JPS6140517Y2 - - Google Patents
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- JPS6140517Y2 JPS6140517Y2 JP1981002314U JP231481U JPS6140517Y2 JP S6140517 Y2 JPS6140517 Y2 JP S6140517Y2 JP 1981002314 U JP1981002314 U JP 1981002314U JP 231481 U JP231481 U JP 231481U JP S6140517 Y2 JPS6140517 Y2 JP S6140517Y2
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- gas barrier
- barrier film
- ethylene
- vinyl acetate
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Landscapes
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- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は断熱性、ガス遮断性及び成形性が良好
な包装材料に関するものである。
な包装材料に関するものである。
発泡ポリスチレンシートは軽量で断熱性及び緩
衝性が良好であり、また成形も可能なところか
ら、トレーや箱などに成形されて食品その他の商
品の包装材料として広く利用されている。
衝性が良好であり、また成形も可能なところか
ら、トレーや箱などに成形されて食品その他の商
品の包装材料として広く利用されている。
しかしながら、発泡ポリスチレンシートは通気
性が大であるから、ガス遮断性が要求される用途
にはガス遮断性フイルムを積層するなどして使用
することが必要である。ガス遮断性フイルムを積
層してガス遮断性を付与した発泡ポリスチレンシ
ートの一例は実開昭51−116203号公報に記載され
ており、適当なガス遮断性フイルムの素材の例と
して塩化ビニリデン樹脂、エチレン・ビニルアル
コール共重合体、ポリアミド樹脂等も示されてい
る。これらの中ではエチレン・ビニルアルコール
共重合体（エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化
物）が、ガス遮断性だけでなく、他の包装材料と
して必要な性質の点でも、最もすぐれていて好ま
しい。但し、この材料は発泡ポリスチレンシート
の接着性の点で問題があり、通常の積層手段によ
つてはその後の熱成形に耐える積層シートを得る
ことができない（上記公報にも、発泡ポリスチレ
ンシートとエチレン・ビニルアルコール共重合体
フイルムからなる積層シートを実際に製造し成形
した例は記載されていない。）。
性が大であるから、ガス遮断性が要求される用途
にはガス遮断性フイルムを積層するなどして使用
することが必要である。ガス遮断性フイルムを積
層してガス遮断性を付与した発泡ポリスチレンシ
ートの一例は実開昭51−116203号公報に記載され
ており、適当なガス遮断性フイルムの素材の例と
して塩化ビニリデン樹脂、エチレン・ビニルアル
コール共重合体、ポリアミド樹脂等も示されてい
る。これらの中ではエチレン・ビニルアルコール
共重合体（エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化
物）が、ガス遮断性だけでなく、他の包装材料と
して必要な性質の点でも、最もすぐれていて好ま
しい。但し、この材料は発泡ポリスチレンシート
の接着性の点で問題があり、通常の積層手段によ
つてはその後の熱成形に耐える積層シートを得る
ことができない（上記公報にも、発泡ポリスチレ
ンシートとエチレン・ビニルアルコール共重合体
フイルムからなる積層シートを実際に製造し成形
した例は記載されていない。）。
そこで、本考案は、発泡ポリスチレンシートに
エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物からなる
ガス遮断性フイルムを強固に接着し、あわせてヒ
ートシール性も付与してなる包装材料を提供する
ことを目的とする。
エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物からなる
ガス遮断性フイルムを強固に接着し、あわせてヒ
ートシール性も付与してなる包装材料を提供する
ことを目的とする。
本考案により提供される包装材料は、片面に任
意の表面層が貼着されているか何も貼着されてい
ない発泡ポリスチレンシートの反対側表面にエチ
レン・酢酸ビニル共重合体けん化物からなるガス
遮断性フイルムが接着され、更に上記ガス遮断性
フイルムの上にポリオレフインフイルムが接着さ
れてなり、発泡ポリスチレンシートとガス遮断性
フイルムとが、発泡ポリスチレンシート層に接す
るイソプレン・スチレン共重合体含有層およびガ
ス遮断性フイルム層に接するグラフト変性ポリオ
レフイン含有層からなる２層構造の接着剤層によ
り接着されていることを特徴とするものである。
意の表面層が貼着されているか何も貼着されてい
ない発泡ポリスチレンシートの反対側表面にエチ
レン・酢酸ビニル共重合体けん化物からなるガス
遮断性フイルムが接着され、更に上記ガス遮断性
フイルムの上にポリオレフインフイルムが接着さ
れてなり、発泡ポリスチレンシートとガス遮断性
フイルムとが、発泡ポリスチレンシート層に接す
るイソプレン・スチレン共重合体含有層およびガ
ス遮断性フイルム層に接するグラフト変性ポリオ
レフイン含有層からなる２層構造の接着剤層によ
り接着されていることを特徴とするものである。
第１図は上記本考案による包装材料の具体例の
積層構造を示す断面図であつて、１は発泡ポリス
チレン、２はエチレン・酢酸ビニル共重合体けん
化物、３はポリエチレン、４，５及び６は接着剤
層である。
積層構造を示す断面図であつて、１は発泡ポリス
チレン、２はエチレン・酢酸ビニル共重合体けん
化物、３はポリエチレン、４，５及び６は接着剤
層である。
エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物は高度
のガス遮断性をもち、しかも透明性、耐油性、印
刷適性、成形性などにもすぐれているから、発泡
ポリスチレンの基本的な特長を損なうことなしに
ガス遮断性を向上させることができる。この重合
体はエチレン・ビニルアルコール共重合体とも呼
ばれ、「エバール」の商品名で市販されている。
この樹脂の特性はエチレン成分の含有量によつて
異なるが、本考案の包装材料の素材として適当な
のは、エチレン成分が35〜65モル％のものであ
る。エチレン成分が少なすぎるものは成形性が悪
く、一方エチレン成分が多すぎるものはガス遮断
性が悪い。けん化度は90％以上であることが望ま
しい。
のガス遮断性をもち、しかも透明性、耐油性、印
刷適性、成形性などにもすぐれているから、発泡
ポリスチレンの基本的な特長を損なうことなしに
ガス遮断性を向上させることができる。この重合
体はエチレン・ビニルアルコール共重合体とも呼
ばれ、「エバール」の商品名で市販されている。
この樹脂の特性はエチレン成分の含有量によつて
異なるが、本考案の包装材料の素材として適当な
のは、エチレン成分が35〜65モル％のものであ
る。エチレン成分が少なすぎるものは成形性が悪
く、一方エチレン成分が多すぎるものはガス遮断
性が悪い。けん化度は90％以上であることが望ま
しい。
前述のように、エチレン酢酸ビニル共重合体け
ん化物のフイルムと発泡ポリスチレンシートとの
接着はあまり容易ではないが、前者と親和性のあ
る重合体からなる接着剤（接着剤Ａ）を接着剤層
４とし後者と親和性のある重合体からなる接着剤
（接着剤Ｂ）を接着剤層５とする２層構造の接着
剤層を用いることにより確実にされている。エチ
レン・酢酸ビニル共重合体けん化物側接着剤層４
を構成する接着剤Ａは、不飽和ジカルボン酸又は
その無水物をグラフト共重合させることにより変
性したポリオレフイン（いわゆるグラフト変性ポ
リオレフイン）である。その原料となるポリオレ
フインとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンもしくはプロピレンを主成分とし他
に炭素原子数２〜６の異種α−オレフインを含む
混合原料からえられた共重合ポリオレフインなど
をいずれも使用することができる。またグラフト
共重合させるモノマーとしては、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタ
コン酸などを用いることができる。グラフト率は
0.5〜10重量％であることが望ましい。市販品と
しては、無水マレイン酸グラフト共重合ポリプロ
ピレンであるアドマー（三井石油化学工業株式会
社製品）がある。一方、発泡ポリスチレン側接着
剤層５を構成する接着剤Ｂは、イソプレン・スチ
レン共重合体（特にスチレン成分が５〜50モル％
のもの）である。この接着剤には、ほかにポリエ
チレン、エチレン、酢酸ビニル共重合体又はその
けん化物、ポリプロピレン、エチレン・プロピレ
ン共重合体、変性ポリオレフイン等を含有させて
もよい。
ん化物のフイルムと発泡ポリスチレンシートとの
接着はあまり容易ではないが、前者と親和性のあ
る重合体からなる接着剤（接着剤Ａ）を接着剤層
４とし後者と親和性のある重合体からなる接着剤
（接着剤Ｂ）を接着剤層５とする２層構造の接着
剤層を用いることにより確実にされている。エチ
レン・酢酸ビニル共重合体けん化物側接着剤層４
を構成する接着剤Ａは、不飽和ジカルボン酸又は
その無水物をグラフト共重合させることにより変
性したポリオレフイン（いわゆるグラフト変性ポ
リオレフイン）である。その原料となるポリオレ
フインとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンもしくはプロピレンを主成分とし他
に炭素原子数２〜６の異種α−オレフインを含む
混合原料からえられた共重合ポリオレフインなど
をいずれも使用することができる。またグラフト
共重合させるモノマーとしては、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタ
コン酸などを用いることができる。グラフト率は
0.5〜10重量％であることが望ましい。市販品と
しては、無水マレイン酸グラフト共重合ポリプロ
ピレンであるアドマー（三井石油化学工業株式会
社製品）がある。一方、発泡ポリスチレン側接着
剤層５を構成する接着剤Ｂは、イソプレン・スチ
レン共重合体（特にスチレン成分が５〜50モル％
のもの）である。この接着剤には、ほかにポリエ
チレン、エチレン、酢酸ビニル共重合体又はその
けん化物、ポリプロピレン、エチレン・プロピレ
ン共重合体、変性ポリオレフイン等を含有させて
もよい。
第１図の例においては発泡ポリスチレンシート
の下面は露出面となつているが、この面には、装
飾又は表面保護のための、紙又はプラスチツクフ
イルム（印刷されたものでもよい）が貼着されて
いてもよい。
の下面は露出面となつているが、この面には、装
飾又は表面保護のための、紙又はプラスチツクフ
イルム（印刷されたものでもよい）が貼着されて
いてもよい。
次に本考案による包装材料の層構成の具体例を
示す。
示す。
低密度ポリエチレン（50μ）／アドマー
LF500／エバール（20μ）／アドマーLF500／イ
ソプレン・スチレン共重合体（スチレン 25モル
％）／発泡ポリスチレン（700μ） このような本考案による包装材料は、２層構造
の接着剤層すなわち発泡ポリスチレンシートと親
和性のある重合体からなる接着剤層およびエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体けん化物と親和性のある
重合体からなる接着剤層を設け、且つ各接着剤層
を構成する重合体として接着性だけでなく成形性
等に対する影響も考慮しながら多数の重合体の中
から選ばれたイソプレン・スチレン共重合体およ
びグラフト変性ポリオレフインを用いたことによ
り、これを熱成形する場合にも層間剥離や異常収
縮による変形を起こすことがない。つまり、基材
発泡ポリスチレンシートと同様の成形性、断熱性
及び緩衝性を持つばかりか酸素や水蒸気等のガス
を遮断する性能をポリオレフイン表面層によるヒ
ートシール性とを兼備するものであるから、これ
だけで、内容物の保護に関しては抜群の密封包装
体を容易に形成し得る、きわめて有用なものであ
る。
LF500／エバール（20μ）／アドマーLF500／イ
ソプレン・スチレン共重合体（スチレン 25モル
％）／発泡ポリスチレン（700μ） このような本考案による包装材料は、２層構造
の接着剤層すなわち発泡ポリスチレンシートと親
和性のある重合体からなる接着剤層およびエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体けん化物と親和性のある
重合体からなる接着剤層を設け、且つ各接着剤層
を構成する重合体として接着性だけでなく成形性
等に対する影響も考慮しながら多数の重合体の中
から選ばれたイソプレン・スチレン共重合体およ
びグラフト変性ポリオレフインを用いたことによ
り、これを熱成形する場合にも層間剥離や異常収
縮による変形を起こすことがない。つまり、基材
発泡ポリスチレンシートと同様の成形性、断熱性
及び緩衝性を持つばかりか酸素や水蒸気等のガス
を遮断する性能をポリオレフイン表面層によるヒ
ートシール性とを兼備するものであるから、これ
だけで、内容物の保護に関しては抜群の密封包装
体を容易に形成し得る、きわめて有用なものであ
る。
第１図は本考案による包装材料の１例の積層構
造を示す断面図である。 １：発泡ポリスチレン、２：エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体けん化物、３：ポリエチレン、４，
５，６：接着剤層。
造を示す断面図である。 １：発泡ポリスチレン、２：エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体けん化物、３：ポリエチレン、４，
５，６：接着剤層。
Claims (1)
- 片面に任意の表面層が貼着されているか何も貼
着されていない発泡ポリスチレンシートの反対側
表面にエチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物か
らなるガス遮断性フイルムが接着され、更に上記
ガス遮断性フイルムの上にポリオレフインフイル
ムが接着されてなり、発泡ポリスチレンシートと
ガス遮断性フイルムとが、発泡ポリスチレンシー
ト層に接するイソプレン・スチレン共重合体含有
層およびガス遮断性フイルム層に接するグラフト
変性ポリオレフイン含有層からなる２層構造の接
着剤層により接着されていることを特徴とする包
装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981002314U JPS6140517Y2 (ja) | 1981-01-13 | 1981-01-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981002314U JPS6140517Y2 (ja) | 1981-01-13 | 1981-01-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57116433U JPS57116433U (ja) | 1982-07-19 |
| JPS6140517Y2 true JPS6140517Y2 (ja) | 1986-11-19 |
Family
ID=29800753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981002314U Expired JPS6140517Y2 (ja) | 1981-01-13 | 1981-01-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6140517Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60112472U (ja) * | 1983-12-30 | 1985-07-30 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器 |
| JPH0415605Y2 (ja) * | 1985-12-28 | 1992-04-08 | ||
| JPH0423773Y2 (ja) * | 1987-03-30 | 1992-06-03 | ||
| JPH01271240A (ja) * | 1988-04-23 | 1989-10-30 | Showa Denko Kk | 多層積層体 |
| JP3957996B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2007-08-15 | 三菱樹脂株式会社 | 深絞り包装体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5550123Y2 (ja) * | 1975-03-12 | 1980-11-21 |
-
1981
- 1981-01-13 JP JP1981002314U patent/JPS6140517Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57116433U (ja) | 1982-07-19 |
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