JP3060641B2 - ロータリーソレノイド - Google Patents

ロータリーソレノイド

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JP3060641B2
JP3060641B2 JP3229053A JP22905391A JP3060641B2 JP 3060641 B2 JP3060641 B2 JP 3060641B2 JP 3229053 A JP3229053 A JP 3229053A JP 22905391 A JP22905391 A JP 22905391A JP 3060641 B2 JP3060641 B2 JP 3060641B2
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magnet
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pole
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岡 博 光
尾 浩 二 平
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の減衰力可変ア
ブゾーバのバルブ制御用アクチュエータ内のロータリー
ソレノイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置を図4を用いて説明
する。図4(a) に示すようにこの装置は、シャフト1と
シャフト1を軸として回転するロータ2とロータ2に固
着しているマグネット3とロータ2周辺に設けられてい
るコイル4とコイル4に通電することでN極とS極を発
生するヨーク5とロータ2に固定されているアーム6及
びストッパ8とから構成されている。
【0003】まず、ヨーク5aにN極、ヨーク5bにS
極が発生するように、コイル4a及びコイル4bに電流
を流し、マグネット3の磁力とヨーク5a,5bの磁力
との作用で前記マグネット3を回転させる。図4(a) に
示すように、マグネット3の回転角が時計の回転方向に
対して−60°及び図4(b)に示すように、60°の位
置にストッパ8が設置されているため、アーム6は図4
(a) の位置から図4(b) の位置までの範囲しか動けない
ようになつている。前記の通電を行うとロータは図4
(a) の位置から図4(b) の位置まで回転する。マグネッ
ト3の回転角と出力トルクとの関係を図5に示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5を見ると、マグネ
ット3の回転角が0°付近で出力トルクが急激に落ち込
んでいることが分かるが、これは回転の途中でマグネッ
ト3が電流が流れていないコイル4c及びコイル4dを
有するヨーク5c及びヨーク5dと引き合い、その位置
で止まろうとする力がはたらくためである。一方、出力
トルクが落ち込んでも必要トルク以上を発生させなけれ
ばならないため、結局回転角が0°以外の箇所では必要
トルクに対し非常に高いトルクを発生させてしまうこと
になる。したがつて、高いトルクによつてロータの回転
速度が増加するために、アームがストッパに衝突する時
の音が非常に大きく、アブゾーバ内のオイルの流量も急
激に増大し油撃音も大きくなる。また、高速度でアーム
とストッパが衝突するために、摩擦が大きくなり信頼性
の低下をまねく。
【0005】故に、本発明は、上記の問題点を解決する
ことをその技術的課題とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記の技術的課題を解
決するための技術的手段は、マグネットが固定されてい
るロータと、該ロータに嵌挿されているシャフトと、該
ロータの周辺に設けられているヨークと、該ロータに固
定されているアームと、ベース上に設けられたストッパ
と、前記マグネットの中心線と前記ヨークの中心線とを
前記シャフトの軸方向に上下にずらし、該ヨークに巻い
たコイルに通電することで該ヨークにN極とS極とを発
生させることにより、前記ロータの接触面と前記シャフ
トの受部とに摩擦力を発生させて、該ヨークと前記マグ
ネットとの吸引,反発によつて回転方向のトルクを得る
ロータリーソレノイドにおいて、前記ロータの接触面に
突起部、前記シャフトの受部の壁に前記突起部と対向す
る凹部を設けたことを特徴とするロータリーソレノイド
である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0008】図1は、本発明のロータリーソレノイドを
説明したもので、この装置は、シャフト1とシャフト1
を軸として回転するロータ2とロータ2に固着している
マグネット3とN極とS極を発生し、ロータ2周辺に設
けられているコイル4とコイル4に通電することでN極
とS極を発生するヨーク5とロータ2に固定されている
アーム6とケース7とベース9及びベース9に固定され
ているゴム等の弾性材からなるストッパ8とから構成さ
れている。アーム6及びストッパ8は、マグネットの回
転角が−60°及び60°の位置で回転を止めるために
設けられている。そして、図2に示すように、ロータ2
のシャフト1受部の壁1bとの接触面2bに突起部2
a、シャフト受部の壁1bの突起部2aと相対向する部
分に凹部1aが設けられている。
【0009】本発明は、マグネット3の中心線Aとヨー
ク5の中心線Bをシャフト1の軸方向に上下にずらすこ
とで、マグネット3とヨーク5とのシャフト1の軸方向
の吸引力を変え、ロータ2の接触面2bとシャフト1の
受部1bとに発生する摩擦力を変化させている。
【0010】図3(a) に示すように、ロータ2の突起部
2aとシャフト1の凹部1aとがマグネット3の回転角
が0°の位置で噛み合うように設定した。マグネット3
の回転角が0°の位置では、突起部2aと凹部1aとが
うまく噛み合うために、図3(a) に示すように、マグネ
ット3の中心線とヨーク5の中心線とのズレが非常に小
さくなり、マグネット3とヨーク5とのシャフト1の軸
方向の吸引力も小さくなるので、ロータ2がシャフト1
受部の壁1bを押す力Fも非常に小さくなる。
【0011】一方、電流を流すことによつてマグネット
3を回転させると、突起部2aは平坦なシャフトの壁1
aに乗り上げるために、図3(b) に示すように、マグネ
ット3の中心線とヨーク5の中心線のズレが大きくな
り、マグネット3とヨーク5とのシャフト1の軸方向の
吸引力も大きくなるので、ロータ2がシャフト1受部の
壁1bを押す力Fも大きくなる。したがつて、Fが大き
くなることによつて、ロータ2とシャフト1受部の壁1
bとの間の摩擦も大きくなり、出力トルクも低下する。
マグネット3の回転角と出力トルクとの関係を図5に示
す。
【0012】つまり、図5を見ても分かるように、マグ
ネット3の回転角が0°以外の位置すなわち従来出力ト
ルクが必要以上に高かつた位置は、摩擦力を用いて出力
トルクを低下させた。
【0013】本発明では、突起部2a及び凹部1aの形
状を変えることによつて、トルクダウンの幅を自由に変
えることができる。また、ロータ2のシャフト1受部の
壁1bとの接触面2bに凹部、シャフト受部の壁1bに
突起部を設けることも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明は、出力トルクを必要最小限に止
めることが可能なため、以下の如く効果を有する。
【0015】ロータの回転速度が必要以上に速くならな
いために、アームがストッパに衝突する時の音が低下
し、アブゾーバ内のオイルの流量変化速度も減少して油
撃音も小さくなる。また、アームとストッパが衝突する
際の衝撃が小さくなるために、摩耗等の不具合も減り、
信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーソレノイドの断面図であ
る。
【図2】ロータの突起部及びシャフトの凹部が形成され
た斜視図である。
【図3】(a)は、マグネットの回転角が0°における
ロータの突起部とシャフトの凹部との接触の様子を示す
説明図であり、(b)は、マグネットの回転角が0°以
外におけるロータの突起部とシャフト受部の壁との接触
の様子を示す説明図である。
【図4】従来のロータリーソレノイドの作動に関する説
明図である。(a)は、マグネットの回転角が−60°
の状態,(b)は、マグネットの回転角が60°の状態
を示す。
【図5】本発明装置と従来装置とを比較したマグネット
の回転角と出力トルクとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 シャフト 1a 凹部 1b シャフト受部の壁 2 ロータ 2a 突起部 2b 接触面 3 マグネット 4 コイル 5 ヨーク 6 アーム 8 ストッパ 9 ベース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットが固定されているロータと、
    該ロータに嵌挿されているシャフトと、該ロータの周辺
    に設けられているヨークと、該ロータに固定されている
    アームと、ベース上に設けられたストッパと、前記マグ
    ネットの中心線と前記ヨークの中心線とを前記シャフト
    の軸方向に上下にずらし、該ヨークに巻いたコイルに通
    電することで該ヨークにN極とS極とを発生させること
    により、前記ロータの接触面と前記シャフトの受部とに
    摩擦力を発生させて、該ヨークと前記マグネットとの吸
    引,反発によつて回転方向のトルクを得るロータリーソ
    レノイドにおいて、前記ロータの接触面に突起部、前記
    シャフトの受部の壁に前記突起部と対向する凹部を設け
    たことを特徴とするロータリーソレノイド。
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