材の製造方法。
JP16723284A 1983-09-09 1984-08-09 接着性組成物およびこれを用いる光学部材の製造方法 Pending JPS6144969A (ja)

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US06/647,637 US4591627A (en) 1983-09-09 1984-09-06 Optical adhesive composition
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