JPS6142946Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142946Y2 JPS6142946Y2 JP1978034445U JP3444578U JPS6142946Y2 JP S6142946 Y2 JPS6142946 Y2 JP S6142946Y2 JP 1978034445 U JP1978034445 U JP 1978034445U JP 3444578 U JP3444578 U JP 3444578U JP S6142946 Y2 JPS6142946 Y2 JP S6142946Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- weft
- thread
- passing
- weft thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 8
- 238000010009 beating Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はタオル地に関するもので、特にシーツ
に適するものである。従来のタオル地においては
パイルのある部分とパイルを有しない部分を配列
して市松模様等を形成する場合、パイルを有しな
い部分の裏面にパイルが生じることになる。この
ためシーツとして布団に被せたとき裏面のパイル
によりシーツが布団に密着せず、不安定となる。
に適するものである。従来のタオル地においては
パイルのある部分とパイルを有しない部分を配列
して市松模様等を形成する場合、パイルを有しな
い部分の裏面にパイルが生じることになる。この
ためシーツとして布団に被せたとき裏面のパイル
によりシーツが布団に密着せず、不安定となる。
本考案はこのような問題に鑑みて、表面にのみ
パイル形成部とパイルを有しない部分とがあり、
裏面は全面に亘りパイルを形成しないタオル地と
したものでこのようなタオル地をシーツとして布
団に被せたときはパイルのない裏面が布団に密着
して安定した使用状態が得られるものであるが、
その詳細を説明すれば次の通りである。
パイル形成部とパイルを有しない部分とがあり、
裏面は全面に亘りパイルを形成しないタオル地と
したものでこのようなタオル地をシーツとして布
団に被せたときはパイルのない裏面が布団に密着
して安定した使用状態が得られるものであるが、
その詳細を説明すれば次の通りである。
まず、第１図の本考案タオル地について概要を
説明すれば、生地の表面にのみパイルＰを形成し
た一定巾と長さを有するパイル形成部Ａと表裏に
パイルを有しない一定巾と長さを有する無パイル
部Ｂとが経方向に交互に並んだ部分と、該無パイ
ル部Ｂに隣接して表面にのみパイルP′を設けた一
定巾と長さを有するパイル形成部A′とパイル形
成部Ａに隣接して表裏にパイルを有しない一定巾
と長さを有する無パイル部B′とが経方向に交互に
並んだ部分と、を交互に並列せしめて市松模様を
形成し、各パイル形成部Ａ，A′、無パイル部
Ｂ，B′の何れもが裏面にパイルがないので裏面全
体がパイル無しとなつている。
説明すれば、生地の表面にのみパイルＰを形成し
た一定巾と長さを有するパイル形成部Ａと表裏に
パイルを有しない一定巾と長さを有する無パイル
部Ｂとが経方向に交互に並んだ部分と、該無パイ
ル部Ｂに隣接して表面にのみパイルP′を設けた一
定巾と長さを有するパイル形成部A′とパイル形
成部Ａに隣接して表裏にパイルを有しない一定巾
と長さを有する無パイル部B′とが経方向に交互に
並んだ部分と、を交互に並列せしめて市松模様を
形成し、各パイル形成部Ａ，A′、無パイル部
Ｂ，B′の何れもが裏面にパイルがないので裏面全
体がパイル無しとなつている。
つぎに、第２図乃至第４図の組織について説明
すれば、１，２，３及び４，５，６，７が緯糸、
P1，P2がパイル経糸、８，９が二種類の地経糸、
ａ，ｂはパイル形成部Ａ，A′と無パイル部Ｂ，
B′の緯方向の境界部を示し、ｃはパイル形成部
Ａ，A′と無パイル部Ｂ，B′の経方向の境界部を
示している。
すれば、１，２，３及び４，５，６，７が緯糸、
P1，P2がパイル経糸、８，９が二種類の地経糸、
ａ，ｂはパイル形成部Ａ，A′と無パイル部Ｂ，
B′の緯方向の境界部を示し、ｃはパイル形成部
Ａ，A′と無パイル部Ｂ，B′の経方向の境界部を
示している。
各緯糸は緯糸１，２，３の順を何回か繰返した
のち緯糸４，５が順に並び次いで緯糸１，２，３
の順を何回か繰返したのち緯糸６，７が順に並ぶ
配列となつており、一方、２本の地経糸８，９間
に１本のパイル経糸P1又はP2が入つた状態で複数
の地経糸８，９とパイル経糸P1，P2が配列してあ
る。
のち緯糸４，５が順に並び次いで緯糸１，２，３
の順を何回か繰返したのち緯糸６，７が順に並ぶ
配列となつており、一方、２本の地経糸８，９間
に１本のパイル経糸P1又はP2が入つた状態で複数
の地経糸８，９とパイル経糸P1，P2が配列してあ
る。
一方の地経糸８は、パイル形成部Ａ，A′と無
パイル部Ｂ，B′においては２本の緯糸１，２の上
を通り１本の緯糸３の下を通る構成を繰り返して
地組織を形成し、パイル形成部Ａ，A′と無パイ
ル部Ｂ，B′との境界部においては１本の緯糸４又
は６の上を通り１本の緯糸５又は７の下を通つて
いる。
パイル部Ｂ，B′においては２本の緯糸１，２の上
を通り１本の緯糸３の下を通る構成を繰り返して
地組織を形成し、パイル形成部Ａ，A′と無パイ
ル部Ｂ，B′との境界部においては１本の緯糸４又
は６の上を通り１本の緯糸５又は７の下を通つて
いる。
他方の地経糸９は、パイル形成部Ａ，A′と無
パイル部Ｂ，B′においては２本の緯糸１，２の下
を通り１本の緯糸３の上を通る構成を繰り返して
地組織を形成し、パイル形成部Ａ，A′と無パイ
ル部Ｂ，B′との境界部においては１本の緯糸４又
は６の下を通り１本の緯糸５又は７の上を通つて
いる。
パイル部Ｂ，B′においては２本の緯糸１，２の下
を通り１本の緯糸３の上を通る構成を繰り返して
地組織を形成し、パイル形成部Ａ，A′と無パイ
ル部Ｂ，B′との境界部においては１本の緯糸４又
は６の下を通り１本の緯糸５又は７の上を通つて
いる。
パイル経糸P2，P1はつぎのようになつている。
すなわち、パイル形成部Ａ，A′においては、緯
糸１の上を通り、緯糸２の下を通り緯糸３の上を
通つて緯糸１，３上でパイルＰを形成する構成を
４回繰返し、最後に緯糸３の上をパイルを形成せ
ず通り、無パイル部Ｂ，B′においては、パイルを
形成せずに２本の緯糸１，２の上を通り緯糸３の
下を通る構成を５回繰返し、パイル形成部Ａ，
A′から無パイル部Ｂ，B′への境界部ａ又はｂに
おいては、緯糸４又は６の下を通り緯糸５又は７
の上を通り、無パイル部Ｂ，B′からパイル形成部
Ａ，A′への境界部ｂ又はａにおいては、２本の
緯糸４，５又は６，７の上を通つている。
すなわち、パイル形成部Ａ，A′においては、緯
糸１の上を通り、緯糸２の下を通り緯糸３の上を
通つて緯糸１，３上でパイルＰを形成する構成を
４回繰返し、最後に緯糸３の上をパイルを形成せ
ず通り、無パイル部Ｂ，B′においては、パイルを
形成せずに２本の緯糸１，２の上を通り緯糸３の
下を通る構成を５回繰返し、パイル形成部Ａ，
A′から無パイル部Ｂ，B′への境界部ａ又はｂに
おいては、緯糸４又は６の下を通り緯糸５又は７
の上を通り、無パイル部Ｂ，B′からパイル形成部
Ａ，A′への境界部ｂ又はａにおいては、２本の
緯糸４，５又は６，７の上を通つている。
つぎに、筬打ちについて説明すると、パイル形
成部Ａ，A′、無パイル部Ｂ，B′においては、３
本の緯糸１，２，３を入れる毎に１回筬打ちを行
ない、各境界部ａ，ｂおいては、緯糸４，５又は
６．７を各々入れる毎に筬打ちを行なう。このパ
イル形成部Ａ，A′から無パイル部Ｂ，B′への境
界部ａ又はｂにおける緯糸４，５又は６，７とパ
イル経糸P1，P2及び地経糸８，９の組織は、この
境界部ａ，ｂにおいて、低いパイルが裏面に生じ
ることを防止するための組織である。
成部Ａ，A′、無パイル部Ｂ，B′においては、３
本の緯糸１，２，３を入れる毎に１回筬打ちを行
ない、各境界部ａ，ｂおいては、緯糸４，５又は
６．７を各々入れる毎に筬打ちを行なう。このパ
イル形成部Ａ，A′から無パイル部Ｂ，B′への境
界部ａ又はｂにおける緯糸４，５又は６，７とパ
イル経糸P1，P2及び地経糸８，９の組織は、この
境界部ａ，ｂにおいて、低いパイルが裏面に生じ
ることを防止するための組織である。
なお、第２図ないし第４図の組織は１例であつ
て、緯糸１，２，３の繰返えしの回数の増減やパ
イル経糸P1，P2や地経糸８，９の本数の増減によ
り、パイルＰ，P′の数や、パイル部Ａ，A′や無
パイル部Ｂ，B′の大きさを自由に変更し得る。
て、緯糸１，２，３の繰返えしの回数の増減やパ
イル経糸P1，P2や地経糸８，９の本数の増減によ
り、パイルＰ，P′の数や、パイル部Ａ，A′や無
パイル部Ｂ，B′の大きさを自由に変更し得る。
本考案は上記のようにパイル形成部と無パイル
部とで美麗な市松模様が得られ、又、裏面にはパ
イルが全く生じないのでシーツ用等として最適な
タオル地が得られる。さらにパイル形成部から無
パイル部に移る境界部では、各パイル経糸や地経
糸がパイル形成部の最後で緯糸の上又は下を通つ
たのち１本の緯糸の下又は上を通りさらに１本の
緯糸の上又は下に出る組織を形成するようにして
あるため、低いパイルが裏面に生ずることが防止
され、地経糸の他の部分は２本の緯糸の上又は下
を通り１本の緯糸の下又は上を通る組織を繰返す
ことにより、通気性がよく肌触りのよいタオル地
が得られる。
部とで美麗な市松模様が得られ、又、裏面にはパ
イルが全く生じないのでシーツ用等として最適な
タオル地が得られる。さらにパイル形成部から無
パイル部に移る境界部では、各パイル経糸や地経
糸がパイル形成部の最後で緯糸の上又は下を通つ
たのち１本の緯糸の下又は上を通りさらに１本の
緯糸の上又は下に出る組織を形成するようにして
あるため、低いパイルが裏面に生ずることが防止
され、地経糸の他の部分は２本の緯糸の上又は下
を通り１本の緯糸の下又は上を通る組織を繰返す
ことにより、通気性がよく肌触りのよいタオル地
が得られる。
第１図は本考案のタオル地の一例を示す斜視
図、第２図は同上の組織の一例を示す拡大平面
図、第３図は第２図の−線の縦断面図、第４
図は第２図の−線の縦断面図である。 １，２，３，４，５，６，７……緯糸、８，９
……地経糸、P1，P2……パイル経糸、Ｐ，P′……
パイル、Ａ，A′……パイル形成部、Ｂ，B′……
無パイル部、ａ，ｂ，ｃ……境界部。
図、第２図は同上の組織の一例を示す拡大平面
図、第３図は第２図の−線の縦断面図、第４
図は第２図の−線の縦断面図である。 １，２，３，４，５，６，７……緯糸、８，９
……地経糸、P1，P2……パイル経糸、Ｐ，P′……
パイル、Ａ，A′……パイル形成部、Ｂ，B′……
無パイル部、ａ，ｂ，ｃ……境界部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 緯糸に対しそれぞれ対称な通し方をされる下記
の２種類の地経糸と、その地経糸間に通される下
記のパイル経糸とにより、表面にのみパイルを設
けた一定の巾と長さを有するパイル形成部と、表
裏にパイルのない一定の巾と長さを有する無パイ
ル部を前後左右に交互に配列して市松模様を形成
したタオル地。 〈一方の種類の地経糸〉 「上記パイル形成部と無パイル部においては複
数本の緯糸の上を通り１本の緯糸の下を通る構成
を繰り返して地組織を形成し、パイル形成部と無
パイル部との境界部においては１本の緯糸の上を
通り１本の緯糸の下を通る糸」 〈他方の種類の地経糸〉 「上記パイル形成部と無パイル部においては複
数本の緯糸の下を通り１本の緯糸の上を通る構成
を繰り返して地組織を形成し、パイル形成部と無
パイル部との境界部においては１本の緯糸の下を
通り１本の緯糸の上を通る糸」 〈パイル経糸〉 「上記パイル形成部においては、１本の緯糸の
上を通り１本の緯糸の下を通りつぎに任意数の緯
糸の上を越えてパイルを形成する構成を繰返りて
最後に１本の緯糸の上をパイルを形成することな
く通り、上記無パイル部においては、パイルを形
成せずに複数本の緯糸の上を越え、１本の緯糸の
下を通る構成を繰返えし、パイル形成部から無パ
イル部への境界部においては１本の緯糸の下を通
り１本の緯糸の上を通り、無パイル部からパイル
形成部への境界部においては２本の緯糸の上を通
る糸」
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978034445U JPS6142946Y2 (ja) | 1978-03-16 | 1978-03-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978034445U JPS6142946Y2 (ja) | 1978-03-16 | 1978-03-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54139769U JPS54139769U (ja) | 1979-09-28 |
| JPS6142946Y2 true JPS6142946Y2 (ja) | 1986-12-05 |
Family
ID=28891832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978034445U Expired JPS6142946Y2 (ja) | 1978-03-16 | 1978-03-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6142946Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008266844A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Daiichi Orimono:Kk | タオル織物 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5127325U (ja) * | 1974-08-20 | 1976-02-27 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50125578U (ja) * | 1974-03-29 | 1975-10-15 |
-
1978
- 1978-03-16 JP JP1978034445U patent/JPS6142946Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5127325U (ja) * | 1974-08-20 | 1976-02-27 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54139769U (ja) | 1979-09-28 |
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