JPS6139989Y2 - - Google Patents

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JPS6139989Y2
JPS6139989Y2 JP4438579U JP4438579U JPS6139989Y2 JP S6139989 Y2 JPS6139989 Y2 JP S6139989Y2 JP 4438579 U JP4438579 U JP 4438579U JP 4438579 U JP4438579 U JP 4438579U JP S6139989 Y2 JPS6139989 Y2 JP S6139989Y2
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JP
Japan
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pendulum
lever
sound
escape
escapement
Prior art date
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Application number
JP4438579U
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English (en)
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JPS55145383U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振子時計の改良に関し、簡単な構成に
て疑似脱進音を発生させる機構を提供する。
振子時計の歴史は古く、振子の正確な揺動運動
に基づき時計動作の基準回転を得る方式により、
種々の形態の振子時計が製作されている。振子時
計は従来においてアンクルとガンギによる脱進機
構と組合されることにより、時計の基準振動を提
供する目的を持つものであつたが、近年、各種の
高精度な振動源の開発により、単なる装飾機構と
して用いられることが多くなつている。そして、
振子自体の揺動運動源も従来のアンクルとガンギ
による脱進機構と、電磁石と永久磁石による磁気
的な付勢駆動機構を用いる方式の2形態が実施化
されている。
上記アンクルとガンギによる脱進機構による振
子揺動付勢での問題点は、時計輪列からガンギ動
作の為の伝達力を得ることによる時計輪列への負
荷があげられる。したがつて、時計輪列に対して
強負荷となるような慣性大なる振子は用いること
ができないこと。また、振子の揺動範囲と同期さ
せる為のアンクルとガンギとの位置調整を必要と
し、製作工程を繁雑としていたこと。さらには、
振子機構のユニツト化ができないことも、その欠
点として提起されている。
電磁石と永久磁石による磁気的な付勢駆動機構
は、上記アンクルとガンギによる脱進機構の問題
を解決する方式として創案されたものである。こ
の方式によれば、時計輪列への負荷は与えないで
済み、慣性の大なる振子を用いることができるほ
か、振子機構のユニツト化を達成することができ
る等、種々の効果をあげることができる。しかし
ながらこの方式では、アンクルとガンギによる脱
進機構において発生していた脱進音が出ない。こ
のことは時計による騒音の除去ということにおい
て効果を与えていることになるが、多様化したユ
ーザーの意識の内には、上記脱進音を時計の動作
確認の1手段として用いていた事実があつた。ま
た振子時計を完全なる装飾品として使用するユー
ザーにおいては、上記脱進音による懐古趣味的な
高級感が必要かつ重要であつたことなど、ある種
の振子時計では脱進音が振子時計の大なる必要要
素となつていた。
本考案は、上記ユーザーの要求に対応すべく、
脱進音を発生しない振子時計において、疑似脱進
音を発生させる機構を提供することを目的とす
る。
本考案は上記目的を達成する為に、振子振動す
る振竿またはそれと連動する動作部材に脱進音発
生レバーを遊合軸支してなり、該レバーの揺動範
囲を制限する係接壁が形成され、該レバーの打当
り音を疑似脱進音として用いるものである。
以下、好適な実施例に基づき本考案を詳細に説
明する。
実施例は振子運動を単なる装飾機構として構成
したもので、振子は磁気的な付勢駆動により適位
な揺動運動を為す。第1図には振子時計を裏方向
から見た斜視図が示され、受板2には時計ムーブ
メント4と振子支持軸6および振子駆動用回路基
板7が固定されている。振子支持軸6の振竿10
の支持部は四角柱状に形成され、上端にエツヂが
配置されている。振竿10は振子支持軸6に対し
て揺動可能に支持され、下部に振子玉20を着脱
可能に固定している。この振竿10の振子支持軸
6との係合部12は該支持軸6より大径なる円柱
状に成形され、該支持軸6を振竿10の揺動支点
とするとともに左右揺動運動における最大振巾制
御を可能としている。また振竿10には該回路基
板7と対応する位置が字状14に形成され、か
つ該回路基板7に配設された駆動コイル8の上下
対応位置には永久磁石15・16が固着されてい
る。前記駆動コイル8は回路素子9と結線され、
発電コイルと駆動コイルの機能を有するよう回路
構成が為され、振竿10の揺動運動に対して適間
なる電磁的付勢力を与える。脱進音発生レバー2
0は基端22が振竿10に遊合軸支され、上端に
は中空なるリング状部24が形成されている。こ
のリング状部24は振竿10の係合部22として
の中空円柱より大径なる中空部を有し、かつ係合
部22に遊嵌配置されている。したがつて、脱進
音発生レバー20は揺動可能となるとともに、そ
の揺動範囲が係合部22によつて制限されること
になる。なおこのレバー20の重心は基端22よ
り上方に設定されている。
本考案実施例は上記のように構成されているも
のであつて、次に動作について説明する。
第2図は振竿10が右方向に振れた場合の脱進
音発生レバー20の動作形態を示しており、第3
図は振竿10が左方向に振れた場合を示してい
る。第2図において脱進音発生レバー20は振竿
10が右方向に振れることにより、基端22が振
竿10とともに右方向に移動させられ、リング状
部24は矢印A方向に傾斜移動し振竿10の係合
部12と打当たり、音を発生させる。また逆に第
3図に示すように振竿10が左方向に振れた場合
では、脱進音発生レバー20は矢印B方向に傾斜
移動し振竿10の係合部12と打当たり、音を発
生させる。この脱進音発生レバー20と振竿10
の係合部12との打当り音は、振竿10の振子振
動と同期して得られ、よつて疑似脱進音として用
いることが可能である。
この実施例は振竿10の係合部12の外径面を
脱進音発生レバー20の左右揺動範囲を制限する
係接壁として用いた実施であり、非常に簡単な構
成において本考案の効果を得られるものである。
第4図は脱進音発生レバー20の別の形状を示
すもので、振竿10の係合部12と打当たる部分
を〓字状24′に形成したものであり、動作およ
び効果面に関しては上述実施例と同様である。
なお、本考案は脱進音発生レバーを振竿または
それと連動する動作部材に遊合軸支し、該レバー
の左右揺動範囲を制限する係接壁を形成して構成
され、該レバーと該係接壁との打当り音を疑似脱
進音として用いるものである。よつて、本考案は
上述の実施例に示す構造以外においても各種の実
施が可能となる。例えば、脱進音発生レバーを遊
合軸支する部材として振子玉を選択する実施、ま
た該レバーの上端にピンを形成し、かつ振竿に前
記ピンの遊嵌する孔を形成して、ピンと該孔の内
縁部が打当たることにより音を発生させる実施脱
進音発生レバーと打当たる部材として振子支持軸
を用いる実施、又は脱進音発生レバーの重心が遊
合軸支部の下方に設定された実施など、本考案は
種々の実施が可能となる。
一方、本考案により提供される疑似脱進音が不
用の場合には上述実施例において、脱進音発生レ
バー20の基端22を振竿10に対して固着させ
ればよい。
以上、本考案は多様化するユーザーの要求に対
応すべく、脱進音を発生しない振子時計におい
て、疑似脱進音を発生させる機構を提供するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す振子時計を裏方
向から見た斜視図。第2図、第3図は振竿が揺動
した場合での脱進音発生レバーの動作を示す説明
図。第4図は脱進音発生レバーの別の形状を示す
要部正面図。 10……振竿、12……円柱状の係合部、20
……脱進音発生レバー、24……リング状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振子振動する振竿またはそれと連動する動作部
    材に、脱進音発生レバーが遊合軸支されてなり、
    また、該レバーの近傍には該レバーの左右揺動範
    囲を制限する係接壁を形成し、該レバーが振動と
    同期して該係接壁と打当り、それによつて疑似脱
    進音を発生させることを特徴とする振子時計の脱
    進音発生機構。
JP4438579U 1979-04-04 1979-04-04 Expired JPS6139989Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4438579U JPS6139989Y2 (ja) 1979-04-04 1979-04-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4438579U JPS6139989Y2 (ja) 1979-04-04 1979-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55145383U JPS55145383U (ja) 1980-10-18
JPS6139989Y2 true JPS6139989Y2 (ja) 1986-11-15

Family

ID=28920606

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JP4438579U Expired JPS6139989Y2 (ja) 1979-04-04 1979-04-04

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JPS55145383U (ja) 1980-10-18

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