JPH0623587Y2 - タオル織物 - Google Patents

タオル織物

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JPH0623587Y2
JPH0623587Y2 JP7262887U JP7262887U JPH0623587Y2 JP H0623587 Y2 JPH0623587 Y2 JP H0623587Y2 JP 7262887 U JP7262887 U JP 7262887U JP 7262887 U JP7262887 U JP 7262887U JP H0623587 Y2 JPH0623587 Y2 JP H0623587Y2
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gauze
fabric
weave
woven
pile
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巖 越智
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巖 越智
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、中間部にパイル織地とガーゼ織地の二重織
より成るパイル組織と両端部に上中下の三段よりなるガ
ーゼ織地の三重織組織部分を有するタオル織物に関する
ものである。
従来の技術 従来パイル織地とガーゼ織地とを二重にする場合は、両
者の織地が離れないように適所で縫い止めをしていた。
又実公昭56−21782号公報に記載された考案は、パイル
織地内にガーゼ織地を輪奈部分と反対側に隠顕させた二
重パイル織物が提案されている。その結果、ガーゼ織組
織部分とパイル織組織部分と重ね部分との良さをミック
スして柔軟な感触と変化に富んでいる長所がある。
また、実公昭4−5114号は輪奈を有するタオル織列
と輪奈を有しない平織列を交互列状に配した表地と裏地
とを相重ねて袋織となし、表裏両地は中途所々を点々又
は線状に一重に組織して結合部を作ったタオル地であ
る。また、実公昭5−11374号は一面をタオル地と
し、他面を平織地となし之を縞糸にて真田組織により綴
結し適宜の縞を形成した袋織タオルが提案されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記の考案においては、パイル織地とガ
ーゼ織地間の袋織部に輪奈を織成しているのみであっ
て、全体の組織において余りにも単調さの繰り返しであ
るという問題点があった。
また、実公昭4−5114号は袋織と一重組織の結合部
とを交互に織成しているので強度に不均一な欠点があ
り、また、実公昭5−11374号は一面をタオル地地
面と平織地の二つの織地を縞糸にて綴結しているので、
組織が上下密着により乾燥に時間を要するの問題点があ
る。
そこで本考案は、前記欠点を除去するために、中間部に
パイル織とガーゼ織の二重織よりなるパイル組織と、両
端部に上中下の三段よりなる各別の三重織のガーゼ組織
地部分を有するタオル織物において、中間ガーゼ緯糸を
着色して中間のみに模様を表現するは勿論ソフトでボリ
ューム感のある織物の織成を図ることを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は、中間部にパイル織とガーゼ織との二重織
よりなるパイル組織地部分を、両端部に上中下の三段よ
りなる各別の三重織ガーゼ組織地部分を有するタオル織
物において、表ガーゼ経糸A、Bで、三重織ガーゼ織地
の表ガーゼ組織地を織成した後、パイル組織地の前後の
織目より下降してパイル組織下の裏ガーゼ組織地を織成
し、ついで二重織ガーゼ織地の前後の織目より上昇して
再び三重織ガーゼ織地の表ガーゼ組織地が織成され、中
間ガーゼ経糸C、Dで三重織ガーゼ織地の中間ガーゼ織
地を織成した後、パイル組織地内のパイルを形成し、つ
いで再び三重織ガーゼ織地の中間ガーゼ組織地が織成さ
れ、裏ガーゼ経糸E、Fで、三重織ガーゼ織地の裏ガー
ゼ組織地を織成した後、パイル組織地部分の地組織を織
成し、ついで再び三重織ガーゼ織地の裏ガーゼ組織地が
織成されてなるタオル織物である。
作用 そして本考案は、前記の手段により予めガーゼ経糸に緯
糸を絡ませて平織の各別のガーゼ織地を上、中、下の三
段階よりなる三重織のガーゼ組織地を有するタオル織物
を織成し、そして中間ガーゼ織地が地経糸として裏ガー
ゼ経糸を上昇させて緯糸に絡ませて表面にパイルを織成
した後、表ガーゼ経糸は、パイル織地の前後の織目より
下降してパイル組織下の裏側にガーゼ組織を形成して二
重織よりなるパイル組織地部分を形成し、ついで再び三
重織となるようパイル組織地の織目より上昇して表ガー
ゼ組織地となり、中間ガーゼ組織地は三重織の中間ガー
ゼ組織地となり、裏ガーゼ経糸はパイル組織地部分の継
目より下降して裏ガーゼ経糸となり、中間部にパイル織
とガーゼ織との二重織よりなるパイル組織部分を形成
し、その両端部に上中下の三段よりなる三重織ガーゼ組
織部分を有するよう織成したものである。
実施例 実施例について好適の第4図の図面について本考案を説
明すると、表ガーゼ経糸A、Bと、中間ガーゼ経糸C、
Dと、裏ガーゼ経糸E、Fとの順に配列し、前記表ガー
ゼ経糸A、Bに緯糸1、2、7、8を中間パイル用ガー
ゼ経糸C、Dに緯糸3、4、9、10を裏ガーゼ経糸
E、Fに緯糸5、6、11、12を各別に絡ませて三重
織とし、該三重織を交叉接結40して織成された二重織
部分の表側には裏ガーゼ経糸E、Fに緯糸13、14、
15、18、19、20、23、24、25を絡ませて
地組織を織成し、該緯糸14、19、24に前記ガーゼ
経糸2本宛絡ませパイルイ、ロを形成し、裏側には表ガ
ーゼ経糸A、Bに緯糸16、17、21、22、26、
27を夫夫絡ませて裏側にガーゼ織を形成し、前記二重
織組織部分を再び交叉接結41して前記裏側に表われて
いたガーゼ織は表ガーゼ経糸A、Bとして緯糸28、2
9、34、35に絡んで表ガーゼ組織を、また中間ガー
ゼ経糸C、Dとして緯糸30、31、36、37に絡ん
で中間ガーゼ組織を、また裏ガーゼ経糸E、Fとして緯
糸32、33、38、39に絡んで裏ガーゼ織組織とし
て三重織に織成しているものである。
また、本実施例に於ては、前述の三重織ガーゼ組織とパ
イルを有する二重ガーゼ組織とを交互に織成することも
可能であることは勿論である。
考案の効果 本考案は、上記の構成であるから、二重組織と三重組織
の組織の変化と相俟ってソフトでボリューム感の多重織
物を織成すると共に、通気性及び弾力性は勿論保温性を
有して強度のあるタオル織物としての効果がある。
また、両端の三重織によりソフト感は勿論のこと、織り
易く又接結も容易であると共にパイルの抜けを防止する
は勿論優美なる模様の捺染が可能であって需要量を増大
させ、殊に吸水性に富んで用途も広く、例えばタオルケ
ット、バスタオル、フェイスタオル、パアレスタオル等
広範囲の用途を有し実益多きものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案織物の実施態様を説明した
図、第3図は本考案織物の織成状態を示す説明図、第4
図は本考案織物の組織図である。 A、B……表ガーゼ経糸 C、D……中間ガーゼ経糸 E、F……裏ガーゼ経糸 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13、14、15、16、17、18、19、2
0、21、22、23、24、25、26、27、2
8、29、30、31、32、33、34、35、3
6、37、38、39……緯糸 40、41……交叉接結 イ、ロ……パイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間部にパイル織とガーゼ織との二重織よ
    りなるパイル組織地部分を、両端部に上中下の三段より
    なる各別の三重織ガーゼ組織地部分を有するタオル織物
    において、 表ガーゼ経糸A、Bで、三重織ガーゼ織地の表ガーゼ組
    織地を織成した後、パイル組織地の前後の織目より下降
    してパイル組織下の裏ガーゼ組織地を織成し、ついで二
    重織ガーゼ織地の前後の織目より上昇して再び三重織ガ
    ーゼ織地の表ガーゼ組織地が織成され、 中間ガーゼ経糸C、Dで三重織ガーゼ織地の中間ガーゼ
    織地を織成した後、パイル組織地内のパイルを形成し、
    ついで再び三重織ガーゼ織地の中間ガーゼ組織地が織成
    され、 裏ガーゼ経糸E、Fで、三重織ガーゼ織地の裏ガーゼ組
    織地を織成した後、パイル組織地部分の地組織を織成
    し、ついで再び三重織ガーゼ織地の裏ガーゼ組織地が織
    成されてなるタオル織物。
JP7262887U 1987-05-14 1987-05-14 タオル織物 Expired - Lifetime JPH0623587Y2 (ja)

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JPS63183281U JPS63183281U (ja) 1988-11-25
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