JPH10121347A - 織物及びその製造方法 - Google Patents

織物及びその製造方法

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JPH10121347A
JPH10121347A JP9253846A JP25384697A JPH10121347A JP H10121347 A JPH10121347 A JP H10121347A JP 9253846 A JP9253846 A JP 9253846A JP 25384697 A JP25384697 A JP 25384697A JP H10121347 A JPH10121347 A JP H10121347A
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woven fabric
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yarn
wool
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JP9253846A
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Tourner Albert
トゥルナー アルベルト
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Tiroler Loden GmbH
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Publication date
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】縫合糸は織物の外観を損なわず、その上、縫合
糸が損傷された場合にも連結が容易にゆるむことなく、
接着のような織物の特性を損なわずに、柔軟さを失うう
ことなく、また、通気性を維持したまま、2種の異なる
糸からなる衣服製造用の織物及び特定した種類の織物を
提供。 【解決手段】少なくとも2種の異なる糸からなる衣服製
造用の織物に関し、この織物は上部織物oと下部織物u
からなり、上部織物は一方の糸2で排他的に形成され、
下部織物はもう一方の単数1又は複数の糸1,2で排他
的に形成されているが、その一方で上部織物は、下部織
物に隣接する上部織物の側面の糸に対する下部織物の個
々の糸のところどころでの付着によって下部織物に連結
されているか、あるいは織物の上部側面が主として一方
の糸で形成され、織物の下部側面が主としてもう一方の
単数又は複数の糸で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも2種の異な
る糸からなる衣服製造用の織物及び前記種類の織物の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二重織物(いわゆる二重材料)は、材料
の両面に異なる特性を得る目的で既知のものである。こ
のような材料、それから製造される衣類その他は、その
外観又は特性を変化させるために裏返すことができる。
例えば、二重材料の片方の側面は体に近い方の側面とし
て平滑な材料で、カバーとして使用される場合には滑ら
ないように粗い材料で、又は体から離れるように裏返し
され天候にさらされる衣類その他の片面の防水材料で作
ることができる。同じ効果は、縫製、のり付けなどによ
り互いに連結される2つの異なる材料によって達成する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縫製の
場合、目に見える縫合糸は織物の外観を損ない、その
上、縫合糸が損傷された場合には連結が容易にゆるむ可
能性がある。のり付けは織物の特性に対し不利な効果を
有し、結果として織物は柔軟さを失う可能性がある。材
料の更なる加工可能性も同様に、これによって不利な影
響を受ける。接着剤も同様に、材料が衣類のために用い
られる場合に通気性に対し好ましくない結果をまたらす
可能性がある。
【0004】本発明の目的は、一方の側面上に一方の糸
により決定される特性を実質的に有し、かつもう一方の
側面上ではもう一方の単数又は複数の糸によって決定さ
れる特性を実質的に有する少なくとも2種の異なる糸か
らなる衣服製造用の織物を提供することによって、上述
の欠点を低減させることにある。少なくとも1つの側面
から見た場合、織物は、実質的に均質な織物−すなわち
1つの種類の糸のみで構成された織物−の視覚的外観を
もつ。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
ると、織物が上部織物及び下部織物から構成され、上部
織物が1つの糸から排他的に形成され、下部織物がもう
一方の単数又は複数の糸から排他的に形成されるが、上
部織物は、下部織物に隣接する上部織物の側面に対する
下部織物の個々の糸のところどころでの付着によって連
結されているという特徴によって、解決される。上部織
物及び下部織物は両方共、その特性を伴う単一の織物の
ように作用する。同様に、上部織物は、補助手段を使用
することなく下部織物に連結される。
【0006】本発明によると、課題は同様に、織物の上
部側面が主として1つの糸から形成され、織物の下部側
面が主としてもう一方の単数又は複数の糸から形成され
るという特徴によっても解決される。この種の織物は、
前述の段落に規定されている織物と同じ利点を有する。
織物の2つの側面はそれぞれ主として異なる糸で構成さ
れていることから、織物の両側面の特性もまた、使用さ
れる糸に従って異なる。
【0007】有利には、織物の上部側面は、少なくとも
90%、好ましくは99.3%の一方の糸で構成され、
織物の下部側面は90%、好ましくは99.3%のもう
一方の単数又は複数の糸で構成されている。その結果と
して、織物の両側面を見ると、2つの異なる重ね合わさ
れた材料が関与しているような視覚的印象が得られる。
【0008】糸が異なる色を有する場合、織物の両側面
に異なる視覚的効果を得ることができる。
【0009】異なる厚みの糸を選択することにより、特
異に平滑な側面をもつ織物を得ることが可能である。
【0010】糸が異なる材料のものである場合、使用さ
れる材料の個々の特性は、織物の特定の側面へ伝達され
る可能性がある。その結果、織物の表裏の両側面上で異
なる織物特性を達成することができる。織物の内側用の
材料が適切に選択された場合、これは同様に裏地として
も作用することができるため、衣服の製造のために特別
な裏地材料を縫い込む必要性が全くなくなる。
【0011】有利には、一方の糸は主として羊毛で構成
され、もう一方の単数又は複数の糸は主として木綿で構
成されている。結果は、平滑さ、着心地の良さ及び通気
性に関する木綿の利点と、温度変化に対する耐性及び防
風性に関する刈り込み羊毛の利点の組合せである。した
がって、織物の羊毛側は、有利にも、材料の外側として
用いられ、織物の木綿側は、体に近い材料の側面として
用いられる。当然のことながら、例えば絹や合成繊維の
ようなその他の材料を織物の平滑な側面のために使用す
ることもでき、異なる組合せを考えることも可能であ
る。
【0012】羊毛の糸で形成された上部織物/織物の上
部側面が縮充されていない羊毛の織物地(ローデン)又
はローデン様の織物である場合に、特に利点が得られ
る。このようにして、ローデンの特性を木綿の特性と組
合せることが可能である。刈り込んだ羊毛の精巧な加
工、特に縮充は、ローデンをより暖かく強いものにする
のみならず、きわめて撥水性のものにする。ローデンは
100%の刈り込み羊毛からなり、特に引裂強度が高
く、低温に対する保護を提供する。ローデンで作られた
衣類は、この種の材料の構造化が熱交換をひき起こし、
通気性が作り出されることから、最適な着心地の良さを
保証する。外観からは、このような織物はローデン又は
ローデン様の材料に似ているが、その一方で平滑な木綿
の利点は体に近い材料の側で効果を発揮する。可能な限
り、羊毛材料の毛は木綿材料の側に全く進入できず、そ
のため、織物はチクチクせず、材料は最適な着心地特性
を提供する。織物の構造が見えないというのがローデン
の特徴である。したがって、このような材料から製造さ
れた衣類は、皮膚にやさしい内側の木綿の着心地特性
と、熱蓄積性及び耐候性を有する外側のローデンの利点
とを組合せている。
【0013】下部織物/材料の下部側面が上部織物/材
料の上部側面よりも密度が高い場合、これによって同様
に、上部織物/材料の上部側面の粗い羊毛糸が、そうで
なければ木綿織物の平滑な構造を損なったと思われる形
で、例えば木綿糸から作られた下部織物/材料の下部側
面を通して進入し得るということを防止する。
【0014】本発明のもう1つの目的は、迅速でしかも
特に経済的な製造を可能にする本発明による織物を製造
する方法を提供することにある。
【0015】以上の記述の中で開示されているように、
上部織物とそれに連結された下部織物から構成される織
物を製造する上での問題点は、織物が少なくとも2つの
異なる糸からの単一の織布作業の中で生産されるという
特徴によって解決される。その結果、上部織物は補助手
段を使用することなく織布作業中に下部織物にしっかり
と連結されることができ、このようにして2つの織物が
スリップすることがなくなる。上部織物におけるローデ
ン又はローデン様の材料の場合、ローデンの縮充中に発
生する織物の長さ損失がいかなるひだもアーチ形もひき
起こさないように、下部織物の特性を適合させなくては
ならない。縮充は、木綿織物がある一定の度合いまで収
縮するにすぎないのに対し、羊毛織物に特徴的なフェル
ト状の構造を与える。
【0016】好ましくは、一方の糸の数ともう一方の単
数又は複数の糸の数との間の比率が変動し、好ましくは
2:1である。その結果、上部織物と下部織物の密度及
び付随する特性は、制御された方式で影響を受けること
が可能となる。
【0017】上部側面が主として一方の糸で構成され、
下部側面が主としてもう一方の単数又は複数の糸で構成
される織物を製造することのもつ問題点は、織物が単一
の織布作業の中で生産され、経糸が排他的に一方の糸で
形成され、緯糸が排他的にもう一方の単数又は複数の糸
によって形成されているという特徴によって解決され
る。それが少なくとも2つの異なる糸からなる単一の織
物でしかないにせよ、二重織物の視覚的効果は織布技術
を巧みに選択することによって達成できる。
【0018】本発明による織物及び製造方法の利点につ
いて、以下で添付の図面を参考にしながら、より詳細に
説明する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、異なる織物、ひいては異
なる性質の2つの異なる側面を伴う織物の視覚的デザイ
ンを適切な織布技術がいかにして可能にするのかを示す
織物の断面を表している。切断された糸は経糸Kを表
し、横方法に延びる糸は緯糸Sを表す。断面図では、上
部緯糸S及び上部経糸Kは木綿糸2で構成され、下部緯
糸S及び下部経糸Kは羊毛糸1で構成されている。その
結果、上部織物Oと下部織物Uからなる二重織物が得ら
れる。
【0020】図2は、上部織物及びそれに連結された下
部織物を含む本発明による織物の構造を示す。図3
(A)〜(D)に示されている対応する記号を参照する
と、図面は、経糸K及び緯糸Sの相互進入及びいくつか
の場所でのみ互いに連結されている織物の2つの別々の
層を製造するのに行われる段階を示している。図3
(A)は、上部織物のための織布技術を表す。図3
(B)は、下部織物のための織布技術を示す。図3
(C)は、上部経糸と下部緯糸の間の交差点を特徴づけ
している。一般に、上部経糸は、2つの別々の織物の層
を製造するために下部緯糸よりも上にもち上げられなく
てはならない。図3(D)による線図「×」は、下部経
糸及び下部緯糸よりも下の数多くの交差点を特徴づけし
ている。この場合、下部経糸は、上部織物と下部織物の
間に織り連結を生成するため上部緯糸の上にもち上げら
れる。
【0021】織工の(ポイントペーパーデザイン)指示
は、織物の織り方のパターンを示す。図面は、織布作業
中の経糸と緯糸の特定の位置を示している。図4に示さ
れている指示は、24×24本の糸にあてはまる。織り
方のこの部分は、織るべき材料のサイズに応じて反復さ
れる。経糸K1〜K24(図2)の位置は、指示の上部
水平部分上に示されている。これらの指令に従うと、経
糸は、上部織物のための羊毛糸1と下部織物のための2
本の木綿糸2によって交互に形成されている。織布作業
の間、緯糸は経糸の間に引き込まれる。緯糸S1〜S2
4は、指示の左側垂直側部上に示されている。これらも
また、上部織物のための羊毛糸1を下部織物のための2
本の木綿糸2によって交互に形成されている。黒の正方
形は、その場所における経糸のもち上げと緯糸の降下を
表しており、一方白の正方形は、その場所における緯糸
のもち上げ及び経糸の降下を表す。図2中で「×」によ
り表されている場所では、上部織物は、羊毛糸1に対す
る木綿糸2の連結により下部織物に対し本発明に従って
連結されている。織布指示の第1のラインに対応して、
すべての羊毛糸1と同じく4本の木綿糸2ももち上げら
れ、木綿糸2は「ショットイン」(上投げ)される。次
の織布段階では、織布指示の第2のラインに従って、4
本の選択された羊毛糸1がもち上げられ、羊毛糸1が
「ショットイン」され、同様に木綿糸2がショットイン
された羊毛糸1に図2で「×」とマークされた場所にお
いて連結される。これに対応して、織布作業は続行され
る。既知のやり方では、羊毛糸1からなる緯糸は木綿糸
2からなる緯糸よりも上にくる。本発明によると、木綿
糸2の各々の「ショット」(上投げ)の時点で、すべて
の羊毛糸1及び同じく一定数の木綿糸2ももち上げられ
る。その結果、2枚の織物の分離が行われる。すなわ
ち、羊毛糸1で構成される上部ウェブは、本発明による
ウェブの片側に形成され、木綿糸2で構成される下部ウ
ェブはそのもう一方の側に形成され、これらは、個々の
場所「×」において互いに連結されている。図示されて
いる指示においては、織物の間の連結は、対角線方向に
配置された点「×」にて行われる。このような対角線の
織り方に加えて、連結点を異なる形で配置することも可
能である。例えば、1つの変形の形態としては、上部織
物に対する下部織物のいわゆるサテンタイプのタイイン
グがある。ローデンの場合には、本発明による織物は、
織布の後、縮充プロセスに付され、このプロセスの結果
として、材料は収縮し、羊毛織物の側面はローデンの特
徴的外観を獲得する。木綿の平滑な構造のため、木綿織
物はローデン様の外観を獲得することができない。縮充
の間、2つの織物が個々の収縮を受けないように注意し
なくてはならない。というのもそうでなければ、織物は
アーチ形に曲がったり、ひだを形成したりして、その後
の材料処理が困難又は不可能になる可能性があるからで
ある。羊毛織物と木綿織物の間の連結は、羊毛織物の側
からは見えない。その結果、羊毛織物の側から見ると、
本発明による織物は、本発明によると第2の織物、つま
りここでは木綿織物がそれに連結されているものの、従
来のローデンのように見える。木綿織物を見ると、対角
線状に配置された連結点が対角線構造として検出でき
る。例えば、木綿織物のお陰で、ローデンの着心地特性
を明らかに高めることができる。というのも、木綿織物
はローデンよりも平滑であり、そのため更に着心地が良
いからである。物性は、羊毛及び木綿の糸の数及び厚み
を適切に選択することによって更に影響され得る。例え
ば、木綿織物を通してローデンの糸が全く又は一部しか
進入できないように木綿織物の密度を増大させることが
できるが、こうすると平滑な構造に不利な影響が及ぼさ
れる可能性がある。
【0022】図5は、商品の上部側で連結点が見えない
ような形で下部織物Uに対し上部織物Oが連結されてい
る織物の中の場所における図2内の断面A−Aを示して
いる。図面は、木綿織物2で構成される緯糸S10及び
S12と同様に、羊毛糸1で構成される緯糸S11も示
している。緯糸S11と経糸K9を介して行われている
上部織物Oと下部織物Uの間の連結は、商品の下部側面
から見える。
【0023】図6及び図7は、図2及び図4に類似して
いるが、上部織物の糸が下部織物の中で見えるように、
上部織物の緯糸が下部織物に連結されている織物に関す
る。
【0024】図8は、B−B線に沿って切り取った図6
に示された織物を通る一断面である。図6に示された指
示に従うと、木綿糸2で構成された12番目の緯糸S1
2は、図面に示されているように、羊毛糸1で構成され
た8番目の経糸K8に連結され、このようにして連結は
緯糸S11によって覆われ、織物の側面からは見えなく
なっている。
【0025】図9(A)は、一方の糸1で主として形成
された上部側面及びもう一方の単数又は複数の糸2で主
として形成された下部側面をもつ、少なくとも2つの異
なる糸1、2で構成された本発明による織物について
の、織工の指示を示している。その比率は6本×6本で
ある。織り方のこの部分は、織るべき材料のサイズに従
って反復される。図9(A)に示されている織物におい
ては、経糸K1〜K6はすべて1つの材料、つまりここ
では木綿2からなり、すべての緯糸S1〜S6はもう一
方の材料、すなわちこの場合は羊毛1で構成されてい
る。この織布技術の適切な選択は、羊毛糸1の少なくと
も90%、好ましくは99.3%が織物の上部側面上に
くることになり、そして木綿糸2の少なくとも90%、
好ましくは99.3%が織物の下部側面にくることにな
るという効果をもたらす。
【0026】図9(B)は、同図(A)に示されている
ように、経糸K1〜K6が1つの材料、つまりここでは
木綿糸2からなり、すべての緯糸S1〜S6が羊毛糸1
からなる織物を通しての断面図を示している。
【0027】例示した織布技術は、本発明による織物の
製造の単なる例にすぎない。当然のことながら、本発明
の範囲内で、その他の織布技術も同様に考慮することが
可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の構成から成り、織物の外
観を損なわず、柔軟さを失うことなく、また、通気性を
維持して、少なくとも1つの側面から見た場合、1つの
種類の糸のみで構成された織物の視覚的外観をもつ。ま
た、糸が異なる材料のものである場合、織物の表裏の両
側面上で異なる織物特性を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重織物の概略的断面を例示している。
【図2】 図2は、上部織物及びそれに連結された下部
織物から構成される、本発明による織物の基本構造であ
る。
【図3】 (A)〜(D)は、図面中に使用されている
符号の説明図である。
【図4】 図2に示されている織物を製造するための織
工の指示を示すものである。
【図5】 A−A線に沿って切り取られた図2に示され
ている織物の断面図である。
【図6】 上部織物及びそれに連結された下部織物を含
む、本発明による織物の変形態様である。
【図7】 図6に示されている織物を製造するための織
工の指示を示すものである。
【図8】 B−B線に沿って切り取られた図6に示され
ている織物の断面図である。
【図9】同図(A)は、上部側面が主として一方の糸で
構成され、下部側面が主としてもう一方の糸で構成され
ている、本発明による織物のための織工の指示を示すも
のである。そして、同図(B)は,C−C線に沿って切
り取られた同図(A)に示された織物の断面図である。
【符号の説明】
K 経糸 S 緯糸 1、2 糸 O 上部織物 U 下部織物

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの異なる糸(1、2)か
    ら衣服を製造するための織物において、上部織物と下部
    織物からなり、上部織物は一方の糸(1)で排他的に形
    成され、下部織物はもう一方の単数又は複数の糸(2)
    から排他的に形成されるが、その一方で上部織物は、下
    部織物に隣接する上部織物の側面の糸(1)に対する下
    部織物の個々の糸(2)のところどころでの付着によっ
    て下部織物に連結されていることを特徴とする織物。
  2. 【請求項2】 織物の上部側面が主として一方の糸
    (1)で形成され、織物の下部側面が主としてもう一方
    の単数又は複数の糸(2)で形成されていることを特徴
    とする、少なくとも2つの異なる糸(1、2)から衣服
    を製造するための織物。
  3. 【請求項3】 織物の上部側面が少なくとも90%、好
    ましくは99.3%の一方の糸(1)からなり、織物下
    部側面が90%、好ましくは99.3%のもう一方の単
    数又は複数の糸(2)で構成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の織物。
  4. 【請求項4】 糸(1、2)が異なる色を有することを
    特徴とする請求項1〜3の少なくとも1項に記載の織
    物。
  5. 【請求項5】 糸(1、2)が異なる厚みを有すること
    を特徴とする請求項1〜4の少なくとも1項に記載の織
    物。
  6. 【請求項6】 糸(1、2)が異なる材料で構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜5の少なくとも1項に
    記載の織物。
  7. 【請求項7】 一方の糸(1)が主として羊毛からな
    り、もう一方の単数又は複数の糸(2)が主として木綿
    からなることを特徴とする請求項6に記載の織物。
  8. 【請求項8】 羊毛の糸で形成されている上部織物/織
    物の上部側面が縮充されていない羊毛の織物地(ローデ
    ン)又はローデン様の織物であることを特徴とする請求
    項7に記載の織物。
  9. 【請求項9】 下部織物/織物の下部側面は上部織物/
    織物の上部側面よりも密度が高いことを特徴とする請求
    項1〜8のいずれか1項に記載の織物。
  10. 【請求項10】 織物が少なくとも2つの異なる糸の単
    一の織布作業で製造されることを特徴とする請求項1又
    は4〜9の少なくともいずれか1項に記載の織物の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 一方の糸の数ともう一方の単数又は複
    数の糸の数との間の比率が変動し、好ましくは2:1で
    あることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 織物は単一の織布作業で製造され、経
    糸が一方の糸のみによって形成され、緯糸がもう一方の
    糸のみで形成されていることを特徴とする請求項2〜9
    の少なくとも1項に記載の織物の製造方法。
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