JPH0428368A - l―メントール含有医薬品の包装体 - Google Patents

l―メントール含有医薬品の包装体

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JPH0428368A
JPH0428368A JP2135625A JP13562590A JPH0428368A JP H0428368 A JPH0428368 A JP H0428368A JP 2135625 A JP2135625 A JP 2135625A JP 13562590 A JP13562590 A JP 13562590A JP H0428368 A JPH0428368 A JP H0428368A
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JP
Japan
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menthol
resin layer
enclosing
medicine
package
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JP2135625A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Tsunoda
裕孝 角田
Kazuki Yamada
一樹 山田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、!−メントールを含有する医薬品を被包する
包装体に関する。
〔従来の技術〕
従来、β−メントールは、鎮痛剤、止痒剤等の医薬品に
含有されて用いられている。
このようにl−メントールを含有する医薬品は、使用の
用途に応じて液体、半流動体、固形物等種々の形態にさ
れ、プラスチック包材(容器を含む)またはプラスチッ
ク積層アルミニウムなどの個包装に収納され市場に提供
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の一般的なプラスチック包材では、
医薬品中の!−メントールの含有率が経時的に減少する
という問題が生じており、医薬品中の!−メントールの
吸着を極力減少させる包材の開発か要望されるに至って
いる。
このような実情に鑑み、本発明は包材に収納されたまま
保存される医薬品中のβ−メントールの含有率が経時的
に減少するを極力押さえることかできるl−メントール
含有医薬品の包装体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明は、β−メントールを含
有する医薬品を被包する包装体であって、前記医薬品と
接しうる前記包装体の内面にポリエステル系樹脂層を設
けるように構成した。
〔作用〕
本発明の!−メントール含有医薬品の包装体は、医薬品
と接しうる包装体の内面にポリエステル系樹脂を設けて
いるので、被包される医薬品中の!−メントールの経時
的減少は極めて少ない。また、防湿効果および生産性に
も優れる。
〔実施例〕
本発明の4−メントール含有医薬品の包装体1を第1図
および第2図に基づいて説明する。
本発明の包装体1は第2図に示されるように、内容物を
被包できるような例えは袋体構造をなし、内容物として
は!−メントール含有医薬品7を対象としている。!−
メントール含有医薬品7は、鎮痛剤、止痒剤等としての
l−メントールが含有された全ての医薬品を含む概念で
ある。
包装体1は、例えば、第2図に示されるように、シート
状の包装用材(以下、単に包材と称する)10.10を
2枚重ねて合わせて、その周縁をヒートシールすること
により形成され、その包装体の医薬品と接しうる内面に
は第1図に示されるように、ポリエステル系の樹脂層2
か設けられる。
このポリエステル系樹脂層2は、ガラス転移温度が40
°C以上であって、結晶化度10%以下の非晶性ないし
低結晶性の変性ポリエチレンテレフタレート樹脂を含有
する。
このような変性ポリエチレンテレフタレート樹脂は、エ
チレングリコールとテレフタル酸とを主成分とし、該主
成分に対する共重合成分として、エチレングリコール以
外の多価アルコール及び/又はテレフタル酸以外の多価
カルボン酸を利用して得られた共重合体からなるポリエ
ステル樹脂、具体的には、酸成分の1部がイソフタル酸
、ジフェニルジカルボン酸、トリメリット酸、アジピン
酸、セバシン酸等に置き換えられている変性ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂や、エチレングリコール成分の1
部がジエチレングリコール、プロピレングリコール、1
,4−シクロヘキサンジメタツール、トリメチロールプ
ロパン等に置き換えられている変性ポリエチレンテレフ
タレート樹脂、あるいは、前記変性ポリエチレンテレフ
タレート樹脂とポリエチレンテレフタレート樹脂との混
合樹脂等によって形成される。
前記変性ポリエチレンテレフタレート樹脂の具体例は、
エチレングリコールとイソフタル酸とテレフタル酸、1
,4−シクロヘキサンジメタツールとニレチングリコー
ルとテレフタル酸、プロピレングリコールとイソフタル
酸とテレフタル酸等による組み合わせの共縮合重合体か
らなるポリエステル樹脂や、前述のテレフタル酸とエチ
レングリコールとをベース原料としてポリエステル樹脂
を重合する際に、酸成分の1部にトリメリット酸のよう
な3価のカルボン酸を利用したり、あるいは、アルコー
ル成分の1部にトリメチロールプロパン等の3価のアル
コールを使用したり、さらには、アルコール成分の1部
と酸成分の1部とに、3価のカルボン酸と3価のアルコ
ールとを利用して得られる共重合ポリスチル樹脂である
なお、酸成分中の脂肪族ジカルボン酸成分が1−0重量
%以上になっているような変性ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂で形成される樹脂層は、l−メントールの非吸
収性が低下するので好ましくない。このような変性ポリ
エチレンテレフタレート樹脂を含有する本発明のポリエ
ステル系樹脂層2の厚さは、5〜50μm1より好まし
くは20〜40μmとされる。この値が5μm未満とな
ると、厚みの均一な精度の良い樹脂層が得られず、安定
したヒートシールが得られないという不都合が生じ、こ
の値が50μmを越えるとコスト的にも高くなり、また
フィルムの腰が強くなり、風合的にも望ましくないとい
う不都合が生じる。
このような樹脂層2の上(外方)には、第2図に示され
るようにバリア層4が設層される。バリア層4は、主に
ガスバリヤ性や水蒸気バリア機能を有するアルミニウム
箔等が用いられる。厚さは、通常、7〜20μm程度と
される。
このようなバリア層4の上(外方)には、支持体層6が
設層される。支持体層6は、主に、包材の強度を持たせ
たり、印紙等に供するために用いられ、具体的には、延
伸ポリエステル(OPET)、延伸ポリプロピレン(o
−pp)、あるいはセロファン等が挙げられる。
なお、前記樹脂層2とバリア層4との間には、下記に示
されるような中間層を設けることが好ましい。すなわち
、中間層としてポリブチレンテレフタレート樹脂もくし
は、ポリカーボネート樹脂層、もしくは接着性ポリオレ
フィン系樹脂層とポリオレフィン系樹脂層、もしくは、
カルボキシル基を有するポリオレフィン系樹脂層であっ
て前記樹脂層2との当接面側に予めコロナ放電処理がな
された層等を設けることが好ましい。
このような中間層を設けた場合には、本発明の包装体の
形成に際し、前記樹脂層2同士が熱接着されるヒートシ
ール部のシール強度および耐衝撃性は各段と向上する。
なお、本実施例では、フィルムをヒートシールにより融
着させて作製した包装体を例にとって説明したが、包装
体の構成はこれに限ることなく、真空成形により所定の
形状に成形された包装体等種々のものに適用され得るこ
とは言うまでもない。
上述してきた本発明を、以下に示す具体的実施例に基づ
いてさらに詳細に説明する。
実験例 支持体層6としての2軸延伸ポリエステルフイルム(1
5μm)と、バリア層4としてのAA箔(9μm)とを
ウレタン系接着剤でドライラミネートシた積層剤を包装
剤用基材(以下、基材aと称す)として用意した。
この基材aのAA箔面に下記に示されるような包装体内
面を構成する種々の樹脂層を設け、種々の包装用材サン
プル(以下、包材サンプルと称す)を作製した。
包材サンプル1(本発明) 前記基材aのAI箔面にウレタン系接着剤を塗布した後
、該塗布面に対して、ガラス転移温度が71℃の変性ポ
リエチレンテレフタレート樹脂(三井デュポンケミカル
(株)・シーラーPTX207)をポリエステル系樹脂
層2として設けた。
樹脂層2の厚さは40μmとした。
包材サンプル2(本発明) 前記包装サンプル1のポリエステル系樹脂層2の材質を
、ガラス転移温度81℃の変性ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂(イーストマンコダック社:PETG  67
63)に変えた。
それ以外はサンプル1の場合と同様にした。
包材サンプル3(比較例) 前記包装サンプル1のポリエステル系樹脂層2の材質を
、ガラス転移温度−20℃の変性ポリエチレンテレフタ
レート樹脂(東洋紡(株):バイロンGM  900)
に変えた。
それ以外はサンプル1の場合と同様にした。
包材サンプル4(比較例) 前記包装サンプル1のポリエステル系樹脂層2の材質を
、低密度ポリエチレン樹脂(三井石浦化学工業(株):
ミララン16P)に変えた。それ以外はサンプル1の場
合と同様にした。
包材サンプル5(本発明) 前記包材サンプル1のポリエステル系樹脂層2の厚さを
20μmとし、この樹脂層2とAI箔との間に中間層と
してポリブチレンフレフタレート樹脂(ポリプラスチッ
ク(株):ジュラホックスPP600)を20μmの厚
さに設けた。
なお、樹脂層2と中間層は、共押し出し加工により共押
フィルムとして成形して中間層がAA箔面と接するよう
にウレタン系接着剤でドライラミネートして積層した。
包材サンプル6(本発明) 前記包材サンプル5の中間層をポリカーボネート樹脂(
三菱ガス化学(株)・ニーピロン5200)とした。
それ以外はサンプル5の場合と同様にした。
包材サンプル7(本発明) 前記包材サンプル4の中間層を、1−0μm厚のポリオ
レフィン系樹脂(三井石浦化学工業(株)アト?−3F
−600)と、10μm厚のポリオレフィン系樹脂(三
井石油化学工業(株):ミララン16P)との積層体に
変えた。それ以外はサンプル5の場合と同様にした。な
お、Aβ箔面との接合面はミラソン16Pとした。
包材サンプル8(本発明) 前述の積層材の基材aのA/箔面に、前記積層フィルム
を、AI箔面とカルボキシル基を具備するポリオレフィ
ン系樹脂(三井デュポンポリケミカル(株)二二ューク
レル AN4213C)20μmをエフトルージョンコ
ート法により積層しなから、熱圧接着することによって
積層体を得た。
次いで、カルボキシル基を具備するポリオレフィン系樹
脂のフィルムの片面にコロナ放電処理を付し、該コロナ
放電処理面に、ガラス転移温度が71℃の変性ポリエチ
レンテレフタレート樹脂(三井デュポンポリケミカル(
株) シーラーPTX207)による厚さ20μmの樹
脂層を、直接押し出し積層し、包材サンプル8を得た。
このような種々の包材サンプル1.〜8をもちいてヒー
トシールによって50 mm X 40 mmの三方シ
ールパウチを成形した。
得られた三方シールパウチにl−メントール含有製剤]
−〇gを充填した後、開口部をヒートシールによって封
緘し、密封包装体サンプルを得た。
このような種々の密封包装体サンプルを37°Cの雰囲
気中に60日間放置した後に開封し、医薬品中に含有さ
れているl−メントールの初期濃度の保持率をガスクロ
マトグラフィーで定量した。
結果を下記表1に示す。
表1 〔発明の効果〕 上記表1−の結果より本発明の効果は明らかである。
すなわち、本発明のl−メントール含有医薬品の包装体
は、医薬品と接しうる包装体の内面にポリエステル系樹
脂を設けているので、被包される医薬品中のl−メント
ールの経時的減少は極めて少ない。また、防湿効果およ
び生産性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は包装用材の部分断面図、第2図は包装体の縦断
面である。 1・・・包装体、2・・・ポリエステル系の樹脂層、4
・・バリア層、6・・・支持体層、7・・・l−メント
ール含有医薬品、10・・・包装用材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、l−メントールを含有する医薬品を被包する包装体
    であって、 前記医薬品と接しうる前記包装体の内面にポリエステル
    系樹脂層を設けることを特徴とするl−メントール含有
    医薬品の包装体。 2、前記ポリエステル系樹脂層は、ガラス転移温度が4
    0℃以上の非晶性ないし低結晶性の変性ポリエチレンテ
    レフタレート樹脂を含有することを特徴とする請求項1
    記載のl−メントール含有医薬品の包装体。 3、ポリエステル系樹脂層の厚さが、5〜 50μmであることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のl−メントール含有医薬品の包装体。
JP2135625A 1990-05-25 1990-05-25 l―メントール含有医薬品の包装体 Pending JPH0428368A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5082729A (en) * 1987-10-19 1992-01-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium for a video tape recorder and a method for preparing the same
JP2015054470A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 大日本印刷株式会社 非吸着性シーラントフィルム
JP2015066801A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 非吸着性シーラントフィルム及びそれよりなる包装材用積層体
JP2015066799A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 包装材用積層体
JP2015066802A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 非吸着性シーラントフィルム及びそれよりなる包装材用積層体
JP2015066800A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 包装材用積層体
JP2019001920A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 住友ベークライト株式会社 樹脂フィルム、積層フィルム及び包装体

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