JP3165313U - 凹凸柄を有する編地製ボディタオル - Google Patents

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壮平 原田
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【課題】小巾,小ロットでも作成でき、肌にやさしく、泡立ち良好で色分け容易な編地ボディタオルを提供する。【解決手段】非収縮性合成繊維フィラメント糸を経糸4として経方向に並列して編成された鎖編目列の各列に熱収縮率が30%以上の熱収縮率大なる合成繊維フィラメント5と、熱収縮率が5〜0%の熱収縮率小なる合成繊維フィラメント又は天然繊維糸6を引き揃え挿入すると共に、各糸を各列経方向数コース毎に交互に位置をずらして数ウエールを単位としてジグザグ状に横振りして編み込み、加熱により熱収縮率大なる糸を収縮させることにより熱収縮率小なる糸を浮かして凸出させ編地面に凹凸柄2を有する。【選択図】図3

Description

本考案は凹凸柄を有するボディタオルに係り、特にラッシェル編機で編成された経編地よりなる上記ボディタオルに関するものである。
ボディタオルは肌にやさしく、肌の凹凸に密着して古い角層は勿論、毛穴の奥の汚れまで効率的に取り除くことができ、しかも適度なマッサージ効果も得られるタオルとして広く使用されているが、従来のボディタオルは天然繊維や親水性合成繊維,再生繊維素繊維等を用い、タオル織機によって織成された布帛をタオル加工されたものが一般的であり、使用目的に応じ布帛面にパイル組織を施したり、凸部を形成することも一部に提案されている。
例えば特開平8−196465号公報(特許文献1)には経糸として地組織経糸及びパイル糸、緯糸として地組織緯糸を挿入すると共に、無パイル部における地組織緯糸として任意間隔をおいて収縮糸を挿入したタオル織物を熱処理してパイル部と無パイル部を経方向に交互に配設せしめた緯縞柄を有するタオルが提案され、また特開平9−285421号公報(特許文献2)には熱可塑性フィラメントを経糸として使用し、熱可塑性高収縮糸と熱可塑性嵩高加工糸との引き揃え糸と天然繊維糸とを数本毎に交互に緯糸として織成した織物を熱水中で熱可塑性高収縮糸を収縮させ天然繊維の凸部を形成せしめた垢すりタオルが提案されている。
特開平8−196465号公報 特開平9−285421号公報
しかし、上記各提案に係るタオルは夫々、パイルと無パイル部を交互に配列したり、また、収縮糸の収縮を利用して凸部を形成しているが、何れもタオル織機によって織成された布帛であり、垢すりタオルなどには適するとしても、ボディタオルとして安く大量に形成しようとすれば広巾布帛を所要巾にカットして融着しなければならない面倒さがあり、しかも色分けすることも頗る困難である。
本考案は上述の如き実状に鑑み、これに対処すべく特にボディタオルにおいて、従来のタオル織機利用の織成によることなく、ラッシェル編機によりボディタオルを編成することにより肌にやさしく、泡立ち良好で、かつ色分け、凹凸柄変化に富むボディタオルを小巾,小ロットで提供することを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本考案ボディタオルは、非収縮性合成繊維フィラメント糸を経糸として経方向に並列して編成された鎖編目列の各列に熱収縮率が30%以上の熱収縮率大なる合成繊維フィラメントと、熱収縮率が5〜0%の熱収縮率小なる合成繊維フィラメント又は天然繊維糸とを挿入し、かつ両糸を各列経方向数コース毎に交互に位置をずらして数ウエールを単位としてジグザグ状に横振りして編み込み、加熱により熱収縮率大なる糸を収縮させることにより熱収縮率小なる糸を浮かして凸出させ編地面に凹凸柄を形成せしめた構成よりなる。
請求項2は具体的な1形態で非収縮性合成繊維フィラメントがポリエステルフィラメントであり、熱収縮率大なる糸がナイロンフィラメントであり、熱収縮率小なる糸がポリエステル又はナイロン等の合成繊維フィラメントの仮撚加工糸である請求項1記載の凹凸柄を有する編地製ボディタオルよりなる。
請求項3は更に他の形態で、非収縮性合成繊維フィラメントがポリエステルフィラメントであり、熱収縮性大なる糸がナイロンフィラメントであり、熱収縮性小なる糸が綿糸であるボディタオルよりなる。
本考案は以上のように編地により形成し、熱収縮率の差を利用して布面に凹凸柄を形成せしめたボディタオルであるから、織物の如く広巾をカットして作る必要なく、小巾,小ロットでも簡単に作成可能であり、しかも色糸を入れることも容易で色分けにより各種展開をはかることができる利点があり、編地の柔らかさと共に実用効果が頗る大である。
本考案ボディタオルの外観概要図である。 本考案ボディタオルの部分図である。 本考案ボディタオルの組織例を示す拡大図である。
以下、更に添付図面を参照し、本考案の具体的形態を説明する。図1は本考案ボディタオルの外観概要図、図2はその部分図であり、図において1はボディタオルで、長さ方向に凹凸柄2と該凹凸柄2の間の中間部分3が交互に形成されてタオル面に凹凸柄2による縞状模様を形成している。
上記ボディタオル1はラッセル編機により編成することにより形成され、図に示す如く経糸4により並列して形成された鎖編目列aの各列に熱収縮率の異なる糸5,6が各列経方向において数コース毎に交互に位置をずらして数ウエール単位で横振りして編み込まれている
ここで鎖編目列を構成する経糸4の合成繊維フィラメントは非収縮性であり、ナイロン,ポリエステル等、既知の合成繊維フィラメントが使用され、10〜30dtex程度のフィラメントが好適である。また、各編目列に編み込まれる熱収縮率の異なる糸5,6は熱収縮率大なる糸5としてはナイロン,ポリエステル,アクリルなどの合成繊維フィラメントがあるが、最も一般的にはナイロンの引き揃えフィラメントが用いられ、30%以上の大なる熱収縮率を有することが効果的である。
一方、熱収縮率小なる糸6としてはポリエステル,ナイロンなどの各フィラメントあるいはこれに仮撚など、嵩高加工を施し熱セットにより収縮を抑えた糸で、通常、熱収縮率5%以下としたものが用いられる。また、熱収縮率0%の綿糸など天然繊維の使用も可能である。
以上の各合成繊維フィラメントあるいは綿糸は適宜、太さを選定して使用されるが、鎖編目形成糸は前述の如く比較的細く10〜30dtex程度が好適であるのに対し、熱収縮性大なる合成繊維フィラメントの引き揃え5は熱収縮率による収縮を考慮して100〜300dtex程度を用いることが好ましく、加熱により構成単糸がバラけて全面に薄地部分を形成する。一方、熱収縮率小なる糸6は比較的太く300〜500dtexを用いることが熱収縮による浮き出しを効果的ならしめる上より好適である。
かくして上記各糸により本考案を編成するにあたっては通常、ラッセル編機が使用され、非収縮性合成繊維合成繊維フィラメント糸を図3に示す経糸4として、経方向に延びる鎖編目列aを並列して編成し、熱収縮率の比較的小なる合成繊維嵩高加工糸あるいは綿糸の如き天然繊維糸6と、熱収縮率の大きい合成繊維フィラメント5を前記鎖編目列の各列に引き揃え挿入すると共に各糸を数コース毎に交互に位置をずらして数ウエール単位で横振りを繰り返して編み込み、素地となる編地を形成する。そして、得られた上記素地となる編地を既知の加熱処理手段により加熱し、熱収縮率大なる糸を熱収縮させることによって図2に見られる如く熱収縮率小なる糸6が浮かび上がり凹凸柄2を形成し、一方、中間部分3は熱収縮により合成フィラメントの引揃えがバラけて薄地となり、本考案ボディタオルを必要な巾,ロットで得ることができる。
1:ボディタオル
2:凹凸柄
3:中間部分
4:鎖編目形成経糸
5:熱収縮性大なる糸
6:熱収縮性小なる糸

Claims (3)

  1. 非収縮性合成繊維フィラメント糸を経糸として経方向に並列して編成された鎖編目列の各列に熱収縮率が30%以上の熱収縮率大なる合成繊維フィラメントと、熱収縮率が5〜0%の熱収縮率小なる合成繊維フィラメント又は天然繊維糸を引き揃え挿入すると共に、各糸を各列経方向数コース毎に交互に位置をずらして数ウエールを単位としてジグザグ状に横振りして編み込み、加熱により熱収縮率大なる糸を収縮させることにより熱収縮率小なる糸を浮かして凸出させ、編地面に凹凸柄を形成せしめてなることを特徴とする凹凸柄を有する編地製ボディタオル。
  2. 非収縮性合成繊維フィラメントがポリエステルフィラメントであり、熱収縮率大なる糸がナイロンフィラメントであり、熱収縮率小なる糸が合成繊維フィラメントの仮撚加工糸である請求項1記載の凹凸柄を有する編地製ボディタオル
  3. 非収縮性合成繊維フィラメントがポリエステルフィラメントであり、熱収縮性大なる糸がナイロンフィラメントであり、熱収縮性小なる糸が綿糸である請求項1記載の凹凸柄を有する編地製ボディタオル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018111898A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 美津濃株式会社 上着

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