JPS6144393Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6144393Y2 JPS6144393Y2 JP10614082U JP10614082U JPS6144393Y2 JP S6144393 Y2 JPS6144393 Y2 JP S6144393Y2 JP 10614082 U JP10614082 U JP 10614082U JP 10614082 U JP10614082 U JP 10614082U JP S6144393 Y2 JPS6144393 Y2 JP S6144393Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heated
- induction
- coils
- side members
- surface layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 21
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims description 10
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 24
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は棒状の被加熱物の表層部を高周波によ
り誘導加熱するための高周波加熱コイルに係り、
特に被加熱物の末端部を支持するセンタを誘導加
熱しないようにした高周波加熱コイルに関する。
り誘導加熱するための高周波加熱コイルに係り、
特に被加熱物の末端部を支持するセンタを誘導加
熱しないようにした高周波加熱コイルに関する。
第1図イ,ロ,ハは、従来の高周波加熱コイル
(以下単に「コイル」という)A,B,Cを略示
する模式図である。コイルA,B,Cは、例えば
断面角型の銅パイプよりなり、所要寸法を隔てて
平行に配設した側方部材1,1を夫々具備してお
り、コイルAは、側方部材1,1の長手方向の一
方及び他方の各端部に閉ループ部材2,3を接続
して構成されており、コイルBは側方部材1,1
の前記各端部に、略円弧状に湾曲形成された湾曲
部材2′,3′を、湾曲方向が逆向きになるように
前記同様に接続して構成されている。そして、コ
イルCは側方部材1,1の前記各端部に略円弧状
に湾曲形成された湾曲部材2″,3″を、湾曲方向
が同じ向きになるように前記同様に接続して構成
されている。また、コイルA,B,Cの所要個所
には高周波電流供給部4,4が接続されている。
(以下単に「コイル」という)A,B,Cを略示
する模式図である。コイルA,B,Cは、例えば
断面角型の銅パイプよりなり、所要寸法を隔てて
平行に配設した側方部材1,1を夫々具備してお
り、コイルAは、側方部材1,1の長手方向の一
方及び他方の各端部に閉ループ部材2,3を接続
して構成されており、コイルBは側方部材1,1
の前記各端部に、略円弧状に湾曲形成された湾曲
部材2′,3′を、湾曲方向が逆向きになるように
前記同様に接続して構成されている。そして、コ
イルCは側方部材1,1の前記各端部に略円弧状
に湾曲形成された湾曲部材2″,3″を、湾曲方向
が同じ向きになるように前記同様に接続して構成
されている。また、コイルA,B,Cの所要個所
には高周波電流供給部4,4が接続されている。
而して、上記コイルA,B,Cに第1図イ,
ロ,ハに被加熱物を一点鎖線で示す如く固定して
置いた場合には第2図イ,ロ,ハに一点鎖線で囲
んで示した部分が誘導加熱される。そして、被加
熱物20を軸心回りに回転させつつ前記表層部を
誘導加熱すると、第3図イ,ロ,ハに破線で囲ん
で示した部分が夫々全周に亘り誘導加熱されるこ
ととなる。即ち、コイルAを用いた場合は、閉ル
ープ部材2,3を流れる高周波電流は打消し合う
ので、コイルB,Cを用いた場合に比して、所定
時間内で誘導加熱し得る範囲が若干狭くなるもの
の、略均一に誘導加熱し得る。またコイルB,C
による誘導加熱が不均一なものとなつているが、
これは前記側方部材1,1に例えばフエライト、
硅素鋼板よりなる加熱補強部材を適宜に取付ける
ことにより、コイルB,Cによる誘導加熱を略均
一なものにし得る。
ロ,ハに被加熱物を一点鎖線で示す如く固定して
置いた場合には第2図イ,ロ,ハに一点鎖線で囲
んで示した部分が誘導加熱される。そして、被加
熱物20を軸心回りに回転させつつ前記表層部を
誘導加熱すると、第3図イ,ロ,ハに破線で囲ん
で示した部分が夫々全周に亘り誘導加熱されるこ
ととなる。即ち、コイルAを用いた場合は、閉ル
ープ部材2,3を流れる高周波電流は打消し合う
ので、コイルB,Cを用いた場合に比して、所定
時間内で誘導加熱し得る範囲が若干狭くなるもの
の、略均一に誘導加熱し得る。またコイルB,C
による誘導加熱が不均一なものとなつているが、
これは前記側方部材1,1に例えばフエライト、
硅素鋼板よりなる加熱補強部材を適宜に取付ける
ことにより、コイルB,Cによる誘導加熱を略均
一なものにし得る。
而して、第4図に示す如く、中途部に軸径を異
ならしめて肩部段差を有した軸様体21の、細径
部21a及び肩部21bの表層部をコイルAで誘
導加熱すると、細径部21aの表層部は第4図に
一点鎖線で囲んで示す部分のみ誘導加熱されて、
細径部21aの端部及び肩部21bの表層部は第
3図イより理解される如く誘導加熱されないこと
となる。従つて、コイルAを用いた場合には細径
部21aの末端部を支持するセンタ5が誘導加熱
されないものの、細径部21a,肩部21bの表
層部の所要部分、即ち第4図に破線で囲んで示し
た部分をもまた誘導加熱し得ないという問題があ
る。一方、コイルB,Cを用いた場合には、第3
図に破線で囲んで示した、細径部21aの端部及
び肩部21bの表層部を誘導加熱し得、またコイ
ルB,Cの側方部材1,1に前述の如く加熱補強
部材を取付けることにより、細径部21aの中途
部分の表層部を略均一に誘導加熱し得る。
ならしめて肩部段差を有した軸様体21の、細径
部21a及び肩部21bの表層部をコイルAで誘
導加熱すると、細径部21aの表層部は第4図に
一点鎖線で囲んで示す部分のみ誘導加熱されて、
細径部21aの端部及び肩部21bの表層部は第
3図イより理解される如く誘導加熱されないこと
となる。従つて、コイルAを用いた場合には細径
部21aの末端部を支持するセンタ5が誘導加熱
されないものの、細径部21a,肩部21bの表
層部の所要部分、即ち第4図に破線で囲んで示し
た部分をもまた誘導加熱し得ないという問題があ
る。一方、コイルB,Cを用いた場合には、第3
図に破線で囲んで示した、細径部21aの端部及
び肩部21bの表層部を誘導加熱し得、またコイ
ルB,Cの側方部材1,1に前述の如く加熱補強
部材を取付けることにより、細径部21aの中途
部分の表層部を略均一に誘導加熱し得る。
しかしながら、コイルB,Cを用いた場合には
細径部21aの末端部を支持しているセンタ5を
も誘導加熱してしまい、この結果センタ5の耐用
期間が著しく短縮し、これを頻繁に取替えなけれ
ばならないという問題があつた。
細径部21aの末端部を支持しているセンタ5を
も誘導加熱してしまい、この結果センタ5の耐用
期間が著しく短縮し、これを頻繁に取替えなけれ
ばならないという問題があつた。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであ
つて、被加熱物の末端部を支持するセンタを誘導
加熱することなく、被加熱物の所要部分を誘導加
熱し得る高周波加熱コイルを提供することを目的
とする。
つて、被加熱物の末端部を支持するセンタを誘導
加熱することなく、被加熱物の所要部分を誘導加
熱し得る高周波加熱コイルを提供することを目的
とする。
以下に本考案に係る高周波加熱コイル(以下
「本案品」という)を、その一実施例を示す図面
とともに説明する。
「本案品」という)を、その一実施例を示す図面
とともに説明する。
第5図は本案品の構成を略示する部分破砕斜視
図である。すなわち略直線状に形成された角パイ
プよりなる側方部材11,11は所要間隔隔てゝ
配設されており、この側方部材11,11の長手
方向の一方、即ち第5図の上方の各端部には閉ル
ープ部材12が接続されている。そして、側方部
材11,11の長手方向の他方、即ち第5図の下
方の各端部には円弧状に湾曲形成された湾曲部材
13が接続されている。また高周波電流供給部1
4,14が前記側方部材の一つに設けられてい
る。
図である。すなわち略直線状に形成された角パイ
プよりなる側方部材11,11は所要間隔隔てゝ
配設されており、この側方部材11,11の長手
方向の一方、即ち第5図の上方の各端部には閉ル
ープ部材12が接続されている。そして、側方部
材11,11の長手方向の他方、即ち第5図の下
方の各端部には円弧状に湾曲形成された湾曲部材
13が接続されている。また高周波電流供給部1
4,14が前記側方部材の一つに設けられてい
る。
本案品は上述の如く構成されているので、第4
図に示した軸様体21の細径部21aの端部を閉
ループ部材12で取囲むように本案品を配置し、
これに所要周波数、所要電力の高周波を印加する
と、第4図に破線で囲んだ所要部分が誘導加熱さ
れることになる。
図に示した軸様体21の細径部21aの端部を閉
ループ部材12で取囲むように本案品を配置し、
これに所要周波数、所要電力の高周波を印加する
と、第4図に破線で囲んだ所要部分が誘導加熱さ
れることになる。
そして、細径部21aの末端部を支持している
センタ5は、前記コイルAを用いた場合の如く、
誘導加熱されないこととなる。
センタ5は、前記コイルAを用いた場合の如く、
誘導加熱されないこととなる。
以上、本案品の一実施例の説明より明かなよう
に、本考案によれば、被加熱物の末端部を支持す
るセンタを誘導加熱することなく、被加熱の所要
部分を誘導加熱し得る。
に、本考案によれば、被加熱物の末端部を支持す
るセンタを誘導加熱することなく、被加熱の所要
部分を誘導加熱し得る。
なお、第6図に示すように、側方部材11,1
1の上方の各端部に楕円形状に形成した閉ループ
部材12′を若干傾斜させた状態で接続してもよ
く、この場合には、閉ループ部材12′が上方に
傾斜している側(第6図に向かつて左側)から、
この加熱コイル内に前記軸様体21を相対的に出
入れし易くなる効果がある。
1の上方の各端部に楕円形状に形成した閉ループ
部材12′を若干傾斜させた状態で接続してもよ
く、この場合には、閉ループ部材12′が上方に
傾斜している側(第6図に向かつて左側)から、
この加熱コイル内に前記軸様体21を相対的に出
入れし易くなる効果がある。
更に第4図に示した軸様体21の太径部21c
の、肩部21b側部分の表層部をも誘導加熱する
場合には、上述の如く直状に形成した側方部材1
1,11に替えて、所要の形状、即ち第7図に示
す如く所要個所に段付形状及び湾曲形状を有した
側方部材11′,11″を用い、側方部材11′,
11″の下端部には前記太径部21cの側面の曲
率に合わせた湾曲部材13′を接続することとし
てもよいのは勿論である。
の、肩部21b側部分の表層部をも誘導加熱する
場合には、上述の如く直状に形成した側方部材1
1,11に替えて、所要の形状、即ち第7図に示
す如く所要個所に段付形状及び湾曲形状を有した
側方部材11′,11″を用い、側方部材11′,
11″の下端部には前記太径部21cの側面の曲
率に合わせた湾曲部材13′を接続することとし
てもよいのは勿論である。
第1図イ,ロ,ハは従来の高周波コイルA,
B,Cを略示する模式図、第2図イ,ロ,ハは前
記コイルA,B,Cによる誘導加熱の態様の説明
図、第3図イ,ロ,ハはコイルA,B,Cを用い
て表層部が誘導加熱された被加熱物20の断面
図、第4図は軸様体21の要部の表層部をコイル
A,B,Cで誘導加熱した場合の説明図、第5図
は本案品の構成を略示する部分破砕斜視図、第6
図、第7図は本考案に係る他の実施例を略示する
部分破砕斜視図である。 A,B,C……誘導加熱コイル、1,11′,
11″……側方部材、2,3,12,12′……閉
ループ部材、2′,2″,3′,3″,13,13′
……湾曲部材、4,14……高周波電流供給部、
5……センタ、20……被加熱部材、21……軸
様体、21a……細径部、21b……肩部、21
c……太径部。
B,Cを略示する模式図、第2図イ,ロ,ハは前
記コイルA,B,Cによる誘導加熱の態様の説明
図、第3図イ,ロ,ハはコイルA,B,Cを用い
て表層部が誘導加熱された被加熱物20の断面
図、第4図は軸様体21の要部の表層部をコイル
A,B,Cで誘導加熱した場合の説明図、第5図
は本案品の構成を略示する部分破砕斜視図、第6
図、第7図は本考案に係る他の実施例を略示する
部分破砕斜視図である。 A,B,C……誘導加熱コイル、1,11′,
11″……側方部材、2,3,12,12′……閉
ループ部材、2′,2″,3′,3″,13,13′
……湾曲部材、4,14……高周波電流供給部、
5……センタ、20……被加熱部材、21……軸
様体、21a……細径部、21b……肩部、21
c……太径部。
Claims (1)
- 被加熱物の表層部を高周波により誘導加熱する
高周波加熱コイルにおいて、所要寸法を隔てて配
設した2本の側方部材と、この側方部材の長手方
向の一方の各端部に接続した閉ループ部材と、側
方部材の長手方向の他方の各端部に接続した湾曲
部材とを具備することを特徴とする高周波加熱コ
イル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10614082U JPS5912492U (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 高周波加熱コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10614082U JPS5912492U (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 高周波加熱コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5912492U JPS5912492U (ja) | 1984-01-25 |
JPS6144393Y2 true JPS6144393Y2 (ja) | 1986-12-13 |
Family
ID=30248504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10614082U Granted JPS5912492U (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 高周波加熱コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912492U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3625669A1 (de) * | 1986-07-29 | 1988-02-04 | Siemens Ag | Induktionsheizer zum tiegelfreien zonenschmelzen |
JPS63190831U (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-08 | ||
JP2502127Y2 (ja) * | 1991-10-04 | 1996-06-19 | 富士電子工業株式会社 | 段付シャフト用半開放型高周波加熱コイル |
-
1982
- 1982-07-12 JP JP10614082U patent/JPS5912492U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5912492U (ja) | 1984-01-25 |
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