JPS6341166Y2 - - Google Patents

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JPS6341166Y2
JPS6341166Y2 JP1984099234U JP9923484U JPS6341166Y2 JP S6341166 Y2 JPS6341166 Y2 JP S6341166Y2 JP 1984099234 U JP1984099234 U JP 1984099234U JP 9923484 U JP9923484 U JP 9923484U JP S6341166 Y2 JPS6341166 Y2 JP S6341166Y2
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JP
Japan
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cosmetics
heat
packaging bag
water vapor
polyester
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JP1984099234U
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JPS6115144U (ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は香料を含有する化粧品用包装袋に関す
るものである。更に詳しくは、香料を吸着しにく
いヒートシーラントを使用することにより、香料
を含有する化粧品の内容物劣化を防止する包装袋
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、化粧品を軟包装材料でポーシヨン包装す
る場合、化粧品に接する内面層はヒートシールす
る必要から低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等が用いられてきた。しかし、こ
れらのポリオレフインは、香料を吸着し易いとい
う性質を有しており、化粧品中に含有されている
香料を吸着し、フレーバーレベルの低下を招くと
いう欠点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで本考案が解決しようとする問題点は、叙
上の従来の欠点を解消した化粧品用包装袋を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案者は、上記の問題点を解決すべく
検討の結果、基材の片面に水蒸気バリアー層、及
び1,4−シクロヘキサンジメタノールを含むグ
リコール成分と二塩基酸成分との縮重合によつて
生成される、90℃以下のビカツト軟化点を有する
ポリエステルよりなるヒートシール層を順次積層
してなる積層材よりなり、ヒートシール層面が内
側になるように製袋された化粧品用包装袋によれ
ば所期の目的を達成し得ることを見いだし、かか
る知見にもとづいて本考案を完成したものであ
る。
即ち、本考案の要旨は基材の片面に水蒸気バリ
アー層、及び1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルを含むグリコール成分と二塩基酸成分との縮重
合によつて生成される、90℃以下のビカツト軟化
点を有するポリエステルよりなるヒートシール層
を順次積層してなる積層材よりなり、ヒートシー
ル層面が内側になるように製袋された化粧品用包
装袋である。
以下、本考案につき、図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は第2図示のA−A線矢視断面図、第2図は
斜視図である。
本考案の化粧品用包装袋は基材1の片面に水蒸
気バリアー層2、及び1,4−シクロヘキサンジ
メタノールを含むグリコール成分と二塩基酸成分
との縮重合によつて生成される90℃以下のビカツ
ト軟化点を有するポリエステルよりなるヒートシ
ール層3を順次積層してなる積層材4を二枚、ヒ
ートシール層面が対向するように重ね合せ、三方
の開放端部をヒートシールしてなるものである。
而して、本考案において、基材1は包装袋に主
として強度を付与するもので、基材1として通
常、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリエステル、
二軸延伸ポリプロピレン、セロフアン、及びこれ
らに硝化綿、ポリ塩化ビニリデン等をコーテイン
グしたもの、或は紙等の大きな強度と耐熱性を有
する12〜25μ程度の厚さのフイルムなどを適用す
ることができる。この基材1には必要に応じて、
表或は裏に印刷が施される。
次に、水蒸気バリアー層2は包装袋に水蒸気バ
リアー性を付与し、被包装物の芳香成分が外部へ
逸散するのを防止する作用をするものである。水
蒸気バリアー層2としては密度0.90〜0.96程度の
ポリエチレン、ポリプロピレン、線状低密度ポリ
エチレンなどのポリオレフイン(厚さ20〜80μ程
度)又はアルミニウム箔又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンとアクリル酸エステル、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステル等との共重合
体、アイオノマー、ポリ塩化ビニリデンを適用し
得る。
次に、ヒートシール層3は1,4−シクロヘキ
サンジメタノールを含むグリコール成分と二塩基
酸成分との縮重合によつて生成されるポリエステ
ルよりなるものである。ここにおいて、1,4−
シクロヘキサンジメタノール以外のグリコール成
分は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール等で、実際にはエチレングリコールが主
体となる。グリコール成分の一部の1,4−シク
ロヘキサンジメタノールは生成されるポリエステ
ルに低温シール性を付与するものである。一方、
二塩酸成分はイソフタル酸、フタル酸、アジピン
酸、セバチン酸、コハク酸、シユウ酸等である。
また、ビカツト軟化点とはASTMD−1525によ
り測定されるものであり、90℃以上では、軟包装
材料のヒートシーラントとして適当な低温シール
性を有することができない。
このようなポリエステルとしては、米国イース
トマン・ケミカル州のKodavPETG6763があ
る。ヒートシール層3の厚さは10〜50μが好まし
い。
基材1、水蒸気バリアー層2、及びヒートシー
ル層3の各層は通常ドライラミネーシヨンや押出
ラミネーシヨンによつて積層される。
〔作用〕
本考案において、水蒸気バリアー層2によつて
被包装物の芳香成分が外部へ逸散することが完全
に防止され、又、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールを含むグリコール成分と二塩基酸成分との
縮重合によつて生成される、90℃以下のビカツト
軟化点を有するポリエステルよりなるヒートシー
ル層3は香料を吸着しないのでフレーバーレベル
が良好に保持される。
又、ヒートシール層3は低温シールできるのみ
ならず、ヒートシール性は極めて良好であり、十
分な耐圧縮強度を備えた、液漏れすることのない
包装袋を形成し得る。
〔実施例〕
以下に実施例により説明する。
実施例 厚さ15μの二軸延伸ナイロンフイルム、40μの
低密度ポリエチレンフイルム、Kodav
PETG6763からなる30μのポリエステルフイルム
を順次、ウレタン系樹脂を接着剤としてドライラ
ミネートした。
また、同様に厚さ15μの二軸延伸ナイロンと、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量
7重量%)からなる60μのフイルムをドライラミ
ネートして、対照品とした。
120mm×105mmの大きさのフイルムを5mm巾ノン
ヒートシールし、下記のような化粧水配合物を10
ml充填した。
ミヨウバン 1.0% 硫酸亜鉛 0.3% グリセリン 5% 水 93.7% メチルフエニルカルビニル−アセテート(香
料) 適量 370℃、24時間放置後の香料を分析した。充填
前の量を100とすると、本考案の包装材料は97、
対照品は84であつた。
また、同様に、下記のような液体シヤンプー配
合物を10ml充填し、100Kgの荷重をかけて破袋ま
での時間を測定したところ、本考案の包装材料は
100時間経過後も破袋しなかつたが、対照品は、
6時間18分で破袋した。
ラウリル硫酸ナトリウム 25.0% ジエチレングリコール−モノステアレート
2.0% 水酸化ナトリウム 0.75% ステアリン酸 5.0% 水 67.25% シンナミル−アセテート 適量 〔考案の効果〕 以上、詳記した通り、本考案の化粧品用包装袋
は香料のフレーバーレベルを良好に保持して化粧
品を密封包装することができる利点を有する。
又、本考案の化粧品用包装袋は十分な耐圧縮強度
を有し、外圧によつて加圧されても液漏れが生ず
ることがなく、多量の界面活性剤を含有する液体
シヤンプーなどの化粧品の包装袋として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は第2図示のA−A線矢視断面図、第2図は
斜視図である。 1……基材、2……水蒸気バリアー層、3……
ヒートシール層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材の片面に水蒸気バリアー層、及び1,4−
    シクロヘキサンジメタノールを含むグリコール成
    分と二塩基酸成分との縮重合によつて生成され
    る、90℃以下のビカツト軟化点を有するポリエス
    テルよりなるヒートシール層を順次積層してなる
    積層材よりなり、ヒートシール層面が内側になる
    ように製袋された化粧品用包装袋。
JP9923484U 1984-06-30 1984-06-30 化粧品用包装袋 Granted JPS6115144U (ja)

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JP9923484U JPS6115144U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 化粧品用包装袋

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JP9923484U JPS6115144U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 化粧品用包装袋

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Publication Number Publication Date
JPS6115144U JPS6115144U (ja) 1986-01-29
JPS6341166Y2 true JPS6341166Y2 (ja) 1988-10-27

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ID=30658743

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Publication number Publication date
JPS6115144U (ja) 1986-01-29

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