JPS6143259Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6143259Y2
JPS6143259Y2 JP2429181U JP2429181U JPS6143259Y2 JP S6143259 Y2 JPS6143259 Y2 JP S6143259Y2 JP 2429181 U JP2429181 U JP 2429181U JP 2429181 U JP2429181 U JP 2429181U JP S6143259 Y2 JPS6143259 Y2 JP S6143259Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pendulum
movable member
swing angle
movable
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2429181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57138086U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2429181U priority Critical patent/JPS6143259Y2/ja
Publication of JPS57138086U publication Critical patent/JPS57138086U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6143259Y2 publication Critical patent/JPS6143259Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、時計において調速機または飾りなど
に使用する電磁駆動式振り子の振角制御装置に関
する。
電磁駆動式振り子における従来の振角制御装置
の一つは、磁石の揺動時にそれと対向しうるよう
にアルミニウム板などの制動板をコイルとは別位
置に配置して電磁気的に制動作用を行なう形式で
あり、磁石がこの制動板前方を移動するときに、
磁石の影響によつて制動板に渦電流が生じ、この
渦電流の発生によつて磁石にその運動と逆向きの
力(制動力)が働らく。しかし、この形式による
と、振り子の長さが長くなると、その運動が長周
期になるために、磁石の磁束が制御板を横切る速
度が遅くなつて殆んど制動作用が働らかない。ま
た他の振角制御装置は、振り子の両側に制御部材
を固定的に設置し、振り子の揺動範囲を強制的に
制限する形式である。この形式によると、部品点
数が多くなつて組立工程等を増え、また振り子が
制限部材に当接したときに、その動きが急激に制
限されるために、振り子の運動が円滑さを欠いた
り、やつこ揺れ(振り子の左右への運動に前後方
向の動きが加わること)の原因ともなる。
本考案は、上記実状に鑑みて上記欠点を解決せ
んと考案したものであり、長尺振り子に最適な振
角制御装置を提供せんとするものである。以下、
本考案に係る電磁駆動式振り子の振角制御装置の
一実施例について図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、時計機械体1の
背面部に形成されている支持柱2に振り子が揺
動自在に支持されている。振り子は、この実施
例では上端部が支持柱2に嵌合する振り竿4と、
この振り竿4の下端部に着脱自在の玉竿5と、こ
の玉竿5の下端部に固着してある振り玉6とで構
成されている。振り竿4の下部裏面には永久磁石
7が固着してあり、この永久磁石7に対して固定
的に対向する駆動コイル8は、時計機械体1の下
面部から一体に垂下形成されているホルダ9に設
置されている。また、時計機械体1の背面下部に
は4本の保持ピン10……が一体に突出形成して
あり、この保持ピン10……の間に可動部材11
がスナツプ的に嵌着して摩擦的に保持されてい
る。可動部材11は振り竿4の直立位置でそれと
直角に、すなわち振り子の揺動方向と実質的に
同じ方向に摩擦保持力を越える力で移動可能であ
る。可動部材11はその両端部から係合部12,
13が突出形成されており、この両係合部12,
13は振り竿4の両側に間隔を有して位置してい
るが、振り子が往復揺動運動を行なうとき、そ
の最大振角近傍で振り竿4の左右の側面が交互に
当接し得る位置関係にある。
振り子に手動にて左右への揺動運動を与える
と、それ以後は永久磁石7と駆動コイル8の働ら
きでこの往復揺動運動が継続する。第4図に示す
ように、振り子が左方へ揺れてその最大振角近
傍になると、振り竿4の左側面が可動部材11の
係合部12と衝突してこれを左方へ押す。すると
可動部材11はその摩擦保持力に抗して左方へ摺
動する。ついで振り子は右方への運動を行な
う。このとき可動部材11は第3図位置に取り残
される。振り子は中立位置を越えて右方へ変位
し、その最大振角近傍になると、今度は第4図に
示すように、振り竿4の右側面が係合部13と衝
突してこれを右方へ押す。すると可動部材11は
その摩擦保持力に抗して右方へ摺動する。つま
り、振り子の往復揺動運動のエネルギの一部
が、可動部材11とその保持ピン10または時計
機械体1背面との間の摩擦に消費されて損失す
る。この摩擦による損失は、振り子の振れ角が
大きいときに大きくて、それによつて振り子
振れ角が次第に小さくなるように制御され、振り
の振れ角が小さくなると、今度は損失も小さ
いから振り子の振れ角は次第に大きくなつてい
く。このような作用を繰り返すことによつて、振
り子はほぼ一定の振れ角に保たれるのである。
また、可動部材11の係合部12,13と振り竿
4とが交互に衝突するときに音が出て、この衝突
音があたかもアンクルーガンギ式の脱進音(チク
タク音)のように聞こえる。
なお、上記実施例において、振り子の構成お
よびその支持構造、可動部材11の保持構造等は
適宜に変更できる。また、可動部材11を弧状に
形成し、支持柱2を中心とする径方向に移動する
ようにもでき、さらに可動部材11の中央部に長
穴(図示せず。)を形成し、その両側壁に振り竿
4から突出形成したピン(図示せず。)がその最
大振角近傍で交互に衝突するように変更すること
も容易である。
以上のように本考案によれば、振り子の長さが
長くなつてその動きが遅い場合でも、確実に振角
制御作用が働らき、しかも振り子の運動に円滑さ
を欠くことも無い。また構成が簡単で組立も容易
であり、したがつて安価に付設できる。さらに電
磁駆動式の場合でも、旧来のアンクルーガンギ式
の脱進音に似た音を振り子に同期して出すことが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はその背面図、第2図は部分的に断面して
示す側面図、第3図および第4図はその要部の動
作状態図である。 ……振り子、4……振り竿、5……玉竿、6
……振り玉、7……永久磁石、8……駆動コイ
ル、10……保持ピン、11……可動部材、1
2,13……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電磁的に駆動されて往復揺動する振り子におい
    て、 上記振り子と対向する固定部材に、可動部材が
    実質的に上記振り子の揺動方向に移動可能にかつ
    摩擦的に保持され、 上記可動部材は、上記振り子の最大振角近傍で
    上記振り子の一部が当接可能な係合部を有し、 上記振り子の一部が上記係合部と当接するとき
    上記可動部材は上記固定部材に対して摩擦力に抗
    して移動可能である ことにて構成される電磁駆動式振り子の振角制
    御装置。
JP2429181U 1981-02-23 1981-02-23 Expired JPS6143259Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2429181U JPS6143259Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2429181U JPS6143259Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57138086U JPS57138086U (ja) 1982-08-28
JPS6143259Y2 true JPS6143259Y2 (ja) 1986-12-06

Family

ID=29822014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2429181U Expired JPS6143259Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6143259Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57138086U (ja) 1982-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201113623A (en) Lens displacement device, flexible piece and the manufacturing process thereof
JP2000284730A (ja) 振り子駆動装置
JPS6143259Y2 (ja)
JPS6143260Y2 (ja)
US4378166A (en) Pendulum arrangement of pendulum clock
JPH019029Y2 (ja)
JPS6344786Y2 (ja)
JPS628547Y2 (ja)
CN211182056U (zh) 可自动归位的平移运动开关
JPS6139989Y2 (ja)
JPH0143417B2 (ja)
JPH081472B2 (ja) 無接触型メトロノーム
JPS637909Y2 (ja)
JPS628552Y2 (ja)
JPH0220711Y2 (ja)
JPS63164135A (ja) 作動片の駆動装置
JPH0512789Y2 (ja)
JPS628542Y2 (ja)
JPS628546Y2 (ja)
JPH0435829Y2 (ja)
JPH07253479A (ja) 時計振り子の保持構造
JPH0731192Y2 (ja) 振り子時計
JP3060641B2 (ja) ロータリーソレノイド
JPH11253663A (ja) 時計用装飾体揺動機構
JPH039528Y2 (ja)