JPS6141640A - 自動車用リトラクタブルヘツドランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ヘッドランプ本体が、車体内部に格納される
格納位置と車体外部に露出される露出位置とを選択的に
とるようになされる自動車用リトラクタブルヘッドラン
プ装置に関する。

（従来技術） ヘッドランプ本体が、車体内部に格納される格納位置と
車体外部に露出される露出位置とを選択的にとるように
されるリトラクタブルヘッドランプ装置を備えた自動軍
においては、昼間等でヘッドランプ本体が車体内部に格
納された状態での走行中に、ヘッドランプ本体を車体外
部に露出させずに点滅させることによって、パッシング
のための合図を迅速に送ることができるようにされるこ
とが望ましい、このためには、ヘッドランプ本体が、露
出位置においてのみならず格納位置においてもその先軸
が前方を向くようにされることが必要となるが、これを
実現するものとして、従来、例えば、実開昭５８−１９
２１４６号公報に記載されている如く、平行リンク式機
構によってヘッドランプ本体を支持するようにされたり
トラクタプルヘッドランプ装置が提案されている。

この平行リンク式機構が用いられたりトラクタプルヘッ
ドランプ装置は、第４図Ａ及びＢに概略側面図をもって
示される如く、自動車の車体５１に設けられた支持部５
５及び５６に、夫々、その一端を枢支された上下一対の
支持アーム５３及び５４が設けられ、これら支持アーム
５３及び５４が平行となるようにして、夫々の他端がヘ
ッドランプ本体５２に枢支されている。そして、これら
支持アーム５３及、び５４によって、光軸Ｏを自動車の
車体５１の前方に向けた状態でヘッドランプ本体５２が
支持されている。また、下方の支持アーム５４とヘッド
ランプ本体５２との枢支点６２には、駆動アーム６３の
一端が枢支されている。

この駆動アーム６３の他端は、その長手方向に伸びる長
孔６５が形成された駆動手段６４に摺動自在に取り付け
られており、このリトラクタブルへ　′ソドランプ装置
の作動時には、長孔６５に沿って他端が移動される駆動
アーム６３が、ヘッドランプ本体５２に上向きあるいは
下向きの力を与える。

これにより、ヘッドランプ本体５２は、支持アーム５３
及び５４の夫々の支持部５５及び５６を支点とした弧状
の経路に沿って格納位置から露出位置へと上昇し、ある
いは、その逆に下降し、格納位置もしくは露出位置での
静止状態及び上昇もしくは下降の移動状態において、常
に光軸０が自動車の車体５１の前方を向いた状態を維持
するようにされている。なお、ヘッドランプ本体５２を
確実に支持するため、支持アーム５３及び５４は、ヘッ
ドランプ本体５２の正面からみて左右両側に設けられる
。

しかしながら、このような平行リンク式機構を用いたり
トラクタプルヘッドランプ装置にあっては、ヘッドラン
プ本体５２を格納位置と露出位置との間で昇降動させる
に際し、ヘッドランプ本体５２が支持部５５及び５６を
支点とした弧状の移動経路をとって、第４図Ｂにおいて
一点鎖線で示される如く、格納位置と露出位置との中間
で前方に突出する状態となり、このため、例えば、ヘッ
ドランプ本体５２が収納位置にあるときその前方に位置
するように配されるパッシングホール６６を成形する部
材あるいはヘッドランプ・クリーナノズル６７等が、ヘ
ッドランプ本体５２の移動の障害にならないようにヘッ
ドランプ本体５２から充分隔てられることが必要とされ
、その結果、自動車の車体５１におけるヘッドランプ装
置の取り付けに要するスペースが全体的に大となってし
まう不都合がある。

さらに、例えば、下方の支持アーム５４を１本だけとし
て、これをその一端がヘッドランプ本体５２の下方中央
部に枢支されるようにして配し、ヘッドランプ本体５２
を３点支持するようにすれば、ヘッドランプ本体５２の
確実な支持と、取り付けに要するスペースの低減化とが
はかれることになるが、下方の支持アーム５４の斯かる
配置は、ヘッドランプ本体５２の後方部分が障害となっ
てとることができない。

（発明の目的） 斯かる点に鑑み本発明は、ヘッドランプ本体が、車体内
部に格納される格納位置にあるとき、及び、車体外部に
露出される露出位置にあるときのいずれにおいても、前
方を向いた状態で確実に支持されるようになすことがで
き、かつ、自動車の車体における取り付けに要するスペ
ースを比較的小なるものとすることができる、自動車用
リトラクタブルヘッドランプ装置を提供することを目的
とする。

（発明の構成） 本発明に係る自動車用リトラクタブルヘッドランプ装置
は、ヘッドランプ本体と、一端がヘッドランプ本体に、
また、他端が車体に夫々枢支されたアッパーアームと、
一端がヘッドランプ本体に固定されたロアーアームと、
ヘッドランプ本体を格納位置と露出位置との間で昇降せ
しめる手段と、ロアーアームの他端を案内してヘッドラ
ンプ本体をその昇降中に所定の経路で移動せしめるよう
にするガイド機構とを備え、ヘッドランプ本体が格納位
置と露出位置とを選択的にとるとともにそのいずれの位
置においても光軸を前方を向けて配されるように構成さ
れる。

このように構成されることにより、ヘッドランプ本体を
格納位置と露出位置とでその先軸を前方に向けて支持す
ることができるとともに、格納位置と露出位置とり間÷
昇降させるに際し、ヘッドランプ本体の向きを変化させ
つつ移動させることができ、そのため、ヘッドランプ本
体が車体内部に格納された状態においてその前方に位置
するものとされる各種部材を回避しつつ昇降させること
ができることになって、従来の平行リンク式機構によっ
てヘッドランプ本体を昇降させるリトラクタブルヘッド
ランプ装置に比べ、自動車の車体への取り付けに要する
スペースを低減することができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図人及びＢは、本発明に係る自動車用リトラクタブ
ルヘッドランプ装置の一例を示し、第１図人はヘッドラ
ンプ本体が車体内部に格納されて格納位置をとっている
状態を示す概略側面図、第１図Ｂはヘッドランプ本体が
車体外部に露出されて露出位置をとっている状態を示す
概略側面図である。第１図人及び已においてヘッドラン
プ本体２は、その上部において正面からみて互いに左右
対称な位置に固設されたランプブラケット５に、一対の
アッパーアーム３の夫々の一端が枢支され、また、これ
らアッパーアーム３の他端が車体に固設された支持ブラ
ケット４に枢支されてることにより支持されている。ま
た、アッパーアーム３の中間部には駆動アーム６の上端
部が枢支されており、この駆動アーム６の下端部は、モ
ータ８によって回動せしめられるモータリンク７の端部
に枢支されている。さらに、ヘッドランプ本体２の正面
からみて左右中央部分の下端部にロアーアーム９の上端
部が固着されており、このロアーアーム９の下端部は、
車体内部に固設された板状のガイド部材１０に一定幅を
もって弧状に形成された長孔１１にピン１５を介して係
合し、長孔１１に沿うてその上端部から下端部までの間
を移動できるようにされている。これにより、ヘッドラ
ンプ本体２は、上部２点と下端部１点との３点で支持さ
れていることになる。

ここで、モータリンク７及び駆動アーム６の長さは、ガ
イド部材１０に設けられた長孔１１の下端部から上端部
までの距離、即ち、第１図人中にＳで示される距離が、
ヘッドランプ本体２の格納位置から露出位置までの変位
長しと一致するようにされている。また、ロアーアーム
９は、長孔１１に沿って移動する下端部が、長孔１１の
下端部に位置するとき、即ち、第１図人に示される如く
、へ２・ドランブオ体２が車体内部に格納される格納位
置をとる状態、及び、長孔１１の上端部に位置するとき
、即ち、第１図Ｂに示される如く、ヘッドランプ本体２
が車体外部に露出される露出位置をとる状態において、
ヘッドランプ本体２の光軸が前方を向くように所定の長
さ及び角度を持って成形されている。そして、ヘッドラ
ンプ本体２が格納位置にあるとき、ヘッドランプ本体２
に対する蓋となるリッド１４は、アッパーアーム３に固
着されており、支持ブラケット４を支点としてアッパー
アーム３及びヘッドランプ本体２と一体的に昇降せしめ
られる。

このような構成のもとにヘッドランプ本体２が格納位置
から露出位置へ移行せしめられるときには、先ず、モー
タ８の駆動に伴いモータリンク７が、例えば、第１図Ｂ
に矢印Ｘで示される方向に回動せしめられる。このモー
タリンク７の回動に駆動アーム６を介して連動するアッ
パーアーム３が、車体に固設された支持ブラケット４に
対する枢支点を支点として回動せしめられ、これにより
ヘッドランプ本体２が上昇せしめられる。そして、この
ときヘッドランプ本体２の下端部に固設されたロアーア
ーム９の下端部は、ガイド部材１０に設けられた長孔１
１に沿って移動し、その上端部に到達するとき、ヘッド
ランプ本体２が露出位置をとるものとなり、図示されな
い停止手段によりモータ８が停止せしめられる。

また、この露出位置から格納位置へヘッドランプ本体２
が移行せしめられるときには、モータリンク７が第１図
Ｂ中に矢印Ｘで示される方向へさらに回動せしめられ、
これに伴いヘントランプ本体２が降下して、ロアーアー
ム９の下端部がガイド部材１０に設けられた長孔１１に
沿って移動し、その下端部に新着するとき、ヘッドラン
プ本体２が格納位置をとるものとなり、モータ８が停止
せしめられる。

上述の如くのヘッドランプ本体２の昇降動作中において
、ヘッドランプ本体２はロアーアーム９によりその移動
経路が規制されるものとされ、第１図Ｂに一点鎖線で示
される如く、その先軸が下方を向くように１噴けられつ
つ移動する状態がとられる。このため、例えば、パッシ
ングホール１２の成形部材やヘッドランプ・クリーナノ
ズル１３等が、ヘッドランプ本体２が格納位置をとる状
態においてその前方に比較的近接して位置するように配
置されていても、ヘッドランプ本体２は、これらを回避
しつつ昇降せしめられることになる。　゛従って、これ
に３点支持構造によるスペースの縮小化も加わり、従来
の平行リンク式機構を備えたりトラクタプルヘッドラン
プ装置に比べ、自動車の車体への取り付けに要するスペ
ースを大幅に小となすことができる。

ここで、上述の例に用いられたガイド部材１０に設けら
れる長孔１１の形状を、第３図Ａ−Ｃの最左端に示され
る如くに種々選択することにより、ヘッドランプ本体２
の姿勢を、第３図Ａ−Ｃにおいてｐｂで示される格納位
置とｐｔで示される露出位置との間のＰｍで示される中
間位置において、車体設計上許容されるスペースに応じ
て適宜変更することかできる。

第２図Ａ及びＢは本発明に係る自動車用リトラクタブル
ヘッドランプ装置の他の例を示し、第２図Ａはヘッドラ
ンプ本体が車体内部に格納されて格納位置をとっている
状態を示す概略側面図、第２図Ｂはヘッドランプ本体が
車体外部に露出されて露出位置をとっている状態を示す
概略側面図である。

第２図において、第１図に示される各部に対応する部分
は、第１図と共通の符号が付されて示されており、それ
らについての詳細説明は省略されるも、この第２図に示
される例においては、ヘッドランプ本体２の下端部にそ
の上端部が固着されたロアーアーム９゛の下端部が、モ
ータ８によって回動せしめられるモータリンク７″の回
動端部に枢支されている。ここで、モータリンク７°の
長さ及びロアーアーム９°の長さ及び形状は、ロアーア
ーム９°の上端部が最も下がるときへンドランプ本体２
が格納位置をとり、ロアーアーム９°の上端部が最も上
がるときヘッドランプ本体２が露出位置をとるように選
定されている。

なお、この例においても、ヘントランプ本体２が、その
上部の左右対称な位置に固設されたランプブラケット５
の位置でアッパーアーム３によって支持され、かつ、そ
の下端部がロアーアーム９゛に支持される３点支持構造
がとられている。

このような構造のもとに、ヘッドランプ本体２が格納位
置から露出位置へ移行せしめられるときには、先ず、モ
ータ８の駆動に伴いモータリンク７°が、例えば、第２
図Ｂに矢印Ｘで示される方向へ回動上しめられる。そし
て、これに連動するロアーアーム９゛に押し上げられて
ヘッドランプ本体２が上昇し、モータリンク７″が、ヘ
ッドランプ本体２が格納位置にあるときの位置（第２図
Ａに示される）から、第２図Ｂに示される如く、ヘッド
ランプ本体２が露出位置をとるときの位置に達すると、
図示されない停止手段によりモータ８が停止せしめられ
る。また、この露出位置から格納位置ヘントランプ本体
２が移行せしめられるときには、モータ８が逆回せしめ
られて、モータリンク７°が矢印Ｘと反対の方向に回動
される。

これにｉ！動してロアーアーム９°がへンドランプ本体
２を引き下げ、ヘッドランプ本体２が第２図Ａに示され
る格納位置まで降下するとモータ８が停止せしめられる
。

上述の如くのヘッドランプ本体２の昇降動作中ニオいて
は、第２図Ｂに一点鎖線で示される如（、その移動経路
途中においてヘッドランプ本体２は、その先軸が下方を
向くように傾けられつつ移動する状態がとられる。従っ
て、この例においても、例えば、パッシングホール１２
の成形部材やヘッドランプ・クリーナノズル１３等が、
ヘッドランプ本体２が格納位置をとる状態においてその
前方に比較的近接して位置するように配置された場合で
も、これらをｌｊ！εつつ昇降せしめられることになり
、第１図に示される例と同様の効果が得られる。

さらに、この第２図に示される例においては、ヘッドラ
ンプ本体２が、その下端部に固着されたロアーアーム９
°により直接押し上げられる、もしくは、引き下げられ
る構造がとられているため、アッパーアーム３に枢支さ
れて、ヘッドランプ本体２を昇降せしめるためのヒンジ
レバー等が不要となり、従って、全体の構成をより簡素
化することができるとともに、自動車の車体への取り付
けに要するスペースを一層小となすことができる。

（発明の効果） 以上の説明から明らかな如（、本発明に係る自動車用リ
トラクタブルヘッドランプ装置によれば、ヘッドランプ
本体が車体内部に格納される格納位置と車体外部に露出
される露出位置との間でヘッドランプ本体を昇降させる
に際し、ヘッドランプ本体の光軸の向きを傾けて傷害物
を回避しつつ移動させることができる。その結果、自動
車の車体内部において、ヘッドランプ本体が移動する範
囲を含めたベンドランプ装置の取り付けに要するスペー
スを従来に比して大幅に低減せしめることができ、かつ
、格納位置及び露出位置の真位置において、ヘッドラン
プ本体をその先軸が前方を向くような状態に保つことが
できるので、ヘッドランプ本体を車体内部に格納された
状態のままで点滅させることにより、パッシングのため
の合図を送ることが可能とされる。

さらに、本発明に係る自動車・用リトラクタブルヘッド
ランプ装置は、平行リンク式機構に比べてリンク部材が
少なく、構成が簡単であるとともに、ロアーアームの上
端部をヘッドランプ本体の下端部に固着して３点支持構
造をとることができるので、ヘッドランプ本体の安定性
が高められ、かつ、自動車の車体内部における取り付け
に要するスペースを一層小とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ及びＢは本発明に係る自動車用リトラクタブル
ヘッドランプ装置の一例を示す概略側面図、第２図Ａ及
びＢは本発明に係る自動車用リトラクタブルヘッドラン
プ装置の他の例を示す概略側面図、第３図Ａ、　Ｂ及び
Ｃは第１図の例に用いられるガイド部材に設けられる長
孔の形状の変化に伴うヘッドランプ本体の姿勢変化の説
明に供される図、第４図Ａ及びＢは平行リンク式機構を
具備した従来のりトラクタプルヘッドランプ装置の一例
を示す概略側面図である。 図中、２はヘッドランプ本体、３はアッパーアーム、７
及び７゛　はモータリンク、８はモーフ、９及び９゛は
ロアーアーム、１０はガイド部材、１１は長孔である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヘッドランプ本体と、一端が上記ヘッドランプ本
   体に枢支されるとともに他端が車体に枢支されたアッパ
   ーアームと、一端が上記ヘッドランプ本体に固定された
   ロアーアームと、上記ヘッドランプ本体を格納位置と露
   出位置との間で昇降せしめる駆動手段と、上記ロアーア
   ームの他端を案内して上記ヘッドランプ本体をその昇降
   中に所定の経路で移動せしめるようにするガイド機構と
   を具備してなり、上記ヘッドランプ本体が、上記格納位
   置及び露出位置とを選択的にとるとともに該格納位置及
   び露出位置において光軸が前方を向くようにされたこと
   を特徴とする自動車用リトラクタブルヘッドランプ装置
   。
2. （２）上記ガイド機構が、上記ヘッドランプ本体の上記
   格納位置と上記露出位置との間での昇降中に、該ヘッド
   ランプ本体が下方を向く状態をとるように上記ロアーア
   ームの他端を案内するようにされたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の自動車用リトラクタブルヘッ
   ドランプ装置。