JPS5925887Y2 - 両面パイル織物 - Google Patents

両面パイル織物

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Publication number
JPS5925887Y2
JPS5925887Y2 JP14169281U JP14169281U JPS5925887Y2 JP S5925887 Y2 JPS5925887 Y2 JP S5925887Y2 JP 14169281 U JP14169281 U JP 14169281U JP 14169281 U JP14169281 U JP 14169281U JP S5925887 Y2 JPS5925887 Y2 JP S5925887Y2
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JP
Japan
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pile
warp
weft
piles
low
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Application number
JP14169281U
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English (en)
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JPS5783187U (ja
Inventor
嘉一 渡辺
Original Assignee
渡辺 シゲ子
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はタオル生地に適した両面パイル織物に関し、
特に両面に異色の糸の高パイルと低パイルを配すること
によって柄を形成した両面パイル織物に関する。
異色の表パイル経糸と裏パイル経糸を用いて織成した両
面パイルのタオル織物は既に公知である。
しかし従来のこの種のものは、第5図のように表パイル
経糸53によるパイル53 aは生地の表面にだけ現出
し、反対に裏パイル経糸54によるパイル54 aは生
地の裏面にだけ現出するものであり、表裏で色違いにな
るに過ぎず、柄としては単調で雅趣の乏しいものであっ
た。
またパイルは両面とも同じ高さに形成されており、しか
も一定間隔毎に1パイルずつ形成されたものであるから
、パイル密度が粗く、そのため縦横に筋が入ったように
見える難点もあった。
この考案はこのような欠点をなくするためになされたも
ので、地組織の表裏両面に一定間隔毎に1つの高パイル
と2つの低パイルを交互に設けて、地組織の表裏両面に
異色の糸による高パイルおよび低パイルが混在して現わ
れるようにした両面パイル織物を提供しようとするもの
である。
次にこの考案の実施例を図によりながら説明する。
1,2は地経糸、3および4は地経糸1,2間に交互に
配列した互いに異色のパイル経糸、5゜6.7は緯糸で
、地経糸1,2と緯糸5. 6. 7とにより地組織1
0が形成されている。
そして地組織10の一方の面には、緯糸7,5の2本に
またがって浮き上った第1のパイル経糸3の高パイル3
aと第2のパイル経糸4の高パイル4aが一定間隔にて
交互に形成されているとともに、高パイル3aと高パイ
ル4aの間には、1本ずつの緯糸7と5ごとに浮き上っ
た第1のパイル経糸3の低パイル3bと第2のパイル経
糸4の低パイル4bの2つの低パイルが形成され、かつ
、これらの低パイル3b、4bは、第1のパイル経糸3
の高パイル3a側にそれと同じパイル経糸3の低パイル
3bが位置し、第2のパイル経糸4の高パイル4a側に
それと同じパイル経糸4の低パイル4aが位置している
また地組織10の他方の面には、その一方の面において
第2のパイル経糸4の高パイル4aか゛またいでいる緯
糸7,5の個所にその各緯糸7,5より浮き上った第1
のパイル経糸3の高パイル3aが、および前記一方の面
において第2のパイル経糸4の低パイル4bがまたいで
いる緯糸7の個所にその緯糸7より浮き上った第1のパ
イル経糸3の低パイル3bがそれぞれ形成されるととも
に、前記一方の面において第1のパイル経糸3の高パイ
ル3aがまたいでいる緯糸7,5の個所にその各緯糸7
,5より浮き上った第2のパイル経糸4の高パイル4a
が、および前記一方の面において第1のパイル経糸3の
低パイル3bがまたいでいる緯糸5の個所にその緯糸5
より浮き上った第2のパイル経糸4の低パイル4bがそ
れぞれ形成されている。
そのため地組織10の両面には、第1のパイル経糸3に
よる高パイル3aおよびその両側の低パイル3b、3b
との色と、第2のパイル経糸4による高パイル4aおよ
びその両側の低パイル4b、4bとの色が経方向に交互
に現われている。
上記の両面パイル織物を織成するには、地経糸1.2間
にパイル経糸3と4とが交互に位置するようにベルトに
通すとともに、地経糸1,2は強く張り、パイル経糸3
,4は弱く張っておく。
ますベルトを操作して地経糸1,2を上下に分けるとと
もにパイル経糸4が上に、パイル経糸3が下に位置する
よう開口し、その杼口へ第1緯糸5を入れ、軽く筬打ち
して織前Cとの間に間隙が生じるように打ち寄せる。
次の開口運動では地経糸1゜2の上下位置はそのままと
し、パイル経糸4と3のみ上下位置が転換するよう開口
し、その杼口へ第2緯糸6を入れ、第1緯糸5の場合と
同様、軽く筬打ちする。
次に地経糸1,2の上下位置を転換するとともにパイル
経糸4と3の上下位置をも転換するよう開口し、その杼
口へ第3緯糸7を入れたのも(第2図a)、今度は強く
筬打ちして先の第1緯糸5および第2緯糸6とともに織
前Cへ一挙に打ち寄せる。
そして次の開口運動では地経糸1.2およびパイル経糸
4,3の上下位置を転換し、その杼ロヘ再び第1緯糸5
を挿入し、先の第1緯糸5の場合と同様軽く筬打ちする
次の開口運動では上記の場合と同様地経糸1,2の上下
位置はそのままとし、パイル経糸4,3のみその上下位
置が転換するよう開口し、その杼口へ第2緯糸6を挿入
し軽く筬打ちする。
そして次の開口運動では地経糸1,2およびパイル経糸
4と3の上下位置を転換し、その杼口へ第3緯糸7を挿
入したのち(第2図b)、強く筬打ちして第1緯糸5お
よび第2緯糸6とともに織前Cへ一挙に打ち寄せる。
そしてさらに次には地経糸1,2のみ上下位置を転換し
、パイル経糸4,3は上下位置を転換しないように開口
し、その杼口へ第1緯糸5を入れ(第2図a)、軽く筬
打ちするパターンを繰返すもので、緯糸5. 6. 7
の3本毎において強く筬打ちされた最初の個所イでは地
組織10の表裏に位置するパイル経糸4と3が互いに地
組織10の反対側の面に浮き上り高パイル4 a、 3
aとなり、次の強く筬打ちされた個所口では、パイル
経糸4゜3は交差した状態で筬打ちされるので、緯糸7
と5上テ゛高パイル4a、3aの約士の高さに浮き上り
低パイル4b、3bとなる。
そしてさらに次の強く筬打ちされた個所イでは先の強く
筬打ちされた個所イと同様に高パイル4a、3aとなり
、この場合高パイル4a、3aは先の場合とは異なる色
の糸により形成される(第2図C)。
そのため表裏両面には高パイル4a、3aおよび低パイ
ル4b、3bとも交互に異色のものが現出した両面パイ
ル織物か得られる(第3図)。
なお異色のパイル経糸3,4は上記のように1本ずつと
するほか、第4図のように2本ずつを1組とし、しかも
それぞれを異色の糸3/、 3ttと4′。
4″として織成してもよい。
以上説明したようにこの考案によると、地組織10の両
面に、−の色のパイる経糸3による高パイル3aおよび
その両側の低パイル3b、3bとのパイルグループと、
他の色のパイル経糸4による高パイル4aおよびその両
側の低パイル4b、4bとのパイルグループが経方向に
交互に現われるので、地組織10の両面にはパイルによ
る二色の色彩とそのパイルの高低変化との相ったミック
ス調の柄が現出することになり、雅趣に富みタオル生地
として好適な両面パイル織物が提供できる。
しかもこの考案によると、高パイル3a、4aの両側に
は低パイル3b、3b、4b、4bを配したので、高パ
イル3a、4aはその先端が経方向に拡がってその両側
の低パイル3b、 3b、 4b、4bを覆う状態
となるとともに、高パイル3a、4a間の2つの低パイ
ル3b、4bは、高パイルがまたいでいる緯糸本数の1
の本数ごとに浮き上っているため、単位面積当りのパイ
ル数が増大しボリウムのある状態となる。
そのためパイル表面から地組織が目視されにくく、従来
のパイル織物のようにその表裏面に縦横の筋が現われた
りすることがなく、ボリウム感のある状態に形成される
点と相まって商品価値の高い両面パイル織物を提供する
ことができる。
また地組織10の一方の面の低パイル3bと他方の面の
低パイル3b、および地組織10の一方の面の低パイル
4bと他方の面の低パイル4bとは、組織上、一方の面
のパイル高さが低くなるとその分、他方の面のパイル高
さが高くなり、その逆1こ一方の面のパイル高さが高く
なるとその分、他方の面のパイル高さが低くなる関係に
あるた′□め、製織の際に、二つの低パイル3b、4b
に高低差ができやすい。
そのため、地組織の両面には高パイルと低パイルとによ
る高低変化に加え、低パイル同士においても若干の高低
変化が現われることになり、パイル織物の両面は凹凸変
化に富んだ状態に形成され、従来にない風合を有する両
面パイル織物が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る両面パイル織物の一完全意匠を
表わした組織図、第2図a、 l)、 cは前回の
ものの織成状態を示した断面図、第3図は完成品の一部
を示した斜視図、第4図はこの考案の他の実施例の一完
全意匠を表わした組織図、第5図は従来の両面パイル織
物の断面図である。 1.2・・・・・・地経糸、3,4・・・・・・互いに
異色のパイル経糸、3a、4a・・・・・・高パイル、
3b、4b・・・・・・低パイル、5. 6. 7・・
・・・・緯糸、10・・・・・・地組織。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地経糸1,2と、緯糸5. 6. 7とにより地組織1
    0が形成されるとともに、この地組織10に互いに異色
    の第1のパイル経糸3および第2のパイル経糸4が織込
    まれることによって地組織10の一方の面に、緯糸の偶
    数本にまたがって浮き上った第1のパイル経糸3の高パ
    イル3aと第2のパイル経糸4の高パイル4aが経方向
    に一定間隔をもって交互に形成されるとともに、これら
    高パイル3a、4a間には、高パイル3a、4aがまた
    がっている緯糸本数の%の本数ごとに浮き上った第1の
    パイル経糸3の低パイル3bが高パイル3a側に、第2
    のパイル経糸4の低パイル4bが高パイル4a側に位置
    するように形成されてなり、また地組織10の他方の面
    には、その一方の面において第2のパイル経糸4の高パ
    イル4aがまたいでいる緯糸の個所にその各緯糸より浮
    き上った第1のパイル経糸3の高パイル3aが、および
    前記一方の面において第2のパイル経糸4の低パイル4
    bがまたいでいる緯糸の個所にその緯糸より浮上った第
    1のパイル経糸3の低パイル3bがそれぞれ形成される
    とともに、前記一方の面において第1のパイル経糸3の
    高パイル3aがまたいでいる緯糸の個所にその各緯糸よ
    り浮き上った第2のパイル経糸4の高パイル4aが、お
    よび前記一方の面において第1のパイル経糸3の低パイ
    ル3bがまたいでいる緯糸の個所にその緯糸より浮き上
    った第2のパイル経糸4のイ氏パイル4bがそれぞれ形
    成されてなり、地組織10の両面に、−の色のパイル経
    糸3による高パイル3aおよびその両側の低パイル3b
    、3bとのパイルグループと、他の色のパイル経糸4に
    よる高パイル4aおよびその両側の低パイル4b、4b
    とのパイルグループが経方向に交互に現われるようにし
    た両面パイル織物。
JP14169281U 1981-09-24 1981-09-24 両面パイル織物 Expired JPS5925887Y2 (ja)

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JPS5783187U JPS5783187U (ja) 1982-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5378845B2 (ja) * 2009-03-25 2013-12-25 大成タオル株式会社 両面模様タオル体

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