JPS6350120Y2 - - Google Patents
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- JPS6350120Y2 JPS6350120Y2 JP1161679U JP1161679U JPS6350120Y2 JP S6350120 Y2 JPS6350120 Y2 JP S6350120Y2 JP 1161679 U JP1161679 U JP 1161679U JP 1161679 U JP1161679 U JP 1161679U JP S6350120 Y2 JPS6350120 Y2 JP S6350120Y2
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- layer
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- composite film
- polyamide resin
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカールのない包装体を提供するための
複合フイルムに関し、特に共押出しによつて製造
された複合フイルムに関する。なおここでいうフ
イルムとは一般的にシートと呼ばれる所の比較的
厚みの厚いシートを含めた総合呼称として使つて
いる。現在スライスハム、サンドイツチ等の食品
包装においては深絞り包装方法が採用されてきて
いて使う包材も種々の製法による複合フイルムが
あるが、本考案の構成の複合フイルムは成形性、
コスト、透明性の点でドライラミネーシヨンより
優れている共押出しによつて作られた複合フイル
ムであつて、成形されるつまり内容物が収納され
る所の本体側の複合フイルムに関するものであ
る。
複合フイルムに関し、特に共押出しによつて製造
された複合フイルムに関する。なおここでいうフ
イルムとは一般的にシートと呼ばれる所の比較的
厚みの厚いシートを含めた総合呼称として使つて
いる。現在スライスハム、サンドイツチ等の食品
包装においては深絞り包装方法が採用されてきて
いて使う包材も種々の製法による複合フイルムが
あるが、本考案の構成の複合フイルムは成形性、
コスト、透明性の点でドライラミネーシヨンより
優れている共押出しによつて作られた複合フイル
ムであつて、成形されるつまり内容物が収納され
る所の本体側の複合フイルムに関するものであ
る。
現在共押出しによる複合フイルムのうち本出願
人の発明によるアイオノマー樹脂層/ポリアミド
樹脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
層/ポリアミド樹脂層よりなる複合フイルム(特
公昭52−34670)は使用実績が多く成形性、透明
性、ガスバリヤ性等の優れた共押出し複合フイル
ムであるが、該フイルムを成形し内容物が充てん
される所の本体側フイルムとし、ふた材とシール
し包装体とした場合、該包装体のカールが大きい
という現象が見られた。包装体にカールが生じる
原因としては本体側フイルムとふた材フイルムと
の収縮率のアンバランスによる場合や、包装材と
して使われている複合フイルムの構成にある場合
等が考えられるが、前記構成の複合フイルムの場
合後者に起因している問題のように思われる。つ
まり包装体の置かれるふん囲気条件のうち、湿度
が高いと最外層のポリアミド樹脂の膨潤により包
装体は外側にカールし、湿度が低いとポリアミド
樹脂が脱水されて包装体は内側にカールする。つ
まり最外層のポリアミド樹脂層が外部ふん囲気条
件のうち、湿度に対しての依存性が大きいためカ
ールのない包装体を得るのが難しかつた。そこで
本考案者らは外部ふん囲気条件に左右されず、常
にカールがなく、かつバリア性、成形性、透明性
に優れた包装体を得るための本体側用の共押出し
による複合フイルムの構成として、最外層を吸湿
性の少ないエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物層とすると共に、湿度に対する寸法変化率の依
存性が大きいポリアミド樹脂層を透湿性の小さい
ポリオレフイン系樹脂接着層でサンドイツチする
ことによりカールのない包装体が得られることを
見い出した。
人の発明によるアイオノマー樹脂層/ポリアミド
樹脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
層/ポリアミド樹脂層よりなる複合フイルム(特
公昭52−34670)は使用実績が多く成形性、透明
性、ガスバリヤ性等の優れた共押出し複合フイル
ムであるが、該フイルムを成形し内容物が充てん
される所の本体側フイルムとし、ふた材とシール
し包装体とした場合、該包装体のカールが大きい
という現象が見られた。包装体にカールが生じる
原因としては本体側フイルムとふた材フイルムと
の収縮率のアンバランスによる場合や、包装材と
して使われている複合フイルムの構成にある場合
等が考えられるが、前記構成の複合フイルムの場
合後者に起因している問題のように思われる。つ
まり包装体の置かれるふん囲気条件のうち、湿度
が高いと最外層のポリアミド樹脂の膨潤により包
装体は外側にカールし、湿度が低いとポリアミド
樹脂が脱水されて包装体は内側にカールする。つ
まり最外層のポリアミド樹脂層が外部ふん囲気条
件のうち、湿度に対しての依存性が大きいためカ
ールのない包装体を得るのが難しかつた。そこで
本考案者らは外部ふん囲気条件に左右されず、常
にカールがなく、かつバリア性、成形性、透明性
に優れた包装体を得るための本体側用の共押出し
による複合フイルムの構成として、最外層を吸湿
性の少ないエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物層とすると共に、湿度に対する寸法変化率の依
存性が大きいポリアミド樹脂層を透湿性の小さい
ポリオレフイン系樹脂接着層でサンドイツチする
ことによりカールのない包装体が得られることを
見い出した。
本考案の複合フイルムの構成は、第1図のよう
にシール性樹脂層1、平衡水分率0.5%以下で且
つ透湿度5g/m2・24Hrs(ASTM E−96)以
下のポリオレフイン系樹脂接着層2、ポリアミド
樹脂層3、平衡水分率0.5%以下で且つ透湿度5
g/m2・24Hrs(ASTM E−96)以下のポリオ
レフイン系樹脂接着層4、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケンか物層5の順序で積層されたもので
ある。このうちシール性樹脂層1とはふた材6と
シールされる層の事であつて、一般的にはポリオ
レフイン系樹脂やアイオノマー樹脂が使われる。
この複合フイルムの構成上、包装体のカール防止
の点でポイントとなるのは最外層5を吸湿性の少
ないエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層と
すると共に、湿度に対する寸法変化率の依存性が
大きいポリアミド樹脂層3を透湿性の小さいポリ
オレフイン系樹脂接着層2及び4でサンドイツチ
することにより、ポリアミド樹脂層3へ吸湿を非
常に少なくしたことである。なおエチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン化物層の組成は、エチレン含
有率25〜75モル%、ケン化度90モル%以上のもの
であり、又ポリオレフイン系樹脂接着層は平衡水
分率0.5%以下の変性ポリオレフイン系のもので
あり、且つ透湿度5g/m2・24Hrs(ASTM E
−96)以下のものが望ましい。該当するものとし
ては、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチ
レン、エチレン−α−オレフイン共重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂にアクリル酸若しく
はメタクリル酸等の−塩基性不飽和脂肪酸、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸等の二塩基性不飽
和脂肪酸、もしくは二塩基性不飽和脂肪酸の無水
物即ち無水マレイン酸等を化学的に結合させて得
られたもの単体あるいは2種以上の混合物であ
る。本考案の共押出し複合フイルムの構成を前述
のようにしたのは、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物及びポリオレフイン系樹脂の湿度に対
する寸法変化率の依存性がポリアミド樹脂に対し
て著しく小さいという特徴を生かしたものであ
り、具体的にはポリアミド樹脂の湿度に対する平
衡水分率は第2図に見られるように、外部の相対
湿度に対して2〜12%程度変化し、その変化につ
れて寸法も0.5〜2.5%と大きな変化を生じるが、
本考案の構成による複合フイルムの場合最外層5
の平衡水分率は大きくても6%迄、接着層2及び
4の平衡水分率は0.5%以下と非常に小さい。こ
の結果本考案の共押出しによる複合フイルムは、
最外層がポリアミド樹脂層である従来の複合フイ
ルムに比べ包装体としてのカールがないため、商
品価値が高く店頭における陳列効果も良く、カー
ルした包装体に比べ販売促進効果がはるか高い。
更に本考案の構成による複合フイルムは共押出し
によつて作られているため、ドライラミネーシヨ
ンによつて得られたものに比べ成形性、透明性も
良く製造コストも優位である。
にシール性樹脂層1、平衡水分率0.5%以下で且
つ透湿度5g/m2・24Hrs(ASTM E−96)以
下のポリオレフイン系樹脂接着層2、ポリアミド
樹脂層3、平衡水分率0.5%以下で且つ透湿度5
g/m2・24Hrs(ASTM E−96)以下のポリオ
レフイン系樹脂接着層4、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケンか物層5の順序で積層されたもので
ある。このうちシール性樹脂層1とはふた材6と
シールされる層の事であつて、一般的にはポリオ
レフイン系樹脂やアイオノマー樹脂が使われる。
この複合フイルムの構成上、包装体のカール防止
の点でポイントとなるのは最外層5を吸湿性の少
ないエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層と
すると共に、湿度に対する寸法変化率の依存性が
大きいポリアミド樹脂層3を透湿性の小さいポリ
オレフイン系樹脂接着層2及び4でサンドイツチ
することにより、ポリアミド樹脂層3へ吸湿を非
常に少なくしたことである。なおエチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン化物層の組成は、エチレン含
有率25〜75モル%、ケン化度90モル%以上のもの
であり、又ポリオレフイン系樹脂接着層は平衡水
分率0.5%以下の変性ポリオレフイン系のもので
あり、且つ透湿度5g/m2・24Hrs(ASTM E
−96)以下のものが望ましい。該当するものとし
ては、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチ
レン、エチレン−α−オレフイン共重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂にアクリル酸若しく
はメタクリル酸等の−塩基性不飽和脂肪酸、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸等の二塩基性不飽
和脂肪酸、もしくは二塩基性不飽和脂肪酸の無水
物即ち無水マレイン酸等を化学的に結合させて得
られたもの単体あるいは2種以上の混合物であ
る。本考案の共押出し複合フイルムの構成を前述
のようにしたのは、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物及びポリオレフイン系樹脂の湿度に対
する寸法変化率の依存性がポリアミド樹脂に対し
て著しく小さいという特徴を生かしたものであ
り、具体的にはポリアミド樹脂の湿度に対する平
衡水分率は第2図に見られるように、外部の相対
湿度に対して2〜12%程度変化し、その変化につ
れて寸法も0.5〜2.5%と大きな変化を生じるが、
本考案の構成による複合フイルムの場合最外層5
の平衡水分率は大きくても6%迄、接着層2及び
4の平衡水分率は0.5%以下と非常に小さい。こ
の結果本考案の共押出しによる複合フイルムは、
最外層がポリアミド樹脂層である従来の複合フイ
ルムに比べ包装体としてのカールがないため、商
品価値が高く店頭における陳列効果も良く、カー
ルした包装体に比べ販売促進効果がはるか高い。
更に本考案の構成による複合フイルムは共押出し
によつて作られているため、ドライラミネーシヨ
ンによつて得られたものに比べ成形性、透明性も
良く製造コストも優位である。
第1図は本考案の複合フイルムを使用した包装
体の断面図。第2図は、湿度VS平衡水分率表。
体の断面図。第2図は、湿度VS平衡水分率表。
Claims (1)
- シール性樹脂層、平衡水分率0.5%以下で且つ
透湿度5g/m2・24Hrs(ASTM E−96)以下
のポリオレフイン系樹脂接着層、ポリアミド樹脂
層、平衡水分率0.5%以下で且つ透湿度5g/
m2・24Hrs(ASTM E−96)以下のポリオレフ
イン系樹脂接着層、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケンか物層の順序で積層されてなる複合フイル
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1161679U JPS6350120Y2 (ja) | 1979-02-02 | 1979-02-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1161679U JPS6350120Y2 (ja) | 1979-02-02 | 1979-02-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55113234U JPS55113234U (ja) | 1980-08-09 |
JPS6350120Y2 true JPS6350120Y2 (ja) | 1988-12-22 |
Family
ID=28826364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1161679U Expired JPS6350120Y2 (ja) | 1979-02-02 | 1979-02-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6350120Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-02 JP JP1161679U patent/JPS6350120Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55113234U (ja) | 1980-08-09 |
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