JPS6144826A - γ型インタ−フエロン組成物 - Google Patents

γ型インタ−フエロン組成物

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JPS6144826A
JPS6144826A JP60148093A JP14809385A JPS6144826A JP S6144826 A JPS6144826 A JP S6144826A JP 60148093 A JP60148093 A JP 60148093A JP 14809385 A JP14809385 A JP 14809385A JP S6144826 A JPS6144826 A JP S6144826A
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JP
Japan
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aqueous solution
human
amino acid
ifn
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JP60148093A
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English (en)
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Yasaburo Akagi
弥三郎 赤木
Yasumiki Miura
三浦 泰幹
Tetsuo Hoshino
哲夫 星野
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヒトγ型インターフェロン組成物に関する。
町米−9模−1 ヒトインターフェロンは現在、α型、β型およびγ型の
3種類に分類されている。α型およびβ型インターフェ
ロンは比較的安定で、主として非経1−.1投、lj剤
の形態で臨床に供せられ、組織的臨床研究ら進んでいる
。一方、γ型インターフェロン(IFN−γと略称する
ことがある)は極めて不安定で、水溶液の保存、凍結あ
るいは凍結乾燥の操作中において、容易にその活性を減
し、また凍結乾燥品を再溶解しノこ液に濁りを認める等
の問題点を何し、臨床」1使用するに値する安定な組成
物を得ることを、極めて困難にしている。その為、イン
ターツボロンの中でも昔しく強い抗ウィルス作用や抗腫
鳴作用[ザルヒンら、ツヤ−ナル オブナノヨナル ギ
ャノザ  インスチチ、−ト、第55巻、 l 2 :
’、 :(頁(1975)コを何し、医薬として最も期
待の大きい口” N−7の臨床応用への大きなIIJ5
げとなっている。
ところで、製剤に供せられるインターフ1ロンの原体は
通常、粗インターフエ〔1ンから各種のクロマトグラフ
ィー等を駆使した分離・精製工程を経て高純度のものと
して得られろ。本分離・精製工程では、種々の無機、有
機化合物が使用され、例えばpHおよびイオン強度の調
整に用いられた無機イオンも精製インターフェロン水溶
液中に存在するが、該無機イオン(無機塩)は製剤化し
た場合にも、安定化剤等として有利に作用すると煮えら
れていた。
たとえば、糖鎖を持たないβ型インターフェロンにおい
ては、無機塩を添加することにより安定化されるとの知
見が開示されている(特開昭59−25364号公報)
発明が解決しようとする問題点 本発明晋らはかかる技術背景下、無機塩の濃度を低下せ
しめたIFN−γ水溶液を用いて製剤化するとき外にも
、凍結および凍結乾燥の操作において、従来の無機塩含
有IFN−γ水溶液の」−記操作におけるよりも、一層
IFN−γ活性の低下が少なく、また得られた組成物を
再溶解した液に副りを認めることのない安定なIFN−
γ組成物か得られることを見い出し、さらに研究を重ね
本発明を完成した。
問題を解決するための手段 木2発明は、実質的に無機塩が存在せず、アミノ酸か共
(7−する条件下に凍結もしくは凍結乾燥したヒトγ型
インターフェロン組成物を提供するものである。
本発明に用いられるIFN−γは、ヒト山来のらのであ
れば天然の、あるいは遺伝子組み換え技術で得られろい
ずれのIFN−γでもよい。とりわ(J遺伝子組み替え
技術で得られるヒトI FN−γ(rlFN−γ)が有
利に使用される。
より具体的には、上記rl FN−γは、第1図で例示
される146個のアミノ酸からなるポリペプチドやその
ポリペプチドの種々のフラグメントを包含する。種々の
フラグメントとしては、例えば」−記ボリベブチドのN
末端部分の4個以下のアミノ酸か欠落したN末端部欠落
スピーシーズや上記ポリペプチドもしくはN末端欠落ス
ピーシーズの第131番アミノ酸残基以降の部位で切断
されたC末端部欠落スピ−ンーズなどが挙げられる。
さらに上記rl FN−γは上記ポリペプチドのシステ
ィン残基がセリンもしくはスレオニンに置換されたもの
も包含する。
上記様々のフラグメントの中では、第1図で示される1
46個のアミノ酸からなるポリペプチドのN末端部分の
4個以下のアミノ酸が欠落したN末端部欠落スビ−ンー
ズまたは当該N末端部欠落スピーシーズのC末端部分が
切断されたものが好ましい。
とりわけ本発明のヒトIFN−γとしては第1図で示さ
れる146個のアミノ酸からなるポリペ11”N−γ]
が好ましい。
また遺伝子組み換え技術で得られるヒトIFN−γを高
濃度に含有する水溶液が有利に使用されろ。
ヒトIFN−7の非活性は、1x105〜l×10’国
際単位/mg f:I U/mg)であることが好まし
く、■FN−γ水溶液としては、lXl0’〜l x 
l O′I U/ml、とりわけlXl0’ 〜lXl
0”IU/mlの活性を有するものが好ましい。
1−記IFN−γ水溶液として実質的に無機塩を含有し
ないものが用いられるが、ここで無機塩の濃度は0.1
M以下であればよく、0.05M以下、とりわけImM
以下であることが好ましい。また無機イオン強度として
は、無機イオンから計算されろイオン強度が01以下で
あればよく、005以下、とり4つ+10.001以下
であることが好ましい。さらに凍結乾燥組成物において
は、その全重量に対し、無機塩か30%以下であればよ
<15%以下、とりわけ03%以下であることが好まし
い。
実質的に無機塩を含まないIFN−γ水溶液は、たとえ
はIFN−γの精製工程とりわけその最終−1程のり[
Jマドグラフィー操作で用いる緩衝液として無機塩非含
有緩衝液を用いろことにより、あるいは精製されたIF
N−γ水溶液から無機塩を除去することにより製造する
ことができる。
アミノ酸としては、グリシン、α−アラニン、β−アラ
ニン、ロイノン、グルタミン酸、アスパラギン酸なとモ
ノアミノ脂肪族アミノ酸が好ましく、とりわけグリシン
が好ましい。またこれらの生理学的に許容される塩もし
くは誘導体でもよい。これらアミノ酸は1種または2種
以上使用することができ、使用するアミノ酸は市販のも
のを使用できろが、本組成物を臨床応用する為には、非
経口投与に用いられる程度の品質のらのが好ましい。
アミノ酸はそれらの全量として、IFN−γ水溶液1m
l当り1mg以上、好ましくは5−50mg配合するこ
とが好ましい。
また本発明の組成物は、I FN−γがノステイン残基
を有する場合還元性硫黄化合物を共存せしめてもよい。
該還元性硫黄化合物として、ゲルタデオン(還元型)、
チオクト酸、チオジグリコール。
チオエタノールアミン、モノチオグリセロール、ジヂオ
スレイトールおよび炭素数1〜7のチオアルカン酸か挙
げられるがとりわけ、グルタチオン(還元型)が好まし
い。還元性硫黄化合物を共存せしめる場合、IFN−γ
水溶液1ml当り還元性硫黄化合物0.1mg以上、と
りわけ0.5〜lomgが好ましい。
更に他の安定化剤としてヒト血清アルブミン(H9A)
または(および)糖類を加えることができる。
IISΔとしては、いかなるものでもよいが、本組成物
を臨床応用ずろためには、非経口投与に用いる程度の品
質のものが好ましい。例えば、健康人血漿を原料として
Cohnのエタノール分画第6法によって、分画精製し
たもの[ジャーナル オブアメリカン ケミカル ソザ
イエティ、第68巻、45L−475頁(+946)コ
が用いられる。また!−I S Aは安定剤としてアセ
ヂルトリプトファンナトリウノ・や、カプリル酸ナトリ
ウムを含有するものであ−)でもよい。
HSΔはIFN−γ水溶液に対し水溶液11nl当り1
mg以−1−1とりわr)2mg−20mg含有させる
ことが好ましい。
本発明の組成物がH8Aを含有する場合においては、溶
液状態でpl(4,0〜50または75〜85を示すよ
うに調整することが好ましい。より詳しくは、上記アミ
ノ酸類が中性アミノ酸類である場合は、pi−14,0
〜50に、酸性アミノ酸類である場合はpH75〜85
に調整することが好ましい。
糖類としては、例えばデキストラン、ヒドロキシエチル
澱粉のような多糖類、ノヨ糖、マルトースおよび乳糖の
ような三糖類およびブドウ糖、果糖、マンノースおよび
ガラクトースのような単糖類から選ばれた1種または2
種以上の物質が挙げられる。
上記デキストランおよびヒドロキシエチル澱粉に関し、
これらは市販のものを使用できるが、本組成物を臨床応
用するためには、代用血漿として非経口投与に用いられ
る程度の品質のものが好ましい。デキストランは、平均
分子ff11万〜10万、とりわけ4万〜7万のものか
、ヒト〔ノキノエチル澱粉は、平均分子量1万〜20万
、とりわけ2万〜6万または20万のらのが有利に使用
される。
上記した糖類を加える場合は、TFN−γ水溶液1ml
当り1mg以上、好ましくは3 mg〜50 mg含有
さ且ることか好ましい。
本組成物は、更に浸透圧の」]整剤としての前記糖類ま
たは(および)アミノ酸類等を含有していてしよいか、
塩化ナトリウムのような無機塩を添加することは、反っ
て組成物の品質を劣化させるので、好ましくない。」−
記の好ましい浸透圧の調整剤は該組成物に予め加えてお
くか、凍結乾燥品を再溶解する溶媒中に加えてもよい。
本発明の凍結および凍結乾燥したヒトI FN−γ組成
物は、例えば以下の方法により製造ずろことかできろ。
実質的に無機塩か存在しないヒトIFN−γ1x102
−1×IO71U/ml含有水溶液に、アミノ酸を1m
g/ml以」−1好ましくは5−50mg/+hlの濃
度になるように加える。なお該IFN−γ含打水溶液に
は、その製造過程において上記アミノ酸を添加すること
かでき、このアミノ酸をら含有するIFN−γ水溶液を
用いる場合は、そのまま、または必要により上記アミノ
酸の濃度までアミノ酸を追加して以下の工程に付すこと
ができる。
更に上記したH S Aや糖類なとも合せて加えること
かできる。
上記JPN−7水溶液にはO,1mg/m1以上、好ま
しくは05〜10mg/mlの還元性硫黄化合物や微量
の界面活性剤を含有していてもよく、また上記安定剤と
同様、これらを新たに加えろこともてきる。
また所望によりpH調整を行う場合は、鉱酸(塩酸、硫
酸なと)または(および)無機塩基(水酸化ナトリウム
、炭酸ナトリウムなど)水溶液を加え所定のpt−rに
調整する。
本発明の凍結したヒトIFN−γ組成物は、例えば上記
水溶液を通常−80°〜−30℃で凍結することにより
製造できる。該凍結組成物は一80°〜−10°Cで保
管ずろことが好ましい。
本発明の凍結乾燥したヒ) ] F N  γ組成物は
、例えは上記凍結組成物を常法により減圧乾燥するか上
記水溶液または上記凍結組成物の融解により得られる水
溶液を、所望により小分けし、上記同様凍結した後、常
法により減圧乾燥することにより製造することができる
注射用製剤としての本発明の凍結乾燥したヒトI FN
−−γ組成物を製造する場合は、小分けする前に該組成
物水溶液あるいはその成分をそれぞれ除菌ろ過等により
精製し、無菌操作によりバイアル瓶等に分注小分けした
後上記凍結乾燥処理に付すことが好ましい。
本発明の凍結もしくは凍結乾燥したヒトIFN−γ組成
物は、その凍結あるいは凍結乾燥操作お、及び保存中の
TFN−γ活性や品質の低下が極めて少なくまたその再
溶解時に濁りが生じないため何用である。また凍結乾燥
した組成物は、安定化されたヒ1iFN−γの粉末とし
て得られとりわ(」非経L」投LJ製剤として有利に用
いることができる。この場合さらに)(SAを加えた組
成物は、器壁への付着が少なく有利に用いることができ
る。
本発明の凍結乾燥したヒトIFN−γ組成物を注射用製
剤として用いる場合は、通常用時、凍結乾燥組成物をバ
イアル当り1〜100m1の注射用蒸留水またはブドウ
糖注射液等に溶解し、溶液の浸透圧が生理的に許容され
る範囲内て使用する。
また適当な担体、賦形剤、希釈剤を用いて眼、耳、鼻内
投与用の剤形ど°して用いることができる。
本発明の凍結したもしくは凍結乾燥したヒトIFN−γ
組成物は、低毒性で、公知のヒトIFN−γと同様の目
的に同様の用法により使用することができる。
本願萌細書中、IFN−γの活性(抗ウィルス活性)と
して国際単位(IU)は以下により求めた。
単位(ユニット)の確定した国際標準rFN−γと目的
とする資料をヒト羊膜由来F■7細胞株に対するシンド
ビス ウィルス(S 1ndbis  V 1rus)
の細胞変性効果阻止試験を用いて測定し、その比率から
力価を算出して求めた。
なお溶液中の蛋白量は、E:280nm=1.Oを1m
gとして計算して求めた。
作用および実施例 以下に実施例および参考例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものてはない。
実施例で用いたIFN−γは、特に注意しない場合は、
参考例1に記載した方法で製造した実質的に無機塩を含
まない高濃度ヒトrlFN−γ水溶液を使用した。なお
該ヒトrlFN−γは第1図に示すアミノ酸配列を有す
る。
実施例1〜8に記載の組成物の製造においては、積極的
な叶1調整を行なっていないが、これら注射用蒸留水に
よる再溶解時のpHはpH5,5〜7の範囲である。
実施例1 除菌ろ過して得たグルタチオン(還元型)3mgを含む
2.4X l O°10/mlのヒトIFN−y水溶液
1mlにクリシン15mgを含有する除菌ろ過した水溶
液05m1を加え、バイアル瓶中で凍結乾燥を行った。
凍結乾燥品は注射用蒸留水1mlで再溶解して、溶液の
溶状の肉眼観察とrFN−γの力価測定を行−)た。そ
の結果は第1表に示す。
実施例2 実施例1において、グリシン15mgと共にヒドロキシ
エチル澱粉(平均分子量20万)37.5mgを配合し
た以外は実施例1と同様に行った。その結果は第1表に
示す。
実施例3 実施例iにおいて、グリシンを30mgに増量し、更に
グルタミン酸ナトリウム7 、5mgを配合した以外は
実施例1七同様に行った。その結果は第1表に示す。
実施例4 除菌ろ過して得たグルタチオン(還元型)3mgを含む
3.7x l O”l U/mlのヒトIFN−7水溶
液1mlにグリシン30mgを含有する除菌ろ過した水
溶液0.5mlを加え、バイアル瓶中で凍結乾燥を行っ
た。凍結乾燥品は注射用蒸留水1mlで再溶解して、溶
液の溶状の肉眼観察とIFN−γの力価測定を行った。
対象としてグリシンを配合せずに、除菌ろ過してゲルタ
デオン(還元型)3II1gを含むヒトl FN−γ水
溶液1mlをバイアル瓶中で凍結乾燥を行い、同様にI
FN−γの力価を測定した。その結果は第1表に示す。
第  1  表 8凍結乾燥前の溶液に対する凍結乾燥品の力価残存率 実施例5 除菌ろ過して得たグルタチオン(還元型)3mgを含む
4.6x ] O°TU/mlのヒトTFN−7水溶液
1mlにグリシン30mgを含有する除菌ろ過した水溶
液05m1を加え、−30℃に1週間凍結保存しノコ後
、IFN−γの力価を測定した。該凍結品は凍結前の溶
液に対して97%の力価を示した。
実施例6 参考例2で得たrlFN−γ食合溶液を除菌ろ過して得
たグルタチオン(還元型)3mg/mlおよび塩化ナト
リウム2.5mg/mlを含む4.6X10”lU/m
lのヒトIFN−γ水溶液0.25m1にグリシン15
mgを含有する除菌ろ過した水溶液0.75m1を加え
、バイアル瓶中で凍結乾燥を行った。凍結乾燥品は注射
用蒸留水1mlで再溶解すると少量の微細不溶物が生し
、そのままこれのIFN−γの力価測定を行った。
その結果、凍結乾燥府のヒl−I F N−γ溶液の力
価に対して98%であった3、 実施例7 除菌ろ過して得たゲルタデオン(還元型)3mg/ml
を含む2.6x I O61U/mlのヒトIF′N−
γ水溶液0.5mlにグリシンl0mgおよびヒドロキ
ノエチル澱粉(平均分子量4万)15mgを含有する除
菌ろ過した水溶液0.25m1を加えバイアル瓶中で凍
結乾燥を行った。凍結乾燥品は注射用蒸留水0.5ml
で再溶解して溶液か澄明であることを確認し、I FN
−一γの力価測定を行った。
その結果、凍結乾燥前のヒトIFN−γ溶液の力価に対
して94%であった。また40°CIカ月保存後の保存
開始時の力価に対する残存率は100%と安定であった
実施例8 除菌ろ過して得たグルタチオン(還元型) 3mg/m
1を含む2.6X I 061 U /mlのヒト[F
Nm−水溶液0.5mlにクルタミン酸ナトリウム15
mgおよびヒl−’ crギノJ−、デル澱粉(平均分
子量4万)15mgを含(j′ずろ除菌ろ過した水溶液
0.25m1を加えバイアル)lL中て凍1−3乾燥を
行った。凍結乾燥品は注射用7A留水05m1で再溶解
して溶液が澄明であることを確認し、IFN−γの力価
測定を行った。
その結果、凍結乾燥前のヒトIFN−γ溶液の力佃jに
対して102%であった。また40’Cl力月保存後の
保存開始時のツ2価に対する残存率は106%と安定で
あった。
実施例9 ゲルタデオン(還元型)3mg/mlを含む38×10
JU/mlのヒl−11−” N−7水溶液0.16m
1 +−ISA5mg/mlおよびグリシン23mg/
mlを含有し、Q、lN MCIでpH4,5に調製し
た除菌ろ過した水溶液の各1mlをバイアル瓶に分注し
、凍結乾燥を行った。凍結乾燥品は注射用蒸留水1ml
で再溶解して溶液の溶状の肉眼観察、p I−1の測定
およびIFN−γの力価測定を行った。その結果は第2
表に示す。
実施例10 実施例9において、I−I SAをl0mg/mlに増
量した以外は実施例9と同様に行った。その結果は第2
表に示す。
実施例11 実施例10において、HS Aを20mg/mlに増量
した以外は実施例9と同様に行−)た。その結果は第2
表に示す。
実施例12 実施例9において、更にヒドロキノエチル澱粉(平均分
子量4万)を5mg/mlになるように加えた以外(J
実施例9と同様に行った。その結果は第2表に示す。
実施例13 実施例10においてグリシンのかわりにグルタミン酸ナ
トリウムを 27mg/mlになるように加えO,lN
 NaOH水溶液でpH7,8に調整した以外は実施例
10と同様に行った。その結果は第2表に示す。
第  2  表 8 凍結乾燥前の溶液に対する凍結乾燥品の力価残存率 参考例3〜5で得た実質的に無機塩を含まない高濃度r
lFN−γ水溶液を用いても上記実施例とドi]様の結
果が得られる。
実施例14 参考例6に記載の方法で得た2、5X I 01ll 
Ulo、25mL HS A 5 mg/ mlおよび
グリシン23mg/mlを含有し、O,lN  HCI
でpl−14,5に調整した除菌ろ過した水溶液の各1
mlをバイアル瓶に分注し、凍結乾燥を行った。凍結乾
燥品は注射用蒸留水1m、1で再溶解した。溶液の溶状
は澄明で、pH45であった。また凍結乾燥する前の水
溶液の力価に対する残存率は96%であった。
実施例15 参考例6に記載の方法で得た2、5x l O’[Ul
o、25m1、ヒドロキンエヂル澱粉(平均分子量4万
)を15mg/mlおよびグリシン23mg/mlを含
有するように調整された除菌ろ過した水溶液の各l−を
バイアル瓶に分注し、凍結乾燥を行った、実施例14と
同様に再溶解したときの溶液の溶状は澄明でpl−16
,5であった。また凍結乾燥する前の水溶液の力価に対
する残存率は101%であっノこ。
参考例I 実質的に無機塩を含まない高濃度rlFN−
γ水溶液の製造 ■ (1)EPC00B9 679号公開公報実施例8の記
載に準じ発現用ヒトIFN−γ遺伝子を有する菌株RR
I(pRK248clts、  pRC231/IP+
−900)を培養してえた凍結菌体1000gに7M塩
酸グアニジンおよび2mMフェニルメヂメチルポニルフ
ルオライドを含むloomM l−リス塩酸緩衝液(p
l−17,0)を3000ml加え、4°Cで1lIJ
i間攪拌したのち遠心分離機(17,000rpm/3
0分)に付し、澄明な上清液をえた。この上清液を13
7mM塩化ナトリウム、27mM塩化カリウム、8mM
リン酸二ナトリウムおよび147mMリン酸カリウムか
ら成る緩衝液(以下PBSと略す)で70倍に希釈し、
生じてくる沈澱物をシャープレス遠心分離機(I O,
00Orpm)に付して除去した。次いてえられた上清
液220ρをペリコン(ミリポア社製9分画分子量 1
0,000)で15gにまで濃縮した。ごの濃縮液を4
℃で一夜放置し、牛しノー沈澱物をさらにンヤープレス
遠心分離機にかけて除去した。この上清液を予め充填し
た5X30cmの抗体カラム[Ab(Mo・72−11
.1);EPCO103898号公開公報実施例12参
照]に流速1.000ml/時間で負荷したのち、PB
Sの2,500m1,1M塩化ナトリウムおよび0.1
%ツイーン20を含んだ10mMリン酸緩衝液(pt−
r7.o)の5,000m1.Pt3Sの2,500m
1および0.5M塩酸グアニジンを含んた20mMリン
酸緩衝液(1)H7,0)の2.500m1の各洗浄液
を遂次抗体カラムを通過させたのち、2M塩酸グアニジ
ンを含む20mMリン酸緩衝液(pLI7.0)で溶出
し、抗ウィルス活性を有ずろ溶出画分500m1を集め
た。
(II)  参考例1 (1)の方法で得た溶出画分4
20m1に還元型グルタチオンを10mM、!添加した
このヒトIFN−γ水溶液の420m1を予め1mMエ
チレンジアミン四酢酸塩、150mM塩化ナトリウム、
10mM還元型グルタチオンおよび2M塩酸グアニジン
を含んだ251M酢酸緩衝液(pi−160)で平衡化
したセファクリールS−200(ファルマンア社I!り
のカラム(9x l OOcm)に負荷し、同一緩衝液
で溶出し、モノマー溶出画分450m1を集めた。本操
作により比活性3.4X 10’I TJ7mgタン白
のI F N −7(0,410mg/ml)を得た。
([11)  参考例1(■)でえたヒトIFN−γ(
モノマー)溶出画分450m1に10mM還元型グルタ
チオン、150mM塩化ナトリウム、0.5M塩塩酸グ
アノノンよび0.01%ツイーン20を含む25mM酢
酸緩衝液(pl(6,0)の希釈液3,240m1を添
加、混合し、タン白含量0.05mg/mlの低濃度溶
液を調整した。この溶液を予め、l0mM還元型ゲルタ
デオン、150mM塩化ナトリウムおよび0.01%ツ
イーン20を含む25mM酢酸緩衝液(pl−r6.0
)で≦+1衡化したセファデックスG−25のカラム(
14X100cm)に負荷し、同一緩衝液でケルろ過を
行い、塩酸グアニジノを除去したヒトI FN−γの溶
出画分3 、 I 80 ml(155,8mg)をえ
た。ごの溶液のタン白含量はO,0L9n+g/mlで
あった。タン白回収率は844%であった。その比活性
は35×10°IU/mgタン白であった。この溶液を
4℃て 48時間熟成さloたのち、ダイアワlニア−
PM−I0.43mmφ(アミコン社製限外ろ過膜)を
用い、限外ろ過により159m1まで濃縮した。この濃
縮液は澄明て、そのタン白金債は0.92mg/mlで
あった。タン白回収率は93.9%(146,3mg)
であった。なお、ヒトIFN−γの比活性は6.8Xl
−06IU/mgタン白であった。
(IV)  上記(lIl)の方法で得たヒl−I F
 N−γを高濃度に含有する水溶液(タン白金T−Tf
tt;0.952mg/ml)の38m1を予めl0m
M還元型ゲルタデオンを含んだ25mM酢酸緩衝液(p
T−16,0)で平衡化したセファデックスG−25の
カラム(5,Ox 50.Ocm)に負荷し、同一緩衝
液で展開し、タン白含量0589mg/mlの実質的に
無機塩を含まない(10ppm未満)澄明なIFN−γ
溶液57m1をえた。
このIFN−7の比活性は3.7x l 061 U/
mg・タン白てあった。
参考例2 高濃度rl FN−γ水溶液の製造参考例1
(III)の方法で得たヒトIFN−γを高濃度に含有
する水溶液(タン白金<T bt :0.952mg/
 ml)(11) 38 m14:予めl0mM還元型
グルタチオンおよび40mM塩化すトリウムを含んた2
5mM酢酸緩衝液(pl(6,0)で平衡化したセファ
デックスG−25=hうJ、(5,Ox 50. Oc
+++)に負荷し、同一緩衝液て展開し、タン白金ff
10.658mg/mlの塩化ナトリウムを0.04M
含む澄明なIIl’N−γi’8液52m1をえノご1
1 ごのIFN−7の比活性は4.6X I O’ I U
/mg・タン白であった。
参考例3 実質的にイll(機塩を含まない高濃度rT
17N  γ水溶液の製造 (1)特開昭59−80646号公報参考例2に記載の
形質転換体」、ノ上すヒア コリ(Escl+eric
hia  col 1)294/p+−[ITtrp 
 2101の培養、凍結菌体1kgに7M塩塩酸グアニ
シン含む0.05Mホウ酸緩衝ItJL(117,2)
を3.000m1加え、4°Cて1時間攪拌したのし、
遠心分離(17,00Orpm/ 30分)にか+J澄
明な抽出液2.70F1mlをえた。この抽出液を0.
137M塩化ナトリウム、2.7mM塩化カリウム、8
mMリン酸2ナトリウムおよび1.47mMリン酸lカ
リウムから成る緩衝液(以1ζP、BSと略す)で10
倍に希釈した。次いてこの希釈液にノリカゲル(セパレ
イジョン・インダストリーズ社製)0.4kgを加え、
4℃で45分間攪拌、15分間静置したのち、傾斜法で
1−6液を棄てノこ。このンリカケルを1M塩化ナトリ
ウムを含む005Mリン酸緩衝液(pH7,2)で十分
洗浄1またのら、カラム(l l x l Icm)に
充填した。次いで0.5M塩塩化テトラメルルアンモニ
ウム含むO,OIMホウ酸緩衝液(+)88.0)で溶
出し、溶出液20Qを5x8cmの抗体カラム[Ab(
Mo・72i1.l):前Llt]に負荷、750m1
のP、B、Sて洗浄したのら、2M塩塩酸グアノノン含
む002Mリン酸緩衝液(pH70)で溶出し、抗ウィ
ルス(以下AVと略す)活性を有する両分183m1を
採集した。この溶出液に還元型ゲルタデオンを O,0
1M量(562mg)を添加して比活性2.lX I 
O61tJ/mg・タン白の rlFN−7172mg
を含む水溶液をえた。
(11)参考例3(I)でえ八r I F N −7含
存水溶液の183m1を予め Ia+Mエチレンジアミ
ン四酢酸塩、O,15M塩化ナトリウム、0.01膜還
元型ゲルタデオンおよび2M塩酸グアニジンを含む25
mM酢酸緩衝液(pi−16,0)で平衡化したセファ
クリールS−200(ファルマシア社製)のカラム(9
X 79 cm)に負荷し、同一緩衝液で展開し、モノ
マー溶出画分433m1を採集した。このようにしてえ
られた画分はドデシル硫酸ナトリウムのスラブ電気泳動
(以下5DS−PAGEと略す)でモノマーに収斂した
。このゲルろ過処理により比活性3、Ox l O” 
I Ll/mg ・タン白のrlFN−7を142mg
含む水溶液をえた。
(Ill ) 」−記([+)でえたrlFN−7含有
水溶液の36゜6m1(12,0mg)に0.OIM還
元型グルタチオンおよび0゜5M塩酸グアニジンを含む
25mM酢酸緩衝液(pH60)の163.4mlを添
加し、0.06mg/+nl1度溶液を200m1調製
した。この溶液を予め0.OIM還元型ゲルタデオンを
含む25mM酢酸緩衝液(pl−16,0)で平衡化し
たセファデックスG−25(ファルマンア社製)カラム
(5x 60cm)に負荷し、同一緩衝液で展開溶出し
、rlFN−7画分220m1をえた。この溶液のrl
FN−7濃度は0.047mg/mlであった。次いで
この溶液を4℃で2日間熟成したのち、グイアフロ−P
M−10膜(アミコン社製限外ろ過膜)の限外ろ過法で
14m1にまで濃縮し、タン0含gQ、711n+g/
 mlで実質的に無機塩を含まない(IOppm未満)
澄明なr I F N−γ溶液をえた。このようにして
えられた高濃度rl FN−γは5DS−PAGEでモ
ノマーに収斂した。このrIFN−7の比活性は3.6
x 10J 07mg・タン白であった。
参考例4 実質的に無機塩を含まない高濃度rlFN−
γ水溶液の製造 ■ 参考例1(■)でえたrlFN−γ水溶液の35m1(
11,48mg)に001膜還元型グルタチオンおよび
0.5M塩酸グアニジンを含む25mM酢酸緩衝液(p
l−16,0)の165m1を添加して調製した0、0
57mg/ml濃度溶液200m1を予め001膜還元
型グルタチオン溶液(pH6,0)で平衡化したセファ
デックスG−25カラム(5X60cm)に負荷し、0
01膜還元型タルタヂオノ溶液(r)H6,0)で展開
し、rl FN−γの溶出画分235m1をえた。この
溶液のrlFN−γ濃度は0.046mg/mlであっ
た。次いでこの溶液を4℃で1日間熟成したのち、グイ
アフロ−1)M−10膜の限外ろ過法にて l0m1に
まで濃縮し、タン白濃度1.08mg/mlで実質的に
無機塩(10ppm未満)および酢酸緩衝液を含まない
澄明なrIFN−γ水溶液をえた。このようにしてえら
れたr I F N −7は5DS−PAGEでモノマ
ーに収斂した。このrlFN−γの比活性は3.6X 
1061U/mg・タン白であった。
参考例5 実質的に無機塩を含まない高濃度r11”N
−γ水溶液の製造 ■ 参η例1(I+)でえたrlFN−7の35 ml(1
1,48mg)にO,OIM還元型グルタチオンおよび
0.5M塩酸グアニジンを含む25mM酢酸緩衝液(p
H6,0)のlG5m1を添加して、0.057mg/
it濃度の溶液を200 ml?A製した。この溶液を
予め0.267Mグリシンと0.01膜還元型ゲルタデ
オンを含む溶液(pl−16,0)で平衡化したセファ
デックスG−25カラム(5x60cm)に負荷し、同
一−溶液で展開し、rlFN−γの溶出画分220m1
をえた。この溶液のrlFN−7濃度は0.046mg
/mlであった。次いてこの溶液を4℃で2日間熟成し
たのち、グイアフロ−PM−10膜の限外ろ過法で94
m1まで濃縮し、タン白含量1 、07mg/ m l
で実質的に無機塩(lQppm未満)および酢酸緩衝液
を含まない澄明なrl FN−γ溶液をえた。このrl
FN−γは5DS−PAGEでモノマーに収斂し、その
比活性は3.62X 106107mg・タン白であっ
た。
該可倒6 実質的に無機塩を含まない高濃度デス(Cys−(i)
  形質転換体の製造 IFN−γ発現プラスミドpR023/IFI−900
[El)C公開第0089676号公報実施例7参照]
を制限酵素Nde1.Ncolで消化し、IFN−7遺
伝子部分を含むNdeT −Ncol  710bpl
)NA断片 (A)を分取した。一方、プラスミドpR
023を制限酵素Bgl II 、EcoRIで消化し
、λPLプロモーターを含む265bpのDNA断片(
B)を分取した。(A)、(B)と化学合成して得た蛋
白合成開始コドンを含むオリゴヌクレオヂトアダプター A A T T CA T G CA G G A ’
l’ OCAGTACGTCCTAGGTAT をT 4 D N Aリガーゼを用いてNdelとEc
oRIののりしろ部分に結合させた。得られたDNA断
片をNcoIとBglIlで処理して得たプラスミドp
Rc23/IFI−900に結合させ、Cys−トオろ
発現プラスミドpLC2を構築した(第2図す。このプ
ラスミF’pLC2を用いてCohenらの方法1プ〔
1)−ジンゲス オブ ナノヨナルアカデミ−オブ ザ
イエンス、69.2+10(1972)]に従って大腸
菌RRI(pRK248  cItS)を形質転換し、
形質転換体エンエリヒア コリ(Escherichi
a  coli =E、 coli)RRI(pLC2
,pRK248  clts)を得た。
(11)形質転換体の培養 」1記(1)で構築したプラスミドを含む菌株Ecol
i  、RRI(pLC2,pRK248  cats
)を1%バクトドリプトン 7μg/mlテトラサイクリンを含む液体培地50ml
中で、35℃112時間振とう培4iを行った。培養液
を05%カザミノ酸.05%クルコース、7μg/ml
のテトラザイクリンを含むM9培地250に移し、35
°C4時間、ついで42℃で3時間培養した。遠心分離
して菌体を集め、 −80°Cで保存した。
(畜ii)精製 上記(11)と同様の方法で得た凍結菌体7.1gを7
M塩酸グアニジンおよび2mMフJニルメヂメチルフォ
ニルフルオライトを含む0.1M+ーリス塩酸緩衝液(
pl−[ 7.0) 2 2 mlに懸濁し、4℃で1
時間攪拌したのち10.(1(joxgで30分間遠心
分離にかけて+tr)24mlを得た。この−1−清に
137mM塩化すl・リウム,2.7mM塩化カリウム
、8.1mMリン酸二すトリウムおよび1.5mMリン
酸−カリウムから成る緩衝液(pH 7.4) 3 0
 0 mlを加えて希釈し、抗体カラム(Mo 7 2
−11.1.カラム容fi15ml)に流速1m1/分
でか(Jた。そののち、0.5M塩酸グアーノンを含む
20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH 7.0) 6
 0 mlてカラムを洗浄し、ついて、2M塩酸グアニ
ジンを含む20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pt17
.0) 4. 5 mlで溶出し、抗ウィルス活性を<
iする両分25mlを得た。この両分25mlをあらか
じめ1mMエヂレンンアミン四酢酸,0.15M塩化す
トリウム、IOmMシスティンおよび2M塩塩酸グアノ
ノン含む25mM酢酸アンモニウム緩衝液(p116.
0)で平衡化したセファクリールS −、− 2 0 
0(ファルマンア社製)のカラム(2,6x −9 4
 cm)、カラノ、容!?1500mlにかけ、同一緩
衝液で溶出して抗ウィルス活性を何する両分4.0ml
を得た。
ごごて得られたCys−’FyrーCys欠落IFNー
7のボリペプヂI・「デス(Cys−Tyr  Cys
)IFN−γ]は、7.0mgであり、比活性は2.7
x l OJ LJ/mgてあった。
(1v)高濃度水溶液の製造 γを含む溶出画分  2.2ml(タンパク濃度0.1
8mg/ml)を0.5M塩酸グアニジンを含む25m
M酢酸アンモニウム緩衝液(1)H 6.0)176m
lで希釈した。
この溶液をあらかしめ25mM酢酸アンモニウム緩衝液
(p+46.o)で平衡化したセファデックスC−25
カラム(2.6x I 5 cm)に負4ij して、
同一緩衝液で溶出し、塙酸りアニノノを除去したデス(
タンパク濃度0.016mg/ml)を得た。
本溶出画分を4℃で24時間熟成したのち、ダイアフa
−YM− 1 0(2 5mmφ,アミコン社)を用い
て限外ろ過により濃縮し、フィルター(0.2μm)で
ろ過し0.68mlの澄明な溶液を得た。タンパク濃度
は0.41mg/mlであった。
発明の効果 本発明の実質的に無機塩が存在せず、アミノ酸が共存す
る条件下に凍結もしくは凍結乾燥したヒトIFN−γ組
成物は、その凍結あるいは凍結乾燥操作および保存中に
おいてIFN−γ活性の低下が極めて少なくまたその再
溶解時に濁りが生じないため医薬品等として有利に使用
することができろ。
【図面の簡単な説明】

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)実質的に無機塩が存在せず、アミノ酸が共存する
    条件下に凍結もしくは凍結乾燥したヒトγ型インターフ
    ェロン組成物。
  2. (2)アミノ酸がモノアミノ脂肪族アミノ酸である特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)ヒトγ型インターフェロンが遺伝子組み換え技術
    で得られるヒトγ型インターフェロンである特許請求の
    範囲第1項記載の組成物。
  4. (4)遺伝子組み換え技術で得られるヒトγ型インター
    フェロンの高濃度含有水溶液由来のヒトγ型インターフ
    ェロンである特許請求の範囲第3記載の組成物。
  5. (5)ヒトγ型インターフェロンの比活性が1×10^
    5〜1×10^7IU/mgである特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。
  6. (6)ヒトγ型インターフェロンが水溶液として1×1
    0^2〜1×10^7IU/mlの濃度である特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  7. (7)ヒトγ型インターフェロンが第1図で示される1
    46個のアミノ酸配列からなるポリペプチドである特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  8. (8)ヒトγ型インターフェロンがデス(Cys^1−
    Tyr^2−Cys^3)IFN−γである特許請求の
    範囲第1項記載の組成物。
  9. (9)アミノ酸が水溶液として5〜50mg/mlの濃
    度である特許請求の範囲第1記載の組成物。
  10. (10)モノアミノ脂肪族アミノ酸に加えヒト血清アル
    ブミンを含有する特許請求の範囲第2項記載の組成物。
  11. (11)ヒト血清アルブミンが水溶液として2〜20m
    g/mlの濃度である特許請求の範囲第10項記載の組
    成物。
  12. (12)モノアミノ脂肪族アミノ酸が中性モノアミノ脂
    肪族アミノ酸である特許請求の範囲第10項記載の組成
    物。
  13. (13)中性モノアミノ脂肪族アミノ酸がグリシンであ
    る特許請求の範囲第12項記載の組成物。
  14. (14)水溶液としてpH4.0〜50を示すように調
    整された特許請求の範囲第12項記載の組成物。
  15. (15)モノアミノ脂肪族アミノ酸が酸性モノアミノ脂
    肪族アミノ酸である特許請求の範囲第10項記載の組成
    物。
  16. (16)水溶液としてpH75〜85を示すように調整
    された特許請求の範囲第15項記載の組成物。
  17. (17)さらに糖類を含有せしめた特許請求の範囲第2
    項または第10項記載の組成物。
  18. (18)糖類が多糖類である特許請求の範囲第17項記
    載の組成物。
  19. (19)糖類が水溶液として3〜50mg/ml濃度で
    ある特許請求の範囲第17項記載の組成物。
  20. (20)無機塩の濃度が水溶液として0.1M以下であ
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  21. (21)無機塩の濃度が水溶液として0.05M以下で
    ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  22. (22)無機塩の濃度が水溶液として1mM以下である
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  23. (23)凍結品である特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。
  24. (24)凍結乾燥品である特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
  25. (25)ヒトγ型インターフェロンを含有する実質的に
    無機塩が存在しない水溶液にアミノ酸を添加して凍結し
    、所望により得られる凍結組成物を減圧下乾燥すること
    を特徴とする実質的に無機塩が存在せず、アミノ酸が共
    存する条件下に凍結もしくは凍結乾燥したヒトγ型イン
    ターフェロン組成物の製造法。
  26. (26)ヒトγ型インターフェロンを含有する実質的に
    無機塩が存在しない水溶液にアミノ酸を添加して凍結し
    、所望により得られる凍結組成物を減圧下乾燥すること
    を特徴とするヒトγ型インターフェロンの安定化法。
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