JPS6142029B2 - - Google Patents

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JPS6142029B2
JPS6142029B2 JP54150677A JP15067779A JPS6142029B2 JP S6142029 B2 JPS6142029 B2 JP S6142029B2 JP 54150677 A JP54150677 A JP 54150677A JP 15067779 A JP15067779 A JP 15067779A JP S6142029 B2 JPS6142029 B2 JP S6142029B2
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JP
Japan
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layer
fur
fibers
web
base fabric
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Expired
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JP54150677A
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English (en)
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JPS5679775A (en
Inventor
Masaaki Sakai
Seiichi Yamagata
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPS5679775A publication Critical patent/JPS5679775A/ja
Publication of JPS6142029B2 publication Critical patent/JPS6142029B2/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明はミンク、テン、キツネ、チンチラ等の
ごとき高級毛皮の構造、外観、感触を具備した人
工毛皮に関するものであり、新規な毛皮様構造体
とその製造方法に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
一般に天然の毛皮は、「わた毛」として0.5〜5
デニールのケン縮を有した細い毛が密生し、圧縮
弾性、保温性を与え、「さし毛」として該「わた
毛」の繊度の5〜50倍で先端と根元が細く、ケン
縮のない長い毛が外観を覆い、光沢と滑らかな感
触を与えているものである。
従来より合成繊維を使用した凝似毛皮パイル布
帛を、前記の天然毛皮の持つ優れた外観、感触お
よび性能に近づけるべく、「さし毛」パイルと
「わた毛」パイルが混在するパイル布帛の製造方
法に関して種々の提案がなされている。
例えば、特公昭48−7912号公報、特公昭49−
3456号公報、特公昭49−45743号公報に記載され
るごとき、繊維の熱収縮率差を利用して「さし
毛」、「わた毛」の毛の長さの差を得んとするもの
や、特公昭48−4910号公報、特公昭48−20474号
公報、特公昭52−47053号公報のごとき、「さし
毛」に獣毛調の工夫をこらしたものや、その他特
公昭48−20914号公報、特公昭52−10956号公報等
の多くの方法が提案されている。
しかし、このような方法では天然毛皮の様な高
密度、明確な「さし毛」、「わた毛」の長短差を得
ることは困難であり、ましてやこのような方法で
得られるものは天然毛皮の感触とはほど遠く、そ
れに加え、裏面においては何ら手を加えることが
なく、いかにも人造の安物感を脱し得ない状態の
ものである。
また他の公知例として特公昭39−3092号公報、
実公昭48−15816号公報があるが、これらの技術
は基布層の改良が十分でないため、毛抜けが発生
し、また同様な理由により基布層を十分薄くする
ことができず、着心地のよいものとはならなかつ
た。
〔本発明の目的〕
本発明者らは、前記従来の人工毛皮の有する諸
問題点を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、天
然毛皮調の構造、外観、感触を有する新規な毛皮
様構造体およびその製造方法を完成させたもので
ある。特に基布層に特定の重合体を含浸させるこ
とにより毛抜けを防止して良好な立毛性を満足さ
せるとともに、基布性を薄く柔らかくし、天然の
高級毛皮に近い風合と着心地を与えることを目的
とする。
また、本発明者らの知見によれば、ミンク類の
毛皮は、毛の長さは「さし毛」が20〜30mm「わた
毛」が10〜20mmで毛穴の密度は1000〜2500穴/
cm2、毛の密度は「さし毛」が800〜2500本/cm2
「わた毛」が10000〜40000本/cm2であり、該「さ
し毛」と「わた毛」の重量比は1:1程度である
ので、かかる高級毛皮を得ることも目的とする。
〔本発明の構成〕
かかる目的を達成するため本発明は次の構成を
有する。
「(1) 基布層と立毛層とからなる毛皮様構造体に
おいて、基布層には弾性重合体が含浸されて存
在するとともに、該弾性重合体は立毛層を構成
する繊維の埋没部を固定化し、かつ前記基布層
の厚さは0.1〜1mmであり、更に立毛層を構成
する少なくとも一部の繊維の先端部は尖鋭化さ
れ、立毛層の長さは10mm以上であることを特徴
とする毛皮様構造体。
(2) 少なくとも一種の繊維は長さ10mm以上のステ
ープル繊維であつて、かつ少なくとも一端は尖
鋭化された繊維を用いてウエツブを形成し、ニ
ードルパンチ処理し、次いで該ウエツブの片面
を弾性重合体でバツキングして厚さ0.1−1mm
の含浸層を形成し、しかる後非バツキング面を
開繊、起毛することを特徴とする毛皮様構造体
の製造方法。」 まず本発明の第1番目の発明について説明す
る。
本発明の毛皮様構造体は、立毛層の高さを少な
くとも10mm以上とするのがよく、かかる高さより
も小さいと好ましい毛皮様構造のものを得るのは
難しい。ただし、該高さは大部分の立毛の高さが
10mm以上となつていれば良いのであつて、一部少
量の立毛が10mmよりも高さの小さいものであつて
もむしろ差支えない。該立毛層の高さは望ましく
は20〜50mmの範囲内とするのがよい。
本発明に用いられる繊維素材としては天然繊
維、再生繊維、合成繊維等を単独または混合した
状態で使用することができる。
立毛繊維の選択にあたつては、素材、繊度、繊
維長、ケン縮特性、断面形状、付与する油剤等を
考慮して、得ようとする毛皮様構造体の特性に合
せて用いるのが重要である。一般的には長い立毛
長を得るには長い繊維長のステープル繊維を、ボ
リユーム感のある立毛層を得るにはケン縮数およ
び/またはケン縮度の大きいステープル繊維を、
柔らかい感触の立毛層を得るには繊度の小さいス
テープル繊維を用いる等が適当な手段である。
かかるステープル繊維は、「わた毛」用繊維
と、「さし毛」用繊維として、予め少なくとも2
種類以上のステープル繊維を混用してウエツブを
構成せしめるのがよいが、もちろん特に「わた
毛」繊維と「さし毛」繊維の2種を使用すること
は、必ずしも必須ではない。さらに、長い「さし
毛」の層、短い「わた毛」の層の2層構造体を得
るには、それぞれに合つた繊度、繊維長の2種類
以上のステープル繊維を適当な混合率で用いれば
よい。また機械的処理、化学的処理等により分割
分繊可能型の複合繊維を使用すれば、緻密でより
天然毛皮の構造体に近づけることができる。
次に本発明においては、立毛繊維の少なくとも
一部の繊維は先端部が尖鋭化されていることが必
要である。ミンク等の天然の高級毛皮に近似させ
るためである。特にさし毛繊維とする長い繊維は
尖鋭化させることが必須である。
次に基布層は弾性重合体が含浸されていること
が必要である。立毛繊維の毛抜けを防止し、基布
層の厚さを薄くし、風合を柔らかくかつ着心地の
よいものとするためである。
また基布層の厚さは0.1〜1mmの厚さとするこ
とが必要である。風合を柔らかくし、かつ着心地
性のよいものとするためである。以上の点従来の
技術では、毛抜けを防止しようとすると基布層が
厚くなり、着心地性が満足されず、逆に着心地性
を満足させようとすると毛抜けが起つて良好なも
のはできなかつた。
以下図面を用いて説明する。
第3図、第4図、第5図は本発明の毛皮様構造
体の一例を示す。すなわち第3図は「わた毛」繊
維1Aのみによる本発明の毛皮様構造体の断面
図、第4図は「わた毛」繊維1Aと「さし毛」繊
維1Bよりなる本発明の毛皮様構造体の断面図で
ある。第5図は斜めニードルパンチング処理にて
得た本発明の毛皮様構造体の断面図であり、弾性
体の含浸された基布層2より立毛層が傾斜した角
度で立毛している状態を示したものである。また
3は被覆層を示すが、これは必須のものではな
い。
次に本発明の第2番目の発明を説明する。
すなわち本発明方法は、天然毛皮の毛にほぼ相
当する特性を持つたステープル繊維にて、各種ウ
エツブ形成機でウエツブを作り、ニードルパンチ
ング処理等を施して該ウエツブの構成繊維に三次
元的交絡を与えて後、該ウエツブの片面に各種コ
ーテイング装置にて重合体をバツキングし、該ウ
エツブに該重合体の含浸層からなる基布層を形成
せしめて、この基布層内のステープル繊維を固
定、把持する。
次に、該ウエツブの他面に開繊、起毛、ブラツ
シング、ポリシングを適宜くり返し、ステープル
繊維の一端が基布層に埋没・固定把持された繊維
の他端を立毛させるとともに、基布層に把持され
ないステープル繊維を除去することにより、立毛
層内の繊維が基布層より直接立毛している毛皮様
構造体を得るものである。
かかる本発明によれば、それぞれのステープル
繊維の一端が他のステープル繊維と絡合した状態
で基布層を構成している重合体中に埋没してなる
構造のものが得られる。
さらに熱収縮性繊維の使用も、明確な長短立毛
層の2層構造を得るには有効な手段であり、その
場合、「わた毛」繊維として熱収縮率が10〜50%
であるものを用いるのがよい。
本発明方法においては、上記の如く毛皮様構造
体に合せて選択されたステープル繊維を用いてウ
エツブを作る。該ウエツブの製造にあたつては、
ローラーカード、フラツトカード等の紡績用、不
織布製造用カード装置を用いることができる。該
ウエツブは、十分に開繊され、均一な厚さのウエ
ツブほど最終製品の品質が良いものが得られるこ
とは言うまでもない。
次に、該ウエツブの片面に重合体による基布層
を作るのであるが、その前に、より天然毛皮に近
い構造体を得るために、ウエツブをニードルパン
チ機にかけ、ウエツブ内ステープル繊維を三次元
的に密に交絡させるのが有効であり、さらにかか
るニードルパンチ機の条件設定を選択することに
よりウエツブ内ステープル繊維の交絡状態をも天
然毛皮に著しく近づけることが可能である。すな
わち、たとえばウエツブの水平方向に対して直角
方向よりも傾斜した角度でニードルパンチング処
理をすれば、基布層より斜めに立毛した天然毛皮
の立毛競角度に合せることができるものである。
さらにニードルパンチング処理の回数を多くす
れば、立毛密度の大なるものが容易に得られる。
また、「さし毛」繊維として両端の尖鋭化された
ステープル繊維を混合したウエツブに、ニードル
のバーブの形状、ストローク位置を選ぶことによ
り、該両端尖鋭繊維の片端をウエツブの底面近傍
に集めることができ、該両端尖鋭の「さし毛」繊
維を先端尖鋭で、かつ根元が細い状態で立毛され
ることが可能となる。
次に該ウエツブの片面を重合体でバツキングし
て、交絡している繊維の片面を接着、固定、把持
し基布層を作る。このとき用いられる重合体とし
ては、水溶性接着剤、溶剤可溶性接着剤、ビスコ
ース液、各種ラテツクス類、合成樹脂粉末、接着
用繊維等を用いることができるが、より好ましい
毛皮様構造体とするために、ポリアミド系、ウレ
タン系等の重合体であり、特にはポリウレタン系
である。この理由はポリウレタンは弾性率が高
く、柔らかく仕上げることが可能で、しかも毛抜
け効果が大きいからである。
更にポリウレタンは多孔化することができ、む
れない毛皮とすることもできる。かかる重合体は
例えばポリウレタンのジメチルホルムアミド溶液
を水中凝固させて得られる多孔性重合体を用いる
のがよく、さらにまた例えばポリウレタンのジメ
チルホルムアミド溶液を乾式凝固して得られる弾
性重合体を用いるのがよい。該基布層の厚さは薄
ければ薄いほど好ましいが、繊維把持力との関係
もあり、0.1〜1mmの範囲が必要で、最も望まし
くは0.2〜0.5mm程度の範囲とするのがよい。
次にもう一方の面すなわち、非バツキング面を
開繊、起毛する。かかる開繊、起毛の方法は毛布
用、パイル織物用等に使用されている起毛機を活
用することができる。かかる起毛に際してはウエ
ツブの厚さ、ウエツブ内ステープル繊維の交絡
度、繊維素材の種類等により起毛の度合が異なる
が、基布層をいためることなく該基布層に把持さ
れているステープル繊維の引きちぎりを最小限度
にして起毛することが望ましい。
次に好ましくは前記開繊、起毛した面にブラツ
シング処理を行なう。ブラツシング方法はパイル
織物の山だち法として行なわれている各種ブラツ
シング法を活用することができる。このブラツシ
ングにより基布層に把持されない立毛層中のステ
ープル繊維を除去するとともに、立毛層内繊維の
交絡を解じよし、安定した形で基布面に直立させ
ることができる。
次に好ましくは、ポリシング加工を行なう。該
ポリシング加工時においては、加熱シリンダの温
度、立毛層への接圧力、回転数、エツジの形状等
の条件を選択し、立毛層の「さし毛」繊維に直立
性と艶を付与するように設定し、「わた毛」繊維
への作用を少なくするのが望ましい。
上述の方法により、重合体の含浸層からなる
か、または含浸層と被覆層よりなる基布層よりス
テープル繊維が直接立毛した立毛層を形成せしめ
た毛皮様構造体を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。第1
図は、ウエツブに重合体による基布層を形成した
ものの断面図を示したもので、1は立毛層を形成
するステープル繊維群、2は重合体の含浸層、3
は立毛層と含浸層の境に位置し、立毛されないで
主に繊維側面を含浸層に把持されている繊維より
なる薄い被覆層である。第2図は「さし毛」繊維
を混合したウエツブをニードルパンチング処理に
て立毛させたウエツブの断面図で、1Aは立毛層
を形成する「わた毛」のステープル繊維群、1B
はさし毛繊維である。
〔本発明の効果〕
以上述べた通りの本発明によれば、毛抜けも少
なく、従来類似品と比べて著しく毛皮に近い感
触、外観を有する毛皮様構造体が得られる。
すなわち基布層を柔らかく、かつ薄くすること
ができるので、着心地はよいものとなる。また毛
抜けがないので立毛密度を高くすることもでき、
外観、風合ともにミンク等の高級毛皮に近似した
ものとすることができる。更に通気性を有する基
布層とすることもできるため、着心地性は更に改
良される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
実施例 1 先端尖鋭化されたアクリル繊維のステープル
1.5d×38mm、ケン縮数10山/2.54cm、ケン縮度8
%をカードに通し、目付80g/m2のウエツブを得
た。次いでニードルパンチ処理を施した後、該ウ
エツブの片面に、ポリウレタンの20%ジメチルホ
ルムアミド溶液にてコーテイングし、次いで、ジ
メチルホルムアミドをとり除き、厚さ0.5mmのポ
リウレタンの含浸層を作つた。
次に、該ウエツブの他面(非含浸面)を、起毛
機にかけ弱い起毛をかけた後、ブラツシング機に
てブラツシング処理を行なつた。
得られた構造体は、立毛層の密度は粗いが皮革
状の基布層より直接立毛した平均25mm高さの立毛
層のすぐれた毛皮様構造体であつた。
実施例 2 実施例1のウエツブをウエツブ・レーヤにより
クロス・レーイングし、次いでニードルパンチン
グ処理を50ポイント/cm2で10回行なつた。該ウエ
ツブを実施例1と同様の方法でポリウレタンを含
浸して基布層を作り、起毛、ブラツシング、ポリ
シング処理を行なつた。得られた毛皮様構造体
は、実施例1のものより密なパイル層を構成して
おり天然のムートンによく似た外観、感触を呈す
るものであつた。
実施例 3 「わた毛」用ステープル繊維としてポリエステ
ル1.5d×25mm、ケン縮数13山/2.54cm、ケン縮度
10%の繊維を、「さし毛」用ステープル繊維とし
て、特開昭54−38922号公報記載の方法による両
端尖鋭のポリエステル50d×35mmを1:1で混合
し目付500g/m2のウエツブを作りニードルパンチ
ング処理を行なつた。
このときのパンチング条件の中で、ベツドブレ
ートの位置をニードルストロークの下死点におい
てニードルの最下のバーブに合わせた。その他の
条件は実施例2と同一である。このような条件の
下でニードルパンチング処理を行なつたところ、
ウエツブ内の「さし毛」繊維がウエツブより突き
立つ形状になつた。このウエツブを実施例1に示
す方法にてポリウレタンを含浸して基布層を作
り、起毛、ブラツシングをくり返したところ、高
さ25〜30mmの先端尖鋭で根元細の「さし毛」と、
高さ0〜20mmの「わた毛」繊維が長退2層構造で
混在するミンク類の毛皮に似た外観、感触の毛皮
様構造体を得た。
実施例 4 実施例3におけるニードルパンチング処理の条
件でニードルのウエツブに対する角度を45゜の角
度でニードルパンチング処理を行なつた。以後実
施例1に準じて加工し、得られたものは基布層に
45゜の角度で立毛した、毛並みに方向性のある、
ミンク類の毛皮に立毛状態においてもよく似たす
ぐれた毛皮様構造体であつた。
比較実施例 1 実施例3の方法において基布層にポリウレタン
を含浸させずに毛皮様構造体を作つた。しかしこ
のものは強いブラツシングにより脱毛し、また着
用時にも毛抜けが発生して良好なものとはならな
かつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる基布層を形成したウエ
ツブの断面図、第2図は本発明にかかる「さし
毛」繊維を混合したウエツブの断面図、第3図は
本発明による「わた毛」繊維のみでの構成による
毛皮様構造体の断面図、第4図は本発明による
「わた毛」、「さし毛」繊維を混合した毛皮様構造
体の断面図、第5図は本発明による斜めニードル
パンチング処理を施した毛皮様構造体の断面図で
あり、第1図〜第5図において、1はステープル
繊維、1Aは「わた毛」様ステープル繊維、1B
は「さし毛」様ステープル繊維、2は重合体の含
浸層、3は被覆層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基布層と立毛層とからなる毛皮様構造体にお
    いて、基布層には弾性重合体が含浸されて存在す
    るとともに、該弾性重合体は立毛層を構成する繊
    維の埋没部を固定化し、かつ前記基布層の厚さは
    0.1〜1mmであり、更に立毛層を構成する少なく
    とも一部の繊維の先端部は尖鋭化され、立毛層の
    長さは10mm以上であることを特徴とする毛皮様構
    造体。 2 立毛層は少なくとも長い繊維と短い繊維の2
    層以上の層からなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の毛皮様構造体。 3 弾性重合体がポリウレタンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の毛皮様構造
    体。 4 弾性重合体が多孔性重合体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の毛皮様構造
    体。 5 少なくとも一種の繊維は長さ10mm以上のステ
    ープル繊維であつて、かつ少なくとも一端は尖鋭
    化された繊維を用いてウエツブを形成し、ニード
    ルパンチ処理し、次いで該ウエツブの片面を弾性
    重合体でバツキングして厚さ0.1〜1mmの含浸層
    を形成し、しかる後非バツキング面を開繊、起毛
    することを特徴とする毛皮様構造体の製造方法。
JP15067779A 1979-11-22 1979-11-22 Leather like structure and method Granted JPS5679775A (en)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2737702A (en) * 1951-07-27 1956-03-13 Borg George W Corp Artificial fur product and process of manufacture
JPS49116370A (ja) * 1973-03-09 1974-11-07

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