JPS6144171B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はバルコニー壁体の装着構造に関するも
ので、前パネルと袖パネルを一体化し、壁軸組か
ら突設された腕木プレートに固定して、施工の作
業性の向上と十分な取付強度の確保を図つたバル
コニー壁体の装着構造を提供することを目的とし
ている。

以下、本発明の構成を実施例につき図面に沿つ
て説明する。

第１図はバルコニー壁体を示し、前パネル１は
その中央に開口５が形成され、該開口周縁を枠体
６………で補強すると共に、該枠体６………で囲
まれる開口部内に化粧格子７が嵌着されている。
化粧格子７は金属性の外枠８………内に装飾金物
９………を設けた構成とされている。この前パネ
ル１の両側縁から袖パネル２，２がそれぞれ一体
的に延設されている。前パネル１と袖パネル２，
２は、図示はしないが、発泡スチロール等の断熱
材を２枚のアルミ製等金属板で挾んだサンドイツ
チ構造をしており、且つ金属板表面には塗装が施
されている。一方、前記各パネル１，２の上部に
は適当間隔おきに突設された支持杆１０………を
介してＣ字形チヤンネル管等からなる手摺１１が
設けられている。また、前記各パネル１，２の下
部には鉄板をＬ字形に折曲げて形成された袴体が
取着されて、各パネル１，２の補強がなされてい
る。

上記構成のバルコニー壁体を壁軸組３，３から
突設された腕木プレート４に外嵌固定する。バル
コニー壁体の袖パネル２，２には、腕木プレート
４に対向する位置に、プレート挿入孔（図示省
略）が開設されており、このプレート挿入孔に腕
木プレート４を挿入し、袖パネル２，２の内側か
らプレート４のボルト孔（図示省略）に対してボ
ルト締めして、バルコニー壁体が家屋に対して取
付けられる。この腕木プレート４は第２図に示す
ように、袖パネル２，２の幅方向の略中程までプ
レート挿入孔に挿入され、腕木プレート４でバル
コニー壁体を支持するようにしてボルト締め部分
に加わる荷重負担を軽減し、固定強度の向上を図
つている。第２図中１３は両袖パネル２，２間に
架設された床フレーム、１４は床フレーム上に載
置されたデツキ材である。

以上説明したように、本発明の装着構造によれ
ば、前パネルと両袖パネルの下部に袴体が取着さ
れて各パネルが補強されるとともに、腕木プレー
トが袖パネルの幅方向の略中程まで袖パネル内に
嵌入されて該腕木プレートでバルコニー壁体を支
持するようにしてボルト締め部分に加わる荷重負
担を軽減しているから、バルコニー壁体の十分な
取付け強度が得られ、居住者がこのバルコニー壁
体にもたれる等しても十分に安全を確保すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示し、第１図は全
体斜視図、第２図は第１図の中央縦断面図であ
る。 １……前パネル、２……袖パネル、３……壁軸
組、４……腕木プレート、５……開口、７……化
粧格子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ バルコニー壁体は、前パネルの両側縁から袖
   パネルが一体的に延設され、前パネルと両袖パネ
   ルの上部に手摺が設けられるとともに下部に断面
   Ｌ字形の袴体が設けられてなるもので、該バルコ
   ニー壁体の両袖パネルが壁軸組から突設された腕
   木プレートに外嵌固定されるとともに、該腕木プ
   レートは袖パネルの幅方向の略中程まで袖パネル
   内に嵌入されていることを特徴とするバルコニー
   壁体の装着構造。