JPS6143069Y2 - - Google Patents
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- JPS6143069Y2 JPS6143069Y2 JP1982146455U JP14645582U JPS6143069Y2 JP S6143069 Y2 JPS6143069 Y2 JP S6143069Y2 JP 1982146455 U JP1982146455 U JP 1982146455U JP 14645582 U JP14645582 U JP 14645582U JP S6143069 Y2 JPS6143069 Y2 JP S6143069Y2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/085—High-temperature heating means, e.g. plasma, for partly melting the waste
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/14—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion
- F23G5/16—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion in a separate combustion chamber
- F23G5/165—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion in a separate combustion chamber arranged at a different level
-
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- F23G7/001—Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals for sludges or waste products from water treatment installations
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は焼却装置から排出される灰やダスト等
をスラグ化する為の溶融装置に関し、詳細にはダ
スト回収流路内を循環する傾向のある低沸点ダス
トを効果的にスラグ化し系外へ回収する溶融装置
に関するものである。
をスラグ化する為の溶融装置に関し、詳細にはダ
スト回収流路内を循環する傾向のある低沸点ダス
トを効果的にスラグ化し系外へ回収する溶融装置
に関するものである。
都市廃棄物を焼却処理する設備において、焼却
残渣や回収ダストを固形化する為に、焼却炉の後
工程に溶融炉を設け、焼却残渣回収ダストを溶融
スラグ化した後、冷却固化して廃棄することは周
知である。
残渣や回収ダストを固形化する為に、焼却炉の後
工程に溶融炉を設け、焼却残渣回収ダストを溶融
スラグ化した後、冷却固化して廃棄することは周
知である。
第１図はこの様な溶融処理を行なう為の焼却処
理設備におけるダスト回収システムを示すフロー
図である。即ち市中から収集されてきた廃棄物１
は貯留ビツトに一旦貯留された後、焼却炉におい
て燃焼に付される。焼却炉からは灰や不燃物等の
焼却残渣２と排ガス３が排出されるが、前者は所
定温度に昇温された溶融炉に導入され溶融スラグ
化された後、冷却固化され固形スラグ６として系
外へ排出される。一方後者の排ガス３は排ガス冷
却部Ａ（例えば散水式冷却装置）に通すことによ
つて冷却され、集じん部Ａにおいて排ガス中のダ
ストを除去し系外へ排出される。又集じん部Ａ内
で回収されたダスト４は前記溶融炉に導入され焼
却残渣２と共に溶融スラグ化される。更に溶融炉
において焼却残渣２及び収集ダスト４を溶融させ
るときに生成する排ガス５は熱交換器に導入され
冷却された後、ライン５′を経て前記焼却炉排ガ
ス３と合流して集じん部Ａへ送給されダストは再
び回収される。
理設備におけるダスト回収システムを示すフロー
図である。即ち市中から収集されてきた廃棄物１
は貯留ビツトに一旦貯留された後、焼却炉におい
て燃焼に付される。焼却炉からは灰や不燃物等の
焼却残渣２と排ガス３が排出されるが、前者は所
定温度に昇温された溶融炉に導入され溶融スラグ
化された後、冷却固化され固形スラグ６として系
外へ排出される。一方後者の排ガス３は排ガス冷
却部Ａ（例えば散水式冷却装置）に通すことによ
つて冷却され、集じん部Ａにおいて排ガス中のダ
ストを除去し系外へ排出される。又集じん部Ａ内
で回収されたダスト４は前記溶融炉に導入され焼
却残渣２と共に溶融スラグ化される。更に溶融炉
において焼却残渣２及び収集ダスト４を溶融させ
るときに生成する排ガス５は熱交換器に導入され
冷却された後、ライン５′を経て前記焼却炉排ガ
ス３と合流して集じん部Ａへ送給されダストは再
び回収される。
しかるにこの様な焼却処理設備において発生及
び回収される塩化物やダスト分には溶融炉々内温
度より低沸点の成分、例えばZnC２，PbC
２，CdC２，FeC２等が含まれ、これらは一
旦溶融されても溶融炉から蒸発排出されてしま
い、スラグとして固化することができない。そし
てこの様なガス状低沸点成分は、熱交換器に至つ
て冷却されると再び固化してダストとなり集じん
部Ａで回収されて溶融炉へ再投入される。従つて
低沸点成分はいつまでも回収システム内を循環し
て系外へ排出されず、運転を長期間継続している
うちに回収システム内に蓄積し、溶融炉排出ガス
５が流れる管路及び熱交換器にダストが相当量付
着し、閉塞あるいは故障を招く恐れが生じるほど
であつた。
び回収される塩化物やダスト分には溶融炉々内温
度より低沸点の成分、例えばZnC２，PbC
２，CdC２，FeC２等が含まれ、これらは一
旦溶融されても溶融炉から蒸発排出されてしま
い、スラグとして固化することができない。そし
てこの様なガス状低沸点成分は、熱交換器に至つ
て冷却されると再び固化してダストとなり集じん
部Ａで回収されて溶融炉へ再投入される。従つて
低沸点成分はいつまでも回収システム内を循環し
て系外へ排出されず、運転を長期間継続している
うちに回収システム内に蓄積し、溶融炉排出ガス
５が流れる管路及び熱交換器にダストが相当量付
着し、閉塞あるいは故障を招く恐れが生じるほど
であつた。
そこで本考案者はその解決手段について検討
し、先に特願昭57−100119を提案した。即ち該提
案は溶融炉排ガスライン５′に別の集じん部を設
け、ここで捕集した低沸点ダストを該沸点温度よ
り炉温が低くなる様に別途設計した再溶融炉に導
入し、管路閉塞等の原因となる該低沸点ダストを
溶融スラグ化し系外へ排出する方法に関するもの
であつた。
し、先に特願昭57−100119を提案した。即ち該提
案は溶融炉排ガスライン５′に別の集じん部を設
け、ここで捕集した低沸点ダストを該沸点温度よ
り炉温が低くなる様に別途設計した再溶融炉に導
入し、管路閉塞等の原因となる該低沸点ダストを
溶融スラグ化し系外へ排出する方法に関するもの
であつた。
本考案者は上記方法における基本思想を更に発
展させ、可及的構造が簡単であると共に、運転コ
ストが小さくて済む様な溶融炉を開発すべく研究
を重ね、本考案を完成するに至つた。
展させ、可及的構造が簡単であると共に、運転コ
ストが小さくて済む様な溶融炉を開発すべく研究
を重ね、本考案を完成するに至つた。
即ち本考案の溶融装置とは、溶融炉のスラグ排
出口から分岐される排ガスダクトに、冷却部を介
して集じん部を設けると共に、該集じん部で捕集
された低沸点ダストを前記冷却部より上流側の排
ガスダクトに導入して溶融するダスト供給ライン
を設け、排ガスダクトの前記ダスト装入部の下方
に低沸点ダストの溶融物を冷却する冷却水槽を設
けた点に要旨が有するものである。
出口から分岐される排ガスダクトに、冷却部を介
して集じん部を設けると共に、該集じん部で捕集
された低沸点ダストを前記冷却部より上流側の排
ガスダクトに導入して溶融するダスト供給ライン
を設け、排ガスダクトの前記ダスト装入部の下方
に低沸点ダストの溶融物を冷却する冷却水槽を設
けた点に要旨が有するものである。
以下図面に沿つて本考案の構成及び作用効果を
説明するが、これらは本考案を制限する性質のも
のではなく、前・後記の趣旨に徴して適宜設計変
更を加えること等は全て本考案の技術的範囲に含
まれる。
説明するが、これらは本考案を制限する性質のも
のではなく、前・後記の趣旨に徴して適宜設計変
更を加えること等は全て本考案の技術的範囲に含
まれる。
第２図は本考案実施例の溶融装置を含む焼却シ
ステムのフロー説明図で、図の溶融装置８は溶融
炉、低温溶融部、スラグ冷却部Ａ，Ｂ等から構成
される。尚以下の説明において記号Ａは従来の設
備にそなえられた装置を示し、記号Ｂは本考案設
備にそなえられた装置を意味する。
ステムのフロー説明図で、図の溶融装置８は溶融
炉、低温溶融部、スラグ冷却部Ａ，Ｂ等から構成
される。尚以下の説明において記号Ａは従来の設
備にそなえられた装置を示し、記号Ｂは本考案設
備にそなえられた装置を意味する。
即ち焼却炉からの排ガス３は排ガス冷却部Ａに
おいて冷却された後、排ガス処理部９に至り、以
下述べる様にして有害成分が除去された後、系外
へ排出される。排ガス処理部９はHC吸収部及
び集じん部Ａ等からなり、焼却炉において例えば
PVC製品等の燃焼により発生したHCはHC
吸収部で吸収又は吸着除去される。尚HCの吸
収に当つてはCaCO3，Ca（OH）2，CaO，NaOH
等が乾式法あるいは湿式法で使用され、吸収に係
る反応の結果、CaC２あるいはNaC（以下塩
化物という）が生成する。一方排ガス中のダスト
は集じん部Ａで捕促される。HC吸収部におい
て生成した塩化物及び集じん部Ａで捕促されたダ
スト１１は、夫々集められ焼却炉から排出される
焼却灰２や貯留ピツトから一部直送される非燃焼
性の破砕廃棄物１２と共に溶融炉に投入され溶融
スラグ化された後、スラグ冷却部Ａにて冷却固化
され、固化スラグとして系外へ排出される。
おいて冷却された後、排ガス処理部９に至り、以
下述べる様にして有害成分が除去された後、系外
へ排出される。排ガス処理部９はHC吸収部及
び集じん部Ａ等からなり、焼却炉において例えば
PVC製品等の燃焼により発生したHCはHC
吸収部で吸収又は吸着除去される。尚HCの吸
収に当つてはCaCO3，Ca（OH）2，CaO，NaOH
等が乾式法あるいは湿式法で使用され、吸収に係
る反応の結果、CaC２あるいはNaC（以下塩
化物という）が生成する。一方排ガス中のダスト
は集じん部Ａで捕促される。HC吸収部におい
て生成した塩化物及び集じん部Ａで捕促されたダ
スト１１は、夫々集められ焼却炉から排出される
焼却灰２や貯留ピツトから一部直送される非燃焼
性の破砕廃棄物１２と共に溶融炉に投入され溶融
スラグ化された後、スラグ冷却部Ａにて冷却固化
され、固化スラグとして系外へ排出される。
一方溶融炉は通常1300〜1400℃に及ぶ高温に保
たれているので、その排ガス中には前に述べた様
な低沸点成分ダストの気化物が大量に含まれてい
るが、該気化物は排ガス冷却部Ｂに至つて冷却固
化された後、集じん部Ｂにおいて捕促されて捕促
され低温溶融部に投入される。この様に再回収さ
れたダストは低温溶融部において溶融炉排ガスと
接触して溶融スラグ１３となりスラグ冷却部Ｂに
至り固化スラグとなつて系外へ排出される。
たれているので、その排ガス中には前に述べた様
な低沸点成分ダストの気化物が大量に含まれてい
るが、該気化物は排ガス冷却部Ｂに至つて冷却固
化された後、集じん部Ｂにおいて捕促されて捕促
され低温溶融部に投入される。この様に再回収さ
れたダストは低温溶融部において溶融炉排ガスと
接触して溶融スラグ１３となりスラグ冷却部Ｂに
至り固化スラグとなつて系外へ排出される。
本考案の溶融装置は、焼却システムにおいては
以上の様な位置を占めるが、上記焼却システム以
外の焼却システムあるいは単に高沸点化合物と低
沸点化合物が混合している被溶融物を溶融スラグ
化する場合にも、同様に適用することができる。
次に本考案実施例装置の具体的構成を第３図に沿
つて詳述するが、本考案におけるもつとも重要な
ポイントは低温溶融部を先願発明の様に別途熱源
を要する低温溶融部で構成せず、溶融炉からの排
ガスダクト中に設けて排ガスの顕熱を直接利用す
る様にした点に存在する。
以上の様な位置を占めるが、上記焼却システム以
外の焼却システムあるいは単に高沸点化合物と低
沸点化合物が混合している被溶融物を溶融スラグ
化する場合にも、同様に適用することができる。
次に本考案実施例装置の具体的構成を第３図に沿
つて詳述するが、本考案におけるもつとも重要な
ポイントは低温溶融部を先願発明の様に別途熱源
を要する低温溶融部で構成せず、溶融炉からの排
ガスダクト中に設けて排ガスの顕熱を直接利用す
る様にした点に存在する。
即ち溶融装置８は、溶融炉１４、低温溶融部１
５、溶融炉スラグ冷却水槽１６（スラグ冷却部Ａ
に相当）、低温溶融部スラグ冷却水槽１７（スラ
グ冷却部Ｂに相当）、排ガス冷却部Ｂ、集じん部
Ｂ等から構成される。貯留ビツトからの破砕廃棄
物、焼却炉からの焼却灰、HC吸収部からの回
収塩化物、集じん部Ａからの収集ダスト等の廃棄
物は一括してホツパＨから溶融炉１４に投入さ
れ、火炎室１８の上部耐火壁１９の略中央に設け
たバーナ２０，２０の火炎熱によつて溶融され
る。溶融炉１４の底部には溶融スラグの落下路で
あると共に、溶融炉排ガス（H2やCO等を含む不
完全燃焼排ガス）を再燃焼させる再燃焼室２１が
形成されており、溶融スラグ１３ａは再燃焼室２
１の傾斜底部２１ａ上に落下する。一方再燃焼室
２１の側壁下端部には、再燃焼室内を臨んで噴水
管２５が設けられ該噴水管２５からの噴出水によ
つて前記傾斜底部２１ａ自体が冷却されると共に
落下スラグを冷却固化しつつ、これを押し流し、
更にスラグ排出口２４から水封式溶融炉スラグ冷
却水槽１６に落下させ冷却凝固させた後、コンベ
ア２６等で順次搬出する。
５、溶融炉スラグ冷却水槽１６（スラグ冷却部Ａ
に相当）、低温溶融部スラグ冷却水槽１７（スラ
グ冷却部Ｂに相当）、排ガス冷却部Ｂ、集じん部
Ｂ等から構成される。貯留ビツトからの破砕廃棄
物、焼却炉からの焼却灰、HC吸収部からの回
収塩化物、集じん部Ａからの収集ダスト等の廃棄
物は一括してホツパＨから溶融炉１４に投入さ
れ、火炎室１８の上部耐火壁１９の略中央に設け
たバーナ２０，２０の火炎熱によつて溶融され
る。溶融炉１４の底部には溶融スラグの落下路で
あると共に、溶融炉排ガス（H2やCO等を含む不
完全燃焼排ガス）を再燃焼させる再燃焼室２１が
形成されており、溶融スラグ１３ａは再燃焼室２
１の傾斜底部２１ａ上に落下する。一方再燃焼室
２１の側壁下端部には、再燃焼室内を臨んで噴水
管２５が設けられ該噴水管２５からの噴出水によ
つて前記傾斜底部２１ａ自体が冷却されると共に
落下スラグを冷却固化しつつ、これを押し流し、
更にスラグ排出口２４から水封式溶融炉スラグ冷
却水槽１６に落下させ冷却凝固させた後、コンベ
ア２６等で順次搬出する。
一方溶融炉１４からの不完全燃焼排ガスは再燃
焼室２１に設けた再燃焼バーナ２２によつて完全
燃焼され、再燃焼室２１から分岐された排ガスダ
クト２３を経由して排ガス冷却部Ｂに導入され
る。排ガス冷却部Ｂでは排ガス中の低沸点ダスト
気化物が冷却固化されるので、これらの固化ダス
トは集じん部Ｂに至つて捕集され、清浄化された
排ガスは溶融設備８外部へ排出される。ところで
排ガス冷却部Ｂより上流側の再燃焼室２１に近い
排ガスダクト２３内には、外面が耐火物で被われ
たサイロ状装入管２７の下部に鍋２８を吊設して
なる低温溶融部１５が挿設され、且つその下方に
水封式の低温溶融部スラグ冷却水槽１７が配設さ
れており、集じん部Ｂで収集されたスクリユフイ
ーダ等によつてダスト供給ライン２９を経てホツ
パH′から低温溶融部１５に投入された低沸点固
化ダストは、サイロ状装入管２７内を流下する間
に、耐火壁を介して排ガスダクト２８内に流れる
高温排ガスによつて加熱され、徐々に昇温しつつ
装入管２７の底部に至り溶融スラグ１３となる。
そして溶融スラグ１３は鍋２８の縁部からあふれ
る様に冷却水槽１７へ落下し、冷却凝固した後、
コンベア３０等で順次搬出される。
焼室２１に設けた再燃焼バーナ２２によつて完全
燃焼され、再燃焼室２１から分岐された排ガスダ
クト２３を経由して排ガス冷却部Ｂに導入され
る。排ガス冷却部Ｂでは排ガス中の低沸点ダスト
気化物が冷却固化されるので、これらの固化ダス
トは集じん部Ｂに至つて捕集され、清浄化された
排ガスは溶融設備８外部へ排出される。ところで
排ガス冷却部Ｂより上流側の再燃焼室２１に近い
排ガスダクト２３内には、外面が耐火物で被われ
たサイロ状装入管２７の下部に鍋２８を吊設して
なる低温溶融部１５が挿設され、且つその下方に
水封式の低温溶融部スラグ冷却水槽１７が配設さ
れており、集じん部Ｂで収集されたスクリユフイ
ーダ等によつてダスト供給ライン２９を経てホツ
パH′から低温溶融部１５に投入された低沸点固
化ダストは、サイロ状装入管２７内を流下する間
に、耐火壁を介して排ガスダクト２８内に流れる
高温排ガスによつて加熱され、徐々に昇温しつつ
装入管２７の底部に至り溶融スラグ１３となる。
そして溶融スラグ１３は鍋２８の縁部からあふれ
る様に冷却水槽１７へ落下し、冷却凝固した後、
コンベア３０等で順次搬出される。
以上の様に構成される溶融装置においては焼却
灰等の高沸点ダストを溶融スラグ化させる必要
上、溶融炉１４内の温度は約1350℃まで昇温され
ているが、溶融炉１４から再燃焼室２１、排ガス
ダクト部２３を経て低温溶融部１５に到達した排
ガスの温度は1000〜1200℃程度であるから、この
排ガスによつて加熱される装入管２７内のダスト
はせいぜい900〜950℃にしか昇温しない。従つて
装入管２７内の低沸点ダストは溶融されるにとど
まつて気化するに至らず、溶融スラグ化した状態
で冷却水槽１７へ落下する。
灰等の高沸点ダストを溶融スラグ化させる必要
上、溶融炉１４内の温度は約1350℃まで昇温され
ているが、溶融炉１４から再燃焼室２１、排ガス
ダクト部２３を経て低温溶融部１５に到達した排
ガスの温度は1000〜1200℃程度であるから、この
排ガスによつて加熱される装入管２７内のダスト
はせいぜい900〜950℃にしか昇温しない。従つて
装入管２７内の低沸点ダストは溶融されるにとど
まつて気化するに至らず、溶融スラグ化した状態
で冷却水槽１７へ落下する。
上記の通り本考案溶融装置は低沸点ダストを選
択的に取り出し、これを融点以上、沸点以下の温
度で溶融スラグ化させるに当り、この溶融スラグ
化用熱源として溶融炉排ガス保有熱を利用し得る
様に構成した点にポイントがあり、これにより低
沸点ダストを経済的にスラグ化することができた
ものである。
択的に取り出し、これを融点以上、沸点以下の温
度で溶融スラグ化させるに当り、この溶融スラグ
化用熱源として溶融炉排ガス保有熱を利用し得る
様に構成した点にポイントがあり、これにより低
沸点ダストを経済的にスラグ化することができた
ものである。
本考案は概略以上の様に構成されているので、
比較的低沸点のダストを、経済的にスラグ化する
ことができ、系内にダストが蓄積することがない
ので、ダクトや集じん器等に閉塞等の事故が発生
することを皆無とすることができる。
比較的低沸点のダストを、経済的にスラグ化する
ことができ、系内にダストが蓄積することがない
ので、ダクトや集じん器等に閉塞等の事故が発生
することを皆無とすることができる。
第１図は従来の廃棄物溶融装置を含む焼却炉シ
ステムのフロー説明図、第２図は本考案に係る溶
融装置を組み込んでなる焼却炉システムのフロー
説明図、第３図は本考案実施例溶融装置の概略説
明図である。 １……廃棄物、２……焼却残渣、３……排ガ
ス、４……収集ダスト、５……溶融炉排ガス、６
……固形スラグ、８……溶融装置、９……排ガス
処理部、１０……塩化物、１１……捕促ダスト、
１２……破砕廃棄物、１３……溶融スラグ、１４
……溶融炉、１５……低温溶融部、１６……溶融
炉スラグ冷却水槽、１７……低温溶融部スラグ冷
却水槽、１８……火炎室、１９……上部耐火壁、
２０……バーナ、２１……再燃焼室、２２……再
燃焼バーナ、２３……排ガスダクト、２４……ス
ラグ排出口、２５……噴水管、２６，３０……コ
ンベア、２７……サイロ状装入管、２８……鍋、
２９……ダスト供給ライン。
ステムのフロー説明図、第２図は本考案に係る溶
融装置を組み込んでなる焼却炉システムのフロー
説明図、第３図は本考案実施例溶融装置の概略説
明図である。 １……廃棄物、２……焼却残渣、３……排ガ
ス、４……収集ダスト、５……溶融炉排ガス、６
……固形スラグ、８……溶融装置、９……排ガス
処理部、１０……塩化物、１１……捕促ダスト、
１２……破砕廃棄物、１３……溶融スラグ、１４
……溶融炉、１５……低温溶融部、１６……溶融
炉スラグ冷却水槽、１７……低温溶融部スラグ冷
却水槽、１８……火炎室、１９……上部耐火壁、
２０……バーナ、２１……再燃焼室、２２……再
燃焼バーナ、２３……排ガスダクト、２４……ス
ラグ排出口、２５……噴水管、２６，３０……コ
ンベア、２７……サイロ状装入管、２８……鍋、
２９……ダスト供給ライン。
Claims (1)
- 溶融炉のスラグ排出口から分岐される排ガスダ
クトに、冷却部を介して集じん部を設けると共
に、該集じん部で捕集された低沸点ダクトを前記
冷却部より上流側の排ガスダクトに導入して溶融
するダスト供給ラインを設け、排ガスダクトの前
記ダスト装入部の下方に低沸点ダストの溶融物を
冷却する冷却水槽を設けてなることを特徴とする
溶融装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982146455U JPS5955233U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | 溶融装置 |
| US06/533,506 US4467732A (en) | 1982-09-27 | 1983-09-19 | Melting apparatus |
| GB08325264A GB2127945B (en) | 1982-09-27 | 1983-09-21 | Melting apparatus for treatment of waste |
| DE19833334743 DE3334743A1 (de) | 1982-09-27 | 1983-09-26 | Schmelzvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982146455U JPS5955233U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | 溶融装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5955233U JPS5955233U (ja) | 1984-04-11 |
| JPS6143069Y2 true JPS6143069Y2 (ja) | 1986-12-05 |
Family
ID=15408022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1982146455U Granted JPS5955233U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | 溶融装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4467732A (ja) |
| JP (1) | JPS5955233U (ja) |
| DE (1) | DE3334743A1 (ja) |
| GB (1) | GB2127945B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US4922841A (en) * | 1988-09-14 | 1990-05-08 | Kent John M | Method and apparatus for using hazardous waste to form non-hazardous aggregate |
| BR8907653A (pt) * | 1988-09-14 | 1991-05-14 | John M Kent | Metodo e aparelho para usar residuos perigosos para formar agregados nao perigosos |
| DE4016468A1 (de) * | 1990-05-22 | 1991-11-28 | Passavant Werke | Verfahren und anlage zur thermischen entsorgung von klaerschlaemmen |
| DE4026245A1 (de) * | 1990-08-18 | 1992-02-20 | Hpm Technocommerz Technologie | Verfahren zur thermischen behandlung von abfaellen und reststoffen |
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| US5133267A (en) * | 1991-10-01 | 1992-07-28 | Marine Shale Processors, Inc. | Method and apparatus for using hazardous waste to form non-hazardous aggregate |
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| DE4418410C1 (de) * | 1994-05-26 | 1995-08-10 | Metallgesellschaft Ag | Verfahren zum Einschmelzen von Asbest und/oder asbesthaltigem Material |
| DE19539946C2 (de) * | 1995-10-26 | 2002-03-28 | Linde Gas Ag | Verfahren und Vorrichtung zur integrierten Entsorgung von Filterstäuben in thermischen Behandlungsanlagen |
| JP2001050521A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-02-23 | Maejima Fumio | 多機能処理装置 |
| US6520098B1 (en) * | 2000-09-29 | 2003-02-18 | Tokyo Electric Power Company | Apparatus and method for disposing of dam dirt |
| JP2003004211A (ja) * | 2001-04-19 | 2003-01-08 | Ebara Corp | 廃棄物処理装置および廃棄物の処理方法 |
| CN101564731B (zh) * | 2009-05-20 | 2013-02-20 | 河南科技大学 | 一种垃圾焚烧飞灰无害化处理装置 |
| FR3032635B1 (fr) * | 2015-02-13 | 2021-03-19 | O T N D Onet Tech Nuclear Decommissioning | Procede de destruction de dechets amiantes et installation de destruction de dechets amiantes |
| JP6629085B2 (ja) * | 2016-02-02 | 2020-01-15 | 株式会社クボタ | 溶融システム及び溶融システムの制御方法 |
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|---|---|---|---|---|
| US2983234A (en) * | 1958-11-19 | 1961-05-09 | Dravo Corp | Incinerator and ash removal and gas scrubbing apparatus therefor |
| DE1128873B (de) * | 1959-10-17 | 1962-05-03 | Siemens Ag | Anlage zur Gewinnung von Schmelzphosphatduengemitteln in Verbindung mit Kesselfeuerungen |
| CH434540A (de) * | 1965-12-08 | 1967-04-30 | Von Roll Ag | Mechanischer Nassentschlacker für insbesondere zur Verbrennung von Müll bestimmte Verbrennungsöfen |
| US3537410A (en) * | 1968-09-20 | 1970-11-03 | Hagan Ind Inc | Incinerator with residue reduction |
| US3842762A (en) * | 1973-07-13 | 1974-10-22 | Grumman Ecosyst Corp | Apparatus for disposing of solid wastes |
| JPS526834B2 (ja) * | 1973-11-16 | 1977-02-25 | ||
| CH622082A5 (ja) * | 1977-04-06 | 1981-03-13 | Von Roll Ag | |
| US4285282A (en) * | 1977-12-22 | 1981-08-25 | Russell E. Stadt | Rubbish and refuse incinerator |
| JPS57150722A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-17 | Kubota Ltd | Melting process for combustioned ash |
-
1982
- 1982-09-27 JP JP1982146455U patent/JPS5955233U/ja active Granted
-
1983
- 1983-09-19 US US06/533,506 patent/US4467732A/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-09-21 GB GB08325264A patent/GB2127945B/en not_active Expired
- 1983-09-26 DE DE19833334743 patent/DE3334743A1/de active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3334743C2 (ja) | 1987-04-09 |
| JPS5955233U (ja) | 1984-04-11 |
| DE3334743A1 (de) | 1984-04-05 |
| GB2127945A (en) | 1984-04-18 |
| GB8325264D0 (en) | 1983-10-26 |
| GB2127945B (en) | 1986-01-15 |
| US4467732A (en) | 1984-08-28 |
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