JPH081472B2 - 無接触型メトロノーム - Google Patents

無接触型メトロノーム

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JPH081472B2
JPH081472B2 JP4073279A JP7327992A JPH081472B2 JP H081472 B2 JPH081472 B2 JP H081472B2 JP 4073279 A JP4073279 A JP 4073279A JP 7327992 A JP7327992 A JP 7327992A JP H081472 B2 JPH081472 B2 JP H081472B2
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metronome
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満次 円田
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満次 円田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機械的拍子調節機構
のない無接触型のメトロノームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の機械的拍子機構をもつメトロノー
ムの要部を図5により説明する。振り竿7bの軸1bの
下側には脱進ピン2bが取り付けられており、同一軸心
をもつエスケープホイール3b,3b′が間隔Wbをも
ち固定軸8bに固定取り付けされ、その対向するフラン
ジ面4b,5bに対向位置を半ピツチずらしたエスケー
プピン6bが植付けられている。エスケープホイールは
ゼンマイ等の駆動力で回転する。この種装置ではエスケ
ープピンはその取り付け面に対する傾斜を摩擦角程度に
しておく。振り竿7bの首振り往復回動でエスケープホ
イール3b,3b′のエスケープピン6bに脱進ピン6
bが交互に接触して首振りを継続し、規定の拍子をとる
こととなる。このような従来の機械式メトロノームで
は、ゼンマイの巻き戻りによる駆動力の変化、各構成部
材の潤滑と摩耗、エスケープピンの植付けピツチと傾斜
角度の精度、脱進ピンの切れ、出荷時の時間検査におけ
る下部の錘の重量調節、等多くの因子が精度の確保につ
いて必要であり、格別の製造技術を必要としていた。こ
のため精度、保守、調節の容易かつ精度の低下のないメ
トロノームの提供が要望されているところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】製造取扱容易かつ精度
の低下なく、拍子調節が容易なメトロノームを提供する
ことが課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、本体枠地板
の面に接続する2つの軸受け金具で振り子軸を水平に保
持し、該振り子軸前端側に振り竿固定金具を固定取り付
けし、該振り竿下端には固定錘を取り付けし、該振り子
軸より上方の振り竿には押えバネ付き移動錘を取り付
け、前記振り竿固定金具と後部軸受け金具との間に、前
記固定錘の重心と永久磁石部材の重心と振り子軸心が同
一面内にあるごとく該振り子軸に前記永久磁石部材を固
定取り付けし、該垂下した永久磁石中央と隙間を持ち対
向する鉄心つきコイルを振り子軸心を含む垂直面内にコ
イル軸心をもち本体枠に固定して設け、前記固定錘面に
対向しかつ振り子軸心を含む垂直面につき左右均等距離
に無接触センサを本体枠前面に夫々接続して設け、該2
つのセンサの信号で前記固定錘が前記2つのセンサ間に
対向するときは該コイルにより鉄心を励磁し、それ以外
の位置にあるときは励磁なしにする信号制御回路を設け
た無接触型メトロノームである。
【0005】
【実施例】図1(A)は本願発明の一実施例にかかる装
置の正面図、(B)は側面図、(C)は平面図で不作動
時の状態を示すものである。
【0006】本体枠1には、台板6に接続するコイル支
持板13の上端に地板1aを水平に固定接続し、その地
板面に、図面では下面に、軸受け金具17と前端垂下部
(軸受け金具)を接続して設ける。前記軸受け金具は振
り子軸9を水平に保持する。また前記前端垂下部18の
背面側の振り子軸部には振り竿保持金具14が固定取り
付けされている。この振り竿2は図示のように細幅のス
ケール板状で移動錘3用の位置目盛りがしてあり、この
移動錘3は押えバネ4でテンポ調節時に振り竿に位置き
め固定される。この振り竿は振り竿固定手段、例えば振
り子軸を振り竿幅の中央の穴を挿通させ2つに分割した
振り竿保持金具で挟持固定され、振り子軸に固定されて
いる。またこの振り竿2の下端には固定錘5を固定取り
付けする。
【0007】前記振り竿保持金具14と振り子軸受け金
具たる後部軸受け金具17の間の振り子軸9に、前記固
定錘5の重心と、振り子軸に固定された吊り下げ部材た
る永久磁石固定板の下端に接続する永久磁石の重心が振
り子軸を含む垂直面内にあるようにしてある。
【0008】また垂下した永久磁石中央と隙間を持ち対
向する鉄心付きコイルを振り子軸心を含む前記垂直面内
にコイル軸心をもち本体枠に固定して設け、また前記固
定錘背面に対向しかつ振り子軸心を含む垂直面につき左
右均等距離に無接触センサ8を本体枠前面に夫々接続し
て設ける。
【0009】前記2つのセンサ8a,8bの信号で固定
錘5が前記2つのセンサ間の下死点に対向する時は、該
コイルにより鉄心を励磁し、固定錘が前記センサのいず
れにも対向していないときは、励磁なしの信号回路を設
ける。なお鉄心の励磁の態様については第4図により以
下に詳しく説明する。本願発明は2個のセンサで検知と
アンプにより励磁をさせるもので、本願図1においてセ
ンサ8(拡散型光センサ)(発光と受光が1個の中に入
っているセンサ)を2個使用し、図4のとき並列に並
べられた2個のセンサ8が固定錘5に2個同時に働いた
時に(光りセンサから固定錘の本体対向面に当たり反射
してその光りを同じセンサで受光した初めてセンサとし
て働く)、アンプが作動して励磁が始まり磁石が反発し
て振り子竿が起動し振り子運動をする。図4の1個の
センサが固定錘と連動して反射、受光して働いていると
きまでは、磁石を励磁維持する。図4の2個のセンサ
が共に固定錘の反射面から外れ働かなくなつた時は励磁
が止まり、あとはイナーシャで少し振り上り、その後下
支点に重力でもどる。図4に示すごとく、一度切れた
磁石が励磁されていない時は、1個のセンサが働いて
も、1個だけではアンプは働かないので励磁はされな
い。図4のように重力でもどり下支点位置のような状
態になつて2個のセンサが働き、アンプが初めて作動し
励磁される。その時戻つた振り子はイナーシャと磁力の
反発で、戻つた方向と反方向に動くものである。その後
は図4、、、と続くものである。なお、拍子
音、その他は図4との時に出力されるが、ただ他に
も電気的に発生できる。本願発明においては、拡散型光
りセンサを2個使用して振幅の減少の防止とコイル温度
上昇防止の対策を講じているものである。
【0010】また夫々のセンサが固定錘位置により発す
る信号と、調節可能なテンポ音発信信号と、カウント手
段を経由する調節可能な拍子音信号とを同時に受ける混
合器によりスピーカから拍子音をだす手段を設けてい
る。これら1分間のテンポ数と拍子音の調節は可変抵抗
器による電流調節ですることができる。
【0011】この装置の操作をする信号回路のブロック
線図を図2に示す。電池から定電圧装置を経由する電力
は増幅回路に供給される。この増幅回路には図1(A)
の左右2つの無接触センサ8からの指令信号がコイル1
2に供給され鉄心の励磁と励磁なしの信号とし増幅回
路、スイツチ回路を経由し第1の信号となる。一方固定
錘5と一緒に往復回動する永久磁石は図4に示すような
動きをし、固定錘の重力によるセンサ中間への戻りと磁
力反発で振り竿の振り上げをし固定錘の往復回動を継続
させる。図2のブロツク線図に電磁発生、電磁力調整の
可変抵抗器、増幅部を経由する、第1の信号として示さ
れている。
【0012】一方テンポ音発信信号と、カウント部を経
由する手動設定の拍子音発信信号は前記第1の信号とと
もに混合部に供給され作動確認表示の鋭い短音を出すワ
ンショツト部、増幅部を経由してスピーカーで音声(拍
子音)としてテンポ音と拍子音をだす。また音声に代え
光信号にもできるし、無音にして振り竿の振りだけを見
ることもできる。図3はその結線図である。
【0013】
【発明の効果】本発明の実施に係るメトロノームでは、
振り子軸の軸受け以外は接触個所はないので、構成部材
の摩耗による精度低下を生ずることなく、また振り竿に
合わせた拍子音、テンポ音の調整は抵抗器のつまみで細
かく調整できる。また製作も簡単で小型化ができ、機械
式におけるギヤーの製作、機械部品のエスケープピンの
取り付け、傾斜角の調整、潤滑油、摩耗などの問題もな
い。その効果を要約すると、 機械式と違いギヤー、エスケープピン等がないので安
価に製造できる。 可変抵抗により電流を増減して、移動錘を固定した振
り竿の振り幅を大小にして、1分間のテンポ数が決めら
れるので、製品の時間検査を大幅に短縮できる。後は移
動錘を上下して1分間のテンポ数を変える。 テンポ音及び拍子音(2、3、4、6拍子)等を容易
に振り竿に合わせて発音できかつ音量を調節できる。 無音にして振り竿の振りだけにして見ることができ
る。 音声に代えて発光表示ができる。 従来のメトロノーム機構をさらに小型化できる。 2個のセンサが振り竿の回動軸を含む鉛直面の左右に
配置されているので、固定錘5がセンサ8aを通り8b
を通り抜けるまで、一定の振り角(一定時間)励磁され
るので振り角が減衰することはない。一方引用例Aのよ
うな1センサの場合には、コイルによる磁力反発は瞬間
できであり、対向する永久磁石の強弱や、コイルの温度
変化によつて励磁突入時のタイミングが不安定になりテ
ンポ時間が狂うようになる。2個のセンサの間隔を選定
できるので、左右いずれかの1個のセンサが切れるまで
磁力反発するで振り幅は変化することなく、かつ振り幅
の縮小を生じない。固定錘5は2個のセンサを下死点位
置で覆い、かつ下死点を通過後は1のセンサを覆う限り
励磁でき、またセンサを覆わぬ時は励磁をしない。これ
により振幅の漸減等のない正確なメトロノームが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1(A)】本発明の一実施例に係る装置の要部の正
面図である。
【図1(B)】図1の装置の側面図である。
【図1(C)】図1の装置の平面図である。
【図2】本願発明の一実施例に係る装置の信号回路のブ
ロツク線図である。
【図3】図2の結線図である。
【図4】固定錘とセンサお位置関係による励磁、励磁な
しを示す図面である・
【図5】従来の機械的拍子機構をもつメトロノームの要
部の側面図である。
【符号の説明】
1 本体枠 1a 地板 2 振り竿 3 移動錘 4 押えバネ 5 固定錘 6 台板 7 振り竿止板 8 センサ 9 振り子軸 10 永久磁石 11 永久磁石固定板 12 コイル 13 コイル支持板 14 振り竿保持金具 15 鉄心 16 固定ビス 17 軸受け金具 18 前端垂下部 19 開口 20 アンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気を利用する無接触型メトロノームに
    おいて、本体枠(1)に水平に取り付けた振り子軸
    (9)を本体枠に回動自由に取付け、振り子軸に固定す
    る振り竿(2)の、下端に固定錘(5)を、上部側に移
    動錘(3)を取り付け、振り子軸(9)に固定された永
    久磁石固定板(11)の下端の永久磁石(10)を、夫
    々の重心が前記振り子軸(9)の軸心を含む垂直面内に
    あるごとく固定接続し、前記永久磁石(10)の下面と
    隙間をもち対向する鉄心(15)付きのコイル(12)
    を前記本体枠に固定し、前記固定錘(5)の面に対向し
    かつ振り子軸心を含む垂直面につき左右均等距離に無接
    触センサ(8)を前記本体枠前面に夫々接続して設け、
    該2つのセンサの信号で前記固定錐が前記2つのセンサ
    と対向し、その後の1のセンサに対向しているときまで
    該コイルを励磁し、前記固定錘がいずれのセンサとも対
    向しない位置にあるときは励磁なしにする信号制御回路
    を設けたことを特徴とする無接触型メトロノーム。
JP4073279A 1992-02-25 1992-02-25 無接触型メトロノーム Expired - Lifetime JPH081472B2 (ja)

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