JPH0379854B2 - - Google Patents

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JPH0379854B2
JPH0379854B2 JP62193422A JP19342287A JPH0379854B2 JP H0379854 B2 JPH0379854 B2 JP H0379854B2 JP 62193422 A JP62193422 A JP 62193422A JP 19342287 A JP19342287 A JP 19342287A JP H0379854 B2 JPH0379854 B2 JP H0379854B2
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actuating piece
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magnetic
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/66Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/14Pivoting armatures

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高速で所定位置に作動片を移動さ
せることにより、オン・オフするスイツチの接
点、カメラの高速シヤツタ、メリヤス等の柄編機
の電磁柄出しの選針機構、単安定または双安定の
ソレノイドなどを作動させる作動片の駆動装置に
関するものである 〔従来技術〕 電磁石の磁気力と永久磁石の磁気力との相互作
用を用いて作動片を駆動する駆動装置は、各種の
ものが開発されている(特開昭59−199850号公報
参照)が、近時、益々高速化と、作動片の数を増
すための多段化とが要求されている。
ところが、従来の装置は、いるれも電磁石と永
久磁石との間の磁気力を利用しているから、電磁
石への通電を停止すると上記磁気力が消滅するの
で、たとえばコンピユータプログラムに従つて電
磁石に通電する場合、少なくとも作動片が移動し
て所定の位置に到達するまでの時間は、通電を継
続しなければならない。
また、作動片が所定の位置まで移動しても、ス
トツパに激突してバウンドするので、現実にはそ
のバウンドによる作動片の振動が収まるまでの時
間さらに通電を継続する必要がある。さらに、作
動片の数を増して多段にした場合、他の段の作動
片が動作してストツパに激突する影響を受けて、
異常な動作をしたり、不作動を引き起こしたりす
る、いわゆる動作ミスが発生する場合があり、そ
の分だけさらに通電時間を長くする必要がある。
したがつて、現在の最高速のものでも、作動片を
一方向へ駆動するのに、7〜10ミリ秒もの長時間
通電している状態であり、それだけ、電源も大き
いものが必要になり、電磁石のコイルの発熱量も
多くなる。しかも、それだけ長時間通電しても、
上記動作ミスを完全に防止できない場合がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近時、産業機械分野では、作業能率の向上のた
めに、各作動片の動作速度自体を上げる作動片の
高速化と、1つのアクチユエータに多数の作動片
と駆動装置を組み込んで多段化することによるア
クチユエータ全体の高速化とが要求され、さら
に、市場の高付加価値化に要求に合わせて多要素
化される結果、上記多段のアクチユエータを多数
設置することが要求されている。
ここで問題となるのは、上記多段化およびアク
チユエータ数の増大のために駆動装置を多数並設
すると、電磁石コイルの数が増して全体の発熱量
が多くなるので、放熱面積を増すために駆動装置
を大型にしたり、放熱用のフインを付加したり、
さらに放熱量を増すために強制冷却装置を設けた
りする必要が生じ、装置全体の大型化を招く不具
合があり、逆に、発熱を抑制するために通電回数
を減らすと、作動片の高速化が達成されないし、
通電時間を減らすと、動作が不安定になる不具合
が生じることである。
この発明は、上記従来の問題点を解消するため
になされたもので、作動ミスを除去しながら通電
時間を短くして、電磁石コイルの発熱を抑制する
ことにより、作動片の高速化と多段化が容易で、
かつ小型な作動片の駆動装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
発明者らは、保磁力が比較的小さい永久磁石
は、電磁石コイルの磁界の中に置くと、この磁界
の反転により強制的に磁極が変換、即ち逆着磁さ
れることを見い出して、この発明をなすに至つ
た。
すなわち、上記目的を達成するために、この発
明は、上記電磁石コイルがつくる磁界の中に配置
された第1の磁石体と、この第1の磁石体との間
で磁気力を及ぼし合つて上記作動片を移動させる
第2の磁石体とのいずれか一方を上記基台に、他
方を上記作動片にそれぞれ固定しており、上記第
1の磁石体を、比較的保磁力が小さくて上記電磁
石コイルのつくる磁界の反転に応じて磁極が変換
される永久磁石により形成し、第2の磁石体を、
比較的保磁力が大きくて上記電磁石コイルおよび
第1の磁石体のつくる磁界の反転によつては磁極
が影響されない永久磁石、つまり、減磁または磁
極変換が生じない永久磁石により形成している。
〔作用〕
この発明によれば、第1の磁石体は電磁石コイ
ルへの通電によりその磁極が変換される永久磁石
により形成されているので、電磁石コイルへの通
電を停止したのちも、通電停止前の磁極を維持す
る。したがつて、電磁石コイルへの通電により作
動片が移動し始める前に通電を停止しても、作動
片は、第1の磁石体と第2の磁石体との間の磁気
力により所定の位置まで到達するので、所定の位
置への到達後まで通電を継続していた従来の場合
と比較して、通電時間が大幅に短縮される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図ないし第3図は、この発明の第1実施例
を示す。第1図において、基台11はL字形の本
体11Aに一対の軸受11Bをねじ12で固定し
てなるもので、この軸受11Bに回動自在に嵌合
された支持軸13を介して、板状の作動片14が
上下方向15に回動自在に装着されている。上記
支持軸13は、作動片14に固定されて、作動片
14の表裏面14c,14dに平行に延びてい
る。また、上記本体11Aには、棒状の第1の磁
石体16が取付部材17を介して取り付けられて
おり、第1の磁石体16を巻心として、その外周
に電磁石コイル20が巻回されている。
第1の磁石体16の取付部材17は、円筒状の
本体21の先端につば部22が一体形成され、本
体21の外周にはねじ部23が形成され、さら
に、第1の磁石体16の挿通孔24と、この挿通
孔24の所定位置に第1の磁石体16を位置決め
するためのねじ体25と、上記ねじ部23に螺合
されるナツト26と、ワツシヤ27とを備えてお
り、上記本体21を基台11の本体11Aに設け
た嵌合孔29に嵌合し、ワツシヤ27を介してナ
ツト26とつば部22とで本体11Aを挟むこと
により、取付部材17を本体11Aに固定してい
る。上記嵌合孔29の内径は、取付部材17の本
体21の外径よりも若干大きく設定されており、
これにより、取付部材17の位置、つまり第1の
磁石体16の位置を、上下方向15および第2図
の左右方向31に適宜調整できるようになつてい
る。
一方、第1図の作動片14は、上記支持軸13
を中心に回動して、その先端部14aが第1の位
置P1と第2の位置P2との間を往復移動するよ
うになつている。作動片14の後端部14bには
台座32が設けられ、この台座32に、互いに極
性の異なる一対の第2の磁石体33,34が、所
定の間隔を保つて、たとえば接着により固着され
ている。上記第2の磁石体33,34は、第1の
磁石体16の先端部16aとの間に若干の間隙3
5を保つて位置しており、第1の磁石体16との
間で磁気力を及ぼし合つて、上記作動片14を移
動させる。上記第2の磁石体33は、たとえば第
1の磁石体16に対向する部分がN極で、台座3
2に対向する部分がS極であるが、図面では、第
1の磁石体16との間で磁気力を発生するN極の
みが表示されている。第2の磁石体34について
も同様に、第1の磁石体16に対向する部分のS
極のみが図面に表示されている。
上記第1の磁石体16は、保磁力が比較的小さ
くて、上記電磁石コイル20のつくる磁界の反転
に応じて磁極が変換される永久磁石により形成さ
れており、その材料としては、機械的強度も考慮
して、たとえば、アルニコ(Alnico)、スピネツ
クス(Spinex)等がある。上記保持力としては、
150〜1500エルステツド程度が好ましく、これよ
り大きいと、磁極の変換が容易でなくなり、これ
より小さいと、近傍になる第2の磁石体33,3
4の影響で、一旦変換した磁極が元に戻るおそれ
がある。また、上記保磁力のより好ましい範囲
は、200〜500エルステツドである。
これに対し、第2の磁石体33,34は、保磁
力が比較的大きくて、上記電磁石コイル20およ
び第1の磁石体16のつくる磁界の反転によつて
は磁極が影響されない永久磁石、つまり、減磁ま
たは磁極変換が生じない永久磁石により形成され
ており、その材料として、たとえば、サマリウム
(Samarium)またはコバルト(Co)のような希
土類を含む磁石材があり、このような磁石材は小
型で使い易い。上記保持力は、5000エルステツド
程度またはそれ以上が好ましい。ただし、少し大
型にはなるが、2000エルステツド以上のフエライ
ト磁石(希土類でない)を用いてもよい。
上記基台11の先端には、単一のストツパ部材
39がねじ40により固定されている。このスト
ツパ部材39には、第3図に示すように、第1の
ストツパ面41と、第2のストツパ面42とが形
成されており、これら両ストツパ面41,42
に、作動片14を当てつけることにより、作動片
14を、第1図の第1の位置P1と第2の位置P
2とに位置規制している。
実際の組立にあたつては、作動片14の回動に
伴なう第2の磁石体33,34の磁気的バランス
中心(2つの磁石体33,34からの磁気力がバ
ランスしている点)に、第1の磁石体16の先端
部16aが対向し、かつ、この先端部16aと第
2の磁石体33,34との間に若干の間隙35が
生じるように、第1の磁石体16の位置決めを行
ない、取付部材17とナツト26とで第1の磁石
体16を基台11の本体11Aに固定する。上記
間隙35は、小さ過ぎると、電磁石コイル20の
磁界の反転により第1の磁石体16の磁極が変換
される際に、第2の磁石体33,34の磁気力の
影響を受けて、上記変換が困難になる不具合があ
り、逆に大き過ぎると、第1の磁石体16と第2
の磁石体33,34間の磁気による吸引・反発の
力が弱まり、作動片14の駆動力が低下する不具
合があるので、適切な大きさにする必要がある。
上記作動片14の先端部14aは、たとえば、
高速でオン・オフするスイツチの接点、カメラの
高速シヤツタなどに連動されるほか、作動片14
自身により上記接点やシヤツタを構成し、これら
スイツチまたはシヤツタを高速で作動させたり、
多数の電磁石16および作動片14を基台11に
装着して、コンピユータ制御等により各作動片1
4をプログラムどおり駆動し、各種機械の操作子
を操作する作動片として用いることができる。
上記構成において、第2の磁石体33は常時N
極、第2の磁石体34は常時S極であるから、電
磁石コイル20に直流電流を通電することにより
第1の磁石体16の先端部16aがN極に磁化さ
れたとき、S極の磁石体34がN極の上記先端部
16aに吸引される一方、N極の磁石体33は反
発し、上記吸引力との相乗効果により、作動片1
4が第1の位置P1に移動し、ストツパ39の第
1のストツパ面41に当たつて位置規制される。
電磁石コイル20に上記と逆方向へ直流電流を
通電したとき、第1の磁石体16の磁極が変換さ
れて、その先端部16aがS極となり、このS極
の先端部16aと第2の磁石体33,34との間
に、上記と逆の吸引力・反発力が作用し、作動片
14が第2の位置P2へ移動し、ストツパ39の
第2のストツパ面42に当たつて位置規制され
る。こうして、電磁石コイル20に通電する直流
電流の正逆に対応して、作動片14が上下方向1
5に回動する。
ここで、電磁石コイル20への通電は、第1の
磁石体16の磁極を変換させるのに充分なだけの
短時間でよく、一旦第1の磁石体16の磁極が変
換されると、作動片14が上記磁気力により実際
に動き始める前に通電を停止しても、永久磁石の
性質として、その磁極を維持するので、確実に作
動片14を移動させ、第1または第2の位置P2
に到達した後も、つぎの磁極変換があるまでその
位置P1またはP2に作動片14を強力に保持す
る。また、作動片14がストツパ面41,42に
衝突したときでも、上記磁気力により作動片14
が強力に保持されているから、作動片14が衝突
によりバウンドするのが防止される。
電磁石コイル20に対する1回の通電時間は、
通電する直流信号の電圧、電磁石コイル20のリ
アクタンスと抵抗値、第1の磁石体16の保磁力
と断面積と長さと形状にもよるが、実験的には数
十マイクロセカンドであり、実際には電流の立上
り部分は利用できないから、これより長くなる
が、それでも1ミリセカンド以下であり、従来の
7〜10ミリセカンドと比較して、大幅に短縮され
る。したがつて、電磁石コイル20の発熱量が減
少するので、放熱面積を大きくする必要がなくな
る結果、電磁石コイル20の小型化が実現され、
それだけ、多段化が容易になる。また、上記のよ
うに1回の通電当りの発熱量が少ないので、通電
回数を増して、作動片14の高速化を達成でき
る。さらに、電源も小容量のもので済むので、経
済的である。
また、この実施例では、作動片14はこの作動
片14に固定された支持軸13を介して、基台1
1の軸受11Bに回動自在に支持されているか
ら、摩擦部分は、上記支持軸13と軸受11Bと
の間だけなので、作動片14の移動に伴なう摩擦
抵抗が少なくなり、その結果、作動片14の動作
が一層確実になるうえに、高速化が容易になる。
さらに、この実施例では、第1の磁石体16の
の先端部16aの磁気力のみ、すなわち、電磁石
の鉄心の単極の磁気力のみを利用しているから、
つぎのような利点がある。
つまり、従来、電磁石の鉄心(上記第1の磁石
体16に相当)の磁気力と永久磁石(上記第2の
磁石体33,34に相当)の磁気力との相互作用
を用いて作動片を駆動する装置では、電磁石の両
極を用いていた。ところが、電磁石の両極を用い
ると、電磁石の両極に発生する力と、作動片側の
永久磁石が持つ磁力とのバランスをとることが困
難なために、作動力が不安定になるおそれが大き
い。また、電磁石の両極を利用すると、1極のみ
を利用するときと比べて、理論的には駆動力が倍
加するはずであるが、実際には、互いの磁力のバ
ランスが崩れ、電磁石の両極と永久磁石との吸
引・反発の力関係がかみ合わなくなつて、結果的
に駆動力が半減しかねない。さらに、少なくとも
一方の極を、利用する位置まで磁気的に誘導して
こなければならないために、電磁石の鉄心構造が
大きくなつたり、複雑になつたり、または製品の
性能にばらつきがでたりする。
これに対し、この実施例では、電磁石の単極の
磁気力のみを利用しているから、両極の磁気力の
バランスをとる困難が排除されて作動が確実にな
るとともに、構造が簡略化されて製造が容易にな
り、小型軽量化も実現される。
なお、上記実施例において、1つの第1の磁石
体16および2つの第2の磁石体33,34だけ
では作動片14の駆動力および動作速度が不充分
である場合、作動片14にさらに1つ以上の第2
の永久磁石を固定し、これに対応して基台11に
1つ以上の第1の磁石体16と電磁石コイル20
を設けて、駆動力および動作速度を増大させるこ
とが推奨される。
第4図および第5図は第2実施例を示す。第4
図において、作動片14にはその表裏面14c,
14dと垂直な方向に挿通孔44が設けられてお
り、ねじからなる支持軸13Aが上記挿通孔44
に挿通されて、基台11にねじ込まれており、こ
れにより、支持軸13Aを介して、作動片14が
基台11に第5図の左右方向51へ回動自在に支
持されている。また、上記基台11には、左右一
対のストツパ部材39A,39Aがねじ40によ
り固定されており、これらストツパ39A,39
Aに形成された第1のストツパ面41と、第2の
ストツパ面42とに、作動片14の側縁部14e
を当てつけることにより、作動片14を、実線で
示す第1の位置P1と、破線で示す第2の位置P
2とに位置規制している。
この第2実施例は、第1実施例と同様な効果を
奏する。
なお、第2実施例においてもやはり、作動片1
4の駆動力および動作速度が不充分である場合に
は、さらに1つ以上の第2の永久磁石と、第1の
磁石体16および電磁石コイル20とを設ければ
よい。
第6図および第7図は第3実施例を示す。第6
図において、基台11は、本体11Aと、非磁性
体の支持フレーム11Cとからなり、この支持フ
レーム11Cは、ワツシヤ52とねじ53とによ
り本体11Aに固定されている。上記支持フレー
ム11Cには、黄銅のような非磁性体からなるパ
イプ55が固定されており、このパイプ55の内
側に、第1の磁石体16と、この第1の磁石体1
6に接着のような固定手段で固定連結された非磁
性体の作動片14とが、軸方向56に摺動自在に
挿入されている。
パイプ55の外側には、電磁石コイル20が巻
回されており、この電磁石コイル20の両端部
に、リング状の第2の磁石体33,34がやはり
接着のような固定手段で固定されていて、この第
2の磁石体33,34は、上記支持フレーム11
Cと電磁石コイル20の両端部との間で挟持され
ている。第2の磁石体33,34は、同一の極性
であり、第7図に明示するように、内周と外周に
両極、たとえば内周にN極、外周にS極を備えて
いる。
また、第6図の作動片14にはストツパ用の切
欠部57が設けられ、支持フレーム11Cにはス
トツパ部材39Bがねじ40により固定されてお
り、このストツパ部材39Bの両ストツパ面4
1,42に上記切欠部57を当接させることによ
り、作動片14を、第1の位置P1と第2の位置
P2とに位置規制する。
この第3実施例においては、電磁石コイル20
への通電により第1の磁石体16の磁極が変換さ
れ、それに応じて、作動片14が実線で示す第1
の位置P1と、破線で示す第2の位置とに移動す
る。第1実施例と異なる点は、第1の磁石体16
の方が作動片14に固定され、第2の磁石体3
3,34の方が基台11に固定されていること、
作動片14が電磁石コイル20の軸方向56へ移
動すること、第1の磁石体16の一方の極だけで
はなく、両方の極が第2の磁石体33,34との
間で磁気力を発生し、したがつて、作動片14の
駆動力がより大きくなることである。この第3実
施例は、作動片14の移動に伴なう摩擦抵抗が若
干大きい点と、第1の磁石体16の一方だけを利
用することによる利点とを除き、第1実施例と同
様な効果を奏する。
第8図および第9図は第4実施例を示す。第8
図において、作動片14は、作動片ガイドを兼ね
るストツパ部材39C,39Cのスリツト63
(第9図)に挿入されて、前後方向64へ摺動自
在に設定されている。上記ストツパ部材39C,
39Cは、ねじ40により基台11の本体11A
に固定されている。
また、この本体11Aには、第9図に示すよう
に、第1フレーム11Dがねじ65とワツシヤ6
6とにより固定され、この第1フレーム11D
に、第8図の非磁性体からなる第2フレーム11
Eがねじ67とワツシヤ68とにより固定され、
この第2フレーム11Eに、第1の磁石体16と
その外周に巻回された電磁石コイル20とが固定
されている。一方、作動片14には、第1の磁石
体16の両端部に対向して、第2の磁石体33,
34が固定されており、電磁石コイル20への通
電により磁極が変換される第1の磁石体16と、
磁極が常時一定な第2の磁石体33,34との間
の磁気力により、作動片14が上記前後方向64
へ移動するようになつている。上記第2の磁石体
33,34は、第1の磁石体16の前後端部16
a,16bのそれぞれに対向する面が同極になる
ように作動片14に固着する必要があり、この例
では共にN極である。
上記作動片14には、一対の突起69,69が
設けられており、これら突起69,69を、上記
ストツパ39C,39Cに形成された第1のスト
ツパ面41と、第2のストツパ面42とに当てつ
けることにより、作動片14の先端部14aを、
実線で示す第1の位置P1と、破線で示す第2の
位置P2とに位置規制する。
なお、第1および第2のフレーム11D,11
Eのねじ挿通孔70,71はそれぞれ、ねじ6
5,67よりも若干大径に形成されており、これ
によつて、両フレーム11D,11Eの位置を調
整して、第1の磁石体16と第2の磁石体33,
34とを同心上に位置させるとともに、両者間の
間隙35を適正に設定する。この第4実施例で
は、第3実施例と同様に第1の磁石体16の両極
を有効に利用している。また、第3実施例と異な
り、第1の磁石体16が基台11側に固定され、
第2の磁石体33,34が、作動片14に固定さ
れて、この作動片14とともに移動する。第4実
施例は、第3実施例と同様な効果を奏する。
第10図は第1図〜第3図に示した第1実施例
における第2の磁石体の変形例を示すもので、第
1実施例の第2の磁石体33,34に相当するも
のが、前述した希土類を含む磁石材からなる中央
の永久磁石33Aと、その両側方に配置された鉄
のような磁性体からなる側板33B,33Cとか
ら構成されている。台座32は非磁性体からな
る。
第10図の変形例によれば、側板33B,33
Cにおける第1の磁石体16の先端16aと対向
する先端面(右端面)33a,33bに、互いに
逆極性の磁極N、Sが現れるので、上記第1実施
例と同一の動作を行なう。ここで、上記側板33
B,33Cにおける永久磁石33Aに接触しない
表面の全体に、図示のように磁極N、Sが現れる
が、そのうち特に、上記第1の磁石体16の先端
16aと逆極性をもつ先端面33aには、この逆
極性の磁極Nが上記先端16aの磁極Sに引き寄
せられて集中するから、強い磁極が形成されるの
で、作動片14の動作速度が速く、より強力にな
る利点がある。
上記第10図に示した変形例は、第4図および
第5図に示した第2実施例に適用することも可能
である。
なお、上記各実施例において、作動片14に連
動して接点などを動作させる作動子側にストツパ
が設けられている場合には、上記ストツパ部材3
9,39A〜Cを省略できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、電磁
石コイルへの通電により作動片が所定の位置へ向
かつて移動し始める前に、電磁石コイルへの通電
を停止しても、所定の位置への到達後まで通電を
継続していた従来の場合と同様に、作動片を所定
の位置まで確実に移動させることができるので、
従来と比較して大幅に通電時間が短縮される。ま
た、通電時間を短縮しても、作動片のバウンドに
よる作動ミスのおそれがなくなる。
したがつて、電磁石コイルの発熱量が減少する
ので、放熱面積を大きくする必要がなくなる結
果、電磁石コイルの小型化が実現され、それだ
け、多段化も容易になる。また、上記のように1
回の通電による発熱量が少ないので、通電回数を
増して、作動片の高速化を達成できる。さらに、
電源も小容量のもので済むので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す側面図、
第2図は同実施例の平面図、第3図は第1図の
−線に沿つた断面図、第4図は第2実施例を示
す側面図、第5図は同実施例の平面図、第6図は
第3実施例を示す断面した側面図、第7図は同実
施例の正面図、第8図は第4実施例を示す平面
図、第9図は同実施例の側面図、第10図は第1
実施例の変形例を示す要部の側面図である。 11……基台、14……作動片、14a……先
端部、16……第1の磁石体、20……電磁石コ
イル、33,34……第2の磁石体、P1……第
1の位置、P2……第2の位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基台11に、作動片先端部14aが第1の位
    置P1と第2の位置P2とに選択的に移動する作
    動片14と、通電により磁界をつくる電磁石コイ
    ル20とを装着し、この電磁石コイル20の磁界
    の中に配置された第1の磁石体16と、この第1
    の磁石体16との間で磁気力を及ぼし合つて上記
    作動片14を移動させる第2の磁石体33,34
    とのいずれか一方を上記基台11に、他方を上記
    作動片14にそれぞれ固定し、上記第1の磁石体
    16を、比較的保磁力が小さくて上記電磁石コイ
    ル20のつくる磁界の反転に応じて磁極が変換さ
    れる永久磁石により形成し、第2の磁石体33,
    34を、比較的保持力が大きくて上記電磁石コイ
    ル20および第1の磁石体16がつくる磁界の反
    転によつては磁極が影響されない永久磁石により
    形成してなる作動片の駆動装置。
JP62193422A 1986-08-08 1987-07-31 作動片の駆動装置 Granted JPS63164135A (ja)

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EP (1) EP0263581A3 (ja)
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EP0263581A3 (en) 1989-02-22
US4755782A (en) 1988-07-05
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